8月1日(月) その2電池は、今では様々なところで使われ、生活には無くてはならないものです。今から約200年前の1800年、イタリアのボルタが最初の電池を発明しました。そこで今日は、ボルタが発明した電池の原理をもとに、日常にある材料を使った電池を作る実験を行いました。 食塩水と活性炭、アルミカップ等を使って、簡単な電池を作ることができます。テスターを使うと、ちゃんと電圧が測定できました。さらにその仕組みを2段重ねると、約2倍の電圧が発生することが分かりました。(乾電池の直列の原理です) 次に、作った電池を利用してモーターにつなぎ、プロペラを回しました。5分間動かし続けた後に電圧を測ると、少し数値が下がりました。(電池が消耗したことが分かります。)アルミカップをはずしてみると、ところどころに穴があいたり薄くなったりしていました。電気の発生のためにアルミニウムが使われたことが分かりました。 低学年の部でもそうでしたが、スプーンやスポイトの使い方など、実験器具の扱い方についても細かく指導していただきました。実験を安全に行うとともに、正確にできるように教えていくのがディレクトフォースの皆さんのコンセプトであり、毎回感心させられます。 9月には、科学クラブへの出前実験教室も依頼しています。科学について楽しく学び、子ども達の興味・関心を高めていけるようにしていきます。 8月1日(月) その1昨年度は、科学クラブに「出前実験教室」を行っていただきました。旭町小での夏休みの科学実験教室は、今回が初めての試みでした。6月末に募集をかけたところ、参加申し込みが非常に多く、全校で142名の希望がありました。抽選を行い、低学年と高学年の部ともに、32名ずつの子ども達が参加して行われました。 8時45分からは、低学年(1〜3年生)に「香りの粒を作ろう」というテーマで実験教室が行われました。 まず、吸水性樹脂の性質について学びました。吸水性樹脂は、紙おむつや保冷剤など、様々なところに利用されています。吸水してふくらみ、水分を保持するはたらきがあります。 さらに、吸水性樹脂が「浸透圧」を利用して水を吸収している仕組みを実験で確かめました。吸水してジェル状になった樹脂に食塩を入れて混ぜると、一度取り込まれた水分がまた出てきます。これは、食塩のはたらきで「浸透圧」が生じ、水分が滲み出てくる現象で、漬け物や梅干し作りにこの原理が使われています。 最後に、吸水性樹脂に色と香りをつけて「香りの粒」(芳香剤)を作り、おみやげとして持ち帰りました。小学生に難しい内容を、様々な実験を取り入れながら分かりやすく教えていただきました。 |
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