7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

7月15日(金)

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 4年2組の教室で、「このままにしていたら」という資料を使った道徳の授業が行われていました。規則の尊重に関する内容です。(写真上)
 自然観察園に友達と3人でザリガニ釣りに行った時の話です。風が吹いてきて、ビニール袋が飛んで行ってしまいました。男の子は、「まあ、いいや。」とそのままにしていたところ、1人の友達がそのビニール袋で滑って転び、それをきっかけにもう一人の友達も川辺のごみ拾いをし始めました。2人の様子を見ていると、ますます「そのビニール袋は、ぼくのだ。」と言いにくくなってしまいました。男の子は、あわてて近くの空き缶を一緒に拾い始めました。・・・というお話です。
 これこそ、小学生の子ども達によくある話ではないでしょうか。遠足や社会科見学に行った際、お弁当を食べた後に必ず先生達が落ちていたごみを見せながら指導をします。サランラップや箸の袋など、「みんなが食べていたところに落ちていたよ。」と話しても、一向に落とし主は現れません。移動教室に行った時も、宿舎で配られる弁当のごみが、昼食後にたくさん落ちている場合があります。風が吹いてきてビニール袋が飛ばされた時に、すぐに走って取りに行く子は少なく、たいていは先生が声をかけなければ取りに行きません。ごみのポイ捨てはいけないとか、地球環境を…などという言葉は何度も口にしながら、実践が伴わないのが現実です。
 しかし、それは子どもだけではありません。夏休みに家族で出かける機会によく見てきてください。海や山の観光地には、たくさんのごみが落ちています。また、車に乗っていると、道路の中央分離帯に、なぜか数えきれないほどのごみがあることに気がつきます。私のような年代に対する、当時の不十分な道徳教育の結果と言えます。
 道徳が教科化され、全国でしっかりと指導されるようになりました。また、理科や社会科、総合の学習などで、環境問題を扱う単元が増えてきました。さらには、SDGsに関する指導も取り上げられるようになりました。現在の子ども達が大人になる頃には、今よりもきれいな日本であってほしいと思います。
 続いて、もう一つ道徳の話題です。2年2組では、「がんばれアヌーラ」という資料を使った生命尊重の授業が行われていました。教科書には、3頭の象が寄り添っている絵が載っています。(写真中)
 ある動物園で飼育されている象のアヌーラは、重い病気で今にも倒れそうになっていました。獣医さんや飼育員さんが一生懸命看病しますが、なかなかよくなりません。病気になった象は、一度倒れてしまうともう立ち上がれなくなり、命を落としてしまうそうです。みんなが心配していた時、同じ象の仲間であるガチャコとタカコが、アヌーラが倒れないように体を支えて寄り添ってあげていました。それも、アヌーラが元気になるまでの3週間もの間ずっとでした。また、アヌーラは、2頭のぞうに助けてもらっただけでなく、飼育員さんの看護や全国から届いた励ましの手紙など、様々な支えで元気を取り戻しました。
 道徳の授業の後半では、資料の内容から自分の生活に振り返って考えさせます。「命の大切さは、どういうところから分かりますか」という問いに対して、病気やけがをして手当てをしてもらった時のことや、火事や交通事故のニュースを見た時のことなどを発表していました。
 なお、このお話は、多摩動物公園で本当にあったお話です。「ともだちをたすけたゾウたち」という絵本としても紹介されています。
 1年2組の教室で、算数の学期末テストが行われていました。1学期に算数で習った内容はいくつかありましたが、10までのたし算とひき算が一番メインの学習となりました。
 今まで計算カードを使って、たし算とひき算を繰り返し練習してきました。まだすぐに答えが出てこない子が多く、両手を使って指を折りながら答えを出す子がほとんどです。(写真下)
 夏休み中に、時々計算カードを使って練習しておくことをお勧めします。2学期には、繰り上がりや繰り下がりのある計算に発展します。そのためにも、今のうちに一桁の計算が暗算で出てくるようにしておくことが大切です。

7月14日(木)

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 1年生は、国語の時間に「はをへ をつかおう」という学習をしています。1年生の国語における最初の壁とも言える「助詞の使い方」の学習です。1年生は、ひらがなの学習が終わり、プリントやノートに短い文章を書き始めるようになってきました。文章を書く上で、1年生が最も間違えやすいのが「〜は」「〜を」「〜へ」という助詞の使い方です。
 教科書には、緑色の大きなワニの絵が載っていて、リズムの良い唱え歌が書いてあります。「かわに、わにが すんで いた。わには、かわから かおを だし、どこへ いこうか、かんがえた。わには、きしべに ねころぶと、なにを しようか、かんがえた。」・・・「は」と書いて「WA」と読んだり、「へ」と書いて「E」と読んだりする場合があること、さらに「お」と「を」の違いをワニの例文から学んでいきます。(写真上)
 子どもからすると、なぜ「は」と書いてあるのに「WA」と読まなければならないのか、大きな疑問のはずです。しかし、言葉と言葉をつなぐ時の「は」は、「は」と書いて「WA」と読む…としか言いようがありません。日本語がそういうルールになっているため、理屈ではなく使えるように覚えていくしかありません。
 きっと、夏休み中の絵日記やアサガオの観察記録を書く時などに、助詞の使い方を間違えることがあると思います。一つ一つ教えてあげて、正しく使えるように見てあげることが重要です。そうしながら自然に身についていくものです。また、声に出して読書をさせるのも効果的です。多くの文章を読むことから、正しい文法を獲得することにつながります。1年生の読書の様子を見ていると、絵を見るだけでページをめくっている子がいます。時間がかかっても、文字を読むことに重点を置いて読書ができるようにさせていくことが大切です。
 夏休みまで、登校日数はあと3日・・・夏休みの計画を立てる時期になりました。各教室では、学年ごとに出される夏休みの課題についての指導が始まっています。
 全学年に共通の宿題として、「自由研究」があります。長い休みを利用して行う、夏休みの定番中の定番の宿題です。昔から、日本全国どこの小学校にも必ずあったのではないでしょうか。
 「自由」という言葉があるので、なんとなく楽しそうでワクワクします。あれもやりたい、これもやってみたい…と、夏休みに入る前は誰もが思うものです。ところが、いざ夏休みに入ると、なかなか取りかかることができなくなるというのが自由研究です。(私も大いに経験ありです。)そこで、ある程度何を自由研究として行いたいのか、あらかじめ計画をもたせておくことが重要です。
 4年2組では、自由研究のヒントカードを参考に、計画を立てさせていました。(写真中)3〜6年生の理科の教科書には、自由研究についてのコラムが載っていて、学年に応じた研究のまとめ方についてのヒントが書いてあります。
 学校で出している自由研究の課題は、理科の内容にかかわることだけではありません。工作や絵画などの図工に関するものや、社会科に関する調べ学習、裁縫や調理などの家庭科に関するものなど、あららゆる教科で自由研究を行うことができます。また、家族で出かけた旅行をまとめた旅行記なども、楽しく思い出深い自由研究になります。自由研究は、親子で取り組むことも可です。(なるべく子どもにやらせてあげましょう。)9月にクラスごとに発表し、展示することになります。
 3,4校時に、2年生が生活科の学習として町探検に出かけました。自分たちの住む地域を歩いて回り、どこにどんなお店や施設があるのかを調べてきました。学校を出て上練馬公園の坂を下ったところに、自転車屋さんがあります。自転車屋さんといっても、スポーツ用自転車の販売店で、モトクロス用の自転車を主に扱っているお店でした。かっこいい自転車がたくさん置いてあるので、子ども達もよく知っていたようです。お店で一番高い190万円の自転車を見せてもらいました。車が買える値段の自転車は、どんな乗り心地なのでしょうか。(写真下)
 その後、同じバス通り沿いにあるコンビニエンスストアとネジ屋さんに行きました。ネジの専門店があるというのは、ご存知だったでしょうか。外から店内を見せてもらっただけでしたが、たくさんの箱が棚に並べられていて、様々なタイプのネジを扱うお店のようでした。
 次に見学したのは、妙安寺です。日蓮宗の寺院で、木々に囲まれた石畳を歩いて本堂の方まで見学させていただきました。練馬の名木に指定されている大きなケヤキの木もありました。
 最後に向かったのが、北地区区民館です。子ども達の中には、様々なイベントを通じて何度か来たことがある子がいたようです。館長さんの話を聞いてから、クラスごとに中を案内していただきました。2階には、広い会議室や調理室、図書室などがありました。また、1階には和室がたくさんあり、主にお年寄りの方々の交流の場として使われています。今年から区民館だよりをホームぺーに掲載しているので、参考にしてみてください。夏休み中にも様々な催しがあるようです。
 旭町の学区には、まだまだ子ども達の知らない施設や場所がたくさんあります。実際に外に出て学ぶことができるのは、とても楽しいものです。私自身もいろいろな発見がありました。190万円の自転車を見たことは、しばらく自慢できそうです。

7月13日(水)

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 1年2組では、国語の時間に「おおきな かぶ」の学習をしていました。1年生で学習する物語教材として、昔から教科書によく掲載されてきているお話です。また、現在全国の学校で使われているほとんどの国語の教科書に採用されているのではないでしょうか。
 「おおきな かぶ」の絵本は、様々な出版社から何種類かが出ています。1年生が使っている教科書のさし絵は、一番よく目にする福音館書店の絵本で使われている絵です。まず、おじいさんやおばあさんが出てきますが、ちょっと異国風の顔つき・服装です。それもそのはず、このお話の原作は、ロシアの民話です。「うんとこしょ どっこいしょ」という、カブを引き抜くかけ声の繰り返しが楽しいお話で、日本語への訳し方も成功してロングヒットを続けているのではないかと思います。
 おじいさんがカブの種をまくと、いきなり大きなカブができるところにまず驚かされます。そして、おじいさんがおばあさんを呼び、おばあさんが孫を呼び、さらに犬、猫、ねずみと、だんだん小さな動物になっていくのも楽しいところです。さらに、最後のねずみが加わったところで、やっとカブが抜けてしまうのですから…。
 1年生では、グループで役割分担を決めて、音読発表会をしたり劇遊びをしたりして楽しみます。誰が何の役になりたいかを話し合っていましたが、なかなか決まらない様子でした。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「時計を生活に生かそう」という「時刻と時間」の学習をしています。時計の学習では、1年生までに何時何分という時刻の読み方について習ってきました。時刻は、時の流れの中の各瞬間(1点)を指しています。一方の時間は、時刻のある点からある点までの経過の長さを示すものです。しかし、そんな理屈っぽいことを2年生の子ども達に説明しても分かりません。1分間、2分間、あるいは1時間…というように、時の長さを表すのが「時間」であるとして、身近な生活の中から考えさせていきます。(写真中)
 また、2年生のこの単元では、「1時間=60分」「1日=24時間」ということについても学習します。そして、3年生の1学期に「時刻と時間」の学習がもう一度あり、時間の求め方についてさらに詳しく学習をしていきます。
 ところで、日常的には「時刻」よりも「時間」という言葉を使うことの方が多く、さらに間違えて使われている場合があります。「朝会が始まる時間は、8時20分です。」…正しくは、「朝会が始まる『時刻』は…」と言わなければなりません。時刻を時間と置き換えても、なんとなく通じてしまうところがあるのが原因です。よくよく考えてみると、ほとんどの時刻を時間という言葉に置き換えて使っている気がします。
 5年2組の教室では、家庭科の裁縫の実習として、フェルトで作る小銭入れの製作をしていました。フェルト生地を折り、針と糸で縫い合わせていきます。その際、縫い始めや縫い終わりを布の裏側から行い、玉結びや玉止めが隠れるようにするという細かな技法も盛り込まれていました。また、ふたの部分は、先日習ったボタン付けを生かして取り付けていました。(写真下)
 5年生が初めて裁縫道具を使い始めて、まだ1か月ほどしか経っていません。しかし、子ども達の技能も意欲も確実に上がってきています。夏休みの自由研究として、家庭科作品に挑戦してみるのも良さそうです。

7月12日(火)

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 1校時に、2年生がトウモロコシの皮むき体験を行いました。朝採れの新鮮なトウモロコシが、大きなかごにいっぱい入り、給食室から届きました。
 栄養士さんが2年生の教室を回り、まずはトウモロコシについての話をしてもらいました。今日のトウモロコシは、練馬区の立野の農家で収穫されたものです。子ども達に見せるために、畑に植わっていたトウモロコシの苗を、根こそぎ見本としていただきました。根元からてっぺんの花(雄花)まで、2m以上もあるトウモロコシの全体像を見て、子ども達はびっくりしていました。そして、そのトウモロコシの茎の真ん中には、丸々と太った大きな実がしっかりとついていました。畑でトウモロコシがどのようにしてなっているか、実際に見たことがある子は少ないでしょう。
 トウモロコシの皮むきは、家でもやったことがあると言っていた子がたくさんいました。外側の皮をむくだけでなく、たくさんついている「ひげ」も全部きれいに取らなければなりません。中学校の分も含めて、全校分のトウモロコシを2年生みんなででがんばってむき終わりました。今日の給食では、ゆでトウモロコシとして味わいました。とても甘くておいしかったです。(写真上)
 スーパーでも、トウモロコシは皮つきで売られています。今が旬のトウモロコシを、家庭でもぜひ味わってみてください。昔は鍋でトウモロコシをゆでたものですが、最近は電子レンジを使うのが主流です。薄皮を残してラップでくるみ、電子レンジで加熱します。栄養価が逃げずに、おいしく調理することができます。
 5年生は、国語の時間に「カレーライス」という物語を学習しています。しかし、今回は物語教材としてではなく、昨日の6年生の「森へ」と同じく、読書教材として扱われています。
 5年生では、「作家で広げるわたしたちの読書」として、自分の好きな作家の本に注目して読書を広げようという内容になっています。そこで扱われている作家の一人が重松 清で、その代表作として「カレーライス」の全文が掲載されています。(写真中)
 5年生の教科書には、かなり昔から扱われてきた物語です。「僕は悪くない――。」父親に絶対に謝らないことを宣言する男の子の言葉で物語が始まります。読み進めていくうちに、「あるある、よくある、こういうこと…」と誰もが思うことでしょう。親子げんかの原因は様々にありますが、たいていは「自分も悪いけれど、相手の方が悪いから謝りたくない」ということになるものです。
 長引く父親と男の子とのけんかでしたが、2人で作るカレーライスが仲直りのきっかけとなります。結局、謝ることはできなかったものの、カレー作りを通して気まずくなった関係を修復することができました。中辛のルウを取り出したのを見て、「おまえ、もう『中辛』なのか。」という父親の言葉が、とてもうれしそうに感じられます。誰しもが経験する、親に素直になれない子どもの頃の一時期をうまく描いた物語です。今、5年生の子ども達は、ちょうどこういう年頃でしょうか・・・まだでしょうか。素直になれない自分の子どもを見て、本当は親として喜ばしいことなのでしょうが、実際は親としてムカムカしてばかりですよね。私からしたら、そういう頃がとても懐かしく思え、そして今から考えれば、家族として一番楽しい時だった…という記憶しか残っていません。
 3年2組の子ども達が、校庭西側の畑の観察にやって来ました。理科の時間に育ててきたホウセンカの花を観察していました。赤やピンクの花が咲き始めています。また、子ども達の手前には、ヒマワリが大きくなってきました。ヒマワリは、中心につぼみらしきものが見え始めてきましたが、花が咲くのは夏休み中になりそうです。(写真下)
 5月に種をまきましたが、桜の木の陰になるところなので、日当たりが影響したのかもしれません。2学期には、たくさんの種がついている様子を観察することになりそうです。休み中に、学年の先生方から花が咲いているところの写真を撮っておいてもらうことにしましょう。
 昨日から、旭町小の周りでもセミの声が聞こえてくるようになりました。一学期も、残すところあと1週間です。

7月11日(月) その2

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 6年生は、国語の時間に「森へ」という紀行文の学習をしています。国語の教科書には、長期休業前に読書生活を豊かにするための教材が配置されています。6年生にとっては、その一つが「森へ」となっています。
 この文章は、星野道夫さんが南アラスカからカナダにかけて広がる原生林に旅行したときに見聞したことが記されています。星野道夫さんがカヤックに乗って原生林に近づき、原生林に足を踏み入れた時の出来事や感想が、生き生きとした文章表現で書かれています。また、星野さんは写真家でもあったので、大自然のすばらしい写真がところどころに掲載されています。きっと子ども達は、まずこれらの美しい写真に目が行ったことでしょう。
 また、文章の表現がまたすばらしく、大自然の中に筆者が入り込み、直接見たり聞いたりした体験が、すてきな描写で文章化されています。その表現のおもしろさを見つけたり、擬人化や比喩表現の使い方などを読み味わうのも、学習の進め方の一つになります。1組では、星野さんのいる森の様子を読み取り、心に残った文章表現を見つけて友達と交流するという取り組みを行っていました。(写真上)
 この紀行文の後半に、苔むした森の中を歩く様子が書かれた場面があります。倒木に落ちた種が芽を出し、新たな生命が育まれていく様子が、美しい写真とともに書かれています。3年前の夏に、青森県の奥入瀬渓流を歩いた時に、この紀行文の一節が頭に浮かびました。「森へ」には、他にも珍しい動物との出会いなども書かれていますが、日本の山や海、湖でも、十分に出会えるすばらしい自然がたくさんあるのだろうなと思います。
 校庭の東側にある藤棚に、きれいなフジの花が咲いています。ジャングルジムのてっぺんまで上がると、藤棚の上の方にたくさん咲いている様子がよく分かります。(写真中)
 通常、フジの花は、4月の連休前に満開になります。真夏のこの時期は、つるを伸ばすだけで、花を見ることはできません。このように、時季外れに咲くことを「返り咲き」あるいは「狂い咲き」と呼んでいます。一時的に涼しくなったのを、冬と間違えて返り咲きする植物があるようですが、このフジの場合はそうではないようです。春に一度咲き終わった後、用務主事さんが剪定をしてくれていました。その刺激を受けて、伸びてきたつるの先に花芽がついたのだと思われます。それだけ株の勢いが良く、成長が著しいという証拠です。
 返り咲きをしたフジは、来年もさらに花付きが良くなると言われているので、今後も楽しみです。今まであまり手入れをしてこなかった藤棚だっただけに、手をかけるとこんなに違うものかとも思いました。
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。根や茎、葉には水の通り道があることや、根から吸い上げられた水が、おもに葉から蒸散されていることなどを実験を通じて調べていく学習単元です。
 今日は、1組が校庭にある植物を使って実験をしていました。朝のうちに、葉っぱがたくさんついたミズキの枝と、葉を全て取り除いた枝のそれぞれに、ビニール袋をかぶせておきました。4校時に結果を見に行くと・・・葉をたくさんつけた方のビニール袋内には、たくさんの水滴(水蒸気)がついていることが分かりました。一方、葉を取り除いてしまったビニール内には、ほとんど水滴がついていませんでした。実験から、根から吸い上げた水は、植物の葉から水が蒸散しているということが分かりました。
 では、葉っぱのどこにそのような水分の出口があるのでしょうか? それを調べるためには、顕微鏡を使って葉のつくりを調べてみる必要がありそうです。(次回の実験に続く…)

7月11日(月) その1

 今日の全校朝会も、Zoomを使って行いました。「心の発達のために」という話を、紙芝居形式で絵を見せながら話しました。
・・・最初にみなさんに質問をします。人間の心は、体の中のどこにあるでしょう? 自分の体のどこに心があるか、手を当ててみてください。胸の辺りに手を当てている人や頭に手を当てている人など、いろいろですね。5年生は、保健の授業で「心の発達」について学習したばかりですから、高学年の子は知っていますよね。人間の心は頭の中、正確に言うと「脳の中」にあります。人は、心の中でいろいろなことを思ったり、考えたりしています。「もうすぐ夏休みだから楽しみだな」という気持ちも、あるいは「今週は1学期のまとめのテストがあるからがんばろう」と思うことも、全て自分の頭の中の脳で行われています。そして、それが人の心の働きなのです。
 人間の心は、感情や社会性、思考力など、様々な働きがかかわり合ってできています。「感情」は、「うれしい」とか「悲しい」、「きれいだな」と感じる心です。「社会性」は、友達と仲よくしたり、他の人のことを思いやったりする心を言います。「思考力」は、物事に対して筋道を立てて考える力を言います。例えば、「池の中ですばしっこく泳いでいるメダカをつかまえるためには、どうしたらいいかな」と考えたり、忘れ物をしないようにするための方法を考えたりするのが思考力です。
 みなさんの心は、1年生から2年生、そして3年生と、学年が上がるにつれて日々発達してきています。体が大きく成長してくるだけでなく、心も成長しています。例えばこんな例があります。A君は、低学年の時にいやなことがあると、すぐに泣いていました。ところが今では、きちんと自分から先生に話をして解決するようになりました。また、Bさんは、低学年の時に自分の好きなことしかせずに、嫌いな勉強は全くやろうとしませんでした。ところが今では、苦手な学習にもがんばろうと取り組むようになりました。もちろん、一人一人、心の発達のスピードは違います。何か気に入らないことがあるとすぐに怒ったり、いらいらしたりしている子も、大人になるまでに少しずつ心が発達していきます。
 では、どのようなことをしたら人の心は成長するのでしょうか? 勉強をしたり読書をしたりすることで、思考力が高まります。ルールを守って遊びや運動をすること、そして当番の仕事に取り組むことから、社会性が身につきます。さらに、いろいろな友達とかかわりをもつことで、感情が豊かになっていきます。・・・結局これら全ての活動は、学校生活の中で行われていることです。学校でいろいろな勉強をしたり、係の仕事があったり、休み時間に友達と遊んだり、そしてまたある時は先生に叱られたり・・・それら全てが心の発達に欠かせないことであると言えます。大人の心に近づいていくために学校生活があります。それだけに、学校に登校してくるということは、とても大切なことなのです。・・・
 続いて、バトミントンの区大会で3位に入賞した子の表彰を行いました。

7月9日(土)

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 第二土曜学校公開がありました。先月に続き、今回も3つのグループに分けて、1時間ずつ分散型の参観としました。全国的にまた感染者数が増えてきたため、9月以降の公開の仕方については現在未定です。いつも通りの学校公開に戻るのは、いつになるのでしょうか。「いつも通り」と言うのは、どの時間でも自由に参観することができます。また、隣りのクラスや他の学年の授業の様子を見ることができます。また、ご家族で参観することも可能です。さらに、地域の方々や来年度入学予定の保護者の方にも学校の様子を見ていただきます。3年前までは、そのような学校公開でした。
 1校時が始まる頃に1年1組に行くと、出席をとっていました。一人ずつ名前が呼ばれ、元気よく「はい!」という返事が聞こえました。昨年の道徳授業地区公開講座の際に来ていただいた講師の先生が、この健康観察の大切さを繰り返し話されていたことを思い出します。担任が一人ずつ呼名し、子どもが元気よく返事をする・・・何気ないことではありますが、一日の学習を始めるための先生と子どもの関係づくりでもあるのです。さらに、先生と子どもの目が合い、信頼が生まれます。
 1年生は、どちらのクラスも国語と算数、音楽の授業がありました。4月に入学して3か月が経ちました。今日の授業を通じて、毎日たくさんの学習を一つ一つていねいに積み上げてきた成果を感じることができたでしょうか。座り方や話を聞く姿勢、先生の指示で活動する様子…教室の後ろにいても、日々の学校での姿がなんとなく分かったのではないかと思います。(写真上)
 2年1組は、生活科の時間に「こん虫はかせになろう」という学習をしていました。タブレットを使って、夏に見られる虫を調べ、まとめていく学習です。2年生にも分かりやすいサイトを使い、自分が選んだ虫の生態を調べていました。タブレットの画面を見ると、漢字には全て読み仮名がふられていました。本の資料を使うことに比べると、タブレットは資料を探すのが圧倒的に楽になります。ただし、そこから自分なりにどうまとめていくかが重要です。(写真中)
 また、実物に触れることが生活科の一番のねらいです。ちょうど今日の中休みに、校庭西側の草むらで、コオロギの赤ちゃんを見つけた子がいました。旭町小には、雑草を残してある場所があちこちにあるので、探せばいろいろな虫を見つけることができます。また、光が丘公園というすばらしい虫たちの宝庫が、学校のすぐ近くにあります。
 3年生は、理科の時間に「音のふしぎ」について学習をしていました。「物から音が出たり伝わったりするときには、物が震えているということ」、「音の大きさが変わるときには、物の震え方が変わるということ」などを実験を通じて確かめる学習です。「音」と言えば、音楽です。今日は音楽室から様々な楽器を借りてきて、音が出る様子を目で見たり手を当てて調べたりしていました。(写真下)
 3年生の音の学習は、学習指導要領改訂で2年前から新しく入ってきた単元です。実は、20年前までは小学校の理科の教科書に音の学習がありました。その後、音の学習は中学校で指導することになり、しばらく小学校の教科書からなくなっていました。ですから、私のような経験年数の長い教員にとっては、とても懐かしい学習内容なのです。

7月8日(金)

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 毎朝、1年生が育てているアサガオに、たくさんの花が見られます。アサガオは、一日花です。その日に咲き終わっても、翌日にまた新たな花が咲いていくため、「明日もさわやかに」という前向きなイメージの花言葉がつけられています。また、つるが伸びて絡みついていくことから、「結束」や「愛情の絆」というすてきな花言葉もあります。
 一人一人の顔や性格が違うように、アサガオの花色も実に様々です。赤や青、紫色、薄いブルーや淡いピンクの花色もあります。また、花びらの縁が白い「覆輪(ふくりん)」の品種も見られます。(写真上)
 園芸店に行くと、他にも変わり咲きのアサガオをたくさん見ることができます。花色が斑模様になっているものやキキョウ咲きのアサガオ、中には花びらが糸のように垂れて咲く、変わり咲きのアサガオもあります。これらの多くは、江戸時代を中心に日本で品種改良されたものがほとんどです。
 アサガオの歴史は古く、奈良時代の頃に中国から持ち込まれたと言われています。最初は薬草として使われていました。そして、江戸時代に何度かアサガオのブームが訪れました。江戸時代の人々は、とても花好きでした。(そういう意味では、私は江戸時代向きの人間です。)競い合うように品種改良を重ねて、珍しい咲き方や変わった花色のアサガオを生み出していきました。江戸時代の人達は、他の植物にもいろいろなマニアが存在したようです。日本サクラ草や菊など、江戸時代の人達の栽培熱は相当なものでした。(園芸の古書に記録が残っています。)
 さて、1年生のアサガオは、来週火曜日から家庭への持ち帰り期間になります。夏休みの宿題として、アサガオの観察が課されることになります。昔から、小学校1年生の夏休みの風物詩とも言える宿題です。置き場所は、一日中陽の当たるところよりも、午前中あるいは数時間陽が当たる程度のところで大丈夫です。アサガオは、水切れしやすいので十分に注意してください。毎朝、底から流れ出るまでたっぷり水やりが必要です。また、できれば午後3時以降にもう一回水やりをするようにしてください。上手に育てれば、夏休みの終わりまでずっと咲き続けます。元肥は入れてありますが、液体肥料がある場合は、ごく薄くして時々与えると良いです。
 5年生の社会科「水産業のさかんな地域」の学習では、教科書や資料集の写真やグラフから、多くのことを学び取っています。教科書には、たくさんのサンマが水揚げされている北海道でのサンマ漁の写真が載っていました。
 2組では、水産業の変化と課題についての学習をしていました。この40年あまりの生産量のグラフが、サンマと養殖ブリを比較して教科書に載っていました。サンマは、年によって生産量に大きな上がり下がりがあります。そして、特にこの10年近くは、生産量が一気に落ち込んでいることが分かりました。子ども達は、様々な理由を考えて発表していました。捕獲しすぎることからの水産資源の減少、海水温の上昇による漁場の変化、外国の大型船による日本への影響など、様々な理由が教科書にも示されていました。(写真中)
 確かに、毎年サンマの不漁が続いています。秋の魚と書いて「サンマ」ですが、最近はそのイメージが薄れつつあります。また、安くておいしいというサンマが、高級魚として扱われつつあるのが現状です。
 一方、養殖のブリの生産量を表すグラフは、40年間ほぼ横ばいです。養殖ですから、安定した生産量が確保できるということを表しています。最近は、マグロやタイ、ヒラメなどの多くの魚が養殖可能になってきました。特別な餌を与えて、その地方の特産品として魚を出荷する動きもあります。肉より魚派の私にとっては、大いに関心のある話題でした。
 2年生は、算数の時間に「水のかさのたんい」の学習をしています。長さ比べをした時に、cmやmの単位があったことから、水の量を比べる時にも「単位量」が必要であることを考えさせます。そして、デシリットル(dl)と、リットル(l)の単位を習います。また、「1リットル=10デシリットル」であることも学びました。
 2組では、実際に1リットルや1デシリットルますの容器を使って、いろいろな入れ物に入る水のかさを量り取っていました。正確に量ろうと、こぼさないように水を何度も慎重に移し替えていました。(写真下)
 ところで、小学校の算数では、「かさ」という言葉をよく使います。「入れ物に入る水の量」のことを「かさ」という言い方で表現しています。高学年になると「体積」や「容積」という言葉が出てきますが、低学年では「かさ」を使います。「水のかさは、どちらの入れ物に入っている方が多いですか?」・・・「かさ」ではなく「量」と言った方が分かりやすいと思うのですが、不思議です。

7月7日(木)

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 今日は、7月7日の七夕です。給食も、それに合わせた行事食となっていました。1年2組では、先生が絵本の読み聞かせをしていました。題名は、「おこだてませんように」(くすのき しげのり 作)でした。(写真上)
 「おっ!」と思い、教室に入って最後まで聞き入りました。実はこの絵本は、私のお気に入りの一冊なのです。以前、国語を専門とする知り合いの先生からプレゼントしていただいたことのある絵本です。(昨年度、読書旬間に合わせて子ども達にも紹介したことがあります。)
 「ぼくは いつもおこられる。家でも 学校でも おこられる。」というところから始まります。妹を泣かせてお母さんに怒られたり、友達とけんかをして先生に怒られたりしますが、それぞれにその子しか知らない事情があったのです。お母さんも先生も、その過程を知らずに怒っていました。
 7月7日、七夕様のお願いを短冊に書くことになりました。男の子は、一番のお願いを一生懸命考えました。小学校に入学してから教えてもらった平仮名で、一番のお願いを心を込めて書きました。短冊には、『おこだでませんように』と書きました。(「ま」の字が鏡文字になっています。)
 先生のところに持っていったら、先生はじっと短冊を見ていました。そして、先生は泣き出したのです。「せんせい・・・。おこってばっかりやったんやね。・・・ごめんね。よう かけたねえ。ほんまに ええ おねがいやねえ。」と言いました。男の子は、先生に褒められたことを喜びます。さっそく願いごとがかなったと思いました。
 家に帰ると、先生からお母さんに電話がありました。お母さんも、怒ってばかりいたことを反省し、男の子をぎゅっと抱きしめてあげました。・・・
 この絵本は、大人(子どもを育てている全ての家の人や学校の先生)に読んでもらいたいお話です。この絵本を読んだら、きっと目の前の子どもにもっともっと優しくなれるような気がします。
 4年2組の子ども達が、理科の時間に校庭〜中庭に出てきました。「季節と生き物(夏)」の学習として、学校で見られる植物や生き物の様子を調べる観察が目的だったようです。4年生の理科では、季節による気温の変化と、動植物の様子の変化とを関連付けて観察させていきます。
 中庭から校庭に抜ける一帯(東側の道路沿いの辺り)は、雑草がうっそうと生え茂った自然観察園になっています。子ども達が、足で草むらをかき分けながら、虫を探して歩いていました。カメムシやダンゴムシを見かけましたが、まだバッタ類はいなかったようです。(写真中)
 中庭の池の周りにも子ども達が集まっていました。やはり、池の中の生き物が気になるようでした。最近、中庭によくトンボが飛んでくるので、まだヤゴが池の中にいるのかもしれません。また、クロアゲハも最近よく見かけます。
 午前中に自転車で練馬駅近くまで出張に行きましたが、光が丘公園では、セミが声高らかに鳴き始めていました。来週あたりには、旭町小の周りもセミの大合唱になるのではないでしょうか。
 5,6校時に、6年生が部活動体験のために豊渓中学校に行ってきました。毎年6年生の子ども達にとって、中学校への進学の楽しみの一つとなるのが部活動です。あらかじめやってみたい部活動を決めておき、たっぷりと1時間、体験を楽しみました。
 今日は、中1と中2の生徒達が中心になり、6年生を優しく受け入れてくれました。今の6年生が4年生の頃の高学年だった子ども達が、すっかり中学生として立派な姿でリードしてくれました。(写真下)
 どの部活動も、生徒が自主的に準備をしたり活動を進めていました。小学校のように、先生が全て指示を出して授業をするのとは違います。小学校との違いとして、自分で考え自分で行動する力が必要であるということが分かりました。夏が過ぎると、6年生は来年度に向けた進路について考える時期になります。

7月6日(水)

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 4年生の音楽では、「エーデルワイス」の歌とリコーダーの練習を中心に授業が行われています。また、それに合わせて、「サウンド・オブ・ミュージック」の映画の一部を鑑賞しています。(写真上)
 「サウンド・オブ・ミュージック」は、1965年に公開されたジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画です。もともとは1959年にブロードウェイで初演されたミュージカル作品で、「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などの多くの名曲が歌われていることで知られています。そしてそれらは、現在の小学校の音楽の授業に欠かせない曲にもなっています。
 「エーデルワイス」のリコーダー練習は、夏休みの課題にもなるようです。すらすらときれいに演奏できるように練習していきます。ちなみに、エーデルワイスとは、ヨーロッパの山岳地帯に生育する山野草の一種です。白い小さな花が咲くようです。4年生の音楽の教科書に、『サウンド・オブ・ミュージック』の写真とともに載っていました。
 ところで、今日1組が観ていた「サウンド・オブ・ミュージック」の映画の場面は、マリアが「私のお気に入り」という名曲を歌う場面でした。トラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリアは、子どもたちからいたずらの洗礼を受けます。しかし、怒らずにあえて感謝を述べるマリアに対して、子ども達は反省します。その夜、外は雷雨となり、雷をこわがる子どもたちがマリアの部屋へと集まってきます。マリアは子ども達に、「こわい時は好きなことを思い出せばいい」と語り、「私のお気に入り(MY FAVORITE THINGS)」を子どもたちに歌って聞かせます。こうして、マリアは子どもたちの心をつかみ、慕われるようになっていきます。
 この曲は、日本でもかなり有名な曲です。それは、テレビCMとして、JR東海の京都観光キャンペーンで長年使われてきているからです。私(自分)のお気に入りのソプラノ歌手である、ヘイリーやサラ・オレインもこの曲を歌っています。
 2年2組の教室で、「ぐみの木と小鳥」という教材を使った道徳の授業が行われていました。この教材は、ほとんどの教科書会社に掲載されているほど、低学年の道徳の名作の一つです。ぐみの木の実を食べにきた小鳥が、最近姿を見せないリスのことを聞き、ぐみの木の代わりに嵐の中でもリスの見舞いに行くという、心温まるお話です。ぐみの木からは、嵐がやんでからと言われるものの、いつまでもやまない嵐の中でじっと考えた小鳥は、リスのもとへ飛び立っていく…というところに「葛藤」場面があります。(写真中)
 ところで、このお話に出てくる「ぐみの木」をご存知でしょうか? サクランボを楕円形にした赤い実がなる木です。園芸店であまり売られていない樹木のようなので、目にしたことがある人は少ないでしょう。私が子どもの頃、家のすぐ近くにぐみの木がありました。6〜7月頃に赤い実がどっさいりつき、見るからにおいしそうでした。しかし、口にした覚えはありません。ぐみの実を食べると下痢をするから食べてはいけないと、親からきつく言われていたからです。ところが、そういうことを言っていた私の父が、ぐみの実をとってきて「ぐみ酒」を作っていることを知りました。焼酎漬けになっているぐみがとてもおいしそうに見えたものです。その後、父がそのぐみ酒を飲んだかどうかは定かではありません。
 1年1組の図工の授業で、絵の具セットの使い方の指導がありました。真新しい絵の具セットを初めて使い、色の塗り方の勉強をしました。
 絵の具セットは、これから小学校6年間の図工の時間において、ほとんどの作品づくりに使われる道具です。基本的な使い方や片づけの仕方まで、一つ一つていねいに指導を受けていました。水入れに入った水を、流しからこぼさないように運んでくるのも勉強です。また、パレットにチューブから絵の具を出し、水をつけた筆で少し溶いてから塗ることも勉強です。
 今日は、まず画用紙にクレヨンで大きな風船を5つ描きました。次に、赤や青、緑、黄色など、5色の風船の枠に、絵の具を使って色を塗っていきました。「水の含み具合によって、色の濃さが変わる」ということにも、実際にやってみることで少しずつ分かってきたようです。(写真下)

7月5日(火)

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 5年生は、理科の時間に「天気と情報」の学習をしてます。4月にも「天気と情報」の単元がありましたが、その時は「天気の変化」についての学習内容でした。天気が西から東に移り変わっていくことなどを学習しました。今回は、「台風と防災」について学びます。台風が近づくとどのように天気が変化をするか、またどのような災害を引き起こすのかについて調べていきます。
 ちょうど現在、台風4号が日本列島に影響を及ぼしています。沖縄・奄美地方に大雨を降らせた台風4号は、今朝の段階では長崎県付近に上陸したようです。(温帯低気圧に変わりました。)九州〜四国地方は大雨になっているようです。
 2組では、タブレットを開いて台風情報を調べてみました。今後の進路予想や雲の動き、降水量の移り変わりなどの情報を得ることができました。ちなみに、関東地方は、今夜から明日の朝にかけて大雨のピークになりそうです。(写真上)
 インターネットで検索すると、過去の大きな台風の進路や降水量の変化を調べることができます。直近で大きな被害があった台風というと、今から3年前の2019年10月に関東地方を襲った台風19号です。長野県の千曲川や関東の多くの河川で氾濫が起きました。そういう私も、自宅近くの川が危険水域を越え、町役場の駐車場まで犬と一緒に車で非難するということを経験しました。
 今年の猛暑が、今後の台風の発生と関係するのではないか…とも言われています。5年生の子ども達には、台風がもたらす災害を理解し、様々な情報をもとに自分たちの地域の予測ができるように学習を進めていきます。
 3年生は、社会科の時間に「まちの人々の仕事」として、「商店の仕事」についての学習をしています。スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの販売ににかかわる仕事に関心をもたせ、人々の生活と関連付けて理解させていきます。また、販売の仕事の工夫などについても調べていきます。
 今日、1組では、買い物をした時のレシートを用意させて授業をしていました。レシートを調べることで、家の人がどんなものをどこの店で買っているのかが分かります。また、食料品や衣類、日用品など、品物によって買う店を選んで買い物をしていることなども分かってきます。例えば、野菜や果物を個人のお店(青果店)で買う場合もあれば、スーパーで買う場合もあるでしょう。ペットボトルの飲料水はどうでしょうか。スーパーだったり、ドラッグストア、あるいはコンビニという家庭もあるのではないでしょうか。その理由も、値段であったり、家に近いという理由であったり、ポイントが付くという理由であったりと様々です。
 ところで、ヤオコーのレシートを家から持ってきた子がいました。(写真中)和光市のヤオコーのようでした。旭町小の学区は、和光市と隣接しているので納得です。ヤオコーは、東京にも何店舗かあるようですが、圧倒的に埼玉県に多く出店しているスーパーです。と言っている私の地元にもたくさんあり、御用達のスーパーです。さらに、どうでもいい情報ですが、ヤオコーのお総菜コーナーにある二層仕立てのメンチカツがお気に入りです。
 5年1組では、国語「夏の夜」の学習をしていました。先週、3年生の「夏のくらし」という国語の単元についてお伝えしました。我が国の伝統と文化に対する理解にも関連した国語の学習として、5年生では「夏の夜」が2時間扱いで取り上げられています。(写真下)
 5年生の教科書には、枕草子から引用した夏の風景の古文や、夏の俳句2句が掲載されています。枕草子は、清少納言が書いた随筆です。「春はあけぼの…」が有名ですが、夏はこう書かれています。「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」・・・「夏は夜」ときましたか。現代も、花火やお祭りなどを考えると「夏は夜」かもしれません。しかし、清少納言は平安時代の人です。当時の夜は真っ暗で、人々が恐れていた闇でした。それだけに月明かりが何とも言えなかったのでしょう。そして蛍の発光が闇夜に浮き上がって見えていたことでしょう。
 5年生の子ども達は、「夏は〇〇」の〇〇を何にしたでしょうか。私なら「そうめん」です。「夏はそうめん。氷をたくさん入れたそうめんはさらなり、つゆもなほ、大葉とミョウガを多く入れたる。また、すり胡麻にきゅうりとナスを刻み入れるもいとをかし。」私の住んでいる川島町には、「すったて」という郷土料理があります。冷たいうどんのつけ汁に味噌とすり胡麻と夏野菜を刻んで入れる料理で、「冷や汁」とも呼ばれています。おすすめです。

7月4日(月) その2

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 七夕の日が近づいてきました。1年1組の廊下では、子ども達が作った七夕の飾りと、一人ずつ願いごとを書いた短冊を持ち寄り、みんなで笹に吊るしていました。(写真上)最初は、図工の時間に折り紙を使って七夕飾りを作るところから始まりました。工夫していろいろな飾りができたことから、ぜひ本物の笹に飾って七夕の日を迎えさせてあげたいと考え、笹を注文することにしました。先週、1,2年生各クラスに1本ずつ笹が届いています。
 七夕は、中国の「七夕伝説」をもとに語り継がれているお話です。遊んでばかりで働かなくなった織姫と彦星を戒めるために、働くことを条件にして、年に一度だけ再会することが許されたという内容です。また、願いごとを書く風習も、中国からのものであると言われています。「乞巧奠(きこうでん)」という中国の風習が関係しているそうです。乞巧とは、技巧を授かるように願う、あるいは上達を願うという意味です。つまり、織姫にあやかって、はた織りや裁縫の上達を願う儀式が始まりのようです。ひして、笹飾りに使われるあみ飾りやひし形つなぎは、もともとは布で作られた飾りでした。
 このような七夕の由来を踏まえると、何が欲しいとか、どこへ行きたいといった欲望を短冊に書くのではなく、習い事や勉強といった物事の上達や自分の努力で成し遂げられる目標を「願いごと」とすべきです。ただ、そこは低学年の子ども達です。「おけしょうセットがほしい」とか「ウエディングドレスがほしい」と書かれたものや、「いい子になれますように」という短冊がありました。また、家族の幸せや世界平和、コロナの終息をお願いしたものも見られました。今週土曜日の公開日にも見られるように、廊下に飾っておく予定です。
 先週末から7月に入りました。いよいよ1学期の学習のまとめの時期です。今日は、多くの教室でワークテストを行っている様子が見られました。国語の聞き取りテスト、外国語のテスト、算数のテスト、理科のテストなど、学年やクラスによって様々なテストがありました。先週と違い、気温が少し下がったこともあり、子ども達は集中してテスト用紙に向かっていました。
 ところで、学期末にはたいていどの学年にも、「漢字50問テスト」と呼ばれるワークテストがあります。1学期間に習った漢字が、どっさりと50問出題されます。国語のテストのほとんどは、教科書の一部が上の方に書かれ、それを見て問いに答えるものがほとんどです。しかし、学期末になると、一面四角い枠が並び、漢字を書きこむ問題ばかりのテスト用紙がやって来ます。
 いきなりテストをしても、4月や5月に習った漢字は忘れてしまうものです。多くのクラスでは、増し刷りしたプリントを使い、あらかじめ練習をさせてから取り組むことが多いです。その代わり、合格ラインに達するまでやり直しをさせたり、夏休み明けにもう一度テストをしたりして使います。
 今日は、3年生と4年生の各クラスで漢字50問に挑戦していました。土日に練習をがんばった子が多かったのではないでしょうか。結果はいかに…。(写真中)
 6年生は、理科の時間に「体のつくりとはたらき」の学習をしています。人間の体のつくりについて、呼吸や消化、血液の循環などについて学んでいます。先週は、だ液のはたらきについて理科室で実験をしていました。ご飯にだ液を混ぜたものを、体温と同じ温度でしばらく湯煎すると、でんぷん反応がなくなります。(でんぷんが、他の物質(糖)に変化した。)
 その他にも、気体検知管を使って、呼吸による空気中の成分の変化を調べたりもしています。しかし、この単元は、全て実験で確かめられる学習内容ではありません。資料等から調べることも必要になります。2組では、教室で人体模型を見て体内のつくりを調べたり、タブレットを使って消化・吸収のしくみを調べたりしていました。(写真下)

7月4日(月) その1

 今日の全校朝会は、Zoomを使って行いました。「SDGsについて考えよう」というテーマで、パワーポイントの資料を画面に映しながら話をしました。
・・・今日は、最近いろいろなところで聞かれるようになった言葉「SDGs」についての話をします。テレビ番組やCMなどで、SDGsという言葉をよく聞くようになりました。また、学校でも多くの学年の様々な教科書にSDGsのことが紹介されているので、17の項目を示したイラスト図を見たことがある子が多いのではないでしょうか。
 SDGsとは、「持続可能な開発目標」のことです。簡単に言うと、「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。「持続可能な」というのは、「人間の活動が自然環境に悪影響を与えずに、その活動を続けていけることを意味しています。
 SDGsは17も目標があるので、分かりにくく感じてしまいます。しかし、実は17の目標は5つのカテゴリーに分けることができます。頭文字をとり、「5つのP」といいます。最初のPは、人間(People)のPです。1番から6番の目標がそれにあたります。1番は、「貧困をなくそう」です。貧困とは、食べ物や着るものなどが十分でなく、貧しい暮らしのことを言います。2番は、「飢餓をゼロに」…飢餓というのは、食べ物がなくて飢え死にしてしまうことです。3番は、「全ての人に健康と福祉を」…福祉というのは、幸せということです。4番は、「質の高い教育をみんなに」です。5番は、「ジェンダー平等を実現しよう」…ジェンダー平等というのは、男女平等ということです。6番は、「安全な水とトイレを世界に」となっています。
 この中で、みなさんにとって思い当たるものはありますか? 貧困や飢餓、そして安全な水とトイレについては、日本ではあまり困っていないのではないかと思うでしょう? しかし、SDGsが目指しているのは、「世界のみんなが」ということなのです。今も、世界中の多くの人たちが食べ物や着るものなどが十分でなかったり、食べ物がなくて困ったりしています。さらに、飲み水が十分に得られていない地域がたくさんあります。そういう人たちのことを考えることが重要なのです。では、私たちに何ができるでしょうか? 今週の木曜日に、ユニセフ集会があります。代表委員会の人達がユニセフ募金について詳しく話をしてくれます。ユニセフの活動について理解をしたり、募金活動に参加したりすることがSDGsへの第一歩になりそうです。
 また、地球についての12番から15番の項目は、小学校の学習内容と大いに関係があり、とても身近な問題です。12番の「つくる責任、つかう責任」は、4年生以上のみなさんがよく知っている「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」の資源を大切にする活動のことです。13番の「気候変動に具体的な対策を」は、5,6年生が社会科や理科の時間に学習する地球温暖化や異常気象に関する問題です。そして、14番の「海の豊かさ」、15番の「陸の豊かさ」は、海洋プラスチック問題や砂漠化などの深刻な地球環境に関する問題です。
 これ以外にも、SDGsに関する内容はまだまだたくさんあります。興味をもった人は、ぜひ夏休みの自由研究の課題として取り上げて、自分で調べてみてください。そして大切なことは、「SDGsのために、自分は何ができるのだろうか、何をしなければならないのだろうか」と考えることです。・・・
 パワーポイントは、14枚のスライドを使いました。SDGsに関する資料やイラスト、写真などで構成しました。また、「エコとわざ」の募集案内についても最後に話をしました。関心のある子は、取り組んでみましょうと伝えてあります。(「エコとわざ」についての案内は、本日3年生以上に配布しています。)

7月1日(金)

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 6年生の家庭科の学習として、「手洗いによる洗濯の実習」を行っていました。洗いおけに水を入れ、洗濯用石鹸を使って、一人ずつ衣類を手でもみ洗いしました。
 手もみ洗いをした後は、水を何回か取り換えながらすすぎ洗いをします。さらに水をよく絞って、干すところまでが実習です。どの子も自分がいつも身につけている衣類だけに、とてもていねいに扱っていました。洗濯ものを手洗いしていた昔の人の苦労が、少し分かったようです。(写真上)
 家庭科の教科書には、洗濯ものの干し方(しわを伸ばして形を整えて干す)や、洗濯ものを取り込んでたたみ、整理すること(必要があればアイロンをかけ、決まった場所にしまう)まで書かれています。今はもちろん洗濯機がきれいに洗ってくれますが、洗濯ものをきちんと干したり取り込んでしまうところは、子ども達の家庭での仕事として行わせていくことが大切です。
 ところで、洗濯実習でゆすいだ後の絞り方を見ていて気がつきました。正しい絞り方ができる子が少ないということです。(これは、昔から小学生で正しくできる子が少なかったことであり、今の子たちが…というわけではありません。)
 タオルやぞうきんを絞る時、どのように持ちますか? 大きく分けて、縦絞りと横絞り、握り絞りがあります。縦絞りは、両手で剣道の竹刀を握るように、ぞうきんを縦に持ちます。そして、左右の手をそれぞれの親指方向に、内側に絞ります。横絞りは、鉄棒にぶら下がるように両手でぞうきんを握り、左右の手をお互い逆方向に絞ります。握り絞りは、おにぎりを握るようにぞうきんを持ち、ぎゅっとつぶすように絞ります。
 多分、横絞りをする子が多いのではないでしょうか。正しくは、縦絞りです。今は清掃の仕方が変わり、ぞうきんを使うことが少なくなりました。自分が担任をしていた頃は、まず4月のスタート時、クラスの子がぞうきんを持ってきた時に、縦絞りの仕方を全員に指導したものでした。
 1年生は、算数の時間に「どちらがながい」という学習をしています。1年生の子ども達は、今までの生活の中で「長い」「短い」という感覚をもっていますが、まだ漠然とした大きさとしてとらえている段階です。そこで、1年生の算数では、長さの比較などを通して、長さの概念や測定についての理解の基礎となる経験を豊かにすることをめざして指導していきます。
 まず、2本の鉛筆の長さを比べるとしたら、それぞれをくっつけて調べることができます。この場合、端をそろえて比べることが大切になります。(直接比較)では、2つのものを合わせて比べることができない場合(動かすことができない場合など)はどうしたらよいでしょうか? そこで、ひもなどの媒介物を使い、長さを写し取ることができることを学びます。(間接比較)
 2組の教室では、紙テープを子ども達に渡し、教卓やロッカー、後ろの黒板の長さなどを測り取らせていました。グループの仲間で協力し合い、テープが真っすぐになるように気をつけながら調べていました。(写真中)
 1年生のこの単元では、直接比較と間接比較の他に、「任意単位での比較」についても学習します。机の縦と横の長さを鉛筆何本分かで比べたり、手のひらがいくつ分かで比べたりします。昨日、2組の教室では、算数ブロックを使って教科書の縦と横を比べていた子がいました。任意単位で比較する考えがすでに出てきていました。
 3年生は、理科の時間に「ゴムや風の力」の学習をしています。3年生から理科の学習が始まり、植物や虫を育てる内容がずっと続いていました。理科の学習が始まって、初めて「実験」する内容があるのがこの単元からです。
 3年生は、ゴムや風の力で動く車の実験セットを購入し、車の進み方を実験で調べてきました。車に取り付けたゴムを発射台に引っかけて手を放すと、伸びたゴムが縮む力で車が前に進みます。ゴムを伸ばす長さを変えて実験することで、ものを動かす力も変わることが分かりました。
 2組が今日理科室で実験していたのは、発展的な内容でした。2つの輪ゴムを二重にして使った場合と2本をつなげて使った場合とで、車の進み方はどう変わるかということについて実験を行いました。3年生の理科では、実験用具を何度も使い、遊びを通して発見を得ることが重要です。(写真下)

※今週は、とてつもなく暑い毎日が続きました。今朝、メール配信でもお伝えしたように、区からの通知を受けて屋外での活動を制限しています。今朝、1年生の子ども達が、「プールに入るのが楽しみだな…」と言いながら登校してきましたが、中止としています。熱中症警戒アラートが東京都に出されています。5校時に、6年生各クラスが、図書室と家庭科室に移動して授業を受けていました。南校舎の4階は、エアコンをつけてもかなりの暑さです。できる限りの対応をしていきますので、ご理解ください。

6月30日(木)

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 3年2組の教室で、「夏のくらし」という国語の学習を行っていました。夏を感じたことについて文章に書き表す学習です。春夏秋冬に合わせて、年間4回設定されている単元です。我が国の伝統と文化に対する理解として、道徳教育にも通じるところがあります。
 教科書に載っている夏を感じさせる語句をヒントに、今日は俳句作りを行っていました。教科書には、「蚊取り線香、すだれ、うちわ、打ち上げ花火」の絵が描かれていました。蚊取り線香の絵は、ブタさんの入れ物に渦巻き状の蚊取り線香が煙を上げているイラストです。現在は、電子式の蚊取り器がほとんどでしょうか? 私もしばらく火をつけるタイプの蚊取り線香は購入していません。
 続いて教科書には、「暑い夏をのりきるための工夫です。」と書かれ、「風鈴、網戸、扇風機」の絵が載っていました。風鈴を知らない子が多いのではないでしょうか? 音で涼しさを得ていた昔の人の風情は、窓を閉め切ってエアコンをつけている現代人とは真逆の発想です。
 さらに、「夏には、冷たくてのどごしのよいものが喜ばれます。」と書いてあり、「ところてん、そうめん、白玉、みつまめ、水ようかん」が描かれています。子ども達に聞けば、アイスクリームやかき氷など、次々と思い浮かぶものが出てきそうです。大人は、泡の出る飲み物でしょうか…。
 ところで、子ども達は五・七・五の俳句を作らなければなりません。思いついた子から画用紙に下書きをして、先生のところに見せに行っていました。指を折りながら音数を数えて、俳句作りに取り組む様子が見られました。(写真上)
 2組の俳句からいくつかを紹介しましょう。「ひまわりが 日がいるほうに 向いている」…ひまわりが一斉に同じ方向を向いて咲いている様子ですね。「夏の夜 花火大会 きれいだな」…今年は3年ぶりに花火大会があるでしょうか。「夏休み かとり線香 外におく」…外におくという言葉がいいですね。家族で花火や夕涼みでもするのでしょうか。「ひまわりが キラッとかがやく 夏の空」…暑い中でも元気なひまわりの様子がよく表現されています。季重なりの句が多く見られましたが、今日の夜の番組に出せそうな俳句が出来上がりました。
 2年生が、生活科で育てている野菜の畑の手入れをしていました。ミニトマトや中庭の観察をさせながら、何人かずつ交代で畑の作業を行っていました。
 最初のグループの子は、まず草取りからです。しっかり根を張った雑草は、抜くのが大変そうでした。次のグループはスコップで土を耕し、さらに次のグループはたい肥を入れてかき混ぜ…と、次第に畑の土の改良が進んでいきました。(写真中)
 今回、畑の土に牛糞たい肥をまいて混ぜ込んだのは、先日「野菜名人」として来ていただいた農家やJAの方のアドバイスを受けてのことです。本来なら、最初に畑の土づくりをしてから苗を植え付けるべきでした。この段階で、一度生育している苗を移植してしまって大丈夫なのかどうかは心配ですが、今後うまく育ってほしいものです。
 牛糞たい肥は、有機質の肥料成分からできているため、土をふかふかにするはたらきがあります。粒の細かい畑の土をそのまま使っていると、硬く締まってきます。そのために植物の根が十分に張ることができず、生育が悪くなります。根をしっかりと張らせることが、野菜のみならず植物全般に言える重要ポイントです。
 5校時に、1年2組で「きんのおの」という道徳の授業がありました。木こりが池に斧を落としてしまうと、池の中から神様が金の斧を持って現れ、「おまえの落とした斧は、これであろう。」と聞きます。木こりが正直に「違います。」と伝える…という、有名なイソップ寓話のお話です。正直でいることの大切さについて考えさせ、うそをついたりごまかしたりしないで、誠実に生きようとする心情を育てることをねらいとした授業でした。(写真下)
 このお話では、正直な木こりが自分の斧だけでなく、金と銀の斧まで手に入れます。一方、欲が出た友達の木こりは、金銀だけでなく、自分の斧まで失ってしまいます。日常生活の中で、大なり小なりうそをついてしまうことは誰にでもあることです。このお話の登場人物で例えれば、子ども達はみんながみんな「正直に言う!」と答えるでしょう。そこをどう一般化して、「正直に言えなくて、いやな気持ちになった経験」を引き出すことができるかが大切になります。
 大人向けにこの授業をやってみたいものです。きっと誰もが、「うそをついて、後味の悪いことを経験した」とか、「正直に言えないことだってあるよ…」と本音が出たりする展開になるのではないでしょうか。

6月29日(水)

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 4年2組では、国語の時間に「カンジー博士の都道府県の旅2」という学習をしていました。「カンジー博士」というのは、2年生以上の国語の教科書に時々出てくるキャラクターです。説明不要かもしれませんが、カンジーという名前は、「漢字」からつけられたようです。
 ところで、4年生で習う新出漢字は、6学年の中で最も多い202字であることと、都道府県名の漢字全てが網羅されていることを以前お伝えしました。4年生の子ども達は、47都道府県をどれたけ漢字で書けるようになったでしょうか。
 漢字は、繰り返し生活の中で使わないと忘れてしまいます。都道府県名は、それほどたびたび書くものではありません。(だから大人は、都道府県名を漢字で書けない場合が多い…)それに対して4年生は、時々都道府県の位置と名前を覚えているか、プリントで確認をしています。全国の4年生が、最も都道府県名を漢字で書いている人たちではないかと思われます。
 また、カンジー博士の指示はローマ字にも及びます。都道府県名を漢字で書くだけでなく、「ローマ字でも書き表してみましょう」となっています。ローマ字を習ったのは、3年生の2学期でした。それほど指導時数はとっていません。しかし、4年生の子ども達はよく書けていました。タブレットの導入と関係がありそうです。中学年の頃からローマ字入力に慣れ親しんでいる成果が表れているようです。(写真上)
 5年生は、家庭科の時間に裁縫の学習に取り組み始めました。裁縫道具を初めて使う学習単元です。まずは、裁縫道具としてどのようなものが入っているのか、さらにそれぞれの名前と何をするための道具なのかを調べていきました。裁縫道具には、はさみだけでも2種類あります。布を切る「たちばさみ」と糸を切るための「糸切りばさみ」です。
 5年生の裁縫は、簡単な手縫いの技能を学習します。まずは、針に糸を通すことと、玉結びや玉どめができるようにしなければなりません。今日、2組では、針に糸を通してから玉結びをするところまでの実習をしていました。子ども達の裁縫道具には糸通しが入っていましたが、どの子も簡単に針穴に糸を通していました。しかし、玉結びはさすがにすぐにはできなかったようです。先生のお手本を見たり、タブレットを使ってNHKの動画から指の動きを確認しながら挑戦していました。
 玉結びは、親指と人差し指で糸を寄り合わせ、中指で押さえながら糸を引っ張ります。見本を示す先生の手が、手品師の指先のように動いて玉結びができていきました。まずは、自分で繰り返しやりながらコツをつかむことが大切です。(写真中)
 中休みと昼休みに、4年1組の子ども達が校長室に来ました。国語の「新聞を作ろう」という学習でのインタビューのためです。グループの仲間で1つの新聞を完成させるようでした。取材する内容に合わせてアンケート調査を行い、それを新聞にまとめるという学習です。
 まず、中休みに来た子ども達からは、「好きな植物を教えてください。」と聞かれました。それも、1位から5位までの花の名前と好きな理由を答えなければなりません。1位は、セントポーリアです。ちょうど校長室に咲いていたので、説明しました。2位はサクラ草、3位はコチョウラン、4位はバラ、5位はパンジーと、それぞれ理由をつけて話しました。インタビューする子は、話を聞きながらしっかりメモを取っていました。時々、逆に子ども達に質問をしながら次の植物名を何にしようかと考えていたのですが…さすがにそれは悟られなかったようです。(写真下)
 昼休みに訪れたグループは、SDGsに関する新聞を作る予定と言っていました。それに合わせて質問してきたのが、「植物を育てている時に気をつけていることは何ですか?」ということでした。植物の特性をよく調べて、日光や水やりを適切に行うことという内容を、なるべく子ども用に分かりやすく答えました。
 ちょうど来週の全校朝会で、SDGsに関する話をしようと考えていたところでした。なんとタイミングの良い子ども達でしょう。このグループの作る新聞にも注目したいと思います。
 2つのグループがインタビューに来ましたが、たいていグループの中に主となってよく話をする子(受け答えのはっきりとした子)がいます。そういう子がリーダー的な姿を見せ、周りの子ども達が見習い、育っていくのだなと思いました。

6月28日(火)

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 午前中に、4年生と光が丘清掃工場に社会科見学に行ってきました。光が丘の清掃工場は、長期にわたり建て替え工事が行われてきました。その工事も昨年度にようやく終了し、今年から社会科見学の受け入れがスタートしました。
 4年生は、「ふれあい環境学習」の出前授業を1か月前に受けています。その時に、出前授業をしていただいた練馬清掃事務所の方々に聞いたところ、「ぜひ工場見学に来てください。」と言われました。工場をリニューアルして、すばらしい見学コースが出来上がったとのことでした。今回実際に見学に行ってみて、確かにそのすばらしさにびっくりしました。
 昨日、関東地方の梅雨明け宣言が出されました。今日も朝からじりじりとした暑い日でした。清掃工場までは歩いて20分ほどですが、なるべく光が丘公園内の木陰を通って行くことにしました。また、途中で水分補給の時間もとっています。
 学校から南の方角に煙突が見えていますが、清掃工場に着くと、壁面がペールオレンジ(うすだいだい色)にきれいに塗装されていることが分かりました。後で説明がありましたが、周りの団地との調和を図ってこの色にしたそうです。(写真上)
 館内は、広々としていてとてもきれいでした。映像を通して工場の概要の説明を聞いてから、4つのグループに分かれて見学をしました。次々と清掃車がやってきてバンカにごみを落としていくところや、そのバンカのごみをクレーンでつかむ様子をガラス越しに見ることができました。以前の清掃工場では、人がクレーンを操作していましたが、今は全てコンピューターで自動運転しているそうです。その他にも、24時間体制で工場内を管理する中央制御室の様子を見学することができました。また、見学コースのところどころに、子ども達に分かりやすく解説するための展示物や映像コーナーが設置してありました。
 ごみは、800度の高温で燃やす仕組みになっていて、有害物質が出ないように配慮されています。さらに、様々な仕組みでにおいや煙成分を除去しているため、環境にやさしい清掃工場になっています。さらに、発生した熱を利用して発電を行ったり、温水を近くの施設に供給したりもしています。広い公園とたくさんの住宅に隣接した清掃工場ということで、超ハイテクの技術が使われていることが分かりました。
 昔、区内の学校から、貸し切りバスに子ども達を乗せて引率したことがあります。旭町小は、清掃工場まで歩いて見学に行けるので、とても恵まれています。見学の最後に、子ども達からいろいろな質問が出ました。積極的な見学態度に、工場の人達が感心していました。
 昨日は、4年生の保健の学習についてお伝えしました。今日は、3年2組で保健の授業が行われていました。(写真中)体育の保健領域は、3年生以上で行われます。(学年によって、実施する学期が決まっています。)
 3年生は、1学期の保健の時間に、「健康な生活」についての学習をすることになっています。健康な状態について考えを深め、健康は一日の生活の仕方や身の回りの環境によることなどについて学んでいきます。
 今日は、まず「健康とはどういう状態か」ということについて考えさせました。WHO憲章の前文の「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」という言葉は、あまりにも有名です。(中学校の保健の授業で習ったのではないでしょうか?)しかし、小学校3年生にこのことを理解させるのは、とても難しいことです。人への優しさがある子や、心配ごとがない子が本当に健康であるというように、分かりやすく指導することが大切になります。
 3年1組では、書写(毛筆)の指導が行われていました。先日行った初めての毛筆に続いて、2回目となる今回は、「二」を書きました。横画の練習で、始筆・送筆・終筆の筆使いについて理解させる学習でした。(写真下)
 特に毛筆では、穂先をそろえて筆を入れる始筆がまず重要ポイントになります。筆先を斜め左に向けて一旦半紙にトンと置き、しっかり止めてから筆を横に動かします。さらに難しいのが終筆です。終筆もしっかり止めることがポイントになります。根元に力を入れる(筆が斜めになる)と、下にこぶが出来てしまいます。筆先をつけたまま、筆を軽く持ち上げるようにするときれいな終筆になります。言うのは簡単、行うのは難しい…何度も書きながら覚えていくのが一番です。

6月27日(月) その2

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 2校時に、1年2組が生活科の学習で中庭に出てきました。土曜日からすっかり夏の猛暑となり、今週も暑い日が続く予報です。前回中庭に来て生き物の様子を観察した時と比べて、どのような違いがあるのかを調べていました。
 池の周りでは、シオカラトンボがスイスイと飛んでいました。胸から背中にかけて、気持ちの良いくらいきれいな水色をしているトンボです。枝先に止まったので、そっと子ども達が近づいてみました。一人の子が手を差し出してつかもうとした瞬間、シオカラトンボはすばやく逃げていきました。しかし、指先でかすかにトンボに触れることができたようです。トンボも、まさか子どもが手を出してくるとは思ってもいなかったのか、油断していたようでした。(写真上)
 また、トンボのヤゴの抜け殻を見つけた子がいました。草むらの中から、ヤゴの形をした背中の部分が割れている状態の殻を探し出してきました。先ほどのシオカラトンボの抜け殻かもしれません。
 せっかく中庭に子ども達が来ていたので、サクラ草の苗の様子を見せてあることにしました。日陰のところで連休明けに種をまいたサクラ草が順調に生育し、一気に茂ってきました。ネコ除けとしてかぶせていた網を取ると、青々と葉が伸びてきています。来週あたりから、いよいよ植え替え作業を開始する予定でいます。まず、7月中に小さなビニールポットに植え替え、8月には一回り大きなポットに植え替えてと、徐々に大きくしていく予定です。(写真中)
 サクラ草の説明をしているうちに、子ども達の関心はすっかりカエルの方に行ってしまいました。サクラ草の苗床の周辺には、小さなヒキガエルの赤ちゃんがたくさんいます。サクラ草の苗に寄ってくる虫を捕食してくれるので、私にとっては「カエル様」として大切にしている仲間です。
 ところで、1年生のアサガオと2年生のミニトマトの鉢が大ピンチになりました。土日の猛暑で、くたくたになってしまったのです。朝一番に子ども達が水やりをしていましたが、元通りに元気になるかが心配です。1年生の何人かの鉢には、きれいなアサガオの花がもう咲き始めました。置き場所と水やりを毎日確認しながら、この暑さをなんとか乗り越えられるようにしていく必要があります。
 4年1組で保健の授業を行っていました。4年生では、1学期の保健の学習として、「変化してきたわたしの体」について学びます。今日は、身長や体重が年齢とともにどのように変化していくかということについて、学習していました。
 まず、身長の変化について見ていくと、毎年同じように伸びていくわけではないということが分かりました。大きく伸びる時もあれば、少しだけ伸びる時期もあります。そして学齢期では、これから小学校の高学年〜高校生に向けて、身長や体重が大きく変化する時期にさしかかります。ただし、ここで大切なことは、身長の伸び方や体の発育の仕方には、個人差があるということです。(写真下)
 1組の教室に入った時に担任の先生に声をかけられ、「校長先生はいつ頃から身長が伸びましたか?」と聞かれました。小学校の時はそれほど背が高い方ではなく、中学校に行ってから大きくなったということを子ども達に伝えました。(実際、小学校の時の背の順は、後々ずいぶん変わるものです。)これから高学年になると、自分の体の成長や変化について、様々な悩みが生じる時期です。大人が自身の経験を話してあげることが一番の安心につながるのではないでしょうか。

6月27日(月) その1

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 今日の全校朝会は、朝から日差しが強く高温のため、Zoomを使って行いました。画面に写真や資料を映しながら、「『もったいない』と思うこと」についての話をしました。
・・・17年前、ケニア出身の環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんが日本に初めて来て感銘を受けた言葉があります。それは、「もったいない」という日本語でした。日本では、「もったいない」という言葉はよく使いますよね。鉛筆を使っていて、「短くなってきたけど、捨てるにはまだもったいないから使おう」とか、工作をしていて、「あまった切れ端がもったいないから何かに使うためにとっておこう」といったように、普段よく使う言葉です。ところが、日本以外の国ではこの「もったいない」に相当する言葉が見当たらないそうです。マータイさんは、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞した人です。この美しい日本語を、環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。
 みなさんは、どんな時にこの「もったいない」という言葉を使いますか? 校長先生は、学校の中で次の3つのことが「もったいない」と感じています。
 まず1つ目は、毎年落とし物がたくさんたまり、いつまでたっても落とし主が現れないことです。自分の持ち物を無くしてしまったら、まずよく探すようにしているでしょうか。「無くしてしまったら、また家の人に買ってもらえばいいや」と思っていたとしたら、大間違いです。いつまでたっても取りに来ない落とし物は、学校で処分する(捨てる)ことになります。もったいないですよね。
 2つ目は、ものを大切にしていない子を見ると「もったいない」と感じることです。雨の日に、傘を振り回して遊んでいる子がいました。そういうことをしていると、すぐに傘が壊れてしまいます。また、筆箱を投げたり、校帽のゴムを持って振り回したりと、学校で使うものを乱暴に扱っている人はいませんか。「壊れたら、また家の人に買ってもらえばいいや」と思っていたら、大間違いです。ものを大切に扱うことができずにすぐに新しく買い直さなければならないのは、もったいないことですよね。
 最後の3つ目は、食べ物に対する「もったいない」です。給食の時間に、盛り付けてもらったものを残さずに食べていますか。食べ物の好き嫌いをして給食を残し、食缶に返したものは、全てゴミになります。お金を払って一生懸命作っていただいた食べ物は、本当は体をつくる栄養になるはずでした。それが、ゴミとして捨てられてしまうのです。もったいないことですよね。
 ものを大切にすることができる人は、人に対しても優しい心で親切に接することができる人です。身の回りのものや食べ物を大切にするようにしましょう。・・・
 Zoomで使った資料を2階の掲示板に貼ったところ、休み時間に子ども達が関心をもって見に来ていました。聞いてみると、食べ物に対する「もったいない」という気持ちを多くの子がもっているようでした。

6月24日(金)

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 1週間前に追肥をしたこともあり、1年生のアサガオのつるが急速に伸びてきました。よく見ると、下の方からたくさんのつぼみが見え始めてきています。
 1組も2組も、1校時にアサガオの鉢を見やすい場所に移して、観察をしていました。アサガオのつるは、支柱をはるかに越えて、つかまる場所を探しているかのようです。(写真上)
 アサガオのつるは、上から見ると反時計回り(左回り)に巻いていく性質があります。意地悪な実験ですが、巻き付いているつるをほどいて、右回りに誘引したことがあります。しかし、翌日にはまた左回りに戻っていました。つるの先端では、両側の成長速度の違いから、同じ方向に巻き付いていく仕組みになっているようです。
 これからの時期、アサガオはよく行灯(あんどん)仕立てで園芸店に並ぶようになります。(東京の入谷の朝顔市が有名ですが、残念ながら今年も中止のようです。)1年生が育てているアサガオは、1株に数本のつるが出始めているので、立派な行灯仕立てになりそうです。
 この1年生の栽培セットは、小学生が失敗無く栽培できるようによく考えられています。種は発芽の良い物が選ばれていて、さらに発芽促進処理が施されています。普通にアサガオの種をまいただけでは、それほど発芽率が良いものではありません。また、土に混ぜる元肥や、本葉が出てから与える追肥もセットされています。水やりさえしっかり行えば、まず失敗はしないはずです。
 今週の火曜日(21日)が夏至でした。アサガオは、短日になると花芽をつける植物です。1年生が育てているアサガオも、ちゃんとそれを守って花芽をつけ始めました。7月に入る頃には、きれいな花が見られそうです。
 4年生は、理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。4年生の理科では、「関係づけて考える」ことをねらいとして学習が進められていきます。まず、空気の体積と圧し返す力の性質を実験で調べてから、水の場合はどうだろうか…と、関係づけて考えさせていきます。
 先日1組では、「閉じ込めた空気は、圧し縮めると体積が減り、圧し返してくる力が大きくなる」ということを実験で確かめました。今日は、空気に換えて水だったらどうなるかという実験を行いました。
 プラスチックの注射器に水を入れ、先端をゴム板にあてて、水が漏れないようにしてピストンを圧していきます。空気の時は圧し縮めることができたのに、今度は1mmも動きません。子ども達は、少しは水も縮むのではないかと考えていたようですが、びくともしませんでした。(写真中)
 水は縮まないということを利用したものとして、豆腐の容器があります。お店で売られているパック詰めの豆腐の容器には、豆腐以外の部分は水で満たされています。豆腐の容器を積み重ねても、水は縮まないので中身の豆腐がつぶれることはありません。
 4年生は、体育の時間にネット型のボール運動として、「キャッチバレー」を行っています。ネット型のボール運動では、ラリーがなるべく続かないとゲームの面白さが味わえません。高学年のソフトバレーボールにつなげるために、中学年では、ボールをキャッチしてから味方にパスをすることを取り入れた「キャッチバレー」を指導しています。(写真下)
 投げ入れられたサーブをキャッチするのが1人目で、次に味方にパスをして2人目。2人目がトスをしたボールをアタックするのが3人目です。・・・それでもなかなかラリーが続かないようでした。その場合は、アタックをなくして、3人目は相手コートに投げ入れるというルールにするとゲームが面白くなります。
 実は、そのルールで行っているのが練馬区のキャッチバレーです。もともとキャッチバレーは、練馬区で生まれたスポーツです。ネットを張ってボールを投げ合うというところから、当初は「ネットバレー」という名前で呼ばれていました。旭町小のように、ジュニアバレーのチームがある学校もありますが、区内にはキャッチバレーのチームがある学校が多いです。子どもだけでなく、大人の大会もあるほど盛んに行われています。

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