7月1日(金)手もみ洗いをした後は、水を何回か取り換えながらすすぎ洗いをします。さらに水をよく絞って、干すところまでが実習です。どの子も自分がいつも身につけている衣類だけに、とてもていねいに扱っていました。洗濯ものを手洗いしていた昔の人の苦労が、少し分かったようです。(写真上) 家庭科の教科書には、洗濯ものの干し方(しわを伸ばして形を整えて干す)や、洗濯ものを取り込んでたたみ、整理すること(必要があればアイロンをかけ、決まった場所にしまう)まで書かれています。今はもちろん洗濯機がきれいに洗ってくれますが、洗濯ものをきちんと干したり取り込んでしまうところは、子ども達の家庭での仕事として行わせていくことが大切です。 ところで、洗濯実習でゆすいだ後の絞り方を見ていて気がつきました。正しい絞り方ができる子が少ないということです。(これは、昔から小学生で正しくできる子が少なかったことであり、今の子たちが…というわけではありません。) タオルやぞうきんを絞る時、どのように持ちますか? 大きく分けて、縦絞りと横絞り、握り絞りがあります。縦絞りは、両手で剣道の竹刀を握るように、ぞうきんを縦に持ちます。そして、左右の手をそれぞれの親指方向に、内側に絞ります。横絞りは、鉄棒にぶら下がるように両手でぞうきんを握り、左右の手をお互い逆方向に絞ります。握り絞りは、おにぎりを握るようにぞうきんを持ち、ぎゅっとつぶすように絞ります。 多分、横絞りをする子が多いのではないでしょうか。正しくは、縦絞りです。今は清掃の仕方が変わり、ぞうきんを使うことが少なくなりました。自分が担任をしていた頃は、まず4月のスタート時、クラスの子がぞうきんを持ってきた時に、縦絞りの仕方を全員に指導したものでした。 1年生は、算数の時間に「どちらがながい」という学習をしています。1年生の子ども達は、今までの生活の中で「長い」「短い」という感覚をもっていますが、まだ漠然とした大きさとしてとらえている段階です。そこで、1年生の算数では、長さの比較などを通して、長さの概念や測定についての理解の基礎となる経験を豊かにすることをめざして指導していきます。 まず、2本の鉛筆の長さを比べるとしたら、それぞれをくっつけて調べることができます。この場合、端をそろえて比べることが大切になります。(直接比較)では、2つのものを合わせて比べることができない場合(動かすことができない場合など)はどうしたらよいでしょうか? そこで、ひもなどの媒介物を使い、長さを写し取ることができることを学びます。(間接比較) 2組の教室では、紙テープを子ども達に渡し、教卓やロッカー、後ろの黒板の長さなどを測り取らせていました。グループの仲間で協力し合い、テープが真っすぐになるように気をつけながら調べていました。(写真中) 1年生のこの単元では、直接比較と間接比較の他に、「任意単位での比較」についても学習します。机の縦と横の長さを鉛筆何本分かで比べたり、手のひらがいくつ分かで比べたりします。昨日、2組の教室では、算数ブロックを使って教科書の縦と横を比べていた子がいました。任意単位で比較する考えがすでに出てきていました。 3年生は、理科の時間に「ゴムや風の力」の学習をしています。3年生から理科の学習が始まり、植物や虫を育てる内容がずっと続いていました。理科の学習が始まって、初めて「実験」する内容があるのがこの単元からです。 3年生は、ゴムや風の力で動く車の実験セットを購入し、車の進み方を実験で調べてきました。車に取り付けたゴムを発射台に引っかけて手を放すと、伸びたゴムが縮む力で車が前に進みます。ゴムを伸ばす長さを変えて実験することで、ものを動かす力も変わることが分かりました。 2組が今日理科室で実験していたのは、発展的な内容でした。2つの輪ゴムを二重にして使った場合と2本をつなげて使った場合とで、車の進み方はどう変わるかということについて実験を行いました。3年生の理科では、実験用具を何度も使い、遊びを通して発見を得ることが重要です。(写真下) ※今週は、とてつもなく暑い毎日が続きました。今朝、メール配信でもお伝えしたように、区からの通知を受けて屋外での活動を制限しています。今朝、1年生の子ども達が、「プールに入るのが楽しみだな…」と言いながら登校してきましたが、中止としています。熱中症警戒アラートが東京都に出されています。5校時に、6年生各クラスが、図書室と家庭科室に移動して授業を受けていました。南校舎の4階は、エアコンをつけてもかなりの暑さです。できる限りの対応をしていきますので、ご理解ください。 7月1日の給食白身魚のラビゴットソース 切り干し大根のうま煮 かしわ汁 牛乳 一口メモ 「白身魚のラビゴットソース」は、メルルーサという白身の魚にラビゴットソースをかけました。「ラビゴットソース」は、あまり聞きなれない名前かもしれません。ラビゴットとは、フランス語で「元気を出させる」「回復させる」といった意味があります。 ラビゴットソースは、ドレッシングのような酸味がある味付けで、刻んだ野菜をたくさん入れて作ります。トマトやキュウリなど、色鮮やかな野菜を使うので見た目からも元気がもらえる感じがします。さっぱりとした味付けなので、これから暑くなる夏におすすめの料理です。 |
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