4月28日(木)まず、図書管理員さんの紹介がありました。月曜日と木曜日は、図書管理員さんが勤務しています。貸し出しの他に、本を探す時の相談にものってもらえます。また、本の読み聞かせをしていただくこともあります。 次に、図書管理員さんから、図書室にある本の説明や、本を読んだり借りたりする時の約束について指導していただきました。絵本から図鑑まで、図書室には子ども達が喜びそうな本がたくさんあります。1年生は、毎週木曜日に図書の時間を設定しているようなので、次回から本を借りるように指導していきます。ぜひ、読書好きの子ども達に育ってほしいと思います。(写真上) 旭町小の図書室の本は、昨年度から全てバーコードがついてパソコンで管理するシステムに変わりました。貸し出しや返却が速やかに行うことができるとともに、読みたい本の検索もしやすくなっています。 昨日は、3年生の国語の学習で、日本の伝統や文化にふれる「春のくらし」という単元を紹介しました。4年生には、同様に一年の四季に合わせた「春の楽しみ」という学習があります。 教科書には、3月から5月の和風月名が紹介されています。和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがあります。しかし、現在の季節感とは1〜2か月ほどのずれがあります。3月は「弥生」、4月は「卯月」、5月は「皐月」です。(写真中) 4年生のこの単元では、「春の楽しみ」なので、春の行事や様子を表す言葉に着目させます。3月には、ひな祭りが書かれていて、「ひな人形」「ももの花」「ちらし寿司」の他に、なんと「はまぐりのお吸い物」が登場しています。今の時代に、ひな祭りではまぐりのお吸い物が出てきているでしょうか。むしろ、ひな祭り用のケーキの方がなじみがあるかもしれません。はまぐりは二枚貝です。仲良しの夫婦を表し、将来良い夫婦になれますようにとの願いを込めた季節の催しとなっています。 4月は、桜餅の絵が登場しています。桜餅は、2種類あるのをご存知でしょうか。あんこを薄皮の生地で巻いた「長命寺」と呼ばれる関東風と、蒸したもち米の中にあんこを入れた「道明寺」と呼ばれる関西風の2種類です。教科書は全国版なので、ご丁寧にちゃんと両方の絵を載せています。(ちなみに、私は「道明寺」派です。) 2年生は、生活科の学習で「春さがし」をしています。先日は、植物の観察をしている様子をお伝えしましたが、今度は動物や虫にも着目してカードに記録させていました。両方のクラスの子ども達が中庭に出てきて、あちこちでいろいろな発見があり、とても楽しい観察になりました。 子ども達が発見したのは、テントウムシでした。最も一般的なナナホシテントウもいましたが、黒い背中に赤い丸が2つのナミテントウも見られました。テントウムシの食べ物は、アブラムシです。子ども達が気持ち悪そうに見ていたのは、ムクゲの木にびっしりとアブラムシがついていたからでした。(写真下) よく見ると、テントウムシの成虫とともに幼虫も何匹かいて、アブラムシを食べていたようです。アブラムシは、植物の汁を吸う害虫です。テントウムシは、1日に100匹もアブラムシを食べてくれるので、人間にとっては益虫と言えます。 同じテントウムシでも、人間にとって害虫となる仲間もいます。ニジュウヤホシテントウは、背中にたくさん斑点のあるテントウムシで、ナス科の植物の葉を餌とします。ジャガイモやナスの葉っぱが網目状に穴が開くのは、ニジュウヤホシテントウの仕業です。 そろそろバラの花が咲く季節です。学校の中庭にある大輪のバラのつぼみが、日に日に大きくなってきました。アブラムシがつかないように、テントウムシにがんばってもらいたいところです。 ところで、今日は4月最後の登校日・・・1年生は、給食が始まって2週間が経ちました。昨日は、スパゲティミートソースだったので、口の周りを赤くして帰った子がいたのではないでしょうか。今日の献立には、シシャモの磯辺揚げが出ました。(低学年は1人1匹です。)給食前に聞いてみると、シシャモを食べるのは初めてという子が何人かいました。また、普段は焼きシシャモで食べるのが一般的です。どうかな…と見に行くと、丸ごとパクパクと、みんなよく食べていました。 4月27日(水)1組では、話し手と聞き手、記録者の3つの役割分担を決めて、実際にインタビューをしてみました。聞き手は、あらかじめ想定していた質問の順番を考えながら聞いていく必要があります。また、答えてもらった内容に相槌を打ちながら聞く姿勢も大切になります。一方の話し手は、質問の内容に合った適切な受け答えをするために、質問内容をよく聞く必要があります。そして、記録者は、大切なところをまとめてメモが取れるように聞かなければなりません。「聞く」ということだけでも、それぞれの立場によって様々に違うということが分かってきます。(写真上) 昼休みに、4年1組の子が校長室にインタビューにやって来ました。クラスの新聞を作る係で、先生達にインタビューしたことを基に学級新聞を書こうと考えていたようです。最初に好きな季節を聞かれたので、「春です。いろいろな花が次々と咲くから春が一番好きです。」と答えました。次に、好きな動物を聞かれました。「犬です。家でトイプードルを飼っています。」…と言った瞬間に、「ありがとうございました。」と言われて終わりそうになったので、どんな新聞を作りたいのかなど、こちらからいくつか質問をして引き止めました。新聞係の子どもは4年生だったのでこれで良いのですが、もし今回の学習を終えた5年生だったら、聞き手としてもう少しインタビュー内容をふくらませて会話を続けることができたと思います。子どもにとって、「話すこと」と「聞くこと」は、とても大切な学習です。 6年生は、理科の時間に「ものの燃え方と空気」の学習をしています。今日は、理科室で1組も2組も大切な実験をしていました。まず、空気中の主な成分に、窒素と酸素、二酸化炭素があることが知らされます。それぞれ空気中に78%、21%、0.03%含まれています。では、これらの中で、ものを燃やすはたらきがあるのはどの気体でしょうか? 集気びんにそれぞれの気体を集めて、ろうそくの炎を入れて実験していきます。3種類の気体は、実験用ボンベという便利なものにそれぞれ入っています。水槽に水をため、水中で実験用ボンベから気体を集気びんに入れる「水中置換法」を使います。(水槽が浅いので、集気びんを水に沈めただけではどうしても少し空気が入ってしまいます。ちょっとしたコツで空気の侵入を防ぐことができます。) 気体を集めたら、火をつけたろうそくを集気びんの中にすばやく入れます。窒素と二酸化炭素はすぐに消えました。…ものを燃やすはたらきがないということになります。一方、酸素の場合は、ろうそくが激しく燃え上がりました。空気中で見るろうそくの炎の何倍も明るい光を放って燃え尽きました。空気中には、酸素が2割ほどなため、炎の大きさ・明るさに違いが出ます。(写真中) ここから先は教師実験でやってあげると良いのですが、同じ水中置換法で窒素を8割、酸素を2割入れた集気びんを用意して、炎の様子を観察させます。・・・空気中と同じろうそくの燃え方をします。 3年生は、国語の時間に「春のくらし」という学習をしています。生活の中で、春らしさを感じさせる言葉を見つける学習です。同様に、夏・秋・冬も、年間を通じて2時間扱いで学習することになっています。このように、日本の伝統や文化にふれる学習が、道徳だけでなく国語にも取り入れられています。 教科書には、「山菜や野原で見かける草などにも、春らしい食べ物として知られているものがあります。」と書いてあり、たけのこ・ふき・わらび・ぜんまい・たらのめ・よもぎが絵とともに紹介されています。(写真下) たけのこはちょうど今が旬で出回っているため、食卓にあがっている家庭が多いことでしょう。ふきはどうでしょうか? 私の家では、つい先日、隣りの家の方からいただきました。あく抜きや筋を取ったりと手間がかかりますが、煮物にするとおいしいですよね。(私が作るわけではありませんが…) 4月26日(火)漢字辞典は、漢字の画数や部首、読み方、意味、熟語、漢字の成り立ちなどを調べる時に使います。また、子どもが産まれた時の名前を考える時に、どの家庭でもお世話になるのが漢字辞典です。 漢字辞典の使い方には、大きく分けて「音訓索引」「部首索引」「画数索引」の3つがあります。この3種類の索引をいかに使い分けられるかが、漢字を早く見つけるポイントになります。探したい漢字の読みが一つでもわかっている時は「音訓索引」が便利です。また、読みが分からず、知っている部首が含まれた漢字であれば、「へん」や「つくり」に着目した「部首索引」で探すことができます。それも分からなければ、画数索引で調べます。 国語辞典と同様に、いつも手元に置いておき、繰り返し自分の手でページをめくりながら使い慣れていく必要があります。漢字辞典も、昔は希望する家庭に購入を勧めていました。しかし、今は漢字辞典を用意している家庭はかなり少ないのではないでしょうか。 読み方が分からない漢字があった時、漢字辞典を使わずに私ならどうしているかというと・・・パソコンのIMEパッドを使っています。手書き入力機能で漢字の一部分を入れていくと、それに似た漢字が次々と表示されます。探している漢字が見つかったら、その文字にカーソルを置くと、読み方が表示されます。結局、辞典の類は、全てパソコンに替わってしまった感があります。 2年2組が、生活科の学習で中庭にやって来ました。春の草花を観察する学習でした。中庭の東側(南校舎脇)は、自然観察園になっています。主事さんにお願いして、しばらくの間は草刈りをしないようにしてもらっています。そのため、雑草が自然の状態のままに残った絶好の「野草園」として使うことができます。 子ども達は、草むらの中に分け入り、いろいろな花が咲いていることに気づいていました。チューリップはすでに終わっていましたが、紫色のヒアシンスのような球根植物があちこちに咲いていました。シラー・カンパニュラータのようでした。チューリップ同様に、毎年この花が楽しめると思うとうれしくなります。 次に目につくのが、オレンジ色のポピーのような花です。ナガミヒナゲシというケシ科の一年草です。この時期、道路脇など、いろいろなところでよく見かける花です。ポピーのように風に揺れ、オレンジ色でかわいらしいことから大切にしたくなりますが、これが実は・・・。60年ほど前に海外から日本に入り、あっという間に全国に広がってしまったやっかいな植物なのです。日本の植生を変えてしまう恐れもあり、駆除を勧めている自治体もあるほどです。 子ども達は、小さな花にもちゃんと気がついていました。オオイヌノフグリやカラスノエンドウは、昔から理科・生活科の教科書に掲載される代表的な春の野の花です。(写真中) 5年1組の子ども達が、家庭科の時間にガスコンロの使い方を学習していました。家庭科室にやってきて、グループごとにガスコンロの火をつけてみました。ガスの元栓の開け閉めの仕方から始まり、つまみをひねって火をつけ、弱火〜強火と調節してみました。(写真下) 物珍しそうにガスコンロを見つめているので聞いてみると、子ども達の多くの家庭が、こういうタイプのコンロではないことが分かりました。90度つまみを回転させるタイプではなく、スイッチを押すタイプであったり、IHのクッキングヒーターの家庭が多いようです。家庭科室のガスコンロも、いつかは買い換えないといけないなと考えさせられました。 感染予防のガイドラインが今週から改定になりました。5,6年生の調理実習は、来月5月から取り組めるようにしていきます。5年生は、お茶の入れ方の実習から始めます。 4月25日(月)時計に関する学習は、1年生からありました。1年生では、「何時」と「何時半」を読むことから始まり、3学期には「何時何分」まで読み取れるように学習しました。そして2年生では、「時刻と時間」について学習してきています。さらに、「9時より15分前の時刻」などの学習もしました。 日常的に時計を意識していくことで、次第に理解が進みます。小学校における時刻と時間の学習は、この単元が最後になります。昨年度、1,2年生の時計を使った学習の際にもお伝えしましたが、こういう内容は、なかなか算数の時間だけで身につくものではありません。今後も、日常生活の中での行動や経験と対応させて理解を図ることが大切になります。 中休みから3校時にかけて、今年度の第1回目となる「たてわり班活動」がありました。旭町小学校の特色ある教育の一番に挙げられるのが、この年間を通じたたてわり班活動です。全校児童が、1年生から6年生までの子ども達で構成された24の班に分かれて、様々な活動を行います。定期的にたてわり班で遊びをするのはもちろんですが、5月からはたてわり清掃が始まったり、全校遠足にたてわり班で行ったりもします。また、コロナ禍でなければ、学期に1回ずつ、たてわり班給食も行う予定です。 たてわり班活動は、異年齢の小集団です。毎日の登校班も異年齢集団ですが、それとは別にたてわり班活動を行うことで、より様々な子ども同士の出会いの場をもたらします。そして、年間を通じた一番のねらいは、子ども同士の思いやりの心の育成です。年上の子が年下の子をいたわり大切にする気持ち、そして年下の子が年上の子に頼り、あこがれを抱く気持ちは、より多くのたてわり班活動の中から生まれてきます。 今日は、最初の顔合わせを行うとともに、6年生が全校遠足に向けた説明をていねいに行っていました。たてわり班活動の時には、専用の名札をつけて参加することになっています。簡単な自己紹介をしてから始まり、3校時の後半には、教室内で楽しめる遊びが行われていました。もうその頃には、学年を越えて仲良しになっていたようでした。子どもの順応性の高さを感じるとともに、毎年伝統的に行ってきた成果とも言えます。(写真中) 2年生は、算数の時間に「たし算のしかたを考えよう」という学習をしています。小学校で初めて「筆算」を習う単元です。2位数+2位数のたし算の筆算ができるようにしていきます。 最初は、繰り上がりのないたし算筆算を学習してから、いよいよ先週後半から繰り上がりのある筆算に入りました。35+29の計算を考えた時、まずは1の位同士の「5+9=14」をします。この時に、十の位に「14」の「1」が加わることになります。十の位の「1」なので、本当は「10」であることを理解していなければなりません。(写真下) 繰り上がりが生じた場合は、十の位の上の方に小さく「1」とメモ数字(算数用語では、補助数字)を書かせるようにします。これから学年が上がるにつれて、桁が増えたり繰り上がりが増えたりと複雑になっていきます。何度も計算練習を繰り返しながら、確実に力がついていくように指導していきます。なお、数字をマス目に合わせて書かせたり、筆算を書く時に定規を使うように指導しているのは、正確に計算をする力を身につけさせるためです。 4月25日(月) その1・・・新年度スタートのこの時期は、「礼儀」に関する道徳の授業が、いろいろなクラスで行われています。「礼儀」というのは、「人とかかわる時の正しい態度」のことを言います。例えば、今この全校朝会では、校長先生の話を向かい合って聞いているという「人と人とのかかわり」があります。その場合の正しい態度(礼儀)は、だまって話を聞くことです。さらに、話が終わったら、気をつけの姿勢をしてそろってお辞儀をすることも「礼儀」です。他にも、学校の先生のような年上の人に対する言葉づかいや、職員室に用事があって来た時の話し方にも「礼儀」が必要です。では、友達の家に遊びに行き、家に上がらせてもらう時の礼儀はどうでしょう。「おじゃまします。」と言って、靴をそろえて上がらせてもらうのが礼儀です。きちんとできていますか? 先週、5年生の教室で、「あいさつって」という道徳の授業がありました。あいさつや礼儀は、どうして大切なのだろうと考えさせられる内容でした。教科書には3つの場面が紹介されていて、主人公の康平君をもとに、あいさつについて考えるようになっていました。 (それぞれの場面の絵を見せながら話をする。)(1)康平君は、お母さんと一緒にデパートに出かけました。そこで、お母さんの友達と出会いました。「こんにちは。お買い物? こちら、息子さん?」と女の人が言ったので、お母さんは「そうなの。今、5年生よ。ほら、康平、ごあいさつして。」と背中をぽんとたたきました。康平君は、かすかに頭を下げることしかできませんでした。その後、お母さんに「5年生にもなって、あいさつもできないの。」と注意されてしまいました。康平君は、「自分の知り合いでもないのに、なんであいさつしなきゃならないのだろう。」と考え、腹が立ちました。 (2)学校であいさつ週間が始まりました。康平君は児童会の役員に入っていたので、門の前に立ち、登校してくる子ども達に「おはようございます。」とあいさつをしていました。あいさつをすると、みんな「おはようございます。」とあいさつを返してくれたので、うれしくなりました。ところが、6年生の子に声をかけた時のことです。その子は、康平君の方も見ないで、だまって通り過ぎていきました。康平君は、むっとすると同時に、デパートでのことを思い出しました。 (3)康平君は、休みの日にお父さんと山登りに出かけました。登り始めて2時間が経ち、疲れてきた時に、山から下りてくる人に出会いました。「こんにちは。いいお天気ですね。頂上まであと少しですよ。がんばって。」と帽子に手をやり、頭を下げながら声をかけてくれました。康平君は、思わず「ありがとうございます。がんばります。」と声を出しました。その時、康平君は、あいさつや礼儀が大切なわけが分かったような気がしました。 みなさんもこういう経験があるのではないでしょうか。親戚の人の前などで、きちんとあいさつができないと、家の人に注意されたりしますよね。あるいは、自分の知らない人なのに、なんであいさつをしなければならないのだろうと思った時もあったことでしょう。それは、あいさつをされる側になったことがないから分からないのだと思います。康平君のように、あいさつをしてもらって「うれしいな」という心が温かくなる経験がある子は、きちんと礼儀正しくあいさつができるようになっていきます。 朝、登校してきた時はもちろんですが、廊下で人と出会った時にすすんで「こんにちは」と言えている子が増えてきました。また、学校には先生方以外にも事務室や主事室、給食室で働いている方がいらっしゃいます。そういう方々にもきちんとあいさつをしている子は、さらにすばらしいですね。旭町小の子ども達全員が、礼儀正しく、あいさつがしっかりできる子であってほしいと願っています。・・・(写真上) 続いて、ALTのマーク先生の紹介がありました。今年度も、月曜日と火曜日の外国語・外国語活動の授業を担当していただくことになりました。(写真下) ちなみに、木曜日と金曜日はダニア先生です。お2人とも、昨年度も勤務されているので、子ども達に大人気の先生方です。 4月22日(金)単元の最初として、1組で授業をしていたのは、朝食の役割について調べる学習でした。教科書には、3日間の朝食の写真が載っています。1日目は、「ご飯、焼き鮭(大根おろし付き)、みそ汁(ねぎ、かぶ、玉ねぎ)」の和食メニューです。2日目は、「コーンフレーク、牛乳」の簡単メニューです。そして3日目は、「食パン、炒り卵、ウインナー」という洋食メニューです。それぞれの朝食の良い点や課題点を話し合いました。手軽に食べられて良いというものもありますが、栄養のバランスが悪いものや、お腹がすきそうというメニューもあります。 そこで、タブレットを使って朝食の役割について各自で調べてみました。子ども達は、様々な資料を基にまとめていました。朝食は、1日の始まりのエネルギーを得るために必要であることや、体温を上げて脳や体を目覚めさせること、さらには排せつのリズムをつくることなどについて分かりました。(写真上) 6年生が先日行った全国学力・学習状況調査の児童質問紙にも、朝食を食べているかどうかの設問がありました。69ある質問のうちの一番最初が、「朝食を毎日食べている」について、4段階で回答する問いでした。(調査については、Webでも公開されています。) この調査が毎年行われるようになってから、朝食の摂取と学力に相関関係があることがはっきりとしました。まずは、学校に登校する前に、朝食(それも、栄養バランスのとれたメニューで)をとることが欠かせません。ちなみに、私は・・・朝食は断然に洋食派です。パンとコーヒーがなければ、朝食を食べた気にはなれません。もちろん、バランスよく野菜や卵も食べています。 1年1組で、図書の指導をしていました。国語の教科書(P40〜41)を開くと、「としょかんへ いこう」というページがあります。これから学校の図書館を利用して、図書の時間も行われていきます。また、教室の後ろには、光が丘図書館から団体貸し出しの本がたくさん届いています。学習課題が終わった子は、自由に本に親しめるように環境を整備しています。まだ自分で本が読めない子は、読み聞かせをしてあげることが大切です。ぜひ家庭でも、本が身近にある生活を心がけてみてください。(写真中) 光が丘図書館に行ったことがある子を聞いてみると、ほとんどの子が手を挙げていました。定期的に家族で利用することをお勧めします。という私も、昨日出張の帰りに光が丘図書館に寄り、予約していた本を借りてきました。 ところで、1年生の国語の教科書(表紙)に描かれている植物をご存知でしょうか? パンダの上に咲いている花は、クレマチスです。そろそろつぼみが大きくなり、咲き始める頃です。私の家には、青系のクレマチスが1鉢あります。アサガオのように行灯(あんどん)仕立てにして、毎年咲かせています。1〜2週間ほどで花は終わってしまいます。それも一季咲きなので、この時期に咲いておしまいです。だからこそ、開花がとても楽しみです。 3年1組の子ども達が、校庭西側の学年園に行き、理科で育てていく植物の種まきをしていました。ヒマワリとホウセンカ、オクラの種をみんなで手分けをして畑にまきました。人差し指の第1関節分の穴をあけ、ヒマワリは1粒ずつ、他は数粒ずつ入れてまきます。昨年も思いましたが、この場所は桜の木の陰になり、植物の栽培にはあまり良い場所ではありません。どこか別な場所に良い畑をつくってあげたいなと、いつも思っています。(写真下) 写真下の子ども達の後ろに写っている白い花は、大根の花です。昨年度の4年生が育てていた大根の残りがとう立ちし、花をつけました。大根もアブラナ科の仲間なので、春になると菜の花のような花が咲きます。よく線路際に、菜の花に似た紫色の花がたくさん見られます。ムラサキハナナで、やはりアブラナ科の植物です。これからの時期、ハイキングなどに行くとよく見かける植物です。 4月21日(木)国語辞典は、小学校3年生で初めて使い方の指導をします。昔は小学生用の国語辞典を各家庭で用意してもらったものでした。しかし、近年は学校でクラス分を用意し、全員に貸し出すようにして指導しています。大人用のものも含めて、最近は家庭に国語辞典を置いていないところが多いのではないでしょうか。と言っている私の家にも、どこかにあるとは思いますが、ここ何年も手にしたことがありません。パソコンやスマートフォンがいつも手元にあるので、手軽に調べられるようになりました。 国語辞典を使う時は、「見出し語」と「はしら」、「つめ」を利用するようにします。「つめ」は、辞典の側面についていて、平仮名で示されています。まず、調べたい言葉の頭の文字を「つめ」で探します。次に、「はしら」で調べたい言葉があるページを見つけます。「はしら」は、各ページの上隅に書かれていて、そのペーにある言葉の範囲を示しています。最後に、あいうえお順に並んでいる見出し語を見ていくと、調べたい言葉が見つかります。 国語辞典の使い方は、何度もページをめくりながら使い慣れていくのが一番です。文字を入力して検索する能力も今の時代には必要ですが、国語辞典を使えるようになる力も大切にしていきたいものです。(写真上) 5年1組では、社会科の時間に「日本の国土はどこまで?」という学習をしていました。日本の領土や領海、排他的経済水域の広がりに着目して、日本の国土のおおまかな範囲を学びます。 「領海」と「排他的経済水域(EEZ)」の違いは何でしょうか? 領海は、陸地から12海里(約22km)の範囲で、その国の主権が認められている海です。一方のEEZは、陸地から200海里(約370km)の範囲で、その国の水産資源・海底鉱物資源などが認められている海になります。 担任の先生が、面白い資料を提示しました。日本は、国土の面積で比較すると、中国やアメリカに到底及びません。26分の1ほどしかありません。しかし、排他的経済水域の面積で比較すると、中国よりも4.7倍も広いのです。日本は島国であるため、小さな島が一つあるだけで、その分の排他的経済水域がたくさん確保できます。子ども達も、日本の国土の特徴からすぐにそのことに気がついていました。(写真中) また、教科書では、日本の領土や外国との領土問題のことも書かれています。北方領土と竹島、尖閣諸島の写真が掲載されていて、「これらの島々は、一度も他の国の領土になったことがない、日本固有の領土です。」と書かれています。(さらに本文には、具体的に相手国との今までの経緯が記載されています。)学校で使っている教科書で、一番時代とともに内容が変化していくのが社会科です。今後、このページはどのようになっていくのでしょうか…。 一方、3年生の社会科では、「まちの様子」の学習をしています。3年生の一年間の社会科は、自分たちの住んでいるまち=練馬区についての学習を進めていきます。 2組では、実際に北校舎の屋上に行き、どんなものが見えるのかを調べました。子ども達にとって、屋上に行って授業をすることはめったにありません。今日は久し振りに晴れていたので、日差しを浴びながら見える景色を楽しむことができました。「ぼくの家はこっちの方だよ。」と、すぐに方向感覚がつかめている子がいました。(写真下) 3年生では、まず東西南北の方角について分かるようになることが大切です。自分から見てどちら側がどの方角なのか、学校にいる場合でも家にいる場合でも、おおよその方角が分かっているようにしていきます。のちのち、地図や空間をイメージする力にもつながっていきます。ナビがないとすぐに道に迷ってしまう人が大人にもいますが、ある程度は方向感覚を鍛えて改善することができるそうです。 4月20日(水)5年生の「あいさつって」の資料では、3つの場面からあいさつの大切さについて考えさせていました。最初は、男の子が母親と買い物に行った時の場面です。母親の友人と出会ったので、あいさつをするように注意されました。「自分の知り合いでもないのに、なんであいさつをしなければならないのだろう。」と男の子は感じました。…これは、子どもならよく経験があることです。「きちんとあいさつをしなさい」と人前で叱られたら、ますます子どもはそう考えるでしょう。 2つ目は、あいさつ週間に校門で登校してくる子ども達にあいさつをしていた場面です。「おはようございます。」とあいさつをすると、みんなもあいさつを返してくれるのでうれしくなりました。しかし、6年生の子が顔も見ないで通り過ぎて行ったので、男の子はむっとしました。 3つ目は、男の子が父親と山登りに行った場面です。山を下りてくる人に「こんにちは。いいお天気ですね。頂上まで、あと少しですよ。がんばって。」と声をかけられました。すると、思わず「ありがとうございます。がんばります。」と声が出ました。・・・これらを通して、男の子があいさつや礼儀が大切なわけに気がついていくというお話です。(写真上) あいさつや礼儀は、相手がいて成り立つものです。相手側の気持ちを考えさせたり、経験させたりすることから身につくものでもあります。された側がどんな気持ちになるのかを、その状況に応じて教えていくことが大切です。来週の全校朝会の話のヒントを得たような気がしました。 2年生は、国語の時間に物語「ふきのとう」の学習をしています。作者は、昨日の1年生の国語でも紹介した 工藤 直子 さんです。この「ふきのとう」は、長い冬が終わり、待ちわびていた春を迎える喜びを、ユーモラスに描いた作品です。ふきのとう、竹の葉っぱ、雪、お日様、春風たちの会話を通して、リズム感のある文章で書かれています。 2年生では、音読を中心とした教材として扱います。何度も何度も繰り返し読むことで、言葉のリズムや響きのおもしろさを味わわせていきます。きっと各家庭でも、音読の宿題を毎日聞いてあげていることでしょう。(写真中) ふきのとうは、本来ならば2月末から3月にかけて見られる植物です。子ども達は、実際のふきのとうを見たことがあるでしょうか? 私の住んでいる町では、農産物直売所でその頃よく見かけます。しかし、パック詰めになっているふきのとうをわざわざ買わなくても、土手の散歩をしていると見つけることができます。花が開く前のつぼみの状態が収穫適期です。細かく刻んで味噌汁に浮かべるだけで、独特の香りとほろ苦さが春を感じさせてくれます。 5年2組では、社会科の時間に地球儀を使って「日本の国土と世界の国々」の学習をしていました。自分の行きたい国を選び、日本からどこを通って行ったらよいかを確認していました。地図帳で見るのとは違い、地球儀は国土の面積や形を正確に把握することができます。 また、資料集に載っているQRコードをタブレットで読み込み、画面に3Dで地球儀を映し出す活動も行っていました。画面に出てきた地球儀は、手で回したり拡大したりすることもできます。資料集は、早くもタブレットを使った学習に対応し始めてきました。(写真下) 4月19日(火) その2ファンタジー作品であるだけに、何度もよく読み込んでいかないと、4年生の子ども達にはチョウチョと女の子のつながりが理解できないかもしれません。全文を読んで疑問に思ったことを出し合い、子ども同士で交流し合う中から内容を把握するように学習を進めていました。(写真上) 4年生は、理科の時間に「天気と気温」の学習をしています。天気によって1日の気温の変化の仕方に違いがあることを、実際に観測をしながら学んでいきます。 棒温度計の使い方・目盛りの読み方は、3年生の時に習いましたが、正しい気温の測り方は今回初めての学習です。直射日光が当たらないように、画用紙でおおいを作り、風通しの良いところで観測します。(高さは、地上から1.2〜1.5m) 今日は、久し振りに太陽が出て晴れの天気になりました。11時の時点で、すでに20度を超えていました。1時間ごとに外に出て気温を測っていたようです。同じように、曇りの日や雨の日の1日の気温の変化を調べ、比較する中から関係性をつかんでいきます。(写真下) 実は、ちょうどこの学習が今回の6年生の全国学力調査に…詳細をお伝えできずにすみません。 4月19日(火) その14校時の調査が終わり、6年生の子ども達はへとへとな様子でした。「国語が難しかった」と話していた子が全体的に多く見られました。調査用紙の内容を私も全て目を通してみましたが、大人が見ても「なるほど」と思うほどの問題ばかりです。詳細については、プレス発表されるまでお伝えすることができません。しかし、多くの思考力を駆使して解答するように作られた問題であるということだけはお伝えしておきます。ですから、普段学校で行っているワークテストとは全く違った形式で出題されています。知識を使うのはわずかで、ほとんどが思考力・判断力を使った問題でした。 3教科とも、解答時間終了後に、先生の指示で振り返りをして答える問いがあります。「最後まで解答を書こうと努力した」か、「途中であきらめたりしたものがあった」か、「全く解答しなかった」かから選ぶようになっていました。こういう問題で高得点を取るために、どんな学習をしたらよいかと逆に考えた場合、いくつか見えてくるものがあります。 各教科で身につける知識以外のことで考えるならば、2つのことが考えられます。あれだけの内容を全て読んで理解して、総合的に判断して答えなければならないので、文字を読み取る力がまず必要です。新たに目にする文章をスラスラと読み、内容を把握する力・・・やはり読書が欠かせないということでしょうか。 もう一つは、最後まであきらめないというがまん強さ、ねばり強さです。集中力といっても良いかもしれません。これは、普段の授業や家庭学習(宿題)の積み重ねで身につけられそうです。 ところで、子ども達の解答用紙には、自分で書く名前とともに、各自に割り当てられたQRコードのシールを貼り付けるようになっています。何年か前までは、個人の識別番号を書かせていましたが、集計を正確に行うためにQRコードにしたようです。(写真上) 6年生が学力調査をしている頃、1年1組では、国語の音読の学習をしていました。「うたに あわせて あいうえお」のページを開き、姿勢を正して教科書を持ち、口をしっかり開けて声に出して読む練習をしていました。クラス全員で声をそろえて読む「音読」は、小学校の6年間でほぼ毎日のように行われていきます。先の学力調査のことを考えると、まずはこの音読が基本になるように感じます。 「あかるい あさひだ あいうえお いいこと いろいろ あいうえお うたごえ うきうき あいうえお・・・」かわいらしいカエルの絵が載っていて、音読の楽しさをたっぷり味わえる教材です。このうたは、工藤 直子さんの詩です。様々な学年の国語の教科書に工藤 直子さんの詩が登場してきます。自分の口から声に出して読む音読がしっかりとできるように、何度も何度も練習していきます。(写真下) 4月18日(月) その21年生にとっては、小学校で初めての避難訓練です。保育園や幼稚園でも同様の訓練があったと思いますが、より一層「自分の命は自分で守る」ということを指導していく必要があります。 1年生の教室を見に行くと、大きな地震が起こった際の身の守り方を指導していました。机の下にもぐり、しっかり自分の頭をかくすようにするとともに、机の脚をしっかり両手で押さえるようにします。合図があるまでは、黙ってそのままの姿勢で待つことも指導していました。 校庭への避難がある場合は、防災頭巾を身につけます。1組では、椅子の背もたれのカバーの中にある防災頭巾を取り出し、身につける練習をしている最中でした。(写真上) 練馬区では、昔から1年生の入学と同時に、全員に防災頭巾が配布されてきています。昔は布製のものが主流でしたが、最近はアルミ加工された耐熱性のある防災頭巾に変わりました。旭町小では、体育館や専科の教室に移動する時にも防災頭巾を持ち歩くようにさせ、いざという時に備えています。 今年度のスタートも、歌とリコーダー、鍵盤ハーモニカができない音楽の授業が続いています。それらの制限が緩和されるまでは、工夫して音楽の授業を進めていくしかありません。 4年生の音楽の時間に、鑑賞教材「ピーターと狼」を扱っていました。「ピーターと狼」は、プロコフィエフが作曲した子どものための音楽作品です。ナレーター付きの管弦楽作品となっていますが、純粋にオーケストラだけで聴いてもすばらしい作品です。 この曲には、物語の進行に合わせて登場人物を表す7つのモチーフが変化しながら表れるという特徴があります。そして、ピーターは弦楽器、狼はホルン、小鳥はフルート、あひるはオーボエのように、登場人物にそれぞれの楽器を決めています。時々CMなどでも使われることがあるので、冒頭のピーターの動機を聞いただけで「ああ、この曲か…」と思われることでしょう。 音楽室では、DVDを使って子ども達に演奏と人形劇を見せていました。ナレーターは、黒柳徹子さんです。(写真中)黒柳さんの若々しい声と、指揮をしている芥川也寸志さんが映っていることから、40〜50年前に製作されたものと思われます。ちなみに…芥川也寸志さんは、指揮者でもあり作曲家でもありました。芥川龍之介のご子息にあたる方でした。 先週、3年1組でヒマワリの種を観察している様子をお伝えしました。今日は、2組でホウセンカとオクラの種を観察していました。 3年生の理科では、いろいろな植物を種から育てて、それぞれの植物の育ち方の共通点や違いを見つけていきます。3年生の教科書で扱っているのは、ヒマワリ、ホウセンカ、オクラ、ダイズ、マリーゴールドなどです。いずれも春まきの植物ですが、特にオクラは、発芽適温が高めなので5月に入ってからが適期となります。 教室では、豆粒のようなホウセンカの種を観察してから、それよりは少し大きめのオクラの種を手に取りました。それでも直径4〜5mm程度しかありません。(写真下) 普段食卓にあがるオクラは、未熟な実です。中にある種は白い色をしています。オクラの実が茶色くなるまで収穫せずにいると、茶褐色の種が採れます。オクラは、アオイ科の植物で、クリーム色のとてもきれいな花が咲きます。 4月18日(月) その1・・・今日は、このマークについてのお話をします。(旭町小学校の校章を拡大した図を見せる)そう、旭町小学校のマークです。学校のマークのことを「校章」と言います。みんなは、どこでこの校章を見ますか? 毎日かぶる校帽についていますよね。そして、体操着にもこの校章がついています。国旗掲揚等の旗は「校旗」と呼ばれていて、校章がついた旗になっています。さらに、正門から入って児童玄関前で校舎を見上げると、3階の渡り廊下のあたりにこの校章がついています。 では、この校章の形は、何をイメージして作られたものか知っているでしょうか? よく見ると何かの形に似ています。そうです、桜の花びらをデザインして作られたのが旭町小の校章です。桜の花は、3月から4月にかけて、ピンクや白色のきれいな花をたくさん咲かせます。桜の木の種類にもよりますが、花びらは基本5枚でできています。 昭和32年(今から65年も前のことです)に旭町小学校ができると同時に、校章を決める委員会が開かれたそうです。たくさんの人達が集まって、旭町小学校のマークをどんなデザインにしようかと話し合いました。そうやって、たくさんの人の思いを込めてやっと決まったのがこの校章というわけです。 当時、旭町小学校の校章を決めた人たちの思いが、きちんと記録されているので、読んでみます。「清く上品な桜の花、旭の光をそえて、明るく、ほがらかで、思いやりのある人がらに旭ののぼるような希望。それにみちあふれた校風を表したのが、この学校の校章です。また旭の光は校名の旭町からきており、日に日に、いっそうりっぱなっていく旭町小学校全体のこれからの姿を表したものです。」…桜の花びらを取り入れた理由や、太陽が昇る朝日(旭)をイメージして決められたことが分かります。さらに、子ども達のすこやかな成長を願ってこのマークにしたことも伝わってきます。世界のそれぞれの国々に国旗があるように、みんなの旭町小の校章を大切にするようにしましょう。 校章を大切にするということは、校帽を大切にし、毎日きちんとかぶって登校するということです。校帽をかぶっていることで、一目で旭町小の子どもであることが分かります。自動車を運転している人に、小学生が歩いていることを知らせ、事故を防ぐ効果があります。また、もしも頭に物がぶつかった時に、大切な頭を守ってくれます。実際に10年前、区内の学校で移動教室中に大きな事故がありました。崖から落ちて頭を打った子が奇跡的に助かったのは、校帽をかぶっていたからだと言われています。 毎朝の登校の様子を見ていると、当たり前のことですが、きちんと校帽をかぶっている子がほとんどです。校帽をかぶってこない子や、よく忘れてくる子は、学校の他のきまりもしっかり守れていないのではないでしょうか。先ほど話した、安全面で校帽をかぶることももちろん大切なのですが、学校のルールをしっかり守れる子であるかどうかも重要なことです。 校帽をしっかりかぶり、旭町小の長い歴史のある校章、そしてたくさんの人達の思いが込められた校章を大切にしていきましょう。・・・ 校庭では、「大きく前へならえ」で間隔を取って、十分に広がるようにしています。オンラインを使っての全校朝会も考えましたが、直接子ども達に向かって話す方が話の内容が浸透します。さらに、週の始まりの月曜日の朝、この春の空気を全員で感じ取り、一緒にあいさつをすることを大事にしたいと考えました。 朝会の後、学年ごとに行進をして昇降口に行くように指導しています。昇降口が混み合わないようにするとともに、運動会に向けた集団行動の練習に位置づけています。(写真下) 4月15日(金)図工の教科書の後ろにある「学びの資料」のページに、はさみの使い方が詳しく書かれています。はさみの使い方として、「柄の前に人差し指をかけて、支えにすると切りやすい。」と写真に添えて説明が書いてありました。実際にはさみを持ってみると分かります。はさみの持ち手の大きい方の穴には、中指(あるいは中指と薬指)を入れます。人差し指は外に出ていて、確かに持ち手を支えるように添えます。自然にそうしていながら、言われると「なるほど」と思います。 さらに教科書には、紙をきれいに切るコツとして、「体の正面で切ること」「丸く切る時は、紙の方を回すこと」「刃のもとの方まで入れて切ること」などが書かれています。これらは、実際に使いながら覚えていくことかもしれません。そこで今日は、画用紙に印刷された渦巻きを切り取って作る、「びょんびょん」作りに挑戦しました。 画用紙が配られると、線に沿って慎重にはさみで切っていきました。紙を回さずに自分が回転していた子もいましたが、無事に長いへびのような渦巻きを切り取ることができました。(写真上) 先生にリボンを取り付けてもらうと、バネのように「びょんびょん」するおもちゃができあがりました。3校時には、2クラスそろって体育館に行き、びょんびょんを手に走り回りました。空気の抵抗を受けて、クルクルと回転し、子ども達は大喜びでした。 5年生は、国語の時間に「なまえつけてよ」という物語文の学習をしています。登場人物同士の関わりをとらえて、感想を伝え合うことを目的とした学習です。 この物語は、主人公の「春花」が子馬の飼い主から、その子馬に「名前、つけてよ」と言われたことから始まるお話です。一方、同級生の勇太は、無関心で無愛想であり、春花とはなじみのない関係でした。しかし、子馬に名前がつけられなくなったことをきっかけに勇太の優しさに触れ、2人の関係に変化が起こります・・・。 物語の主人公が5年生と同じ年頃の設定なので、主人公と自分とを比べて読むことができます。それだけに、内面の心情や作者の伝えたいことが読み取りやすく感じられる教材です。 牧場のおばさんが、「がっかりさせちゃったね。せっかく考えてくれた名前、教えてくれる。」と言った後の春花のセリフが重要です。『「いいんです─。それなら、しかたないですね。」春花は、子馬の鼻にふれたまま、明るい声でそう答えた。』と書かれています。せっかく名前を考えたのに…というショックな気持ちが前半にあり、でも気を取り直して明るく「しかたないですね。」と言えた春花のセリフから、人物像が見えてきます。そして、その言葉と態度が勇太の気持ちを変えることになります。 この大事な場面を、5年生の子ども達はどうとらえることができたでしょうか。2組では、先生が作成したワークシートに、主人公の心情曲線を描きながら考えさせていました。(写真中) 今日から1年生の給食指導が始まりました。6年間の給食のスタートということで、準備や片づけの仕方等、たくさんのルールをしっかり指導する必要があります。学年の先生方は、4校時から給食の時間までたっぷり使い、ていねいに子ども達に指導していました。 手をきれいに洗ってから、当番になった子ども達が給食着を身につけました。ぶかぶかの白衣が1年生らしさを感じさせます。今日のメニューは、パンと野菜サラダとシチュー、牛乳でした。サラダとシチューをよそるのは、しばらくは先生が中心に行います。また、今年も両方の教室に1名ずつ、給食指導の支援に地域の方に入っていただいています。 じっくりと時間をかけて準備が整い、「いただきます」をしました。マスクを外して、パクパクと食べ始めました。牛乳パックにストローをさして飲むのも初めて、という子が多かったようです。ペロリと食べてお代わりをしていた子もいれば、野菜が進まない子もいたようでした。給食では様々な食材が使われ、工夫した献立になっています。大切な食育として、きちんと指導していきます。 しかし、幼稚園や保育園でもそうだったと思いますが、給食の時間は「黙食」です。おいしくても「おいしい!」と言えない子ども達…目が合うと、ニコッと笑っておいしいを表現するしかない状況です。こういう給食になり、3年目を迎えました。(写真下) 4月14日(木)1校時に2組では、教科書の絵の中から「1つだけあるもの」を探しました。そして、数字の「1」の書き方を練習しました。鉛筆を持って、縦棒の「1」を書くのですが、なかなか真っすぐに書くのはまだ難しいようでした。(写真上) ところで、子どもの頭の中で、数はどのように理解できているのでしょうか。よく、お風呂で「10まで数えたら出ていいよ」と数を唱えさせることがあります。では、「1、2、3・・・10」と、10まで数が言えたら、子どもは10まで分かったと言えるでしょうか。小学校に入る前の子どもは、並んでいるものを指さしながら数えて、右から数えた時と左から数えた時とが違っていても、不思議に思ったりしません。それが6歳くらいになると、ものの数と数字が一致して考えられるようになってくると言われています。大人が当たり前に思っていることであっても、子どもの数の概念はまだ未発達の部分が多いものです。実際の生活の中で、ものの数を数えさせたり、比較して多い少ないを考えさせたりするという経験を積ませることが大切です。 3年1組の理科の時間に、タンポポについて学習していました。(写真中)教科書に「タンポポを見分けよう」というコラムがあります。そこには、タンポポは大きく分けると2種類に分けられるということが書いてあります。もともと日本にあったタンポポと、外国からやって来たセイヨウタンポポです。日本由来のタンポポには、カントウタンポポやカンサイタンポポ、シロバナタンポポと呼ばれるものがあります。セイヨウタンポポとの違いは、花の裏側の総苞片と呼ばれる部分で簡単に見分けることができます。(外側に反り返っているのがセイヨウタンポポです。) 動物も植物も、外来種が日本に入ってきて広がり、日本古来の種が減ってしまうという被害がよく話題に上がります。タンポポは、その代表例と言えます。セイヨウタンポポが日本に入ってきたことで、カントウタンポポのような日本種が激減しました。セイヨウタンポポは、自家受粉で簡単に増えたり一年中花をつけたりと、かなり強い品種です。虫などの媒介が必要で春にしか花を咲かせないカントウタンポポは、みるみる姿を見せなくなってしまいました。 ところがみなさん! 光が丘公園に、カントウタンポポの自生地があるのをご存知でしょうか? 公園を最初につくった頃、カントウタンポポがあったため、大切に残していこうと管理をしてきて今に至っています。東京でカントウタンポポが見られるのは、光が丘公園くらいではないでしょうか。タンポポ愛好家の「聖地」とも呼べる場所が、光が丘公園にあります。 3年生の社会科では、1年間かけて練馬区の学習をしてきました。4年生では、東京都についての学習をしていきます。4年1組では、関東地方の都道府県名と、東京都との位置関係についての学習をしていました。教科書や地図帳を見ると、東京都は4つの県と接していることが分かります。(写真下) そこで、教科書には次のような問題がありました。「東京都は、○○県の北にあります。」(「北」以外に、「南」、「東」、「西」の問題もあり)・・・地図で上の方角が北、下の方角が南などについては理解しているのですが、東京都がどの県から見ると北(南・東・西)になるかという見方は、4年生の子ども達にとって、とてもとてもとっても難しい考え方です。先生も説明に苦労していました。 4月13日(水)鉛筆は、親指と人差し指、中指の3本の指で軽く持ちます。そして、鉛筆は人差し指に沿わせるように持つようにします。鉛筆は、小学校の入学前から手にしていた子がほとんどです。その時に正しい持ち方であればよいのですが、なかなか小さい子に指導するのは難しいものです。1年生の今のうちに、正しい鉛筆の持ち方で字が書けるように見てあげることが重要です。 1年生の各教室では、プリントに印刷された線をなぞったりして、縦横自由に鉛筆で線が引けるように練習をしていました。(写真上) ところで、鉛筆を正しく持つことのメリットは何でしょうか? まず、力まずに字が書けるので、疲れにくくなります。そして、「とめ」「はね」「はらい」がきれいにでき、文字を美しく書くことができます。さらに、姿勢が良くなるとともに、視力にもプラスに影響します。 大人で変わったペンの持ち方をしている人をよく見かけます。人差し指に親指がかぶっていたり、4本指でペンを握る持ち方、さらには、逆方向にペンを寝かせる持ち方など、よくこんな持ち方で字が書けるなと不思議に思う時があります。 鉛筆の持ち方は、箸の正しい持ち方にも共通するところがあります。また、東大生の8割は正しい鉛筆の持ち方をしているとか…。学力と鉛筆の持ち方には、相関する部分がありそうです。 5年生は、理科の時間に「天気と情報(1)天気の変化」の学習をしています。天気の変化の仕方について、雲の量や動き方等に関連付けて調べていく学習単元です。雨雲の衛星写真や雲の動きの画像など、テレビの天気予報に注目すると学習に役立ちます。 「快晴」と「晴れ」、「くもり」の違いは何でしょうか。…空全体に対する雲の分布の割合で決められています。空全体を10とした時に、雲の割合が0または1の時は快晴、雲の割合が2〜8の時は晴れ、雲の割合が9または10の時がくもりとなります。意外に思われるかもしれませんが、空全体の80パーセントが雲でおおわれていても「晴れ」です。天気は、結局人の目による観測で決めることになります。理科では、実験や観察がつきものとよく言われますが、地学の天文や気象などの分野では、「観測」が重要になってきます。 5年1組の子ども達が、北校舎の屋上にやってきました。まず、今日の空全体を見渡しました。薄い雲が広がっているものの、ところどころに青空が見えていたので「晴れ」です。何人かの子が、自分のタブレットで雲の写真を撮っていました。毎日雲の写真を撮って記録を残しておくと、いろいろな雲や天気があるということが実感できます。(写真中)明日は、久し振りに雨の予報が出されています。雨の日の雲の様子にも着目させたいものです。 一方、5年2組では、家庭科の授業が行われていました。記念すべき、高学年になって初めての家庭科の学習でした。今日は、「家庭科の時間にどんなことができるようになりたいか」ということを考えさせていました。そのためには、家庭科の授業でどのようなことを学んでいくかを知らなければなりません。見開きや分野別に2年間の家庭科の内容が書かれている教科書のページを開きながら、これからの学習の見通しをもちました。 家庭科で学ぶ学習は、「衣・食・住」に分けられ、それぞれの内容は多岐にわたります。調理や裁縫の実習がすぐに思いつきますが、買い物の仕方や身の回りの整理の仕方、部屋の明るさに関することなど、どれも生活に直接役立つ内容ばかりです。子ども達は、これから学んでいく家庭科の学習に、大いに関心をもつことができました。(写真下) 4月12日(火)ある学級では、先生から子ども達に、タブレットを使ってアンケート調査が配信されていました。学級だよりのタイトルをクラスのみんなから募集するという内容でした。果たしてどんな言葉が集まり、学級だよりのタイトルに決まるのでしょうか。(写真上) 「学年だより」は、月に1回、学年の先生が作成したものが配布されています。タイトルは、4月の初めに2人の担任で話し合って決めています。タイトルには、それぞれの学年の思いが込められているものです。 一方の「学級だより」は、担任の個性を生かした自由な内容です。また、学級たよりは担任の自由意思で発行するものであり、管理職が内容の点検はしますが、強制で作成しているものではありません。私も、長い担任時代によく学級だよりを発行していました。現在は、「校長通信」として、先生方に週1回発行しています。私の担任時代の学級だよりのタイトルは、いつも「あしたば」でした。教職スタートの下田学園での経験から、明日葉のようにたくましく成長してほしいという願いでつけたタイトルでした。 中休みは、今日もたくさんの子ども達が汗びっしょりになって遊んでいました。校庭の周りにいろいろな遊具がありますが、鉄棒やうんていも人気の遊具です。特に低学年の子ども達がよく使っています。昨日、休み時間の後に2年生の子がやってきて、「うんていの端までできたよ」と教えてくれました。真っ赤になった手のひらを見せながら…。とっても嬉しかったのですね。 うんていをがんばる子ども達にカメラを向けながら、「よし、もう少しだ!」「すごい、すごい、ガンバレ!」と声をかけました。子どものがんばりはすごいものです。大人が声をかけると、さらにその上を行く力が発揮されるのです。1年生の子も、上級生に負けずにがんばっていました。(写真中) 3校時に、1年生は生活科の学習として、「校庭探検」をしていました。先生に連れられて、校庭をぐるっと一周しながらいろいろなものを発見していました。みんなで学校のプールを見ていた時に、「水が凍っているのかな?」とつぶやいた子がいました。プールの方を見て分かりました。桜の花びらがたくさん水面に浮いていたのです。子どもなりに、いろいろな考え方をするものだなと思いました。 フジ棚の下に子ども達がやってきました。フジ独特の何とも言えない香りが漂ってきました。ここ数日の暖かさにより、一気にフジの花芽が伸びてきていました。きっとこの分だと、来週初め頃にはきれいな藤色の花房でいっぱいになることでしょう。 学年の先生がフジの花の説明をしていましたが、ほとんどの子は飛び回っている虫の方が気になっていたようです。(写真下) 4月11日(月) その2校庭の東側には、登り棒があります。3,4年生くらいの子ども達がすいすいとてっぺんまで登っていくのを見て、1年生の子も挑戦しにやって来ました。棒には3段階に色が塗ってあり、目標の目安になります。まずは、真ん中の色をめざしてがんばります。(写真上) ところで、写真の手前は、南校舎(2年1組側)の裏にあたります。主事さんにお願いして、しばらくは雑草園にしてもらっています。理科や生活科で虫の観察などに使うためです。今は、カラスノエンドウがはびこっていますが、ところどころからチューリップが伸びてきて花を咲かせています。 以前、1年生で育てていたチューリップを土ごと捨てて、そのまま球根が育ったのでしょう。毎年この辺りに赤・黄色・白のチューリップが咲くようになりました。 全国に、チューリップ畑の有名なところがあります。昨日、自宅から車で30分ほどのところにある鴻巣のチューリップ祭りに行ってきました。「花のオアシス」というところで毎年行われています。同色のチューリップが一斉に咲いている光景は、思わず「わぁ〜」と声を上げたくなるほど感激します。しかし、いつも広々とした畑に咲き誇るチューリップを見ながら、秋に球根を一つ一つ手作業で植え付けた人たちの苦労を想像してしまいます。 3年生の教室では、理科や社会科の授業が始まりました。生活科の学習が始まる前までは、小学校の低学年にも理科と社会科の授業がありました。それはもう30年も前のことですから、保護者の皆様は生活科時代の方々ですよね。 3年生の理科では、1学期はおもに植物や虫を育てる学習が中心になります。今日は、これから育てていく植物の一つであるヒマワリの種を観察していました。3年生の子ども達は、1年生でアサガオ、2年生ではミニトマトを育ててきました。ヒマワリの種は、それらに比べれば少しは大きい方ですが、それでも1cm弱と小さいものです。形や模様をくまなく調べながら、観察記録のカードに書いていました。 種袋には、「大輪ヒマワリ」と記されていました。大人の背丈以上に大きくなるタイプのヒマワリです。ちょうど3年生の理科の教科書の表紙にも、ヒマワリの写真が使われていました。(写真下) 4月11日(月) その1通常の年ならば、ていねいに学校紹介をしたり全校で校歌を歌ったりするのですが、代表委員によるあいさつと校長の話のみで終わりにしました。(学校紹介は、代表委員が中心になって動画に撮ってあります。後で教室ごとに見るようにしました。) 1年生は、今日も様々な学習がありました。国語の時間には、教科書の表紙をめくり、「いい てんき」という勉強をしました。教科書には、「いい てんき」とだけ文字があり、あとは絵が描かれています。その絵を見ながら、話したり聞いたりすることをねらいとした学習です。 絵をよく見ると、いろいろな動植物が出てきています。また、人や動物が様々なことをしています。見つけたことを発表する(話す)ことや、友達の発表を聞く活動を繰り返していきます。 各教室では、手を挙げて発表する時の約束についても指導していました。先生の質問を聞いて分かった子は、手をまっすぐ上に挙げます。指名されたら「はい!」と返事をし、立って発表します。 低学年のうちに、クラスのみんなの前で発表することの楽しさをたくさん経験させておきたいものです。話すことと聞くことは、全ての学習の基本です。そして、自分の考えを素直に表現できる子は、常に前向きに学習に取り組むことができます。さらに、手の挙げ方にも子ども一人一人の意欲が現れるものです。(写真中) 体育着の着替えの仕方についても勉強しました。体操着を正しく着ることや、脱いだ服をたたんでしまうことを実際にやってみました。真っ白な体操着に着替えたものの、何人か前後を逆に着ていた子がいました。また、自分の服をたたむのに苦戦していた子もいたようです。家庭でも行えることなので、少しずつ自分でできるようにさせていくことが大切です。(写真下) 4月8日(金) その2どの学年も、最初は「学びのとびら」というページの学習をしていました。問題解決を通して、算数的な見方・考え方をすることの楽しさを味わわせる内容になっています。算数パズルのような、子どもの柔軟な思考をうながす問題が用意されています。 5年生では、おはじきを使って正三角形を作る場合、それがだんだん大きくなった時のおはじきの数を考えさせる問題を扱っていました。2つの量の変化から、対応のきまりを見つけていく問題です。子ども達は、表を用いる中から次第にきまりを見つけ、答えにたどりついていきました。 ところで、5年生の計算ドリルは「タマ&フレンズ〜うちのタマ知りませんか?」のキャラクターを使っています。自分も担任をしていた時、このキャラクターの漢字ドリルと計算ドリルを使っていました。(旭町小でも…) このキャラクターが商品化されて、もう40年近く経つようです。小学校のドリルに採用されたのも34年前とのことですから、昔からなじみのあるキャラクターであることが分かります。5年生は、さらに計算用ノートも購入しているので、算数の学習がさらに楽しく感じられることでしょう。(写真上) 5校時に、4年生は理科の学習として、校庭の桜の木の観察をしていました。校庭の周りにあるソメイヨシノは、すでに今週初めから散り始め、今はすっかり「桜しべ」の状態です。ところが、校庭西側の畑の中の桜(うんていの近く)は、ちょうど今が満開です。観察カードを手に、子ども達が桜の木の下で記録をしていました。(写真下) 桜の木は、園芸用に品種改良されたものを含めると、200類〜300種もあると言われています。今満開のこの桜は、花色はソメイヨシノとそっくりの薄ピンクですが、緑色の葉が一緒に出てきているのが特徴です。それを考えると、ヤマザクラの仲間かなと思われます。 桜は、種類によって咲く時期が少しずつずれるので、いろいろな品種があると長く楽しむことができます。今日、出張で春日町付近を通った際、黄色い桜を見かけました。(黄緑がかったクリーム色)学校には、八重桜が1本あります。桜の品種で、最後に咲くのが八重桜です。開花は来週あたりでしょうか。 4月8日(金) その12校時は、小学校で初めて鉛筆を手にしたようです。…ちょうど出張に出ていて、その様子を見ることができませんでした。来週お伝えするようにします。 3校時の終わり頃、自転車で出張から戻ってきたら、校庭に出てみんなで遊んでいました。今日は天気が良く、1年生の校庭デビューの絶好の日になりました。 鉄棒やうんていで遊んだり、ブランコやジャングルジムで遊んだりと、校庭のあちこちにたくさんの子が集まって遊んでいました。そして、何よりも人気だったのが、三角すべり台です。しかし、いざてっぺんまで行ってみて、あまりの高さにちょっとしり込みしてしまった子が多かったようでした。先生が見本ですべって見せてから、何人かの子が恐る恐る挑戦していました。(写真上) しばらく経つと、1年生の子ども達はこの高さや角度にも慣れてきます。しかし、旭町小の三角すべり台は、今日くらいの慎重さがあった方が正解です。慣れてきてスピードを出すと、摩擦でおしりに穴が開いてしまいます。上学年の子はそれを心得ていて、足でスピードを調整します。他にも、クレヨンや絵の具を使い始めると、結構洋服を汚してしまうことがあります。・・・ということで、低学年のうちは、学校にあまり大切な服を着てこない方が良いということをお知りおきください。 他学年は、さっそく教科書やドリルを使い、様々な学習が始まりました。4年生の教室では、新出漢字を学習していました。3年生の頃、年間に200字の漢字を習いました。4年生でも同じくらいの文字数(202字)を習います。これは、5,6年生よりも少し多いので、文字数だけでいうと6年間で一番たくさんの漢字を勉強する学年ということになります。さらに、3年生の頃よりも画数が多かったり、都道府県の漢字を習ったりするのも、4年生の特徴です。 子ども達の漢字ドリルを見ると、新出漢字に「飛」がありました。書き順を間違えやすい漢字のベスト10に入りそうな字です。4画目が中心の縦画になります。(写真下) |
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