10月7日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1組では、昨日「9+4」の計算の仕方について学習していたようです。今日は、その計算の方法を使って、「9+3」や「8+3」、「7+4」の計算の仕方を考えていきました。 「9+3」の計算では、まず算数ブロックを使って、具体物の操作をさせていました。9個と3個のブロックを用意し、たす方の数のブロック(3個)を1個と2個に分けます。次に、9個と1個を合わせて10個にし、残りの2個を合わせて12(個)と答えが出ます。(写真上) この10のまとまりを作って「10といくつ」で答えを求めていく、繰り上がりのある計算方法を「さくらんぼ計算」と名付けています。先の例で言うと、3の数字の下に枝分かれして1と2を書いたものが、さくらんぼの形に似ているためにそう呼ばれています。1年生の保護者の方は、お子さんの教科書で確かめてみてください。(ただし、教科書には「さくらんぼ計算」という言葉は使われていません。) 2学期のこの時期になると、4月から学級で指導してきたことがしっかり定着し、担任と子ども達との関係が出来上がっている様子がうかがえます。1時間の授業の中で、机の上に用意するものややるべきことの指示が、次々と先生から発せられます。1年生の段階なので、担任の先生はゆっくり全員が揃うまで待つようにしていますが、この積み重ねが6年間の学習に大きく影響していくのだなと思いました。 また、机の上の整とんも大切な学習の力であることを感じます。今日は、教科書、ノート、筆箱、算数ブロックを使いました。ブロックを使う時は、「机の上に広場を作って…」と先生が指示を出します。ノートや教科書を端に寄せて、ブロックを操作する場所を作りなさいという約束です。一方、ノートに書く時間になると、教室のあちこちでいろいろなものが落ちる音がします。筆箱や教科書が落ちたり、ガシャ〜ンと算数ブロックが散らばったりします。一人当たりの机の大きさは決まっているので、それ以上広げることはできません。そのスペースで、いかに物を落とさずに上手に学習を進めていけるのかということも、大切な学びの一つです。 2校時は、3年2組の授業観察に行きました。国語の「修飾語を使って書こう」という学習内容でした。3年生では、主語と述語の関係については、すでに学習済みです。「文の意味をを詳しくする言葉」ということで、修飾語について学習していきます。文章の中で、「何を」「どのように」「どんな」「どこで」など、他の言葉をより詳しく説明する言葉が修飾語です。 最初は「花が、咲きました。」の主語と述語だけだった文章が、修飾語の「赤い」「たくさん」等をつけることで、だんだんとわかりやすい文章になることに気づいていきました。(写真中) 2年生は、国語の時間に「お手紙」という学習をしています。物語教材ですが、お話全体がほとんど会話文で構成されているため、単元の終わりには音読劇を行う予定です。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズの1冊に、「ふたりはともだち」という絵本があります。仲良しのがまくんとかえるくんが、2人の間で繰り広げられる様々なエピソードが会話形式で描かれています。相手を思う気持ちがとっても優しくて、そしておかしくて、でもちょっぴり切ないところもあります。その中にあるお話の1つが「お手紙」です。他の4つのお話も、とても面白い内容です。 教科書にある「お手紙」は・・・手紙を一度ももらったことがないと言って悲しい気持ちになっているがまくんを心配したかえるくんが、がまくんに内緒で手紙を出し、一緒に待ちます。手紙を待ち続け、寂しさに心がいじけてしまうちょっぴりわがままで自分勝手ながまくんと、一生懸命相手に優しい言葉をかけるかえるくんの温かい友情を読み取ることができます。(写真下) かえるくんが手紙を託した相手がかたつむりくんであったことや、かえるくんががまくんに自分が手紙を書いたことをしゃべってしまうところなど、かわいすぎて笑ってしまいます。そして、作者自身の手による「さし絵」がまたすばらしい絵本です! 現在、学校の図書室の入口付近にその絵本が置いてあります。 |
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