10月11日の給食魚の黄金焼き じゃがいものきんぴら 秋野菜の味噌汁 牛乳 一口メモ 「じゃがいものきんぴら」は、せん切りにしたじゃがいもをしょう油と砂糖で味付けをして作っています。 クイズです。じゃがいもは、動物などに食べられないようにするために、土の中で大きくなります。もう一つ、動物から身を守るじゃがいもの工夫があります。それは、次のうちのどれでしょう? (1) 大きな音を出す (2) くさいにおいを出す。 (3) 毒をもっている 答えは、(3)の「毒をもっている」です。じゃがいもの芽には「ソラニン」という毒が含まれていて、動物から身を守るはたらきをしています。ですから、じゃがいもの芽の部分や緑色になった部分は、ソラニンが含まれているので食べてはいけません。 10月10日(木)使っている音源のCDを見ると、「作者 ガーナ民謡」と書いてあります。もともとはアフリカのガーナの曲で、70年ほど前に、ガールスカウトの世界大会を通じて日本に伝わったと言われています。歌詞は深い意味をもっていないようですが、「チェッチェッコリ チェッコリサ リサンサマンガン サンサマンガン ホンマンチェッチェッ…♪」と歌われています。以前、お茶のCMでこの曲が使われて話題になりました。「『二酸化マンガン』という歌詞が出てくるけど、何の曲?」という問い合わせが殺到したそうです。(二酸化マンガンと確かに聞こえますが、違います) CDには、次のように説明がありました。「玉入れ競技のBGMに最適です。前奏では、腰に手をあててお尻を振りながら準備。歌の部分が始まったら、手を上げてお尻と一緒に左右に振る。歌が終わって間奏の部分に入ったら、玉入れを行う。それを繰り返し行う。」と書いてあります。小さい子がお尻を振りながら踊るところが、見ている人たちをキュンとさせます。学年の先生たちが、「は〜い、もっとお尻を振って〜」と声をかけていました。(写真上) 3,4校時に、1年生がどんぐり拾いのために、光が丘公園まで行ってきました。今年は、公園の南側(昆虫原っぱをさらに進んだ付近)の雑木林まで行きました。学年の先生が、あらかじめどんぐりがたくさん落ちている場所を探しておいたため、すぐに拾い始めることができました。どんぐりと言うと細長いものが一般的ですが、広い意味では様々な大きさ・形のどんぐりがあります。今日の場所では、丸くて大きなクヌギのどんぐりがたくさんありました。ビニール袋にいっぱいになるまでどんぐりを集めて、学校に大切に持ち帰りました。今後、生活科の学習で利用していくのが楽しみです。 5校時に、3年2組の授業観察がありました。「三人の仕事」という資料を使った道徳の授業でした。3人の村人が新しい石橋の建設に力を尽くそうと、それぞれの思いを語る話から、「勤労、公共の精神」について考える内容です。働く時にはどんな思いが大切かを考えさせ、進んでみんなのために働こうとする実践意欲に結び付けていきます。 力持ちのダニエルは、「石を積み上げるのは大変だけど、みんなの喜ぶ顔を見たいからがんばりたい。」と話しました。一方、セサルは丈夫な橋の設計図を考えました。そして、もう一人のマリオは、力持ちでも設計図を考えることもできないので、みんなの食事の準備をすることにしました。・・・それぞれ自分のできることで力を発揮することで、みんなの役に立つ「働き」につなげることができます。今までの勤労に対する別な視点を子ども達に与える道徳の資料でした。(写真中) 続けて6校時は、5年1組の授業観察に行きました。社会科「自動車の生産にはげむ人々」の単元における最初の授業場面でした。 教科書には、まず世界で最初のガソリン自動車の写真が載っています。1880年代にドイツで生産された自動車です。次に、今から100年前の日本の自動車の写真がありました。日産自動車によって製造された日本初の量産車「ダットサン 14型」です。プラモデルでも人気のデザインとして売られています。(写真下) 他にも、1970年代のクーペスタイルの自動車の写真もあり、自動車工業の変遷が分かるようになっています。今日の授業では、自動車とともにそれらを造っている工場の写真も参照し、自動車生産についての学習計画を立てていきました。家庭に自動車があるという子が多いようで、車のデザインや機能、スピードなど、今と昔の違いに関心が高いようでした。また、工場で自動車がどのように造られていくのか、調べてみたいという気持ちも高まったようです。 どんぐりひろい(1年生)今年は、クヌギの実が拾える場所を教えてもらったので、今までとは違う場所にしました。 たくさんのどんぐりに、子どもたちは歓声を上げながら拾っていました。まるで宝の山のように、たくさくのどんぐりが落ちていました。 このどんぐりを使って、いろいろな工作をする予定です。お家の方には、虫の駆除のためにお手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。 10月10日の給食洋風肉じゃが ブルーベーリーケーキ 牛乳 一口メモ 「10」を横にすると目と眉毛に見えることから、10月10日は「目の愛護デー」とされています。 今日のデザートとして、目の健康に役立つと言われるアントシアンを多く含むブルーベリーが入ったケーキを作りました。また、ビタミンAも目の健康に欠かせない栄養素です。給食に毎回入っている食材の一つであるにんじんには、ビタミンAがたくさん含まれています。 子ども達は、ゲームやタブレット、テレビなどを見る機会が多いと思いますが、使い過ぎは視力の低下の原因にもなります。大切なはたらきをしている目の健康について考えるようにしましょう。 音楽朝会「運動会の歌」は、5・6年生の音楽委員会の児童による演奏に合わせて、開会式の中で全校児童が歌います。一方の「ゴーゴーゴー」は、応援合戦の中で赤組と白組に分かれて歌います。 この「ゴーゴーゴー」を、全校児童が集まって一緒に歌うのは今日が初めてでした。まず、自分と同じ赤組や白組に他の学年の誰がいるのか、子供たちは興味津々な様子で歌の練習が始まりました。 1番は赤組だけで歌います。2番は白組だけで歌います。さらに、3番は赤と白が同時に自分たちの組の歌を歌って合わせます。この歌は本当によくできていて、赤と白が同時に歌うとさらに盛り上がり、子供たちが大好きな曲でもあります。 曲の冒頭の「フレーフレー○○組 フレフレ〇〇組 ゴーゴーゴー」の掛け声も、手を振り上げて元気いっぱいに歌っています。ぜひ、運動会当日の子供たちの頑張りを楽しみにしていてください。 10月9日(水)運動会前は、毎日の天気がとても気になります。今週土曜日に運動会の学校は、この2日間外で練習ができなかった影響は大きいだろうと思います。他人事ながら、心配してしまいます。そういう旭町小も、この時期の雨にはとても困っています。昨日、運動会の係活動の2回目がありました。全校競技「大玉送り」の係は、校庭で練習をする予定でした。そこで、傘をさして校庭に出て、どのあたりで大玉を運ぶのかを指導していました。実際に使う大玉を転がすこともできず、雨の中での位置確認をするだけですから、練習の意味があったかどうか…。しかし、限られた時間で何とかしたいと思う先生方の気持ちはよく分かります。 どの学年も、今まで体育館でしっかり表現(ダンス)の指導を重ねてきました。今週からは、校庭に出て練習をしたいところです。体育館と校庭とでは、ずいぶん感覚が違ってきます。各自の立ち位置をしっかり覚えさせる必要もあります。しかし、昨日と今日は雨のため、体育館での練習しかできませんでした。 ところで、運動会練習には、「裏の時間」という秘密兵器があります。低・中・高学年ごとに、優先時間と裏の時間がセットになっています。例えば、1年生が校庭で練習をしている時は、2年生が裏の時間として体育館を使うことができます。それが雨のために校庭が使えないと、優先学年の1年生が体育館を使い、2年生は裏の時間が使えなくなります。しかし、それでも今日の4年生は、さらなる秘密兵器を使っていました。視聴覚室に子ども達を集めて、踊り方や隊形の練習をしていたのです。視聴覚室は教室より一回り大きな部屋で、こういう時に便利です。 4年生は、算数の時間に「およその数の表し方と使い方を調べよう」という学習をしています。概数について理解するとともに、四捨五入や計算の結果の見積もりの仕方を学んでいきます。「四捨五入して〇の位までの概数にする」という場合や、「四捨五入して上から〇桁の概数にする」という場合についても学習します。 さらに今日は、「四捨五入して概数にする前の、もとの数の範囲」について、また「〜以上」「〜未満」「〜以下」という場合の意味についても学習していました。概数の問題の中でも、最も間違いが多く見られるところです。「以上」と「以下」はその数を含みますが、「未満」は含みません。日常生活の中でよく使われる言葉なので、確実に理解させておきたい内容です。(写真上) 北校舎1階の給食室前に、「お米が食べられるようになるまで」という資料が掲示されました。栄養士さんの手作りによる掲示物です。田んぼで収穫された稲穂から白米になっていく過程が、実物を使って分かりやすく紹介されています。(写真中) 飾ってある稲穂は、山梨県の親戚のところまで行ってもらってきたそうです。それを脱穀して「籾(もみ)」になり、さらにもみすりをすると「玄米」と「籾殻」に分かれます。続いて、玄米を精米すると、「白米」と「ぬか」に分かれます。子ども達は、白米の状態しか見たことのない子が多いことでしょう。多くの過程を経て白米ができていることが分かります。 農家の人たちは、「籾殻」や「ぬか」を昔から有効活用しています。籾殻は、畑の苗の乾燥防止にまいたり、炭化して土壌改良剤として使っています。ぬかは、漬け物のぬか床や家畜の餌、肥料などとして利用することができます。 1年生は、算数の時間に「3つのかずのけいさん」という学習をしています。この単元では、まず3つの数のたし算について考えていきます。バスにネコが3匹乗っていて、バス停で2匹乗り、さらに次のバス停で4匹乗っている絵ががあります。これまでは、「〇+□=△」という2つの数のたし算まで習ってきました。今までのやり方で考えると、「3+2=5」と「5+4=9」となります。ここで新しく習うのが、1つの式に表す方法です。「3+2+4=9」と書くことができます。 2組では、同様にひき算の場合も3つの数の計算を1つの式に表せることを学習していました。今後はさらに、たし算とひき算が混ざった3つの数の計算についても学んでいきます。(写真下) 10月9日の給食野菜の中華スープ ぶどう 牛乳 一口メモ 今日は、給食の食器についてお伝えします。 学校で使っている給食の食器は、何種類あるか知っていますか? お茶碗、汁椀、大皿、小皿の4種類があり、料理によって組み合わせて使っています。練馬区の学校では、強化磁器という割れにくい食器を使っています。割れてしまったお皿は、岐阜県にある工場に運ばれて、新しい食器へとリサイクルされています。 給食室では、割れたり欠けたりしているお皿がないか、毎日チェックしています。昨年度、旭町小では、約100枚もの食器を廃棄しました。食器は、安い値段で買えるものではありません。全校の子ども達が、安全で気持ちよく食器を使うことができるように、ていねいに扱う指導を続けていきます。 10月8日(火)今回も、季節に合わせた楽しい絵本がたくさん用意されていました。1年生の教室では、「ぼくのジィちゃん」という絵本の読み聞かせがありました。6月の全校朝会で読み聞かせをした時に、「おもしろいので、ぜひ読んでください」と題名だけ紹介してあった絵本でした。運動会の応援に田舎からジィちゃんがやって来ました。ダサいし、ニコニコしているだけのジッちゃんですが、運動会当日にすごいことが起こります。お父さんのピンチヒッターで、PTAリレーのアンカーとして走ることになりました。…おじいちゃんの豹変ぶりに笑えるとともに、とても心温まる内容の絵本です。現在運動会の練習中の子ども達にぴったりな絵本でした。 2年生の教室では、「だいこんだんめん れんこんざんねん」という絵本の読み聞かせを行っていました。様々なものの断面図を紹介していく科学絵本です。スイカやカボチャ、リンゴなどの絵があり、ページをめくるたびにそれらの断面図が出てきます。虫食い、熟れ過ぎ、赤ではなく黄色のスイカなど、予想外の展開に子ども達もびっくりです。この絵本の作者は、加古里子(かこ さとし)さんです。「からすのパン屋さん」や「だるまちゃんシリーズ」で有名な絵本作家です。 4年生の教室では、「おおきなかぼちゃ」という外国の作家による絵本の読み聞かせがありました。オレンジ色のかぼちゃや、登場人物たちの絵がとても鮮やかでユーモアいっぱいに描かれています。魔女のかぼちゃは、とてつもなく大きく育ちました。パンプキンパイをこっそり食べたい魔女ですが、かぼちゃはびくとも動きません。ゴーストにも、吸血鬼にも、ミイラ男にも、かぼちゃを動かすことができません。最後に現れた一匹のちいさなこうもりが・・・どこかで聞いたような話です。そう、「おおきなかぶ」のパロディになっています。ハロウィンの時期にぴったりの絵本でした。(写真上) 6年生は、国語の時間に「やまなし」を学習してきました。宮沢賢治が書いた物語です。教科書には、続けて「イーハトーヴの夢」という資料が掲載されています。この資料は、まず宮沢賢治の生涯について紹介しています。そして、印象的な言葉などを紹介しながら、賢治の生き方や考え方について述べています。人々のやさしい心を育みたいという思いで書かれた作品の数々には、賢治の自然観や生命観が色濃く表れています。最初は少しわかりにくかった「やまなし」も、この資料を基に賢治の生き方を知ることで、読み解く手がかりになります。 2組の教室では、宮沢賢治の本を読み味わう時間をつくっていました。光が丘図書館からの団体貸し出しとして、6年生用にたくさんの宮沢賢治の本が届いています。「セロ弾きのゴーシュ」や「注文の多い料理店」、「どんぐりと山猫」など、名作の数々がたくさんそろっています。私のおすすめの本は、「雪わたり」です。雪の日の美しい情景が広がる幻想的な絵本で、以前5年生の国語の教科書に掲載されていました。(写真中) 3校時に、算数少人数教室の授業観察を行いました。6年生の「円の面積の求め方を考えよう」という単元の学習でした。円の面積の公式を考える学習については、昨日お知らせした通りです。今日は、円の面積の公式を利用して、複合図形の面積の求め方について考える授業内容でした。 今日の課題は、一辺が10cmの正方形の中に、扇形が組み合わさった図形の面積を求める問題でした。1/4の扇形を正方形の中で重ね合わせて、重なった部分(ラグビーボールの形)の面積の求め方を考えていきました。 何通りかの考え方があります。正方形から1/4の扇形の面積を引いて、その2倍の面積を正方形から引く方法・・・これが一番分かりやすいかもしれません。また、ラグビーボールの半分の面積を求めてから、それを2倍して答えを出した子もいました。正方形に対角線を引くと、扇形から直角二等辺三角形の面積を引けば求まることが見えてきます。 もう一つの考え方は、1/4の扇形2つ分の面積から正方形の面積を引く方法です。なぜそうなるのかは、実際に図形を切り取ったり重ねたりして示してあげないと分からないかもしれません。(写真下) 10月8日の給食アジバーグ 千草和え わかめの味噌汁 牛乳 一口メモ 今日のおかずは「アジバーグ」です。アジのすり身と鶏ひき肉、豆腐、みじん切りの野菜に、味噌などの調味料で味を付けています。 このメニューは、千葉県の郷土料理のひとつである「さんが焼き」をヒントに作りました。千葉の海では、イワシやサンマ、アジなどの魚がたくさん獲れます。漁師さんたちは、獲れた魚を船の上で味噌と一緒に細かくたたき、「なめろう」という料理を作ります。そのなめろうは、山に仕事に行く時に持っていき、余ったアワビの殻に入れて山小屋で焼いて食べていました。山の家で食べたことから、「山家(さんが)焼き」と呼ばれるようになったそうです。 しっかりと味付けをしているので、魚料理が苦手な人でもおいしく食べられる料理です。 10月7日(月) その2騎馬戦を運動会でしばらく行っていなかったので、子ども達は騎馬戦自体、どのような競技なのかをよく知りません。高学年の子ども達には、一から指導する必要があります。騎馬の組み方から痛くないように乗るコツ、さらにはけがをしないようにする指導も念入りに行っています。騎馬は、前1人後ろ2人の3人で組み、そこに上に乗る子がいて、計4名で構成します。赤組も白組も、男子は7騎、女子は5騎つくることにしました。人数が多い分には、下に子どもを増やせばよいのですが、欠席がいると騎馬が組めなくなります。また、十分練習に参加していないと、けがの恐れがあり危険です。 個人戦と団体戦で勝敗を決めます。1回戦の個人戦は、円の中で1騎ずつ対戦します。相手の帽子を早くとった方の勝ちです。あるいは、円から出てしまったり、騎馬が崩れたりしたら負けです。(騎馬の子は戦ってはいけない)2回戦の団体戦は、大将騎が帽子をとられたところで勝負ありです。赤組白組とも、どういう作戦で騎馬を動かしていくのかが勝敗の分かれ目となります。(写真上) 6年生は、算数の時間に「円の面積の求め方を考えよう」という学習をしています。「円の面積=半径×半径×3.14」と教えてしまえばそれまでです。しかし、円の面積の公式を考えさせるのが、この学習の面白いところであり、重要な部分でもあります。 今まで6年生は、正方形や長方形、平行四辺形、台形、三角形の面積の公式を学習済みです。そこで、「円の面積を今まで学習した図形に変換することができないか」という視点で考えさせていきます。円の半径でハサミを入れると、扇形ができます。同じ大きさの扇形に切り分け、互い違いに並べていくと、平行四辺形(さらにもっと細かくすると、長方形)に近い図形になります。そこから「底辺×高さ」(あるいは「たて×よこ」)で面積が求まるというわけです。 では、その平行四辺形の底辺に当たる部分は円のどの部分か…と考えると、円周の半分(直径×3.14÷2)であることが分かります。また、高さは「半径」の長さです。よって、「直径×3.14÷2×半径」が円の面積になります。「直径÷2=半径」であることから式を整理して、「半径×半径×3.14」が円の面積とまとめることができます。6年生は、この公式の求め方を自分の言葉で説明することができるようになったでしょうか?(写真中) 5校時に、音楽専科の授業観察がありました。4年1組の音楽の授業を見に行きました。 最初に歌の練習がありました。1曲目は、「つばさをください」でした。音楽会に向けて、全校合唱として練習をしている曲です。2曲目は、4年生の合唱曲として練習している「いのちの名前」でした。この曲は、2001年に公開されたスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」のテーマソングです。久石譲の作り出す独特なフレーズとハーモニーは、このアニメになくてはならない要素の一つになっています。4年生は、二部合唱で発表する予定です。今日は、アルトパートの練習を新たに行っていました。 授業の後半は、音楽会で発表する合奏の練習をしていました。4年生の合奏曲は、「キリマンジャロ」です。一度聞けば、「どこかで聞いたことが…」と感じるほど懐かしさと親しみのある曲です。実はこの曲、1981年にリリースされた、ドイツのシンセサイザーバンド「クスコ」による楽曲です。小学校の音楽の教科書に掲載されてから広がり、様々な合奏曲として広い世代に親しまれてきました。子ども達は、いろいろな楽器に分かれて練習するのを毎回楽しみにしているようでした。すでに、11月の音楽会に向けて練習が始まっています。(写真下) あさがおのリース(1年生)気温が高く、10月になってもあさがおの花がさいていて、リース作りの日程が今日になりました。 茎の根元をはさみで切り、絡まっているつるをほどいたり切ったりしながら、ひとまとめにしました。きれいに丸くするのが難しかったようですが、徐々にコツをつかんで上手にリースの形にすることができました。 また、早く終わった子から率先して友達の手伝いをしにいったり、周りに落ちた葉を拾ったりする姿が見られて立派でした。 これまで大切に水やりをして育ててきたあさがおが、リースに生まれ変わりました。次回は、乾燥させたリースに飾りつけをしていきます。 10月7日の給食鶏肉のねぎ塩焼き ツナと大根のサラダ 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ 今月の給食目標は、「食後の過ごし方を工夫しよう」です。給食を食べる時間は、約20分ほどです。しかし、食べ終わるタイミングは、人それぞれで違います。学校では、食べ終わった後の過ごし方を考えさせています。歩き回ったり、大きな声を出したりせずに、まだ食べている人がいるということを意識させています。そうすることで、みんなが気持ちよく過ごすことができます。 また、食べ終わった後、すぐに激しく体を動かさないようにすることも大切です。胃がびっくりして、食べたものの消化がうまくできなくなるからです。お腹が痛くなったり気持ちが悪くなったりしないように、食事の後は少しゆっくりして胃を落ち着かせることが重要です。 10月7日(月) その1今日は、「がまん強さをもとう」という話をしました。 ・・・先週水曜日に、1年生の生活科見学がありました。下板橋の駅から20分ほど歩いたところにある「板橋区立こども動物園」に行きました。一人ずつモルモットを膝の上に置いて抱っこさせてもらったり、ヒツジやヤギが放し飼いになってところでふれあい体験をしたりしました。動物を直接手で触ったり間近で観察したりする体験は、普段の学校生活ではなかなかできないことです。さらに、隣の公園でたっぷり遊んだり、みんなで楽しくお弁当を食べたりもしてきました。 しかし、先週の水曜日は天気に恵まれたものの、練馬区で32度を超える真夏日になりました。朝、学校を出発する時から汗がだらだらと流れ出るような暑さでした。出発式の時に、1年生にこういう話をしました。「暑かったり、疲れたり、お腹がすいたりのどが渇いたりするのは、誰もが同じように感じます。みんながまんしています。動物園に行って学校に戻ってくるまで、そういうわがままを言わないようにしましょう。」と話しました。 当日、1年生のみなさんは、生活科見学の最中も、そして学校に戻ってくる間も、しっかり校長先生との約束を守って行動していました。きっと、学校に着く前に水筒のお茶をすでに飲み切ってしまい、のどがカラカラになっていた子がたくさんいたはずです。さらに、たくさん歩いてたくさん遊んだので、疲れていた子がほとんどだったでしょう。でも、誰一人最後まで弱音をはかずにがんばって歩き通しました。ちょうど小学校に入学して半年が経過した1年生です。様々な学習ができるようになっただけでなく、心のがまん強さも立派に成長しているのだなと感じられた一日でした。 さて、他の学年のみなさんも、1年生に負けないがまん強さがありますか? ちょっとしたことで「疲れた」とか「痛い」とか「のどが渇いた」と、すぐに口に出していないでしょうか? 今は、来週土曜日に行われる運動会に向けて、どの学年も練習をがんばっているところです。練習をがんばれば、誰もが疲れたり足が痛くなったりのどが渇いたりするのは当たり前のことです。しかし、それを言葉に出すか、がまんするかで大きく違ってきます。すぐに「疲れた」、「痛い」、「のどが渇いた」と言う子は、周りの人への思いやりの気持ちが足りません。例えば今、この全校朝会の最中に、「疲れた」とか「のどが渇いた」と言葉に出したとして、それが解決するでしょうか? そして、何よりもいけないのは、その言葉を聞いた周りの人たちが嫌な気持ちになることです。運動会の練習中も同じです。みんな一生懸命がんばっているのに、たった一人のわがままなつぶやきで、せっかくの練習が台無しになります。辛いことや苦しいことをグッとがまんできる心が大切であり、それが周りの人への思いやりなのです。 昨日、この校庭で旭幼稚園の運動会がありました。小さな子ども達が一生懸命走ったりダンスを踊ったりする姿は、とても輝いて見えました。今まで毎日の練習をがんばってきたのだろうなと感じました。みなさんの運動会も同じです。本番で精一杯力を発揮する姿に、練習の成果がきっと表れるはずです。今週も運動会の練習をがんばりましょう。・・・ 次に、代表委員会が作成した運動会のスローガンの紹介がありました。大きな横断幕に、今年の運動会のスローガンが上手に書いてありました。今年は工事のため、プール側のネットに掲げることにします。(写真上・下) 10月4日(金)エイサーは、沖縄の伝統芸能のひとつです。お盆に祖先の霊を送迎するために踊られたのが始まりと言われ、今でも旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く様子が見られます。中でも、大太鼓や締め太鼓を中心とした「太鼓エイサー」の迫力は、多くの観光客を魅了しています。また、その音楽も沖縄ならではのものがあり、元気いっぱいの4年生にぴったりな表現になりそうです。 今回4年生は、「クーダーカー」と「遊び庭(あしびなー)」の2曲に挑戦しています。運動会でエイサーを取り上げるのは、旭町小では3年振りになります。子ども達が手にしているエイサー用の太鼓は、以前学校で買いそろえたものを使っています。プラスチック製で、運動会用品として販売されているものです。今は、こういうものまで安価に売られているのでとても便利です。 昔(30年ほど前)、6年生を担任していた時に、エイサーに挑戦したことがありました。同じ学年を組んでいた女性の先生方が夏休み中に沖縄に行き、現地の人たちから踊り方を習ってきました。お土産に太鼓を渡され、「清水先生も踊るんだよ」と言われ、猛特訓しました。その時の子ども達の太鼓は、手作りで用意しました。洗濯洗剤の箱(当時は粉末の洗剤でした)を各家庭で用意してもらい、段ボールを丸く切って貼り付け、手持ちの太鼓を作りました。バチは新聞紙を丸めてガムテープで固めて作りました。当時は、運動会でエイサーを踊っていた学校はほとんどなかったと思います。紫色の長いタスキを額に巻き、子ども達と力いっぱい踊りました。 エイサーは、独特な体の動きに特徴があります。バチを持つ手を頭の後ろに大きく回したり、太鼓の面を高く振りかざしたり、体のひねりを使ったり…これからさらに練習を積み、しっかり踊り込んでいくことでしょう。(写真上) 2年生は、国語の時間に「ことばあそびをしよう」という学習をしています。長く親しまれている言葉遊びを通して、言葉の豊かさに気づかせていく学習です。教科書に載っている数え歌は、このように書かれています。「いちじく にんじん さんしょに しいたけ ごぼうに むかごに ななくさ はつたけ きゅうりに とうがん」・・・1は「いちじく」、2は「にんじん」というように、数字の読みと語頭が一致する名前の食材や植物などが順番に歌い込まれています。手毬歌や羽ね突き歌としても親しまれてきた、日本のわらべ歌の一つです。 しかし、現代の子ども達にとっては知らない名前が多いようです。「はつたけ(初茸)」はきのこの一種です。「むかご」はヤマノイモ科に属する芋の葉の付け根にできる、球状の芽のことです。「さんしょ(山椒)」は和食料理に添えられる木の芽として使われています。 それよりも、「いちじく」を知らない子がいることにびっくりでした。ちょうど今頃、イチジクの実が収穫時期を迎えています。私の住んでいる川島町は、イチジクを栽培している農家がたくさんあります。(町の特産品として栽培しています)JAの直売所には、濃赤色に熟したイチジクが出回っています。イチジクをジャムとして味わったことがある子は何人かいるようですが、直接実を食べたことがある子は少ないようです。独特の甘味と香りがあります。 担任の先生が、電子黒板に検索して出したイチジクの写真を映し出して見せていました。便利な時代です。(写真中) 4年2組で、「わたしたちの校歌」という資料を使った道徳の授業が行われていました。「よりよい学校生活」について考えさせる学習です。さらに、学校のよいところを見つけていくことで、学校生活を楽しくしようとする心情を育てていきます。 授業では、自分たちの校歌にどんな思いが込められているのかを考え、話し合う活動を中心に進めていきます。授業の途中でしたが、本校にとって校歌は特に重要な位置を占めていることもあり、私が話をさせてもらいました。 旭町小の校歌を作詞したのは、まど みちお さんです。4年生の子ども達も、そのことはよく知っていました。過去の周年記念誌を見ると、学校ができた当初はまだ校歌がなく、開校して5年後に作られたことが記されています。当時の父母たちが廃品回収をして費用を捻出したそうです。当時のPTAの原点となる方々が尽力された様子が伝わってきます。 作詞は、有名な詩人であった まど みちお さんに依頼しました。まどさんは、実際にこの旭町小を訪れています。当時の子ども達の元気な様子や、遠くに見える山々の景色など、印象に残った様子が、見事に校歌にちりばめられています。 校歌ができた歴史を知ることで、子ども達の旭町小を誇りに思う気持ち、そして学校が大好きと思える気持ちが高まったことでしょう。(写真下) 10月4日の給食マーボーなす 中華風コーンスープ 冷凍パイン 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、人気の「冷凍パイン」です。学校の給食室には、食品を保存しておくための冷凍庫がありません。そのため、冷たい状態でおいしく食べられるように、業者さんにお願いして給食の少し前の時間に持ってきてもらいました。冷たいデザートが楽しめます。 クイズです。パイナップルは、あるものに似ていることからこの名前がつきました。そのあるものとは何でしょうか? (1) 松ぼっくり (2) はりねずみ (3) たわし 答えは、(1)の松ぼっくりです。見た目が松ぼっくりに似ているので、英語で松という意味の「パイン」、さらに果物の「アップル」を組み合わせて「パイナップル」になりました。 カイコの繭の糸とり(3年生)この糸とりで使う繭は、学校で卵から孵化し、児童がそれぞれ小さい幼虫の頃から世話をしてできた物を用いています。 容器に熱いお湯を入れ、繭が少し柔らかくなってから歯ブラシで糸の先を探して引っかけ、自作の糸巻き機に巻きつけていきました。糸を一本だけとることが難しく、絡まっていたり、切れてしまったりして苦戦した様子も見られましたが、細い糸が切れていないかを確認しながら夢中で取り組んでいました。 10月3日(木)主人公の「ぼく」には、北山という友達がいます。北山は何事にも積極的な「ぼく」とは対照的で、クラスでも目立つことがありません。全くタイプの違う2人でありながら、気が合い、いつもいっしょに過ごしていました。ある朝、コスモスを上手に生けた北山に対して、クラスメイトの関心が集まります。「ぼく」は、普段注目されることのない北山がみんなの関心を引いている様子に、釈然としない思いを抱いてしまいます。昼休みになっても北山の周りには人が集まっていたその時、「ぼく」の耳に北山を悪く言う声が聞こえてきました。先ほどの思いとは裏腹に、「ぼく」は思わず「やめろよ−。」と声を出したのでした。・・・ 6年生は、1年生の時から道徳の時間に、何度となく「友情・信頼」について考えてきたはずです。しかし、今回の内容は、またちょっと違った要素が含まれています。授業の中で、子ども達から「嫉妬(しっと)」や「妬み(ねたみ)」という言葉が聞こえてきました。仲の良い友達には、それなりの力関係があるものですが、そのバランスが崩れた時に芽生える感情です。そのようなことを経験している子は、6年生であれば多いのではないかなと思います。(私は、同じ6年生〜中1の頃、友達への嫉妬心を抱いた経験があります。) しかし、それでありながら主人公の「ぼく」は、なぜ周りの子に「やめろよ−」と言えたのでしょうか? この資料を「友情」として扱うか、それとも「信頼」として扱うかによって、少し違いが出てくるように思います。(写真上) 4年生は、理科の時間に「自然のなかの水のすがた」という学習をしています。この単元では、初めに「水のゆくえ」について学んでいます。校庭に雨が降ってできた水たまりは、しばらくするとなくなっています。土にしみ込んだと考える子もいれば、空気中に蒸発したと考える子もいます。そこで、ビーカーに水を入れ、ラップで蓋をする場合と蓋をしない場合とで実験をします。数日後、蓋をしない方のビーカーの水が減っていることに気がつきます。また、蓋をした方のビーカーには、ラップの内側に水滴がついていることにも気づきます。 水が蒸発する(水が空気中に出ていく)ということは、日常生活の中で経験が多いことでしょう。しかし、目に見えない現象であるだけに、科学的にとらえられていなかった子どもも多いはずです。 1組では、今までの学習の逆…つまり、「蒸発した水が、また目に見える姿(水)に戻るのだろうか」ということについて実験で確かめていました。先生が、冷蔵庫に入れておいた空のビーカーを子ども達に渡して、その様子を観察させていました。ビーカーの周りは白く曇っていて、指で触ると水滴がつきます。(写真中) 日常生活の中で、同様の経験のある子は多いことでしょう。冷蔵庫から出した冷たい飲み物の周りに水滴がつく、あるいは寒い日の朝、窓ガラスの外側に水滴がつくといった現象です。目に見えない姿に変わった水を「水蒸気」と言うのに対して、目に見える水に戻ることを「結露」と言います。この名称についても指導することになっています。 1年2組の教室で、昨日の生活科見学で抱っこしたモルモットについてカードにまとめていました。1年生の国語の教科書に、「しらせたいな、見せたいな」という学習があります。自ら経験したことから書くことを見つけて、五感をはたらかせながら観察したことを文章に書き表わす学習単元です。動物とのふれあいは、生活科の学習として行いましたが、国語の学習としてもジャストタイミングな教材になりました。 モルモットの名前や体の色、さわった感じ、口や目の様子、手足の様子など、昨日抱っこしたことを思い出しながら言葉にしていきました。そして、もちろんモルモットの絵も描きました。旭町小の1年生の膝の上に乗ったモルモットは、全部で10匹いました。色や模様がそれぞれ違っていました。1匹ずつちゃんと名前がつけられていて、「夜月(よづき)」や「ちょこん」など、ユニークなものもありました。 こども動物園では、他にもたくさんのモルモットを飼育しています。その全てに名前がついていて、係の人たちは全部のモルモットの名前と顔を覚えているそうです。きっと、名前を考えてあげるのも大変なはずです。(写真下) 10月3日の給食サバのトウバンジャン焼き すき昆布の煮物 せんべい汁 牛乳 一口メモ 今日の汁物は「せんべい汁」です。せんべい汁は、青森県の郷土料理の一つです。せんべい汁用の「かやきせん」と呼ばれるせんべいを使って作ります。そのままだと大きいので、給食室でひと口大にに割っています。割る時には、「パリンパリン」という気持ちのよい音がします。だし汁がたっぷりとしみ込んだせんべいは、もちもちとした食感で、とてもおいしい汁物になります。 昔、青森県では、冷夏などでお米がとれない年があり、その対策として小麦を栽培してきました。そのため、「せんべい汁」や「ひっつみ」など、小麦粉を使った料理が家庭料理として受け継がれ、郷土料理となりました。 5年生「ものづくり体験教室」実際に石を削って作った印鑑は、一人一人の作品に味があり、すてきな仕上がりになりました。今後の図工作品等にも印鑑を押し、活用していきます。 子供たちのものづくりに対する関心が高まり、作り出すことの喜びを体験することができました。 10月2日(水)出発前に、生活科の学習として「道路の歩き方や電車の乗り方」、「動物とのふれあい」、「自分の荷物の管理」、「友達と仲良く過ごすこと」などの目的があることを伝えました。また、「最後までわがままを言わずにがんばろう」という話もしました。「疲れた」、「暑い」、「のどが渇いた」、「お腹が空いた」など、校外学習の時にはつきものの言葉ですが、弱音をはかずに最後までがんばるように励まして出発しました。 「こども動物園」は、下板橋の駅から歩いて20分ほどのところにあります。入場料がいらないうえに、子どもが遊べる公園が隣接しているため、近くの保育園の子どもや家族連れでいつも賑わっている場所です。 最初に、動物園の係の方から、仲よく動物と触れ合う方法を教えてもらいました。その後、学年を3つのグループに分けて、3か所をローテーションしながら見学・体験をしていきました。 放牧広場では、ヤギやヒツジが自由に歩き回っています。後ろや横からそっと近づき、頭や背中をなでながら感触を確かめました。大声を出したり走り回ったりしなければ、動物たちはとても穏やかです。最初は自分よりも大きなヒツジやヤギに、少し驚いていた様子でした。しかし、そっと手を伸ばしているうちに慣れてきたのか、平気で触ることができるようになりました。(写真上) モルモットのふれあい広場では、全員が膝の上に乗せてもらい、感触を確かめることができました。とてもおとなしいモルモット達で、膝の上に乗ってもみんなじっとしていました。1年生の子ども達は、体を触ったり頭をなでたりしながら、モルモットの温もりを感じ取っていきました。ペットとして飼ってみたくなった子がたくさんいたようです。こんなにかわいらしくておとなしい子が、ペットとしていつも身近にいたら…膝の上に乗せてもらったら、大人でも誰もがそう思うことでしょう。(写真中) クラス写真を撮ってから、みんなでお弁当を食べました。その後の自由時間には、公園にあるいろいろな遊具で楽しく遊びました。暑い中でも元気いっぱいの1年生でした。(写真下) 電車の乗り降りや道路の安全な歩行も含めて、生活科見学としてたくさんのことが学べた一日になりました。きっと、たくさん疲れてたくさんのどが渇いたはずです。入学してちょうど半年が経ちますが、がまん強さとたくましさが身についてきたことも感じられた生活科見学になりました。 |
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