11月20日の給食

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◆ 牛乳
◆ ホイコーロー丼
◆ 太平燕(タイピーエン)



 タイピーエンは熊本県の料理です。今から120年ほど前に、中国に由来を持つ「華僑」の人々が作った料理が始まりだと言われています。
 長崎ちゃんぽんに似ていますが、中華麺ではなく春雨が使われています。
 春雨のほかに、肉や野菜、なるとやエビなども入った具だくさんなスープです。それぞれからよいうまみが出ていました。

11月19日の給食

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◆ 牛乳
◆ チリ・コン・カルネライス
◆ 具だくさんスープ
◆ 花みかん(みかん1/2)



 チリ・コン・カルネの起源は諸説ありますが、今から100年以上前にアメリカ合衆国テキサス州の南部地域で考案されたと言われています。一般的に言うところの「メキシコ風アメリカ料理(テクス・メクス料理)」です。

 給食のチリ・コン・カルネは大豆の入ったミートソース、という感じですが、この料理には欠かせない「チリパウダー」もしっかり使用しています。このチリパウダーの香りが加わることで、一気にエスニックな風味に変わります。
 本場ではとうもろこしの粉から作った「コーンブレッド」などが添えられるようですが、給食ではバターを加えたターメリックライスにかけて食べます。

 豆は古来から人間をはじめとした生物の食料とされており、世界共通の食料でもあります。
 近年、日本では煮豆などの「豆そのもの」を食べる機会が減ってきているという話も聞きますが、このメニューはあまり抵抗感なく豆を食べられるようで、残食も少ないです。

11月16日の給食

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☆ 学芸会 最終日 ☆

◆ ジョア
◆ まいたけごはん
◆ れんこんしゅうまい
◆ 野菜たっぷりみそ汁


 学芸会最終日です。
 充実感いっぱいに終えることができるよう、終わった後にほっとできるよう、そんな気持ちを込めて、彩りを心がけたメニューにしました。
 特にジョアは、楽しみにしてくれている児童が多かったようです。

 れんこんしゅうまいは、粗みじんにしたれんこんの歯ごたえが味に変化を与えています。野菜たっぷりみそしるには紅葉と銀杏を模したかまぼこも入れ、秋らしさを演出しました。
 緊張感から解放されたこともあるのか、残食も少なかったです。とあるクラスの担任からは、「みんな、モリモリ食べていましたよ」との言葉がありました。

 

11月15日の給食

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◎ 学芸会初日 ◎

◆ 牛乳
◆ みそラーメン
◆ 野菜チップス



 いよいよ学芸会当日です。
 緊張感を乗り越えて臨む児童への応援の気持ちを込めて、大人気のメニューである「みそラーメン」と「野菜チップス」にしました。
 好きなメニューなので食べ終わりも早く、配膳・下膳も比較的楽なので、行事の際のメニューとしてもよいかと思います。

 みそラーメンに使用するみそは、あらかじめごま油とにんにく・しょうがでじっくり炒めてあるため、香ばしさとコクが引き出されていました。

 野菜チップスは、初めて出したときから児童の心をわしづかみしにしたようで、教室巡回時によくリクエストされるようになったメニューです。
 
 じゃがいもをメインに、薄切りにした根菜類を油で揚げて塩をなじませるという、調理法はシンプルながら、野菜の厚さや揚げ油の温度・時間など、実は非常に技術の必要なメニューなのです。

 初日を無事にやり遂げて、達成感や安堵感などさまざまな気持ちを抱えての給食だったと思いますが、残食はほとんどゼロでした。
 昼休みには「おいしかったよ!」と感想を伝えに来てくれた児童たちもいて、こちらもとてもうれしかったです。
 あと1日、よいコンディションで臨めることを願います。

11月14日の給食

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☆ 読書コラボメニュー ☆

◆ 牛乳
☆ カレーライス
◆ 和風サラダ
◆ みかん


 南町小学校では、毎年10月下旬から「読書旬間」を実施しています。
 今年度からは「本に出てくる料理」と給食をコラボさせた、「読書コラボメニュー」も始まりました。

 学校図書館管理員の先生に全面的にご協力いただき、南町小学校の図書室にある本からメニューを選びます。
 そして、当日も含め、図書室内の特設コーナー、給食室前の掲示、おたよりでのPRを行います。
 食を通じて本に、本を通じて食に興味を持ってもらうことが目的です。

 記念すべき第一回目は、『ひみつのカレーライス』の「カレーライス」です。

 カレーが大好きなフミオの家族が、ある日、カレーライスの中から出てきた不思議な種を育てていくお話です。

 いよいよ明日は学芸会です。初めての学芸会を迎える児童がほとんどで、一生懸命に練習に打ち込んできた分、今日はとても緊張しているのではないでしょうか。
 そんな時、人気があるカレーライスはとても食べやすく、スパイスの香りが食欲を促すことを期待してこの日に出すことに決めました。

 期待どおり、児童はよく食べてくれていました。
 本も、さっそく貸し出されたそうです。
 明日の学芸会に臨む一つの励みにになれば幸いです。


 『ひみつのカレーライス』 
  井上荒野/作  田中清代/絵 アリス館

11月13日の給食

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◆ 牛乳
◆ 麦ごはん
◆ ンブシー
◆ 切り干し大根のごま酢和え



 今日は沖縄料理の「ンブシー」です。沖縄の料理で、「主役(主菜)のみそ味の煮物」という意味があります。
 「ん」から始まる名称に接する機会は多くないですが、沖縄の言葉ではいくつかあるそうです。感覚としては、「う」に近いかもしれません。
 こうした料理名一つとっても、地域性がうかがえます。給食をきっかけに、いろいろな言葉があることに関心を持ってもらえたらと思います。

 今日のンブシーは、厚揚げや豚肉などを豚骨みそ味で煮込んでいます。
 コクのある味で、シンプルなごはんに合いました。

11月12日の給食

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◆ 牛乳
◆ ガーリックライス
◆ キャベツのキッシュ風
◆ スコッチブロス



 スコッチブロスは、「スコットランド風スープ」という意味です。
 普段はごはんに炊き込んでいる押し麦を、今日は洋風スープに入れて食べます。
 プチプチとした食感がより楽しめたようです。

11月11日の給食

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◆ 牛乳
◆ 三色丼
◆ 石狩汁



 今日は「鮭の日」です。制定された主な理由として、

 「鮭」の漢字の、つくりの部分の「圭」が漢数字の「十一十一」に見えること
 並んで干されている塩引き鮭が「1111」に見えること

 があるそうです。

 給食では、角切りの鮭が入った「石狩汁」にしました。
 今日、さまざまな「○○の日」がありますが、昔から受け継がれてきた魚と食の文化が反映されている意味を伝えたいと思います。

11月8日の給食

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◆ 牛乳
◆ 麦ごはん
◆ お好みバーグ
◆ 五目汁



 「お好みバーグ」は、キャベツや大豆、紅しょうがなどが入ったハンバーグに、あの「お好み焼き」と同じトッピングをしたものです。
 総量が55kg以上にもなる「たね」をまんべんなく練り合わせるだけでも重労働ですが、それを調理員が分担し、手際よく成形していきます。
 一枚の天板にずらりと並んだハンバーグは、なかなか迫力があります。
 その後、ハンバーグに適した温度と時間に調整したオーブンで焼き上げ、確実に加熱されているかを確認するために、中心温度(ハンバーグの中心部分)も確認して仕上げます。
 
 焼き上がったハンバーグは配膳用のバットにクラスの人数分ずつ並べられ(この並べ方もまた美しいのです)、上からソース、鰹節、青のりがまぶされます。

 見た目も楽しいメニューです。

11月7日の給食

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◆ 牛乳
◆ 麦ごはん
◆ マーボードウフ
◆ 五目春雨



 今回も、マーボードウフと麦ごはんを盛り合わせて配膳します。
 そろそろ学芸会の練習も佳境に入り、児童は時間いっぱいまで体育館などにいます。
 そのため、給食の準備の時間が短くなることもあるため、このような大きな行事の前は、なるべく食べやすく、配膳や下膳もすぐにできるメニューを出すよう心がけています。

11月6日の給食

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☆ 一斉給食 ☆

◆ 牛乳
◆ スパゲティハヤシソース
☆ コールスローサラダ
◆ りんごのケーキ



 今日は、練馬区で年に数回行われる「一斉給食」の日です。
 区内全ての小・中学校で、練馬区の特産品である「ねり丸キャベツ」を使用した献立を出します。南町小学校では、キャベツの歯触りや味わいをダイレクトに楽しめる「コールスローサラダ」にしました。先月末に出したものとはレシピが異なります。

 かなり早い段階から使用量を報告し、区がまとめ、一括して手配して納品されます。
 前回も触れましたが、練馬区のキャベツの出荷量は都内一です。
 自分が住んでいる地域でこのような名産品が作られていることはとても素晴らしいですね。

11月5日の給食

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◆ 牛乳
◆ さつまいもごはん
◆ 魚のごまだれかけ
◆ 沢煮椀


 沢煮椀は、元々は山で狩りをする人々が、狩りの合間の食事で、獲れた獲物の肉を沢の水で煮て食べていたものが始まりだそうです。
 そのため、必ず肉が入るのですが、本来は猪肉だそうです。
 そして、具材は全て細く切ります。これは、沢のようなきれいな水の底に生えている藻を表しています。
 更に、和食では珍しい、「黒こしょう」を加えます。これは、沢の底の砂を表しています。
 かつお出汁の効いた汁が、シンプルな具材の味をよく引き立てていました。コクのあるごまだれとも合っていたようです。

11月1日の給食

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◆ 牛乳
◆ 麦ごはん
◆ 四川豆腐
◆ 中華コーンスープ


 中国料理は大きく4つに分類できる、と言われています。その中の一つが「四川料理」です。主に花山椒や唐辛子を多用する、辛い味付けが多いとされています。

 四川省は、夏は高温多湿、冬は凍てつくような寒さの、厳しい気象条件の地域だそうです。
 辛い料理が発達した背景には、夏は「発汗を促し、汗の蒸発時に肌表面の熱を奪う」ことで涼しく感じられるように、冬は「内臓を温める」「血行促進をはかる」、といった効果が期待できるためと言われています。
 料理の発展には、こうした地域の特性も大きく関わっているのですね。

10月29日の給食

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◆ 牛乳
◆ ココアパン
◆ かぼちゃのシチュー
◆ コールスローサラダ


 ハロウィン給食です。ハロウィンは10月31日ですが、二学期から、パンの納入(使用可能)日が月・木・金に指定されたこと、今年度は直近の30日が「ふれあい給食」のため、一足早く実施しました。

 ハロウィンは、元々は古代ケルト民族にとっての「お盆」のような意味を持っています。
 そして、毎年11月1日が日本で言うところのお正月(新年)で、その前日が大晦日、というわけです。
 大晦日には、先祖が住む世界と人間が住む世界を隔てる扉が開き、先祖たちがこちらの世界に戻ってくると信じられているそうです。
 そしてその際、魔物たちも一緒に紛れ込んでくるため、人間は魔物たちと同じような格好をして彼らに自分の仲間だと思わせて難を逃れていたそうです。それが現在の「仮装」につながっているのですね。

 コールスローサラダは、元々はオランダ語の「コールスラ(キャベツのサラダ)」という意味です。
 すりおろした玉ねぎの入ったドレッシングで和えています。

10月28日の給食

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◆ 牛乳
◆ ごはん
◆ ピリピリしらたき
◆ じゃがいものそぼろ煮



 ピリピリしらたきは、しらたきをごま油やにんにく、豆板醤と炒めた料理です。
 
 「そぼろ」という言葉は、細かくて輪郭のはっきりしない「朧(おぼろ)」、その朧より少し粗い「粗朧(そおぼろ)」が語源と言われています。
 和食では、主に挽肉を使った料理や、豆腐などを細かく崩した料理につけられることが多いようです。
 しらたきが辛めなので、そぼろ煮は甘めに仕上げました。

10月25日の給食

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◆ 牛乳
◆ 麦ごはん
◆ マーボードウフ
◆ バンサンスー
◆ みかん


 麦ごはんとマーボードウフは「丼」にして食べます。
 給食としては主食と主菜に分けた方が理想かもしれませんが、このように児童が食べやすい組合せにすることも大切だと考えています。

 バンサンスーは、漢字では「拌三絲」と書きます。直訳すると、「細く切った三種類の具材の和え物」です。
 甘酸っぱくさっぱりしたドレッシングが、まだ気温の高い日にはよく合っていました。

 今年は不作と言われているみかんですが、今日はとても甘くておいしいみかんが届きました。

10月24日の給食

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◆ 牛乳
◆ ごはん
◆ さばのソース焼き
◆ ひっつみ汁


 さばのソース焼きは、名前のとおり、和食には珍しく「ウスターソース」を使います。
 すりおろした玉ねぎにウスターソース、しょうゆを加え、更に香り付けに「山椒」を使います。
 こうすることで、さば独特のにおいを和らげ、食べやすくできます。
 また、漬け込む時間を長くすることでしっかりした味にもできるので、白いごはんが進みます。
 

10月23日の給食

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◆ 牛乳
◆ カレー南蛮うどん
◆ ちくわの磯辺揚げ



 「南蛮」は、「ねぎを使った料理」に使われることの多い名称です。
 江戸時代以降、外国のことを「南蛮」と呼んでいました。そして、南蛮から渡来した人々は、健康管理のために「ねぎ」をよく食べていたといいます。
 その様子を見て、ねぎを使った料理も「南蛮」という名前がついた、という説があります。

 ネギは体を温め、また、アリシンという成分は、豚肉の疲労回復作用を高める効果があります。
 柔らかく煮込まれたカレーのあんが食欲を促しました。

10月22日の給食

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◆ 牛乳
◆ キムチチャーハン
◆ 切り干し大根のサラダ
◆ 中華風コーンスープ


 切り干し大根は、鉄分やカルシウム、食物繊維などを豊富に含みます。
 今のように技術が発達する前は、農業は天候や季節に大きく左右される厳しいもので、食料を確保・保存することは重要な課題でした。
 そのような中で、とれた野菜を干して水分を抜くことで腐敗やカビの発生率を低下させ、厳しい冬の間や長期間の食料とする「保存食」という技術が生まれたと言われています。
 更に、天日干しすることでビタミンDが増えるため、日照時間の短くなる冬の間の健康管理にも効果があったのではないでしょうか。

 今日のサラダは、にんにくしょうゆ風味のドレッシングにしました。
 切り干し大根などの乾物類を食べる機会は減ってきていると言われていますが、煮物だけでなく、こうした食べ方もあることを知り、将来、食生活に取り入れてもらえたらと願います。

10月21日の給食

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◆ 牛乳
◆ ごはん、のりの佃煮
◆ 豆腐とツナのハンバーグ
◆ 豚汁



 のりの佃煮は、担当する調理員が絶えず混ぜながら、つきっきりで仕上げます。

 佃煮の歴史は、本能寺の変が起きた年にまで遡ります。当時、徳川家康は織田信長の盟友として大阪・堺に布陣していましたが、信長が討たれたと聞き、岡崎まで戻ろうとします。
 ところが、迷走の末、神崎川という川に行く手を阻まれます。その際に、近隣に住む、当時の佃村の漁師たちが食料や船を提供するなどして手助けしたそうです。
 このおかげで難を逃れた家康は、その後、江戸に開府した際、この漁師たちを呼び寄せて今の佃島のあたりに住まわせました。

 漁師たちは、漁で余った小エビや貝などを甘辛く煮て保存食を作っており、これが評判となって「佃煮」として広まったと言われています。

 なじみのある料理の元を辿ると、こうした歴史の大きなできごとにつながるものもあるのですね。
  
 豆腐とツナのハンバーグは、南町小学校初登場のメニューです。
 木綿豆腐、炒めた玉ねぎ、ツナが入っています。ツナにはレモン汁で下味をつけておくのが密かなポイントです。
 また、豆腐の柔らかさや玉ねぎの水分によっては成形しづらくなるため、高野豆腐のパウダーも加えています。
 こうすることでしっかりとした形にでき、また、不足しがちな鉄分も補える、一石二鳥の裏技です。
 
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