11月24日(木)「速さ=道のり÷時間」の公式を使って、時速や分速、秒速を求めればよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式(「道のり=速さ×時間」、「時間=道のり÷速さ」)を使う必要もあります。 今日は、この単元のしあげとして、様々な練習問題に取り組みました。音が空気中を伝わる速さ(秒速340m)を使った問題でした。稲妻が見えてから、「ゴロゴロ…」という音が聞こえてくるまでの時間を使い、雷が落ちた場所の距離を求めていきました。さらに応用問題として、「自分が雷の場所から1km以内にいると考えられるのは、稲妻が見えてから音が聞こえるまでにかかる時間がおよそ何秒以内の時ですか。四捨五入して、整数で答えましょう。」という設問がありました。1km=1000mです。1000÷340を計算すると、2.94…となり、四捨五入して「3」なので、「3秒以内」が答えとなります。単位の換算とわり算筆算、そして四捨五入と、今まで習った算数の技能が必要となる問題でした。(写真上) 教科書(P40)の下には、「かみなりの音が小さくても聞こえてきたら、すぐに安全な場所にひなんしよう。」と書いてありました。算数の教科書とはいえ、こういうところの気遣いも忘れていません。 3年生は、理科の時間に「太陽の光」の学習をしています。日光が直進していることや、鏡を使って光を集めたり反射させたりできることを確かめます。また、物に光を当てると、明るさや温かさが変わることについても実験をします。 今日は、1組の子ども達が校庭に出て、鏡で光を集めて明るさや温度の違いを確かめる実験をしていました。また、虫めがねを使って日光を集め、黒い紙を焦がす実験もしていました。虫めがねで集めた日光が、黒い紙の一点に集まると、またたく間に煙が上がり始めます。 子ども達の様子を見ていると、虫めがねを使って光を集めるのは初めてという子が多かったようでした。虫めがねと紙との距離やレンズの向きの感覚がつかめず、なかなか焦点が合わない子が多く見られました。季節がら、太陽はずいぶん低い位置を通るようになりました。しかし、レンズで日光を集めると、ちゃんと黒い紙を焦がす力があるということが確認できました。(写真中) 2年生は、生活科の時間に「作って ためして」という学習をしています。身近にある物を使って、動くおもちゃを工夫して作り、みんなで遊びを楽しむ学習単元です。 教室に入ると、それぞれ各家庭から様々な材料を用意して製作している様子がよく分かりました。牛乳パックや紙コップから、たこ糸やカップ麺の容器まで、自分の作りたいおもちゃのイメージに合わせて、家の人に協力して用意してもらったのでしょう。 作っていたおもちゃは、教科書に載っている作品を参考に作ったものもありましたが、今まで作ったことがある経験を生かして、独自のおもちゃに挑戦していた子も見られました。また、実際に作ってみると、「動くおもちゃ」という観点からなかなかうまくいかないところも出てきます。2年生なりに工夫をして、何度も何度も試していました。(写真下) この学習は、生活科の学習だけにとどめずに、様々に発展させていきます。国語の「馬のおもちゃの作り方」の学習と連携させ、自分の作ったおもちゃの説明をカードにまとめさせます。さらに、1年生を招いておもちゃランドを開くなど、活動をさらに広げていく予定です。 |
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