7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

5月19日(木) その1

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。1年生のそら豆のさやむきに続き、食育の一環として毎年実施しています。
 まず、栄養士さんから、グリンピースについての話を聞きました。グリンピースの豆は知っていても、さやつきの状態を見たことがある子は少ないのではないでしょうか。いろいろな豆類のさやの状態を写真で見せてもらいました。そら豆やインゲンマメ、絹サヤエンドウ、スナップエンドウ、枝豆と、同じ豆類にも様々な形や大きさのさやがあることが分かりました。
 グリンピースは、サヤエンドウよりも成長した状態で、熟す前のエンドウをむき実にして食べる仲間の1つです。年中出回っているのは、缶詰や冷凍品などが使われています。畑で収穫されるのは、ちょうど今が旬です。今の時期のとれたてのグリンピースは、ほっくりとして、香りも甘みも格別なものです。
 子ども達がさやを2つに割ると、中から行儀よく並んだつやつやのグリンピースが顔を出しました。そら豆のさやむきよりも簡単に豆を取り出すことができますが、グリンピースは真ん丸でコロコロと転がってしまうので大変です。何人もの子が、転がって行ったグリンピースを追いかけていました。(写真上)
 給食では、グリンピースご飯として味わいました。自分たちの手でさやむきをした2年生の子ども達にとっては、とってもおいしく感じられたことでしょう。先週、1年生のそら豆のさやむき体験があったので、土曜日にスーパーでさやつきのそら豆を買ってみました。家でそら豆くんのベッドを確かめながらさやをむき、塩ゆでにして味わいました。グリンピースも今が旬なので、スーパーなどでさや付きのものを手に入れることができそうです。
 3校時に、5年1組の授業観察がありました。社会科で学習している「自然条件と人々のくらし」の沖縄県についての授業でした。一年中気温が高いことや、台風がたくさん上陸する気候から、どのようなくらしの特徴があるのかを調べていく内容でした。特に、沖縄県の住まい(建物のつくり)に着目して、人々のくらしの工夫について考えていきました。
 沖縄県の代表的な家屋として提示された写真は、鉄筋コンクリートの建物でした。屋根の部分は平らで、東京で見られる屋根の三角部分がありません。また、窓には格子がついていたり、屋上にタンクのようなものが見えます。子ども達は、自分の考えをさらにグループ内で広げながら、台風の強風に備えた工夫であることを学び取っていきました。(写真下)
 ちなみに、なぜ給水タンクが各家庭にあるのかというと、沖縄県の水不足に理由があるようです。台風が多く雨も多いはずなのに、なぜ水不足になるのでしょうか? 一つは、沖縄県の川は短く、降った雨がすぐに海に流れ出てしまうことが挙げられます。さらに、都市化が進み、人口が増えたことも理由の一つのようです。雨水をろ過して、飲料水以外の水として利用するタンクのようです。

5月18日(水)

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 今日から、1学期の授業観察が始まりました。授業観察は、校長と副校長が各担任や専科教員の授業を1時間ずつ見に行き、指導・助言をすることで授業力の向上を図る取り組みです。旭町小では、毎学期全教員に1回ずつ実施しています。
 1校時は、6年1組の社会科の授業を見に行きました。「裁判所のはたらき」の学習をしていました。昔から6年生の社会科は、縄文時代の頃を中心とした歴史の学習から始めていました。2年前に新しい教科書に替わってから、政治の学習を先に行うようになりました。今年の6年生も、歴史の学習がスタートするのは、1学期の後半からになります。
 今日の授業では、裁判所の種類を知るとともに、三審制の役割について子ども達に考えさせていました。裁判所の種類については、最初にNHKの動画資料から学びました。簡易裁判所、家庭裁判所、地方裁判所があり、さらにその他に高等裁判所と最高裁判所があります。また、1つの事件につき、3回まで裁判を受けることができるしくみを「三審制」ということも学びました。(写真上)
 三審制は、公正で慎重な裁判を行うとともに、裁判の誤りを防いで人権を守るという目的があります。授業の後半は、なぜ日本の裁判が三審制になっているのかをテーマに話し合いをしました。どのグループも、子どもなりによく考えて意見を出していました。また、教科書や資料集には裁判員制度についても掲載され、指導内容に加わっています。
 6年1組の教室は、いつも入ると懐かしさを感じます。かつて旭町小で担任をしていた時は、よくこの教室で授業をしていたことを思い出します。窓から見える景色は、昔と大きく変わっていません。すぐ近くにタイザンボクの木があり、教室の窓から見下ろすことができます。すでに、ところどころに大きな白いつぼみが見える時期になりました。
 2校時は、3年1組の教育アドバイザー訪問の授業がありました。初任から3年次までの教員の研修として、年間に何回かアドバイザー訪問があります。研修の一つと位置付け、授業観察を通じて指導や助言をしていただきます。
 今年度は、本校の前校長である道山先生が、旭町小のアドバイザーを担当することになっています。道山先生が来校されるのは、2月の展覧会以来です。さっそく3年1組の教室に入ると、子ども達が道山先生の周りに寄ってきました。1年生の頃と比べて大きく成長した子ども達を、目を細めてご覧になっていました。
 さて、授業は国語の「もっと知りたい、友だちのこと」という単元の学習でした。「話すこと・聞くこと」についての学習単元です。導入として、朝のスピーチを例に示しました。2人が前に出て、小鳥のことや好きなキャラクターについてスピーチをしました。発表内容は良かったのですが、聞いていた子ども達は、当然のことながら「もっと知りたいな…」と思ったことがそれぞれにあります。そこで、「さらに知りたいと思ったことを考えて質問しよう」というめあてで学習を進めていくことになりました。
 話すことと聞くことは、全ての授業での基本となる活動です。今日の授業の中でも、周りの友だちと話し合って意見交換をする活動が取り入れられていました。きちんと向き合って話し合いができる雰囲気がすばらしいなと思いました。(写真中)
 中休みに、全校児童が校庭に出て、クラスごとに大なわ跳びに取り組みました。今週は、大なわ跳び週間です。中休みに毎日取り組む計画でしたが、おとといと昨日は雨のために中止となってしまいました。しかしその分、体育の時間を使って練習しているクラスが増えてきました。
 今日は、久し振りに青空の中休みになりました。真っ先に校庭に出てきて練習を始めていたクラスがありました。なわを回す先生も気合いが入っています。開始の合図が一斉にかかり、時間内で何回跳べたかを毎日運動委員が記録をとっていきます。クラスの最高記録が出たのか、「やめ!」の合図がかかると同時に歓声が聞こえました。明日以降も続け、最後の記録は来週月曜日にとる予定です。(写真下)

5月17日(火)

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 物語教材は、国語の授業において、子ども達に最も興味・関心のある内容です。1年生が、国語の授業で初めて習う物語文は、「はなのみち」(岡 信子 著)です。1組では、今日から学習が始まりました。(写真上)
 「はなのみち」の学習では、語のまとまりに気を付けて音読したり、場面の様子に着目して、登場人物の行動を想像しながら読む力を身に付けさせることをねらいとしています。それだけに、教科書の挿絵がとても重要な役割をもっています。挿絵を見ることにより、子どもなりにその場面の想像が大きくふくらんでいきます。
 物語は、くまさんが袋を見つけたところから始まります。・・・くまさんは、「なにかな?」と思って、友だちのりすさんに聞きに行くのですが、行く途中で袋に穴が開いていたため、中身を落としてきてしまいます。しかし、くまさんは、袋に穴が開いていたことに気づいていません。暖かい風が吹き始め、花の一本道ができました。・・・というお話です。
 物語では、詳しい描写がない分、その表現していない部分を読み取る必要があります。それこそが物語を読み取る楽しさです。そして、表現されていない見えない部分を読み取ることで感動が生まれていきます。
 「どうして花の道ができたのかな?」と聞いて、最初は分からない子がいるかもしれません。でも、何度も音読するうちに分かってくるのではないでしょうか。繰り返し音読をすることの大切さを感じます。
 先週、「節度・節制」の内容項目で行われた、6年生の道徳の授業についてお伝えしました。今日は、4年2組で「目覚まし時計」という資料を使った道徳(節度・節制)の授業が行われていました。
 主人公のよし子は、進級祝いにもらった目覚まし時計をきっかけに「生活のきまり」をつくり、守ろうと努めていました。ところが徐々に守れなくなり、とうとうある日、寝不足から全校朝会の時に気分が悪くなってしまいます。よし子の言動を追いながら、保健室のベッドに横たわるよし子の心情に視点を当てて、時間を守ることや節度のある生活をすることの大切さについて、深く考えさせていくという内容です。
 「節度・節制」は、子ども達に最も身近な道徳的実践力でありながら、実際の行動に移すのが難しい内容でもあります。「わかっちゃいるけど…」という気持ちで、ついつい自分のやりたいこと(先週の6年生の授業ではゲームでしたが、今回はテレビに夢中になった内容です。)に気持ちが流れてしまいます。しかし、これは大人にとっても永遠の道徳の課題なのではないでしょうか。食べ過ぎや飲み過ぎは、大人の「節度・節制」の無さからくるものです。
 ところで、道徳の授業では、導入の後に教師が資料の範読をします。子ども達の心に残るように、ゆっくりとていねいに本文を読み聞かせることが重要です。(写真中)
 1年生が、学年全員で体育の授業を行っていました。新体力テストの種目である「反復横跳び」の練習をしていました。反復横跳びは、体の敏捷性を測定する種目です。中央ラインの両側に、平行な100cm間隔のラインを引き、両足のステップでラインを何回またぐことができるかを測定します。時間は20秒間で、サイドステップにより、ラインをまたいで越すか踏むようにしなければ得点になりません。1年生の全国平均は、27〜28回です。
 1年生は、人と同じように動くことはできますが、自分の限界までどんどん挑戦させるのは、練習を繰り返さないと難しいところがあります。他の種目も含めて、本番までに何度かやり方を理解させ、練習を積んでおくようにします。(写真下)

5月16日(月)

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 4年生の音楽の時間に、箏を使った授業が行われていました。音楽の教科書に、「歌唱共通教材」というものがあるのをご存知でしょうか? どこの会社の教科書にも載せて、必ず指導するように指定されている歌が「歌唱共通教材」で、それぞれの学年に決められた何曲かがあります。
 現在の教科書では、4年生の歌唱共通教材は、「さくらさくら」、「もみじ」、「とんび」、「まきばの朝」の4曲です。選ばれている基準は、「我が国で長く歌われ親しまれている歌曲のうち、我が国の自然や四季の美しさを感じ取れるもの又は我が国の文化や日本語のもつ美しさを味わえるもの」・・・ということのようです。
 4年生の授業では、「さくらさくら」を取り上げて指導していました。そして、旭町小には箏が何台かあるので、子ども達が日本の伝統楽器に親しむとともに、全員が箏を演奏できるように練習していきます。(写真上)
 教科書には、箏の説明が書いてあるページがありました。箏は、1300年前頃に中国から伝わった楽器です。箏全体を竜の姿にたとえて、「竜頭」や「竜角」「竜尾」などの名前が各部分に使われています。
 2年生は、算数の時間に、たし算に続いて引き算の筆算の学習をしています。1組では、2桁−2桁の筆算で、繰り下がりがある場合についての学習をしていました。「47−18」の筆算場面でした。・・・一の位の7から8は、引くことができません。そこで、十の位から「10」を繰り下げてきます。そうすると一の位は17となり、17−8=9と計算することができます。
 小学校では、筆算での計算ミスを少なくするために、「補助数字」を書くように指導しています。たし算の筆算の時に、繰り上がりを小さく「1」と書いたように、引き算の筆算でも補助数字の約束を子ども達と決めて指導します。十の位の「4」は、一の位に「10」繰り下げたので、「3」になります。そこで「4」に斜線を入れ、その上に「3」と書かせます。さらに、繰り下げた10を一の位の上に「10」と書かせたり、一の位の7の左側に「1」を書かせて「17」に見えるようにさせたりと、補助数字の書かせ方はいろいろあります。(写真中)
 ただし、計算の誤りが少なくなれば良いことで、補助数字を必ず書かなければならないというわけではありません。一般的に、子ども達が計算に慣れていくまでは、きちんと補助数字を書かせるように指導した方が良いとされています。(これは、高学年の分数の約分などにも言えることです。)
 4年生は、理科の時間に「季節と生物」の学習をしています。四季を通じて、気温の変化とともに動植物がどのような生態や成長をしていくのかを調べていきます。
 4年生は、植物教材として、ヘチマとツルレイシを育てていきます。今日は、2組の教室でそれぞれの種の観察をしていました。どちらも同じくらいの大きさの種ですが、ヘチマは平べったくて黒い種です。一方のツルレイシは、薄茶色でごつごつとした種でした。(写真下)
 今後、各自で牛乳パックを鉢代わりにして種をまき、成長の様子を観察していきます。(学年でツルレイシの苗はすでに購入していて、校庭の西側の学年園に植え付けてあります。)ちなみに、ツルレイシというのは、一般的に「ゴーヤ」や「ニガウリ」と呼ばれる植物です。沖縄料理の「ゴーヤチャンプルー」があまりにも有名になり、その呼び方が全国的に広まりましたが、正式には「ツルレイシ」と言うようです。つる性の植物であることから、夏の日差しをさえぎるための「緑のカーテン」として利用されるようにもなりました。

5月13日(金)

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 3年生は、算数の時間に「わり算」の学習をしています。2年生の2学期に、かけ算(九九)の勉強してきましたが、わり算は初めて習う学習です。
 教科書に、2つの文章題があります。「6個のあめを、2人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか。」「6個のあめを、1人に2個ずつ分けると、何人に分けられますか。」・・・どちらもわり算の式が立てられ、「6÷2=3」で答えを求めることができます。しかし、同じわり算でも意味が全く異なってきます。具体物(おはじき)を操作して2つの文章題を考えさせてみるとよく分かります。
 わり算には、2つの考え方があります。1人分が何個かを求めるわり算は、「等分除」と言います。そして、何人に分けられるかを求めるわり算は、「包含除」と言います。もちろん、等分除や包含除という言葉を子ども達に教えるわけではありませんが、同じ「÷」の記号を使った計算でも、意味が異なるということを指導します。
 わり算は、4年生以上の算数の中で、多くの学習に関係してきます。単位量あたりの大きさや割合を求める問題、平均を求める学習にもわり算がつながっていきます。(写真上)
 5年生は、理科の時間に「植物の発芽と成長」の学習をしています。2組の教室では、まず「発芽に必要な条件」について考えさせていました。種から芽が出ることを「発芽」と言います。子ども達は、その発芽のために何が必要であると考えたでしようか? (写真中)
 「適度な温度」、「空気」、「水」、「日光」、「肥料」、「土」の6つが子ども達から出されました。(なかなか順当な考え方です。)次は、それらの条件が発芽に必要かどうかを調べるための実験方法を考えさせていきます。発芽の実験に使用するのは、インゲンマメの種子です。大きくて発芽の様子が分かりやすいので、昔から5年生の理科でよく使われてきました。
 5年生の理科では、「比較対照実験」の考え方が様々な単元を通して出てきます。その最初となるのが今回の実験です。比較対照実験は、2つの実験を同時に行い、結果を比較して結論を導くという考え方です。例えば、発芽に必要な条件として「水」について調べる場合には、水をあげる方とあげない方の2つの実験を用意します。その場合、その他の条件(光や空気、土など)は、どちらも一緒にすることが重要です。この考え方が分かってくるのが5年生の発達段階です。科学的な思考の第一歩になります。
 ここでみなさんに問題です。2組の子ども達から予想として挙げられた6つの条件のうち、発芽に必要なものはどれでしょう・・・3つあります。
 6年1組では、家庭科の時間に、調理実習の計画づくりを行っていました。4月から、家庭科の時間に「朝食の役割」について学習してきました。そこで次は、「炒める調理で朝食のおかずを作ろう」という実習に結び付けていきます。5年生の時は、ゆでる調理について学習しました。6年生では、炒める調理を行います。炒め物は、朝食などの時間がない時でも短時間で調理でき、野菜のかたさや味、色、香りがよくなります。また、かさを少なくして、たくさん摂取することができます。
 1組では、来週の家庭科の時間に「野菜のいろどり炒め」の調理実習を行うようです。当日、どんな調理器具を準備したらよいかについて、みんなで話し合っていました。包丁、まな板、フライパン、さいばし・・・と考えていくと、事前に様々な器具を用意してから調理に取りかからなければならないことが見えてきました。(写真下)

5月12日(木) その2

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 4年1組で、「絵はがきと切手」という資料を使った道徳の授業が行われていました。友だちを大切にするということについて考えさせる「友情・信頼」に関する道徳の授業でした。「友情」は、子ども達にとってとても身近なテーマです。しかし、ただ単に仲良しであることが「友情」ではありません。そこを考えさせる内容でした。(写真上)
 ・・・主人公のひろ子に、転校した仲よしの正子から料金不足の絵はがきが届きます。ひろ子は、正子に料金不足であったことを教えるかどうか迷います。そして、「正子なら、きっとわかってくれる」と、友達を信じることの大切さに気付いて、手紙を書き始めます。
 授業の中で、自分だったら料金不足だったことを伝えるかどうかについて、手を挙げさせていました。「伝える」と手を挙げた子が多数いて、「伝えない」に手を挙げた子は数名でした。実際に自分だったら…と考えさせることは、道徳の授業ではとても大切なことです。しかし、本当にその立場にならなければ、真の自分の心は見えてこないかもしれません。実際は、「伝えない」という子がほとんどになるのではないでしょうか。大人を相手にこの授業をしてみたいものです。親しい間柄だったら、料金不足のことを伝えるでしょうか? 少なくとも私はできません。
 しかし、資料の中のひろ子は手紙を書き始めました。どういう気持ちでそういう行動ができたのかを考えさせます。そして、本当の友達とは表面的な仲のよさだけでなく、互いに注意し合ったり、意見を言い合ったりすることのできる関係であることに気づかせていきます。
 4校時に、3年1組の音楽の授業がありました。「茶つみ」の歌の学習をしていました。この歌は、誰もが知っている日本の歌であり、文部省唱歌として親しまれてきました。(作詞作曲は不詳となっています。)
 まず、歌の意味を指導しなければなりません。歌は、「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る」で始まります。八十八夜について、まず教えていました。立春から数えて88日目を指しているので、毎年5月2日頃がこの日にあたります。八十八夜を過ぎると、すぐに立夏を迎えます。(今年は5月6日でした。)それで、「夏も近づく〜」というわけです。
 続いて歌は、「あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきにすげの笠」となります。あかねだすき(茜襷)とすげ(菅)の笠については、茶摘み娘の写真を見せて説明していました。今では観光用で衣装が使われることが多いと思いますが、昔は女性がお茶の葉を摘む時の服装として使われていました。(写真下)
 昨日は5年生が調理実習でお茶をいれていましたが、今の子ども達は茶葉を見たことがない子がいるかもしれません。音楽専科の先生が、実際に煎茶の茶葉を用意して子ども達に見せてから「茶つみ」の歌の指導を行っていました。

5月12日(木) その1

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 1校時に、1年生が「そら豆のさやむき体験」を行いました。給食の食材として納品されたそら豆を使い、1年生にさやむきを体験させることで、食育に位置付けています。
 給食室から、大きなかごにいっぱいのそら豆が教室に届きました。体育朝会が終わって教室に戻ってきた子ども達の目に入ると、「お豆があるよ!」と大騒ぎになりました。
 最初に栄養士さんから、そら豆についての話と、さやのむき方についての説明をしてもらいました。そら豆の花は、白に薄い紫色が入ったとてもきれいな花です。実際にその写真を見せてもらいました。また、なぜ「そら豆」という名前がつけられたのかという理由についても教えてもらいました。・・・そら豆は、花が咲いた後に実がふくらんでくると、だんだん空に向かってさやが上向きになっていきます。(漢字で書くと「空豆」で、さやが上向きになるのは、収穫適期のサインでもあります。)
 いよいよ体験が始まり、そら豆の大きなさやが一人一人に配られました。恐る恐るさやを割ってみると、中からきれいなそら豆が顔をのぞかせました。大きな粒のそら豆を手に取り、においをかいだりふわふわのふとんを確かめたりしました。・・・事前に子ども達は、担任の先生から「そらまめくんのベッド」という絵本を読み聞かせしてもらっていました。絵本に出てくるそらまめくんは、大きくてふわふわのベッドをもっています。えだまめくんやグリンピースの兄弟たちがうらやましがるほどでした。しかし、ある日そのベッドが見当たらなくなり、さあ大変…。この絵本を読むと、実際にそら豆のベッドを誰もが触ってみたくなります。
 1年生のさやむきに話を戻します。そら豆は、今日の全校分の給食に提供される食材なので、ゆっくりと観察している場合ではありません。次々とさやをむき、昨日作っておいた「箱」の中に入れていきました。一人何本も挑戦して、ようやく大きなざるに入っていたそら豆が空っぽになり、クラスのみんなで全てむき終わりました。(写真上)
 1年生がむいたそら豆は、今日の給食のかき揚げに使われました。ホクホクとした食感と旬の味わいが楽しめました。スーパーにそら豆が出回っています。ぜひご家庭でも購入して、味わってみてはいかがでしょうか。(そらまめくんのベッドを触ることができますよ。)
 4校時に、1年1組の図書の時間がありました。図書管理員の先生から、絵本の読み聞かせをしていただきました。「そらまめくんのベッド」は、すでに担任の先生から読み聞かせをしてもらっていたので、今回は「そらまめくんのぼくのいちにち」を選びました。
 「そらまめくん」シリーズには、たくさんの絵本があります。絵を見ただけで「そらまめくんだ!」と喜ぶほど、子ども達の大好きな絵本です。まず、絵がとってもかわいらしいのと、とても温かな内容で描かれているのが人気の理由です。そして、同じ豆類の友だち(ピーナッツくんやさやえんどうさんなど)が登場し、優しい友情が感じられるお話になっています。
 1組の子ども達が、最後まで絵本の世界に引き込まれるように、読み聞かせを聞いていました。ほんわかとした気持ちにさせられたひと時でした。絵本の読み聞かせの大切さを感じました。(写真下)

5月11日(水) その2

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 6年1組で、「なれなかったリレー選手」という資料を使った道徳の授業がありました。「節度・節制」について考える道徳の学習内容でした。
 前日に夜遅くまでゲームに夢中になってしまい、寝不足のまま登校したら、リレー選手を決める短距離走でいいタイムが出せずに終わってしまったというお話です。・・・子どもだけでなく、誰にでも「ああ、あの時にこうしていれば…」と後から悔やむことはあるものです。6年生の子ども達にとっては、「ゲームに夢中になってしまい」というところに同感する子が多く、自分ごととして考えやすかったようです。
 ただ、「節度・節制」についての道徳の授業は、指導する側にとっても難しいものがあります。子ども達に心の葛藤を理解させることができても、その先の授業展開は教師泣かせのところがあります。
 6年生の道徳の授業では、「心のノート」という記録カードを使うようにしています。授業中に書いたワークシートを毎回保管しておき、後からも振り返ることができるようになっています。(写真上)
 5年2組が、家庭科の時間にお茶の入れ方の調理実習を行っていました。(昨日は、1組が行いました。)ガスコンロの使い方については、先月家庭科室に初めて入って体験していました。しかし、実際にガスコンロでお湯を沸かして、お茶を入れる調理実習は初めてのことでした。
 子ども達は、お湯の量や茶葉の量を正確にはかり取り、理科の実験のように緊張感をもって取り組んでいました。また、初めての調理実習がうれしかった様子は、お湯が沸いただけで大騒ぎをしていたところからもうかがえました。急須にお湯を入れ、湯飲みに注ぎ分けるところまで、細かく分担して全員が上手に体験していました。(写真中)
 各家庭では、煎茶を入れて飲むということを日常的に行っているでしょうか。「お茶」というと、冷たいペットボトルのお茶の方が一般的になりつつある時代です。実習の最後に、マスクを外して黙飲して自分たちで入れたお茶を味わいました。どの子も、すぐにマスクをして「おいしい!」と口々に言っていました。お茶の香りと、苦みの中にある甘味を感じることができたのでしょうか。日本の文化である煎茶を味わうひと時を、ぜひ家庭でも体験してほしいと思いました。
 4校時後半に、5月の避難訓練がありました。今月の訓練は、不審者対応の内容でした。不審者役の先生が校内に入ってきたところで職員が声をかけます。挙動不審な様子を見て、近くの教室の先生にすぐに伝えます。それを聞いた先生が、すかさず教室のインターホンを使って職員室に連絡をしました。(写真下)
 職員室では、すぐに警察に連絡をするとともに、校内放送を入れました。その放送を聞いて、全ての教室の出入り口を施錠するという流れになっています。一方、1階の廊下では、放送を聞いて男性の教職員が不審者のところに駆けつけます。取り押さえるのではなく、警察が来るまでの時間稼ぎをします。
 子ども達は教室内にいるので、なかなか訓練の内容が分かりづらいのですが、最終的に校庭に集合した時点で説明をしました。放送を常にしっかり聞くことや、どの先生の指示にもしっかり従うことが大切です。また、「普段から校内で出会う大人の人に、しっかりあいさつをしましょう」ということについても話しました。不審な人物は、こちらからあいさつをしても目を見てあいさつを返すことがありません。「おかしいな」と気づくきっかけになります。

5月11日(水) その1

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 1校時に、1年1組の教室で紙を折って「箱作り」をしていました。折り紙を使った箱の折り方はいろいろありますが、1年生が作っていたのは、長方形の紙でも作ることができる箱です。「広告のチラシで作るリサイクル箱」としてもよく紹介されています。(5年生が調理実習でお茶の入れ方を行っていましたが、茶葉を捨てるために、このタイプのリサイクル箱を使っていました。)
 先生が段階に分けて折り方を示し、その見本を見ながら一人一人がまねをして折っていきました。「先生のお手本通りに行う」というのは、全ての学習の基本になります。見て・聞いて、その通りにまねをする・・・この繰り返しで学校の勉強が成り立っているのだなと感じます。
 クラスの子ども達が優しいなと思ったのは、困った子がいるとちゃんと教えに行ってあげる子がいたところです。そうするうちに、クラスのみんなの箱が上手に完成しました。(写真上)
 では、この箱は何のために使うのかというと・・・明日、1年生は、そら豆のさやむき体験をします。皮をむいて取り出したそら豆を集めておくために、この箱を作りました。苦労して作ったリサイクル箱は、明日大活躍する予定です。
 一方、1年2組では、国語のひらがなの練習が行われていました。先月から毎日一文字ずつひらがなを練習してきています。小学校でのひらがなの練習は、「あ」から始まるわけではありません。最初は「へ」や「し」のように一画でできている文字から始めていきます。やがてだんだん画数の多いひらがなになり、今日は「を」を練習することになりました。(写真中)
 「を」は、バランスをとるのが難しい字であり、さらに「を」のつく例文が他のひらがなとは異なります。「て『を』あらう」や「ほん『を』よむ」のように、文章として提示されています。「お」と「を」の使い方については、7月頃に学習する予定です。
 昨日、低学年の種まきの様子をお伝えしました。今日は、5年生が稲の種もみの芽出し準備を行っていました。
 毎年JAから児童数分のバケツ稲のセットを送ってもらっています。種もみの他に、肥料やバケツ稲の育て方のパンフレットなどがついてきます。まず、種もみをシャーレに並べてから、ひたひたになるくらいの水を注ぎました。数日後には芽と根が伸びてきます。その様子を観察してから、土と水を入れたバケツを田んぼに見立てて「田植え」をします。
 5年生の子ども達は、ビニール袋から出した種もみを不思議そうに見ていました。普段食べているお米が中に入っているのですが、そのことに気づいていたのかどうか…。(写真下)

5月10日(火)

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 植物の種まきのシーズンになりました。1年生全員が校庭に出て、アサガオの種まきを一斉に行いました。最初に、青いプラスチック鉢に培養土を入れました。培養土も、全てアサガオのセット教材に含まれています。一人分がビニール袋に入っていて、こぼさないように慎重に培養土を入れていきました。次に、アサガオの種の数だけ指で穴をあけ、一粒ずつ種まきをしました。土をかぶせた後は、元肥として化成肥料を土の上にまきました。
 最後に、たっぷりと水やりをして終了です。水やりのジョーロは、一人ずつ500mlのペットボトルを使います。ペットボトルの口に取り付けるキャップもセットに含まれていたものです。水を入れて押し出すと、シャワー状に水やりをすることができます。早く芽が出るようにと、たっぷりと水やりをしていました。明日の朝からは、登校後すぐに外に出て水やりを毎日していくことでしょう。(写真上)
 今日は、2年生も生活科で種まきをしました。昨年度に続き、今年の2年生もミニトマトを種から育てていきます。ミニトマトの白くて小さな種は、アサガオの種まきのようにはいきません。袋から一粒ずつそっと取り出し、慎重に慎重にまいていきました。ちなみに、ミニトマトの種まきセットも、培養土と元肥、さらには追肥用の化成肥料がついています。
 1,2年生が生活科で種まきをしたので、私も中庭でサクラ草の種まきを行いました。学校だよりにも書きましたが、サクラ草の種はとても小さな粒々です。連休中に、自宅で育てていたサクラ草から種をたくさん採取してきました。
 育苗箱に培養土を敷き詰め、細かい種をまいていきます。指先で粉のような種をつまみ、まんべんなく散らばるようにまくのですが、土の上に落ちるとどこにどれだけまいてあるかは見ても分かりません。均等にまくのは勘に頼るだけです。育苗箱10箱分に種をまき、水やりをしました。(サクラ草の種は「好光性」なので、土をかける必要はありません。)今年もたくさんの苗を育てて、花いっぱいの学校にしていきます。
 朝早くから、校庭に真っすぐなラインが引いてありました。1年生が50m走のタイム測定をするためのコースでした。体育着に着替えた1年生が集合し、自分のコースを全力で走り抜けるように指導してから始まりました。今まで体育の時間や休み時間に、校庭を走り回る姿は見ていましたが、直線をしっかり走り通すのは初めての経験です。「50mを全力で」というのも初めての子が多かったことでしょう。体力テストの種目の一つとして、50m走を計測しました。
 気合いの入ったスターターの先生の合図と同時に、「用意」で構えていた子ども達が走り始めます。2人ずつ走らせたのですが、先頭を走っていた子が後ろを振り返るなど、タイムを計っている意味がまだよく分かっていない子がいたようでした。それでも、腕をしっかり振って走ったり、力強い蹴り足で進んだりする子が見られました。10月には運動会が予定されています。その時には、さらにしっかりとした走り方で全力疾走ができるように、今後も体力向上をめざしていきます。(写真中)
 今日から、今年度のたてわり班清掃が始まりました。昨日の全校遠足もたてわり班で実施しましたが、これからの掃除の時間は、たてわり班で担当する場所に集合して掃除をしていきます。
 教室や特別教室だけでなく、渡り廊下や階段、昇降口も掃除場所として割り当てられています。ほうきの使い方も掃除への取り組み姿勢も、全て5,6年生の高学年がお手本となります。学年に合わせた長さのほうきを手に、1列になって高学年の後に続いて掃除をする様子があちこちで見られました。(写真下)
 清掃場所は、ローテーションを決めて時々変わるようにしていきます。1年生は、5時間授業が始まる来月からたてわり班清掃に参加します。

5月9日(月) その2

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 全校遠足では、先生達の様々なアイデアが盛り込まれ、たてわり班で集まった子ども達を飽きさせない工夫がなされていました。6年生の班長が持つカードには、「公園チャレンジ」の他に「いつでもチャレンジ」というミッションも用意してあり、校庭や公園で時間があった場合に取り組めるようになっていました。「いつでもチャレンジ」には、しりとりや伝言ゲーム、ジェスチャーゲームなどが紹介されていました。そのジェスチャーゲームも、学年ごとに内容が違っています。1年生は動物、2年生はスポーツ、3年生は文房具…というように、ジェスチャーをする子どもの学年に合わせた問題が出されるようになっていました。(写真上は、3年生の子ども達が「のり」をジェスチャーで表現しているところです。)
 公園では、全班が到着したところで、「先生を見つけて、ジャンケンバトル!」の時間になりました。芝生広場のあちこちにいる先生を探しながら移動し、代表児童が1名ずつ先生とジャンケンをします。(何回勝ったかを記録することになっていて、後日発表されるようです。)
 私は本部のところにいましたが、次々とジャンケンバトルに子ども達がやって来ました。たかがジャンケン、されどジャンケンです。子どもとの1回勝負を真剣に行うと、こうも盛り上がるものかと思うほど楽しめました。勝って喜び、負けて残念がり…子ども達のいろいろな表情がマスク越しに見ることができました。各所で行われていたジャンケンバトルでは、1年生相手にはどうしても優しくなる先生もいたようです。(写真中)
 学校に戻り、全ての班が校庭にそろったところで、終わりの会を行いました。6年生と2年生から1名ずつ、全校遠足の感想を発表しました。教室に戻ってから、お弁当の時間になりました。いつもの給食の時間と同様に、自席で黙食のお弁当ではありましたが、子ども達はこの時間をとても楽しみにしていたようです。
 全校遠足を明日に延期しないで、今日行うことにした最大の理由は、このお弁当の時間にありました。お弁当は、特別な日の昼食です。全校遠足があってのお弁当は、子ども達にとって特別な味わいに感じられたはずです。(写真下)

5月9日(月) その1

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 今日は、子ども達が楽しみにしていた全校遠足がありました。午後から雨の予報があり、実施については各ご家庭でも心配されたのではないでしょうか。延期した場合は、明日が予備日でした。しかし、明日の予報も当初と変わり、あまり天気は良さそうではなくなり、予定通り本日の実施を決定しました。結果、雨が降ることもなく、楽しく全校遠足を行うことができました。
 まず、校庭にたてわり班こどに整列し、「始めの会」がありました。最後の「終わりの会」も含めて、司会進行や児童代表の言葉など、全て6年生が担当していました。今年の6年生も、4月から最高学年を意識して、とても意欲的な姿勢が光っています。
 昨年度は、緊急事態宣言が明けた10月に全校遠足を実施しています。今回もその時と同様に、「コロナ対応版」で実施計画を作成しています。通常の年は、全校で一斉に光が丘公園に行き、班ごとに遊びをしたりお弁当を食べたりという内容でした。しかし、今年も感染症対応として「校庭チャレンジ」を設けて、各班が分散して遊ぶとともに、時間差をつけて公園に向かえるようにしています。また、お弁当は公園では食べずに、学校に戻ってきてから、各教室で黙食をすることにしました。
 旭町小は、光が丘公園がすぐ近くにあり、とても恵まれた環境にあります。1年生の歩く速さに合わせても、それほど時間がかからずに到着することができました。公園内に入ると、新緑の緑がまぶしいほどの景色が広がっていました。(写真上)
 今日は、写真屋さんに3名入ってもらいました。校庭で遊んでいる班もあれば、光が丘公園に先に着く班もあるため、手分けをして写真を撮ってもらう必要があります。3名いても、常にあわただしくカメラを持って移動して子ども達の様子を収めていたようです。公園の芝生広場に着いた班から、まずは集合写真を撮りました。この時ばかりはマスクを外し、ニッコリと笑顔で撮りました。(写真中)
 写真撮影が終わった班は、広い公園内を移動しながら、「公園チャレンジ」や「旭町小クイズ」に挑戦していきます。きれいな石を探したり、自然のにおいを探したりするミッションがありました。生き物探しをするミッションのために、芝生広場の一角にある雑草園に入っていく班がありました。草をかき分けながらいろいろな虫を見つけ、とても楽しそうでした。(写真下)

5月6日(金)

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 朝、2年生が1年生の教室に行き、アサガオの種と手紙を手渡していました。プレゼントしたアサガオの種は、今年の2年生が昨年度育てて、秋に収穫したものです。「げんきにそだててね。」というメッセージが書かれた紙袋に入れてありました。また、手紙は、同じたてわり班の子にあてて書かれていました。
 1年生の各教室では、1校時にさっそくもらった紙袋を開けて、中の種を見てみました。黒くて小さなアサガオの種が、5粒ほど入っていました。種の大きさや形をじっくりと観察し、色鉛筆を使ってカードに絵を描きました。(写真上)
 手のひらの上で転がしながら、アサガオの種が真ん丸でないことに気がついていた子がたくさんいました。よく見ると、ミカンの皮をむいてから何等分かに割ったような形をしています。きっと1年生も育ててみると分かるでしょう。花が終わって種ができ、丸い殻の中に黒い種がくっつき合っていくつか入っている様子を見て、「なるほど…」と思うことでしょう。
 1年生のアサガオ栽培のセットは、すでに学校に届いています。今月中には鉢に土を入れ、種まきを行っていきます。今回プレゼントしてもらった種は、家に持ち帰ることにしました。各ご家庭で栽培する場所がありましたら、ぜひ育ててみてください。今月から来月初めが、アサガオの種まきの適期です。
 5年生は、社会科の時間に「日本のさまざまな気候」について学習しています。日本各地の一年間の気温や降水量を比べてみると、地域によって様々な特色が見られることが分かります。日本は、北海道や瀬戸内、そして内陸性の気候の他、太平洋側と日本海側の気候などに分類することができます。各地の気温や降水量のグラフから、どの気候区のものかを考えさせたりしていきます。
 特に太平洋側と日本海側とでは、気温の変化は大きく変わらなくても、降水量にそれぞれの特色が現れます。太平洋側は夏〜秋に降水量が多く、日本海側は冬に降水量(雪)が多くなっています。これは、日本の地形と季節風の関係から生じる降水量の違いです。冬になぜ日本海側に雪が多く降り、太平洋側は晴れの日が多いかを説明する図が、教科書にも載っていました。(写真中)
 日本海側では、11月から2月まで、ほとんど空の色は灰色です。晴れる日はわずかで、毎日雨か雪の日々です。それは湿度の違いにも影響し、太平洋側とは正反対になります。冬の東京では加湿器が欠かせませんが、新潟は毎日除湿器に大量の水が溜まります。私は高校生の時まで新潟県で生活し、大学で東京に出てきて、まず冬の気候の違いにびっくりしました。その後、下田に3年間暮らしたので、さらに海洋性の暖かな気候にもびっくりしました。人生、何度か違う場所に住んでみることをお勧めします。
 2年生は、生活科の時間に「やさい名人になろう」という学習をしています。教科書には、いろいろな野菜の種や苗の写真が載っています。ダイズ、キュウリ、トウモロコシ、ナス、ピーマン・・・と、夏野菜の種と苗の写真が紹介されています。
 5校時に、1組の子ども達が実際に外に出て、学年園に植えられた野菜の苗の様子を見に行きました。2年生の学年園は、ちょうど1組の窓の外にあります。日当たりが良く、野菜類を育てるには絶好の場所です。連休に入る関係で、先週のうちに学年の先生方で野菜の苗を植え付けてありました。ナス、ピーマン、オクラ、キュウリの4種類が植わっています。これからは、2年生全員で当番を決めて水やりをしていきます。(写真下)
 この他にも、今後2年生は、全員がミニトマトの栽培に挑戦していきます。ミニトマトは、乾燥に強くて丈夫な性質から、よく生活科の教材として取り上げられています。
 ところで、ちょうどこの時期にホームセンターに行くと、様々な野菜の苗が売られています。ナスやキュウリなどは、種から行うにはかなりの時間がかかるため、苗を購入して育てるのが一般的です。最近は、ナスやキュウリの「接ぎ木苗」をよく見かけるようになりました。少々高めですが、病気に強く、丈夫に育ちやすいのでお勧めです。
 昔は家庭菜園にも手を出していた時期がありましたが、土日しかできないのであきらめました。今は、花の栽培だけでがまんしています。いつかはきっと…と考えています。

5月2日(月) その2

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 4年1組の音楽の時間に、校歌の練習をしていました。今朝、久し振りに全校児童で校歌を歌いましたが、先週から指導してきた音楽専科の先生からすると「まだまだ…」という気持ちだったようです。連休明けの朝一の歌声であったことと、校庭ではなかなか歌声が反響しないということもあります。その点、体育館で校歌を歌うと、子ども達の歌声がずいぶん違ってきます。まず、先生のピアノ伴奏で歌えること、体育館全体に歌声が反響すること、そして前面に木彫りの校歌が飾ってあることがその理由です。
 子ども達の気持ちを奮い立たせて、音楽室で再度校歌を歌わせてみたところ、すばらしい歌声が戻ってきました。マスク越しではありましたが、一人一人の気持ちがしっかり入った校歌がきれいに響いてきました。歌う姿勢や表情からもそれが分かると思います。(写真上)
 そして、5校時に行われた離任式では・・・朝とは全然違う子ども達の校歌斉唱になりました。旭町小を離任された先生方に、歌のプレゼントを届けたいという全員の思いが伝わる、すばらしい歌声になりました。
 1年生は、算数の時間に「いくつといくつ」という学習をしています。1組では、9の構成についての学習をしていました。「9は、いくつといくつですか。」という問題に、「5と□」、「6と□」、「2と□」のように□に当てはまる数字を考えていきます。最初は、具体物(算数ブロック)を操作しながら数の分解を理解させていきます。(写真中)
 1年生の1学期は、数の分解や合成(繰り上がりのないたし算が1か月後に出てきます。)を何度も繰り返し行っていくことが重要です。1年生の最初の段階では、大人が考える以上にまだ数の概念ができあがっていないものです。例えば・・・「●●●●●」という数量を見て、頭の中で「5」という数字に変換するとともに、「ご」という読み方にも変換しなければなりません。子どもによっては、まだそういう概念が未熟なところがあります。何度も具体物を操作させながら、数字や読み方に慣れさせていくことが重要です。
 ところで、数字の1〜10の書き順は大丈夫でしょうか? 先月、数字の書き方・書き順を教えたはずですが、1,2組とも今日の算数の様子を見に行くと、違った書き方をしていた子が何人か目に留まりました。「5」の書き順、「7」の書き方(1画で書いてしまう)、「6,8,9」の書き始める方向・・・などなど、いろいろな書き方をしている子を見かけました。きっと、入学前に違った書き方をしていたのが、そのままになってしまっているのではないでしょうか。数字の書き順指導はもう終わってしまいましたが、この時点で違っていると、今後直すことが大変になります。ぜひご家庭で見てあげてください。
 1年2組は、4校時に生活科の学習として、中庭の池の観察を行いました。池の中をのぞき込むだけで、子ども達はたくさんの生き物を見つけていきます。まず目につくのは、黒い小さなオタマジャクシです。池の水が黒く見えるほどたくさんいます。1匹の大きさは全長でも1cmに満たないのですが、とにかくたくさんいます。
 「手が出てる!」・・・よく観察している子がいました。オタマジャクシの丸い頭の元から、かわいらしい足が出てきていました。もうしばらくすると前足も出てくるので、その時に「手」ではなく「足」であることに気がつくでしょう。
 他にも、アメンボやメダカ、貝、ヤゴなども発見していました。中庭のビオトープ池には、ヌマエビもたくさんいます。小さな池ですが、このような生き物のバランスがうまく保たれています。(写真下)

5月2日(月) その1

 全校朝会を校庭で行いました。今日は、「旭町小学校の自慢」という話をしました。
・・・旭町小学校には、他の学校にはない自慢できるものがいくつかあります。今日は、それらの中でも、校長先生が最も自慢したいなと思っていることについて、2つお話しします。
 1つめは、旭町小のたてわり班活動です。1年生から6年生までいろいろな学年の子ども達で構成されたたてわりのグループが、先週月曜日から始まりました。それぞれの班の6年生がきちんと自分達の班をまとめ、来週行われる全校遠足に向けて話し合いをしていました。また、残った時間を使って、教室内でできる遊びを行いました。初めて集まった仲間でしたが、もうすでに打ち解けあって仲良しになる様子が見られました。
 たてわり班での活動は、他の多くの学校でも行われています。しかし旭町小学校では、たてわり班で全校遠足に行きます。そして、たてわり班のメンバーで掃除をする「たてわり清掃」があります。さらに、学期に1回「たてわり給食」があります。これほどたてわり班活動を盛んに行っている学校は、全国でも珍しいことです。他の学校に自慢できる旭町小のたてわり班活動を、これからも大切に取り組んでいきましょう。
 学校自慢の2つめは、旭町小学校の校歌です。「風うつくしい この丘」という副題がついた旭町小の校歌は、とてもすばらしい歌です。校長先生は、今までたくさんの学校を経験してきたので、いろいろな校歌をうたってきました。ここだけの話ですが、旭町小の校歌が今までの学校の中で断トツに一番のお気に入りです。
 自慢できる理由は、作詞(校歌の歌の言葉を考えた人)を日本で有名な詩人 まど・みちお さんが書いていることです。まど・みちお さんは、「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の歌の歌詞を書いたことで有名です。また、生涯にたくさんの詩を残し、いろいろな絵本にもなっています。国語や道徳の教科書に まど・みちお さんの詩が出てくる時があります。
 65年前、旭町小ができた時は、まだ校歌がありませんでした。昭和36年に開校5周年を迎えるにあたり、旭町小の校歌がほしいという声が保護者の間から起こりました。そこで、作詞を まど・みちお さんにお願いすることにしました。まど さんは、作詞の依頼を受けてから、実際にこの旭町小を訪れることにしました。学校をめざして坂道を上ってきた まど さんが、途中で遊んでいた子ども達に「学校はどこ?」と聞きました。すると子ども達は、「あの丘の上」と、胸を張って答えたそうです。学校に着いて校庭に立つと、「ああ、うつくしい風だ」と思わずつぶやいたといいます。その日はちょうど空は晴れ、遠くに秩父の連山が紫色にたなびく雲のように見えました。校歌「風うつくしい この丘」は、この時の印象から作られました。
 吹いてくる風を「うつくしい」と表現したのは、詩人の まど・みちお さんならではの言葉です。まど さんからいただいた旭町小の校歌は、自慢できる歌です。旭町小の校歌はこの学校で育った人しか知らない歌であり、一生心に残り続ける歌でもあります。みんなで校歌をうたうことができるのは、この小学校にいられる時だけです。この自慢できる校歌「風うつくしい この丘」を大切にしていきましょう。・・・
 話の後、離任式に向けた校歌の練習を兼ねて、全校で校歌を歌いました。久し振りに全校児童の歌声が校庭に響きました。

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学校行事
7/12 保護者会3・4
7/13 委員会
7/14 児童集会
保護者会1・2
7/15 たてわり班遊び
7/18 海の日

お知らせ

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いじめ防止