2月17日(木)*チキンカレーライス *コールスローサラダ *りんご *牛乳 日本人はカレーが好きな人が多いです。南町小でもカレーは人気のあるメニューです。 日本人が初めてカレーに出会ったのは江戸時代の最後ごろです。でも、この時代には日本ではお肉を食べないので、日本最初のカレーの具材はカエルだったようです。 明治維新後に日本でも肉が食べられるようになり、また1905年に日本で初めてカレー粉が売られるようになり、日本中にカレーが広まっていきました。 南町小のカレーは、小麦粉とバターを1時間ほどよく炒めてカレールウをつくり、野菜も良く炒めて、じっくり煮込んで作ります。味のポイントは、トマト缶や、砂糖を焦がしてカラメルにしたものをいれてコクやうま味をひきだしています。 まだまだ寒い日が続きますが、たくさん食べて元気に過ごしましょう。 2月16日(水)*ゆかりご飯 *えびたましゅうまい *だまこ汁 *牛乳 今日は秋田の郷土料理を作りました。きりたんぽが有名ですが、きりたんぽはすりつぶしたご飯を棒につけて焼きますが、だまこはつぶしたご飯を丸めるだけなので、秋田ではだまこを食べるほうが多いようです。 今日のだまこ汁には、鶏ガラでとったスープでとり肉、まいたけ、だいこん、にんじんを煮て、玄米のだまこもちとセリをいれて作りました。体のあたたまる汁物です。味わって食べましょう。 2月15日(火)*ごまご飯 *カマスのゆずみそ焼き *のっぺい汁 *甘平 *牛乳 今日は6年生からのリクエストのあった魚のゆずみそ焼きを作りました。ゆずみそはゆずの皮を刻んで汁は絞って、みそ、砂糖と煮て甘味噌にします。焼いた魚につけて食べると美味しいです。そしてまだまだ寒いので、トロミのある汁物が体にしみます。 今日のデザートの甘平は、2007年に生まれたばかりの新しいみかんです。『西の香』と『ポンカン』から生まれました。皮がうすくて甘いのが特徴です。味わって食べましょう。 2月14日(月)*練馬スパゲティ *もやしサラダ *チョコチップマフィン *牛乳 今日はバレンタインデーです。 バレンタインとは実は人の名前です。今から1800年ほど昔のローマ帝国では、王様が戦争をするために若者が結婚することを禁止しました。このことをかわいそうに思ったバレンタイン神父は、こっそり結婚させてあげていました。このことを知った国王は怒って、バレンタイン神父を殺してしまいました。のちにバレンタイン神父が色々な人が結婚できるように頑張ったことに感謝して、2月14日はバレンタインの日になりました。だから、バレンタインデーは『みんなが好きな人と一緒にいられますように』という願いがこめられた日です。 日本でのバレンタインデーは女の人が男の人にチョコレートを贈りますが、これは日本で生まれた習慣です。今から85年ほど前にあるお菓子メーカーが新聞の広告に『バレンタインにチョコを贈ろう』というメッセージをのせたのがきっかけのようです。 今日はココアとチョコチップをいれてマフィンを作りました。ピンクのかわいいカップにいれて焼きました。味わって食べましょう。 2月10日(木)*七分づきご飯 *シャーレン豆腐 *カリカリ油揚げのサラダ *牛乳 今日のシャーレン豆腐は中華料理の一つです。漢字で書くと蝦(シャー)、仁(レン)です。蝦とは小さなえびのことで、仁は皮をむいたという意味があるので、シャーレン豆腐は『からをむいたえびの入った豆腐料理』ということです。 給食のシャーレン豆腐にはえびと豆腐だけではなく、たけのこ、にんじん、たまねぎ、チンゲン菜などの野菜がたっぷりはいっています。くずこでトロミをつけているので、冷めにくく今日のような寒い日には体を温めてくれます。 ごはんにのせて美味しく食べましょう。 2月9日(水)*タレカツ丼 *スキー汁 *牛乳 今日は新潟の郷土料理を作りました。 新潟市では昔から卵でとじない『タレカツ丼』を食べてきました。揚げたてのとんカツに甘辛いしょうゆダレをかけて、ご飯にのせて食べるシンプルな料理です。 そして、新潟と言えばスキーが有名です。今から111年前に、日本人に初めてスキーを教えたのがオーストリアの軍人のレリヒ少佐でした。この時に冷えた体を温めるために食べたのがスキー汁だそうです。スキー汁は味噌味で一見豚汁のようですが、肉はとり肉で、じゃが芋ではなくさつま芋が入っています。これは、スキーをレリヒ少佐に教わった日本人の軍隊の中に鹿児島出身の人がいたからだそうです。 今日は新潟の味を満喫しましょう。 2月8日(火)*七分づきご飯 *仙台肉じゃが *白菜のごまサラダ *みかんゼリー *牛乳 今日の仙台肉じゃがには仙台の食材【油麸】が入っています。肉じゃがに【油麸】をいれると、油麸が肉じゃがの煮汁を吸っておいしくなるのと、肉じゃがにもコクがでておいしくなります。ぜひお家でもお試しください。 今日は南町小のみかんの日なのでみかんゼリーを作りました。お休みの子のゼリーでお代わりジャンケンが白熱していました。 2月7日(月)*わかめご飯 *まぐろとチーズの包み揚げ *ふぶき汁 *牛乳 今日は6年生からのリクエストが多かった料理の一つ、【魚とチーズの包み揚げ】を作りました。今回の魚はメカジキを使いました。魚に生姜汁と酒、しょうゆで下味をつけたものをチーズと一緒に春巻きの皮で包んで揚げます。春巻きの皮を1枚づつはがして、ここに魚とチーズを包んで、小麦粉で作ったのりで皮をとめて、油で揚げます。 パリパリの皮と魚とチーズの味が後を引く味です。ふぶき汁には雪をイメージした大根おろしと小さな丸いはんぺんが入っています。たくさん食べて体の中からあたたまりましょう。 (写真右:一度に50本の春巻きを揚げます) 2月4日(金)*豚キムチ丼 *うち豆サラダ *ポンカン *牛乳 今日は立春です。立春の意味は『春が立つ』ことで、冬の寒さは一段と厳しくなり、この日を境目にだんだんと春にむかっていく、『春の節目』という日です。 今日の給食の豚キムチ丼は現代の給食で人気のあるメニューの一つです。キムチや野菜が入っていて、ピリッと辛い味でご飯がすすむのか好きな子供が多いです。 大豆の変身最終日の今日は、豚キムチ丼には油揚げともやし、しょうゆが入っています。うち豆サラダにはうち豆としょうゆが入っています。うち豆は福井県や新潟県などの地域で食べているものです。今日のデザートは今が旬のポンカンです。愛媛県から届きました。味わって食べましょう。 2月3日(木)*やこめ *いわしの梅煮 *節分汁 *きなこ豆 *牛乳 今日は節分です。年に一度の節分メニューです。やこめは山梨の郷土料理で、もともとは前の年の米を煎って神棚にお供えして、豊作を願うものでした。米を煎ったにおいで悪霊など、嫌なものを寄せつけないという意味もあったようです。大豆にも穀霊が宿ると言われることから、大豆をいれて作るようになったようです。給食のやこめは固めにゆでた大豆を米と一緒に炊き込みました。そして鬼が嫌がるというイワシを梅煮にしました。3時間じっくり煮込んだので骨まで食べられます。節分汁には鬼のかまぼこが入っています。きな粉豆はうち豆をきな粉と砂糖でからんだものです。たくさん食べて体の中に福を呼び込みましょう。 2月2日(水)*エクレアパン *カレーポトフ *フレンチサラダ *牛乳 今日はみんなが大好きなエクレアパンを作りました。パンに溶かしたチョコレートをつけて、チョコが固まる前にローストしたアーモンドをのせます。 小学校では『デザートは最後に食べる』という暗黙のルールがあるので、「先生、エクレアパンはデザートですか? おかずですか?」という質問が毎回あります。まぁ、「今日はデザートではないからポトフと交互に食べるといいよ」と答えるのですが。 休んだ子の分のパンでおかわりジャンケンをしていました。 2月1日(火)*七分づきご飯 *畑のお肉味噌マヨネーズ *呉汁 *牛乳 今日は畑のお肉味噌マヨネーズを作りました。南町小の人気の給食の一つになりつつある『畑のお肉』は大豆でできています。乾燥している大豆ミートをお湯で戻してから、しょうゆ・酒・生姜汁で下味をつけて、これに米粉をまぶしてから揚げにします。 このから揚げにソースをからめると、ご飯がススムおかずになります。 今週は『大豆の変身週間』として、大豆や大豆の加工品を使った給食を多く取り入れています。今日の呉汁には豆乳やみそ、油揚げが入っています。味わって食べましょう。 1月31日(月)*チャプチェ丼 *かき玉汁 *はるみ *牛乳 今日は韓国料理のチャプチェを作りました。肉と野菜と春雨をごま油で炒めて作るチャプチェは韓国ではお正月とか、お盆とか、誕生日などのお祝の時に作る料理なのだそうです。給食でも人気メニューの一つです。 はるみは清美オレンジとポンカンから生まれた新しい品種のみかんです。皮が柔らかくて甘みのあるみかんです。味わって食べましょう。 1月28日(金)*お切り込み *こんにゃくソテー *焼きまんじゅう *牛乳 給食週間最終日の今日は、群馬の郷土料理を作りました。 お切り込みは、こねたうどんをそのまま鍋の中に【切り込みながら】入れるのでこの名前がついたそうです。群馬県では日本で売られている90%のこんにゃくを作っているそうです。カラフルなこんにゃくをにんにくと一緒に炒めて、オイスターソースとマヨネーズで味付けしました。 群馬の焼きまんじゅうは素焼きのパンに甘味噌をぬって焼いたものです。給食では米粉のパンに甘味噌をぬって焼きました。モチモチでおいしいです。(写真右) 今週は色々な郷土料理給食を食べました。どこの料理が好きだったでしょうか? 1月27日(木)学校給食週間4日目の今日は、青森の郷土料理を作りました。 青森県の八戸港はするめいかの水揚げが日本で一番多いところです。ですからイカを使った料理も数多くあります。その中から、イカのみじん切りと豚挽き肉を混ぜて『いかしゅうまい』を作りました。イカはもちろん青森のいかです。 せんべい汁は青森名物の南部せんべいを汁に入れる料理です。南部せんべいがだし汁のうまみをたっぷり吸っておいしいですよ。 デザートは青森県が日本一の生産量を誇るりんごです。今日は青森のサンふじです。おいしく食べましょう。 1月26日(水)*七分づきご飯 *くじらのマリアナソース *五目すいとん *牛乳 給食週間3日目の今日はくじらを料理しました。戦後の食料難の時代1950〜1970年ごろは肉が高価だったので、安いクジラを使った給食がでたそうです。中でも鯨の竜田揚げは人気のメニューでした。1986年からはクジラ漁が禁止されて、クジラを食べることができませんでした。近年クジラの数が増えているので、少しづつ漁ができるようになりました。今日のクジラは『ニタリくじら』です。クジラに生姜や酒、しょうゆ、カレー粉で下味をつけてから、米粉をまぶして油で唐揚げにします。これを、ケチャップ、ソースで作ったスパイシーなソースでからめました。 『小学生の時に給食で食べたよ。懐かしい味だった』という先生の声。『国語で勉強したくじら雲のくじらをたべるの?』という子供の声。いろいろな反応がありました。 1月25日(火)給食週間2日目の今日は沖縄料理を作りました。 タコライスはメキシコ料理のタコスの具をご飯にのせて食べるという沖縄で生まれた料理です。そして日本で売っている95%は沖縄のもずくだそうです。そのもずくで澄まし汁を作りました。サーターアンタギーは黒砂糖と卵と小麦粉で作るドーナッツです。沖縄の言葉でサーターは砂糖のこと、そしてアンダは油のこと、ギーは揚げることです。ですから“砂糖の天ぷら”という意味の料理です。今日は沖縄料理を味わって食べましょう。 写真まん中:サーターアンタギーの生地を丸めたもの 写真右:サーターアンタギーを油で揚げています。一度に100個揚げます。焦がさないように気をつけて揚げました。 1月24日(月)毎年1月24日から1月30日は全国学校給食週間です。明治22年、山形県で貧しい子供たちのために行われたのが給食の始まりです。そして、戦後に食料が不足したときに昭和21年12月24日に東京、神奈川、千葉で給食が再開しました。この日を『学校給食感謝の日』にしましたが、冬休みなので1月24日から30日を『学校給食週間』としました。 南町小では今週はこれにちなんで、全国各地の色々な料理を作ります。 まず今日は東京の食材をたくさん使った給食です。八丈島のあしたばや、立川のウド、東京のブランド豚の東京エックスで餃子を作ります。牛乳も東京牛乳です。 (写真右)四角の餃子の皮で棒餃子を作りました。表面がパリパリです。 1月21日(金)*七分づきご飯 *カレー肉じゃが *カリカリ油揚げのサラダ *牛乳 今日はカレー味の肉じゃがを作りました。見た目はカレーですが、肉じゃがなのでしらたきやさやいんげんが入っています。じゃが芋がホクホクでおいしいですよ。 カリカリ油揚げのサラダは、油揚げをオーブンでまず10分焼いて、全体を焼きムラがないように混ぜて、ひっくり返して、さらに10分焼きます。こうしてカリカリになった油揚げをドレッシングで和えた野菜にトッピングします。カリカリ、サクサクは子供たちが好きな食感のようです。人気のあるサラダです。 1月20日(木)*黒豆ご飯 *銀さわらのみそマヨ焼き *のっぺい汁 *牛乳 今日は二十四節気のひとつ『大寒』です。これから1か月間が一年で最も寒い季節です。 今日の黒豆ご飯は乾燥した黒豆を油をひいた鍋で弱火でじっくり炒めてから、お米ともち米と一緒に炊き込みます。炊きあがると(写真右)、ゆでた黒豆とは違って、少し噛み応えのある豆の固さに炊きあがります。そして、ここに刻んだ梅干しを入れると梅のアルカリと黒豆の色素が化学反応してご飯は少し明るい色に変わります。 銀さわらにみそマヨネーズをのせて焼いたら、ちょっと洋風の味で魚が苦手の子供も食べてくれました。そして、トロっとしたのっぺい汁が冷えた体を温めてくれました。全部食べられたかな? 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