3年から1年生におすすめの本を紹介しよう(3年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 11月26日(火)、12月3日(火)、4日(水)の3日間をかけて、朝読書や朝学習の時間に1年生におすすめの本の紹介を行いました。3年生の子ども達が決めた本選びのテーマは、「わくわくする本」「想像することが楽しい本」「勉強になる本」など様々でした。 3年生としては、1年生を前に話すことにドキドキしていましたが、自分が巣立った懐かしい教室を訪れることを楽しみにしていたようでした。1年生に選んだ本の魅力を分かりやすく伝えられるように、タブレットのスライドを使って発表の資料を用意しました。タブレットの操作やローマ字入力をすることも学習の一つです。どの子も意欲的に工夫を考えていました。ノートやメモを見ないで発表することにも挑戦しました。 今後も1年生と3年生の交流が深まるとともに、さらに読書への興味が深まるようにも期待しています。 12月4日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() しかし、子ども達のために、練馬大根の見本を届けてもらうことができました。さっそく栄養士さんに、給食室前に展示してもらいました。登校してきた子ども達が、テーブルの上に並んでいる練馬大根を興味津々で見入っていました。(写真上) 写真には、2本の練馬大根が写っています。左側は引っこ抜き大会で収穫されたもので、右側は田柄の吉田さんの畑で収穫された練馬大根です。吉田さんは有機栽培農家で、学校給食用に野菜をよく納品していただいています。9月には3年生にキャベツの授業をしていただき、10月には2年生が畑に行って芋掘りでお世話になっています。さすが、吉田さんの畑でとれた練馬大根は立派です。真っ白で細長く、1m以上もあります。 練馬大根は、長さとその形状から引き抜くのが大変であると言われています。それだけに毎年区内の畑を使って引っこ抜き大会が催されているわけです。「大根足」という言葉がありますが、もともとは「練馬大根のように白くてスラッとした足」という意味で、ほめ言葉として使われていたそうです。 今日は、さらに吉田さんから青首大根の見本もいただきました。現在は、練馬大根と比べられるように並べて展示しています。青首大根は、よくスーパーで売られている普通の大根です。練馬大根と並べてみると、太さと長さの違いが一目瞭然であることが分かります。それにしても、青首大根もとても立派です。さすが、吉田さんの畑の野菜です。 2校時に、1年2組で教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みです。教育アドバイザーとして、前校長の道山先生にお越しいただき、道徳の授業への指導・助言をいただきました。 授業は、「はしのうえのおおかみ」という資料を使った「親切・思いやり」について考えさせる内容でした。主人公のおおかみが、ウサギやキツネなどの自分より弱い立場の動物たちに意地悪をして楽しんでいるところからお話が始まります。そんなおおかみが、自分より大きなクマに親切にされたことで、心を入れ替えて他の動物たちに優しく接するようになります。親切にすることの大切さや気持ちよさに気付いていくという内容になっています。 資料提示は、先生が手作りしたペープサートで行っていました。黒板に大きな橋がかかり、その上でいろいろな動物たちの会話が始まりました。子ども達はお話にしっかり入り込み、聞き入っていました。低学年の子ども達には、とても有効な手段です。(写真中) 「人に親切にすると、とてもいい気持になる」ということは、1年生の子ども達にも日常的に経験としてあるものです。「人は、親切にしてもらうと優しくなれる」という言葉があります。まずはいろいろな人とかかわり、親切にしてもらったことにきちんと気づかせることが重要です。 今日は、会議があるために、5校時にクラブ活動を行いました。科学クラブは、いつも理科室で活動をしています。今日は、「べっこう飴づくり」の実験をしていました。用意したものは、コーヒーなどに入れるスティックシュガー(グラニュー糖)です。 おたまにスティックシュガーと水を入れ、砂糖水を作ります。それをカセットコンロの火にかけ、割りばしでかき混ぜていきます。次第に砂糖水に粘り気が出てき始め、さらに煮詰めていくとうっすらと黄色みを帯び始めます。タイミングを見て火からおろし、クッキングシートに移し替え、爪楊枝を差し入れます。しばらくして、冷えて固まったら出来上がりです。 べっこう飴は、加熱による砂糖の化学反応をうまく利用したお菓子です。砂糖に水を加えてから加熱溶解した後、さらに煮詰めていくと、温度が上昇するにつれて砂糖の状態に変化が表れてきます。165度でべっこう飴の状態になりますが、さらに温度を上げていくとカラメルソースになり、プリンなどのシロップに使われます。おたまの中で砂糖水が変化していく様子を、子ども達は不思議そうに見ていました。(写真下) 私が担任をしていた時は、毎年科学クラブの担当でした。このべっこう飴が作りたくて科学クラブに入って来る子がたくさんいました。当時はカセットコンロがなかったため、アルコールランプを使っていました。出来上がったべっこう飴は、アルミカップ(蒸しパンなどを作る時に使うもの)に流し込み、持ち帰らせていました。 べっこう飴は、家庭でも手軽に作ることができます。ただし、火を使い、さらに触るとやけどをする危険があるため、子どもだけでは絶対に作らないようにさせてください。 12月4日の給食![]() ![]() サバの文化干し焼き 野菜の和風ごま炒め さつま汁 牛乳 一口メモ 給食がある日は、給食室からいろいろな匂いがしてきます。にんにくを炒める匂いや、出汁の匂い、揚げ物の匂い、カレーの匂い、魚を焼く匂いなど、とてもおいしそうな匂いが広がってきます。きっと子ども達は、この給食室の匂いから、「今日の給食は何だっけ?」と考えたりするのでしょう。 「匂い」は、食欲をかき立てる大切な要素です。食べ物の匂いを感じることで、食べたいという気持ちが高まります。そして体も「ご飯の時間だ!」と、お腹の準備を始めます。 給食をもっとおいしく食べるために、給食室からの匂いにも注目してもらいたいと思います。 12月3日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1時間ほどの演奏会ですが、プロのオーケストラを聴くのは初めてという子がほとんどでしょう。そこで6年生の音楽の授業では、鑑賞教室の事前指導が行われていました。当日は、指揮者の解説でオーケストラの楽器紹介があります。弦楽器から木管楽器、金管楽器、打楽器等、どのような楽器でオーケストラの音が成り立っているのかを、実際の楽器の音を聴きながら解説してもらえます。 今日の音楽の時間では、それに合わせて楽器紹介の解説をしている映像を見ながら学んでいました。都響オリジナルDVD「探検!発見! オーケストラのヒミツ」という映像です。この映像は、都響が行っている小中学生を対象とした音楽鑑賞教室の事前学習用に各学校へ無料で貸し出ししているものです。YouTubeでも公開されているので、いつでも見ることができます。 元テレビキャスターの朝岡 聡さんが進行役で、楽器の仕組みやオーケストラの成り立ちなどが分かりやすく解説されています。オーケストラも指揮者も当日と同じですが、この映像が製作されたのは17年も前のようです。少し(というか、だいぶ)古い感じがしました。 オーケストラのチューニングで最初に音を出すオーボエの紹介から始まり、木管楽器、金管楽器と一つ一つの楽器の説明がありました。一番重い金管楽器のチューバでは、「息を吹きながら息を吸う」というすご技の紹介もありました。(写真上) 事前配布されたプログラムを見ると、今回はソプラノ独唱の曲(モーツァルトの「夜の女王のアリア」)も入っています。今からとても楽しみになりました。 3年生は、国語の時間に「冬のくらし」という学習をしています。冬に関する言葉に関心をもって集めたり、冬を感じる身近なものについて短い文章を書いたりする活動を行い、語彙を豊かにすることを目指します。 3年生の子ども達は、「冬」と聞いて何をイメージするのでしょうか? その前に、季節感がどれだけあるのかといった分かりにくさも存在します。先週から今週にかけて、とても暖かな日が続いているため、「先生、今は冬ですか?」と質問をしていた子がいたほどです。 教科書には、生活の中で冬らしさを感じるものとしての例文が載っています。「私は、寒い季節には、湯たんぽを使っています。寝る前にお湯を入れて、布団の中で使います。冷たい足を温めてくれるので、よく眠れます。」と書いてあります。確かにホームセンターなどでは、お湯を入れるタイプの湯たんぽが売られていますが、果たして今の子ども達の中で、どれだけの子が使っているのでしょうか? 使っていても、電気で温めるタイプではないでしょうか…と言っている私は、その電気あんか派です。 教科書には、さらに暖房器具として、ストーブとこたつの絵が描いてあります。これも、いかにもという石油ストーブの絵なのですが、子ども達の平均的な家の暖房器具としては、ファンヒーターの方が主流だと思います。子ども達にとっては、「クリスマス」や「サンタさん」など、直近の行事が冬の一番のイメージととらえているようでした。教科書には、「ゆき」という詩が書いてあったり、「銀世界」「雪がっせん」「雪遊び」の言葉と絵を載せたりもしています。住んでいる地方や時代によって、冬という季節のとらえ方の違いがだいぶ異なっているようです。(写真中) 6年生は、算数の時間に「順序よく整理して調べよう」という学習をしています。順列や組み合わせについて、落ちや重なりがないように、起こり得る場合を順序よく整理して調べていく学習です。 先週までは、「順列」について学習をしていました。まず、4人でリレーをする時の走る順序について、どのような場合があるかを調べました。そして、その方法として、4人をそれぞれ記号化して表示することや、順序よく書き出していくことを学びました。さらに、記号を線で結んでいく「樹形図」についても学習してきています。 それに対して今日は、「組み合わせ」について考える授業でした。まず、A〜Dの4つのチームがバスケットボールの試合をする時に、どんな対戦があるのかを調べていきました。順列では、(AB)と(BA)は別のものになりますが、組み合わせでは同じものとして数えます。全ての対戦を考えてから重なっている同じ対戦を消していったり、対戦表に表して考えたりする方法で、どのような組み合わせがあるのかをもれなく調べていきました。(写真下) 今週でこの単元が終わると、6年生で新たに学習する算数の全単元が終了したことになります。残っている教科書のページは、今まで学習したことを使って解く問題や、6年間の算数の復習問題がほとんどです。2学期の終わりと3学期にかけて、小学校の算数の内容をしっかり復習して卒業できるようにしていきます。 12月3日の給食![]() ![]() 野菜のペペロンチーノ炒め フルーツ白玉 牛乳 一口メモ 今日の給食では、おととい(1日)の日曜日に行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で収穫された大根を学校に届けてもらう予定でした。しかし、異常気象が原因で練馬大根の育ちが悪く、予定の量を確保できませんでした。そのため、今日は練馬大根の代わりにいつもの青首大根で「練馬スパゲティ」を作りました。 練馬大根は生産量が少なく、とても貴重な大根です。また、農家さんたちは、この異常気象で日々の野菜の生産にとても苦労をされています。今回は残念でしたが、野菜が食べられることに感謝するとともに、また来年以降に練馬大根が食べられるのを楽しみにしていたいと思います。 1階の給食室前には、練馬大根の実物を展示しています。いつも見かける青首大根との違いを見つけてみてください。 11月30日(土)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今日は、後半の演目について紹介します。 2年生は、最初に「誕生会のうた」から始まりました。ピアノの前奏や後奏に「ハッピーバースデイ♪」のメロディが入っているところに、誕生日を想起させます。そして、「君を産んでくれた人に心から感謝して 君が歩いてきた道のりに心から拍手して 君がぶつかった壁全て乗り越えて 今日がある…」と歌われていきました。2年生の子がこんな歌詞を歌っているとはと、ドキッとさせられるすてきな曲でした。 少ししっとりと始まったところで、2曲目は元気よく歌う「帰りの会のサンバ」でした。この1か月間、校長室と同じフロアにある2年2組の教室からよく聞こえてきた歌でした。「今日の楽しかった時間は自分へのごほうびだし 今日の悲しかった時間は明日への宿題だよ 感謝して 感謝して 一日を終わろうよ♪」この歌も、何とすてきな歌詞なのでしょう。そして、「誕生会のうた」との共通点として「感謝」という言葉が歌われています。作詞・作曲は、「スマイル・アゲイン」の曲を作った中山真理さんです。2年生のみんながこの歌を気に入っているのだろうなということが、子ども達の体の揺れから感じ取れました。(写真上) 3曲目は、「こぎつね」の合奏でした。木琴がずらりと並び、鍵盤ハーモニカとぴったり合った合奏が披露されました。2年生は、今年度から音楽の授業が専科になり、いろいろな楽器に少しずつ挑戦するようになりました。演奏が終わって戻ってくる子ども達のニコニコ顔は、「うまくできたよ」と言っているようでした。 続いて4年生が入場してきました。最初の曲は、「エーデルワイス」のリコーダー二重奏でした。前半最初の3年生が「花笛」のリコーダー奏であったことと対比するように、4年生は2つのパートの重なりをきれいに演奏していました。エーデルワイスは、昔から音楽の教科書に載ってる小学校で習う定番曲です。昨日の児童鑑賞日では、他の学年が思わずエーデルワイスの歌を口ずさむほどでした。 歌の1曲目は、「いのちの名前」でした。映画「千と千尋の神隠し」のテーマソングです。どこかはかなく印象的なメロディーで、とても柔らかな美しい旋律です。さらに懐かしさまで感じさせてくれる歌です。そして歌の2曲目は、「チャレンジ!」でした。小学4年生の教科書掲載曲です。この曲は未来への前向きなエネルギーにあふれていて、4年生の元気さにとてもマッチした曲でした。 4年生の合奏曲は、「キリマンジャロ」でした。この曲は、ドイツのニューエイジ・ミュージック系ユニット「Cusco クスコ」のアルバムに入っていた曲です。40年以上前にリリースされた曲ですが、様々にアレンジされて合奏曲としてよく演奏されています。軽快なテンポの曲で、4年生の子ども達がリズムよく演奏していました。(写真中) プログラムの最後は、6年生が舞台に上がりました。最初の合唱曲「野空海(のぞみ)」は、15年前に発表されてコンクールなどで歌われるようになった曲です。世界中のものがつながり、地球は一つ…と、高学年らしい歌詞を歌った曲です。続いて「変わらないもの」の二部合唱を歌いました。学校で出会った大切な友達、先生とのたくさんの思い出や強い絆は、たとえ遠く離れてしまってもずっと変わらずに私の中で輝いているよ…という思いが歌われています。6年生にとっては、ジンジンと心に響いてきそうな、まさに今の自分たちのための歌でした。 合奏曲は2曲、「ミッション・インポッシブルのテーマ」と「アフリカン・シンフォニー」でした。どちらも6年生にふさわしいリズム感とシンフォニックな合奏曲でした。特にアフリカン・シンフォニーは連合音楽会でもよく取り上げられる曲で、合奏力が試される難曲です。 合奏が終わり、大きな拍手とともに「アンコール!」のかけ声がかかりました。(6年生の保護者の皆様、ありがとうございました)最後のアフリカン・シンフォニーをもう1回と思っていましたが、音楽専科の中野先生は、子ども達に「どっちの曲をやりたい?」と聞きました。当然子ども達は「両方!」と答えます。ということで、合奏曲2曲をアンコールで続けて演奏することにしました。 きっと中野先生は、そうしたかったのだと思います。実は…ミッション・インポッシブルの合奏は、最初のところでリズムが合わず、ちょっとした失敗がありました。6年生はちゃんとこの曲を完成させたんだ!と、先生自身が再チャレンジしたかったのです。もちろん、子ども達にもその思いは伝わっていたはずです。アンコールの2曲は、さっきよりも肩の力がぬけ、本来の6年生のノリノリの合奏ができました。(写真下) 6年生にとっては、旭町小学校で最後の全校行事が終了したことになります。先日、卒業アルバムの文集を書き始めたところですが、きっと今日の思い出も書きたくなったことでしょう。すばらしい音楽会でした。保護者の皆様のご協力に、深く感謝申し上げます。 11月29日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「はじめの言葉 3年生」から始まり、続いて全校合唱「つばさをください」を歌いました。この全校合唱は、今日だけの演目です。今まで何度も音楽の授業や音楽朝会で歌ってきただけに、全校児童のすてきな歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。音楽会の雰囲気を盛り上げるとともに、子ども達にとっては大切な「声出し」の場にもなりました。ちなみに明日の音楽会では、どの学年も体育館に入場する前に音楽室に寄り、声出しをしてから本番に向かうようにさせます。 音楽会のトップバッターとして発表したのは、3年生でした。プログラムの前半は奇数学年、後半が偶数学年になっています。後半が2・4・6年生の順なので、前半も1・3・5年生の順でも良さそうですが、3年生を最初にしています。ある程度学校行事の経験のある3年生を先にしてあげた方が、何事も初めての1年生にとっては助かります。 3年生は、まず「花笛」のリコーダー奏から始めました。3年生になったばかりの4月に、初めてリコーダーを手にしたことを思い出します。確かまだ1学期中は、なかなか思うように音が出せずにみんな苦労していました。今では学年の音がきれいにそろい、同じリコーダーの音でも全員で吹くと、音にしっかり厚みが出ることが感じられました。 歌は、「たからもの」と「タチツテト手を」の2曲でした。指揮は、それぞれ1組と2組の担任の先生が担当しました。6年生以外は、担任の先生が指揮者として登場しますが、2人の担任が指揮をするのは3年生だけです。(写真上) 3年生の合奏曲は、「エンターテイナー」でした。以前、このホームページでも紹介しましたが、アメリカの作曲家、スコット・ジョプリンによって作曲された曲です。ピアノのためのラグタイム曲だったものが、50年前の映画「スティング」のテーマ曲として使われて大ヒットしました。CM等でもよく使われているので知っている方が多いと思いますが、特に子ども達の祖父母の皆様の年代には懐かしい曲と感じられることでしょう。 続いて、舞台に1年生が上がりました。1曲目は、とても元気のよい「あした」を歌いました。1年生らしい体を揺らしながらの歌声に、心が明るくなります。続いて「あえてよかった」は、歌と鍵盤ハーモニカを取り合わせた曲です。途中で、鍵盤ハーモニカで何人かの子がソロで演奏します。練習の初めの頃は、緊張のあまりテンポが合わず、なかなかうまくいきませんでした。今日も、全校児童がいる前での演奏で、だいぶ緊張していたようです。そのことを知っているだけに、ソロを弾く場面では、ドキドキしながら見守ることになりました。きっと、指揮をしていた先生も、そしてピアノ伴奏をしていた音楽専科の先生も、顔は笑顔でいながら心の中はハラハラドキドキだったことでしょう。(写真中) 1年生の合奏は、「たぬきのたいこ」です。鍵盤ハーモニカだけでなく、大太鼓や小太鼓、鉄琴、木琴など、今回の合奏で初めていろいろな楽器を演奏することになりました。3拍子のとってもゆかいな曲です。 前半の最後は、5年生の登場でした。高学年代表として、前半を締めくくりました。まず、「君をのせて」と「星の大地に」の2曲を二部合唱で歌いました。「君をのせて」は、天空の城ラピュタの主題歌として有名です。今では合唱曲としても多くの人に愛され続けている名曲です。(原曲は井上 あずみが歌っていましたが、個人的にはサラ・オレインが歌ったCDがお薦めです。)「星の大地に」は、合唱コンクールなどでもよく歌われている曲です。最後の「ヤーッ!」というかけ声が、元気のよい5年生らしさを感じさせてくれます。 合奏の1曲目は、「茶色の小びん」を演奏しました。グレン・ミラーの演奏で有名となったジャズのスタンダード・ナンバーが原曲です。メロディが明るくかわいらしいため、子ども向けの歌詞が付けられて、音楽の教科書に掲載されています。(ビールのCMにも使われています。)他の学年もよく知っている曲なので、体を揺らしながら聴いていた子がたくさんいました。 合奏曲の最後は、「シンクロ BOM−BA−YE」でした。男性がシンクロナイズド・スイミングに挑戦して話題となった青春ドラマ「ウォーターボーイズ」のテーマ曲です。三・三・七拍子を思わせるリズムに導かれて、スケールの大きなメロディーが展開していく曲です。ひな壇最上段にずらりと並ぶ打楽器のメンバーたちが大活躍します。前半を締めくくる5年生の最大の見どころです。(写真下) 今日は前半の3つの学年の紹介にし、後半の2・4・6年生については明日お伝えします。昨日もお伝えしたように、ぜひ全ての学年の歌と演奏をお楽しみください。音楽会が何倍にも楽しめることでしょう。 11月29日の給食![]() ![]() 油揚げのチーズ入り肉詰め焼き 野菜の甘味噌和え さつま芋の味噌汁 牛乳 一口メモ 「お米の食べ比べ週間」の4日目です。今日のお米は、東京都八王子市産の「キヌヒカリ」です。東京都のお米は、生産量が全国で最下位ととても少ないので、大変貴重なお米と言えます。田んぼが少ない東京都でのお米の栽培は苦労が多く、難しいようです。しかし、東京都の農家さんたちの努力のおかげで、お米の生産が続けられています。 今日まで4種類のお米を食べ比べてきました。どのお米がおいしく感じられたでしょうか。また、組み合わせる料理によってもお米の感じ方が変わってきます。さらに、炊き立てで食べた時と冷めた時とでも、おいしさの感じ方は違うものです。 日本人の主食としてのお米は、とても身近な食材です。今回のお米の食べ比べを通して、お米について興味をもったり考えたりするきっかけになったら嬉しいです。 音楽会リハーサル(5年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 合唱「君をのせて」「星の大地に」、合奏「茶色の小びん」「シンクロBOM‐BA‐YE」です。 「自信をもって響かせよう」という学年スローガンを掲げ、どの日の練習も真剣に取り組んできました。今日のリハーサルは、練習の中で一番よいものになりました。口を大きくあけること、地声ではなくきれいな声を意識すること、合奏中は指揮者の方をしっかり見ること、入退場の姿勢に気を付けること等、一人一人が細かい部分にまでこだわっていることが表情から伝わってきました。 1学期から練習を続けてきた4曲を演奏できるのも、あと2回。全員で気持ちを合わせて、自信をもって披露できるように見守っていきます。ぜひ、子どもたちの輝く姿をご覧ください。 音楽会リハーサル(4年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・エーデルワイス(リコーダー合奏) ・いのちの名前(二部合唱) ・チャレンジ!(歌) ・キリマンジャロ(合奏) リハーサルでは、緊張しながらも練習の成果を出し切ることができ、手ごたえを感じている様子でした。「先頭の人が入場してから、最後の人が退場するまでが4年生の発表」を意識して、入退場も胸を張って堂々と歩いていました。 いよいよ明日から本番です。4年生がもっているあたたかな心、前向きにまっすぐ頑張る素直さ、たくさんの素敵なところを、音楽にのせて観客のみなさんにお届けできればと思います。 ぜひ4年生の頑張る姿をご覧ください。 3年生 音楽会リハーサル![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2曲目、3曲目は合唱「たからもの」と「タチツテト手を」です。「たからもの」はしっとりとした落ち着いた合唱です。練習が始まったばかりのころは、あれ?ここは伴奏を聞くところなんだけど?というような、うっかり歌詞のないところも気持ちよく歌ってしまう姿がありました。今では、そんなかわいらしい間違いもなくなり、しっかりと歌うところと聞くところをわけて、曲のもつ雰囲気に浸ることができています。「タチツテト手を」は、どんな思いが歌詞に込められているか話し合ってから練習しました。テンポがよく、体でリズムをとりたくなる歌です。本番も、思い切り楽しんで歌う姿を見ていただきたいところです(もしかしたら、緊張しているかもしれません!)。 4曲目は、合奏「エンターテイナー」です。みんな合奏が大好きで、休み時間も練習に励んでいました。「エンターテイナーが一番楽しい!」、そう言っている子もいます。それぞれがしっかりと音の重なりを楽しんで演奏に取り組む姿をご覧ください。 音楽会リハーサル(6年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 音楽会に向けての6年生のめあては、「みんなで協力して合唱や合奏をし、一体感を生もう。どの学年よりも一生懸命さが伝わるように頑張ろう。」です。 合唱では、はじめはなかなか歌詞が覚えられず、ソプラノとアルトのハーモニーが生まれませんでした。授業の練習だけでなく、昼休みにも練習を重ね、少しずつ全員の歌声があってきました。 合奏では、自分の楽器の演奏だけで精一杯で、周りの音を聞く余裕がなさそうでした。そのため、友達の音を聞きあい、タイミングよく合わせるように何度も演奏してきました。 だんだんと学年全体の息があってきて、子供たちは自信をつけています。本番は2回ありますが、そのときの最高到達点を目指して子供たちには全力を尽くしてほしいと思います。 合唱「野空海(のぞみ)」・「変わらないもの」 合奏「ミッションインポッシブル」・「アフリカンシンフォニー」 ぜひ、お聴きください。 音楽会リハーサル(1年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 特に、合奏「たぬきのたいこ」の練習に時間を費やしてきました。鍵盤ハーモニカの練習を積み重ね、合格した子がさらに別の楽器に挑戦するオーディションを受けてきました。自分が演奏する楽器が決まってからは、それぞれ任された役割を全うできるように懸命に練習をしました。 また、歌「あえてよかった」では、途中で楽器で演奏する箇所があります。そこでは、代表の8人に続いて、音を奏でます。代表の子は緊張しながらも、堂々と演奏できるようになってきました。 明日、明後日の本番を楽しみに下校しました。本番で大成功することを願っています。 音楽会リハーサル(2年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2年生は、「誕生会のうた」「帰りの会のサンバ」「こぎつね」を演奏します。今日は、保育園の子どもたちが聴きに来てくれたので、かっこいい姿を見せようと、真剣かつ全力で取り組んでいました。 練習では、歌詞があやふやだったり歌う姿勢ができていなかったりしていたときもありましたが、リハーサルでは今までの練習の成果を発揮し、びしっと決めることができました。一生懸命に歌うあまり、先走ってずれてしまった部分もあったので、明日はその課題も乗り越えて120%の力を発揮できることを期待しています。 リハーサルが終わった後に、4年生のリハーサルを見学しました。真っすぐに立ち、迫力のある演奏を披露していました。思わず、「かっこいい…。」とつぶやく児童もいました。明日、他の学年の演奏を聴くのもとても楽しみになったようです。 11月28日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今年度版の教科書から新たに掲載された教材で、翻訳児童文学を使っています。昨年度までの教科書には、このような単元がなかったことから想像するに、異文化に触れることを意図して新たに開発したものと思われます。この物語は、1930年代のアメリカ山間部のある家庭を描いた場面設定になっています。日本の今の子ども達にとっては、ある種の異世界のお話と思えるでしょう。 カル少年は、高い山の上に住んでいるので、学校へ通うことができません。もちろん図書館もないし、本を読みたいと思ったこともありませんでした。そんなある日、馬に乗った女の人が、カルの家に本を持ってやってきました。町の図書館から雨の日も風の日も、雪の日であっても馬に乗って2週間おきに「本」を届ける「ブック・ウーマン」に、カル少年は次第に心をひかれていくのでした・・・。本文の最後には、アメリカで実際にあった仕事をもとに書かれた実話であることが記されています。 教科書には、外国語で書かれた作品を日本語にした翻訳作品を紹介するページも載っています。外国の文学にも興味をもつことで、新しい価値観や考え方に出会うことができそうです。(写真上) 午前中、体育館で音楽会のリハーサルがありました。プログラム順に、指定された時間にやってきて、本番通りに合唱・合奏を通して行いました。また、次の学年が始まるまでの時間を使い、最後の練習をして仕上げもしました。 音楽会のプログラムは、「はじめの言葉 3年」からスタートします。開始時刻が9:00とプログラムに記載してあります。9時前には開始しないようにしますが、間に合うようにお越しください。また、後半の2年生は「10:00頃〜」と記載があります。こちらは目安の時間です。 よく保護者の方から、各学年の開始時刻を示してほしいという声が届きます。(運動会後の感想用紙にもそのようなご意見がありました。)なぜそのようにしないのかというと、全ての学年の発表を全ての保護者の皆様に見ていただきたいからです。また、時間通りにいかない時があり、その場合の苦情は酷いものです。ぜひ、自分のお子さんの学年だけでなく、学校全体としての音楽会をお楽しみください。 はじめの言葉の3年生に話を戻します。7人の代表の子がステージに上がり、ハンドベルを鳴らして言葉が始まります。大きな声で言えたのは良かったのですが、早口になってしまい、何度かやり直しがありました。当日はたくさんのお客さんの前で、さらに緊張するかもしれません。(写真中) 3校時が始まる頃から、2年生のリハーサルの時間になりました。それに合わせて、かわいらしいお客さんがやって来ました。旭町保育園の年長組の子ども達です。先日、園長先生にリハーサルの日程についてお伝えしたところ、「ぜひ見学させてください。」との返事がありました。十数名の子ども達でしたが、2週間前の就学時健診で旭町小に来たばかりという子がほとんどでした。とてもお行儀よく座り、体育館の一番いい場所のS席で見てもらいました。(写真下) 2年生の子ども達は、目の前にいる小さなお客様を意識して、伸び伸びと演奏を行いました。誰もいないところでリハーサルを行うよりも、張り合いがあったことでしょう。歌が少しそろわなかったところがあり、リハーサルの後でもう一度歌の練習をして明日に備えました。 11月28日の給食![]() ![]() 鮭の塩こうじ味噌焼き おみ漬け いも煮 牛乳 一口メモ 「お米の食べ比べ週間」の3日目です。今日のお米は、島根県で作られた「仁多米コシヒカリ」という品種です。「東の魚沼、西の仁多米」と言われるほど、西日本を代表するお米です。ふっくらとしていてつややかで、粘りがあるのが特徴です。 日本は、北は北海道、南は沖縄と、縦に長い国なので、気候が大きく異なります。そのため、気候に適したお米がその土地土地で作られてきました。実際にスーパーに行ってみると、様々な種類のお米が売られているので、選ぶのに迷ってしまうほどです。日本では、主食用のお米として登録されているものは、約280種類もあるそうです。 クイズです。日本で一番多く作られているお米の品種はどれでしょう? (1) あきたこまち (2) コシヒカリ (3) ひとめぼれ 答えは、(2)のコシヒカリです。日本の田んぼの約1/3で作られているのがコシヒカリで、日本を代表するお米になっています。 11月27日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 動物や乗り物の絵がデザインされたセーターや、たくさんの色を使ってカラフルな模様を描いたセーターも見られました。セーターというと、「文字がはいっているもの」というイメージがあるのか、外国語活動で習っているアルファベットを描き込んでいた子も多く見られました。 紫色のクレヨンをたっぷり使って仕上げたり、緑と赤の反対色を入れた鮮やかな色合いのセーターもありました。相手の感情が色で見えるという捜査官のドラマが放映中ですが、この作品に使った色もなんとなく子ども達の心情を表しているような気がしてきます。 一生懸命クレヨンで色をつけ、世界に一つしかない自分だけのセーターができ上がりました。(写真上) 5年生は、理科の時間に「物のとけ方」の学習をしています。2組が理科室で実験を行っていました。食塩は、水に溶けやすい性質があります。では、いくら水に入れても溶かすことができるでしょうか? 水50mlの入ったビーカーに、食塩を2グラムずつ入れていき、どれだけ溶けるかという実験でした。 2グラムは、薬包紙を敷いて電子てんびんで計量します。どんどん溶けていくので、何杯入れたかをきちんと数えておくことが大切です。また、食塩をこぼしてしまったり、かき混ぜている時に食塩水が飛び散ってしまっては正確なデータが得られません。単純な実験に思いがちですが、いかに正しく実験ができるかという技能面がとても重要になってきます。また、どの段階で「溶けきれなくなった」と判断するかということも、きちんと基準を決めて実験を始めなければなりません。「何分間、あるいは何回かき混ぜても底に粒が残った場合は、溶けきれない限界とする」というようにです。 食塩の溶解度(水温が20度の場合)は、水100mlに対して約36グラムです。今日は50mlの水で実験していたので、18グラム近く溶けたのではないでしょうか。・・・実験の結果、食塩には溶けきれなくなる限界があるということが分かりました。 続けてミョウバンについても同じ実験をしました。ミョウバンの溶解度は、50mlの水(20度)で約5.5グラムです。食塩よりも水に溶けにくいということが分かりました。(溶かす物質によって溶ける量が違う) 実験が終わったところで、次時につなげるために子ども達に問いかけます。実験で使ったビーカーを見せながら、「このビーカーに溶け残った食塩やミョウバンをさらに溶かすには、どうしたらいいでしょう?」・・・まず、一番に思いつくのが、「水を加える」という方法です。そしてもう一つは、「ビーカーを温める」という考えも出てきます。さあ、どうなるでしょうか…。 6年生が、いよいよ卒業アルバムの文集制作に取りかかり始めました。まず、昨年までの卒業アルバムを見せながら、その構成について説明をしていました。前半の写真ページに続いて、アルバムの後半は学年全員の文集ページになっています。旭町小は、一人1ページずつの作文を載せます。(1600字、原稿用紙4枚程度書きます。) 続いて、どんなことを文集に残すのかということについて、先生から話がありました。それには大きく2つの考え方があります。1つは、小学校での楽しかった思い出を書くことです。移動教室や運動会、音楽会など、学校行事のことやクラスの友だちとのことを文集に書く場合です。そしてもう一つは、将来に向けた希望を書く内容です。中学校生活や将来就いてみたい職業のことなど、今の自分の考えを文集に残しておくという場合です。もちろん、両方を合わせて書いてもよいのですが、卒業文集は何年か経ってから、当時の自分を知る手掛かりになるものです。しっかり内容を考えて取り組ませたいものです。 2組では、まず作文メモになるワークシートを書かせることから取り組みました。小学校の思い出を書く子は、「振り返り編」のワークシートに書いていきます。一方、今後の自分について書きたい子は、「現在・未来編」のワークシートを使っていました。 書きたい柱が決まったら、タブレットを使ってさっそく文章を打ち込んでいきました。タブレットは、こういう時に便利だなと感じます。作文を考える子ども達はもちろんですが、全員の作文を読んで添削する担任にとっても、大変作業がしやすいからです。作文全体がちょうどよい長さになるように整えてあげたり、追加する内容を指導したりする際には、データの方が便利です。昔は、何度も下書きの下書きとして原稿用紙に書かせていました。 ただし、清書は今まで通り、ペン書きとします。小学校6年生の時の手書きの文字を残しておくことも、何年か後には大切な思い出になるはずです。(写真下) 11月27日の給食![]() ![]() 青のりビーンズポテト みかん 牛乳 一口メモ 「青のりビーンズポテト」は、カリカリに揚げた大豆とじゃがいもに、青のりをまぶして作りました。豆は苦手という子がいるかもしれませんが、カリカリの大豆はスナック感覚で、手が止まらないおいしさのはずです。 ところで、普段からよく噛んで食べる習慣がついているでしょうか? ひと口に対して30回ほど噛むと良いと言われています。最近は柔らかい食べ物が多いので、10回から20回噛むのが平均のようです。よく噛んで食べることは、虫歯の予防になり、消化も良くなるため、体に良いことがたくさんあります。さらに、記憶力がアップし、頭が良くなるという効果もあります。 聴導犬出前授業(4年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 耳の不自由な人達にとって、聴導犬は命を守る大切な存在です。実際に聴導犬がどんな場面で生活の助けになっているのかを学ぶことができました。 また、全ての人にとってわかりやすいデザインや考え方(ユニバーサルデザイン)があることの重要性についても教えていただきました。 これから、いろいろな人がいる社会の中で支え合って生きていくために、自分たちにどんなことができるのか、さらに学習を深めて考えていきます。 11月26日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「たぬきの糸車」は、もともとは伊豆の民話だったそうです。それを児童文学作家の岸 なみ さんが、子ども向けに分かりやすく書き直した作品です。1年生の教科書に採用され、50年近く経ちます。たぬきは、いたずら好きとしてよく日本の民話に登場します。たぬきが出てくるお話は、最後にはたいてい懲らしめられてしまうものがほとんどです。この物語に出てくるたぬきもいたずら好きなのは一緒ですが、罠にかかったところをおかみさんに助けてもらい、恩返しをするというお話になっています。 お話の中に、おかみさんが糸車を使って糸をつむぐ様子を、たぬきがやぶれ障子から見ている場面があります。糸車も障子も、1年生の子ども達にとってはなかなか想像がつかないものです。そこで1組では、教材屋さんから借りてきた「たぬきの糸車セット」を使い、それぞれとのようなものなのか、体験を通して教えてあげていました。 糸車は、綿花やカイコの繭の繊維をよりあわせて、糸を作るときに使う道具です。実際に子ども達が糸車を回してみると、糸に見立てた紐がくるくると棒に巻き取られていく仕組みがよく分かりました。(写真上) 障子も、最近の子ども達にとっては実物を見たことのない子が多いようです。それだけ和室が少なくなっているのでしょう。 ところで、先日たぬきを見かけました。私の家の近所で、空き家の敷地に入ろうとしているたぬきと、夜中にバッタリ目が合いました。練馬区も畑が多いので、いろいろなところでたぬきやハクビシンの目撃情報をよく聞きます。 2校時に、2年2組で教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みです。算数の授業を参観し、指導・助言をいただきました。教育アドバイザーとして、今回も本校の前校長の道山先生にお越しいただきました。 2年生は、「九九をつくろう」という単元を学習中です。2の段から始まったかけ算九九の学習内容が、ずっと続いています。今日の学習は、「8の段の九九の構成の仕方を考え、説明することができる」ということをねらいとした授業内容でした。「8×1」から「8×9」まで、今まで学習してきたことをもとに、様々な方法で答えを求めて8の段を完成させていきました。 8ずつたしていく「たすたす方式」や、今まで習った九九を利用する「さかさま方式」(8×2だったら、2×8を使う)、分配法則を使った「かけさく方式」(8×5を求めるために、3×5の答えと5×5の答えをたす)など、いろいろなやり方で8の段の九九を求めていました。今までの学習の積み重ねがしっかりできていることや、それぞれの方法に子ども達と考えた独自の名称がつけられていることに感心しました。(写真中) さあ、もうすぐ九九の全ての段が終わります。肝心なのは、九九の暗唱です。12月は、毎日九九を唱える日々になりそうです。 理科の実験で、使わなくなったものがいくつかあります。まず、アルコールランプです。昔は、4年生でその使い方を指導し、6年生までいろいろな実験で使っていました。特に火を使うので、アルコールランプを使う実験では、理科室中に教師と子どもの緊張感が漂っていたものです。しかし今は、カセット式コンロを使用するようになりました。火力の調整ができ、安全であることが第一の理由です。 もう一つ、理科で使わなくなった実験器具に、上皿てんびんがあります。5年生の「物のとけ方」の学習では、まず上皿てんびんの使い方を1時間指導してから実験に入ったものでした。上皿てんびんは、決められた重さを量り取ったり、物の重さを調べたりすることができます。今は電子てんびんがその役割を担っています。ボタン一つで小数点以下の重さまで正確に量ることができるので、時間も短縮できます。 今年の教科書改訂で、上皿てんびんはもう載っていない・・・と思っていたら、6年生の教科書にその姿を見つけました。6年生は、理科の時間に「てこのはたらきとしくみ」の学習をしています。てこの原理が使われているものとして、「てんびん」を紹介しています。水平に支えられた棒の支点から左右同じ距離の位置に物をつるして棒が水平につり合った時、左右の物の重さは同じであること。そして、このきまりを使った道具が「てんびん」であることを伝え、上皿てんびんの写真が掲載されていました。 1組の子ども達が、理科室で実際に上皿てんびんを使ってものの重さを量っていました。専用のピンセットを使って分銅を操作し、つり合ったところで重さを読み取ります。数年後には、理科室の棚から上皿てんびんが廃棄されていくのでしょうか。こういうアナログな操作をすることがどんどんなくなっていくとは・・・とても残念な気がします。(写真下) |
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