7月9日(水)![]() ![]() 牛乳 大根とわかめの味噌汁 果物 今日の果物の「すいか」は、植物学上は野菜に分類されますが、食生活や市場では果物として扱われることが多いです。「すいか」は漢字で「西」の「瓜」と書いて「西瓜」と書き、名前の通り「西からきた瓜」という意味を持っています。 「すいか」の起源は紀元前5000年前のアフリカまで遡り、約2000年後の紀元前3000年頃には、エジプトで栽培された歴史が確認されています。やがて大陸を渡って中国に伝わると、「西からきた瓜」は「西瓜(シーグァ)」と名付けられます。日本へ伝来したきっかけはポルトガル人や中国人など諸説ありますが、「すいか」という呼び方は中国語の「シーグァ」に由来すると考えられています。 十九世紀頃には日本の全国各地で栽培が進み、一般家庭へ広く浸透しました。今でこそ日本の夏の風物詩として親しまれる「すいか」ですが、もとはずっと離れたエジプトやアフリカで誕生したのです。 7月8日(火)![]() ![]() 牛乳 ミートボールシチュー ヨーグルト 「フレンチトースト」の名前の由来は、ヨーロッパのフランスだと思われている方が多いと思いますが、実はフランスとは全く関係がありません。1724年にアメリカの酒屋の店主ジョーゼフ・フレンチが、この料理に自分の名前を付けたことが由来だそうです。しかし、「フレンチトースト」という料理自体がアメリカで誕生したわけではなく、古代ローマ時代には、すでにパンを牛乳や卵で浸し、焼いて食べる方法が存在していたようです。古代ローマ時代から中世ヨーロッパにかけて広まり、農民たちは特に古くなったパンを再利用する方法として「フレンチトースト」を作っていました。 こんな古い時代から人類には、「食品ロス」の精神が脈々と受け継がれてきているのですね。 7月7日(月)![]() ![]() 七夕ちらし 牛乳 白身魚の西京焼き 天の川汁 お星様ゼリー 毎年7月7日は「七夕」です。「七夕」とは、昔、中国から日本に伝わった星祭りです。彦星と、織姫という男女の星が、天の川をはさんで向かい合っていて、この2つの星が、1年に1度、7月7日の夜にだけ出会えるという言い伝えから、祭りが始まりました。短冊に願い事を書いて、笹竹に飾り付けます。「雨が降ると天の川が渡れない」とも言われているので、「てるてる坊主」をつるす人もいるようです。 今日の給食は「七夕」にちなんだ、「七夕ちらし」と「天の川汁」、ナタデココの星がうかぶ「お星様ゼリー」です。皆さんが元気に楽しく学校生活が送れるようにと、願いを込めて作りました。 7月4日(金)![]() ![]() 牛乳 酢豚 五目中華炒め 今日の献立の「酢豚」は、豚肉を揚げて、玉ねぎやにんじん、ピーマンなどの野菜と一緒に甘酢あんで炒めた中華料理です。 「酢豚」のもともとのルーツは、中国の広東料理の「古老肉」にあると言われています。 「酢豚」は清の時代にイギリス領だった香港やフランスの影響が強かった上海では、パイナップル入りの「酢豚」が生まれたようです。高級食材だったパイナップルを使い、欧米人向けの料理として誕生したのが始まりとされています。この料理は「菠蘿古老肉」と呼ばれ、当時の満州を経由して日本に伝わりました。日本では、パイナップル入りの「酢豚」に抵抗のある人もいるため、「パイナップル抜き」の「酢豚」も作られるようになりました。 今日の給食では、「パイナップル抜き」の「酢豚」を作りました。 7月3日(木)![]() ![]() 牛乳 鮭の黄金焼き えのきのすまし汁 今日の献立の「すまし汁」に入っている『えのきたけ』は日本で一番生産されて食べられているきのこです。1990年頃に「しいたけ」を抜いてからずっと生産量1位をキープしています。味がほんのりした甘みで誰でも食べやすいからだと言われています。クセが無いので定番の鍋料理の他、炒め物、焼き物、スープなどいろいろな料理にあいます。 『えのきたけ』に含まれているビタミンDは脂溶性のビタミンなので、油と一緒に食べたり調理をすると吸収率がアップします。 また、ビタミンDはカルシウムの吸収率を高める効果があるので、牛乳やチーズなどの乳製品や小魚などカルシウムが豊富な食材と一緒に食べるとさらに効果的です。 7月2日(水)![]() ![]() 牛乳 ワンタンスープ 今日の「ワンタンスープ」に使用されている「チンゲン菜」は、日本で最も広まり、身近になった中国野菜の一つです。白菜の仲間で、シャキシャキとしていて、ほのかに甘みがあり、煮崩れしないのが特徴です。中華料理はもちろん、西洋料理にも合う万能野菜です。「チンゲン菜」は緑黄色野菜の一種で、ビタミンC、カロテンが多いので風邪予防に効果があると言われています。鮮やかな緑色はビタミンAや葉緑素が豊富に含まれている証拠です。ビタミンCもたっぷり含まれているので、毎日食べていれば抵抗力がつき、抗酸化の働きで生活習慣病の予防にも効果が期待出来ると言われています。 7月1日(火)![]() ![]() 牛乳 チキンとトマトソースの重ね焼き コロコロ野菜のスープ 「ピラフ」はトルコ料理として有名ですが、「米食」の盛んな中近東で広く食べられるもので、原産はインドとも言われています。元々は、ペルシャ語やトルコ語で「煮た米と肉」を意味する「プラウ」や「ピラヴ」と呼ばれる料理でした。インドの「プラーカ」が西に伝わり、中東のトルコで「プラウ」になり、 そこからさらに西に伝わり、フランスで「ピラフ」と呼ばれるようになったそうです。「プラーカ」は、鶏肉や豚肉を煮込んだ煮汁で米を炊き、炊きあがった米と肉を炒めた料理です。 給食の今日の「ピラフ」はお米にバターを混ぜて炊き、ツナや玉ねぎ、にんじん、コーンなどをカレー粉で炒めて、炊きあがったご飯に混ぜて、カレー味に仕上げました。 6月30日(月)![]() ![]() 牛乳 西湖豆腐(シーホー豆腐) 根菜のピリ辛炒め キャロットゼリー 給食では豆腐をメインに使った料理をひと月に1〜2回取り入れています。今日は、トマトを使用したさっぱりと食べやすい中華料理の「西湖豆腐」を作りました。 「西湖」は景色が大変美しく、おいしい魚がたくさんとれる湖のことで、世界遺産に登録されるほどの湖です。この湖の近くでは、おいしい食材がとれることから、「おいしい豆腐料理」という意味を込めて「西湖豆腐」と名付けたそうです。この地域では、よく食べられている「豆腐料理」の一つで、恵まれた気候で育ったトマトを使って、豆腐とひき肉、たまねぎ、たけのこ、ねぎなど色々な食材を煮込んで作ります。トマトの酸味と甘さが美味しい料理です。 |
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