11月22日(火)まず、お米を量ってから洗い、水を加えて30分吸水させました。計量カップで水の量を慎重に量り取っていました。時間を計るのもタイマーを使い、きっちりと30分吸水をさせました。鍋は、ガラス製のものを使いました。ご飯が炊けていく様子を観察するためです。 いよいよガスコンロにかけて点火です。沸騰するまでは、中火〜強火で加熱していきます。ぐつぐつと沸騰してきた様子がよく見えました。蓋がコトコトと動き始めた頃合いを見て、火加減を弱めます。よく観察していると、だんだん鍋の中の水分が少なくなっていくことに気がつきます。水分がなくなってきたところで一番火を弱くして、しばらく過熱します。鍋の中の様子を横から見ながら、火を止めるタイミングを待ちました。(写真上) ここで大切なのは、絶対に蓋を開けてはいけないということです。「始めちょろちょろ 中ぱっぱ 赤子泣くとも蓋取るな」という言葉があります。昔の人が、ご飯をおいしく炊くために言い伝えた言葉です。昔はかまどでご飯を炊いていたので、火加減や火を止めるタイミングが難しかったのでしょう。ついつい鍋の中を見たくなりますが、おいしいご飯を炊くためには御法度です。 完全に水分がなくなったところで火を止め、10分間蒸らして出来上がりです。炊き立てのご飯のいい香りと、おこげの香ばしいにおいが混ざり、廊下にまで漂ってきました。お茶碗に取り分けて、まずは白米を一口味わいました。今日の実習に使ったお米は「コシヒカリ」とのことでした。すぐにふりかけや海苔と一緒にご飯を食べていましたが、炊き立てのおいしさをしっかり感じ取ることができたでしょうか。 各ご家庭では、電気炊飯器でご飯を炊く場合がほとんどだと思います。炊飯器の中で、お米がどのように変化して炊けているのかを、実習を通じて知ることができました。 ところで、先週お伝えした我が家の炊飯器ですが…土曜日に新しい炊飯器が届き、その日の夜にさっそく炊いてみました。炊飯器が新しくなり、ご飯が一層おいしく感じられました。日本人にとって、ご飯は毎日欠かせない主食です。おいしいご飯が食べられるのは、何よりの幸せです。 ご飯の次は、パンの話題です。5年1組が調理実習をしていた頃、2組は図工の学習中でした。5年生は、「私のお店」という作品に取り組んでいます。将来経営してみたいお店を考え、粘土や工作用紙などを材料として製作していきます。お店には、自分の姿をアバターとして登場させます。この学習の最初に、芯材とクラフト粘土で人物を作りました。今は、お店の内装を細かく作っている最中です。 お花屋さんや自転車屋さん、靴屋さんなど、様々なお店が出来上がりつつあります。お店の細部に作られたものを見ると、「〇〇屋さん」とすぐに分かるような段階になってきました。 おいしそうなパン屋さんを作っている子がいました。ロールパンやメロンパンなど、パンのいい香りがしてきそうな店内です。パンのにおいに誘われて店内に入り、どれを買おうか迷ってしまうようなすてきなパン屋さんになりそうです。パン屋さんにあこがれる気持ちがよく伝わってきました。(写真中) 1年2組の教室で、音楽の鑑賞の授業がありました。「おどるこねこ」という曲の鑑賞をしました。CDから流れてくる曲を聴いて、どんな感じがしたかを思い思いにカードに書いていきました。(写真下) 「踊る子猫(ワルツィング・キャット)」は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った曲です。アンダーソンは、軽快で分かりやすい曲をたくさん残しました。短い曲で親しみやすく、物や動物の動きなどを表現した曲想のため、小学校の鑑賞教材に多く使われています。 出だしのメロディーから猫の鳴き声をまねたグリッサンドが登場し、子猫のワルツらしさが感じられます。1年生の子ども達にもすぐになじめる曲のようでした。「遊園地に行ったみたい」とか、「ネコが踊っているみたい」と鑑賞カードに様々に書いていました。最後は犬の鳴き声が入り、猫がびっくりして曲が終わります。 |
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