12月12日(金)
牛乳 チョレギサラダ トックスープ 「ビビンバ」は、韓国の代表的な料理の一つで、温かいご飯の上に様々な具材をのせ、コチュジャンやごま油を加えてよく混ぜて食べる「混ぜご飯」のことです。 一般的に、緑(ほうれん草、ズッキーニ)、白(ご飯、豆もやし、卵白)、黄(卵黄)、赤(人参、コチュジャン)、黒(ワラビ、きのこ、海苔)の5色を取り入れるのが伝統的とされ、見た目も美しいのが特徴です。野菜、肉類、卵など、様々な食材を一度に摂取できるため、栄養バランスに優れた健康的な料理です。決まったレシピはなく、季節や地域によって具材は無限に変化します。家庭の残り物を活用して作られることもあります。 食べる直前に、器の中の具材とご飯、コチュジャンなどをスプーンで豪快にかき混ぜてから食べるのが本場のスタイルです。 12月11日(木)
牛乳 白身魚のホワイトソース焼き 五目野菜スープ 「パセリライス」の「パセリ」は、地中海沿岸が原産地のセリ科の香草です。爽やかな香りと鮮やか緑色が特徴で、食べると苦みが感じられます。紀元前から薬草や香辛料として使われる歴史の古い野菜で、日本には江戸時代にオランダから伝来しました。和名では「オランダセリ」と呼ばれます。繊細な見た目からは想像できないほど、高い栄養価を持っています。一般的にサラダや料理の付け合わせのイメージが強いのですが、カロテンや鉄分、ビタミンC、ビタミンKが多く含まれる栄養満点のハーブ野菜なのです。独特の香りは「アピオール」という精油成分で、食欲増進や疲労回復に効果があると言われています。「アピオール」はそのほかにも口臭予防などに効果があるので、においが強い食材を食べた後の口直しに食べると良いでしょう。 12月10日(水)
牛乳 玉ねぎと油揚げの味噌汁 「豚キムチ丼」の「キムチ」は、大根、白菜、キュウリなどの野菜を塩漬けにし、唐辛子、ネギ、 ニンニク、生姜など様々な調味料を混ぜて作った野菜の「塩漬け発酵食品」です。日本と韓国では「キムチの定義」に違いがあります。韓国では、少なくとも4〜5日以上発酵・熟成させたものを「キムチと定義」しますが、日本では発酵していない韓国キムチ風の浅漬も、発酵させたものも「キムチと定義」します。そのため、スーパーに並んでいる大半のキムチが発酵風調味料に白菜と唐辛子を漬け込んだ浅漬となります。白菜キムチが最も一般的ですが、大根キムチ(カクテキ)やきゅうりキムチ(オイキムチ)など、100種類以上ものバリエーションがあります。 今日の献立の「豚キムチ丼」には白菜キムチを使用しました。 12月9日(火)
牛乳 ポテト野菜スープ 果物 今日の果物は「みかん」です。「みかん」とは皮がむきやすい小型の柑橘類の総称ですが、日本で「みかん」といえば、一般的には「温州みかん」のことを指すことが多いです。この「温州みかん」をはじめ日本では約80種類の柑橘類が生産されていますが、世界的にはおよそ1000種類もの柑橘類の仲間が存在しているといわれています。中国の柑橘がもとになり日本で誕生したもので、まさに日本の冬を代表する果実です。「温州ミカン」には様々な品種があり、産地や栽培方法によってブランド名がつけられています。今では周年出回っており、5〜9月頃まではハウス栽培のものです。 疲労回復や風邪の予防・回復、美肌作りに必要なビタミンの宝庫です。ビタミンCが豊富です。ミカンの筋や袋には、毛細血管を丈夫にするといわれるビタミンPを含みますので、捨てずに一緒に食べましょう。 12月8日(月)
練馬スパゲティ 牛乳 青のりビーンズポテト 今日は「練馬大根の一斉給食の日」です。練馬区の畑で収穫された「練馬大根」を区内の小・中学校全校でいただく日です。 「練馬大根」の栽培は江戸時代に始まりました。すぐれた大根が生産され、練馬といえばすぐに大根を思い起こすほどの国内有数の産地となりましたが、食生活の洋風化や急激な都市化による農地の減少などにより、昭和30年頃から栽培が衰退し、「練馬大根」が出回ることがほとんどなくなってしまいました。このことから、現在練馬区では「練馬大根」の生産量を増やすため、行政と農協、農家が力を合わせ種子の保存と配布、販売経路の確保と拡大、「練馬大根引っこ抜き競技大会」の実施などで「練馬大根」の育生事業を行っています。今日の大根は、昨日の「練馬大根引っこ抜き競技大会」で引き抜かれたものです。その引き抜かれた大根を練馬区の職員さんたちで、きれいに洗ってくれたものが各学校に配送になります。 一時は練馬の農家で作られなくなっていた「練馬大根」が、少しずつ復活しているのはうれしいことですね。地元でとれた大根の味をしっかり味わってください。 12月5日(金)
牛乳 ポテトとコーンのソテー ソーセージとマカロニのスープ ココアプリン 今日の献立の「ポテトとコーンのソテー」に使用されている「じゃがいも」は、地下にある茎の先端に、でんぷんなどの栄養分を蓄えられ大きくなったものです。 原産地は、南アメリカにある中央アンデス高地といわれており、一年を通じて気温が比較的低い気候を好みます。主成分がデンプンで、主食にもなる野菜として世界中で栽培されています。ビタミン類も豊富なことからフランスでは「大地のりんご」と呼ばれています。 日本での代表的な品種は、煮崩れしやすい男爵やキタアカリ、そして煮崩れしにくいメークイーンです。「じゃがいも」の特徴はホクホクとした食感や素朴な甘さが特徴で、保存がきく食品です。煮物や揚げ物、炒め物、焼き物、スープなど幅広い料理に使われています。 12月4日(木)
牛乳 白身魚のフライ キャベツときゅうりの和え物 こしね汁(群馬) からっとした群馬県富岡市の天候では、湿気を好まないこんにゃくや原木栽培によるしいたけ、太くて立派な下仁田ねぎなどが良く育ちます。そこで富岡市婦人会連合会がこれらの農畜産物がたっぷりと入った汁物の郷土料理を考案し、「こんにゃく」「しいたけ」「ねぎ」の頭文字を取り、「こしね汁」と名付けたのです。 群馬県は「こんにゃく」と「原木しいたけ」の生産量が日本一で、「ねぎ」は「下仁田ネギ」が、加熱すると強い甘みと滑らかなとろみが出て、大変人気があるので、これらの食材が選ばれたようです。2001年(平成13年)から群馬県の学校給食にも取り入れられるなど、地域に根付いた料理となっています。 「こしね汁」は野菜嫌いの子どもでも野菜を多く食べられるように作られた「食べるみそ汁」なのです。 12月3日(水)
牛乳 油揚げの肉詰め焼き 冬野菜の豚汁 「ごま」には脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。「黒ごま」と「白ごま」はどちらも栄養価が高く、健康に良いとされる栄養を含んでいます。どちらが良いかは、風味や料理との相性、そして個人の好みによって異なります。 「黒ごま」は「白ごま」よりも風味が強く、香ばしさや苦みが特徴です。そのため、料理に深みやアクセントを加えたい場合に適しています。また、ポリフェノールやカルシウムが豊富で、抗酸化作用や骨を強くする効果が期待できます。 今日の「わかめご飯」に使用しているのは「白ごま」です。「白ごま」はナッツのような甘みと香ばしさが特徴で、料理にソフトな味わいを加えます。 12月2日(火)
牛乳 のりの佃煮 肉豆腐 キャベツとちくわの炒め物 「肉豆腐」は京都発祥の料理だと言われています。 京都の水は「ミネラル分」が少なく癖がないので「豆腐作り」に向いており、また、肉食禁止である僧侶が多いため豆腐の需要が高かったことから、「豆腐作り」が昔から盛んだったそうです。 「肉豆腐」は豆腐がメインであり、肉は牛肉だけでなく豚肉やひき肉を使って作ることもあります。「すき焼き」の具材は牛肉、ネギ、春菊、しらたき、豆腐などの具材を入れるのが一般的で、肉がメインです。どちらも具材は共通していますが、メインになるものが違うだけで「肉豆腐」か「すき焼き」かに分けられるようです。 京都の「肉豆腐」は牛肉を入れることが多いようですが、今日の給食では牛肉の代わりに豚肉を使用しました。 12月1日(月)
牛乳 根菜の洋風スープ 「チリソース」とはトマトソースに唐辛子やスパイスが入った「ソース」のことです。 唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」は、体を温めて血の巡りをよくしてくれる働きがあります。チリソースの「チリ」は、国の名前のチリからきています。定番のチリソース料理と言うとエビチリですが、エビ以外にも、白身魚や鶏肉、ナスなど肉・魚・野菜どの素材を揚げても美味しく「チリソース」が仕上がります。揚げ物に絡めるソースとしてだけでなく、チャーハンに「チリソース」を加えれば「ナシゴレン」にもなりますし、鶏のから揚げの下味に「チリソース」を入れたり、ポテトフライのソースにするとエスニックな料理に様変わりします。「タコライス」のタコミートに入れれば、より本格的な「タコライス」を味わうことができます。 今日は「ターメリックライス」の上に「チリソース」をかけて、「チリソースライス」を作りました。 |
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