7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

10月3日(月) その2

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 1年生が、アサガオのリース作りに取り組んでいました。1,2校時に校庭に出て、先生の説明を聞いてから作業が始まりました。
 まず、自分の鉢を運んできてから、支柱とつる全体を引き抜きました。夏休みから9月にかけて、たくさんの花が咲き、種がいっぱい取れました。まだ花が咲いていたアサガオもありましたが、「今までどうもありがとう。」という気持ちを込めて、つるの部分をリースに変身させていきます。つるが支柱にしっかりからまっていたので、外すのに苦労していたようです。先生や友達に手伝ってもらいながら、やっとの思いでつるを収穫することができました。(写真上)
 次に、アサガオのつるを丸く束ねていく作業をしました。ある程度まとめることができたら、ビニタイで何か所かを留めていきます。一人一人いろいろな大きさのリースができてきました。あとは、様々な飾りを取り付けて完成になります。続きは水曜日に行うとのことでした。きっと各家庭からいろいろな材料を持ってきて、華やかなリースになっていくのでしょう。
 ところで、アサガオで使った青い植木鉢は、旭町小では10月からサクラ草の栽培に使います。1年生は、再来週に植え替えをする時間をとります。1年生は、チューリップの球根と一緒にサクラ草を植え付ける予定です。
 2校時に、4年2組の授業観察がありました。外国語活動の「アルファベットで文字遊びをしよう」という内容の授業でした。3,4年生の外国語活動は、担任が主となり、ALTとともに週1時間指導を行っています。月曜日は、マーク先生がALTとして指導に入る日です。今週土曜日の公開日では、4年生の両方のクラスで外国語活動の授業があります。土曜日はALTが勤務しないので、担任のみでの指導となります。ぜひその様子をご覧ください。
 外国語活動では、1時間の授業の中に様々な活動を取り入れて指導をしています。ALTや担任とのあいさつに始まり、チャンツでは動画に合わせて体を動かしながら歌っていました。
 アルファベットについては、3年生の外国語活動でABC…Zの大文字を習っています。今回、4年生で小文字のアルファベット(abc…z)を学習することで、高学年の外国語につなげていきます。3,4年生の外国語活動が、「話すこと・聞くこと」の学習であるのに対し、5,6年生の外国語(教科になります)では、「書くこと・読むこと」も加わります。
 アルファベットについては、3年生の国語でローマ字を学習しました。そこでいくつかの小文字の書き方については学習済みです。また、タブレットの導入に伴い、昔の子ども達よりもアルファベットをごく身近な文字としてとらえていることでしょう。授業では、ビンゴゲームをしながら、楽しくアルファベットの小文字に親しめる活動が行われていました。(写真中)
 5校時に、2年2組の授業観察がありました。国語の「なかまのことばと漢字」の授業でした。上位語に含まれる様々な言葉を集める活動から、言葉には意味による語句のまとまりがあることに気づかせていく学習です。また、集めた言葉の意味を知ることから、語彙を豊かにすることを目的とした学習内容になっています。
 前時の授業に続き、今日は「天気」と「色」、「教科」に関する言葉集めを行っていました。あらかじめ示されていた言葉以外に、子ども達は様々な言葉を思い浮かべてワークシートに記入し、発表していました。(写真下)

10月3日(月) その1

 10月に入りました。全校朝会では、「言葉に表そう」という話をしました。
・・・先週の水曜日に、2年1組で算数の研究授業がありました。どの子も算数の問題に真剣に取り組み、いろいろな考えを進んで発表していました。その授業の中で、とても素敵な場面を見つけました。授業の途中で、先生がプリントを配っていた時のことでした。座席の先頭の子が先生からプリントをもらうと、自分の分を1枚とってから「はい、どうぞ。」と言って後ろの子に残りのプリントを渡しました。後ろの席の子は「ありがとう。」と言ってプリントを受け取り、自分の分を取ってから「はい、どうぞ。」と言ってさらに後ろの子にプリントを渡しました。何気ないことですが、黙って人に物を渡すより、「はい、どうぞ。」の一言があるのはすばらしいことです。そして、黙って人から物をもらうよりも、「ありがとう。」と言って受け取るのもすばらしいことです。一言が「ある」と「ない」で、こんなに違うものなのかということを感じました。
 同じようなことが、サクラ草の植え替えを指導していた時にもありました。先週は、6年生2クラス、5年生2クラスの計4クラスに対して、サクラ草の植え替え指導を行いました。植木鉢に土と苗を入れ、出来上がったら校長先生に確認してもらうことになっていました。椅子に座って待っていると、「できました。」とか「お願いします。」と言って鉢を見せにくる子がいました。そして、点検が終わって「水やりをしていいですよ。」と言って鉢を返すと、「ありがとうございました。」と言って受け取っていきました。そうかと思うと、黙って鉢を差し出す子や、黙って鉢を持っていく子が何人かいました。
 人に何かをしてもらう時は、「お願いします。」と言うのが常識です。そして、人に何かをしてもらったら、「ありがとうございます。」と言うのも常識です。黙っていてはいけません。問題を解き終わって、先生のところにノートを見せに行きました。黙ってノートを出しますか? 「よろしくお願いします。」と言ってノートを出しますか? 先生が丸つけをしてから、ノートを返してもらいました。黙ってノートを受け取りますか? 「ありがとうございます。」と言ってノートを受け取りますか?
 黙っているのは良くないことです。言葉は気持ちを伝えるものです。「おはようございます。」や「こんにちは。」のあいさつと同じですね。お願いする気持ちやお礼を伝える気持ちは、黙っていては伝わりません。必ず言葉に表さなければなりません。「よろしくお願いします。」と「ありがとうございます。」の一言が、いつも当たり前のように言える子になってほしいと思います。・・・
 全校朝会が終わると、クラスごとに行進をしながら昇降口に向かいます。それに合わせて、自分はいつも校庭の周りを歩くようにしています。(遊具等の安全点検を兼ねての見回り)鉄棒の後ろには、キンモクセイの木があり、まだかすかに甘い香りが漂っています。

9月30日(金)

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 昨日、中庭でサクラ草の植え替え指導をしていて気がつきました。ほんのりと甘い香りがしてきたのです。キンモクセイの香りでした。今年もこの時期がやって来たんだなと思いました。
 通勤で成増の駅を使っていますが、学校と駅との道路沿いのあちこちにキンモクセイの木があることに気がつきます。普段は植え込みの樹木として目立たないキンモクセイですが、1年に一度、「私はここよ…」と言わんばかりに主役になるのがこの時期です。
 1年生は、国語の時間に「うみの かくれんぼ」という説明文の学習をしています。1学期は、6月に「くちばし」という説明文を学習してきました。今回の説明文では、「はまぐり」と「たこ」と「もくずしょい」という3つの生き物が出てきます。そして、その3種類の海の生き物について、「何が」「どこに」「どのようにして」隠れているのかという文章を読んで、内容をとらえさせていきます。
 2組では、はまぐりがかくれんぼをしている様子をYouTubeの動画で確かめていました。教科書には、はまぐりが砂の中にかくれる様子が次のように書かれています。「はまぐりは、大きくてつよいあしをもっています。すなのなかにあしをのばして、すばやくもぐってかくれます。」…ハマグリの足というのは、貝殻からはみ出すようにして出てくる舌べろのようなものです。教科書では3枚の写真で砂の中にもぐっていく様子を紹介していますが、やはり動画で確かめるのが一番です。(写真上)
 1組は、「もくずしょい」のかくれんぼについて読み取りをしていました。モクズショイは、カニの仲間です。はさみを器用に使って海藻などを細かく切り、それらを体にくっつけることで自分の身を隠します。
 ところで、「もくずしょい」の「もくず」を子ども達は知っているでしょうか?漢字で書くと、「藻屑」です。では、「もくずしょい」の「しょい」とは何でしょう? 「しょい」は「しょう」ことを差し、「背負う」が変化した言葉です。(「ランドセルをしょう」って言いますよね。)ちなみに、お祭りの時の「わっしょい」というかけ声は、「和を背負う」という意味からきているそうです。
 4年生の国語の教科書には、物語教材として「ごんぎつね」があります。今月の国語の指導時間の多くを、この教材の読み取りに使っています。「ごんぎつね」は昔から国語の教科書に登場していて、4年生の教科書で取り上げられてから60年以上経つそうです。さらに1980年には、全ての検定教科書に掲載されました。つまり、日本国中の4年生が、国語の時間に必ず「ごんぎつね」を学習していることになります。
 この物語は、新見南吉が昭和6年に書いたお話です。南吉が、旧制中学校を卒業して故郷の尋常小学校の代用教員をしていた時で、18歳という若さで書いたというから驚きです。つぐないと心の交流をテーマとした物語で、ハッピーエンドで終わる物語ではありません。「兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」という最後の文章は、読む人に様々な情景や登場人物の心情を想像させる力を秘めています。(写真中)
 新見南吉が書いた物語には、「てぶくろを買いに」など、よく読み聞かせとして使われる絵本もあります。また、「でんでんむしのかなしみ」も新見南吉の作品です。身近な動物たちを物語に登場させ、心の通い合いや美しい生き方を素敵な文章で表現しています。それだけに、29歳で亡くなったのが惜しまれます。
 6年生は、家庭科の時間に「思いを形にして 生活を豊かに」という、布を使った裁縫の学習に取り組んでいます。まず、身の回りにある布製品に着目し、それぞれが目的に合った大きさや形で作られていることを学びました。そこから、「物を包み込む製品」として「ティッシュケースカバー」の製作をすることにしました。
 ギンガムチェックの布と綿ブロードがセットになった教材を学年で注文しました。まずは、2枚の布地を重ねてミシンで縫い合わせていきます。ミシンの使い方は、5年生の頃に何度も練習しているので手慣れたものでした。セットにはボタンも入っているので、ボタンの取り付け練習にもなります。(写真下)

9月29日(木)

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 2校時に、5年1組の授業観察がありました。「ドッジボール対決」という資料を使った「友情・信頼」に関する学習内容でした。
 真(しん)の所属する5年2組と、仲のよい都(みやこ)のいる5年1組とで、ドッジボール対決をすることになりました。お互いのクラスの団結力を高めるために2人で企画をした対決でしたが、2組では「1組に勝つために、対決の日まで1組の子とは話をしない」というルールができてしまいます。この教材を通して、友達との関わりの中で育まれる友情について考えさせていきます。友情は、相手と気が合ったり話が合ったりすること以上に、お互いが信頼し合い、高め合うことが大切であると気づかせていきます。
 授業の中心となる主発問では、1組の都に「真くんのクラスの団結ってそういうものなの?」と言われた場面について考えさせていました。「隣のクラスの子と話をしないというルールはおかしい」というのは、誰もが気がつくことです。しかし、そう思いながらも、なんとなく同調してしまった主人公(真)でした。きっとその気持ちは、5年生にとって身近なこととしてとらえやすかったと思います。悪いことは悪いと言える、違っていることは違うと言える、そういうことが本当の友情であると、授業の終わりに何人かの子が発言していました。
 授業観察に行くと、それぞれのクラスの良いところに気がつきます。1組では、発言する子の方に全員が向きを変え、しっかり意見を聞いていてすばらしいなと思いました。(写真上)
 6年生は、理科の時間に「生物どうしの関わり」の学習をしています。生物が、水や空気とどのように関わって生きているのかを学ぶとともに、食べ物との関連で地球上の生物を考えていきます。そして、生物間の「食べる・食べられる」の関係から、食物連鎖という複雑なバランスが存在することを学習します。(写真中)
 1組では、「どうして鹿害(ろくがい)が起こったのだろう?」というテーマで学習を進めていました。鹿害というのは、野生のシカが木の芽や樹皮を食べ、やがては森林を枯らしてしまう被害のことです。高原などに行くと、よく木の幹に網などがかけられているのは、鹿害を防ぐためです。では、どうしてシカが増えてしまったのでしょうか。シカの天敵はニホンオオカミでした。そのニホンオオカミを明治時代以降、人間が徹底して駆除してきました。狂犬病などの病気を広めたり、家畜に害が及んだことが原因でした。その結果、食物連鎖のてっぺんがなくなり、次のシカがどんどん増え続けることになりました。今では、猟師がシカを駆除しても追いつかない状況になっています。
 旭町小の中庭の池も、食物連鎖によって生物の個体数のバランスが保たれています。今後、もし誰かの手によってザリガニやブラックバスなどが入れられたら、あっという間に生態系が変わってしまうでしょう。
 6校時に、5年生全員が1組の教室に集まり、下田移動教室のオリエンテーションを行っていました。移動教室に行くのは11月7日から(2泊3日)ですが、それまでの期間に事前学習や準備が必要です。いよいよ今日からその学習がスタートしました。
 今日はまず、下田移動教室の区のしおりが配布されました。しおりには、下田方面の移動教室で多くの学校が利用するハイキングコースや、見学先の情報が詳しく載っています。また、宿舎(ベルデ下田)の館内の様子を知ることもできます。
 子ども達が集まったところで、学年の先生が4月に実地踏査で撮ってきた写真を見せながら、移動教室への気持ちを高めていきました。(写真を見せる前から、子ども達の気持ちは最高潮のようでしたが…)城ケ崎のピクニカルコースや釣り体験、下田海中水族館、下田漁港など、3日間のコースに入っている見学場所について説明をしました。きっと写真や話だけでは伝わらないすばらしい体験が待っていることでしょう。(写真下)
 今後は、子ども達の班や役割分担を決めたり、テーマを決めて調べ学習に取り組んだりしていきます。

9月28日(水)

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 5年1組の教室で、学級会を開いていました。学級会は、特別活動の一つです。特別活動は、学級活動や委員会活動、クラブ活動、学校行事に分けられ、その中の学級活動に「学級会」が含まれています。各クラスに「学活の時間」が位置づけられていますが、それは学級会ではなく、学級活動を表しています。普段は係活動を決めるなど、クラス全体での取り組みを主に行っていて、その中の一つとして学級会があります。
 今日の学級会の議題は、「ソーラン節で使うクラス旗のデザインを考えよう」でした。5年生は、体育発表会の表現でソーランを踊ります。その時の踊りの演出として、クラスごとの大漁旗を使うのでしょう。
 議長団が前に出て、話し合いが進められていました。(写真上)「魚や波の絵を入れる」「大漁という文字を大きく書く」「大きな魚の絵と小さい魚も描きたい」など、様々な意見が出されました。学級会でよくありがちなのが、意見を何も言わない子の存在です。クラスのみんなで話し合って決めていくのが学級会の主旨です。せめて誰の意見に賛成なのか、あるいは反対なのかくらいは言うことができなければなりません。1組では、指名されて意見が言えなかった子を、後からまた指名して発表させていました。大切なことです。一昨日〜昨日のサクラ草の植え替え作業でのことと、今日の学級会の様子から、来週の全校朝会の話に向けたヒントを得ました。
 クラスの旗を作る5年生の取り組みは、ソーランを踊る意欲を高めるとともに、子ども同士の団結を深めることにもつながることでしょう。
 4年生は、算数の時間に「がい数の使い方と表し方」の学習をしています。四捨五入の様々な場合での習熟を積み重ねてきました。単元の締めくくりは、そのがい数の考え方を使って、実生活に生かす問題に挑戦します。
 教科書では、親子3人で買い物に行った場面の絵が提示されています。3人がそれぞれの売り場で3つの品物を買った時の見当のつけ方(がい数の使い方)について考える学習問題です。女の子は、「だいたいいくらかな」と考えて、四捨五入でおよその値段を求めました。お兄さんは、「千円で足りるかな」と考えて、全てを切り上げて(多く見積もって)値段を求めました。そしてお母さんは、「千円を超えるかしら」と考えて、全てを切り上げて(少なく見積もって)値段を求めました。
 1組の教室では、それぞれのがい数の使い方について、グループで意見交流を行っていました。(写真中)今まで習ってきた四捨五入の考えももちろん大切ですが、実際の生活場面では、目的に応じてがい数を使い分けることが重要です。他の教科も同様ですが、算数の学習が日常生活に生かされるためにあることをめざして指導しています。
 5校時に、2年1組で研究授業がありました。今年度の校内研究は、教科を算数にして行っています。6月の4年生の研究授業に続き、今回も教育アドバイザーの山口先生に講師としてお越しいただきました。
 授業は「けいさんのしかたをくふうしよう」という単元で、カッコを使った計算式(たし算の結合法則)の学習内容でした。「15円のあめと40円のけしゴムを買いました。えんぴつを買いわすれたので、店にもどり、30円のえんぴつを買いました。全部でいくら使いましたか。」…長い問題文を読み取るだけでも2年生にとっては大変なことです。カッコを使うことで、あめと消しゴムの値段を先に計算したり、文房具の値段を先に計算したりすることができることを考えていきました。
 研究授業では、校内の先生方が一斉に授業を見に来ます。1組の子ども達は、たくさんの先生達がいても、いつも通りしっかり学習していました。しかし、学校公開同様に、一度に全ての先生を教室に入れるわけにはいきません。そこで、タブレットで授業の様子を撮影する先生が入り、リモートで別の教室から授業を見るようにしました。(写真下)

9月27日(火)

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 図工の作品は、題名がとてもしゃれています。今週の1年生の図工作品は、「ふわふわ ゴー」という題名です。先週は、「さあ、めしあがれ」でした。
 スチレン容器の一部を切り取り、うちわであおぐと風で動くおもちゃを製作していました。スチレン容器は軽いので、風を受けてふわりと浮き上がったり、勢いよく進んだりします。それで「ふわふわ ゴー」なのでしょう。
 今日は、1,2校時に2組の図工の時間がありました。まず、図工の授業で重要なのが、導入です。いかに子ども達の製作意欲を高めることができるか…全てが導入にかかってきます。そして、その導入で活躍するのが先生の見本作品です。「楽しそう〜」と思えるものであり、さらに「自分も作れそう…」と思えるものでなければなりません。
 そこで、両クラスの担任の先生は、昨日の夕方、職員室でせっせと見本作品を作っていました。2組の子ども達に見せたところ、「わぁ〜」という声とともに、「かわいい〜」という声も聞こえてきました。(写真上・・・左がクマ、右がペンギンの見本作品です。)当初はカラスの予定のようでしたが、あまりにもかわいらしい作品になったので、ペンギンに変更しました。旭町小では、1年生は専科ではなく、担任が図工の指導をしています。音楽も同様ですが、低学年の担任は、全ての教科を指導する技能を有しています。
 ところで、材料となるスチレン容器の準備をありがとうございました。1年生の学年だよりの9月号に載せたところ、図工の教科書を参考にして、各家庭で用意して持たせていただけたようです。2人の担任は、デリバリーサービスで注文した容器を使いました。子ども達は、カップ麺や四角いトレーなど、いろいろな大きさや形の容器を持ってきていました。スチレン容器によって切れ込みの入れ方が変わるので、指導する先生は大変です。しかし、その方が子ども達の発想は豊かになり、様々な動物や乗り物などを自分の容器からイメージして作っていました。明日は1組が取り組みます。
 4校時に、3年2組の音楽の授業観察を行いました。運動会の歌を元気よく全員で歌った後、「魔法のあいことば」という歌の学習をしました。まだ楽譜を配ったばかりだったので、今日は歌詞の意味について確認をしました。
♪みんなが笑顔で過ごせるように ぼくらがもってる魔法の合言葉 難しいことが起きたって きっとみんなで越えてゆける 「友だちにやさしくしたい」「家族を大切にしたい」「けんかしたって仲直り」「元気にあいさつ」きみとぼくをつないでる ふしぎなふしぎな 魔法の合言葉♪・・・心にストレートに響いてくるとってもすてきな歌詞だなと思いました。
 最後にリコーダーの練習がありました。「花笛」の上のパートと下のパートを合わせると、とてもきれいな響きになりました。3年生は、今年度からリコーダーを手にしました。マスクを外してリコーダーを吹きますが、終わったらすぐにマスクをつけるルールで練習をしてきました。もうここまで上手に響かせることができるようになったのだと、感心しました。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「雨水のゆくえ」の学習をしています。雨が降ると、地面に水がたまります。しかし、しばらく経つと水が見えなくなります。まず子ども達が考えるのは、地面に雨水がしみ込んだということです。確かにそれもありますが、コンクリートなど中にしみ込まない場所ではどうでしょうか? そこで考えつくのが、空気中に水が蒸発していくということです。水を入れたプリンカップを2つ用意し、片方にはラップでおおいをします。翌日、ラップをしない方の水が減っていることから、空気中に水が出ていった(蒸発した)という考えにたどり着きます。
 さらに4年生では、空気中に水蒸気が含まれていることを調べていきます。1組では、ビニール袋に冷たくした保冷剤を入れて、空気中の水蒸気を水滴にする実験を行っていました。コップに氷水を入れると、コップの外側に水滴がつくのと同じ原理です。また、冬の冷え込んだ朝、ガラスの内側に結露ができるのも同じ理由です。空気中の水蒸気が冷やされ、水に戻った状態です。(写真下)
 以前は3学期の終わりに行っていた学習でしたが、2年前の教科書からこの時期に行うように改められました。冬場は湿度が低いため、なかなか水滴ができないということがあったからでしょうか。

9月26日(月) その2

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 1年1組の教室では、みんな真剣な表情で名札に名前を書いていました。細長く切った紙に、まず鉛筆で下書きをしてから、名前ペンでなぞっていきました。その様子を見て、すぐに図工の作品につける名札であることが想像できました。先週、1年生は図工の時間に、「さあ、めしあがれ」という作品を作っています。今までは先生が名札を書いてあげていましたが、これからは自分で名札を書くようにしたようです。
 細長い用紙の長さに合わせて、自分の名前をバランスよく配置して書くのは、1年生にとってはとても難しいことです。ていねいに書いているうちに文字間が詰まってしまい、名前の後にスペースが開いてしまった子が何人かいました。2学期の初めに、下巻の教科書や新しいドリルが配られると、1年生の子ども達は自分で名前を書いていました。経験を重ねるうちに、名前を書く枠のサイズから文字の大きさや文字間の見当をつけて、しっかり書けるようになっていくことでしょう。
 来週の土曜日は、10月の授業公開を予定しています。1年生の作品は、それまでに廊下に展示されます。名札も作品の一つとしてご覧いただければと思います。
 今年も、全校でサクラ草の栽培に取り組みます。今週は高学年(5,6年生)の植え替え期間です。今日は、その先陣を切って、4校時に6年1組が行いました。
 サクラ草の植え替えは、校長の私が全クラスの指導をします。サクラ草の種は、5月の連休明けにまきました。昨年度育てたサクラ草から種をとり、さらに半分はインターネットで種を購入しています。サクラ草の種は、とても小さな粉のような大きさです。2週間で発芽しても、暑い夏までには少ししか成長しません。中庭の日陰で苗を育てて、7月からビニールポットに少しずつ植え替えをしてきました。夏休み中には、さらに一回り大きなビニールポットに植え替え、やっと6号鉢に植え付ける大きさにまで成長してきました。
 サクラ草は、暑さは苦手でも、寒さにはとても強い植物です。これからぐんぐん大きくなり、12月頃から花が見られるようになります。色は、赤やピンク、白…微妙に花の色合いや大きさ・形が違うのがまた楽しみです。・・・という話を子ども達にしてから、植え替えのコツを伝授していきます。鉢の高さにちょうどよく植え付けるコツや、土をこぼさないようにするコツなど、実際にお手本を示しながら指導します。
 高学年は、自分の鉢の植え替えが終わったら、学校用の鉢にも挑戦させます。学校用のサクラ草は、卒業式や入学式の式場を飾るために使います。今年も児童数の4倍以上の苗ができました。ここからは毎日の水やりと愛情が、きれいな花を咲かせるコツになっていきます。(写真中)
 5校時に、6年1組の授業観察を行いました。授業観察は、教員の指導力向上のために毎学期行っています。校長と副校長とで、先生方の授業を全て観察し、授業改善等の指導に生かしていきます。
 今日の6年1組の授業観察は、体育「短距離走・リレー」の内容でした。5校時の一番暑い時間帯でしたが、子ども達が元気いっぱいに校庭を走る姿が見られました。
 リレーは、6年生が2学期に入ってから何度か取り組んできている学習で、4チームに分かれて競い合いながら技能を高めてきました。今日は、欠席や見学が多く、いつものチームを多少変更して行ったようでした。それでもバトンパスや走順など、チームごとに作戦を立てながら練習したことで、2回目の試合にその成果が見られました。(写真下)
 面白いなと思ったのは、「ワープ」という特別ルールを設けていたことです。ショートカットする短い周回コースを設定して、チームで2名はそのコースを使って良いことにしています。走るのが苦手な子にワープを使うか、あるいは速い子を走らせるか…チームの作戦がそこにも見られました。

9月26日(月) その1

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 今日から全校朝会を校庭で行うことにしました。秋の青空の下に全校児童が集まり、久し振りに外で行う朝会は、とても気持ちの良いものでした。今日は、「台風の思い出」の話をしました。
・・・一週間前は、台風14号の影響により、東京でも大雨や強い風の被害がありました。関東地方は台風の中心からだいぶそれていましたが、あれだけ雨や風が強かったのですから、台風のコースに近かった地方の人達は大変だったと思います。日本の近くで発生する台風は、10月まで日本列島を通る可能性があります。4年生の社会科で水害の学習を、そして5年生の理科では台風の進路についての学習をしてきています。天気予報やニュースをよく見ていると、それらの学習にかかわる情報を知ることができます。
 さて、今日は校長先生が小学校低学年の頃に経験した台風の話をします。学校の帰り道でのできごとでした。台風がもたらした雨雲の影響で、前の日から大雨が続いていました。そのため、道路の脇にあった側溝(雪国だったので、道路横に雨水を流す大きな溝がありました)は雨水でいっぱいになり、すごい勢いで流れていました。そして、その水が集まる下流のところでは、あまりの水の多さに、車が通れないほど道路に水があふれてきていました。普段めったに見られる光景ではなかったので、友達と2人で流れる水の様子をずっと見ていました。その時、濁った水の中に赤い影がゆらゆらと動いているのを見つけました。よく見ると、それは真っ赤な大きな金魚でした。普段はザリガニ程度しかいない側溝に、色鮮やかな金魚が泳いでいたのですから、びっくりしました。すぐに友達と金魚をつかまえるために家に帰り、魚をすくう網を持ってもどってきました。
 水の流れが激しかったので、もう別の場所に行ってしまったかなと思いましたが、金魚はさっき見つけた場所にいて、まだじっとしていました。網を入れてすくうと、今まで見たこともないほど立派で大きな金魚を捕まえることができました。2人とも家でそんな大きな金魚を飼うような水槽はもっていませんでしたが、とりあえず用意したバケツに金魚を入れて家まで持ち帰りました。
 家に持ち帰り、友達と2人で冷静になって考えてみました。なぜあんなところに家で飼うような立派な金魚がいたのだろう…ということです。みなさんはもう気がつきましたか? そうです。大雨で人の家の池の水があふれて、金魚が逃げ出してきたのです。金魚を捕まえることに夢中になっていて、人の家から逃げ出した金魚であることはその時まで全く気付いていませんでした。よく考えると、金魚を見つけたすぐ近くの家の屋敷には、大きな池があったのです。結局、子どもだけで金魚を返しに行く勇気はなく、家の人に頼んで一緒にその家に行き、池に金魚を戻してきました。その家の人はとても喜び、お礼にと簡単なお菓子をいただきました。せっかく手に入れた金魚で残念な気持ちもありましたが、正直に話をして持ち主の家に返してあげられてよかったなと思いました。・・・
 続いて、ジュニアバレーの表彰を行いました。今月の大会で旭町小のチームが3位に入賞しました。代表の5年生に賞状を渡し、部員の募集を全校に向けてアピールしてもらいました。(写真下)

9月22日(木)

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 今朝は、久し振りに全校児童が校庭に集まりました。音楽朝会を校庭で行いました。2週間前はmeetを使って運動会の歌を練習しましたが、今日は校庭で歌の練習をしました。来週からは、全校朝会も校庭で実施していく予定です。
 その音楽朝会のために、朝早くから音楽委員会の子ども達が楽器を持って集まってきました。運動会の歌の伴奏を何度か練習していると、道行く人々や中・高校生が振り返っていきました。校庭に音楽が響くのも久し振りのことです。
 ところで、旭町小の「運動会の歌」は、本校オリジナルの曲であることをご存知だったでしょうか? 以前、音楽専科をしていた先生が作詞・作曲をした曲です。私が担任をしていた頃に作られた曲で、子ども達と一緒に歌った記憶があります。とっても元気の出る、開会式にふさわしい歌です。今年の体育発表会の児童鑑賞日は、いつもの運動会のように開会式と閉会式を行う予定でいます。
 2校時に、教育アドバイザー訪問がありました。初任〜3年次の若手の先生方への研修の一環として行っている授業観察です。1学期に続いて、前校長の道山先生にアドバイザーとしてお越しいただきました。(写真上)
 6年2組の「手品師」という教材を使った道徳の授業を見ていただきました。道徳の内容項目の「正直・誠実」について学ぶ授業です。この「手品師」は、昔からよく道徳の資料として扱われてきています。
 売れない手品師が、男の子に手品を見せる約束をしました。その後、友人から同じ日に大舞台のマジックショーへの出演依頼を持ち掛けられます。しかし、手品師はマジックショーへの出演を断り、男の子に手品を見せる方を選択します。自分にとって大切なことは何か、決心するまでの葛藤を感じ取ることができる資料です。
 売れない手品師が、大舞台に出ることをあきらめてまで一人の子どものために手品をする…そういう状況を理解するのは、多分大人でも難しいことではないでしょうか。「正直・誠実を教えること」は大変だなと感じました。しかしそれは、「教える」と考えるからいけないのです。「正直・誠実について考える」のが道徳の授業です。
 同じ頃、隣りの1組では、国語の物語文「やまなし」の授業をしていました。こちらも、長年6年生の教科書に掲載されてきている名作です。宮沢賢治の独特な文章表現を味わうことが主になるので、いつもの物語と思って読んでいると理解が難しいはずです。
 物語は、5月と12月の2枚の幻灯を基にしていることを伝えてから始まります。なぜ、5月と12月なのかとか、クラムボンとは何か、結局何が言いたいの? とか、繰り返し読んでいても疑問は尽きません。しかし、登場する生き物に着目したり、2つの場面に出てくる色を比べたりすることで、様々に解釈する道筋が生まれてきます。教科書に出てくるさし絵も、抽象的なものになっています。1組では、魚とやまなしの命の終わり方の違いについて考えさせていました。(写真中)
 4校時に1年生の教室に行くと、連絡帳を書いている様子を見ることができました。担任の先生が書いた文字をモニターに映し、それを見ながら連絡帳に書いていきます。日付を書いてから、翌日(来週月曜日)の時間割を書きます。次に宿題を書いていました。1組の宿題は、「スキルノート 九と十」…新出漢字を2つ習ったので、その練習をしてくるのが宿題のようです。「けいド 13」…計算ドリルの13ページということでしょうか。さらに、「がっこうのおはなし。」…学校での出来事を家の人に話してくるのが宿題のようです。帰ってからどんな話をしたでしょうか。図書の時間に読み聞かせをしてもらったことや、給食でこぎつねご飯をたべたことを話すかもしれません。
 連絡帳に3行程度ですが、きちんと書き写すだけでも1年生はかなり時間がかかります。しかし、自分の目で見て、その通りに文字にして書くということは、とても大切な力になっていきます。(写真下)

9月21日(水)

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 5年生は、家庭科の時間に「持続可能な暮らしへ 物やお金の使い方」の学習をしています。今日は2組で、環境や資源に配慮した生活についての学習をしていました。
 家庭科の教科書(39ページ)には、品質表示のマークや環境に配慮した表示のマークがたくさん載っています。授業では、実際に自分の身の回りのものにどのようなマークがついているのか、探してみることにしました。道具箱に入っている糊や色鉛筆、定規などの他に、ノートや教科書にも様々なマークがついていることが分かりました。(写真上)
 家庭科の教科書の裏には、「UD FONT」というマークがついています。これは、子どもからお年寄り、障害のある人まで、見やすく読み間違えにくい文字を使っているというマークです。改めて教科書の字体や文字の大きさを見直してみると、細かいところまで配慮が行き届いていることが分かります。多分、イラストの色合いにも工夫があるのでしょう。
 最近は、牛乳パックや発泡トレー、アルミ缶、ペットボトルなど、再生可能なものは種別して回収するのが当たり前になってきました。私がよく使っているスーパーでは、アルミ缶やペットボトルを持っていくと、買い物ポイントに加算してくれる自動回収機があります。環境に配慮する内容が多くの教科書に組み込まれ、子ども達の未来のために地道な教育が進められています。
 1年生は、今週の図工の時間に「さあ、めしあがれ」という作品に取り組みました。昨日は2組の子ども達が製作していました。教室に入った途端に、「見て、見て!」と呼ばれ、おいしそうな作品がたくさんできたことが分かりました。今日は、1組の子ども達が取り組んでいました。画用紙の大きな丸をお皿にして、自分の好きな料理をクレヨンで描きます。色画用紙をランチョンマットにしてデザインし、出来上がった料理を切り取って貼り付けると完成です。(写真中)
 ピザやスパゲッティ、ハンバーグ、お子様ランチなど、子ども達の大好きな料理がたくさん出来上がりました。ランチョンマットもすてきな模様にデザインしたり、スプーンやフォーク、ピザカッターを作って添えたりした子もいました。
 お皿に四角いトーストが乗っている作品をつくった子がいました。黄色いバターがたっぷりぬられていて、とてもおいしそうな作品でした。・・・小学校に入る前(幼稚園に行く前だったかもしれません)、母親と近所のおばさんと3人で、田舎のデパートのレストランに行った時のことを思い出しました。何が食べたいかショーウインドーのところで聞かれ、トーストを指さしました。食パンに黄色いバターがたっぷりのった食品サンプルが、とてもおいしそうに見えたのです。当時は多分、朝食がご飯だったのでしょう。「せっかく来たのに、そんなもん…」と言われたのかもしれません。自分の望みはかなわず、他の料理を食べました。何を食べたかは忘れましたが、食後に近所のおばさんが、ソフトクリームを買ってくれたことははっきりと覚えています。
 クラブ活動の時間に、科学クラブへの出前実験教室がありました。指導していただいたのは、夏休みの科学実験教室でもお世話になったディレクトフォースの皆さんです。今回は、「冷却パックを作ろう」というテーマで実験教室をしていただきました。
 最近よくドラッグストアやホームセンターなどで、袋を破くと急速に冷やすことができる冷却パックが売られています。実際は様々な原理が使われているようですが、今日は子ども達にも分かりやすい方法で、理科室で簡単にできる冷却のしくみを教えていただきました。
 使った材料は、尿素と水だけです。尿素が水に溶けた時の「吸熱反応」を利用して、温度が下がるしくみをビニール袋の中で実験しました。袋の中に入れた尿素の粉が水と混ざり合うと、一気に温度が下がります。大きく変化したところでは、18度近い水温差があったので、ビニール袋を手で触るとひんやりとした感触がよく分かりました。尿素は、その名の通り体の中で作られる成分ですが、工場でも簡単に作ることができる薬品です。肥料の成分として使われるので、ホームセンターでも売られています。また、水に溶ける保湿効果があり、ハンドクリームの原料としても使われています。
 さらに後半は、氷に食塩を混ぜて冷却する実験を行いました。マイナス20度近くまで温度が下がり、子ども達はびっくりしていました。どちらの実験からも、身近な材料を使って吸熱反応を起こすことができることが分かりました。(写真下)

9月20日(火)

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 今朝の登校時は、台風14号の影響が心配されましたが、時折風が強く吹く程度で済みました。交通機関の乱れもなく、教職員の出勤にも影響がありませんでした。子ども達の登校の際には、多くの保護者の皆様に見守りをしていただきました。ありがとうございました。
 4年生は、算数の時間に「およその数の使い方と表し方を調べよう」という単元に今日から入っています。算数において、数字をおよその数として見積もったり、四捨五入して概数として扱ったりすることは、とても重要な考え方です。また、日常でよく使われる算数であるとも言えます。
 ところで、小学4年生の「算数の壁」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? いろいろな学年で「壁」という言葉が使われますが、算数の壁は4年生にあるようです。4年生になると、これまで好きだった算数に苦手意識をもつようになる子が増える傾向にあります。それは、4年生の算数から「応用力」が求められることが要因となっています。
 4年生の算数では、つまずくポイントが多くあります。わり算の筆算…1〜3桁でわる筆算を習いますが、答えが立たなかったり、計算ミスが1か所でもあると答えが合わなかったりと、習熟に時間を要します。さらに、分数や小数の計算…分数や小数の概念をしっかり習得しておかないと、高学年での学習に影響することになります。そこにさらに「概数の概念」を学ぶことになります。四捨五入が理解できていても、「上から〇桁目を四捨五入する」とか、「〇の位までの概数にしなさい」という問題に対応できなければなりません。毎時間の授業をおろそかにせず、算数の壁をしっかり乗り越えていってほしいと思います。(写真上)
 5年生は、社会科の時間に「自動車の生産にはげむ人々」の学習に入りました。5年生の社会科では、年間を通じて日本の様々な産業について学習をしていきます。1学期は、農業や水産業についての学習を中心に行ってきました。工業についての学習では、日本が昔から得意としてきた自動車工場を取り上げ、製造工程やかかわる人々の工夫や努力について学んでいきます。
 2組では、昔と今の車の性能や生産台数の違いに着目し、現在の工場で車が大量生産されていることに気づかせていきました。教科書には、発売初期の自動車から現在の車種まで、様々な車の写真が載っています。自動車の歴史は、ボディーの大きさやデザインの違いだけにとどまりません。安全性や燃費など、外観だけでは分からない技術革新の変遷の歴史とも言えます。(写真中)
 特に最近では、ハイブリッド車からさらに電気のみで走る自動車へと主流が移りつつあります。また、自動運転に近いレベルで、安全機能が標準装備される時代にもなってきました。1組でも、「自動車工場にいってみた〜い」という声が子ども達から上がっていました。最近は、関東圏内にある自動車工場が限られてきて、工場見学が難しい状況です。せめてオンラインを使った自動車工場の見学ができたらいいなと思います。
 4年生は、理科の時間に「雨水のゆくえ」の学習をしています。今日は、1組が理科室で「水のしみこみ方」を調べる実験をしていました。(5校時に、2組も実施しています。)用意した土は、校庭と砂場の土です。見た目や手触りからも、それぞれの粒の大きさの違いがよく分かります。さらに、穴を開けたプラスチックのコップにティッシュペーパーをひき、それぞれの土を入れて水のしみこみ方を調べる実験を行いました。結果は、砂場の土は水がすぐに透過してきましたが、校庭の土は水が濁ったままで、なかなか落ちてきませんでした。(写真下)
 台風はすでに温帯低気圧に変わり、東北地方から太平洋沖へと過ぎ去っていきました。しかし、今日も結局雨が降ったりやんだりの天気で、明日以降も台風一過の秋晴れとはいかない予報です。それにしても、ここ数日で雨がよく降りました。

9月16日(金)

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 今週に入り、ヒガンバナが咲いていることに気がつきました。1年1組のアサガオの鉢が置いてある場所と校庭との間にある植え込みの中で、真っ赤な花が見事に咲き誇っています。水やりに出てきた子ども達に聞くと、ヒガンバナという名前を知っていた子が何人かいました。(写真上)
 ヒガンバナにもいろいろな品種があり、これは通常よりも少し早めに咲くもののようです。北地区区民館前の植え込みにも、最近咲いているヒガンバナが見られます。旭町小には、中庭の池の近くにヒガンバナがありますが、そちらはまだ花芽が上がってきていません。
 ヒガンバナで有名なのは、埼玉県飯能市の巾着田です。コロナ禍の影響で、この2年間はヒガンバナ祭りが中止になっていました。しかし今年は、明日から10月2日まで開催する予定とのことです。河原一面に真っ赤な絨毯のように広がるヒガンバナが見られることでしょう。今年は9月に入っても気温が高かったため、開花はやや遅れるのではないかと思われます。見頃は、来週後半の秋分の日あたりからでしょうか・・・まさに「彼岸花」です。
 巾着田は、私の家から車で40分ほどのところにあります。3年前までは、ほぼ毎年のように行っていました。今年はどうしようかと考えています。また、巾着田ほどではありませんが、家からすぐの土手でも毎年たくさんのヒガンバナを見ることができます。先日、土手の草が機械で一気に刈り取られていました。これから続々とヒガンバナの花芽が上がってくることでしょう。
 ヒガンバナは、球根に毒があることや様々な迷信があったことなどから、縁起のよくない花とされてきました。しかし、私はその独特な花姿が大好きです。家の庭では、ヒガンバナと同じ種類のリコリス(和名「ナツズイセン」)を育てています。
 5年生は、夏休みの家庭科の宿題として、「調理実践カード」がありました。ゆでる調理に挑戦し、作った料理についてまとめてくる課題でした。両クラスとも廊下の掲示板に貼ってあったので、公開日や作品展示会に来られた方はご覧いただけたのではないでしょうか。(写真中)
 作った料理を写真に収めたものが多く、どれもとてもおいしそうです。「卵サンド」を作った子がいました。…なるほど、ゆで卵を作り、それを応用して卵サンドにしたというわけです。カロリーは高めですが、私の好きなサンドイッチです。同じ卵料理で「オムライス」がありました。…ゆでる料理? と思ったら、一緒にゆで野菜が添えてありました。その他にも、麺をゆでるスパゲティや、白玉だんごもありました。中には、詳しいレシピや家族一人一人の感想を書いたカードまであり、とても楽しい夏休みの宿題であったことがうかがえました。
 6年1組の教室で、「気に入らなかった写真」という資料を使った道徳の授業がありました。道徳の内容項目の「善悪の判断、自由と責任」に関する授業でした。教科書には、友達の写っている写真をインターネット上に投稿し、友達から削除を求められて悩むストーリーが、マンガ形式で示されています。(写真下)
 みんなで遊びに行って撮った写真を投稿したのは、良かれと思ってしたことでした。実際、多くの友達から賛同の言葉がありました。しかし、友達の一人は「髪型が気に入らないのに、勝手に投稿するなんてひどい。」と言ってきました。…今まさに全国的にあるSNSのトラブルの一つです。道徳では、このような情報モラルの内容も、各学年の教科書に組み入れられています。
 「自分の髪型が気に入らないから消してくれと言うなんて、勝手な言い分だ。」とか、「こんなことでいちいち文句を言う方がおかしい。」という考え方もあるでしょう。しかし、この投稿サイトが友達だけでなく、一般の人にまで公開されるものであった場合は、十分に気をつけなければなりません。

9月15日(木)

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 1校時に、1年2組の子ども達がアサガオの種とりをしていました。アサガオの鉢は、夏休み前に一度各家庭に持ち帰りました。暑い夏の日の管理は大変だったことと思います。また、すでに夏休み中に種を集め、ビニール袋にためていた子が多かったようです。
 今週には、全員の鉢が各教室の外に並びました。登校すると、せっせと水やりに行く1年生の姿がまた見られるようになりました。アサガオの株は、今月になっても相変わらず元気いっぱいです。毎朝たくさんの花をつけている鉢もあるほどです。また、気温が少し下がってきたことで、花色が一層くっきりと鮮やかに見えるようにもなってきました。
 アサガオの種とりをしながら、子ども達は様々なことに気づき始めています。花が咲いた後に種ができることや、茶色くふくらんできたところの中に黒い種が数粒入っていることなど、発見したことを次々と話していました。収穫した種は、4月に自分たちがしてもらったように、来年の1年生のプレゼント用にきっと使われることでしょう。(写真上)
 2年生は、国語の時間に「どうぶつ園のじゅうい」という説明文の学習をしています。この説明文は、動物園の獣医の1日の仕事について日記のように書かれていて、時間的な順序をとらえるのに適しています。「朝」、「見回りがおわるころ」などの時間を表す言葉に着目して、時間的な順序に沿って獣医の仕事をまとめられるようにしていきます。また、この教材では、獣医さんが「する仕事」と「そうする理由」を対応させて読むことが目標となっています。
 2組では、「いのししのお腹に赤ちゃんがいるかどうかを、機械を使って調べた場面」についての学習をしていました。エサを与えて、お腹の大きないのししを安心させながら調べたことが書かれていました。(写真中)
 この説明文の最後には、獣医さんは動物園を出る前に、必ずお風呂に入ることが書かれています。動物の体には、人間の病気の元になるものがついていることがあるので、外に持ち出さないようにお風呂に入るそうです。2年生の国語の教材ではありますが、大人にとっても「なるほど…」と思うことが書かれています。
 動物園ではありませんが、つい先日、動物病院の獣医さんのところに犬を連れていきました。今週、14歳を迎えた我が家の愛犬です。盛んに耳をかゆがるので診てもらうと、外耳炎とのことでした。点耳薬と飲み薬をもらってきました。また、白内障の点眼薬ももらってきました。犬も人間並みの老後を迎えるものだと思いました。
 3年生は、国語の時間にローマ字の学習をしています。現在の教科書では、指導時数は少ないのですが、3,4年生の国語の時間にローマ字の指導をすることになっています。ローマ字指導のねらいは、児童の身近なローマ字表示のものについて、読み書きができるようにするところにあります。2組では、ローマ字に使われるアルファベットの書き順についての学習をしていました。タブレットが導入されたことにより、ローマ字入力でアルファベットに慣れ親しんでいる子が多いはずです。しかし、ローマ字の手書きについては初めてです。教科書のアルファベットの書き順を見ながら、正しい書き方を練習していきました。(写真下)
 今は、街のあちこちにローマ字があふれています。交差点の地名や駅名の表示、食品のパッケージなど、自然にローマ字が目に入ってきます。国語の時間に習い、興味・関心をもつことで、子ども達はすぐに読み方を覚えてしまうはずです。
 昨日、2年生の教室でタブレットを使い、文字入力のソフトを使っている様子を見かけました。今後は、低学年の教科書にローマ字の指導が移行することになるかもしれません。

9月14日(水)

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 今週は、蒸し暑い毎日が続いています。今朝も、汗だくになって正門を入ってくる子ども達が多く見られました。
 1校時に、校庭に6年生が集まり、卒業アルバムのクラス写真の撮影がありました。旭町小の思い出の写真として選んだ場所は、三角すべり台です。入学当初は、喜んでてっぺんまで上がり、繰り返し何度すべり下りたことでしょう。三角すべり台は低学年が使用することになっているため、3年生の頃からは眺めるだけでした。しかし、1学期に図工で製作した「お気に入りの場所」(先週の公開日に、廊下に掲示してありました)では、何人かの子が三角すべり台の風景を描いていました。
 最初に1組が並び、笑顔で何枚か写真を撮りました。写真屋さんも、汗びっしょりになって様々なポーズの指示を出していました。マスクを外した6年生の笑顔を見たのは、久し振りのことのように感じます。(写真上)
 今日一日は、写真屋さんに学校にいていただき、個人写真やクラブ写真も撮ってもらいました。2学期は、体育発表会や音楽会など、アルバムに載せる写真を撮るチャンスがたくさんあります。また、卒業アルバムの文集のページは、今学期の後半から取り組んでいく予定です。
 3年生は、理科の時間に「植物の育ち方(花がさいた後)」の学習をしています。1学期から学校の畑を使って、ヒマワリやホウセンカ、オクラなどの種をまいて観察を続けてきました。3年生が育ててきたヒマワリは、先週観察した時よりもさらに全体が茶色くなり、いよいよ枯れ始めてきていました。今朝早くから学年の先生が畑に行き、ヒマワリの株を根こそぎ掘り上げてきました。
 教室でヒマワリの株全体を持ち上げて見せると、子ども達から「わぁ〜」という声が上がりました。5月に種をまき、発芽して成長してきた頃と比べて、ずいぶん茎も根も大きくなったことが分かりました。今後は、他の花の様子も調べて、植物が成長する過程をまとめていきます。(写真中)
 ところで、3年生の理科の教科書には、「日本の植物の名づけ親・牧野富太郎博士」というコラムが載っています。牧野富太郎は、「日本の植物分類学の父」として知られていますが、練馬区と大変ゆかりの深い人物でした。練馬区大泉に、牧野記念庭園があります。生涯の後半、約30年間を過ごした地が練馬区ということもあり、名誉区民にもなっています。
 また、最近特に話題になり始めたのは、来年度前期のNHK連続テレビ小説に、牧野富太郎の生涯が描かれることが決まったからでした。来年の春からは、出身地の高知県だけでなく、きっと練馬区も牧野富太郎ブームが沸き起こることでしょう。
 牧野富太郎は、日本の植物の5分の1にあたる1500種に、新たな名前を付けたそうです。教科書には、牧野富太郎が植物を調べる上で大切にしていた言葉や、オオイヌノフグリの写真が載っています。春先によく見かけるかわいらしい小さな野草のオオイヌノフグリも、牧野富太郎が名付け親とのことです。
 5年生は、国語の授業で「敬語」の学習をしています。敬語には、丁寧語と尊敬語、謙譲語があることや、それらの敬語には人と人とのつながりを円滑にする働きがあることを学びます。
 日常生活の中に敬語があることは、5年生なりに理解はしています。しかし、友達に対する言葉づかいが多いためか、先生や目上の人に対する言葉づかいに慣れていない子がほとんどです。語尾に「です」や「ます」をつける丁寧語を使うことができても、尊敬語や謙譲語を正しく使うのは、子どもにとってとても難しいことです。(大人でも、厳密に正しく敬語が使える人は少ないのではないでしょうか。)
 授業では、先生が様々な場面を設定し、目上の人に対してどのような言い方をしたらよいか問題を出していました。その後、グループで話し合いを行い、実際に敬語を使った受け答えについて考えました。
 「卒業式に幼稚園の先生が来てくれた。なんと言ってあいさつすればよいだろう。」という問題がありました。さあ、どのように話したらよいでしょうか。「卒業式に来てくれて、ありがとうございます。」は、正しくありません。「卒業式にお越しいただき、ありがとうございます。」が正解です。「来る」の尊敬語の「お越し」と、「してもらう」の謙譲語の「いただく」を組み合わせた「お越しいただき」を使います。(写真下)

9月13日(火)

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 1年生は、図工の時間に「せんのかんじ いいかんじ」という絵の具の使い方に関する学習をしています。1学期に絵の具のセットが届き、初めて筆を手にしたのが7月のことでした。水入れやパレットの使い方なども、その時に学習しました。今日は、2組で図工の学習がありました。久し振りに絵の具の道具を使うとあって、もう一度絵の具の用意の仕方やパレットの持ち方についての指導がありました。
 1学期は、クレヨンで描いた風船に色を塗る作品を作りましたが、今回は筆で線を描く勉強です。パレットに好きな色を出し、筆で画用紙に自由に線を引いていきました。水の量によって絵の具の濃さが変わったり、画用紙ににじんだりする様子がだんだんと分かってきたようでした。パレットを片手に持ち、絵描きになった気分で様々な色と線の楽しさを味わっていきました。子どもの作品は、こういう抽象的な絵であっても、個性的な芸術作品に見えてくるから不思議です。(写真上)
 5年生は、理科の時間に「植物の実や種子のでき方」の学習をしています。先週は、アサガオの花のつくりを調べ、中心におしべとめしべがあることや、おしべの先に花粉があることなどを学習しました。さらに、種子ができるためには花粉が重要なはたらきをするということを学んでいきます。
 そこで今日は、2組の子ども達が理科室に行き、顕微鏡を使ってアサガオの花粉を観察していました。花粉を顕微鏡で観察する時は、セロハンテープを使うと便利です。おしべの先にセロハンテープの粘着面を軽くつけるだけで、顕微鏡観察用の花粉プレパラートができます。
 5年生の子ども達にとっては、顕微鏡を使う授業は初めてです。ケースに入れて持ち運ぶところから、使い方の約束を学んでいきました。小学校の理科の授業で顕微鏡を使うのは、いくつかの学習しかありません。5年の花粉の観察と6年の気孔細胞、水中の微生物の観察ぐらいでしょうか。(顕微鏡は、他にも双眼実態顕微鏡や解剖顕微鏡があります。これらは倍率が低く、メダカの卵や岩石鉱物の観察などで使われます。)
 ところで、アサガオの花粉を顕微鏡で見ると、どんな形をしていると思いますか? 肉眼では白い粉のようなものです。それを顕微鏡で見てみると、一粒一粒は丸い形をしているのですが、周りにとげのような突起物がついていることが分かります。花粉が昆虫の体やめしべにつきやすくするためでしょうか。ちなみに、植物の種類によって花粉の形や大きさが異なります。(写真中)
 4年2組で、「『正直』50円分」という道徳の資料を使った授業がありました。このお話は、くすのき しげのり さんの絵本を基に掲載されています。(「おこだでませんように」の絵本の作者です。)主人公のたけしと弟は、買い物の後におつりが足りないことに気づき、返してもらおうとすぐに行動しました。しかし、別の日にたこ焼き屋さんに行き、おつりを50円多くもらったことに気がつきます。・・・さあ、2人はその後、どのような行動をとったでしょう。
 誰もがもつ人の心の弱さが表れるのが、「正直・誠実」というものではないでしょうか。おつりを手にした時、すでにその場で50円多いということに気がついています。すぐにその場で言い出せなかった気持ちは、大人でもよく分かるはずです。結局、迷った末に、2人は50円を返しに行くことにしました。みなさんだったら、どうするでしょうか? そのまま「ラッキー!」と思う人が多いことでしょう。私もその一人かもしれません。
 2人は、50円を返しに行き、おまけでもらったたこ焼きを食べます。それが題名の「『正直』50円分」を意味しています。きっとその正直の味わいは、とてもおいしく感じられたことでしょう。自分たちの身近な生活の中で、正直にして良かったこと、正直に言って良かったことに結び付けて考えさせていきます。(写真下)

9月12日(月) その2

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 今朝、正門付近でヤモリを見つけました。子ども達が登校してくる通り道なので、手でつついて逃がそうとしました。しかし、なぜか自分の方に寄ってきて、なかなか逃げようとしません。そっと人目のつかないところに移動させましたが、ヤモリはずいぶん人懐っこいことが分かりました。
 先週、休み時間に三角すべり台の近くでヤモリを見つけた子がいました。旭町小には、たくさんのヤモリが住みついているのかもしれません。ヤモリは漢字で書くと、「家守」あるいは「守宮」です。害虫を食べて家を守ってくれるということから、昔から幸運の象徴とされてきました。
 ちなみに、イモリは両生類で、ヤモリは爬虫類に分類されます。形は似ていても、ヤモリはトカゲの仲間で、体が鱗片におおわれています。
 3年生は、総合の学習の時間にカイコの飼育に挑戦しています。1学期にも取り組みましたが、うまく育ちませんでした。今学期は、もう一度卵を購入しての再挑戦です。
 先週、子ども達全員に卵が2つずつ入ったプリンカップを配り、観察がスタートしました。今朝になり、卵から小さな幼虫が生まれていることに気がつきました。卵から出てきたばかりの幼虫は、体長が2mm程度の小さな幼虫です。最初のうちは、頭が黒く、他は毛におおわれています。カイコの最初の幼虫のことを、「毛蚕(けご)」と呼びます。1組では、さっそく1校時に桑の葉を小さくちぎって与えながら、観察カードに記録をしていました。(写真上)
 今後、カイコの幼虫は脱皮を繰り返しながら大きく成長していきます。桑の葉をバリバリと食べ、繭を作る日を楽しみにして、みんなでその成長を見守りたいと思います。
 1年生は、国語の時間に「やくそく」という物語教材の学習をしています。1学期には、物語教材として「はなのみち」や「おおきなかぶ」、「おむすびころりん」の学習をしてきました。今回の物語では、「場面の様子や登場人物の行動など、内容の大体をとらえることができること」を目標として指導しています。
 教科書のさし絵には、葉っぱの上にいるかわいらしいアオムシがカラフルに描かれています。物語の内容は・・・葉っぱをとり合ってけんかをしているアオムシたちに、木が話しかけました。「もっと上の方へ行ってごらん。」3匹のアオムシが木の上まで行くと、大きな海が広がって見えてきました。また、自分たちがけんかをしていた木は、林の中のたった1本の木であったことも分かりました。世界が広いということを知ったのです。そして、いつかチョウになって、みんなであの海の向こうに行くことを約束するのでした。・・・最後に、2匹が伸び上がって広い海を眺めている絵が印象的です。(写真中)
 学校では、場面ごとに読み取りを行うとともに、音読を繰り返し指導しています。ご家庭でも、はっきり声に出して読めるように、聞いてあげてください。
 6年生は、算数の時間に、「円の面積」について学習をしています。「円の面積=半径×半径×円周率」と教えてしまえば、すぐに練習問題に入っていくことができます。しかし、小学校の算数では、そういう教え方はしていません。
 まず、先週の算数の時間に、おおよその円の面積について考えました。方眼紙を使うことで、曲線部分の面積を概算して求めました。
 そこで今日は、いよいよ公式に結びつく円の面積の求め方について考えていきました。円を半径で切り分けて並べていくと、限りなく長方形に近い形に置き換えることができます。(写真下)
 長方形の面積は、「縦×横」です。その長方形の縦は円の「半径」にあたり、横の部分は「円周の半分」になります。「円周の半分」とは、「直径×円周率÷2」であり、「直径÷2=半径」であることから、「半径×円周率」となります。これらのことから、円の面積は「半径×半径×円周率」が導かれるというわけです。これぞ数学的な面白さ…ですが、6年生の子ども達は、「おもしろい」と感じたでしょうか。

9月12日(月) その1

 今週も、全校朝会はmeetを使って行いました。「どこかでだれかが見ていてくれる」という話をしました。
・・・今日は、この写真の人物についてのお話をします。(写真を見せながら)刀を手に持っていますね。昔のお侍さんの格好をしています。時代劇のテレビドラマや映画に昔から出演してきた、役者の福本清三さんです。今までたくさんの時代劇に出演してきましたが、福本さんの顔や名前はあまり知られていません。なぜかというと、福本さんはいつも正義の味方と戦う悪役ばかりで、チャンバラのシーンに登場すると、主役の役者さんに刀で斬られてすぐに倒れて死んでしまう役をしてきたからです。時代劇に出ては、刀で斬られて倒れる…ということを昔からずっと演じてきた、いわゆる『脇役』の役者さんでした。福本さんは、いつかきっと主役になって、時代劇で顔を知られる役につきたいなと考えていました。
 そんな福本さんは、ある時、大俳優の萬屋錦之介さんから声をかけられました。「おい、おまえ、死に方がうまいのぉ。死に方がうまいということは、芝居がうまいということや。」と言われたのです。その言葉を聞いて、福本さんはハッと気がつきました。「萬屋さんのような大俳優が、いい芝居だと言ってくれた…。そうか、主役だけで映画が成り立っているんやない。脇役といっても、おれも映画に必要な俳優の一人なんや。」と考えるようになったのです。
 それから福本さんは、主役の俳優さんが強くかっこよく見えるように、刀で斬られて倒れて死ぬ演技を自ら研究し、工夫していきました。そして、脇役を演じ続けて44年目のある日、「今度、ハリウッドで作られる『ラスト・サムライ』という時代劇映画に出ていただけませんか。」という電話がかかってきました。福本さんは、「どこかでだれかが見ていてくれるんやな。」とつぶやいたそうです。福本さんのこのお話は、以前小学校5年生の道徳の資料として取り上げられたことがありました。みなさんは、福本さんの生き方からどのようなことを感じたでしょうか?
 学校の中では、一人一人がいろいろな役割をもって生活をしています。2学期になって、新しくクラスの係を決めました。中には、目立つ役割もあれば、目立たない役割もあるでしょう。でも、それらのどの係活動も、学校生活においてとても大切な役割となっているのです。給食当番でも同様です。盛り付けを担当する子も、牛乳やはしを配る子も、どの役割も一つ一つがみんなのためにとても大切な役割であることを忘れてはなりません。
 高学年の委員会活動でもいろいろな役割があり、目立たないところできちんと仕事をしている姿を見かけます。みんなが休み時間に遊んでいる時に、花壇に水やりをしている委員会や、クラスボールや一輪車をきれいに直してくれている委員会の子がいます。そういう姿を、きっとだれかがどこかで見ているのです。
 今日お話しした福本清三さんは、1年半前に病気のために亡くなられました。77歳でした。「日本一の斬られ役」として、映画やテレビで活躍してきた福本さんを惜しむ声が、全国から寄せられたということです。・・・
 使用した福本 清三さんの写真は、2階の掲示板に貼りました。今週の「夏休み作品展示会」にお越しの際に、ぜひご覧ください。

9月10日(土)

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 今日は、2学期最初の第二土曜学校公開日でした。今回も3校時まで、A〜Cのグループに分けて、分散公開としました。
 4年2組では、「わたしたちの校歌」という道徳の授業がありました。道徳の内容項目の「よりよい学校生活」に関する学習です。道徳の教科書には、いつもの読み物とは違った感じの資料が載っていました。埼玉県熊谷市の小学校で、校歌について調べ学習をしたことが書かれています。そして、それを基に、自分たちの校歌について考える内容になっていました。(写真上)
 旭町小の校歌については、1学期の全校朝会で話をしています。開校5周年の時に、校歌がほしいという強い願いによって作られました。また、まど みちお さんが作詞した校歌であることなどを話しています。4年生の子ども達も、有名な詩人のまど さんが作詞したことは、みんなよく知っていたようです。
 授業の後半では、旭町小の校歌にどんな思いが込められているのかを考え、発表し合いました。「勉強をがんばってほしい。」、「元気に育ってほしい。」…当時の地域や保護者の方々の願いが込められていることが想像できました。それらは、もちろん現在の保護者のみなさんの願いでもあります。
 旭町小は、再来週の20日に開校記念日を迎えます。今年で65周年になります。5年前の平成29年9月に、開校60周年の記念行事がありました。その時、私は区内校長(及び、旧職員)として参加しています。式典と祝賀会の合間に、6年生のマーチングが校庭で披露されたことを覚えています。さらにその10年前の50周年の時は、6年の担任として在籍していました。
 1年生は、算数の時間に「なんじ なんじはん」の学習をしています。時計の長い針と短い針に注目して、「何時」という場合と「何時半」という場合の時刻について学びます。
 この単元では、短い針がちょうどをさす「何時」と、長い針が6のところに来た場合の「何時半」を読むことができればよいのですが、配当されている指導時数は1時間のみです。今後も引き続き、日常生活の中で時計に注目をさせつつ、その読み方を教えていくことが大切です。
 1組では、ダイヤルを動かして時計の針を動かす算数用の時計を使って学習していました。普段はゆっくり動いている時計の針が、どのように動くのかが分かってきます。(写真中)
 「〇時半」の時は、短い針が数字と数字の間に来ます。(長い針は6をさす。)短い針が1と2の間であれば、1時半です。2と3の間であれば、2時半です。ということは、数字の小さい方を読んで「〇時半」と言えばよいことになります。ところが…、12時半の場合はどうでしょうか。12と1の間に短い針があり、小さい方の数字を読むと、1時半ということになります。この場合だけは大きい方を読んで、「12時半」と言わなければなりません。2組は3校時に時計の勉強がありましたが、実際に素直なそういう間違いがありました。
 5年生は、家庭科の時間に「物やお金の使い方」についての学習をしています。今日は1組で、「目的に合った選び方や買い方」についての授業がありました。買い物をする品物を想定し、どのようなことに注意して品物を選んだらよいのかを考えました。値段や使いやすさ、デザイン、丈夫さなど…グループで話し合って考えを深めていきました。(写真下)
 家庭科の教科書には、「持続可能な暮らしへ」という言葉が使われています。つまり、SDGsの意識を子ども達にもたせることから、必要な物をよく考えて購入できるように指導することになっています。また、インターネットでの取り引きに注意することも記載されています。「課金でのトラブル」や、「悪質なURLから利用代金を請求される被害」についても家庭科の教科書に載るようになりました。

9月9日(金)

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 5年生は、国語の時間に「新聞を読もう」という学習をしています。目的に応じて必要な情報を見つけたり、論の進め方について考えたりする学習です。2組では、2つの新聞から同じ出来事のニュースを取り上げ、どのような書かれ方の違いがあるのかを調べていました。
 一方1組では、実際の新聞の第一面の紙面構成について調べていました。新聞は、「見出し」、「リード文」、「本文」、写真や図などで構成され、読者をひきつけるための工夫がされています。学校に毎日届いている朝日小学生新聞を全員に配り、実際の紙面の構成について調べてみました。文字のレイアウトや大きさが日によって違うものの、おおよそ共通した紙面構成になっていることが分かりました。(写真上)
 学校では、総合や社会科の学習などで、まとめの新聞づくりが行われる時があります。この学習を通じて、見出しやリード文の工夫を取り入れるなど、今後の新聞づくりにも活用していけるようにします。
 また、新聞を読むことへの関心を高めることも学習のねらいとなっています。子ども達は、日常生活の中で新聞を読んでいるでしょうか? その前に、ここ数年で一気に新聞の購読世帯が減ったことから、新聞がないという家庭が圧倒的に多くなっています。と言っている私の家も、朝刊の購読を止めてから、もう何年か経っています。新聞を読む時間がないというだけでなく、携帯のニュースで十分になったことが理由です。昔のように、新聞のテレビ欄を見たり、4コマ漫画を見たりということもなくなってきました。近い将来、教科書を改訂する際に、検討が入りそうな学習内容かもしれません。
 1年2組では、今週に入ってから、夏休みの自由研究の発表会を行ってきました。一人一人がクラスの友達の前に立ち、自分の作品について紹介します。工夫したところやみんなに見てもらいたいところなど、上手に発表していた子がたくさんいました。
 一人一人の作品がすばらしいものばかりで、友達の発表を聞くのがみんな楽しみな様子でした。1年生なりに時間をかけてじっくり取り組んだものや、夏休みならではの工夫した内容が多く、興味深いものばかりでした。
 今日発表した子の中で、コーラを作った自由研究がありました。スパイスと砂糖、レモン、炭酸水で作った様子が、画用紙に写真入りでまとめてありました。調べてみると、シナモンなどのスパイスを使って、クラフトコーラを作ることができるようです。実際に飲んでいるところの写真もありましたが、どんな味がしたのでしょう。(写真中)
 この他にも、写真を使って上手にまとめている自由研究がたくさんありました。低学年は、家の人が一緒にかかわってあげた部分が多かったことでしょう。夏休みの自由研究は、それで良いと思います。先週のホームページで、いらないと思う夏休みの宿題の調査で、絵日記のことを話題にしました。実は、その調査で次に挙げられていたのが「自由研究」です。私は、絵日記と同様に、自由研究は欠かせない宿題であると思います。作成までの苦労があったとしても、思い出としていつまでも残るものであるからです。さらに、家族と一緒の思い出として残る、貴重な宿題ではないでしょうか。
 1年生の自由研究のことでお伝えすると、両方のクラスに自分の弟や妹(赤ちゃん)についてまとめた作品がありました。抱っこしたり遊んであげたりしている写真や、赤ちゃんの体の特徴などを書いてまとめた作品です。どちらの作品からも、弟や妹ができてうれしくて仕方がないという気持ちがよく伝わってきます。
 明日の公開日は1時間のみの参観なので、ゆっくり自由研究を見ることができないかもしれません。来週5日間、自由研究の作品展示会を行います。他学年や隣のクラスの作品も合わせて、ぜひ見に来ていただければと思います。
 1年1組の教室では、国語の時間にカタカナの学習が始まりました。1年生は、2学期から漢字の学習がすでに始まっていますが、同時にカタカナも習っていきます。ひらがなのように1日に一文字というわけにはいきませんが、書き順を確認しながら、ていねいに指導していきます。(写真下)
 カタカナは似ている文字が多く、最初に正しい書き方を覚えることが重要です。「シとツ」や「ソとン」、「クとワ」、「テとラ」など、文字の違いをはっきりさせて書くことが大切です。
 大人に出題して、多くの人が答えられない問題です。・・・「を」はカタカナでどのように書きますか?

9月8日(木)

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 朝まで降っていた雨が、子ども達が登校する前には上がりました。天候によって、学校の先生方は、一日の授業予定を変更する場合があります。教科や指導内容によっては、天候を考えて行う必要があります。
 4年2組では、1校時を理科の授業にして、「雨水のゆくえ」の単元の導入を行いました。校庭に出て、水たまりの様子を観察させていました。昨日からの雨で、校庭のあちこちに水たまりが残っていました。水の流れやしみ込み方、その行方などについて考えさせ、調べていく学習単元です。まずは、あれだけ降った雨がどこへ行ったのかなと関心をもたせることが大切です。
 同時に、3年2組も校庭に出てきました。「動物のすみか」の学習で、この時期に見られる生き物をさがして、その生態について調べる内容です。雨が降っていては観察に出られないので、今がチャンスと外に出てきました。(写真上)
 校庭西側の3年生の畑付近は、様々な草がびっしりと生えた草むらになっています。生き物を探すには好都合な場所です。本来ならば、用務主事さんが草刈りをするところですが、低学年の生活科や3年生以上の理科の勉強のためにと、雑草園を残してもらっています。(中庭〜校庭の東側に雑草を残してあるのも同様です。)
 小学校の担任は、自分のクラスの授業をほとんど指導しているので、このような学習内容の変更や授業の入れ替えを行うことが可能です。今後、高学年の教科担任制が進められていく予定ですが、指導時間が決められてしまうと、担任による授業変更が難しくなってしまうかもしれません。
 先日は1年生の教室で漢字ドリルを配布していましたが、今日は計算ドリルとドリルノートが配られました。1年生の2学期は、繰り上がりのあるたし算や繰り下がりのあるひき算の学習があります。そのため、学習内容の定着のためにも計算ドリルが重要になります。
 さっそく、名前ペンを使って自分でていねいに名前を書いていました。1学期は、全て家の人に名前を書いてもらっていたと思います。学校では当たり前のように見えますが、1年生も自分のことは自分で行うようになったと、改めて成長を感じました。(写真中)
 自分の持ち物に名前を書くのは、とても大切なことです。学校で勤務していると、強くそのことを感じます。例えば、傘や衣類、ハンカチなどについて考えると、大人は名前をつけなくても「自分のもの」という認識があります。ところが、子どもは名前が書いてないと、一度自分の手元から離れた場合に「自分のもの」という認識がなくなります。だから、名前の書いてない落とし物があると、持ち主が一向に現れないのです。「名前を書くことは、物を大切にすることにつながる」ととらえ、小学校のうちは必ず記名するようにさせてください。
 4年生は、社会科の時間に「水害からくらしを守る」という学習をしています。夏休み中に、日本各地で大雨の被害がありました。テレビのニュース等で、浸水した道路や家屋の様子を見た子が多かったはずです。
 2組では、練馬区で今までに起きた水害について、資料を基に考えさせていました。教科書には、1958年の狩野川台風での水害の写真が載っています。1枚は、家が水につかってしまった写真で、グランドハイツと書いてありました。グランドハイツは、当時のアメリカ軍の宿舎のことで、今の光が丘公園の場所にありました。狩野川台風により、田柄用水があふれて浸水被害が発生したようです。ということは、64年前に旭町小の近くで、水害が起きていたことになります。もう1枚の写真は、石神井川の水があふれて浸水した武蔵関の商店街の写真が載っていました。(写真下)
 ここ数年、「今までにない雨の降り方…」や「線状降水帯」という言葉が盛んに使われるようになってきました。また、「ゲリラ豪雨」という言葉も近年使われ始めた言葉です。いつどこで水害が発生するかわかりません。4年生の社会科では、水害から人々の生活を守るために、どのような施設や備えがあるのかを学んでいきます。

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