10月4日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2組の教室では、教科書の資料や動画を使って学習を進めていました。川の上流〜下流の様子と、それぞれの河原にある石の写真が教科書に掲載されていました。(写真上) 本来ならば、実際に川に行き、流れる水や河原の石の違いを調べてくるのが一番の勉強です。子ども達の中には、夏休みや休日を利用して、河原に出かけたことがある子が多いのではないでしょうか。上流は水の流れが急で、下流に行くほど川幅が広くなり、流れが緩やかになっていることに気がついていたでしょうか。また、河原の石は、上流ほど大きくごつごつしていて、下流に行くほど丸みを帯びた小さな石になっていることに気づいていたでしょうか。今度、家族でバーベキューなどで出かけた際は、ぜひ川の様子や河原の石に意識を向けさせてあげてください。 ところで、河原の石が丸いのは、流れる水の働きによるものです。大雨などで石が流された時に、石同士がぶつかり合い、角が取れて丸くなっていきます。と言うのは簡単ですが、実際にどれだけの時間がかかって河原の石ができているのでしょうか。 以前、理科の時間にこんな実験をしたことがあります。茶筒に角張った石と砂利と少しの水を入れ、蓋をして激しく振ります。グループの友達で交代しながら、とにかく何百回も何千回も振り続けました。(台風などの大雨の時の川底を再現した実験)蓋を開けてみると、なんとなく角が取れたような気もしますが、あまり変わっていないような…でも、水が濁ったことから石が削られたことが分かりました。この現象が実際の川底で行われているとしたら、気の遠くなるような時間をかけて河原の石が丸くなっていくことが想像できます。 教育アドバイザー訪問の授業がありました。1年2組では、1学期に続いて2回目のアドバイザー訪問です。(初任者研修として毎学期行っています。)今回も、前任の校長の道山先生にお越しいただきました。 授業は、「二わのことり」という資料を使った道徳の学習を行いました。「友情・信頼」の指導内容です。 「二わのことり」は、低学年資料の定番とも言えるほどよく取り上げられるお話です。・・・主人公の「みそさざい」は、「やまがら」のお誕生会に行こうか、「うぐいす」の音楽会の練習に行こうか迷います。小鳥たちはみんな「うぐいす」の家に行きます。「みそさざい」も「うぐいす」の家に行きますが、誰も行こうとしない「やまがら」のことが気になってしかたがありません。迷ったあげく、「みそさざい」は「やまがら」の家に行きます。「お祝いに来たよ。」とみそさざいが言うと、やまがらは喜んで小さな目に涙を浮かべたのでした。・・・というお話です。「みそさざい」という変わった鳥の名前が出てくるのが難点ですが、子ども達は自然にお話の内容に溶け込んでいました。 1年生は、小学校に入学してから様々な友達と交流する楽しさを感じてきています。一方で、自己中心的な言動をしてしまい、友達とぶつかることも多いはずです。みそさざいの葛藤を感じ取りつつ、やまがらのことを思った言動について考えさせ、友達と仲よくするために大切なことを考えさせていきます。 資料提示は、先生が紙芝居で伝えていました。そしてそれぞれの登場人物(鳥たち)の絵を黒板に掲示しながら、お話の内容をていねいに振り返り、子ども達に考えさせていました。(写真下) 4年1組が、理科室でマッチの擦り方の学習をしていました。4年生は、来月以降に「ものの温度と体積」や「もののあたたまり方」の学習で火を使う実験があります。ただ、今はカセット式コンロを使うため、マッチを使用することはありません。しかし以前までは、マッチを擦り、アルコールランプを使って実験をしていました。そのため教科書には、マッチやアルコールランプの扱い方の紹介のみ掲載されています。現在の小学校理科で実際にマッチを使っているのは、6年生の「ものの燃え方」の実験で、ろうそくや線香に火をつける時くらいです。 マッチ棒の持ち方や擦る向き、消し方などの指導をしてから、グループで一人ずつマッチを擦ってみました。初めてマッチを手にした子が多く、擦る勇気がなかなか出てこない子が多かったようです。中には、バーベキューやキャンプでマッチを擦る経験をしたことがあった子がいたようです。子どもにとっては、何事も経験させてあげることが第一です。 |
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