9月7日(水)2組では、アサガオの花の中の様子を観察していました。教科書には、アサガオの他にオクラやホウセンカの花の写真が載っています。旭町小では、2年生がオクラを育てていて、時々花が咲いているところが見られます。オクラの花もアサガオと同じく一日花なので、その日のうちに観察しなければなりません。ちなみに、オクラの花はクリーム色で、ハイビスカスやフヨウの花に似た美しい形をしています。また、ホウセンカは3年生の畑にたくさん咲いているので、こちらも実物を観察することができます。 アサガオの花は、大きくて中が見やすいことから、5年生のこの単元でよく使われています。先生が花の中の様子がよく分かるように、断面を画面に投影しました。おしべとめしべがはっきりと見えていました。(写真上) アサガオは、つぼみの状態ではめしべの方がおしべよりも長くなっています。ところが、花が開くとおしべの方が長くなります。これは、開花する時におしべとめしべが自然にこすれ合うような仕組みになっているからです。ですから、アサガオは開花した時点でもうすでに受粉が終わっています。他の植物は、風や虫のはたらきを利用して受粉していますが、アサガオは「自家受粉」といって、自ら受粉することができる植物です。アサガオの花が終わった後に、種が必ずできているのはそのためです。 1年生の生活科では、「きせつとなかよし(秋)」の勉強をしています。2組の子ども達が中庭に行き、秋の植物や虫の様子を観察していました。中庭に行くと、まだ蒸し暑く、秋という感じがしません。それでも草むらの中からバッタを見つけてきたり、トンボやチョウチョ(アゲハ)が卵を産みに来ている様子を見たりすることができました。 中庭のあちこちに、マリーゴールドの花が咲いていました。こぼれ種で自然に花が咲いたようで、オレンジ色の花がとてもきれいです。(写真中)暑い夏の時期よりも、花色が一層鮮やかに見えるのは、季節が秋に移った証拠です。一般に、朝夕の涼しさが花色に関係してくると言われています。ですから、花の色がきれいに映えるようになったら、秋がやってきたと考えて良いわけです。 5年生は、国語の時間に「どちらを選びますか」という「話すこと・聞くこと」の学習をしています。2つのチームに分かれ、それぞれの立場をはっきりさせて、説得力のある意見を伝え合う学習です。「特定のテーマについて、肯定派と否定派の立場に分かれて意見を戦わせる」というディベートの基礎となる学習です。 教科書には、「ペットとして飼うなら、犬がいいか猫がいいか」という問題が出ていました。それに対してグループ内で両派に分かれ、最初にお互いの主張を伝えます。次に相手側への質問とそれに対する回答をした後、最終弁論をします。グループ内では、両方の立場の意見を聞いて判定する立場も置きます。より説得力のある方を最後に選びます。 「犬は吠えるから近所迷惑になると思います。」という意見に対して、「ちゃんとしつければ大丈夫です。」…私は犬派なので、「よくぞ言った!」と感心しました。「犬は毎日散歩が大変です。」という意見に対しては、「飼い主も運動になり、健康にいいと思います。」…またまた「よくぞ言った!」と感心しました。しかし、これはどちらが正解というのではなく、あくまでも聞いている人に説得力のある話し方ができるかどうかが大切な学習です。(写真下) 1組では、続いて「朝食は、パンがいいかご飯がいいか」という問題で再度討論会を始めました。「ご飯は、腹持ちがするのでいいです。」、「パンは、いろいろな食感が楽しめるし、甘いものもあるからいいです。」…子どもなりによく考えて意見を述べていました。ちなみに、私はコーヒーが好きなのでパン派です。 |
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