6月16日の給食ゼリーフライ 豚汁 牛乳 一口メモ かてめしは、埼玉県秩父地方に伝わる郷土料理です。昔、お米は貴重な食べ物だったため、季節の野菜や山菜を混ぜてボリュームを出して食べるようにしていました。その「混ぜ合わせる」という意味の「かてる」が語源となり、「かてめし」と言われるようになったそうです。 今日のかてめしには、高野豆腐やきざみ昆布、油揚げなどが入っています。いろいろな具材から出るうまみがたっぷり入っていて、とてもおいしくできあがりました。 一方、ゼリーフライは、埼玉県行田市に伝わる郷土料理です。形が小判(銭)にそっくりだったことから、「ゼニーフライ」が「ゼリーフライ」に変わったと言われています。衣がついていないコロッケのような料理です。行田市は、足袋を中心とした工場が多く、そこで働く人たちがおやつとして食べていたそうです。 6月15日(水)5年生の外国語では、月を表す言葉(1月、2月…の英語での言い方)や日付の言い方などを習ってきました。英語でのスピーチを聞いて、それにふさわしい絵を選ぶ問題や、会話に対する返事としてふさわしい答え方を選ぶ問題などがありました。聞こえてくる単語が分かっていても、英語で話している前後の文脈がしっかり分かっていないと難しい問題です。子ども達は、よく耳を澄ませて英語を聞き取り、設問に答えていました。(写真上) 3,4年生が週に1時間行っているのは、「外国語活動」です。外国語による聞くことや話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成することをめざして指導しています。一方、5,6年生が週に2時間行っているのは、「外国語科」という教科指導です。外国語による聞くことや読むこと、話すこと、さらには書くことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力を育成することをめざして指導しています。 教科指導なので、他の教科同様に通知表に評定をつけます。もちろん、テストだけで評価するのではなく、普段の授業での発言や取り組み姿勢も加味して成績をつけることになります。(3,4年生の外国語活動は、所見で評価します。) 2校時に、算数の少人数指導の視察がありました。区の教育指導課から2名の方が来校し、4年生の算数の授業を参観していただきました。これは、全校に毎年行われている視察で、少人数加配の教員が正しく校内で運用されているかを確認するためのものです。 旭町小では、3年生以上の学年に対して、少人数加配の教員が算数の習熟度別指導を行うように配置しています。レディネステストを基にして、学年の児童を「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の3つのコースに分け、担任+少人数担当とで指導しています。 今日の4年生は、「小数のしくみを調べよう」という単元での「千分の1の位までの小数の書き方や読み方の学習」を行っていました。それぞれのコースの子ども達に合った、分かりやすい授業になるように指導が行われていました。(写真中) 5年2組が、家庭科室で調理実習を行っていました。5年生は、先月「お茶の入れ方」の実習を行いました。家庭科室での調理は、それ以来のことです。 5年生では、「ゆでる調理」を中心に実習をすることになっています。今日は、「ゆでいも」を作りました。じゃがいもを「洗って、切って、ゆでる」という調理です。教科書では、青菜のおひたしも紹介されています。小松菜を使って、先生が子ども達の前で実践して見せていました。ゆでると青菜(小松菜)が柔らかくなるだけでなく、かさが減り、たくさん食べることができるということが分かりました。 じゃがいもは、1人1個ずつ用意されていました。当然というか…皮むきに大苦戦でした。ピーラーと包丁が用意してありましたが、全員必ず包丁での皮むきを経験するように指導していたようです。包丁を持つ手の親指が刃の部分に添えていない子が多く、思わずカメラを置いて私も指導に回りました。じゃがいもを持つ方の親指をけがしないか、ひやひやしました。(きっと保護者の方々が家庭科室にいたら、つい大声と手を出していたことでしょう。)幸い、感染症対策でゴム手袋をつけていたこともあり、けが人は出なかったようでした。(写真下) グループの4人分のじゃがいもが切り終わり、鍋に入れて15分ほどゆでました。お皿にとり、塩をふっていただきました。苦労して皮むきをしただけあって、とてもおいしそうでした。 続けて3,4校時に、6年2組が「いろどり炒め」の調理実習をしていました。フライパンに油をひき、様々な形に切った野菜とベーコンを炒めていました。家庭科の時間だけでなく、ぜひ各家庭でも積極的に子ども達を台所に立たせてください。包丁の使い方も、コンロの使い方も、そして片付けの仕方も、自分の家で行うことができるようになることが家庭科の学習のゴールです。 調理実習「いろどり炒め」(6年生)
「いろどり炒め」の調理実習を行いました。6年生にとっては、今回がはじめての炒めものでした。
まずは、野菜を洗い、均等な大きさに切っていきます。5年生の時の経験を活かして、上手に包丁を扱う子が多くて驚きました。 次に、火の通りにくい食材から順に炒めていきます。炒めものの野菜は、短い時間で強火で仕上げなくてはなりません。油をひいて、にんじんから順に炒めました。野菜に少し色がついたら、仕上げに塩・コショウをふって完成です。油をひくことで香りがよくなり、おいしくなることに気がついていました。 野菜の苦手な子も、たくさん食べていて嬉しかったです。お家でも今日学んだことを活かして、料理の手伝いなどやってほしいと思います。 6月15日の給食トックスープ 牛乳 一口メモ 今日の給食に出ているビビンバやトックスープは、韓国の料理です。 日本でもおなじみの「ビビンバ」は、韓国語では「ピビンパ」と発音します。「ピビン」は「混ぜる」、「パ」は「ご飯」という意味だそうです。ご飯や肉、野菜が一緒にとれるので、これから暑くなって食欲が出ないような時には、おすすめの料理です。 トックスープには、「トック」という韓国のお餅が入っています。日本のお餅はもち米から作りますが、トックは普段食べている「うるち米」から作っています。煮くずれしにくいので、今日のようにスープに入れたり炒め物に使ったりします。 租税教室(6年生)
6月14日(火)に税理士の方をお招きし、租税教室が行われました。
まず、税金には種類がたくさんあり、50種類もあるということに子供たちはとてもびっくりしていました。また、集められた税金は、みんなの生活を豊かにするために使われていることを知りました。 さらに、選挙で選ばれた国会議員が話し合い、税金の使い道などを決めているという話を聞き、子供たちは選挙に行くことの大切さについても学ぶことができました。 6月14日(火)「半日村」の作者は、斎藤 隆介です。日本の児童文学作家として大変有名な人です。「八郎」や「ベロ出しチョンマ」など、多くの絵本が出されています。「モチモチの木」は3年生の国語の教科書で、「花さき山」は4年生の道徳の教科書に使われています。さらに、さし絵が切り絵作家の滝平 二郎であるところも、この絵本の魅力となっています。 ・・・一日の半分しか太陽の当たらない半日村がありました。稲の出来は悪く、人々の暮らしは貧しい毎日でした。生まれた場所が悪かったと諦めてしまう大人たちに対して、一人の少年は違いました。その日から毎日毎日、山の石を削って、湖に埋めるという行動に出たのです。周りの人に無理だと言われても、ひたむきに続ける姿に少しずつ周りの人間が影響され、次第に人々が協力していきます。そして、長い長い年月を経て、半日村は「一日村」へと変わりました。・・・ ラストシーンでは、山の上に太陽が輝き、それを見上げながら喜ぶ村人の絵が強烈な印象で描かれています。全般的に暗いイメージの絵本ですが、このラストの明るさがすごいインパクトで迫ってきます。(写真上) 実は、私の子どもが3年生の頃、国語の教科書にこの「半日村」が掲載されていました。毎日音読の宿題があり、時々音読カードを手に聞いてあげました。3年生にとっては、ページ数の多い物語です。つっかえつっかえ読みながら、少しずつ上手に読めるようになっていきました。 4年生は、国語の時間に「一つの花」(今西祐行 作)の物語文を学習しています。この物語は、昔から4年生の国語の教科書で扱われてきており、読めば読むほど悲しみが伝わってくる内容です。戦争がはげしかった頃を舞台にした物語です。食べ物がなく、欲しいものが手に入らなかった時代背景を理解させながら、登場人物の気持ちを読み取らせていきます。2組の教室では、全ての場面を読み取った後の感想と初発の感想とを比較させて、単元のまとめをしていました。(写真中) 「一つの花」という題名について、4年生の子ども達はどれだけ理解することができたでしょうか。よくこの物語の学習場面で、「どうしてお父さんはゆみ子にコスモスを一つだけしか渡さなかったのか」を問うと、子ども達は「戦争で焼けて一つしか咲いてなかったから」とか、「一つしか見つけられなかったから」と答えることがあります。よく読むと、戦場に行くお父さんは、たくさん咲いているコスモスの中から一つだけを選び、ゆみ子に手渡したことが分かります。「一つだけのお花、大切にするんだよう…」というお父さんの最後の言葉は、「一つしかない命を大切にするんだよ」というメッセージが込められています。戦場での様子が描かれているわけではありませんが、当時の生活の様子や戦争のやるせなさがよく伝わってくる物語です。 1年生は、体育の時間に「マットを使った運動遊び」を行っています。低学年では「マット遊び」という言い方をします。「マット運動」という器械運動の分野は、3年生から学習します。ですから低学年においては、マットを使って様々な体の動きをしっかりと体感させることが重要です。 1年生は、「ころころランド」と名付けて、いろいろな場を用意して遊ばせていました。坂道コースやでこぼこコース、じぐざくコースなど、マットの敷き方に変化をつけて、子ども達が楽しく学習できるようにしていました。また、学習の始めには、動物歩きやカエルの足うち、ゆりかごなど、マット運動の基本につながる動きも取り入れて指導していました。 すでに前転や後転、側転などに挑戦していた子もいました。友だちの動きを見て、自分もやってみようという子が増えてきました。支持感覚や回転感覚、逆さ感覚など、マットでの遊びを通して体で獲得していくものがたくさん含まれています。(写真下) 6月14日の給食肉団子のスープ レモドレサラダ 牛乳 一口メモ 今日の給食は、子ども達に大人気の「きな粉揚げパン」です。 朝早くからパン屋さんが焼いてくれたパンを、給食室で一つ一つ油でカリッと揚げて、熱々のうちにきな粉と砂糖をまぶします。熱いうちでないと、パンにきな粉がしっかりとくっつきません。ですから、とても熱くて大変な作業ですが、調理員さんたちががんばって作ってくれました。 きな粉は、大豆をすりつぶして作ったものです。節分で食べる炒り大豆をすり鉢やミキサーにかけてすりつぶせば、きな粉のでき上がりです。家庭でも作ることができるので、手作りきな粉にチャレンジしてみるとおもしろいと思います。 6月13日(月) その2この説明文の作者は、一川 誠(いちかわ まこと)さんです。日本の心理学者で、千葉大学の教授をされている方のようです。日本科学未来館での「時間旅行展」のサイエンスナビゲーターもされているそうです。 6年生にも分かりやすく書かれた説明文であり、筆者の主張が「初め」と「終わり」にある双括型の文章構成となっています。さらに、「中」に主張を支える事例が示されていて、子ども達にも身近な例を使って説明しています。授業では、段落ごとの要旨をまとめ、筆者の伝えたい内容を明らかにするとともに、それに対する自分の考えをもたせていきます。 ところで、「心の時間」とは・・・。子どもの頃からずっと感じていることがあります。日曜日の夕方から月曜日の朝は、特別早くやって来る気がしてなりません。また、夏休みの後半は、毎日が過ぎていくのがとても早く感じられたものです。(こういう仕事柄、それは今も変わっていませんが…。)子ども達にとっては、「勉強をしている30分は長いのに、ゲームをしている30分はとても短く感じる。」と言うと分かりやすいでしょうか。こういう時間が「心の時間」です。 今日から読書旬間が始まりました。旭町小では、1学期と2学期(10月)の年2回、読書旬間を行っています。3年生の教室では、読書カードを配布して、目標を書かせたり記録のつけ方を指導したりしていました。(写真中) 学校では、登校後の朝読書の時間や、授業の中でもこの2週間は意図的に本に親しむ時間を確保していく予定です。実際に校内を回ると、ワークテストやドリルが終わった子から読書をするなど、本を手にしている様子が多く見られました。 また、担任の先生が読書旬間に合わせた取り組みをすることも大切です。読み聞かせやブックトークなど、いろいろな方法で子ども達に読書に関心をもたせる方法があることを伝えました。(校長通信を毎週校内の先生達に配っています。今回、そのことを書きました。) 読み聞かせは、低学年のものだけではありません。高学年にも読み聞かせにふさわしい本がたくさんあります。また、絵本に限らず、エッセイ集や物語を毎日少しずつ読み聞かせることもできます。 一方、ブックトークは、本の最初の部分を読んだり、途中までのあらすじを紹介したりして、本の魅力を語る取り組みです。子ども達が、「その本、自分も読んでみたいな」と思うように、語ってあげるのがブックトークです。 本は心の栄養になります。多くの力が身につくと同時に、心を豊かにしてくれるのが読書のすばらしさです。各ご家庭でも、「読書をしなさい」という前に、何か手立てを考えてみてはどうでしようか。 6校時に、5年生がプールサイドに行って、来週から始まる水泳の準備作業をしていました。プールは、5月末に清掃業者に来てもらい、一度きれいにしてあります。その後、すぐに水を入れて機械を動かし、水質を保っています。今日は、プールサイドに道具類を出したり、更衣室の掃除を5年生と先生達とで行いました。(写真下) アメンボがすいすいと水面を進む姿を見て、5年生の子ども達も早くプールに入りたいという気持ちをもったようです。 6月13日(月) その1
久し振りに晴天の朝を迎えました。今日の全校朝会は、「みんなで使う物、みんなで使う場所」という話をしました。
・・・先週、あいさつ運動が行われました。代表委員会の人たちが登校してくる全校児童に進んであいさつの声をかけていました。実際にあいさつの声をかける側になってみると、いろいろなことに気がつくものです。代表委員会の人たちは、「あいさつをきちんと返してくれる子がいると気持ちがいいな」とか「相手の顔を見てあいさつをするだけで、こんなに受け止め方が違うんだ」ということに気がついていたようです。また、「こちらからあいさつをしても、何も言わずに通り過ぎる子がいるのは残念だな」ということにも気がつきました。校長先生も、あいさつ運動中に気がついたことがあります。それは、自分から先にあいさつをする子が以前よりも増えてきたことです。登校時間には、門を入ってすぐの辺りにいつもいるようにしています。校長先生の姿を見て、すぐに「おはようございます!」とあいさつをする子が増えてきました。自分から先にあいさつをするのは、言われてからあいさつをするよりも気持ちのいいものです。そのことが分かってきた子が増えてきたのは、とてもすばらしいことです。校長先生は、子ども達の顔を見るとすぐにあいさつをする方ですが、それよりも先にあいさつができる子はなかなかのあいさつ名人です。今後は、自分から先にあいさつをするということを意識して取り組んでみましょう。 さて、今日はもう一つ、「みんなで使う物、みんなで使う場所」というお話をします。先日、校庭にクラスボールが1個落ちていました。休み時間に友達とボールを使って遊んだまま、片付けを忘れてしまったのでしょうか。片付けておかないと、次の休み時間にボールを使おうとする時に困ります。それだけでなく、ボールが雨にあたると、しだいに傷んできてしまいます。同じように、一輪車も休み時間に使う子が多い遊び道具です。きちんと元の場所に返されていなかったり、ていねいにしまわれていなかったりすることがあります。壊れてしまったら、また買ってもらえば良いのでしょうか。そういう考え方はいけません。他にも、学校にはみんなで使う物がたくさんあります。理科室の実験器具や給食の食器、掃除の時間に使うほうきなど、学校では毎日たくさんのみんなで使う物を手にしているはずです。物は、大切にあつかわないと壊れてしまいます。みんなで使う物は、自分の物以上に大切にあつかうことが重要です。 では、みんなで使う場所とはどういうところでしょうか。教室や廊下、階段は、いつも用務主事さん達がきれいに掃除をしてくださっています。先日、階段のところについた黒い汚れを、用務主事さんがきれいに落としてくださっていました。また、トイレもみんなで使う場所の一つです。学校のトイレを大切に使っているでしょうか。大切に使うというのは、次にトイレに入る人が気持ちの良い状態にしておくこと…汚さないということです。最近、トイレの使い方が悪く、いろいろな学年に指導をしています。毎日トイレの掃除をしてくださっているのも用務主事さん達です。また掃除をしてもらえるから…という考え方はいけません。みんなで使う場所は、自分の家以上にきれいに使うようにしなければなりません。旭町小学校には、いろいろなお客様も来て、トイレを使用します。いつもきれいで気持ちの良い学校でありたいものです。・・・ 6月13日の給食魚のねぎ味噌焼き カリカリ油揚げサラダ 鶏肉と野菜のすまし汁 牛乳 一口メモ 6月から、給食時の盛り付けの仕方を変更しています。今日のような和食の献立の時には、ご飯を小皿に、おかず2種類を大皿に盛るようにしています。さらに、ご飯が左側、汁物が右側、おかずが中央、箸は先が左になるようにトレーに置かせています。 これは、長い和食の歴史の中で引き継がれてきたことです。給食を通じて、このような文化をしっかりと身につけさせたいと思います。ご家庭でも、「いただきます」の前に、配膳がきちんとそろっているかを、ぜひ確かめさせてみてください。 6月11日(土)1年1組では、国語の時間に「くちばし」という説明文の学習をしていました。小学校の国語の授業では、物語文とともに毎学期必ず学習する教材として、「説明文」があります。この「くちばし」は、小学校で最初に習う説明文です。鳥のくちばしについて、問答形式で分かりやすく説明している文章なので、クイズに答えているような楽しい気持ちで読み進めることができます。 まずは、全員で教科書を持って、音読を行いました。丸読みを繰り返して、全員が音読の発表ができるようにしていました。今日は、全クラスで国語の授業が1時間ずつ行われました。同じように音読を入れて、いろいろな子ども達に発表の機会を設定していたクラスが多く見られました。(写真上) 今日の授業では、先生がプリントを用意し、ツバメのくちばしについて学習をしました。「ツバメは くちばしをひらいて そらをとびます。」と書いてありました。虫をつかまえるためのようですが、私は初めてそのことを知りました。あんなに速いスピードで飛んでいるツバメが、口を開けているとは・・・今度ツバメが飛んでいるところを見つけたら、くちばしに注目してみようと思います。 6年生は、今週から社会科の時間に、歴史の学習が始まっています。2年前に教科書の改訂があり、6年生の社会科は政治を先に学習し、その後に歴史を学ぶようになりました。 2組では、縄文時代と弥生時代の生活の違いについて、子ども達に考えさせていました。3〜4人のグループで、ホワイトボードに記入しながら話し合いをする様子が見られました。(写真中) 他の学年やクラスでも、同じような授業形態が見られたと思います。今日の中・高学年の算数や国語の時間にも、グループで話し合いをする場面がありました。また、低学年では、隣りの子と意見交流をする場面が授業の中に設定されていました。新学習指導要領での教育がスタートするにあたり、「主体的・対話的で深い学び」という言葉が盛んに使われるようになりました。(一時期、「アクティブラーニング」という言葉が使われていました。)小学校では、以前から授業の中で話し合い活動は行ってきていましたが、さらにそのような活動場面を積極的に取り入れていくことになっています。 3校時までの授業公開でしたが、全校では様々な教科の授業がありました。音楽室では、4年生各クラスに箏の授業があり、今まで練習してきた成果を発表する場面がありました。また図工室では、2年1組が「あったらいいな 夢の島」という作品を楽しそうに製作している様子が見られました。 理科の授業は、4年2組が2校時に「電池のはたらき」の学習を行っていました。実験セットを用いて、乾電池のつなぎ方と豆電球の明るさの関係を調べる授業でした。単3乾電池を2本使い、直列つなぎと並列つなぎで豆電球につないだ場合の明るさの違いを比べていきました。(写真下) 実験セットには、モーターやスイッチ類も入っていて、学習の最後にモーターカーを作ることができるようになっています。また、モーターカーの本体がそのまま電池ボックスを兼ねていて、事前に様々な実験ができます。今後は、検流計を使うことで、電流の大きさと乾電池のつなぎ方の関係を学習していきます。 朝顔の観察(1年生)今日で朝顔の種を植えてから、ちょうど一か月が経ちました。毎朝、子どもたちが一生懸命水やりをし、先週には間引きをしたおかげで、朝顔はすくすくと成長しています。朝顔がどのくらい大きくなっているのか、どんな形の葉っぱが出てくるのか、子どもたちは毎朝とても楽しみにしています。 今回の観察は、前回の”子葉”の観察とは違い、葉っぱが大きいこと、葉っぱが増えたことなどもあり苦戦している様子でした。その一方で、興味深く観察していたのは「葉っぱの感触」です。「パリパリしている。」「ふわふわしている。」など、子どもたちなりに様々な言葉で表現していました。 すくすく成長し、たくさんの発見がある朝顔。一瞬を大事に、これからも観察を続けていきます。 歯みがき大会(5年生)前半は、DVDを見ながら健康な歯や歯茎の状態、さらに歯についたプラーク(歯垢)についての学習をしました。口元の写真がスクリーンに映ると、子ども達は歯の色に気を取られていましたが、歯茎も弱っていることを知りました。今は10〜14歳の3人に1人が歯肉炎であると言われているそうです。映像を見ながらクイズを解き、優しく学生さんに教えてもらっていました。 後半は、顎模型を使って、歯みがきの仕方を学びました。一番磨ききれていないところは、「歯と歯の間」だそうです。学生さん1人につき子ども2人の3人組になって、正しい歯ブラシの持ち方や、磨く場所ごとにコツを教えていただきました。初対面の学生さんに緊張しながらも、顎模型に興味津々で、楽しく学習することができました。 今日の学習を通して、「こんなにしっかり磨いてなかったな・・・」と自分の歯みがきについて振り返ることができた子もいたようです。歯を大切にしていこうとする気持ちが続くといいなと思いました。 6月10日(金)今日は1組で、まず夏の生活で工夫していることを「衣・食・住」に分けて考えさせていました。「衣」の工夫では、教科書に「ゆかた」と「じんべえ」が写真に載っていました。夏祭りの時などに着る機会があるので、子ども達にとってもなじみのあるものかもしれません。その他に、汗を吸い取りやすい素材を選んだり、白っぽいものを着ることが工夫と言えるかもしれません。「食」では、そうめんや蕎麦、かき氷など、冷たいものをよく食べるようになります。逆に、暑い時に熱くて辛いカレーを食べるという場合もありますが…。「住」では、すだれや日よけ、打ち水、敷物の工夫などがあります。(写真上) 教科書には、エアコンを効率よく使う工夫についても記載があります。室内の暑い空気を外に出してからスイッチを入れることや、エアコンと扇風機を併用することでエネルギーを大切に使うことを指導していきます。学校でも、教室のエアコンを使用する時期になりました。練馬区で各教室にエアコンが設置されたのは、15年ほど前のことです。その前は、扇風機しかありませんでした。私が担任として旭町小にいた頃は、まさにそういう時代でした。4階は天井が屋上と接しているため、特に暑くなりました。そんな中、子どもも先生も汗だくになって授業が行われていたものです。 3年生は、算数の時間に「長い長さをはかって表そう」という学習をしています。cmやmm、mの単位は、2年生で習います。3年生では、巻き尺を使うことによって、もっと長い長さを測ることができることを学習します。さらに、kmの単位を習うのも3年生の内容です。 今日は校庭に出て、10mの長さを測ったり、1kmを歩いたりしました。長さや重さ、広さなど、新しい単位を学習した場合には、その量感を体で覚えさせていくことも大切な学習です。(写真中) 今年もユリのシーズンになりました。旭町小の中庭には、先週から様々なユリの花が咲き始めています。学校にあるユリは、「スカシユリ」の園芸品種です。スカシユリは、上向きに花を咲かせる特徴があります。花だから上向きに花を咲かせるのは当然と思われるかもしれませんが、ユリ科の多くは花を下向きに咲かせるのが基本です。そのため、花が上向きのユリは、珍しいと言えます。 2年1組の子ども達が、生活科の学習で中庭にやって来ました。雨の日が続いていたため、ユリの花もやっと自分の姿を見てもらえると喜んでいたことでしょう。池の近くには、赤(深みのある真紅の赤)や黄色(レモンイエローで、これから咲きます)、白、ピンクのスカシユリがあります。また、昇降口の近くにもたくさんのスカシユリがあり、中には私の背をはるかに超える高さの株も見られます。(写真下) せっかくきれいにユリの花が咲いているので、ぜひ多くの方々に見ていただければと思います。明日は学校公開日です。来校された際は、中庭のユリにもご注目ください。 6月10日の給食野菜の梅かつお和え 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 今年の「入梅」は、明日の11日です。「入梅」とは、暦の上での梅雨入りの日のことです。地域や年によって、入梅と実際の梅雨入りの日と違うことが多いのですが、現在のように天気の情報がない昔の人は、入梅を目安に田植えを行っていました。雨が多く降る梅雨の時期を知ることが、田植えを決めるために重要だったのです。 入梅も梅雨も、「梅」という字が使われています。これは、この時期に梅の実が熟すことからきています。また、この時期に水揚げされる鰯(イワシ)は、「入梅鰯」と呼ばれ、脂がのっていておいしいとされています。 そこで、今日の給食では、入梅にちなんでイワシを使った「イワシのひつまぶし」と、練梅を使った「野菜の梅かつお和え」を作りました。季節の献立として楽しめるようにしました。 AED体験(6年生)
6月9日(木)5校時に、AED体験を行いました。消防署の方々が来てくださり、命を救うための応急手当を学びました。
命がかかっていることを念頭に置き、真剣な表情で取り組むことができました。胸骨圧迫は想像以上に力がいるようで、テンポよく圧迫することの大変さを実感していました。また、AEDの操作は音声案内に従って行えばよいのですが、焦ってしまいパッドを取り出して貼るまでにかなり時間がかかっていました。 今回体験したことを、海や川でのレジャーの際など、緊急事態に率先して活かすことができるようにしてほしいと思います。 AED体験(5年生)前半は、1…周囲の安全確認 2…意識の確認 3…周囲に助けを求める。4…呼吸の確認 5…心臓マッサージの順に体験を行いました。 一定のテンポに合わせて胸部を30回押すことで、手が痛くなってしまう子もいましたが、真剣に最後まで取り組んでいました。後半は、AEDの扱い方を音声に従って体験しました。音声をよく聞きながらパットを装着したり電気ショックボタンを押したりと、一つ一つ確かめながら取り組んでいました。 消防署の方々から丁寧に教えていただいたことで、救命の仕方についてしっかりと学ぶことができ、貴重な体験をすることができました。 音楽朝会コロナ禍の音楽朝会は、体育館に全校児童が集まって歌を歌うという活動ができません。そこで考えたのが、Zoomを使っての音楽委員会による音楽クイズです。 音楽委員会は、5年生6人・6年生6人の12人で活動しています。以前は、音楽朝会の時に全校児童の前に立って歌をリードしたり、「運動会の歌」の楽器伴奏や6年生を送る会での全校合唱曲の演奏などをしたりしていたのですが、活躍の場がかなり限られてきてしまいました。音楽朝会についてもZoomでは物足りないのではと思っていたのですが、これが意外にやりがいがあったようでした。アップになった自分の顔が各教室のテレビ画面に映し出されるのに魅力を感じている児童もいれば、緊張でドキドキしている児童もいる状態での生配信になりました。 今回は、楽器当てクイズと曲当てクイズをしました。使った楽器は、トリオタムやトライアングル、タンブリン、すず、ビブラスラップ、ドラムです。さらに、マーチングキーボード3台による「茶色のこびん」の演奏や、ミニキーボード3台による「マックのポテトが揚がった時の音?!」なども登場して、大変バラエティーに富んだ内容になりました。子供たちの発想は本当に面白いです。 コロナ禍ならではの音楽朝会を子供たちなりに楽しんでいる様子が伝わってきました。 6月9日(木)「スイミー」は、昔から2年生の教科書によく掲載されてきました。学芸会の演目として取り上げられることが多い物語でもあります。スイミーの悲しみから喜びに至るまでの気持ちの推移が、周囲の情景とともに簡潔な文章の中に描かれています。仲間と体の様子が違う小さなスイミーが、大きな魚によって大切な仲間を失い、ひとりぼっちになります。その後、すばらしい海の生き物を目にして、元気を取り戻していきます。そして仲間を見つけ、今度は協力して大きな魚を追い出し、楽しく海の生活を続けていくというストーリーです。 2組の教室では、ワークシートを使い、マグロから逃げることができた時のスイミーの気持ちについて考えさせていました。スイミーは、アメリカの有名なイラストレーターでもあり絵本作家のレオ=レオニが作った絵本です。内容もさることながら、その絵も独特な美しさと迫力をもっています。教科書にも、絵本のさし絵がそのまま使われています。(日本版は、谷川俊太郎の訳になっています。) ワークシートには、先生が描いたイラストもありました。大きな口を開けたマグロから、黒い小さなスイミーが逃げ出す様子が描かれています。先生の絵も、迫力があって上手だなと思いました。(写真上) 今日は、図書館管理員さんが勤務の日です。図書室を利用するクラスがたくさんありました。図書の時間の後半には、本の読み聞かせをしていただいています。今日、1年1組が読み聞かせをしてもらったのは、「はははのはなし」(福音館書店)でした。歯の大切さと守り方を楽しく伝える絵本です。ちょうど今日は、1年生の歯科検診の日になっていたので、この本を選んでもらいました。 本の内容は、低学年にもとても分かりやすく書かれていました。・・・歯が痛くなるなら、いっそ歯なんかなければいいと考えるかもしれません。しかし、歯がなければご馳走が食べられません。歯が食べ物を噛み切り、すりつぶして体の中に送ることで、栄養が摂れます。その他にも、虫歯になるメカニズムや歯みがきの大切さを、子ども達に分かりやすく伝える絵本です。素直な子ども達は、口をあんぐりと開けて読み聞かせに集中していました。ところで、午後の歯科検診の結果はどうだったでしょうか。(写真中) 5年生は、社会科の時間に「くらしを支える食料生産」の学習をしています。我が国の食料生産について、生産物の種類や分布、生産量の変化、さらには外国との関わりなどに着目して調べていく学習内容です。 子ども達は、農産物や水産物が、様々な地域から運ばれてきていることは知っています。しかし、日本の気候や自然条件を生かして、食品ごとの産地にどのような特色があるかは、調べてみなければはっきりと分かりません。今日は、2組の教室で、スーパーのチラシを見ながら産地を見つけ、白地図に記入する学習を行っていました。調べてみると、同じ野菜でも様々な産地があることや、外国からの食品が多いことなどが分かりました。(写真下) 子ども達が手にしているチラシは、担任の先生が用意したものです。昔は、「スーパーのチラシを持ってきましょう。」と声をかけて用意させたものでした。しかし、近年は新聞を定期購読している家庭が減り、そのような連絡が難しくなってきました。スーパーマーケット側も、インターネットでチラシを掲載するようにし、紙のチラシは店頭に置いてある場合が増えてきています。 6月9日の給食野菜の中華和え 牛乳 一口メモ 家常豆腐は、厚揚げを使った料理で、中国の四川地方から生まれた家庭料理の一つです。「家常(ジャージャン)」とは、「いつもの」という言葉です。ですから、「いつも食べている豆腐料理」という意味の料理になります。 今日の給食では、生揚げをはじめ、豚肉やキャベツ、たけのこ、にんじんなどが入った具だくさんの「家常豆腐」になっています。味付けには、味噌や辛味を出す豆板醤、ラー油などを使っています。ご飯がもりもり食べられる味付けになっています。 |
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