9月19日(木)題名の「やまなし」は、実際にある落葉樹の木の実です。担任の先生が、実際の「やまなし」の写真を見せて、イメージをもたせていました。果物の梨を想像してしまいがちですが、ここで登場している「やまなし」は、賢治が住んでいた東北地方に自生している「イワテヤマナシ」のことです。梨よりもかなり小さな木の実ですが、香りはとてもよいそうです。 ところで、物語の冒頭に「小さな谷川の底を写した、二枚の青い幻灯です。」という言葉が書かれていて、その後から5月と12月の場面が始まっています。登場するのは、カニの兄弟とその父親、クラムボン、魚、カワセミ、そしてやまなしです。 昨年までの教科書では、どのページにも抽象的な挿絵しか出てきませんでした。(多分、最初に教科書に載った当初から、同じ挿絵が続いていたと思います。)青や青緑色の中に、光の線や泡のようなものが描かれたのみの挿絵だったのです。それに対して今年の教科書は、かなり具体的な挿絵に様変わりしました。カニの兄弟や魚、そして最後の場面にはカニの父親が描かれています。さらに、水面に飛び込んだ「やまなし」も…。これでだいぶ子ども達が物語に対して抱くイメージが変わったことでしょう。しかし、「クラムボンとは何か?」という疑問は相変わらず残ったようです。 2年1組の教室では、「お月さまとコロ」という資料を使った道徳の授業がありました。「うそをついたりごまかしたりしないで、素直に伸び伸びと生活すること」について考える「正直、誠実」に関する内容の授業でした。 コオロギのコロは、自分の思い通りにならないとすぐに怒ったり文句を言ったりします。友達がいなくなり、ついに友達はギロだけになりました。そのギロにも文句を言ってしまい、「もうきみとは遊ばない。」と言われてしまいました。謝ろうか悩んでいたコロに、「きみの顔を、草のつゆの玉で見てごらん。」とお月様が話しかけました。暗く沈んだ自分の顔を見て、コロは謝ろうと決心したのでした。・・・「コロは、なかなか謝ることができません。」と先生が読んだところで、思わず「オレのことだ」とつぶやいた子がいました。子ども達の中にも、素直に謝ることができなかった経験はたくさんあることでしょう。 では、どうしてコロは謝ろうと決心したのでしょう? それは、お月様の助言で、「素直に謝ること=明るい気持ち」ということに気がついたからです。自分が悪いことをして謝った経験がある子もたくさんいるはずです。その時の気持ちを聞けば、謝って気持ちが晴れ晴れとしたと答えることでしょう。(写真中) 3年生は、国語の時間に「ローマ字」の学習をしています。日常生活の中で目にするローマ字に着目させ、ローマ字で書かれた簡単な言葉を読んだり書いたりする力を身に付けていく単元です。ローマ字は日本語であることや、平仮名と同じようにアルファベットの組み合わせで一つの音を表すことなどを学んでいきます。また、書き方のきまりを知り、そのきまりを使って書く力も身に付けさせていきます。さらに、ICTを使ったローマ字入力の仕方にも取り組みます。 3年生は、「ローマ字スキル」というワークブックを購入し、少しずつローマ字の書き方の練習を進めています。このワークブックには、「キーボード下敷き」が付録としてついてきています。ローマ字入力表とキーボードが見やすく載せてある下敷きです。さらにキーボードは指づかいで色分けしてあるので、タイピングの練習に役立つようになっています。 ローマ字の学習が一通り終わったら、タブレットを使ってローマ字入力にチャレンジさせていきます。(写真下) 9月19日の給食山賊焼き 野沢菜炒め 粕汁 牛乳 一口メモ 今日の給食は、「長野県の郷土料理」の献立です。 「山賊焼き」となっているのに、鶏のから揚げだったのでびっくりしている人もいることでしょう。「山賊焼き」とは、長野県の郷土料理の一つです。鶏の一枚肉をタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げた料理です。 名前の由来は諸説あるようですが、山賊は物を「とりあげる」から「鶏を揚げる」料理として、「山賊焼き」と呼ぶようになりました。 一方、「野沢菜炒め」は、野沢菜漬けを炒めた料理です。野沢菜は、長野県で多く作られていて、大きくなると1mほどに成長する野菜です。11月頃に収穫して、おもに漬け物に加工されています。ご飯によく合う副菜になっています。 9月18日(水)秋の味覚のさんまの時期になっていますが、今年もここ数年並みの不漁の予測が出ています。8月にさんま漁が始まり、一時期はたくさん獲れそうな勢いでした。そのニュースを聞いて、今年こそはと久し振りに新さんまを買い求めに行ったのは、8月下旬の頃でした。しかし、今年も海水温の上昇の影響で、近海にやって来るさんまは依然少ないようです。かつてはあんなに安くておいしい「大衆魚」であったのに…普通に食卓に戻る日は遠いまま、本格的な食欲の秋を迎えることになります。 今日の授業では、その次の内容となる「つくり、育てる漁業」について学習していました。養殖業やさいばい漁業についての学習です。資料集には、鹿児島県垂水市のカンパチの養殖の様子が載っています。また、全国で養殖業が盛んな地域や、どのような水産物が養殖されているのかが分かる資料が示されています。(写真上) 最近は、テレビでも様々な養殖業の様子が報道されています。マグロの養殖に成功したというニュースや、海のない県で養殖が行われていることなど、技術の向上が盛んに言われています。さぞかし昔に比べて養殖業はかなり伸びてきたのだろうと思っていました。・・・資料集のグラフを見てびっくりです。日本の養殖業は、生産量で見ると1990年を境に減少してきています。生産者の減少や、輸入が増えたことが主な原因のようです。私は肉よりも魚派なので、これからの食料生産がますます心配になってきました。 3,4校時に、3年生に「農家の仕事出前授業」がありました。3年生は、社会科の時間に「キャベツ農家の仕事」の学習をしています。それに合わせて、JAの職員の方とともに、田柄2丁目で農業をされている吉田さんに授業をしていただきました。昨年度2年生の時に、子ども達は生活科見学で芋掘りに行っています。その時の場所が吉田さんの畑で、芋の掘り方を指導していただきました。1年前のことでしたが、多くの子はちゃんと覚えていたようです。 最初に、様々な野菜の種について教えてもらいました。吉田さんの畑では、年間に25種類くらいの野菜を作っているそうです。その中から20種類の種の標本を見せてもらいました。どれも小さな種ばかりでした。キャベツの種もとても小さく、2〜3mmほどの大きさでした。そのままでは小さくてまきにくいので、カルシウムでコーティングして大きい粒にしたものを利用するそうです。全員に実物を触らせながら説明をしていただきました。(写真中) 練馬区は、23区の中でも畑の面積が一番広いことで有名です。光が丘公園3個分の面積があるそうです。そして、キャベツや枝豆、ブロッコリー、大根など、多くの野菜を栽培しています。野菜は全国各地から送られてきますが、都市農業としての利点を生かして栽培と販売に力を入れているそうです。新鮮でおいしい野菜を、すぐに消費者に届けられるのが都市農業です。 吉田さんの畑でとれた野菜は、年間を通じて旭町小の給食用食材として届けられています。大根やにんじん、キャベツなど、いつもおいしくいただいています。たくさんのたい肥を使っている吉田さんの畑から採れる野菜は、格別なおいしさが特徴です。 4校時と5校時に、1年生の各教室でタブレットを使った授業が行われていました。カフート(Kahoot!)というクイズ大会を開くことができるアプリケーションを使って、クラスのみんなで楽しくタブレットを利用していました。 クラス全体を3つのチームに分けて、個々の解答が得点になる団体戦で行いました。クイズは、4択問題になっていて、早く答えるほどポイントが多く入ります。算数で「10より大きいかず」を学習しているので、それに合わせた問題に挑戦しました。 全ての問題を終えると、ベスト3の表彰イベントもあり、大いに盛り上がりました。テレビのクイズ番組を教室で行っているようなアプリで、子ども達は大喜びでした。(写真下) 3年社会科「農家の仕事」出前授業吉田さんのお話を中心に農家の仕事について理解を深めるとともに、岩井さんからは練馬区全体の農業についてお話をしていただきました。20種類の作物の種の実物を見せていただき、さらに農業で扱う種の工夫についても教えていただきました。小さな種をまくのは大変なので、種をカルシウムで覆って大きさを均一にしていることや、種がカビや病気に負けないように消毒をしてあるということを知りました。 また、練馬区で最もたくさん収穫されている作物はキャベツで、23区内では一番多いのだそうです。果物では、なんと全国で一番ブルーベリーを生産しているのは練馬区なのだそうです。 お話を聞いた後は、これまでの学習を振り返って知りたかったことを質問させていただきました。たくさんの手が挙がり、意欲的に学習する子ども達の姿が見られました。 9月18日の給食サーモンチャウダー キャロットドレッシングサラダ 牛乳 一口メモ チャウダーと言うと、ハマグリやアサリなどが入ったクラムチャウダーが有名です。今日の給食では、鮭の角切りを入れた「サーモンチャウダー」を献立にしました。 チャウダーという名前は、フランス語の「大鍋」や「煮込む」という言葉からきているそうです。しかし、チャウダーは、アメリカを代表する料理の一つとなっています。 アメリカでは、地域によって味付けが異なります。日本でよく知られている白いクリームスープ仕立てなのがニューイングランド風です。そして、トマトを加えた赤いスープがマンハッタン風、魚介の澄んだスープで作られるロードアイランド風です。それぞれの地域独特のチャウダーが作られています。 9月17日(火)運動会の歌の出だしは、「輝く秋の陽〜 希望に満ちて〜♪」で始まります。そして、途中で伴奏が止まり、「走れ! 投げろ! 引け!」というかけ声が入ります。それに合わせて子ども達は、体を使って「走る・投げる・引く」の動作をします。2番の同じ部分は、「燃えろ! 伸ばせ! 跳べ!」です。歌に夢中になっていると動作を忘れてしまい、動作に集中していると歌がおろそかになってしまい…何度も歌いながら練習していきました。(写真上) ところで、2番の出だしは、「旭町の丘に〜 笑顔あふれて〜♪」で始まります。ということは・・・この歌は、旭町小オリジナルの「運動会の歌」なのです。この歌は、私が担任として旭町小にいた時に誕生しました。当時の音楽専科の先生が作詞作曲して作った歌です。今から20年ほど前なので、もしかしたら本校出身の保護者の中で、この歌を知っている方がいらっしゃるかもしれません。 1年生の教室では、他にも「ゴーゴーゴー」と「つばさをください」の歌も練習していました。「ゴーゴーゴー」は、応援合戦の時の歌です。赤白に分かれて掛け合いで歌うことにより、大いに盛り上がります。「つばさをください」は、11月の音楽会の全校合唱曲です。低学年には少し難しいかもしれませんが、全校ですてきなハーモニーをめざしていきます。 5年生は、国語の時間に「新聞を読もう」という学習をしています。新聞の構成や特徴を理解するとともに、要旨や論の進め方などについて考えていく単元です。また、複数の記事を比較して読み、必要な情報を見つけたり、内容や書かれ方の違いについて考えていきます。 新聞の「比較」によって、より深い学びにすることができます。1組では、同じ話題の記事が載った「全国紙」と「地方紙」とを比較して、共通点や相違点を見つけていきました。教科書では、東京オリンピックで金メダルに輝いた柔道の阿部 一二三と阿部 詩 兄妹に関する記事を比較して扱っています。全国紙のリード文では「日本勢全体の活躍」について、一方の神戸で発行されている地方紙では「阿部兄妹が神戸出身であること」が書かれています。続いて全国紙の本文では、兄妹の金メダル獲得が強調して書かれています。それに対して地方紙は、2人の神戸での日々の様子や、神戸出身で競技の創始者である人物が強調されています。地方紙では、地元の人に関心を持ってもらいたいという意図がうかがえます。(写真中) 昨年までの教科書では、陸上の桐生選手が100mの日本新記録を出した時の新聞記事を例にしていました。教科書の改訂により、柔道の阿部兄妹が東京五輪で共に金メダルを獲った内容になりました。今後はパリオリンピックを受けて、また違う新聞記事が採用されることになるかもしれません。 3校時に、4年1組の授業観察に行きました。今週から10月上旬にかけて、先生方の授業を1時間ずつ管理職で見に行く授業観察を実施します。教員の指導力向上に向けて、毎学期1回ずつ実施しています。 「つまらなかった」という道徳の資料を使った、「相互理解、寛容」に関する授業でした。何気ない言葉を巡ってすれ違う2人の姿を通して、互いに分かり合うために大切なことを考えさせていきました。 公園で遊ぶ約束から、ちょっとした受けとめ方の違いや思い違い、説明不足な言葉によって、友達同士の関係が悪くなっていくという資料です。子ども達の普段の生活の中にも、たくさん似たようなことがありそうです。(写真下) 教科書には、「情報と向き合う」というコラムとして、インターネット上のやり取りの例が載っています。4人のラインでの会話画面が載っていて、最後のDさんのラインには、「Cちゃんの話、いつも楽しくない」と書かれています。この「楽しくない」が語尾が上がるのか下がるのかで、他の3人の気持ちが大きく変わります。話し言葉同様に、SNSでの言葉(書き込み)にも十分な配慮が必要です。…こういう内容が、今は道徳の授業として扱われるようになりました。 9月17日の給食サワラの西京焼き みぞれ汁 お月見団子 牛乳 一口メモ 今日、9月17日は、一年のうちで最も月がきれいに見える「十五夜」です。昔から十五夜には、満月に見立てた月見団子や収穫した農作物、すすきなどをお供えし、秋の実りに感謝しながらお月見をする風習があります。 今日の給食は、そのお月見にちなんだ献立です。十五夜の時期に収穫を迎える里芋をお供えすることから、十五夜は「芋名月」とも呼ばれています。そこで、ご飯に里芋や野菜を混ぜ込んだ「里芋ご飯」を作りました。 また、「月見団子」は、白玉団子に甘辛いタレのみたらしをかけています。(よく噛んで食べるように指導しています。) 自然の恵みに感謝したり、自然の美しさを大切にする心を受け継いだりしてほしいと思います。 9月14日(土)前回の学校公開は、6月にありました。3か月ぶりの授業の様子はいかがだったでしょうか? 1年生の教室では、「かたかなを みつけよう」という国語の学習が行われていました。片仮名を読んだり書いたりするとともに、片仮名の長音や拗音、促音などの表記についても理解し、使えるようにしていく単元です。本校では、1学期の後半から少しずつ片仮名の学習を先行して実施してきました。ですから、教科書に出てきた文章を、すぐにスラスラと読み進めることができたようです。 公開日では、学習内容の他にも様々な視点で授業を参観されたことでしょう。手の挙がり方だけでなく、先生の指示ですぐに取り組んでいるかということや話の聞き方など・・・きっと、自分のお子さんの様子を気にかけてご覧になっていたことでしょう。 また、教員の指導について、関心をもって参観された方々も多かったのではないでしょうか。子ども達が課題に取り組んでいる時は、教室内を歩き回る「机間指導」をします。個別に支援をしたり、机をまっすぐにそろえたりしながら、時々全体にも目を向けています。(写真上) 4年生は、総合の学習の時間に「考えよう、わたしたちの町のユニバーサルデザイン」という学習をしています。ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、文化の違い、障害の有無にかかわらずに、誰にとってもわかりやすく、使いやすい設計のことを言います。普段何気なく目にする物や、街中のさまざまな機能などに、ユニバーサルデザインがさりげなく組み込まれています。 今日は、各自が調べたユニバーサルデザインについて、グループ内で情報交換を行いました。今回4年生が調べたのは、ユニバーサルデザインの中でも「ピクトグラム」に相当するものです。ピクトグラムは、人や物を単純化したマークで表わされています。何を表現しているかが一目でわかるデザインになっているので、子どもや国外からの旅行者、高齢者などにも理解しやすいものになっています。また、面白い形などで表されているので、誰にとってもわかりやすいデザインと言えます。 調べてみて、トイレや非常口のピクトグラムなど、学校内でも見られるものがたくさんあることが分かりました。また、ヘルプマークやマタニティマークなど、電車内などで目にとまるピクトグラムの意味を知ることもできました。(写真中) ユニバーサルデザインには、ピクトグラムの他にも駅や交通機関、道路、家庭内で見られるものがたくさんあります。4年生では、今後さらに様々なユニバーサルデザインを調べるとともに、障害理解教育へとつなげていきます。 2校時は、全クラスとも防災の学習を行いました。防災学習として配布された冊子や、防災関係のホームページを使って授業をしていたクラスが多く見られました。各学年の発達段階に合わせて子ども達に指導しました。 3,4年生は、「家族で防災会議 〜地震のそなえノート〜」という冊子を使って授業を行いました。大きな地震が来た時の対応の仕方について、子ども向けに分かりやすく書かれているパンフレットです。 4年生の各教室では、そこに載っているQRコードをタブレットで読み取り、内閣府のホームページを使用して授業が行われていました。「震度6強体験シミュレーション」という、大きな地震が来た時の対処法を疑似体験しながら学ぶロールプレイングゲームになっています。震度6強の地震に対して、「どんな予防対策を取らなくてはいけないか」や「どんな避難行動をとるべきか」を楽しく学ぶことができます。大人がやっても、間違った行動を選択してしまうことが結構あります。ぜひ、各ご家庭でも挑戦してみてください。(写真下) 3校時は、引き渡し訓練を行いました。多くの保護者の方々にご協力いただきました。どうもありがとうございました。 図工「旭町 楽シーサー」(5年生)シーサーは沖縄などにみられる伝説の生き物で、魔よけやお守りの意味を持ちます。シーサーの顔や表情、たてがみやしっぽなどの形、お守りの効果など、自分だけのイメージを膨らませながらつくりました。 できた作品を見ると、どのシーサーもいきいきとした表情で、工夫して楽しくつくることができたことが伝わりました。一か月程度乾燥させ、素焼きし、さらに絵付けをしてから本焼きします。 完成はまだ先となりますが、子供たちはみんな、続きを楽しみにしています。 2学期の総合学習「カイコ大作戦」(3年生)1学期の学習を振り返り、繭の中の様子と成虫の観察から学習を始めました。繭の中で蛹に変態していることを理科で学習していますが、実際に中を開けて見るのは初めての経験です。 6個の繭のうち、しっかり蛹になれていたものもありましたが、成虫の姿のままで命を落としているものもありました。また、他よりも大きめの繭は2頭で一つの繭を作っていたことも分かりました。 真剣な眼差しで、命の活動の結果を受け止めていました。一方で、カイコガの成虫の愛らしい姿には、みんな口々に「かわいい!」「もう一回育てたいなぁ。」と改めて感動している様子でした。今後は、1学期に自分で育てたカイコの繭から糸をとる「糸引き」の作業を行って学習をすすめていきます。 9月13日(金)3年2組の教室では、「どうながのプレッツェル」という絵本の読み聞かせがありました。作者は、「ひとまねこざる(おさるのジョージ)」シリーズでも有名な、ドイツ出身のH.A.レイとマーグレット・レイ夫妻です。日本で翻訳・出版されてから、半世紀近くも経ちます。昔から読み継がれてきた絵本として有名です。 「プレッツェル」は、ダックスフントの犬の名前です。日本でも「ミニチュアダックス」として人気の犬種なのがダックスフントです。・・・5匹生まれた中の一匹でしたが、なぜかプレッツェルだけが世界一胴の長いダックスフントに成長しました。プレッツェルは、ドッグショーで優勝しますが、大好きなグレタはなかなか好意をもってくれません。あの手この手の末、プレッツェルにしかできない方法で、見事にグレタへのプロポーズが成功します。 この絵本には、続編があります。「どうながのプレッツェルと こいぬたち」という絵本で、日本では昨年4月にようやく発刊されました。プレッツェルとグレタの間に5匹の子どもが生まれます。プレッツェルが、立派なおとうさんになろうと奮闘するお話です。ぜひ、続編も読んでみてください。(写真上) 2年生は、音楽の時間に「虫のこえ」の歌を練習しています。「あれまつむしが 鳴いている チンチロチンチロチンチロリン♪」で始まる、誰もがよく知っている「文部省唱歌」です。今のこの時期にうってつけの曲と言えるでしょう。 1番の歌詞には、マツムシの他にスズムシが出てきます。そして、あまり知られていない2番には、コオロギとクツワムシ、ウマオイが出てきます。2番の出だしは、「キリキリキリキリ こおろぎや♪」です。しかし、作曲された当初は、コオロギではなく、キリギリスだったそうです。昔は、コオロギのことをキリギリスと言っていたため、作曲されてしばらくしてからコオロギに書き換えられました。それにしても、コオロギの鳴き声は「キリキリ」というより「リリリリ…」か「コロコロ…」だと思うのですが。 8月の下旬から、夜の虫の声が聞こえるようになりました。しかし、猛暑のためか、秋の虫の声はそれほど聞こえてきません。きっと、虫たちも「おかしいな…」と感じているはずです。昨日の朝、学校に来る途中でショウリョウバッタを捕まえた子が見せてくれました。まだとても小さな体で、虫たちの成長はこれからのようです。でも、音楽室での2年生の子ども達は、元気いっぱいに歌っていました。(写真中) 3年生は、理科の時間に「実ができたよ」という学習をしています。1学期の初めに種をまいて育ててきた植物の様子から、花が咲いた後の実のでき方について調べる学習内容です。 校庭の西側にある畑を使って、ピーマンやオクラ、ダイズ、ヒマワリ、ホウセンカの種をまき、その成長について調べてきました。夏休み中は、畑一面に雑草が生い茂っていましたが、そのような中でもしっかり生育してきたようです。(2学期が始まる前に、用務主事さんからきれいに雑草を刈っていただきました。) 1組の子ども達は、先生が畑から採ってきた赤いピーマンを見てびっくりしていました。「ピーマンは緑色なのに…」と誰もが思うでしょう。普通に売られているピーマンは緑色ですが、これは未熟な状態で収穫をしているためです。収穫せずにさらに完熟させていくと、緑色から黒っぽくなり、ついには真っ赤になります。 他にも、パプリカもピーマンと同じ仲間の野菜です。パプリカには、赤や黄色、オレンジ色など、いろいろな種類があります。どれも最初は緑色をしていて、熟すうちにそれらの色になっていきます。 赤いピーマンは、苦味が少なく甘くなっているのかもしれません。授業では、先生が実を割って、中の様子を子ども達に見せていました。中には、ピーマンの種がしっかりつまっていました。(写真下) 9月13日の給食韓国風肉じゃが 切り干し炒めナムル 梨 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、秋の味覚の「梨」です。梨は、西洋梨や日本梨など、いろいろな種類があります。さらに日本梨は、皮が赤い「赤梨」と皮が青い「青梨」に分けることができます。赤梨には、スーパーでよく見かける「豊水」や「幸水」、「新高」といった品種の梨があります。 クイズです。赤梨を選ぶ時には、どらちの梨を選ぶと良いでしょうか? (1) つるつる (2) ざらざら 答えは、(1)のつるつるした梨です。梨の皮の表面には、ブツブツした点の模様があります。熟すにつれて、その点が薄くつるつるになっていきます。そのため、表面がつるつるした梨の方が甘くておいしい梨と言えます。 音楽朝会運動会の開会式では、この歌を5・6年生の音楽委員会児童による演奏に合わせて全校児童が歌います。使う楽器は、マーチング用の大太鼓・小太鼓・中太鼓・シンバル・トリオタム・キーボード・グロッケンです。 音楽委員会は、6年生7名と5年生7名の計14名で活動しています。1学期の委員会の時間を使って、少しずつ練習してきました。音楽朝会では、最初に音楽委員会児童による演奏を全校児童に聴いてもらいました。体育館の舞台の上で、大勢の児童に見つめられながら14名のみで演奏する児童の顔からは、かなりの緊張感が伝わってきましたが、最後までとても立派に演奏していて感心しました。 その後、この演奏に合わせて全校児童で歌いました。歌に関してはまだ練習し始めたばかりなので、運動会に向けてしっかり歌えるようにしていきます。運動会本番がとても楽しみです。 9月12日(木)この単元は、今年から教科書がリニューアルされたことに伴い、新しく入ってきた学習の一つです。ネット社会、そして子ども達にタブレットが貸与されたことも関係しての学習内容となっています。 2組では、さっそくタブレットでニュースサイトを開き、どのように知りたい情報を得ていくのかを学んでいました。6年生の子ども達に聞いてみると、新聞やテレビがおもなニュース源となっているようです。今後は、インターネットを利用してニュースを得ていくことも一つの方法になっていきます。 まず、ヤフーニュースのトップページを開き、ニュースサイトの読み方・使い方を確認していきました。トップニュースが並んでいますが、その上には分野名のボタンがあります。ヤフーでは、「主要」「経済」「エンタメ」「スポーツ」…のように、ニュースのカテゴリが分かれています。また、検索窓があり、自分で知りたいニュースを調べる機能もあります。(写真上) 新聞と違うニュースサイトの利点は、新しい情報が次々と更新されていき、最新のニュースを知ることができるところにあります。一方、最も信頼性が高いのが、新聞のメリットです。記者が念入りに取材をし、確実なニュースが届けられています。ですから、ニュースサイトの情報は、そのまま鵜呑みにできない場合もあるということを覚えておく必要があります。 5年生は、社会科の時間に「これからの食料生産」という学習に入りました。1学期の後半から、米づくりの農家の様子や水産業についての学習をしてきました。日本の食料生産が抱えている問題を調べることから、食料を安定的に確保する必要性や、これからの食料生産のあり方について考える内容です。 資料集で様々な食料の自給率を調べてみると、日本のほとんどの食品が輸入に頼っていることが分かります。自給率の高い米でさえも、今年の夏の米不足のことを考えると、危機感が生じてきています。冷凍技術や交通の発達により、遠い外国から新鮮なまま食料が輸入できるようになりました。このままでは、これからも日本の食料自給率は下がる一方です。(写真中) 今後は、国内の生産者と消費者の立場から、食料輸入の長所と短所を調べていきます。輸入が増えることにより、我々消費者にとっては安く買える反面、食の安全性の心配が増えます。一方、国内の生産者にとっては、価格の競争の心配が出てきます。5年生にこれからの食料生産について考えさせるのはテーマが大き過ぎますが、日本にとっての重大な課題ととらえさせておくことは必要です。 3年生は、図工の時間に「のこぎりザクザク つないでつけて」という学習をしています。小学校の図工では、様々な刃物を使って作品を作ります。1年生はハサミ、2年生はカッター、そして3年生はのこぎりといったように、発達段階に合わせた新しい道具の使い方を習います。 今日は、3年生の子ども達にとって、初めてのこぎりを扱う授業となりました。のこぎりの各部の名称から、持ち運び方、カバーの外し方、さらには角材の押さえ方、切り方と、一つ一つ確実に指導していきました。 最初の切り口をつけるために、添え木を使っていました。角材に添え木をあてがい、のこぎりがずれないようにして切り始めます。ある程度のこぎりの入る溝ができたら、添え木を外してさらにのこぎりを動かしていきます。(これは、図工の先生の専売特許です)最初はのこぎりの歯を見て怖がっていた子ども達も、慎重に扱いながら自信をもって構えることができるようになリました。(写真下) とは言っても、角材を切るのは一苦労です。なかなかきれいに切れなかったり、切るのに時間がかかったりしていました。しかし、何事も「習うより慣れろ」です。何度ものこぎりを扱いながら、きれいに切るコツがつかめるようになってくるでしょう。 中学校授業体験(6年生)国語では、「味見読書」という活動をしました。2分間で気になる本をパラパラと読みながら、次の本をどんどん読んでいく活動です。最後に、おすすめの本を友達に紹介することができました。 理科では、理科室で発熱反応と吸熱反応の実験を行いました。物質を組み合わせると熱くなったり冷たくなったりすることや、身の回りの製品に使われていることを学びました。 英語では、アニメの主題歌を英語で歌ったり、ビンゴゲームや命令ゲームをしたりして、体を動かしながら学習しました。先生の英語での指示をよく聞いて、活動することができました。 どの教科でもとても楽しく学習しながら、中学校の雰囲気を味わうことができました。中学校進学に向けて、小学校での学習をさらにきちんと進めていきます。 9月12日の給食きのこのキッシュ風 押し麦のスープ 牛乳 一口メモ きのこのキッシュ風は、鶏肉やキャベツ、玉ねぎと、卵と生クリーム、チーズを混ぜてオーブンで焼いて作りました。 キッシュとは、フランスを代表する家庭料理の一つです。パイ生地やタルト生地の中に、炒めた野菜やチーズ、生クリーム、卵を混ぜた具材を入れて、オーブンで20〜30分ほど焼いて作ります。 今日の給食では、パイ生地を使わずに、カップに1人分ずつを入れて作りました。生クリームやチーズを使っているので、いつもの卵料理よりも、よりコクが出てふんわりとした仕上がりになっています。 卒業アルバムの写真撮影(6年生)子ども達は、一生残る卒業アルバムの写真撮影だと緊張感をもって臨んでいました。初めは表情がかたい子ども達が多かったようですが、徐々にほぐれて素敵な笑顔で撮影することができました。 来週は、クラブ活動の写真を撮影します。 9月11日(水)そこで先生が、夏休みにしたことや行った場所の思い出を子ども達に聞いていきました。「花火をしたよ」、「飛行機に乗って広島に行ったよ」、「スカイツリーに行ったよ」…次々と夏の思い出を発表し始めました。「いろいろな思い出があったんだね。では、それを粘土で作ってみましょう!」ということで、子ども達の制作意欲が一気に高まりました。 4人のグループを作り、思い思いに粘土をこね始めていきました。友達同士で自分の思い出を話しながら、どの子もとても楽しそうに作っていました。乗り物や建物、さらにはおいしそうな食べ物まで、粘土で上手に表現していました。(写真上) 粘土遊びは、指の細かな筋肉を使い、手先の運動機能を発達させる効果があります。また、創造性や空間認知能力にもうってつけの知育教材と言えます。さらに、子ども達が友達と伝え合いながら制作している様子を見て、言語能力の発達にも良いということが感じられました。 5年生が、書写(毛筆)の時間に「成長」という作品に取り組んでいました。「筆順と字形の関係」について学ぶ教材でした。 1組では、筆順と筆の入りの関係について、電子黒板に投影した文字で学んでいきました。最初に、それぞれの文字の1画目と2画目に着目させました。毛筆で書く場合は、筆の入り(筆の穂先が10時方向に半紙に置かれた形)がはっきりと残ります。1画目を書いた後、2画目の穂先は、1画目の中から入るように書きます。つまり、2画目の筆の入りは文字に残りません。(写真中) そこで問題になるのが、正しい書き順で書いていないと、筆の入りの跡に残ってしまうということです。では、「成」の字の正しい書き順はどうなるでしょうか。正解は、左はらいの縦画が最初です。では、「長」の字はどうでしょうか? こちらも縦画が1画目になります。(縦画の後、横画が4回続くのが正しい「長」の書き順です。)ですから、どちらの文字も、1画目と2画目が交わる部分の筆が入った跡を見れば、正しい書き順かどうかがすぐに分かります。 5校時に、図工室で1年生の子ども達が積み木遊びをしていました。正しくは、「積み木」ではなく、6年生が工作でこれから使う材料の「木片」です。木片を組み合わせて、来週以降6年生が作品づくりに取り組むようです。様々な形の木片がたくさんあるので、使う前に低学年の子ども達に積み木遊びとして利用してはどうかと、図工専科の先生が準備してくれました。 さすがは1年生の子ども達です。四角い木片や円柱形のもの、穴の開いた木片を使い、すぐにいろいろな世界を作り始めていきました。友達と一緒に作品を作ったり、タワーを作って高さ比べをしたりする姿も見られました。全て木製なので、木の感触と香りがとても心地よく感じられました。(写真下) 粘土遊びと同様に、積み木も子どもの知育に欠かせない遊びです。空間認知能力を刺激し、その後のボール運動や地図の読み方にも良い影響があるとされています。また、図形やグラフの読み取りなどの学習面にもかかわってくるそうです。きっと子ども達は、幼稚園や保育園、あるいはその前から積み木で遊んだ経験が多いことでしょう。 9月11日の給食献立名 ご飯 鮭の塩焼き 小松菜と豚肉のごま炒め うち豆汁 牛乳 一口メモ 味噌について・・・味噌は、昔から食べられている伝統的な食品です。日本各地には、多種多様な味噌があります。 味噌の原料は、大豆と麹と塩です。使う麹の種類によって、「米味噌」、「豆味噌」、「麦味噌」の3種類に大きく分けられます。他にも、味噌の味によって「辛口」と「甘口」、色によって「赤」、「白」、「淡色」などに分けられます。 各ご家庭では、どのような味噌を使っているでしょうか? 給食では、今日のような味噌汁には、「米味噌」の「赤味噌」や「白味噌」を使っています。昔は、家庭で味噌を作ることが一般的でした。自分の家で作る味噌が一番おいしいと自慢し合ったことから、自分で自分のことを自慢するという意味の「手前味噌」という言葉が生まれました。 9月10日(火)単元の前半では、20までの数を正しく数えたり、数直線(低学年では「かずのせん」という言い方)を使った大小関係や系列を学んでいきます。そして、単元の終わりには、さらに大きな数(40くらいまで)について数えられるようにしていきます。1学期までは、2や5のまとまりで数えていましたが、大きな数になると10のまとまりを作ると便利であることが分かってきます。 2組では、夏休み中に家庭で採ることができたアサガオの種を使い、実際に数を数えてみることにしました。夏休み中に、次々とアサガオの種が採れたようです。ビニール袋にたくさんの種が入っていました。机の上に慎重にアサガオの種を広げ、10粒ずつのまとまりを作って数えていきました。40個をはるかに超えて、70〜80個以上もあった子がいました。校庭の端に集まったアサガオは、まだ毎日咲き続けているので、もうすぐしたら100個を超える子が出てくるかもしれません。(写真上) 1,2校時に、体育館で4年生への出前授業「水道キャラバン」がありました。「水道キャラバン」は、東京都水道局による出前授業で、都内の多くの学校で行われています。水道に対する理解や関心を高めるとともに、水源地の様子や浄水場の仕組みなどを、映像や実験を通して楽しく教えてもらえます。 旭町小では、毎年水道キャラバンの授業を4年生が受けています。今年は、体育館で2クラス合同で実施しました。昨年までは、コロナ禍の対応として、視聴覚室で演示実験を見る形で授業が行われていました。今年から、以前のように子ども達も実際に実験をする授業形態になりました。また、ワークシートを使って考えをまとめたり、タブレットを使って解答する場面もあったりと、バージョンアップした水道キャラバンになっていました。 メインとなったのは、高度浄水処理をビーカー内で再現する実験です。まず、ビーカー内の水に汚れの素となる粉を溶かします。そこに「凝集剤」を入れてよくかき混ぜます。しばらくすると、あら不思議…汚れが塵くずのようにかたまり、沈殿していきます。さらに、砂利の層で上澄みをろ過するところまで実験しています。(実際の浄水場では、さらに塩素を加えるなど殺菌して水道水にしています。) この凝集剤は、日本の水道技術におけるすばらしい発明の一つです。昔、東京の水はとてもまずいと言われていた頃がありました。しかし、この高度浄水処理ができるようになったおかげで、おいしい水に様変わりしました。4年生の社会科の1学期の内容でしたが、子ども達は改めて水道水に興味関心を深めることができたようです。(写真中) 6年生は、算数の時間に「拡大図と縮図」の学習をしています。拡大図や縮図の意味や性質を理解し、実際に図をかく学習をしてきました。そして、単元の最後に「縮図の利用」という学習があります。今日は、少人数指導に分かれたコースごとに、縮図をかいて実際の長さを求める問題に取り組んでいました。 直接測ることが難しい長さでも、縮図をかいて計算で求めることができます。例えば、渡ることができない川幅は、対岸のある点を頂点とした直角三角形を用いて考えます。これは、三角測量の基本になる考え方です。地球を測ろうと考えた天文学者や数学者、あるいは遠く離れた恒星の距離を計算しようとした古代ギリシアの哲学者にまでつながる考え方です。 算数は、日常の生活に結びつくところに面白さがあります。今日の問題を「面白い!」と感じることができたでしょうか?(写真下) |
|