音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

家庭科 フェルトの小物づくり(5年生)

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 5年生の家庭科では、フェルトを使った小物づくりをしています。
 並縫い、半返し縫い、本返し縫い、かがり縫いの4種類の縫い方を使い、コースターやワッペン、マスコットなどを作成しました。子供たちは、様々な色のフェルトを好きな形に切って縫い合わせたり、デザインを考えて刺繍を入れたりしました。
 はじめの手縫い練習では、玉止め、玉結びでつまずいていた子たちも、メキメキ上達していき、小物づくりでは楽しく手縫いすることができました。また、多くの子が「見てください先生!」と自分で納得のいく作品を作れたことに満足していました。手縫いのよさを感じることができる活動となりました。

6月24日(木)

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 2年2組の子ども達が、生活科の時間に中庭に行き、生き物を探していました。旭町小の中庭から校庭、果樹園にかけては、植物がそのままの状態になっている「自然観察園」としています。雑草が生い茂ったり、様々な野草が自然な状態で見られるようにしています。そういう環境なだけに、いろいろな生き物がたくさん生息しています。(写真上)
 しかし、まだバッタ類は見つからなかったようでした。2年生の子ども達が見つけたのは、ダンゴムシでした。落ち葉や石の下にたくさんいることを知っている子が、夢中になってつかまえて先生に見せに来ました。両手で握っていた小さな手を開くと、ダンゴムシがぞわぞわと動き始めました。それを見た先生は、「観察したら逃がしてあげようね。」と、一歩下がりながらも冷静に話していました。
 中庭では、池の中の生き物にも子ども達の関心が集まります。たくさんの子ども達が池をのぞいていたら、「ギィ〜、ギィ〜」というけたたましい鳥の声がし始めました。オナガという頭が黒で尾が長く、きれいなグレー色の鳥の鳴き声でした。あまりにも子ども達に向かって威嚇するように鳴いているなと思ったら・・・ちゃんと気が付く子がいるものです。こぶしルームの外の植え込みの陰に、オナガのヒナがいました。まだよく飛べないのか、子ども達が近づくとバタバタと逃げ回っていました。その様子を木の上から見ていた親鳥が、さらに甲高い声で威嚇してきました。
 けがをしている様子はなく、どうやら巣立つヒナを親鳥が見守っていたようです。インターネットで調べてみると、オナガは巣立つ前のヒナを厳しく育てるということが書いてありました。しばらく餌を与えずに、自分で虫をつかまえるようにもさせたりするようです。しかし、人が近づくと威嚇するわけですから、愛情をもって見守っているのですね。
 子ども達は、ヒナから離れてあげることにしました。中庭は、夜になるとネコがやってくる場所です。それ以外にも、たくさんの試練があって成長していくことになります。
 5年生の書写(毛筆)の時間に、松尾芭蕉の俳句をお手本にした小筆の練習をしていました。「字の大きさや、字間に気をつけて書こう」をめあてとした学習でした。(写真中)
 お手本に使った俳句は、「夏草や つはものどもが ゆめのあと」です。子ども達のお手本は、「夏草」のみを漢字にしていますが、俳句の意味を分かりやすくするために漢字にすると、「夏草や 兵どもが 夢の跡」となります。芭蕉は、江戸時代前期に活躍した俳諧師です。江戸から東北、北陸を始め、全国を旅しながら多くの名句を残しました。
 この俳句は、芭蕉が岩手県の平泉を訪れた時に詠んだ句とされています。平泉は、源頼朝に追われた義経が最期に身を寄せた場所です。500年の月日が経ってから芭蕉がその地を訪れ、はるか昔の武士たちの戦(いくさ)をしのんで詠んだ句です。現代語に直すと、「今や夏草が生い茂るばかりだが、ここはかつては武士達が栄誉を求めて戦をした跡地である。昔のことはひと時の夢となってしまったなあ。」という内容でしょうか。人間の思うことや行いは、長い歴史の中のほんの一コマであり、自然の風景は変わらず存在し続けるという、人生のはかなさも感じ取れる句です。
 子どもの頃、自分の家の応接間に、この句が書かれた額縁が飾ってありました。武士が馬に乗って戦っている絵が添えられていた記憶があります。芭蕉の句と知ったのは、大人になってからのことでした。
 先月末から、3年生は総合の学習の時間に、カイコの飼育に挑戦しています。最初は小さな黒い粒の卵でしたが、3週間以上が経過して、ようやく3〜4cmくらいに成長してきました。3年生は、一人ずつ箱を用意して、毎日自分のカイコのお世話をしています。
 1組では、カイコの体のつくりや特徴について話を聞いてから、観察カードに記録をしました。子ども達は、フンの大きさからも、日に日に大きくなってきている様子を感じ取っていました。(写真下)
 今まで、人工の餌をカイコに与えていました。そろそろ本物のクワの葉をあげ始める頃です。不思議なもので、一度本物のクワの葉をあげると、二度と人工の餌に戻すことはできません。それほどカイコにとって、桑の葉はおいしいものなのでしょうか。

6月24日の給食

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献立名           コーンマヨトースト
              じゃこ入りサラダ
              ミネストローネ
              牛乳


一口メモ

 ミネストローネは、イタリア料理の一つです。
 「ごちゃまぜ」という意味の言葉がもとになっていて、具沢山なスープです。
 日本では、今日の給食のように、トマトスープの印象が強い料理です。たっぷりの野菜を時間をかけてじっくりと煮ることで、野菜のおいしさが味わえるスープになっています。

6月23日(水)

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 今日は、6月23日です。東京オリンピックの開会式が7月23日なので、ちようど1か月前となりました。6年1組では、総合の学習の時間に、オリンピック・パラリンピックに参加する国々の調べ学習を行っていました。(写真上)
 写真の黒板に貼ってある5つの国名をご存知でしょうか? 左から、スウェーデン、ベトナム、ブルンジ、ボリビア、ガンビアです。国旗は知らなかったとしても、スウェーデンとベトナム、ボリビアは聞いたことがある国です。(ブルンジとガンビアの関係者の皆様、申し訳ありません。後でフォローします。)
 では、世界地図で、ボリビアの場所を知っていますか? 私は知りませんでした。(ボリビアの関係者の皆様、申し訳ありません。これからフォローします。)
 ボリビアは、南アメリカの中央部に位置し、ブラジルやペルー、チリなどに囲まれた内陸部にあります。面積は、日本の約3倍の大きな国です。インターネットで調べてみて、行ってみたいなと思いました。それは、死ぬまでに行きたい絶景No.1の場所と呼び声高い「ウユニ塩湖」がある国だからです。鏡のように空が映る湖の上を歩く写真を見たことがあります。その場所がある国か…と思いました。
 6年生の子ども達は、このような情報を含めて、各国の料理や生活の様子をタブレットPCを使って調べていました。また、調べた内容は、必要な部分をコピーして発表資料とするために保存していました。
 なぜ、この5か国を調べていたかというと、東京オリンピックの開催が決まってから、都内の小中学校に5つの国を割り当てたことが始まりでした。旭町小でも、数年前から生活科や総合の学習の時間を使って、いろいろな学年でこれらの国について調べ学習を行ってきました。北校舎2階の廊下や階段の壁面に、5か国の情報やオリンピック・パラリンピックの種目等が掲示されています。昨年度は延期になったため、これらの国が割り当てられていたという記憶もだいぶ色あせてしまいました。東京オリンピックの開催が見えてきたこともあり、始まる前に事前学習をしておくようにします。
 ところで、ブルンジは、タンザニアやコンゴと国境を接するアフリカ大陸の内陸部に位置する国です。コーヒー豆の栽培が伸びてきている国のようです。一方、ガンビアもアフリカにある国です。西アフリカの海岸沿いにある共和国です。アフリカ大陸でもっとも小さな国です。国の真ん中を流れるガンビア川の両岸が国土となっている珍しい地理をしています。(ぜひ、地図で確認を…)
 音楽室から、3年生の歌声が聞こえてきました。今週から緊急事態宣言が解除となり、感染症予防を行ったうえでの歌唱指導が可能になりました。やはり、子ども達の歌声は小学校につきもので、必要不可欠なものであると感じます。
 音楽室に入ってみると、ドレミの歌の合奏(上のパートと下のパートの合奏)をしているところでした。キーボードと鉄琴、木琴に分かれて、練習の成果を発表していました。歌は、聞いている子ども達の席からでした。友達の発表を応援するかのように、「ドミミ、ミソソ…」と歌っていました。(写真中)発表会は、1学期の器楽のテストでもあります。ピアノを弾きながら、先生は一人一人の演奏をしっかり評価していました。
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と水の関わり」の学習をしています。2組が理科室で実験をしていました。シロバナホウセンカの苗を使い、赤く染めた水を吸わせて、水の通り道を調べる実験です。三角フラスコに染色液を溶かした液体と、根を洗ったホウセンカの苗を入れて準備をしました。そして、1時間後に苗の様子を観察しました。すでに葉の先までところどころが赤く染まっていて、水が吸い上げられたことが分かりました。さらにカッターで茎や葉を切って調べてみると、水の通り道がどこにあるかが分かります。茎は、中心部ではなく、表面に近い部分が赤く染まっいました。(写真下)
 シロバナホウセンカを使うのは、花の色も染色液で染まるからです。花が咲いている苗が間に合わなかったので、白い花が咲いた苗が用意できたら再度挑戦して、子ども達に見せてあげたいと思います。
 ちなみに、シロバナホウセンカの種は、毎年練馬区の理科部の先生方が各校に配布しています。今年は、旭町小でも種を収穫して来年用にとっておこうと思います。

6月23日の給食

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献立名           大豆入りひじきご飯
              じゃがいものそぼろ煮
              和風かきたま汁
              牛乳


一口メモ

 ひじきは、カルシウムが多く含まれています。カルシウムは、骨を丈夫にするだけでなく、筋肉がスムーズに動くようにもするはたらきがあります。
 骨はカルシウムの倉庫で、足りなくなると骨の中からカルシウムを血液へ送り出します。カルシウムを送り出すと、骨がその分弱くなってしまいます。
 日本人の食生活は、カルシウムが不足しがちです。毎日給食に出ている牛乳や、シシャモなどの小魚や海藻類を進んで食べるようにさせたいものです。

6月22日(火) その2

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 読書旬間の2週目に入っています。どの学年も、読書カードに読んだ本の記録をとりながら取り組んでいます。1年生の子ども達も、低学年用のカードにたくさんの本の題名を書き込んでいました。
 2組では、今まで読んだ本の中からみんなに紹介したい本を1冊を選び、カードに絵と言葉で表現していました。(写真上)読んだ本について紹介し合うということも、読書の楽しさの一つです。学校全体で取り組んでいる読書旬間です。来週以降には、校内全体におすすめの本の紹介が掲示されていくことでしょう。
 子ども達がカードを書き終えたところで、各自のタブレットを使って写真を撮りました。そして、撮った写真を先生のパソコンにアプリを使って送ると、教室の電子黒板に全員のカードの写真が集まっていきます。クラスのみんなで、それぞれの作品を共有することができます。
 1年生も、だんだんタブレットの操作に慣れてきたようです。また、月に何回か、ICT支援員さんが区内の学校を巡回しています。今日も教員の要請に応じて教室に入り、様々な学習場面でタブレットPCの操作について支援していただきました。1年2組でも、写真を送るまでの操作を個別に見て回っていただきました。
 読書旬間中は、図書室を利用するクラスが多くなりました。図書室には、毎週2日間、図書館支援員の方が勤務されています。本の貸し出しや整理の他、それぞれの時期に合った図書を選定し、展示していただいたりしています。
 6年2組では、図書の時間の後半に、担任の先生による絵本の読み聞かせを行っていました。図書室に最近新しく入ったばかりの本で、「ぼくがラーメンたべてるとき」という本でした。(写真中)
 「高学年の子供に絵本を?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。内容や読み手によって、対象年齢は大きな幅があるのが絵本の魅力です。実際に、この絵本の対象年齢は、3,4歳〜小学校高学年となっています。
 ぼくがラーメン食べてる時、隣のみっちゃんがテレビのチャンネルかえた。その時、隣の街では、隣の国では…そして、そのまた隣の国の男の子は…となっていき、日常から徐々に離れていきます。距離が広がれば広がるほど、同じ「子ども」でも、暮らしそのものが違って見えてきます。私たちがどれだけ恵まれた環境にいるかということは、日常気が付いていないものです。作者の世界平和への思いを感じる一冊でした。
 その作者とは、長谷川 義史さんです。先週の朝会で、「いいからいいから」の絵本を全校に紹介したばかりですが、同じ作者でした。他にもいろいろな絵本を出している方のようなので、読んでみたいなと思いました。
 4年生は、国語の時間に「新聞を作ろう」という学習をしています。相手や目的を意識して、書く内容を選んで新聞形式にまとめます。グループで内容を考えて分担し、協力して学級新聞を作っていく学習です。新聞形式でまとめをするのは、社会科や総合的な学習の時間でもよく取り上げる形態なので、他教科にも役立つ学習と言えます。
 2組では、まず実際の新聞を子ども達に提示し、どのように書かれているのかを指導していました。(写真下)新聞には、新聞名や発行日とともに、見出しや写真が入っていて見やすくなっています。子どもならではの目線で、楽しい学級新聞ができるのを楽しみにしていたいと思います。
 ところで、新聞を定期購読している家庭はどのくらいあるでしょうか? この20年間で、定期に契約している家庭は減る一方のようです。確かに、書き初めや図工の授業で新聞紙を持ち物に入れるのが、以前は普通に行われていました。最近は、カッコ書きで「用意できる人」としなければなりません。
 購読率減少の理由は明かです。「ニュースをインターネットで見るようになった」、「読む時間がない」、「新聞紙の処分に困る」などでしょうか。特に、メディアの変化が一番の理由のようです。と言っている私の家も、ついに今月末で朝刊の購読をやめることにしました。土日しか新聞を手にしていないのと、スマホでニュースを見ているのが理由です。スーパーのチラシも、最近は電子版で情報を得ることができます。定期購読をやめることになってから、今月分の新聞紙をストックするようになりました。新聞紙が貴重なもののように思えてきました。意外と、新聞紙を使う場面は多いものです。もしかしたら、新聞紙を利用したくなって、またいつか定期購読を始めることになるかもしれません。

6月22日(火) その1

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 今週も、Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「聞くということ」についての話をしました。
・・・『校内を回って授業中の様子を見に行くと、きちんと先生の方を向いて話を聞いている子の姿がよく分かります。学校での勉強の全ての基本は、まず話を「聞く」ことです。「聞く」ことの積み重ねが、勉強の内容を理解して「分かる」ということにつながります。
 人の話を聞く時に、みなさんは体のどこを使っているでしょう。当然、音は耳から入ってきていますよね。でも人間の耳は、音を聞くことに関して不思議な特徴をもっているのです。それは、「自分から聞こうとしなければ、話の内容がきちんと聞き取れない」ということです。今みなさんは、校長先生の話をしっかり聞いています。そうすると、遠くで鳥の声や車の音がしていても、聞き取ることができません。友達とおしゃべりに夢中になっていると、先生が質問したことが聞こえてこないのと同じことです。耳からは音として入ってきているはずなのですが、一つの音に集中すると、もう一方の音が聞き取れないという特徴が人間の耳にはあるのです。今、人間の耳と言いましたが、両方の音は耳から入ってきているので、その奥につながっている人間の脳の働きの特徴と言えるかもしれません。
 また、こんなこともあります。それは、しっかり見て話を聞いていないと話の内容がきちんと聞き取ることができないということです。教科書の違うページの内容に気をとられていて、先生の話が聞き取れなかったということはありませんか。あるいは、外の景色に見とれていて先生の話が聞き取れなかったということは、誰しも経験があるでしょう。音は自分の耳から入ってきているのに、話の内容がきちんと頭に入ってこないというのは不思議ですね。
 今日ここまで話してきた「きく」ということは、漢字で書くとこういう字を使います。(「聞」の漢字を見せる)もんがまえに「耳」という漢字が入っています。実はもう一つ「きく」という漢字があります。(「聴」の漢字を見せる)どちらも話を聞く、音を聞くという意味がありますが、「聴」の方は、自分から耳を傾けてしっかり聴くという意味で使われます。「聴」の漢字をよく見ると、「耳」と「目」と「心」という漢字が組み合わさってできています。「話を聞く時は、目と心で聞くことが大切である」と言われます。いつも授業中は、話している人の方を見て聞くこと、そして話の内容に心を傾けて聞くことを大切にしていきましょう。』・・・
 続いて、緊急事態宣言が解除になったことでできるようになった活動や、熱中症予防のために体育や休み時間にマスクを外すことも大切であるということについての話もしました。

6月22日の給食

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献立名           ご飯
              かのこ揚げ
              キャベツと小松菜の和え物
              豆腐とわかめの味噌汁
              牛乳


一口メモ

 かのこ揚げは、魚のすり身と鶏のひき肉を混ぜて、切った食パンを衣にして揚げています。
 衣が「かのこ模様」に見えるため、この名前がついています。「かのこ模様」とは、春から夏にかけて、シカの背中の毛が生え変わる時にできる白い斑点模様の柄のことです。

図工室より 2年 「行ってみたい 夢の島」 6/21(月)

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 2年生は、動物園のような島、お寿司食べ放題島など、楽しい行ってみたい島を考えて制作中です。

6月21日(月)

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 5年生は、理科の時間に「植物の成長」の学習をしています。インゲン豆の種を使い、発芽のための条件や、丈夫に育つための条件について調べてきました。種が発芽するために必要な条件は、「水と空気と適した温度」でした。そして、発芽したインゲンマメが丈夫に成長していくには、さらに日光と肥料が必要であることが分かりました。
 教科書には、この単元のまとめとして、「根深ネギ」の話が載っています。(写真上)スーパーなどで売られているネギは、緑の部分よりもその下の白い部分が主に食用にされています。(どちらも、ネギの葉にあたるところです。)この白く太い部分がどのように作られているのかを、教科書では詳しく説明しています。
 ネギは、苗を植え付けてから株元に土をかぶせます。緑の葉が伸びてきたら、また土をかぶせていきます。これを繰り返していくと、土の中に埋まって日の当たらない白い部分が長く出来上がるという仕組みです。
 ネギの他にも、日光をわざと当てずに育てている野菜がたくさんあります。もやしは、真っ暗な中で種を発芽させたものです。また、ホワイトアスパラガスやウドは、光を当てない環境で育てることで、白く柔らかい野菜を作り出しています。
 5年生は算数の時間に、「小数の倍」という単元の学習をしています。2倍や3倍のように、整数倍については前学年までに学習をしてきました。5年生では、1.2倍や3.5倍というように、小数倍を使う場合があるということを学習します。また、この小数倍の計算を使うことで、割合を比べる学習へと結びつけていきます。5年生から6年生にかけて、算数の大きな山場が割合の考え方です。
 今日は、おにぎりとハンバーガーの元の値段と値引き後の値段を比べ、より安くなったのはどちらかを考えさせる問題を行っていました。おにぎりは、元の値段が160円で、値引き後が110円です。ハンバーガーは、元の値段が200円で、値引き後が150円です。元の値段の何倍になったかで比べたら、それぞれ「110÷160=0.6875」と「150÷200=0,75」になります。この場合、数が小さい方(0に近い方)が値段が下がったと言えるのですが、この考え方が難しいところです。5年2組に集まっていた子ども達は、これ以外にも様々な考え方をして、どちらが値引きが大きいのかを比べていました。(写真中)
 6年生は、社会科の時間に「日本の歴史」の学習を順調に進めています。先週は、大陸に学んだ国づくりの学習として、聖徳太子の政治について調べていました。今日は、2組の教室で、「大化の改新」について学習していました。(写真下)
 「虫殺(645)しの大化の改新」とか、「蒸しご飯(645)を食べる途中で大化の改新」など、昔は「大化の改新=645年」と年号を暗記したものでした。ところが最近は、この年号に疑問符が付き始めています。
 6年生が使っている教科書では、「中大兄皇子と中臣鎌足が、645年に蘇我氏を倒しました。そして、中国から帰国した留学生らとともに新しい政治を進め、その改革が大化の改新と呼ばれています。」と表記されています。
 歴史学者の研究からなのでしょうか・・・645年に中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼしたときからの出来事を、以前は「大化の改新」と呼んでいました。しかし現在では、この出来事は「乙巳の変(いっしのへん)」とされ、646年に発せられた改新の詔(かいしんのみことのり)によって始まった政治的改革を「大化の改新」と呼んでいるそうです。
 歴史の教科書の改訂は、実はこれ以外にもたくさんあります。十七条の憲法をつくったのは、「聖徳太子」と誰もが習ってきました。しかし、現在では「厩戸王(うまやどのおう)」となっています。教科書には、聖徳太子(厩戸王)と書かれていて、「もとの名前を厩戸王といいますが、その業績をたたえて、後の時代に聖徳太子と呼ばれるようになりました。」という注意書きが添えられています。
 今後も、今まで習ってきた歴史の内容が大きく変更になることがあるかもしれません。

6月21日の給食

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献立名           ナシゴレン
              ツナドレサラダ
              ABCスープ
              牛乳


一口メモ

 ナシゴレンは、東南アジアにあるインドネシアやマレーシアという国の混ぜご飯です。
 ナシは「ご飯」、ゴレンは「揚げる」という意味で、本場インドネシアやマレーシアでは油で具とご飯を炒めて作ります。給食室では、炊いたご飯に具を混ぜ合わせて作っています。

6月18日(金)

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 今日から校庭の隅の方で、防災井戸の再設置工事が始まりました。校庭の南校舎寄りのところに、以前から使用してきた防災用の井戸があります。昨年度から水が出なくなり、調べてもらったところ、水位が下がっていることが分かりました。旭町小がある場所は、周りの地域から見ると高台にあります。その分井戸水は深く掘らなければ出てきません。今まで設置してあった場所の近くに改めて井戸を掘り、さらに深い位置まで掘削するとのことです。今までの井戸が、地面から15mの深さであったというから驚きです。今度は、さらに深く掘ることになります。
 防災用の井戸は、避難拠点となっている学校施設に必ず設置することになっています。災害等で水道が使えなくなった場合の生活用水となります。予定では、7月12日(月)までの工期になっています。
 東京では、井戸水をもっている家庭はめったにありません。ところが、新潟県では、ほとんどの家庭に井戸があります。冬の大雪に備えた、融雪用の井戸水です。電動ポンプで水をくみ上げ、家の周りの雪を融かすために使います。道路にも消雪パイプが埋め込まれていて、地下水を利用して道路の雪を融かしています。
 私は、新潟県の雪の深いところで育ちました。井戸水のありがたみを、子どもながらに感じてきました。井戸水は、一年中一定の温度です。冬は、雪国にとっては湯気が出るほど温かく感じます。また、夏になると水道水よりも冷たいため、スイカを冷やす時に使っていました。
 ところで、工事をしているすぐ近くには、ビワの木があります。(写真上)昨日はヤマモモの木を紹介しましたが、旭町小のこのビワの木も見事です。オレンジ色のたくさんの実がつきました。ビワは、そのまま食べたり、コンポートやジャムに利用したりすることができます。また、ビワの葉を薬用茶として利用することも知られています。
 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。保健の授業は3年生以上の学年にあり、年間の指導時数と指導内容が決まっています。「病気は、病原体や体の抵抗力、生活行動、環境が関わりあって起こること」や「生活習慣病など、生活行動が主な要因となって起こる病気の予防」についての学習をします。
 1組では、まず自分たちが知っている病気の種類について話し合いをしました。風邪やインフルエンザ、がん、そして現在最も身近な新型コロナウィルス感染症と、様々な病名が挙がりました。
 「体の抵抗力が弱いと病気になりやすい」ということが教科書に書かれていました。(写真中)では、どうしたら抵抗力を上げることができるでしょうか。そこで、睡眠や食事、運動等の生活の仕方が重要になってきます。子どもたち自身の生活環境を振り返らせ、健康について考えていくのが保健の学習です。
 1年1組で、算数のテストを行っていました。1年生は、今月に入って1桁+1桁のたし算の学習をしてきました。計算カードを使いながら、毎日習熟を重ねてきました。
 ワークテストが配られ、「キョロキョロしないで、しっかり問題に取り組みましょう。」と先生から話がありました。名前を書いて、いよいよテストの時間になりました。1問ごとに鉛筆が止まっていたようですが、両手に便利な計算機があります。指を折ってたし算をしている子が何人か見られました。きっと、これからも繰り返し問題に取り組むうちに、計算機から卒業する時期がやってくるのでしょう。(写真下)

6月18日の給食

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献立名           高菜チャーハン
              豆腐のシューマイ
              タイピーエン
              牛乳


一口メモ

 タイピーエンとは、九州の熊本県での郷土料理の一つです。
 中国の福建省という地域のワンタンスープがもとになり、日本に来てアレンジされた中華風のスープです。
 春雨やエビ、揚げたゆで卵が入るのが特徴です。給食では、卵は揚げずに、ウズラの卵をつけています。

6月17日(木)

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 今朝の天気予報で、「雷三日」という言葉を初めて知りました。夏に雷が発生すると、3日ほど続くことを意味している言葉です。上空の寒気の動きが遅いため、雷雲の発生しやすい状態がしばらく続くことを言い表しています。昔の人は、よくこのような言い伝えを残したなと思います。今週の月曜日から、毎日突然の雨が降ったり雷鳴が聞こえたりしました。今日はどうでしょうか。
 学校の玄関前に、大きなヤマモモの木があります。今月から、用務主事さんの仕事が毎日大変なことになっています。ヤマモモの真っ赤な実が、毎日たくさん落ちてくるので、その片づけを日に何回も行ってもらっています。
 学校にあるヤマモモの木は2本あります。1本は、どっさりと実をつけていますが、もう1本は全く実がついていません。隣同士に植えてあるので、不思議だなと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ヤマモモの木は、オスとメスの木がある雌雄異株の植物です。イチョウの木で、銀杏がなる木とならない木があるのと同じです。旭町小のヤマモモがこんなに立派に実るのは、隣にオスの木があるからとも言えます。
 子ども達は、手に取って確かめたり、落ちている実から赤い汁を集めて遊んだりして楽しんでいます。(写真上)こんなにたくさん収穫できるのなら、みんなでジャムにして味わってもよさそうなものです。きっと、ぐりとぐらがいたら、大きな鍋を運んできて、おいしいジャムを作るのでしょう。
 ヤマモモは、ジャム以外にも果実酒やジュースにすることもできます。また、先日3年生の出前授業に来ていただいた渡戸さんからは、塩漬けにするといいと言われました。ああだこうだと考えているうちに、毎日たくさんのヤマモモが落ちてきます。利用してみたいと思われる方は、学校までお知らせください。
 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。3年生の時には、乾電池と豆電球のつなぎ方についての学習をしてきました。4年生では、さらにモーターを扱うとともに、乾電池2本を使って実験をしていきます。様々な実験を通じて、乾電池の数やつなぎ方を変えると電流の大きさや向きが変わり、豆電球の明るさやモーターの回り方も変わることについて学んでいきます。
 4年生では、一人一人に実験セットの教材を購入しています。単三電池2本を使い、プロペラを回したりモーターカーを作って遊んだりすることができます。今日は、検流計について学習した後、各自がモーターカーの組み立てに取り組みました。(写真中)
 説明書を見ながら、一つ一つ慎重に組み立てている子がいました。昔に比べて、プラモデルを作る子が少なくなったのではないでしょうか。私は子どもの頃、説明図を見ながら黙々と部品を組み立てていく、あの時間が大好きでした。今の子ども達にも、ぜひそんな感覚を味わわせてあげたいものです。学習単元が終わったら、実験セットを家庭に持ち帰ります。電池やモーターを使って、さらにいろいろな遊びに発展させていく子が増えていってほしいと思います。
 5校時に、校区別協議会がありました。練馬区では、小学校と中学校との連携を、区全体で重点化して取り組んでいます。各中学校区別に、小学校と中学校との連携を深めるために、年2回の校区別協議会が位置づけられています。旭町小は、もちろん隣の豊渓中学校との連携です。今日は、豊渓中の先生方に5校時の授業を参観していただき、その後体育館で協議会を実施しました。
 中学校の先生方は、低学年から高学年までそれぞれの教室を隈なく回り、興味深げに授業を見ていかれました。協議会では、発言のルールが徹底していることや、子ども達がしっかり考えを発表している様子が印象に残ったという声が聞かれました。
 5年生は、両クラスとも社会科の授業を行いました。米作りをしている地域の特色を考える学習内容でした。グループで話し合い、ホワイトボードに意見をまとめていく様子を参観していただきました。(写真下)

6月17日の給食

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献立名           枝豆ご飯
              シシャモのから揚げ
              もやしのごま和え
              実だくさん味噌汁
              牛乳


一口メモ

 夏には欠かせない枝豆は、大豆の未熟な頃の姿です。大豆が熟して豆が固くなる前の柔らかい時に収穫しているのが枝豆です。
 大豆と違い、豆の仲間ではなく、野菜の仲間として分けられています。風邪を予防する働きがあるビタミンCや、エネルギーを作るのに必要なビタミンB1、ビタミンB2などが含まれています。

6月16日(水)

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 登校前に雷が鳴り、雨が激しく降りました。子ども達が学校に来る頃には小降りになったのでホッとしました。登校の様子を見ていると、長靴をはいてきた子が多く見られました。また、カッパを着て傘をさして登校してきた子も多く見られました。ランドセルの他に水筒を持ち歩いたりと、子どもの持ち物が多いうえに傘をさすことになります。安全に気をつけて登下校するように指導していきます。また、タブレットを持ち帰ることが多いので、ランドセルの中に水が入らないようにも気をつけさせたいと思います。
 2年生は、国語の時間に「スイミー」の物語の学習をしています。2年生の国語の物語でも、トップの人気を誇るのが「スイミー」です。多くの教科書に昔から採用されてきました。また、学芸会の2年生の演目としてもよく取り上げられています。
 スイミーの悲しみや喜びが、周囲の情景とともに簡潔な文章の中に描かれています。仲間と体の様子が違う小さなスイミーは、大きな魚によって大切な仲間を失い、一人ぼっちになってしまいます。しかし、その後すばらしい海の生き物を目にして、元気を取り戻していきます。そして、新しい仲間を見つけて、今度は協力して大きな魚を追い出し、楽しく海の生活を続けていくというお話です。
 スイミーの物語には、様々な比喩表現が用いられています。「ミサイルみたいなまぐろ」、「にじ色のゼリーのようなくらげ」、「水中ブルドーザーのようないせえび」というように、スイミーが出会った生き物について表現するとともに、スイミーの気持ちをも表しています。
 2年1組では、場面ごとにワークシートに記入しながら読み取りを進めていました。国語の授業では、教科書やノートの他に漢字ドリルもあり、机の上を整理しながらワークシートを書かなければなりません。タブレットPCの活用が増えてきている中、小学校の児童机の大きさが今後検討されていくべきではないかと思います。(写真上)
 3年生は、国語の時間に「気もちをこめて『来てください』」という学習をしています。相手や目的を意識して伝えたいことをまとめ、案内の手紙を書く学習です。手紙の書き方は、低学年の国語の時間にも学習をしてきています。しかし、きちんとした手紙の書き方(はじめのあいさつや、日付・名前の書き方等)を学ぶのは、今回が初めてです。2組の子ども達は、教科書の例を参考にしながら、学校公開や秋の運動会に来てもらうための手紙文を一生懸命考えていました。(写真中)
 クラスの何人かの子に聞いてみましたが、普段手紙を出すという経験をしたことがある子はほとんどいません。2年生の時に、国語の勉強で出したような…という程度でした。はがきでさえも、書いたことがある子は少ないはずです。大人の我々でさえも、昔に比べて手紙を出すことが極端に少なくなりました。今は、電話やメール(しかも文書を添付して送ることができる)の時代です。しかし、それだけに、きちんと改まった手紙の書き方を指導し、言葉の使い方を練習させておく必要があります。
 1年1組で、オリパラの授業が行われていました。東京都教育委員会から配布されている「みんなで学ぼう オリンピック パラリンピック 2020」の冊子を配布して、来月から行われる(であろう)オリンピック・パラリンピックについての指導を行いました。2年生以上の学年には、昨年度以前に配布しています。今年度入学した1年生には、追加して印刷・配布されることになりました。
 低学年用に分かりやすく書かれた冊子になっています。オリンピックのシンボルが5色の輪でできていることや、聖火や歴史について、競技のいろいろ等、各ページに書き込む欄を設けて作られています。さらに、パラリンピックについても詳しく紹介してあり、子ども達への理解を深める内容となっています。
 昨年から1年延期になり、また今年度の開催についても様々な意見がある東京オリンピックです。そのため、学校現場では2年前まで行っていたような大々的なオリパラ教育は行われていません。8月30日に、6年生が国立競技場に観戦に行くことになっていたはずですが・・・現在のところはまだ情報が止まったままです。

6月16日の給食

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献立名           ハヤシライス
              カリカリ油揚げサラダ
              牛乳


一口メモ

 ハヤシライスには、玉ねぎがたっぷり入っています。玉ねぎは、切ると目に染みる成分が出てきます。硫化アリルという成分で、生で食べると辛いですが、炒めたり煮たりして加熱すると変化して、甘い成分に変わります。
 この玉ねぎの甘味が、今日のハヤシライスのおいしさのポイントになっています。玉ねぎをじっくり1時間ほどかけて炒めてあります。

6月15日(火) その3

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 5年生のバケツ稲の苗が、グングン成長してきています。苗を植え付けた時は、あんなに弱々しかったのに、今ではしっかり根付いて、これから「分けつ」が始まる頃です。「分けつ」とは、稲の苗が生育するに従って、茎を太くしながら枝分かれしながら独立していくことを言います。4〜5本まとめて植えた苗が、分けつして1か月ほどでその6〜7倍の本数に枝分かれしていきます。イネ科の植物は、このように茎の数を増やして大きくなっていく特徴があります。
 2組の子ども達は、それぞれのタブレットPCを手に観察をしていました。タブレットPCのカメラ機能を使い、写真を取り込むことで自分の稲の成長記録の作成に役立てていきます。便利な時代になりました。しかし、それをどうまとめていくかが重要です。(写真上)
 「ビブリオバトル」という言葉をご存知でしょうか? 「ビブリオ」は書物などを意味するラテン語由来の言葉だそうで、ビブリオバトルとは、誰でも開催できる、本の紹介コミュニケーションゲームのことです。「人を通して本を知る 本を通して人を知る」をキャッチコピーに、日本全国に広がっています。
 発表者は、自分の好きな本を持って来ます。5分間で本の紹介をした後、2〜3分間で来場者からの質問に答えます。全員の発表後、発表された本の中から『どの本が一番読みたくなったか』を基準に、発表者を含む来場者全員で投票を行い、チャンプ本を決定する。・・・というルールです。
 6年2組は、4校時に図書室に行ってビブリオバトルを開催していました。まず、グループ内で一人ずつ自分が用意した本の紹介をしました。図書室で借りた本を用意した子もいれば、自分の家からシリーズ本をズラリと用意してきた子もいました。また、本のジャンルもいろいろでした。
 一通り発表が終わったところで、グループ内の代表者を選びます。次に、その代表者がクラス全員に本の紹介を順にしていきます。(写真下)最後に、全員の多数決でチャンピョンを決めました。どの代表者にも少しずつ手が挙がり、大変な僅差でした。それだけ人を引き付ける本がたくさん集まったということです。
 ビブリオバトルのすばらしさは、まず読書を深めるところにあります。本を読み、内容を理解するとともに、自分なりの感想や意見をしっかり持つことができなければ、発表につながりません。さらに、発表する力を伸ばすという効果も期待できます。聞き手に、自分が選んだ本がいかに魅力のある本であるかをアピールする力は、まさに「アクティブラーニング」そのものです。
 大人同士でも、このような取り組みを行ってみたら面白いでしょうね。

6月15日(火) その2

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 1年生の算数の時間では、たし算に続いて引き算の学習に入りました。「のこりは いくつ ちがいは いくつ」という単元名です。1年生の1学期に習う引き算は、引かれる数が10以内の計算です。
 小学校の1年生で学ぶ引き算は、「求残・求補・求差」の3つに大きく分けられます。(授業では、実際にその3通りの引き算を指導していきます。)今日、1組で学習していたのは、「5匹の金魚から2匹を金魚鉢に移したら、水槽に3匹残りました」というお話を表した「5−2=3」の引き算でした。この場合の引き算が「求残」です。初めの数量からある数量を取り除いて、残った数を求める計算です。取る、なくなる、消える、食べる…などの問題文になってくる場合の引き算です。引き算のイメージとして、最も分かりやすい場合が「求残」です。
 「子どもが全部で8人います。男の子は3人です。女の子は何人ですか。」…こういう場合が「求補」の引き算です。全体とその一部分の数が分かっていて、他方の数量を求める場合をいいます。
 さらにもう一つは、「男の子が3人、女の子が5人います。どちらが何人多いですか。」…という場合が、「求差」の引き算です。求差の場合は、男の子3人と女の子3人を対応付けて「取る」というところから引き算をイメージさせるます。と言っても1年生ですから、具体物の算数ブロックを動かしながら引き算であるということを体感させていく指導を繰り返すことになります。
 ところで、今日の「5−2」の問題の中では、「金魚鉢に金魚を移す」という言葉を使いました。フッと考えると、金魚鉢自体を1年生は知っているのでしょうか? 担任の先生がクラスの子ども達に聞いてみると、半数ぐらいの子は知っているようでした。しかし、半数の子は知らないわけですし、現物を見たことがある子は、さらに少ないでしょう。教科書には、「金魚鉢」という言葉は出てきていませんが、明らかに絵は金魚鉢の形をしています。算数ブロックが2個入るように描いてあります。(写真上)
 どの教科書も、問題や説明の文章、そして挿絵に至るまで、考えに考えて作られています。次回の教科書改訂の際には、この金魚鉢の絵が別なものに変わっているか、あるいは問題自体が金魚以外のものになっているかもしれません。
 関東地方は、昨日やっと梅雨入り宣言がありました。暑い日が続くようになり、2年生のミニトマトもずいぶん大きくなってきました。追肥をして支柱を立て、毎日たっぷり水やりを欠かさずに育てています。今日は、生活科の時間に、日陰に鉢を移動して観察カードに記録を書いていました。
 種から育てて、もうすぐ2か月近く経とうとしています。ミニトマトの黄色い花が、あちこちにつき始めました。実が大きくふくらんでくる頃には、夏休みが間近になっているかもしれません。(写真下)

6月15日(火) その1

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 Zoomを使って全校朝会を行いました。今日は、「読書旬間を楽しもう」という話をしました。
・・・『旭町小学校では、6月と11月に読書旬間を行っています。1学期の読書旬間は、昨日から始まり、来週金曜日の25日まで実施します。読書旬間中は、本を読む時間を学校でも家庭でも増やし、じっくりと本の世界に親しめるとようにしましょう。
 読書をすることの良さは、「本からいろいろな言葉や知識を得ることができること」、あるいは「本の中の世界に入り込み、登場人物と一緒にワクワクドキドキする体験が味わえること」など、いろいろあります。そして、読書の楽しさは、「この本を読んで良かった」という思いをした人にしか味わえないものがあります。
 今日は、校長先生が小学校の高学年の時に夢中になって読んだ本を紹介します。江戸川乱歩という人が書いた、「少年探偵団シリーズ」です。(本を見せながら)怪人二十面相と対決する明智小五郎、そして少年探偵団が活躍する推理小説です。一冊読んだのがきっかけで、次から次へと「少年探偵団シリーズ」を借りて読みました。ハラハラドキドキしながらページをめくり、ついつい夜遅くまで夢中になってしまったこともありました。みなさんも、読書旬間を通じて「この本に出合って良かった」という体験ができるとよいですね。
 今紹介した本が高学年用とすると、中学年のみなさんには、この本をおすすめします。あまんきみこ さんが書いた「車のいろは空のいろ」です。4年生のみなさんは、「あっ、知ってる。」と思ったのではないでしょうか。4年生の国語の教科書に「白いぼうし」という題名で載っていて、4月に学習したばかりです。「これは、レモンのにおいですか?」で始まる物語です。タクシーの運転手、松井さんが出会うファンタジーな世界が描かれています。この本には、教科書に出てきた「白いぼうし」の他にも、いろいろなお話が載っています。
 次に、低学年用の絵本を紹介します。校長先生は、絵本が大好きです。大人になっても、絵本との出会いをいつも楽しみにしています。「絵本」というだけあって、まず絵にひかれます。色がきれいな絵本もあれば、かわいい絵が描かれている絵本もあります。そして、中には悲しい内容の絵本もあったりします。
 今日紹介するのは、長谷川 義史さんが書いた「いいからいいから」という絵本です。題名からして面白い本ですよね。では、読み聞かせをします。(Zoomで映しながら読み聞かせをする。)
 最後に「おまけ」として、先生方におすすめの絵本を紹介します。くすのき しげのり作の「おこだでませんように」という本です。先生方も読書を一緒に楽しみましょう。
 さあ、2週間の読書旬間で、みなさんもいろいろな本との出会いを楽しんでください。』・・・
 全校朝会で紹介した本は、2階の掲示板前にしばらく展示することにしました。休み時間に、さっそくたくさんの子ども達が集まり、興味深げに本を手にしていました。

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学校行事
10/5 全校遠足
10/6 委員会活動
10/8 全校遠足予備日
10/9 学校公開