1月12日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1校時に、2組の教室では凧作りに取り組んでいました。1年生は、生活科の教材として凧を組み立てるセットを購入しました。凧の本体は、不織布製で、絵を描くことができるようになっています。先週の土曜日に、凧に自分の好きな絵を描くところを授業公開しました。今日はその続きとして、しっぽを取り付け、タコ糸を結んで完成です。 糸を結ぼうとしている場面で教室に入ったところ、子ども達の顔つきが少々険しい様子でした。タコ糸を本体に結び付けるのに、どの子も苦戦していたのです。(写真上) 説明書には、凧の本体についている輪っかに、タコ糸の端を2回片結びして留める図が示されていました。2本のひもを結ぶという経験があったとしても、輪っかに糸を結ぶというのは、子どもにとっては全く違う操作になります。2人組で作るようにさせていたので、近くの子が教えてあげたりしながら、徐々に出来上がっていきました。こういう試行錯誤も生活科の勉強の一つになるのだなと思いました。 今日は、ちょうど北風の吹く陽気だったため、凧揚げ日和になりました。2校時は、自分たちで作った凧を持って校庭に出て、試しに揚げてみました。タコ糸を結ぶのに苦労していた顔はどこへやら…楽しそうに凧揚げを楽しんでいました。 2年生は、音楽の時間に「そりすべり」の曲を聴いていました。(写真中)鑑賞教材を使った学習も、音楽の授業での大切な学びの一つです。「そりすべり」は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った曲です。誰でも冒頭の旋律を聴いただけで、「ああ、あの曲」とすぐに分かるのではないでしょうか。特に、クリスマスの時期にところどころで使われる曲です。 「そりすべり」というと、日本では子ども達が雪遊びとして滑っているイメージがあります。原題は「Sleigh Ride」で、それを日本語で「そりすべり」と訳しているところに違和感が生じています。この場合の「そり」というのは、雪道の上を馬が引っ張る乗り物を意味しています。 それはともかく…2年生の鑑賞教材として扱われているのは、「いろいろな音や旋律の移り変わりを楽しむ」学習としてです。ウッドブロックで「カッポ、カッポ」という馬のひづめの音を表したり、鈴を使って「シャンシャン…」という音が入っていたりします。さらに、馬を勢いづけるためのムチの音も聞こえてきます。オーケストラでは、ムチはよく使われる楽器です。(マーラーの交響曲やムソルグスキーの展覧会の絵(ラベル編)などが有名)2枚の長い板を合わせて「パチン」という音を出す、立派な楽器です。さらに、最後の馬のいななきの音は、トランペットの特殊な奏法で行われています。 昼休み中に、避難訓練がありました。3学期は、予告なしで訓練を実施します。「地震速報に続いて大きな地震が発生、さらに火災が発生」という想定での訓練でした。緊急放送が流れるやいなや、校庭で遊んでいた子ども達が中央に集まってきました。予告はありませんでしたが、事前指導がしっかりできていた証拠です。(写真下)校舎内にいた子ども達も、その後近くの先生に誘導されて校庭に集合しました。 来週月曜日の1月17日には、阪神淡路大震災から27年目を迎えます。あの日のことは、今でもはっきりと覚えています。6年生の担任をしていた時のことでした。朝、学校に来たら、職員室のテレビがつけられていて、すごい光景が飛び込んできました。ビルが倒壊し、高速道路が将棋倒しのように崩壊している様子、火災のすさまじさ…首都直下型地震の恐ろしさを感じました。その後、各学校の耐震工事が急ピッチで進められていくことになりました。 きっと来週の月曜日を迎えるにあたり、ニュース等で昔の映像が流れると思います。当時の様子を子ども達に話してあげてください。といっても、保護者の皆さんにとっては、27年前ははっきりとした記憶のない頃でしょうか。 |
|