音楽会があります。子ども達の歌声と合奏をお楽しみください。29日(金)…児童鑑賞日 30日(土)…保護者鑑賞日

9月2日(金)

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 5年生は、国語の時間に「からたちの花」の詩の学習を行っています。北原白秋の詩で、山田耕作が作曲した歌曲で有名です。私からすると、「からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ。」のところを見ただけで♪が浮かんできますが、これは昭和世代だからでしょうか。
 1組では、YouTubeの動画でソプラノ歌手の歌を子ども達に聞かせていました。(写真上)日本の代表的な歌曲なので、よくリサイタルで歌われています。ソプラノだけでなく、男性歌手が歌う場合もあります。作曲当初は、日本の代表的なテノールの藤原義江が歌って有名になりました。
 ところで、「からたち」とは、よく垣根などに使われている柑橘系の植物です。ミカンの木にとげがあるように、からたちの木にもとげがあります。それで、「からたちのとげはいたいよ。青い青い針のとげだよ。」という言葉が出てきます。
 5年生の各クラスでは、この詩から表現の工夫や気づいたことを話し合っていました。また、最後が「〜よ」と呼びかけの形で書いてあることや、繰り返しの言葉(白い白い、青い青い)が出てくることの効果についても考えました。
 他学年も、2学期の国語のスタートは、詩の学習から始まっています。3年生は、「わたしと小鳥とすずと」の詩を学習しています。この詩も歌曲として歌われていて、様々な作曲家のバージョンがあります。お薦めは、テノールの新垣勉さんが歌ったものです。
 実は・・・私が旭町小に担任としていた頃(平成19年)、新垣勉さんが来てくれたことがありました。体育館で、子ども達に歌とお話をしていただきました。新垣勉さんは、沖縄出身の盲目歌手です。生まれてすぐに目が見えなくなったことや、自分の声の才能を伸ばしてくれたきっかけなどを話していただきました。そして、その語りの合間に数曲の歌を聴かせてもらいました。
 一方、4年生は、「忘れもの」という高田敏子さんの詩を学習しています。夏休みの終わり頃になると、誰もが「ああ、あの自由気ままな日々がまた戻ってきてほしい!」と感じたものです。そんな子ども達の気持ちをそのまま詩に表したのが「忘れもの」です。
 「入道雲にのって 夏休みはいってしまった」という言葉で始まります。「終わった」ではなく、「いってしまった」という表現(擬人法)がこの詩のキーポイントになっています。そして、第三連では「だがキミ! 夏休みよ もう一度もどってこないかな 忘れものをとりにさ」と書かれていて、続く第四連では、その忘れものが具体的に示されています。「迷子のセミ」と「麦わら帽子」と「波の音」です。それぞれが体言止めで書いてあるのも印象的です。
 4年生では、次の「ぼくは川」の詩と合わせて、気に入った方の詩を画用紙に視写し、イラストを入れて完成させていました。(写真中)
 1年2組の教室で、絵日記の発表会を行っていました。1年生は、絵日記2枚が夏休みの宿題になっていました。隣の席の子に絵日記を見せながら、絵の説明をしていました。海に遊びに行ったこと、ニジマスのつかみ取りをしたこと、花火をしたことなど、1年生の絵が加わることで、夏休みの思い出が一層楽しく伝わってきます。中には、隣の席の子に自分の話をたくさんしたくて、ずっとしゃべっていた子がいたほどです。(写真下)
 ある調査では、「正直、いらないと思う夏休みの宿題ランキング」の1位に絵日記が入っていました。私は、絶対にあった方がいいと思っています。夏休み中にどこかに連れていかなければいけないとか、絵日記のためにイベントを考えなければならない…というのが理由のようですが、果たしてそいうものでしょうか。それは、親側の勝手な思い込みです。家で水遊びをしたことや、スイカを食べたこと、買い物に行ったことなどを絵日記にしている子もいて、それぞれ夏休みらしくていいなと思います。子どもは、友達と比較してどうのこうのという思いはありません。
 大きな恐竜の絵が描いてある絵日記を見つけました。その子に聞いてみたら、映画を見に行ったそうです。私もその映画を見に行ったので、会話がはずみました。「長い映画だったよね。」と言ったら、「トイレに行きたくなった。」と話していました。私も同じでした。

9月2日の給食

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献立名           ご飯
              じゃこふりかけ
              生揚げと野菜のうま煮
              野菜のポン酢和え
              牛乳


一口メモ

 野菜のポン酢和えは、キャベツとにんじん、キュウリをゆでて、ポン酢しょう油で和えました。今日は、柚子とかぼすの果汁を使っています。さわやかな香りがしておいしさを増しています。
 「ポン酢」は、各家庭でもよく使う調味料なので、聞いたことがある子が多いでしょう。では、ポン酢の「ポン」は何のことが知っているでしょうか?
 ポン酢の語源は、オランダ語にあります。すだちや柚子、かぼすなどの柑橘のことを意味する言葉「ポンス(pons)」の「ス」に「酢」という漢字を当て字にしたのが、ポン酢の始まりとされています。
 しょう油などの調味料を加えた「ポン酢しょう油」のことを「ポン酢」と呼んでいますが、本来はポン酢とは柑橘系の絞り汁のことを言います。

9月1日(木) その2

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 2学期の初日ということもあり、各学級では係や当番活動を決めたり、2学期の目標を立てたりする様子が見られました。
 2学期の目標は、学年によって様々なカードを使っています。「学習」と「生活」以外にも、「運動」の目標を書かせているところもありました。今学期中、教室に掲示しておくことで、時々振り返りながら学校生活をがんばっていくことでしょう。(写真上)
 新しい教科書や2学期の教材(漢字や計算ドリル等)の配布もありました。教科書は「下巻」です。以前と比べて、教科書が上下巻に分かれていない学年や教科が増えています。例えば、高学年の国語の教科書は年間を通じて一冊になっています。かなりのページ数があり、ランドセルを重くしていることにもつながっています。タブレットの導入で、今後は昔のように多くの教科で上下巻に分けた教科書に戻していくことになるのかもしれません。
 中休みになりました。校庭にたくさんの子ども達が出て、元気いっぱいに遊んでいました。それに合わせて、セミの声も一段と大きく聞こえてきた気がします。クラスみんなでボールを追いかけたり、担任の先生と一緒に遊んだりする姿が見られました。子ども達の活気に満ちた、いつもの学校生活が戻ってきたことを感じました。(写真中)
 1年生の国語の学習として、「ききたいな ともだちのはなし」という単元があります。話すこと・聞くことの学習で、夏休みの思い出をみんなの前で発表することを中心に進めていきます。さっそく1年生の教室では、一人ずつ前に出て思い出の発表会を行っていました。(写真下)
 夏休みに出かけたことや、楽しかったことなどを紹介するとともに、その感想を付け加えて話します。また、聞く側の子ども達は、もっと聞いてみたいことを後から質問していました。水族館や動物園、ディズニーランドに行ったことなど、いろいろな思い出の発表があり、聞いているだけで幸せな気持ちになりました。

 ところで、旭町小のホームページには、必ず子ども達の姿が入った写真を使っています。(自分のこだわりです。)しかし夏季休業中は、やむを得ず花や虫の写真を掲載するしかありませんでした。やっぱり子ども達が入った写真の方が、生き生きとしたホームページになるということを実感しました。

9月1日の給食

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献立名           大豆入りドライカレー
              キャベツとツナのソテー
              フルーツポンチ
              牛乳


一口メモ

 今日から2学期が始まりました。夏休みは長いようで、あっという間に感じたかもしれません。楽しい夏休みを過ごすことができたでしょうか?
 休み明けは、眠気やだるさがあったり、やる気が出なかったりすることがあるかもしれません。朝起きたら、まず朝日を浴びて、朝ご飯をしっかり食べることが大切です。そして、学校で元気に体を動かし、給食をしっかり食べるとことで、夜ぐっすり眠るという生活リズムを取り戻すことができます。
 2学期も、子ども達が学校に来ることが楽しくなるような給食を予定しています。毎日の献立を楽しみにしていてください。

9月1日(木) その1

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 2学期の学校生活が今日から始まりました。荷物が多いうえに傘が必要となり心配しましたが、登校が始まった頃から雨が上がり始めました。
 自由研究で大作に取り組んだ子がいたようで、抱えるようにして登校してきた子がいました。初日からクラスみんなの注目を浴びたことでしょう。久し振りに会う友達と、さっそく楽しそうに話をする子ども達の姿も見られました。(写真上)
 どの教室でも、持ってきた荷物の整理や検温カードの確認などで、てんやわんやの状態でした。昨日まで静かだった校内が、一気にいつものにぎやかな学校に戻った感じです。教室の黒板には、昨日のうちに担任の先生が用意したメッセージが、ていねいな文字で書いてありました。(写真中)
 始業式は、Meetを使って行いました。夏休み中に教員用のタブレットが配備されたので、ZoomからMeetに切り替えて配信することにしました。
 始業式の私の話は、大谷選手のことを取り上げ、目標をもって生活することの大切さについて伝えました。
・・・42日間にわたる長くて暑い夏休みが終わりました。みなさんは、この夏休みをどのように過ごしていましたか? 今年の夏も新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響が全国的に見られました。自由に出かけることが難しい状況ではありましたが、家族旅行に行ったり、田舎の親戚の家に出かけたりした子が多かったのではないでしょうか。また、家族で楽しい時間を過ごしたり、夏休みの自由研究にじっくり取り組んだりといった、長い休みならではの思い出ができたことでしょう。
 ところで、アメリカの野球チームで活躍中の大谷 翔平選手について知っていますか? アメリカ大リーグのエンゼルスというチームで、今年も大活躍をしています。ピッチャーとしても、そしてバッターとしてもすばらしい才能を発揮して、「二刀流の野球選手」として知られています。この夏、その大谷選手が、また一つ偉業を達成して大きな話題になりました。
 8月10日の試合で、野球の神様のベーブルース以来、104年振りとなる「2ケタ勝利&2ケタホームラン」の記録を達成しました。まず、野球選手で、ピッチャーもバッターもできる優秀な選手は、めったにいません。そして、その二刀流ですばらしい成績を残したのですから、今、世界で最も注目されている野球選手と言えます。
 さらに、大谷選手が人々から愛される理由は、何気ない行動に表れる人間性にあります。大谷選手は、以前からグラウンド上でゴミを拾い、自分のポケットに入れていました。その様子をカメラがとらえ、多くの人たちに称賛されています。このプロ選手のお手本となる行動は、実は大谷選手の目標の一つでもありました。
 大谷選手が高校生の頃、自分の目標を書いたマインドマップをノートに残しました。マインドマップとは、ノートの中心に自分の目標を書き、それに必要なもの、連想されるものを枝分かれのように書いていく方法です。大谷選手は、「運をつかむ」というテーマの項目に、「ゴミを拾う」という具体的な行動を掲げていました。昔から、ゴミを拾うことは「運を拾うこと」とされてきたからです。驚くべきことは、高校生の時から今の大谷選手の年齢まで、それを実際に行っていたということです。大谷選手は、その高校時代のマインドマップで立てた目標を、今もなお大切にしているのです。
 2学期は、10月に運動会の代わりとなる体育発表会、そして12月には音楽会があります。今日から2学期のスタートです。大谷選手のように自分の目標をしっかりもち、それに向かって努力する気持ちを大切にしていきましょう。2学期も、健康で明るい旭町小の子ども達の姿を、毎日楽しみにしています。
 最後に、もう一つお話をします。今日、久し振りに学校の中に入り、廊下や階段、教室の床がピカピカになっていることに気がつきましたよね。夏休みの間に、用務主事さんが学校中のワックスがけをしてくださいました。毎日暑い日が続く中、汗びっしょりになって床の汚れを落とし、ていねいにワックスをかけ、機械で磨いてピカピカに輝く床になりました。旭町小の子ども達に、2学期もきれいな校舎で勉強をがんばってほしいという願いが込められています。1学期にトイレをきれいに使うことを指導しましたが、今学期もみんなで使う場所や道具などを大切にするようにしていきましょう。・・・
 児童代表の言葉は、5年生が担当しました。2学期にがんばりたいことをしっかり発表することができました。「話し合いの時に、友達の考えを聞いて意見をきちんと言うこと」、「係や当番、委員会の仕事にしっかり取り組むこと」、「移動教室では時間を守り、自分のことは自分で行うこと」の3つを目標として発表しました。発表原稿の上の方には、「ゆっくり、はっきりと、Fight!」と担任の先生のアドバイスが書いてありました。(写真下)

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