8月4日(木)学校にパソコン室ができたのは、平成12年の3月です。旭町小、あるいは区内の学校を卒業した保護者の方は、パソコン室を利用されていたのではないでしょうか。最初の頃は、デスクトップ型のパソコンでした。途中からノートパソコンに替わりましたが、それでも各校20台の配置だったため、2人で1台のパソコンを使わなければなりませんでした。 授業での活用としては、インターネットでの調べ学習が中心になりました。教室から移動しなければならず、さらに他のクラスと重ならないように使用時間を調整したりと、指導する側の準備にも手間がかかりました。 今後は、この旧パソコン室をどう利用するか…ということを検討していきます。他校では、学級増のために普通教室にする工事を予定しているところもあります。旭町小では、今のところ教室に余裕があるので、子ども達の活動ができる環境へと考えていきたいと思います。(写真上・中) 北校舎1階の給食室前に、栄養黒板や1週間の献立が書かれたホワイトボードがあります。また、給食に関する資料が栄養士さんによって作成され、掲示してあります。その一つに、牛乳パックのリサイクルについてのお知らせが貼ってありました。 「給食の牛乳パック20枚で、1つのトイレットペーパーを作ることができます。牛乳パックも大切な資源です。きれいに洗ってリサイクルを続けていきましょう。」と書いてあり、実際に20枚の牛乳パックとトイレットペーパー1巻が展示してありました。(写真下) 少し前までは、区内の給食では牛乳ビンを使っていました。(牛乳ビンの歴史は長かったはずです。)牛乳ビンは、繰り返し使うことができますが、破損や重いこと、回収が大変なことなどから、紙パックに切り替えられました。練馬区が紙パックに切り替えたのは、23区の中では遅い方だったと思います。 牛乳パックをリサイクルに出すためには、学校で解体して全て洗わなければなりません。コロナ禍前までは、子どもの当番活動として行わせていました。現在は、基本的に担任が行うようにしています。そろそろ子ども達に行わせてもよいかと思いますが、そのたびにビニール手袋をつけさせることを考えると、SDGsに反することになります。 また、ストローやストローの入っているビニールごみが毎日出ていることも気になります。きっと、そういうごみを減らすことができる良い方法を、どこかで検討してるのではないでしょうか。 8月2日(火)旭町小では、主事室も給食室も業務委託で運営されています。主事室は、普段は3名体制ですが、ワックスがけなどの時には会社から人を派遣して一斉に行っています。また、職員が勤務しない休みの日に行ってもらえるので、とても助かります。職員室も校長室も、全てきれいにワックスがかかりました。 夏休み中は、教員はほとんどエアコンの恩恵を受けながら仕事をしていますが、用務主事さんたちは猛暑の中でも通常の勤務です。学校が始まるのは1か月先ですが、子ども達に主事さん方の苦労を伝え、校舎を大切に使うように話していきたいと思います。 熊谷で41度の予報が出るほど、今日も危険な猛暑日となりそうです。そのような中でも、ひろば室と学童の部屋には、たくさんの子ども達が来ていました。エアコンの効いた部屋を使い、友達と楽しそうに過ごしていました。 学童の部屋では、学習課題が終わり、本を読んでいる子の姿が多く見られました。1年生の子が、ドラえもんの単行本の44巻と45巻を読んでいました。(写真中)現在出ているのが45巻までのようですが、まだまだ続編を出してもらいたいものです。大学生の頃、18巻までそろえて持っていました。今まで何度かドラえもんの映画を見に行ったこともありますが、温かみと夢のあるアニメで大好きです。 猛暑とともに、毎日セミの大合唱が聞こえるようになりました。学校だよりの夏休み号にも書いたように、セミを捕まえるのは難易度の高い昆虫採集です。学校だよりの紙面がもっとあれば、さらにたくさんのセミとの思い出を書きたかったほどです。 セミが羽化する様子を見たことがありますか? 子どもの頃、夏休みのラジオ体操に行く道すがら、その瞬間に出会いました。真っ白な体が青緑に光りながら、殻を破って出てくる神秘的な姿は、今でも脳裏に焼き付いています。 セミの幼虫は、土の中で数年間、根の汁を吸いながら育っていきます。セミの種類によって土の中にいる年数は違うようです。1〜2年で出てくるセミもいれば、4〜5年かかるセミもいるようです。(昔、13年くらい土の中で過ごすと言われていたことがありましたが、最近の研究ではそこまで長い期間ではないようです。) 大きな木の周りをよく見ると、セミの幼虫が出てきた痕跡がたくさん見つかります。まず、地面のあちこちに穴が開いています。夜中〜明け方にかけて、幼虫が地面から出てきた穴です。そして、木の幹や枝先、壁などに、幼虫の抜け殻をたくさん見つけることができます。 学校の中庭にも、たくさんの抜け殻がありました。コンクリートの壁を、6本の爪でしっかり支えて登ってきたのでしょう。1年前、東京オリンピックで初めてスポーツクライミングが競技として採用されました。セミの幼虫たちがこの競技に出たら、時間はかかるかもしれませんが、確実にゴールまで登りつめるはずです。 殻の背中には、白い糸のようなものがついています。これは、幼虫が呼吸をするための気門という部分が脱皮した跡のようです。成虫と殻とがつながっていた「へその緒」のようにも見えます。(写真下) 8月1日(月) その2電池は、今では様々なところで使われ、生活には無くてはならないものです。今から約200年前の1800年、イタリアのボルタが最初の電池を発明しました。そこで今日は、ボルタが発明した電池の原理をもとに、日常にある材料を使った電池を作る実験を行いました。 食塩水と活性炭、アルミカップ等を使って、簡単な電池を作ることができます。テスターを使うと、ちゃんと電圧が測定できました。さらにその仕組みを2段重ねると、約2倍の電圧が発生することが分かりました。(乾電池の直列の原理です) 次に、作った電池を利用してモーターにつなぎ、プロペラを回しました。5分間動かし続けた後に電圧を測ると、少し数値が下がりました。(電池が消耗したことが分かります。)アルミカップをはずしてみると、ところどころに穴があいたり薄くなったりしていました。電気の発生のためにアルミニウムが使われたことが分かりました。 低学年の部でもそうでしたが、スプーンやスポイトの使い方など、実験器具の扱い方についても細かく指導していただきました。実験を安全に行うとともに、正確にできるように教えていくのがディレクトフォースの皆さんのコンセプトであり、毎回感心させられます。 9月には、科学クラブへの出前実験教室も依頼しています。科学について楽しく学び、子ども達の興味・関心を高めていけるようにしていきます。 8月1日(月) その1昨年度は、科学クラブに「出前実験教室」を行っていただきました。旭町小での夏休みの科学実験教室は、今回が初めての試みでした。6月末に募集をかけたところ、参加申し込みが非常に多く、全校で142名の希望がありました。抽選を行い、低学年と高学年の部ともに、32名ずつの子ども達が参加して行われました。 8時45分からは、低学年(1〜3年生)に「香りの粒を作ろう」というテーマで実験教室が行われました。 まず、吸水性樹脂の性質について学びました。吸水性樹脂は、紙おむつや保冷剤など、様々なところに利用されています。吸水してふくらみ、水分を保持するはたらきがあります。 さらに、吸水性樹脂が「浸透圧」を利用して水を吸収している仕組みを実験で確かめました。吸水してジェル状になった樹脂に食塩を入れて混ぜると、一度取り込まれた水分がまた出てきます。これは、食塩のはたらきで「浸透圧」が生じ、水分が滲み出てくる現象で、漬け物や梅干し作りにこの原理が使われています。 最後に、吸水性樹脂に色と香りをつけて「香りの粒」(芳香剤)を作り、おみやげとして持ち帰りました。小学生に難しい内容を、様々な実験を取り入れながら分かりやすく教えていただきました。 |
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