5月14日(金)作者は、一川 誠さんです。同名の著書から引用され、教科書6ページにわたる説明文として掲載されています。本文の中で「時計の時間」とは、「いつ、どこで、だれが計っても同じように進みます。」と書かれています。一方の「心の時間」とは、「私たちが体感している時間のことです。」と説明しています。さらに、「様々な事柄の影響を受けて進み方が変わったり、人によって感覚が違ったりする特性があるのです。」とも書かれています。 説明文全体では、もちろん「心の時間」についての内容がほとんどで、段落を追って様々な実験の様子を入れながら論述されています。その中の一つに、「朝や夜が、昼よりも時間が速く経つように感じるのは、体の動きのよさと関係がある。」と書いてあります。つまり、体をよく動かしている時は、時間が経つのが速いということです。…確かに、ぼんやりと暇な時は、なんとなく時計が進むのが遅いような気がします。さらに、「環境によって心の時間の進み方が変わる」ということを確かめるための興味深い実験も紹介されています。その結果から、「刺激が多い方が時間の進み方が遅く感じる」ということが分かったそうです。このことをさらに置き換えるならば、子どもと大人との時間の感覚の違いにも通じるのではないかと思いました。(これは、私の考えですが…)子どもにとっては、毎日が新しい刺激の連続です。「子どもの頃は、一日がとても長く感じたのに、大人になると一日があっという間に過ぎていく…」と、誰もが感じることです。まさに、それは心の時間の違いではないかなと思いました。 今日の2組の授業では、ワークシートを使って、段落ごとに「筆者の主張」が書かれているのか、「事例」が書かれているのかを読み取る学習をしていました。(写真上)説明文は、これからも何回か学習していきます。今回は、まだ内容が少ない方です。繰り返し文章を読み直しながら、説明文全体の構成を考える力をつけさせていきます。 1年生は、算数の時間に「なかまづくりとかず」の学習に取り組んできました。4月の下旬からずっと続けてきた大きな学習単元です。5から10までの数について、それぞれ「いくつといくつ」に分けられるのかを学んできました。数の構成について理解する大切な学習です。10は、「1と9」、「2と8」、「3と7」・・・のように、分解することができます。 2組の教室では、10の構成について学習したことを生かして、カードを取り合うゲームをしていました。2人組で向き合い、裏返したカードを2枚ずつ選びます。「4」が出たら、次に10の補数となる「6」を見つけたらカードを取ることができます。中には、指を折りながら10になるかどうかを確かめていた子も見られました。(写真中) 最初はブロックを使いながら、そして次には数字のカードを見ただけで補数が言えるようにしていくという学習は、「あわせていくつ ふえるといくつ」の単元につながります。つまり、たし算の考え方です。(今月下旬より学習します。) 4校時に、音楽室の授業観察に行きました。2年2組の授業が行われていました。「リズムやドレミとなかよし」という内容の授業でした。旭町小では、2年生以上の学年が音楽室を使い、専科の先生の指導を受けています。4月に始まり、最初の2週間は元気のよい歌声が響いていましたが、緊急事態宣言とともに楽器の響きが中心になりました。前年度の3学期もそうでしたが、どの教科の中でも最も感染症対応で苦労を強いられているのが音楽の授業です。 最初に、「朝のリズム」の歌(CDで流す曲)に合わせたリズム遊びをしました。さすがは2年生です。足踏み、膝打ち、手拍子と、体全体を使って行う音楽表現に生き生きと取り組む様子が見られました。 次に、「なべなべそこぬけ」の旋律に合わせた楽器演奏を楽しみました。キーボードや鉄筋、木琴にウッドブロックや和太鼓も加わり、音楽室全体を使って全員が楽器を担当できるように指導していました。そして、担当楽器が次々と入れ替わるようにして、全ての楽器を演奏できるように工夫された授業になっていました。いろいろな楽器に興味をもち、音楽表現を楽しむ様子が見られました。(写真下) 大なわ跳び週間1年生は初めての大なわ跳び週間です。波跳びで楽しく運動をしました。 2年生も昨年できなかったので、今年が初挑戦でした。体育で練習した成果を十分に発揮し、回ってくる縄に自分で入って跳んでいました。 3・4年生は、子どもと先生で縄を回します。縄を回す難しさに気付く子どもも多いです。自分たちで数を数え、楽しそうに跳ぶ姿が光っていました。 5・6年生になると、子ども達だけで縄を回します。回すスピードも速くなり、思わず「はやっ!」と見ていた下級生から聞こえてきました。跳んだ合計が、100回や200回を超えたクラスもありました。 どのクラスも、子ども達同士でアドバイスをし合ったり、励まし合ったりしている様子が多く見られました。分散で行ったため、実際に挑戦した回数は例年より少ないですが、これを機に、さらにクラスの団結力を高めていってほしいです。 来週、クラスごとに記録をとり、運動委員会の子ども達から賞状が渡されます。どんな結果になるのか楽しみです。 5月14日の給食高野豆腐と大根の味噌汁 牛乳 一口メモ 高野豆腐は、豆腐を凍らせて水分を抜くことで作られます。 山奥にある寺で、たまたま外に落としてしまった豆腐が凍っていたので、戻して食べてみたことが高野豆腐の始まりと言われています。 豆腐のままではすぐに傷んでしまいますが、高野豆腐は水分が抜けることで、長く保存できるようになっています。また、味が濃く、うまみが強くなります。 5月13日(木)今日も、1年生の各クラスに栄養士さんが入り、そら豆についての説明をしてもらいました。まず、「そら豆」の名前の由来について話がありました。実際に鉢植えで育てたそら豆の実の写真を使いながら説明してもらいました。 そら豆は、漢字で「空豆」や「蚕豆」などと書きます。「空豆」と言われるのは、実が未熟なうちは空に向かって育っていくからです。私の家の近くにたくさんの畑があり、ちょうど今頃、そら豆の実がふくらんできています。確かに、上(空)に向かってさやが伸びてきています。その後、豆が熟すにしたがって実が重くなり、だんだん下を向くようになります。それが収穫の合図です。他にも「蚕豆」の字が当てられているのは、蚕を育て始める時期に実るから、あるいはさやの形が蚕に似ているからとも言われています。 さやの割り方についての話を聞いてから、いよいよさやむきが始まりました。さやの大きさにびっくりしながら、作業に取りかかっていました。初めのうちは、さやを割るのに苦労していた子がいたようです。しかし、一人また一人と、中から緑色のつやつやとしたそら豆が顔を出すと、教室のあちこちから子ども達の声が上がり始めました。(写真上) 今日も、豊渓中の給食分を含めて20kgのそら豆をさやむきすることになりました。1校時の終わりには、それぞれのクラスで大きなざるにいっぱいのそら豆が集まり、子ども達も大喜びの様子でした。そして、『そらまめのベッド』は、確かにふわふわでした。どの子も指で何度も触りながら、そのふわふわ感をそらまめくんになった気分で感じ取っていました。 給食では、そら豆を使った「かき揚げ丼」で味わいました。塩ゆでして味わうのも良いものですが、子ども達に食べやすいようにと、栄養士さんが工夫して考えた献立です。今が旬のそら豆を、ぜひご家庭でも食卓の一品に添えてみてはいかがでしょうか。 3校時に、算数少人数教室で行われていた4年生の授業の様子を見に行きました。一昨日、指導主事の訪問の際は、わり算の筆算に向けた授業内容でした。今日は、余りがある場合の筆算(2けた÷1けた)の仕方を考える授業内容でした。(写真中) 算数の授業は、学年ごとの学習内容が系統的に結びついて指導されています。3年生では、今月からわり算の学習が始まりました。わり算の意味や、九九で答えを見つける簡単な計算(商が1けたになる場合と、さらに余りのあるわり算を学習します。)について学習するのが3年生の内容です。 それが4年生では、商が2けたになる場合のわり算となり、筆算で答えを求める学習をしていきます。しかし、その筆算の中では、結局3年生で学習した技能(九九で答えを見つけたり、余りが割る数より大きくならないようにしたりする。)が使われています。 「前学年までの既習内容を使って新しい学習をする」というのは、わり算だけではなく、全ての算数の内容に言えることです。さらに、他教科の学習も同様です。日々の学習の積み重ねがいかに大切であるか…ということです。 5校時に、6年1組の体育の授業観察に行きました。昨日に続いて、「ソフトバレーボール」の授業でした。2組とはまた違ったルールの工夫があったり、子ども達のチーム内の作戦があったりして、面白いなと思いました。2クラスに共通して言えることは、男女とも仲が良く、協力してゲームをすることと、準備・片づけをてきぱきとしていたことです。 また、学習カードを利用し、記録を取りながら学習を進めていくやり方も学年で統一して行っていました。みんなで片づけをしてから、学習カードを手に、一人一人がしっかり振り返りを書いていました。(写真下)この振り返りが、次のゲームでの意欲の高まりにつながっていきます。 委員会紹介集会委員長になった6年生が、全校のみなさんに挨拶をして、委員会での活動内容を説明していました。 どのクラスでも、真剣に静かに見て聞く姿が印象的でした。 また、1〜4年生は、5・6年生のお兄さん、お姉さんが学校を運営していっている様子について知ることができ、短い時間ではありましたが、大変有意義なものになりました。 そらまめのさやむき(1年生)「そらまめくんのベッド」の絵本で、ウズラが卵を生んだふかふかのベッド。子どもたちは、本当にそんなにふかふかなのかを確かめようと意欲満々でした。 「ホントだ〜、ふかふかできもちいい!」「穴が、うずらの卵の大きさにぴったりだね。」「ぼくのは、4個もはいっていたよ。」など、いろいろな発見がある楽しい時間になりました。 給食のメニューは「空豆入りかき揚げ」でした。とてもおいしくいただきました。 ご家庭でも、是非そらまめを召し上がってください。 5月13日の給食呉汁 甘夏みかん 牛乳 一口メモ かき揚げの中の鮮やかな緑色は、「そらまめ」です。 1校時に、1年生が生活科の時間にさやむきをしたそらまめを使っています。そらまめは、さやが上向きに空を向いて大きくなることから、その名前がついたと言われています。 1年生がむいたそらまめは、調理室でていねいに洗って切った後、かき揚げのたねに混ぜてさっくりと揚げました。春の旬の味わいが楽しめる献立です。 生活科 上練馬公園(1年生)「テントウムシを見つけました。」「ありの巣がたくさんありました。」「黄色い花が咲いていました。」「鳥がいました。」など、たくさんの発見がありました。 5月12日(水)今日は、2組が理科室で「物が燃える前と燃えた後の空気には、どのような違いがあるか」という実験をしていました。集気びんの中の空気に含まれる酸素と二酸化炭素の濃度を調べてから、ろうそくを燃やした後の気体についても同様に調べ、比較する実験です。 酸素や二酸化炭素の濃度を測るために、「気体検知管」という装置を使います。この気体検知管が教科書に登場してから、もう20年近く経つでしょうか。「小学校の実験で、酸素や二酸化炭素の濃度を測ることができるなんて…」と、当時は大変な優れものとして話題になりました。しかし最近では、手軽に空気中の酸素・二酸化炭素濃度が測定できる機器が安価に出回るようになりました。それも、電源を入れてから、ピッとすぐに数値が示されます。そろそろ旭町小でも実験器具を入れ替える時期に差し掛かっています。 ところで、空気中には、酸素が21%、二酸化炭素は0.03%含まれています。ろうそくを燃やす前の集気びん内は、当然この値に近い数字になるはずです。気体検知管の使い方の指導の後、班ごとに実験が始まりました。検知管は二酸化炭素測定用(濃度により、2種類を使い分けます。)と酸素用が別になっていて、使用する時にガラス製の検知管の両端を折って使います。それを気体採取器にセットしてハンドルを引くと、検知管を通った気体内の成分が反応して色が変わるという仕組みになっています。(写真上) 検知管の1本ずつが使い捨てで、さらに酸素用は1本の値段がかなり高いので、年間に結構な予算を使うことになります。(失敗した班があってやり直しの場合、理科主任の顔が曇ります。) 当然ですが、最初の集気びん内の濃度は、酸素21%、二酸化炭素0.03%の辺りを示しました。問題は、集気びんの中でろうそくを燃やした後の気体がどうなったかです。 残念ながら、2校時は1年生の生活科の引率があり、続きを見ることができませんでした。そこで、何人かの子に予想を聞いてみました。「ろうそくが燃えるために酸素が使われるから、酸素が減る」というのは、想像がつきます。では、酸素濃度は何%になるでしょうか? 5%や10%と予想した子がたくさんいました。大人もほとんどの方がそれくらい酸素が使われると考えるのではないでしょうか。あるいは0%になると考える人も・・・実際に実験すると、17〜18%位の値になります。(ここで子ども達には、「あれ〜」と言わせたいところです。)空気中の酸素が3〜4%減っただけで、物を燃やすことができなくなるということが分かります。 酸素濃度が少し減っただけで…というのは、物を燃やす働きもそうですが、われわれ人間に与える影響も大きいものです。標高の高い山に登り、少し酸素濃度が低くなっただけで高山病になってしまいます。 2校時に1年生が生活科の学習で、上練馬公園に行ってきました。低学年の生活科には、「公園に行こう」という学習があります。1年生の子ども達にとっては、「本当に勉強に行くの?」と思ったのかもしれません。「公園の自然を利用したり、身近にあるものを使ったりして遊びを工夫し、仲間と遊びを楽しむことができる」という生活科の学習目標がきちんと定められています。 実際に、今日の1時間だけでいろいろなことが勉強になったようです。公園までの交通安全から始まり、生き物への気づき、順番を守って遊具を使うこと、友達と仲良く遊ぶことなど、全てが生活科の学習に結びつきます。(写真中) 旭町小は、学校のすぐ目の前に大きな公園があるので、学習の場としてもとても便利です。(さらに、光が丘公園も近くにあります。)草むらに、ドクダミの花が咲いていました。「葉っぱを手でこすって匂いをかいでごらん。」と教えてあげました。やってみた子ども達が顔をしかめていました。これも生活科の勉強です。 5校時に、6年2組の授業観察がありました。体育館で「ソフトバレーボール」の授業を見ました。ボールを使ったネット型のゲームとして、小学校の体育でソフトバレーボールがよく取り上げられるようになりました。ソフトバレーボールは、相手プレイヤーとの身体接触がなく、ボールも柔らかいため、子どもにとっては安心して取り組めるゲームです。また、ラリーを続けるためには、チームの助け合いや支え合いが必要となります。さらに、体育の時間から学級づくりをよりよくしていくための手段にもつながっていきます。 小学生にとっては、バレーボールのラリーを続けるのはとても難しいことです。体育では、指導時数も限られています。そこで、必要となるのがルールの工夫です。今日の授業では、ワンバウンドまではOKとしてゲームを続けることができるというルールになっていました。今まで練習を重ねてきたこともあり、どの子にも楽しめるゲームが行えていました。(写真下) 5月12日の給食とり肉のバーベキューソース 小松菜とコーンのソテー 春雨スープ 牛乳 一口メモ 春雨の材料は、様々な野菜の「でんぷん」という成分で作られています。 今日の給食で使った春雨は、緑豆という豆のでんぷんから作られています。コリコリしていて、煮物やスープにしても、煮くずれしにくいのが特徴です。 他にも、韓国料理によく使われるサツマイモのでんぷんで作られたものや、日本で作られているじゃがいもとサツマイモのでんぷんで作られたものもあり、それぞれ食感が違います。 5月11日(火)まず、栄養士さんから、グリンピースについての話をしてもらいました。グリンピースは、エンドウマメの未熟の種子を食用にしたものです。(ダイズの未熟の種子を「エダマメ」として食用にしているのと同様です。)さらに、そのエンドウマメが、いろいろなところに利用されていることを教えてもらいました。 身近なところでは、「豆苗(とうみょう)」です。栄養士さんが紙袋から豆苗を出して子ども達に見せると、「あっ、見たことある」とか「大好き〜」という声が聞こえてきました。豆苗は、エンドウマメ(グリンピース)の若菜です。ほのかな豆の香りと、シャキシャキとした食感がおいしい野菜で、よくご家庭でも料理に使われているのではないでしょうか。 豆苗の根元をよく見ると、エンドウマメから芽と根が出ていることが分かります。一度マメの上で切っても、再び芽が伸びてきて収穫することができます。家庭で味わい、さらにもう一度楽しめるという楽しい野菜です。 続いて栄養士さんから、さやむきの仕方を教えてもらいました。さやのヘタの部分を押すと割れ目ができ、きれいに半分にすることができます。中から、緑色に輝くエンドウマメが行儀よく並んでいるのが見えてきました。 子ども達の作業が始まると、みんな夢中になってさやむきを行いました。紙を折って作った箱の中に、つやつやに光るグリンピースがどんどんたまっていきました。(写真上) 最後に、クラス全員でさやむきをしたグリンピースを大きなざるに入れました。みんなでがんばり、たくさんのグリンピースが集まりました。この日用意したエンドウマメは、全部で20kgあったそうです。旭町小の給食は、豊渓中学校との親子給食方式です。ですから、2年生の子ども達は、隣の中学生の分まで全部さやむきをしたことになります。 今日の給食の「グリンピースご飯」は、2年生の子ども達にとって特別な味わいになりました。給食の様子を見に行ったら、すでにお代わりの分まできれいになくなっていました。 3校時に、算数少人数指導の視察がありました。区の教育指導課から指導主事の先生にお越しいただき、4年生の算数の授業を参観していただきました。この視察は、区内全小学校で毎年行われています。少人数加配教員と学年担任とで、習熟度別の指導がきちんと実施されているかどうかの確認のための訪問です。旭町小では、3年生以上の学年で、2クラスを3つのコースに分けた習熟度別の算数指導を実施しています。 今日の4年生の算数は、「わり算のしかたを考えよう」という単元の2時間目として、72÷3の計算の仕方を考えさせる内容でした。クラスによって、授業展開を工夫して指導している様子がよく分かりました。授業の始めにていねいに前時のわり算のおさらいをするクラスや、計算問題をたくさん解かせてから本題に入ったクラスもありました。習熟度別に分かれた集団への指導を生かして、それぞれの先生方が工夫して指導していることが伝わってきました。(写真中) 5年生は、総合的な学習の時間に「バケツ稲作り」に挑戦していきます。2組では、JAグループに送ってもらったバケツ稲作りセットを配り、準備を始めていました。 セットには、種もみと肥料、栽培マニュアル、名前シールが入っています。(バケツと土は各自で準備ということですが、旭町小には5年生全員分のバケツがあります。) まずは、芽出しの作業から始めました。種もみをプリンカップに入れ、水につけます。発芽には空気も必要なので、水にどっぷりとつけるのではなく、ひたひたになるくらいにします。さらに、毎日新鮮な水に取り替えることで、空気に触れさせていきます。1mmくらいの芽が出てきたらバケツに植え付けることになります。それまでは、教室の後ろのロッカーの上で毎日管理していきます。(写真下) 秋には、どれだけお米を収穫することができるでしょうか。そして、今日手にした種もみを、またその時期に見ることになります。何気なく見ていた種もみでしたが、中に何が入っていたのか・・・その頃やっと分かるのではないでしょうか。 グリンピースのさやむき(2年生)まずは、グリンピースの栄養やさやのむき方について、栄養士の宮澤先生に話を聞きました。 そして、いよいよさやむき作業が始まりました。初めは、なかなかうまくむけなくて「むずかしいな。」と口々に言っていた子ども達でしたが、そのうちにとても上手にむけるようになりました。さやの中のグリンピースの並び方を観察したり、においをかいでみたりしながら、さやむき作業に最後まで集中して取り組みました。 終わった後に大きなザルにたっぷり集まったグリンピースを見て、「みんなが食べる分を2年生が全部むけたね。」「みんなでがんばれてよかったね。」と笑顔で話していました。 給食の時間は、グリンピースご飯を味わいながら、モリモリおいしく食べました。 5月11日の給食つくね焼き 五目汁 牛乳 一口メモ 今日のご飯に入っているグリンピースは、2年生が1校時に生活科でさやむきをしたものです。 グリンピースを始め、多くの豆は春に旬を迎えます。生のグリンピースは、とてもみずみずしくて甘く、今しか食べられない味わいがあります。 2年生がさやむきをした後、給食室で調理員さんたちがていねいに洗って、ご飯と一緒に炊いて作りました。 5月10日(月) その2各学年とも、2日間ずつ校庭を使って大なわの記録をとる日が設けられています。(割り当てでない学年は、その日の中休みは室内遊びです。)今日は、6年生と1年生の計4クラスが校庭に出て実施しました。旭町小では、4分30秒間で跳んだ数を記録することにしています。(4分30秒は、競技中に流している曲の長さに相当します。) 6年生は毎年取り組んできているだけあって、8の字跳びがすいすいと跳べていました。(写真上)どちらのクラスも230回を超えていたようです。しかし、まだまだ記録更新は可能です。途中で何回か縄に引っかかっていました。記録を伸ばすには、まず縄が回り続けることが重要です。 一方の1年生は、専科の先生方にも入っていただき、縄を動かしてもらいました。1年生は、「大波小波」で跳びます。跳ぶタイミングがつかめずに、ずっと縄の動きを目で追っていた子もいました。1年生も練習次第でグンと上達します。定期的に練習を積み重ねていくと、3学期には上級生と同じ「8の字跳び」で跳べるようになるはずです。 さて、その1年生は、2校時にアサガオの種まきを校庭で行っていました。アサガオの栽培セットを用意して、先生の指示を一つ一つ確認しながら種まきをしました。 まず、新品の青いプラ鉢に培養土を入れました。土も一人分ずつビニール袋に入って用意されています。こぼさないように土を入れてから、次に元肥を混ぜます。教材を売る会社も、年々研究を重ねてきているようです。最近は、元肥と追肥用の肥料とを分けてセットに入れるようになりました。 いよいよ種まきです。平らにならした土の表面に5か所指で穴をあけ、アサガオの種を一粒ずつ入れてそっと土をかけました。(写真中)見ていると結構深めに穴を掘った子もいたようですが、アサガオは丈夫なので、時間がかかってもちゃんと出てくるはずです。最後にたっぷり水をあげていました。 ところで、なぜ昔から1年生でアサガオを育てるのでしょうか? きっと我々大人の多くも、はるか昔に1年生だった頃、アサガオを栽培していたのではないでしょうか。当時は生活科ではなく、理科であった時代の大人でも…。 その理由として考えられるのは、成長の様子が分かりやすく、最も育てやすい植物であるということです。(これは私の考えです。)夏に向かって、ぐんぐんとつるを伸ばし、7月頃から花をつけ始めます。花の時期が長く、9月まで咲き続けます。夏休みの時期にも毎日花を咲かせるため、夏休みの宿題にも取り入れやすいということもあります。秋には種がたくさんとれます。種は、細かすぎない程度の大きさです。さらに、花色が豊富で、花びらを使って色水遊びなどができます。・・・こう考えてみると、やっぱりアサガオはいいことづくめなのです。 一方、4年生は、理科の時間にヘチマとツルレイシの種まきをしました。全員にその成長を観察させていくために、牛乳パックを2つずつ用意して植木鉢代わりに使用していきます。培養土を入れてから、それぞれの種を3粒ずつまきました。(写真下) 4年生の理科では、季節と生物との関係を調べることが目標の一つになっています。ヘチマもツルレイシも、気温の上昇によって大きく変化する植物です。暑い夏に近づくと、つるをどんどん伸ばして成長するため、教材として用いられています。ちなみに、ツルレイシとは「ゴーヤ」のことです。沖縄地方でツルレイシのことをゴーヤと呼ぶため、その言い方の方が一般的になったようです。 アサガオの種まき(1年生)子供達は、今日種まきをするのをずっと楽しみにしていました。「早くアサガオの花が見たい!」と言っている子供がたくさんいます。 5月10日(月) その1・・・『今日は、まず最初にシルエットクイズです。これは何の動物でしょう。(ニワトリのシルエットを見せる)では、この動物は何でしょう。(ウシのシルエットを見せる)今日は、ニワトリと牛を使った言葉についてのお話をします。中国の昔の出来事からできた言葉(故事成語)に、「鶏口牛後」という言葉があります。「鶏」の字は、ニワトリのことです。「牛」の字は、ウシのことです。「鶏口牛後」というのは、「鶏口となるも牛後となるなかれ」を四字熟語にしたもので、「ニワトリの口になりなさい、ウシのしっぽになってはいけません。」という意味の言葉です。 ニワトリの口はこの部分にあります。(シルエットに赤い矢印を貼る)ニワトリの体全体の一番先頭にあるのがくちばしのところです。一方、ウシのしっぽはこの部分にあります。(シルエットに赤い矢印を貼る)大きなウシの体全体の一番後のところについています。「ウシのしっぽではなく、ニワトリの口になりましょう」というのは、「大きな集団の中の最後にいるのではなく、小さな集団でよいから先頭に立つことが大切である」ということを意味しています。 学校生活の中でたとえるならば、こういうことです。いつも学年やクラスで何かをするときに、言われるままに最後からついていく子はいませんか? 自分はこうしたいという考えもなく、ただみんながしているから自分もしようという気持ちで後からくっついていく子です。・・・そういうところを「ウシのしっぽ」と表現しているのです。逆に、グループで話し合う時や係を決めたりする時に、真っ先に班長に立候補したり、進んでみんなをリードしたりして意見を言う子がいます。・・・そういう様子を「ニワトリの口」と表現しています。何でも先頭に立ってリードしていける子がたくさんいたら、どんどん学校全体が良くなっていくことでしょう。全員が少しでもニワトリの口をめざし、ウシのしっぽにならないようにしようと意識することが大切です。 その他にも、毎日の学校生活の中で、「鶏口牛後」の言葉が関係しているかなと思う場面をよく見かけます。中休みの終わりのチャイムが鳴り、真っ先に遊びをやめて昇降口に向かっていく子がいます。「ニワトリの口」のタイプの子ですね。そうかと思うと、校庭にほとんどの子がいなくなり、最後の方からやっと教室に向かっていく子がいます。「ウシのしっぽ」タイプの子です。 生活科や理科の時間に、外に出て授業をする時、そして観察が終わって教室に戻る時、自分は「ニワトリの口」のタイプでしょうか、それとも「ウシのしっぽ」タイプでしょうか。どんな場合でも、全員がウシのしっぽにならないようにしようと努力したら、全体がさっとそろうことにつながります。』・・・ Zoomのつながりが悪く、途中で音声のみで放送することになりました。子ども達にどれだけ伝わったかなと心配になりました。次回の朝会までに、何らかの対策を検討したいと思います。 Zoomの場合は、画面でいろいろな資料を見せながら話をすることができるので、そういう点では便利です。今日の話は、低学年には少し難しい内容でした。しかし、ニワトリや牛のシルエットを使うことで、少し興味をもたせることができたかなと思っています。 2階の掲示板に資料を貼ったところ、2年2組の子ども達がさっそく見に来ました。「わたしはニワトリタイプだよ。」と話していました。朝会の話をしっかり聞き取っていたようです。 5月10日の給食フレンチサラダ コーンポタージュ 牛乳 一口メモ 今日のツナトーストには、エッグフリーマヨネーズを使っています。エッグフリーマヨネーズとは、卵を使っていないマヨネーズのことです。 マヨネーズの材料は、卵・油・酢と塩などの調味料です。旭町小学校だけでなく、卵のアレルギーをもつ人はたくさんいます。卵が入っていないマヨネーズを使うことで、みんなと同じものを食べることができます。そして、みんなで同じものを食べることができると、おいしさもアップすることになります。 5月7日(金)1組では、その事前学習として、「そらまめくんのベッド」という絵本の読み聞かせをしていました。(写真上)この本は、絵本作家の『なかや みわ』さんが作った人気シリーズ「そらまめくん」の中の1冊です。絵がとてもかわいらしく、色合いも内容もすばらしい絵本です。頭に黒いすじがあるそらまめくんの表情や行動が、とてもユーモラスに描かれています。そして、そらまめくんの心の成長から、子ども同士の思いやりの気持ちを育むことができる絵本でもあります。このシリーズは、他にもいろいろあるので、ぜひ手に取ってみてください。 ところで、このお話・・・途中で、他の豆たちのベッドに寝てみたそらまめくんが、「ちいさい」とか「かたい」と、困り顔のシーンが出てきます。クスっと笑ってしまうほど、何ともかわいらしい表情で描かれています。考えてみると、豆のさやの形は本当に様々です。中でも特別フカフカなのが、そらまめくんのベッドです。また、さらに読み進めると、そらまめくんのベッドがウズラの卵を温めるために使われてしまう場面が出てきます。実際にソラマメのさやの中を触ってみなければ、どれだけふわふわで柔らかいかは分かりません。先生の読み聞かせを聞いていた子ども達は、きっと早く実物のソラマメのさやを触ってみたいと思ったことでしょう。 3年生は、理科の時間にいろいろな植物の種をまいて育てていきます。先日は、ヒマワリの種を観察していましたが、今日は3年2組の教室で、オクラとダイズの種の観察をしていました。(写真中) 夏野菜のオクラは、小さな真ん丸の種です。オクラを食べる時に、まだ未熟な状態の種(白い粒)を見ることができます。オクラは、花が咲いた後に実が大きくなるのがあっという間です。数日間、実を取り忘れると、大きく成長しすぎて硬くなってしまいます。さらにそのままにしておくと、茶色く熟したさやの中から硬い種がたくさんとれます。 一方のダイズは、3年生の子ども達も見たことがあったようです。節分で豆まきをする時の豆は、これを炒った状態のものです。今後育てていくと分かりますが、ダイズを未熟な状態で収穫しているのが「枝豆」ということになります。 今日から授業観察が始まりました。各学期に1回ずつ、全ての先生方の授業を校長と副校長とで観察し、指導力向上に役立てていくのが「授業観察」です。 今日は、5校時に5年1組の道徳の授業を見に行きました。「わたしは飼育委員会」という教材を使い、「自分の役割を果たす」という道徳の内容項目について考えさせる授業でした。・・・希望していた委員会に入れず、しぶしぶ飼育委員の仕事をする主人公の話でした。掃除をしていた飼育小屋を見た1年生が、「きれい!」と褒めてくれ、さらに「ありがとう」と言ってくれました。それをきっかけに、自分のしたことで喜ぶ人がいることを知った主人公の気持ちを考えていきます。 道徳の授業では、授業の後半でいかに一般化するか…つまり、自分の生活場面に結び付けて考えさせるかが重要になってきます。5年生の子ども達にとっては、日常的によくあることではないでしょうか。第一希望になれずに、しぶしぶ希望しない役割をすることになった経験は、誰にでもあるはずです。重要なのは、そこでどの役割もとても大切なものであると考えられるかどうかです。 掃除の時間でも、ほうきの役割もあれば雑巾がけの役割もあります。給食当番でも、牛乳を運ぶ子がいれば、スープをよそう役割の子もいます。しかし、どれも責任のある仕事としての重さは一緒です。 1組では、担任の先生がいろいろな子に次々と指名しながら、多くの考えを引き出すように工夫していました。(写真下) 学校のまわり探検(3年生)その後3回にわたり、地図を持って実際に歩いて学校の周りを探検しました。探検する際、3つの観点「・土地の様子」「・建物の様子(お店も含め)」「・交通の様子」に着目し、場所によって様々な違いがあることに気付きました。 活動したことは、グループ活動ができないため、今後、個々でまとめる予定です。 5月7日の給食豚肉の甘辛みそ炒め わかたまスープ 牛乳 一口メモ 5月の給食目標は、「食事のマナーを身につけよう」です。 今は感染症対策で、給食時間中は黙って食べる「黙食」を守っています。これも、今では一つの食事のマナーとなりました。他にも食事のマナーはたくさんあります。各ご家庭では、どのようなマナーに気を付けて食事をしていますか? |
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