10月17日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今日は、全校朝会の後の1校時にマーチング練習になっていました。6年生の演奏が、学校の周り一帯にもよく響いていたと思います。マーチングは、楽器の演奏だけでなく、行進や隊形移動も大きな見せ場となっています。そのため、道行く人々も思わず足を止めて、その様子を見ていたようでした。 今年の6年生の演奏曲目は、「史上最大の作戦」、「奇跡」、「群青(ぐんじょう)」の3曲です。今週木曜日の児童鑑賞日と、土曜日の保護者鑑賞日に向けて、いよいよ仕上げの段階になってきました。(写真上) 先週は天候の悪い日が続き、どの学年も肝心の校庭での練習がうまく進みませんでした。運動会前(体育発表会前)のこの時期は、どの先生も天気予報を1日に何度もチェックしながら練習予定を練り直すものです。練習割り当ての学年は、雨天の場合は体育館を使うことができますが、本番が行われる校庭とはずいぶん違いがあります。 今日は、午前中から雨が降ったりやんだりの天気でした。残念ながら、体育館での練習に変更した学年がいくつかありました。今週の天気は、今のところ後半は良さそうです。明日の練習が校庭でできるかどうかが重要なポイントになりそうです。 2学期から1年生は、日直の子が前に出て、朝の会でスピーチをすることになっています。2組では、「好きな教科」というテーマでスピーチをしていました。「ぼくは、図工が好きです。理由は…」、「私は、体育が好きです。理由は…」というように、好きな教科に続いてその理由を話すようにさせていました。(写真中) 子ども達に、「話す力・聞く力」をつけさせるためにスピーチを取り入れることは、とても効果的な指導です。「みんなの前で話をする」ということは、普段からよく発表をしている子にとっては比較的簡単なことです。しかし、引っ込み思案な子にとっては、かなり高い壁となっているでしょう。みんなの前で話をすることと、自分の言葉で話ができるようにすることを目標にしているのが「スピーチ」です。子どもにとって話す力は、「単語は言えても、文章で話すことができない。」という傾向が強いのではないでしょうか。つまり、問題の答えは言えても、その解き方を説明することが難しい子が多いということです。低学年のスピーチでは、話型を示してあげながら、少しずつ話がふくらむように指導を続けていきます。 高学年になってくると、テーマを広げて設定しても、上手にスピーチができる子どもが増えてきます。(ただし、これも積み上げが重要です。)私が担任をしていた時は、毎日「1分間スピーチ」を朝の会で行っていました。砂時計の1分計をひっくり返しながら、日直が順に話をしました。1日に2人ずつ発表するので、1か月に1回以上はスピーチをすることになります。年度当初は話をするのが苦手だった子も、2学期、3学期と回数を重ねるうちに、スラスラとスピーチができるようになってくるものです。 6年生は、理科の時間に「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくるということを学習していきます。 4年生の星や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで1組では、ボールに懐中電灯の光を当てながら、月と太陽の位置関係を確かめていました。ボールが月で、ライトが太陽の光です。(写真下) 実際に見えている月をボールにたとえ、さらに太陽を懐中電灯にたとえているというのは、子どもにとっては難しい考え方です。さらに、教科書にあるような、太陽と月との位置関係から月の形が変わって見えるという図は、いったいどれだけの小学生が理解できるというのでしょうか。(きっと大人でも理解できない方が多いはずです。)それは、「図の中心に描かれている地球上に自分がいる」という視点で考えることの難しさが影響しているからでしょう。 三日月がなぜ夕方の西の空に見えるのか、満月はなぜ夕方東の空に見えるのか…これらをきちんと説明できるようにするためには、実際の月を見ながら太陽との位置関係を考えさせるのが一番です。 |
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