12月17日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 小学校の図工の授業では、学年ごとに様々な刃物を使う指導があります。1年生ではハサミ程度ですが、2年生でカッターナイフ、3年生でのこぎり、4年生からは彫刻刀や電動糸のこぎり等です。 刃物は、けがの危険がつきものの道具です。安全面や管理のうえで、指導者側にとっても敬遠しがちな道具ですが、そういう危険があるからこそきちんと指導することが欠かせません。2年生のカッターナイフで言えば、きれいに画用紙を切った際の切り口の美しさや、切れ味の爽快さを体験させてあげることが必要です。そうすることが、「カッターナイフを使って楽しかった」とか「もっと上手に使えるようになりたい」という気持ちをもたせる一番の方法になります。 まず授業では、カッターナイフを使う時の安全面の約束や、基本的な使い方を一つ一つ指導していきました。カッターナイフの刃は、長く出さずに1刃分だけ出るようにします。鉛筆を手にする時のように持ち、手を固定して腕全体を引くのがコツです。しかし、これは初めて使う2年生にはなかなか難しいものです。どうしても鉛筆で書くようにカッターナイフを立ててしまったり、手首を引く動き(途中でカッターの刃が当たる角度が変わってくる)になってしまいがちです。そこは何度もやりながら経験を積ませることが大切です。次第によく切れるカッターナイフの角度が分かってきます。ちなみに、本校では図工室に全員分のカッターナイフがあり、個人持ちにはしていません。(写真上) ところで、「肥後守(ひごのかみ)」という道具をご存知でしょうか? 折り畳み式のナイフで、昔はよく鉛筆を削る道具として持っていました。3,4年生ぐらいの図工の授業で以前は使っていました。いつからか子どもが刃物を持っていることが問題になり、扱う学校はほとんどなくなりました。私はナイフやカッターナイフを子どもの頃から手にしていた世代なので、鉛筆や木を削るのが大得意です。少々けがをしながら上手になったような気がします。刃物は、子どもの手先を器用にするという点では、とても優れた道具であると思います。 5年生は、国語の時間に「やなせたかし アンパンマンの勇気」という伝記の読み物教材の学習をしています。この単元は、アンパンマンの生みの親である「やなせたかし」さんについての伝記を読み、自分の生き方について考えることをねらいとしています。 読書は好きでも、ほとんど物語が中心で、伝記はあまり読んだことがないという子が多いのではないでしょうか。一方、アンパンマンのアニメは、5年生の子ども達にとってとてもなじみが深く、絵本やテレビを通して幼い頃から目にしてきています。伝記のジャンルへの取りかかりとして、さらにその内容のすばらしさから、5年生に大変ふさわしい教材であると思います。(この伝記の作者は、梯 久美子さんです。) 出だしは、東日本大震災の時に被災地のラジオで流れていた「アンパンマンのマーチ」のことから始まります。避難所の子どもたちが、「アンパンマンのマーチ」を大合唱していたというニュースが報じられ、やなせさんは強く心を動かされました。 「アンパンマンのマーチ」の歌は、やなせさん本人が作詞した歌です。「そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ 胸の傷が いたんでも」・・・自分は、今まで何気なくこの歌を聞いていましたが、言われてみれば、震災のような非常時に、どんなに元気づけられる歌でしょうか。それも、被災地の子ども達が繰り返し大合唱していたというのですから…。当時、やなせさんは92歳でした。そのニュースを知ったやなせさんは、「ぼくも何かできることをしなければ」と、力を奮い起こしたといいます。 さらに、やなせさんの漫画家として成功するまでの経歴を読み進めていくと、生き方・考え方のすばらしさが見えてきます。幼かった頃の環境や戦争体験が、大きくやなせさんの生き方に根付いていたことが感じ取れます。本当の正義とは、本当の勇気とは…という思いが、あのアンパンマンのアニメが誕生するきっかけになっていたわけです。(写真中) 教科書には、他の伝記小説も紹介しています。マザー・テレサや牧野富太郎の伝記の他に、スティーブ・ジョブズの名も…今時ですね。 2年生が、タブレットを使った年賀状作りをしていました。(2校時に2組、5校時に1組が行っています。)郵便局に申し込みをすると、手紙の書き方のテキストを学年全員分もらうことができます。低学年用に分かりやすく説明されているテキストで、住所や郵便番号、宛名などを書く位置について、なぞって練習できるようになっています。また、本物の年賀はがきも一人1枚ずつもらうことができます。(これはお得です) 今日行っていたのは、文面のデザインと文字です。来年はヘビ年なので、タブレットの画面にヘビの絵を描いていきました。今までお絵かきツールを何度か使ってきていたので、子ども達はとても上手です。続いて文章は・・・「あけましておめでとうございます」あるいは「あけましておめでとう」と書きますが、画面に手書きをするので、もうそれ以上文字を入れるスペースがなくなってしまいました。文字入力いができる子も中にはいるようですが、文字はやはり鉛筆等で自分でハガキに直接書いた方が良さそうでした。後で先生が、一人ずつ作った絵をハガキにプリントアウトして渡すそうです。(写真下) ハガキの郵便料金が63円から85円に値上がりになりました。きっと、これでさらに「年賀状じまい」をする人が増えてくるのではないでしょうか。と言っている私も、今年はどうしようかと迷っているところです。 今までは、仕事柄もあり、200枚近く年賀状を出していました。しかし、同じように「出したくないのにな」と思っている人に出してしまい、しぶしぶ返事を書く人がいたら申し訳ないと考えるようになりました。ですから、今年は「様子見」にして、「来たら出す」ということにしようかと考えています。あれほど、ちょっと前までは「年賀状は大切な文化だから、書くのがあたり前」と思っていたのに、値上げ幅の大きさに私は負けました。 12月17日の給食![]() ![]() 春雨のピリ辛炒め ピーチゼリー 牛乳 一口メモ 「共食」という言葉を知っていますか? 誰かと一緒に食事をすることを共食と言います。 給食は、まさに共食の場です。みんなと一緒に食べると、同じものでもよりおいしく感じられることでしょう。苦手な食べ物も、みんなと一緒なら食べられるということがあるかもしれません。 また、食事のマナーも、みんなと楽しく食べるためには大切であると気づくでしょう。食事が「栄養をとる時間」だけでなく、「人とつながる時間」にもなり、心と体の両方を健康にし、元気にしてくれます。 これからも、マナーときまりを守って、給食を楽しく食べられるように指導していきます。 保健給食委員会による「歯と口の絵本」読み聞かせ(1年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 保健給食委員会のメンバーは、やや緊張した様子でしたが、上手に読み聞かせができまし た。中には声優顔負けの演技力を発揮した児童もいました。また、1年生は、よく集中して最後まで聞いていました。 このほかにも、保健給食委員会おすすめの「歯と口の絵本」を図書室に展示しています。貸し出しできる絵本もありますので、ぜひ読んでください。もちろん、今日読み聞かせした絵本も展示しています。 マラソン週間![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本日、さっそく1日目が始まりました。始めは「寒い」と言っていた子どもたちでしたが、曲がかかると黙々と走り、終わりには「暑い」という声が聞こえるほど体が温まりました。「同じペースで走ること」を目標に、残りの日数も取り組んでいきます。寒い中でもしっかりと体を動かし、体力向上につながれば嬉しいです。 12月16日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 粘土やアルミホイルの形を変えて、重さがどうなるのかということを実験で調べました。重さを量るために、電子てんびんを使いました。グラムやキログラムの重さの単位は、ちょうど算数で習ったばかりです。まず、粘土を丸くして乗せた場合と、棒状にして乗せた場合の重さを比べてみました。そして、アルミホイルをそのまま乗せた場合や丸めて乗せた場合、さらには細かくちぎって乗せた場合の重さを比較してみました。(写真上) 結果から、形を変えても物の重さは変わらないということが分かりました。次回は、同じ体積でも物質によって重さが異なるということについて実験をしていきます。 1年生は、2学期の算数の学習単元が終わり、まとめの学習を行っています。2学期の算数で最も大切な学習だったのが「繰り上がりのあるたし算」と「繰り下がりのあるひき算」でした。それらを応用して楽しく復習できる問題が、「計算ピラミッド」です。(教科書88〜89ページ) 1組では、計算ピラミッドのルールをみんなで確認しながら、徐々に難しい問題へと挑戦していました。「計算ピラミッド」は、隣り合う2つの数をたして上の段に書くという単純な仕組みでできています。しかし、その単純な仕組みも、問題によっては1年生にとってとても難解なものになっています。ピラミッドの下の数字が分からない場合はひき算を使い、さらにどの数字から順に計算していくかということも考えなければなりません。どのように考えればよいか、どこから考えればよいかなど、見通しをもちながら解決していく力が必要です。(写真中) 4年生の社会科のワークテストの裏に、都道府県の県庁所在地を書き込む問題がありました。社会科の時間では、おもに「わたしたちの東京都」を教科書として使っていますが、年度当初に47都道府県の位置や地方名についても学習してきています。さらに4年生では、47都道府県を全て漢字で書けるように、国語の新出漢字で習うことになっています。 では、県庁所在地の都市名は、どの程度覚えているでしょうか。都道府県名と同じ都市が県庁所在地になっているところが多いので、まずは都道府県名をしっかり覚えていなければなりません。また、「松山市」「松江市」「高松市」と混同しやすい都市があるのでやっかいです。(写真下) しかし、子どもの時に一度覚えてしまえば、大人になっても忘れることはありません。私も4年生の時に暗記したのをよく覚えています。担任の先生が都道府県の白地図を配り、NHKの子どもニュースを毎日見て、そこに出てきた地名を書き込んでいくように宿題が出されました。子どもニュースは夕方6時から5分程度の番組でしたが、テレビを見ながら宿題ができるので、興味をもって楽しく学ぶことができました。 ただし、県庁所在地は変わることがあります。私が小学生の頃に覚えた県庁所在地が今と違うのは、埼玉県です。当時は埼玉県の県庁所在地と言ったら「浦和市」でした。それが11年ほど前に合併し、「さいたま市」になりました。 一方、場所自体が移転したのが東京都です。当時は丸の内(今は国際フォーラムがある場所)に都庁がありました。現在は新宿区に都庁がありますが、県庁所在地は「東京」のままです。これは、東京23区が全国的に見ると例外中の例外の地方自治体であることによります。今の東京23区は、かつては「東京市」という1つの自治体でした。このような理由から、厳密には市町村とは言えない「新宿区」は都庁所在地として表記されず、23区の総称として「東京」として表記されているというわけです。 12月16日の給食![]() ![]() 野菜入りミートローフ 豆と野菜のトマトスープ 牛乳 一口メモ 料理のおいしさは、何で決まるでしょうか? 味付けや食べ物の味、香りだけで決まるわけではありません。実は、盛り付け方や彩りの良さもおいしさに関係しているのです。 盛り付けの時には、おいしそうに見えるように、次のことに気をつけるようにしてみましょう。 (1) ご飯は、かたまりをほぐしてこんもりと盛る。 (2) 食器のふちはなるべく汚さないようにする。 (3) 汁物は、具が食缶の下にたまってるので、よくかき混ぜてから配る。 普段の食事でも、少し気を配るだけで、よりおいしそうに見せることができます。 12月16日(月) その1![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・・・先週、いろいろな学年と学校の外に出て学習をする機会がたくさんありました。まず、月曜日に6年生の連合音楽鑑賞教室がありました。光が丘駅まで歩いて行き、大江戸線に乗って練馬文化センターに行きました。連合音楽鑑賞教室は、練馬区内の高学年の子ども達が集まり、プロのオーケストラの演奏を楽しむ催しです。先日の音楽会でもそうでしたが、演奏中は一言も音をたてないように集中して聴くことが欠かせません。6年生のみなさんは、しっかりその約束を守って鑑賞していました。 水曜日には、4年生の美術館鑑賞がありました。バスで練馬区立美術館まで行き、現在行われている 野見山暁治(のみやま ぎょうじ)さんの展覧会を鑑賞しました。野見山さんは、練馬区にゆかりのある画家で、102歳で亡くなるまで絵を描き続けた方です。油絵と言っても、その技法は独特で、小学生が絵の鑑賞をするには難しいタイプの絵でした。大きなキャンバスに何を表しているのかよくわからないものばかりでしたが、美術館の学芸員さんの話をよく聞いてから絵を見ると、いろいろなものが見えてくることに気がつきました。美術館の裏側のバックヤード見学も含めて、4年生の学ぶ姿勢や見学態度がとてもすばらしいと褒められました。 そして、木曜日は、5年生の社会科見学がありました。バスで埼玉県川口市にあるスキップシティに行き、放送局での様々な体験をしてきました。映像編集体験では、パソコンで動画編集ソフトを使い、映像や音声を自分で作っていきました。また、ニュース番組収録体験では、カメラマンやキャスター役になり、短いニュース番組を制作することができました。他にもたくさんの見学や体験を行うことができましたが、5年生のみなさんは、きちんと約束を守って行動することができて立派でした。 これから3学期にかけて、3年生、4年生、6年生の社会科見学があります。学校の外に出て学習する機会は、とても貴重な学びの場です。しかし、それだけにきちんと学ぶ姿勢やけじめのある態度が大切です。 さて、2学期の学校生活は、今週の5日間と来週の水曜日までの3日間、合わせて8日間で終了します。この8日間でやらなければならないことの2つについて話をします。まず1つ目は、学習のまとめです。2学期は、9月から始まり、どの教科もたくさんの学習がありました。1年生は、算数の時間に繰り上がりのある足し算や、繰り下がりのあるひき算を勉強しました。2年生は、先月から今月にかけて、かけ算九九を勉強しました。それら全て、しっかり身に付いているでしょうか? 3年生以上のみなさんも同じです。そして、算数だけでなく、他の教科の学習もきちんと理解し、身に付けることができたでしょうか? 学期末の学習のまとめをするとともに、苦手な学習を克服できるようにがんばりましょう。 8日間でやるべきことの2つ目は、大掃除です。年末には、どこの家庭でも大掃除をすることで新年を迎える準備をします。学校でも同じです。みんなで使った教室や廊下・階段をきれいにして、旭町小の3学期が気持ちよくスタートできるようにしていきましょう。・・・ 続いて、表彰を行いました。まず、「歯と口の健康に関する図画コンクール」で歯科医師会賞に選ばれた児童への表彰をしました。夏休み中に描いた、すばらしい歯みがきのポスターでした。(写真上) 次に、ジュニアリーダー養成講座に参加した児童に修了証を渡しました。ジュニアリーダーは、練馬区青少年委員会が主催している養成講座で、地域におけるさまざまな活動において中心的役割を担う人材を育成するための取り組みです。小学生が受講する養成講座に、旭町小からは5年生が1名参加していました。(写真中) 最後に、読書感想文コンクールに学校の代表として選ばれた児童の表彰をしました。中でも5年生児童の作品は、東京都の特選に選ばれるというすばらしい成績を収めました。(写真下) 本の探検ラリー(4年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 400冊以上の本が9ジャンルに分けられて図書室に並べられ、3つの受付に問題用紙が用意されました。問題は「やさしい」「ちゅうくらい」「むずかしい」の三段階に設定されていて、自分の希望に合わせて選ぶことができます。 子ども達は、クイズの答えを本の中から探して「わかった!」と嬉しそうにスタンプをもらっていました。同じジャンルから様々な本にふれることができた子、普段あまり読まないジャンルの本にふれられた子、どの子も楽しみながら様々な本に出会うことができました。 12月13日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2年生は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った「そりすべり」という管弦楽曲の鑑賞をしています。クリスマスの今の時期になんとなくふさわしい曲で、実際にスーパーなどの店舗内でもよく流れています。この曲に英語の歌詞がつけられて、カーペンターズを始めいろいろな歌手が歌ってきました。それほど本場のアメリカでは有名な曲です。 「そり」というのは、この場合は雪道の上を馬が引っ張る乗り物を意味しています。2年生の鑑賞では、この3分ほどの曲に出てくるいろいろな音(効果音)を聞き取ることがめあての一つになっています。曲の冒頭から鈴が使われていて、「シャンシャン…」という音が入っています。また、「カッポ、カッポ」という馬のひづめの音は、ウッドブロックで表されています。さらに、ムチの音が曲全体を引き締めるアクセントとして、ところどころに入っています。打楽器の一つで、長い2枚の木の板を「パチン」と合わせることでムチの音を出しています。さらに、馬の「ヒヒ〜ン」という鳴き声も入ります。…これは何の楽器を使うのでしょう? YouTubeなどでぜひ音を聞いてみてください。(ヒントは、曲の最後に出てくる金管楽器です。) ところで、子ども達が見ていた「そりすべり」の動画は、芥川也寸志さんが指揮した演奏でした。芥川也寸志さんは、日本を代表する作曲家でした。平成元年に63歳で他界されています。優しい語り口から、テレビに出演される機会がよくありました。NHKの「音楽の広場」という番組に、司会として黒柳徹子さんとともに出演されていました。きっとこの動画は、その頃のものだと思われます。アンダーソンの曲はどれもとても有名ですが、クラシックの演奏会ではあまり取り上げられることがありません。ちなみに、芥川也寸志さんはその名前から分かるように、芥川龍之介の子ども(三男)にあたります。(写真上) いよいよ書き初めを練習する時期になりました。今日は、3年生各クラスが練習に取り組んでいました。1,2校時は1組、3,4校時に2組が視聴覚室で行いました。こういう時に、視聴覚室はとても便利です。床を広々と使って練習することができます。 3年生は、「友だち」の三文字を書きます。毛筆の指導は、3年生になってから始まりました。ですから、毛筆での書き初めは、3年生にとっては初めてということになります。また、今まで書写指導は、教室の机の上で書かせていました。床に向かって筆をとるのも初めてです。 お手本をよく見ながら、いつもの習字半紙を使って何度か練習をしました。今日は、最後に1枚だけ書き初め用の半紙を使って書いてみました。大きすぎたり余白が開いてしまったりと、なかなかうまくいかなかったようです。今後も書き初めの練習を何度か行い、冬休みの宿題にもしていきます。3学期の初めには、さらにすばらしい字が書けるようにしていきます。(写真中) 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう(四角形と三角形の面積」」という学習をしています。面積については、4年生で正方形と長方形の面積について学習済みです。それを基に、まず平行四辺形の面積について学習しました。平行四辺形は、長方形の面積に置き換えることができるため、「底辺×高さ」という公式を導き出すことができました。 次に学習したのが三角形の面積でした。同じ大きさの三角形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「底辺×高さ÷2」という公式を考えることができました。 そして今回は、台形の面積についての学習でした。(上底+下底)×高さ÷2と塾などで知っている子は多いですが、どのようにしてその公式が導かれているのかを説明できる子はいるでしょうか? 学校では、まず今まで習った面積の公式を使い、台形をそれらの図形に置き換えて面積を求めさせていくことから始めます。(写真下) 同じ大きさの台形を組み合わせると、平行四辺形になります。あるいは、半分の高さで切って組み合わせると、平らな並行四辺形にすることができます。さらに、対角線を引けば、2つの三角形の面積として見ることもできます。それらの試行錯誤から、式の中の数値が台形のどの部分に当たるのかを考え、公式にしていきます。これぞ算数のおもしろさです。 12月13日の給食![]() ![]() 魚の南部焼き ひきないり はっと汁 牛乳 一口メモ 「ひきないり」は、福島県の郷土料理の一つです。大根やにんじんなどの野菜を、冬の保存用に細く切って干したものを「ひきな」と呼んでいるそうです。その「ひきな」を甘いしょうゆ味で炒め煮にしたのが「ひきないり」です。具材は、ちくわやさつま揚げ、鶏肉などを入れたりと、家庭によって様々です。 「はっと汁」は、小麦粉に水を加えてよく練って、薄く伸ばした「はっと」 が入っている汁物です。今日の「はっと」は、小麦粉ではなく米粉を使っています。はっと汁は、お米がとれない時の主食として食べられていた料理です。すいとんに似ていますが、すいとんは丸めた団子のような形をしています。「はっと」は、薄く伸ばした形をしています。 社会科見学(5年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 編集体験、合成体験、映像学習コーナーの見学、くらしプラザの視聴・体験、公開ライブラリーの視聴等、とにかくもりだくさんでした。 その中でも特に、子どもたちの心に残ったのは番組収録体験です。カメラマン、ディレクター、プロンプター(原稿を送る人)、キャスター等の役割を一人一役担い、「SKIPシティニュース」を収録しました。この体験を通して、番組制作に多くの人が関わっていること、チームプレイが大切だということが分かりました。 身をもって学んだことで、多くの思いや学びが心に刻まれたはずです。これからの社会科の学習に生かしていきます。 12月12日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5年生は、社会科の時間に「未来とつながる情報」という単元にちょうど入るところです。放送、新聞などの産業が、国民生活に大きな影響を及ぼしていることを学んでいきます。その事前学習として、タイムリーな社会科見学になりました。 途中30分間のお昼休憩を挟み、9時半から14時半まで5時間にわたって充実したプログラムが組まれていました。どのプログラムもクラスごとにスタッフがつき、ていねいに説明や指導をしていただきました。 映像学習ゾーンでは、映像の歴史やしくみを学び、映画のつくり方を体験できる映像ミュージアムになっていました。また、CGのしくみやアニメの製作、効果音など、タッチパネルに触れながら楽しく学べるようになっていました。(写真上) 「空飛ぶ魔法のじゅうたん」の体験では、緑色の背景のスタジオでクロマキー合成の体験をしました。じゅうたんの上に乗った子ども達の映像に、恐竜が襲ってくる映像を組み合わせて、合成映像を制作する体験です。よくテレビで目にする手法で、天気予報などで解説者と天気図を合成する場合に使われています。 映像編集体験では、パソコンを使って動画を組み合わせ、簡単な番組を制作する内容になっていました。動画素材の順番や組み合わせを変えるだけで、キャッチボールをする動画がいろいろなストーリーで映像作品に仕上げることができます。さらに作成した動画に効果音を入れるなど、複雑な編集技術も体験することができました。編集の仕方次第で動画のめざす方向性が決まるので、まさにテレビは「作られているもの」ということが分かります。映像編集体験は、1時間かけて体験するプログラムで、パソコンに向かっての作業が続きました。黙々と動画を貼り付けたり切り取ったりする様子が見られ、動画編集ソフトに興味をもった子が多かったようです。 午後は、併設されている「彩の国くらしプラザ」の見学・体験も行いました。消費生活をテーマにした全国唯一の本格的な参加体験型の施設です。「ピンポーン! きみならどうする?」というブースでは、玄関を舞台に販売員があの手この手で勧誘してくる手口を体験する内容でした。訪問販売員による悪質商法を体験するとともに、その対応方法を学ぶことができます。いかにも真面目そうな人が訪れ、おいしい水をつくる機械を売ろうとしたり、学習教材の訪問販売に来たりします。とても臨場感あふれる演出に驚きました。 子ども達が一番印象に残ったのは、「ニュース番組収録体験」だったと思います。実際に放送局で使われているスタジオ機材を使って、ディレクターやカメラ、オーディオ・ミキサー、キャスターなど、それぞれの役割に分かれてニュース番組の収録体験を行いました。各役割ごとにスタッフの方がついて指導していただけたので、どのグループも短いニュース番組でしたが無事に収録することができました。「はい、カット!」の声とともに、テレビカメラの前で緊張してニュース原稿を読んでいた子ども達の顔が一気に緩みました。(写真中・下) 「空飛ぶ魔法のじゅうたん」と「ニュース番組収録体験」で制作した映像は、DVDになって学校に持ち帰っています。どんな映像になっているか、教室で見るのが楽しみです。 12月12日の給食![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() しらたきチャプチェ オレンジ(紅マドンナ) 牛乳 一口メモ 今日はビビンバとしたらきで作ったチャプチェの韓国料理の献立です。クイズです。ビビンバの名前の意味は次のうちどれでしょう? (1)ご飯を炒める (2)ご飯を混ぜる (3)ご飯を焼く 答えは(2)の「ご飯を混ぜる」です。韓国語で「ビビム」は「混ぜる」という意味で「パプ」は「ご飯」という意味からビビンバという名前になったそうです。今日は盛り付けがしやすいように混ぜご飯にしていますが、本来は白いご飯の上にナムルやお肉、キムチ、卵などを彩りよく盛り付けて、食べる前によく混ぜていただく料理です。 韓国料理では「赤・青・黄・白・黒」の「五色」を大事にしており、この5色の色を料理に使うことで見た目も美しく栄養バランスもよくなるように工夫されています。 今日のデザートは愛媛県産の紅マドンナです。とても甘くで果肉がジューシーなので人気のフルーツです。給食室できれいに洗って4等分にしました。(写真2、3枚目) 美術館鑑賞(4年生)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() バックヤードでは、美術作品が大切に保管されています。通常では立ち入ることのできない美術館の裏側を見学することができ、新たな知識や経験を得ることができました。 野見山さんの展覧会では、野見山さんの後期作品を鑑賞しました。様々な色や形で表された作品を前に、子どもたちは自分なりの見方や想像を広げながら、興味深く鑑賞していました。学芸員さんに質問したり、題名までよく確認している姿が見られました。抽象的な表現の作品が多かったため、この絵は何が描かれているのだろう?と、興味が広がった様子でした。 美術館では、小さな声で話したり周囲に気を付けながら歩くなど、鑑賞マナーについても学ぶことができました。美術作品に親しむ、豊かな時間を過ごすことができました。 12月11日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() タブレットに打ち込んだ作文は、すでに担任の先生が目を通し、赤い添削がびっしりと入っている状態でした。二重線でいらない箇所や文章が削ってあったり、誤字脱字が訂正されていたり、さらにはどのような文を追加したらよいかというヒントがていねいに書かれていたりします。自分も6年生の担任をしていた時に経験がありますが、文章をどこまで直してよいのか困るくらい添削が必要な子もいました。また、既定の文字数に収まるように、文量を調整してあげることも必要です。タブレット内の下書きがどのように添削されているのか、ぜひ家庭でも見てあげてください。6年生の担任の苦労が理解いただけると思います。 子ども達は、ここから手書きの作業になります。直しの入ったタブレット内の作文を、文集用の原稿用紙に一度書き写してみます。横書きで入力した文章を縦書きで書き写していくので、子どもにとっては大変な作業です。そこで、さらにもう一度確認をしてから、いよいよ清書となります。清書をする際は、ペンで書くことになります。 終業式まであと2週間となりました。学期末が近づき、テスト用紙に向かっている姿が多く見られるようになりました。2年2組では、算数のかけ算のテストが行われていました。 テスト用紙を配る前に、九九の計算カードを見ながら復習する時間をとりました。毎日お経のように九九を唱えながら、いつでもどの段でも、そしてどの九九でもすぐに言えるように練習してきました。今回のテストで九九の学習が終わるのではなく、今後も毎日繰り返し言えるように練習していきます。また、計算カードを使った九九の練習は、冬休みの宿題にもなります。ここでの努力が、3年生以上の算数を左右すると言っても過言ではありません。がんばれ、2年生!(写真中) 午前中、4年生の美術館鑑賞があり、バスで練馬区立美術館に行きました。年度当初に申請を出したところ、昨年度に続き美術館鑑賞ができる運びとなりました。送迎の貸し切りバス2台は、区の公費で行われています。 練馬区立美術館は、中村橋の駅の近くにあります。毎年1月に、連合書写展や連合図工展の会場になっている場所です。今まで作品が選ばれた経験のある子は、家の人に連れられて来たことがあるはずです。しかし、美術館としての目的で来てことがある子は、ほとんどいないのではないでしょうか? 美術館に到着してから、学芸員さんの説明を聞きながら、クラスごとに分かれて見学をしました。バックヤード見学では、地下にある収蔵庫内を特別に見せてもらいました。大型の金庫のような入口は、重い鉄の扉と木の扉、さらには網戸で仕切られていました。中には入れませんが、入口から見た限りでは、木の箱の中のような室内でした。温度と湿度が一定に保たれ、美術品を守っている部屋になっています。練馬区で所蔵している美術品は、絵画や彫刻、屏風、刀など、かなりな点数があります。(それだけ金額も…) 一方、展覧会鑑賞は、現在行われている「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」の絵画展を見学しました。野見山暁治(のみやま ぎょうじ)は、日本の洋画家として活躍しました。昨年、102歳で亡くなる前まで絵を描き続けたそうです。福岡県の出身ですが、練馬区にもアトリエを構え、多くの作品を描いています。 抽象的な絵が多くて難しいかなと思っていましたが、学芸員さんの説明もあり、4年生の子ども達は熱心に見入っていました。野見山暁治は、パブリックアートにも関心をもち、多くの作品を生み出しました。パブリックアートとは、美術館やギャラリー以外の広場や道路、公園などの公共的な空間に設置される芸術作品を言います。そういう説明を聞いてから作品を見ると、「なるほど」と思ったり、抽象的なものがいろいろな形に見えてきたりしました。とても貴重な経験ができた美術館鑑賞になりました。(写真下) ところで、この練馬区立美術館は、もうすぐ建て替え工事に入ります。隣の建物の敷地も合わせて、かなり大きな美術館の建設予定があるそうです。しばらくはこの美術館見学もできなくなるでしょう。また、1月に行っている連合書写展や連合図工展は、この1月から別会場を使うことになっています。 12月11日の給食![]() ![]() ねり丸キャベツのポトフ キャベーキ 牛乳 一口メモ 前日に収穫されたばかりの練馬区産のキャベツを、学校に無償で届けてもらいました。今日は、このキャベツをたっぷりと使った献立にしました。 毎年11月に、練馬区産キャベツの献立が行われています。しかし今年はキャベツの生育が悪く、12月に変更になりました。キャベツは涼しい気候を好みます。夏から秋にかけて気温が高い状態が続いたために生育が遅れ、キャベツがうまく育たなかったのが原因とのことでした。 このように、野菜を育てるということは、天候に左右されるとても大変な仕事です。今日のキャベツは、農家さんたちが苦労をして子ども達のために大事に育ててくれたものです。感謝の気持ちをもって味わえるように指導していきます。 12月10日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今まで、空気、水の順に温めると体積がどのように変化するのか、実験を通じて調べてきました。温めると体積が増えるのは同じでも、大きく体積が増える空気に比べて、水の体積は少ししか増えないことが分かりました。 今日は、2組が理科室で「金属の体積と温度との関係」について調べる実験をしていました。子ども達の最初の予想では、金属も温めると体積が増えると考えた子がほとんどでした。一方で、「体積は増えない」と予想した子もいました。かたい金属が熱くなって大きくなるとは考えにくいものです。やかんを火にかけたら、大きくなっているでしょうか? そのように子ども達に投げかけると、「そういえば…」と体積は変わらない派が多くなります。 4年生のこの実験のために、理科室には「金属膨張実験器」という優れものが用意してあります。真ちゅう製の球状のものと、内径の異なる2個の真ちゅうの環(常温では、片方は通りますが、もう一方の環には通りません。)がそれぞれ棒に取り付けられた実験器です。熱による膨張・収縮を金属球と環を使って調べていきます。金属球を熱して体積が増えれば、常温で通っていた環の方も通らなくなるはずです。 実験では、まず金属球をお湯(熱湯)で温めることから始めました。結果は、温めた金属球は環に通ることが分かりました。常温と変わらないということは、お湯で温めても体積は増えないということになります。いくつかの班では、「少し球が引っかかって大きくなったみたい…」と言っていましたが、それは子どもの思い込みからくる実験結果です。 次に、カセットコンロの火で金属球を温めて、同様に環に通す実験をしました。結果は、常温では通っていた環に金属球が引っかかり、通らなくなりました。金属は、温めると体積が増えるということが分かりました。この後、水で球を冷やして、再び金属の環に通ることを確かめさせています。(写真上) 今までの実験から、空気も水も金属も、温めることで体積が増えるということが分かりました。しかし、物質によって体積の増え方は異なり、特に金属は高い熱に対してわずかに大きくなるだけであることが分かりました。教科書には、線路のつなぎ目のすき間が、夏と冬で間隔に違いがある写真が載っています。また、鉄塔で支えられている電線も、冬に比べて夏場にたわんでいるのは、熱膨張によるものです。 2年生は、算数の時間に「九九をつくろう」というかけ算の学習をしています。かけ算九九は、11月から始まり、今はもう全ての段を学習済みです。九九の暗唱は毎日欠かさず行っています。 2組では、かけ算九九を使ってものの数を求める問題に取り組んでいました。「箱の中のチョコレートは、全部で何個ありますか。いろいろな求め方を考えましょう。」という問題でした。チョコレートが縦横にたくさん並んで入っている場合に、端から1個、2個…と数えるのではなく、習った九九を使って計算することがねらいとなっています。子ども達は、縦の並びでまとまりを作ったり、横のまとまりを考えたりと、様々に工夫して答えを求めていました。(写真中) 算数は、生活の中に生きてこその学習です。建物の窓の数を端から一つずつ数えていくのではなく、縦と横の数をかけ算して求めるのが算数を習った意味というものです。かけ算もわり算も、さらには分数や小数も、生活の中で必ず活用されているはずです。 6年生は、音楽の時間に「演奏による表現の違いを聴き取ろう」という鑑賞教材の学習をしています。6年生は、連合音楽鑑賞教室があったばかりです。昨日、オーケストラの生の演奏を練馬文化センターで聴いてきました。そのイメージをもとに、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第一楽章が、指揮者によってどのように表現が変わるのか、聴き比べをしていました。 今日は、テンポが速めの演奏とゆっくり目の演奏の2種類を聴き比べていました。速めのテンポで演奏していたのは、ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮(オーケストラはベルリン・フィル)でした。ゆっくり目の方は、バーンスタインが指揮をしたウィーン・フィルの演奏のようでしたが、違いはそれほど大きくはなく、子ども達も少し迷っていたようです。YouTubeには、いろいろな指揮者による「運命」の聴き比べ映像があります。その中でも、N響を指揮したジャナンドレア・ノセダが指揮をした演奏は必見です。(ものすごい速さ) ところで、カラヤンがベルリン・フィルを指揮している映像は、50年以上前に収録したものです。楽器のアップの映像が多いのと、指揮をするカラヤンの姿に逆光が多いのが特徴の映像になっています。カラヤンの指示により、全てのカメラワークが考えられていたという話は有名です。音楽の流麗さだけでなく、いかに美しい映像にするかというカラヤンの思想が表れています。そういう商業主義的なところがアンチ・カラヤン派を生みましたが、私はカラヤンの演奏が大好きでした。学生の頃、東京文化会館と普門館の演奏会に行き、後ろの席から「ブラボー」を叫んでいました。(写真下) 今日の音楽の授業では、指揮者の違いによる様々な演奏のよさを味わい、表現の多様性を知ることが目的になっていました。子ども達の中に、少しでもクラシック音楽の魅力が広がることを願っています。演奏者による聴き比べのおもしろさは、クラシック音楽ならではの楽しみの一つです。 12月10日の給食![]() ![]() 切り干し大根入り卵焼き キャベツと小松菜の和え物 根菜たっぷり味噌汁 牛乳 一口メモ 今日の卵焼きには、鶏ひき肉と玉ねぎ、にんじん、切り干し大根と、具材がたっぷり入っています。 卵は、どの家庭の冷蔵庫にも必ずと言っていいほど常備されている食材の一つです。ゆで卵やオムレツ、茶わん蒸し、目玉焼きと、卵を使う料理はたくさんあります。卵は、熱が加わると固まる性質があるので、生で食べる卵かけご飯や半熟で食べるポーチドエッグなど、火の通し方を変えることでいろいろな卵料理を作ることができます。 子ども達は、卵を割ったり卵を使った料理を作ったりしたことがあるでしょうか? 肉や魚のように切ったりする必要がなく、火の通りも早いので、自分で作れる卵料理を一つでも覚えさせておくと便利です。 5年生 総合「お米づくりに挑戦!」![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今年の5月から始まった学習で、芽出しから行った苗が実をつけ、いよいよ収穫を迎えました。今までの稲の成長の記録を思い返しながら、我が子のように大事に脱穀ともみすりをする子供たちの姿を見て、学習の深まりを感じました。 もみすりを終え、出てきたお米を見た子供たちは、「すごい!」「わぁーお米だ!」と歓声を上げていました。また、うまく実をつけることができなかった稲もあり、農作物を育てる苦労を知ることができました。 日常的に口にするお米が、どのようにして食卓に届くのかを学習することができ、子供たちの食に対する意識にも変化がありました。今日の給食の際には、自分たちのお米と見比べて「きれいなご飯だな」と感慨深く話をしている子もいました。 5年生では12月20日(金)に家庭科で「お米の炊飯」と「お味噌汁づくり」の調理実習をします。今度は、調理をする立場になり、日本の主食であるお米に関しての理解を深めることができるようにしたいと考えています。 12月9日(月)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 11月の後半から、ポインセチアとともに園芸売り場でよく見かけるのがシクラメンです。昔は、シクラメンというと、このような大鉢のものが主流でした。しかし最近では、「ガーデンシクラメン」と呼ばれる寄せ植え用の小さなタイプがたくさん出回り、比較的値段の安いものが多くなっています。 毎年、勤労感謝の日の頃、親戚にシクラメンの鉢を贈っています。埼玉県の吉見町に有名なガーデンセンターがあり、いつもそこで選んでいます。今年も2週間前に行ってきました。今年は、シクラメンには無かったブルー系の花色の品種がたくさん並んでいました。(ブルーといっても紫色の品種です)また、八重咲のシクラメンや上に向かって咲くものなど、毎年新しい品種を見ることができます。今回いただいたシクラメンは、花弁の上部が濃いピンクになるバイカラー咲きの品種です。昭和の時代に流行った頃のシクラメンと言ったら、花色は必ず「赤」でした。その後の品種改良で、様々な色合いの赤色からピンク系のシクラメンが一気に増えました。(写真上) シクラメンは、球根植物です。花き農家では、種から生育して1年〜1年半ほどでこれだけの大鉢に育て上げます。花は次々と咲き続け、4月頃まで楽しめます。シクラメンをすぐにダメにしてしまう場合は、置き場所と水やりに気をつけていないからです。まず、なるべく涼しい場所に置くことです。室内の暖房を入れているところや、日のよく当たるところでは暖か過ぎます。水やりは乾いたらたっぷりあげますが、中央の球根部分に注がないことです。さらに、受け皿に水をためないことも重要です。 1,2校時に、5年生が稲の脱穀ともみすりをしていました。先月刈り取った稲は、今まで4階の廊下に干していました。視聴覚室に持っていき、まずは稲の穂先から籾(もみ)を落とす「脱穀」の作業をしました。牛乳パックを用意してきた子が何人かいました。牛乳パックに稲穂を入れてから口を押えて引き抜くと、籾だけ取り除くことができます。しかし、だんだん面倒になったのか、手作業で脱穀をしていた子が多かったようです。 大変だったのは、次の「籾すり」でした。籾から籾殻を取り除いて玄米にする作業が籾すりです。毎年、この学習のために用意してあるのが、すり鉢とソフトボールです。すり鉢に籾を入れ、ボールでゴリゴリとこすると、籾殻と玄米に分けることができます。しかし、これもとても根気のいる作業です。今では、これら全ての作業が機械化されています。手作業で行いながら、文明の利器のありがたみを感じるひと時です。 5年生が育ててきた稲から、なんとか玄米まで作ることができました。ほんのわずかではありますが、苦労して手に入れた玄米から、子ども達はどんなことを感じたのでしょうか。(写真中) 午前中、6年生と連合音楽鑑賞教室に行ってきました。歩いて光が丘駅まで行き、そこから練馬駅まで大江戸線に乗りました。会場は、練馬文化センターの大ホールでした。(写真下) 連合音楽鑑賞教室は、練馬区の教育会が主催となって、昔から行われてきている取り組みです。今年は、梅田 俊明さんの指揮と解説で、東京都交響楽団の演奏を聴くことができました。 1曲目は、ドラゴンクエスト「序曲のマーチ」でした。ゲーム音楽として子ども達にもなじみの曲ですが、東京オリンピックの開会式の選手入場に使われたことでも有名です。続いて、楽器の紹介がありました。弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器、そしてハープの紹介がありました。弦楽器群の紹介の後、弦だけで演奏されたのは、ベートーヴェンの第九の第4楽章から「歓喜のテーマ」が低弦からバイオリンへと広がっていく部分でした。 3曲目は、シベリウスの「行進曲風に」(カレリア組曲より)でした。短いながら、わくわくさせる付点音符のリズムが心地よい曲です。続いて、モーツァルトのオペラ「魔笛」から、序曲と夜の女王のアリアが演奏されました。「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え…」と歌われるアリアは、一般に「夜の女王のアリア」と呼ばれています。以前、車のCMでも使われていました。ソプラノの高い音域と声を転がすように歌うコロラトゥーラの技法を要する難しいアリアです。ソプラノ歌手の富永 果捺子さんが出演されていました。 次に、全員合唱「つばさをください」を歌いました。オーケストラの伴奏で歌を歌うのは、なかなかめったにできない体験でした。 最後に、ビゼーの「アルルの女」から「メヌエット」と「ファランドール」が演奏されました。メヌエットは、フルートの美しいメロディが印象的な曲です。旭町小の子ども達は、みんなハッとして聴いていました。学校の朝の放送で、毎日かかっている曲であることに気がつきました。ファランドールで盛大に終わった後、アンコールとして「ラデツキー行進曲」が演奏されました。全員で手拍子を入れながらの演奏は、年明けに行われるニューイヤーコンサートさながらでした。 クラシックの演奏会は、小学生が入れない場合が多いですが、春休みなどに行われるファミリーコンサートなどもあります。せっかく東京に住んでいるのなら、生のコンサートに触れる機会を与えてあげたいものです。 |
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