7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

10月17日(月) その2

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 6年生は、今年も体育発表会に向けてマーチングの練習に取り組んでいます。先週から校庭での練習が始まり、マーチングの勇ましい音楽が響き渡るようになりました。本来、旭町小のマーチングは、吹奏楽器が使われてきていましたが、今年も感染症対策のために使用を控えています。その代わりに、マーチングキーボードや和太鼓などを有効利用しています。
 今日は、全校朝会の後の1校時にマーチング練習になっていました。6年生の演奏が、学校の周り一帯にもよく響いていたと思います。マーチングは、楽器の演奏だけでなく、行進や隊形移動も大きな見せ場となっています。そのため、道行く人々も思わず足を止めて、その様子を見ていたようでした。
 今年の6年生の演奏曲目は、「史上最大の作戦」、「奇跡」、「群青(ぐんじょう)」の3曲です。今週木曜日の児童鑑賞日と、土曜日の保護者鑑賞日に向けて、いよいよ仕上げの段階になってきました。(写真上)
 先週は天候の悪い日が続き、どの学年も肝心の校庭での練習がうまく進みませんでした。運動会前(体育発表会前)のこの時期は、どの先生も天気予報を1日に何度もチェックしながら練習予定を練り直すものです。練習割り当ての学年は、雨天の場合は体育館を使うことができますが、本番が行われる校庭とはずいぶん違いがあります。
 今日は、午前中から雨が降ったりやんだりの天気でした。残念ながら、体育館での練習に変更した学年がいくつかありました。今週の天気は、今のところ後半は良さそうです。明日の練習が校庭でできるかどうかが重要なポイントになりそうです。
 2学期から1年生は、日直の子が前に出て、朝の会でスピーチをすることになっています。2組では、「好きな教科」というテーマでスピーチをしていました。「ぼくは、図工が好きです。理由は…」、「私は、体育が好きです。理由は…」というように、好きな教科に続いてその理由を話すようにさせていました。(写真中)
 子ども達に、「話す力・聞く力」をつけさせるためにスピーチを取り入れることは、とても効果的な指導です。「みんなの前で話をする」ということは、普段からよく発表をしている子にとっては比較的簡単なことです。しかし、引っ込み思案な子にとっては、かなり高い壁となっているでしょう。みんなの前で話をすることと、自分の言葉で話ができるようにすることを目標にしているのが「スピーチ」です。子どもにとって話す力は、「単語は言えても、文章で話すことができない。」という傾向が強いのではないでしょうか。つまり、問題の答えは言えても、その解き方を説明することが難しい子が多いということです。低学年のスピーチでは、話型を示してあげながら、少しずつ話がふくらむように指導を続けていきます。
 高学年になってくると、テーマを広げて設定しても、上手にスピーチができる子どもが増えてきます。(ただし、これも積み上げが重要です。)私が担任をしていた時は、毎日「1分間スピーチ」を朝の会で行っていました。砂時計の1分計をひっくり返しながら、日直が順に話をしました。1日に2人ずつ発表するので、1か月に1回以上はスピーチをすることになります。年度当初は話をするのが苦手だった子も、2学期、3学期と回数を重ねるうちに、スラスラとスピーチができるようになってくるものです。
 6年生は、理科の時間に「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくるということを学習していきます。
 4年生の星や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで1組では、ボールに懐中電灯の光を当てながら、月と太陽の位置関係を確かめていました。ボールが月で、ライトが太陽の光です。(写真下)
 実際に見えている月をボールにたとえ、さらに太陽を懐中電灯にたとえているというのは、子どもにとっては難しい考え方です。さらに、教科書にあるような、太陽と月との位置関係から月の形が変わって見えるという図は、いったいどれだけの小学生が理解できるというのでしょうか。(きっと大人でも理解できない方が多いはずです。)それは、「図の中心に描かれている地球上に自分がいる」という視点で考えることの難しさが影響しているからでしょう。
 三日月がなぜ夕方の西の空に見えるのか、満月はなぜ夕方東の空に見えるのか…これらをきちんと説明できるようにするためには、実際の月を見ながら太陽との位置関係を考えさせるのが一番です。

10月17日(月) その1

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 全校朝会では、「体育発表会に向けて」という話をしました。
・・・今週土曜日に行われる体育発表会の日が近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んできています。いよいよ本番に向けた仕上げの段階です。本来の年であれば、全校児童が校庭に集まり、赤組と白組に分かれて競い合う運動会が行われています。運動会では、応援団やリレーの選手が活躍したり、玉入れや綱引きなどの団体競技で盛り上がったりします。しかし、今年も感染症対応を考えて、運動会に替わる「体育発表会」という名前で実施します。学年ごとに、徒競走と表現種目を発表します。
 さて、どの学年も9月から、ダンスの表現種目に練習時間を一番多く使ってきました。それだけ表現種目は、体育発表会にとって見ごたえのある大切な種目であると言えます。そして、「踊り方を一通り覚えたからもうできた」というわけではないですよね。入場の仕方や退場の仕方の練習、隣の人との間隔をとって自分の踊る場所を決めたり、途中で踊る場所を変える隊形移動を覚えたりする必要があります。ですから、1つのダンス表現の中に、たくさんの要素がつまっていることになります。体育発表会では、一人一人の踊りが上手にできたということで終わるのではなく、学年全員で協力して作り上げる「心を一つにした動き」を大切にしています。
 一方、徒競走では、ゴールをめざしてどれだけ全力で走ることができるかが大切です。全神経を集中させてスタートダッシュを決めましょう。そして、腕をしっかり振って、ゴールの先の先をめざして走り切りましょう。本番当日は、多くの人達が最後まで走りぬく姿に注目して見てくれることでしょう。
 体育発表会は、土曜日に保護者の方々に見ていただきます。その2日前の20日(木)には、全校児童でお互いの表現種目を見合います。練習で全力を尽くしてがんばることができる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮することができます。みんなのがんばりで、すばらしい体育発表会になるようにしましょう。
 今年の旭町小学校の運動会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンは、体育発表会の本番の日だけのめあてではありません。今日を含めた毎日の練習の一つ一つが、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」なのです。がんばりましょう。・・・
 続けて、運動靴の正しいはき方について、朝礼台の上で実演とともに話をしました。紐の運動靴のはき方で一番の誤りは、紐をしばったままの運動靴に足を入れてはくことです。必ず紐をほどいてから足を入れ、毎回きちんとしばることが肝心です。
 さらに、紐はきつすぎるほどしっかり力を入れて、きつくしばる必要があります。足の甲をしっかり運動靴にフィットさせるためです。(マジックテープ式の運動靴も同様です。)朝礼台の上に椅子を置いて、運動靴にはき替えるところを実演しました。(写真上下)

10月14日(金)

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 先月から毎月1回、図書ボランティアの皆さんによる読み聞かせが行われています。10月は、今日の「朝読書」の時間を使って行われました。1年生から4年生の全クラス(8学級)で一斉に読み聞かせが始まりました。
 コロナ禍になってから、図書ボランティアの活動が中断されていました。今年度に入ってから募集をかけ、たくさんの保護者の方々に参加していただきました。とてもありがたいことです。それぞれの学年にどんな本を読んであげようかと、本の選定が一番の悩みどころのはずです。そこは、図書管理員さんが勤務している日があるので、ぜひ連携を取っていただければと思います。(図書に詳しい教員もいます。)
 子ども達は、どんなお話が聞けるのかと、とても楽しみに待っていたようでした。低学年では、担任の先生からの読み聞かせとは違って、友達のお母さんが教室に入ってきただけで大喜びです。また、1年2組では、お父さんが登場して絵本の読み聞かせをしていました。男性の声による読み聞かせもいいものです。
 4年1組の教室では、「じゅげむ」というお話の読み聞かせがありました。川端 誠の落語絵本シリーズの第4弾に、落語で有名な「じゅげむ」があります。めでたい名前を考えているうちに、世界一長い名前の「じゅげむ」ちゃんになりました。あまりにも名前が長いので、名前を呼んでいるうちにいろいろな騒動が起きてしまいます。読み聞かせをする方も大変なお話ですが、子ども達にはとても楽しいお話です。(写真上)
 来月に入ると、秋の読書旬間が始まります。各学年へのブックトークや、3,4年生への本の探検ラリーなど、光が丘図書館と連携した取り組みを計画しています。また、11月2日には、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」によるすてきな公演も予定しています。体育館でスクリーンに絵本を映し、朗読と生演奏をコラボさせた催しです。「たんぽぽの会」は、洗足学園音楽大学の学生で組織された公認サークルです。先日、学生さんたちに来てもらい、打ち合わせを行いました。どんなプログラムを用意してくれているか、とても楽しみです。
 1校時に、算数少人数教室の授業観察がありました。3年生の「数の表し方やしくみを調べよう」という小数の学習内容でした。小数は、3年生から学習します。今日は、その最初の学習場面でした。
 最初に、生活の中で小数が使われているものをモニターに映しました。水筒には1.3リットル、上履きには21.5センチ、体温計には36.5度など、子ども達は今まで小数を身近なところで目にしていることが分かります。(写真中)
 そこで、1リットルよりも少ない量をどのように表したらよいかを考えさせていきました。2年生までの学習では、デシリットルの単位を使いました。1デシリットルは、1リットルを10等分したうちの1つ分です。これを新しく「0.1リットル」と表すことを習いました。今後は、さらに小数のたし算・ひき算についても学習をしていきます。
 2校時は、3年1組の社会科の授業観察に行きました。「安全なくらしを守る」という学習単元の消防に関する学習内容でした。
 火事が起きた場合に119番に電話をするということは、どの子もよく知っています。では、119番に電話をしたら、だれがどのような仕事をするのでしょう? 「消防車が来て火を消す」というのは当然ですが、火災の場合には他にも様々なところにすばやく連絡が行くことになっています。教科書の資料を使って調べていきました。そして、さらにグループワークを通じてまとめていきました。(写真下)
 警察署⇒交通整理をします。水道局⇒水がたくさん使えるようにします。ガス会社⇒危険なのでガスを止めます。電力会社⇒危険な場合は電気をストップさせます。他にも、けが人がいれば病院とも連絡を取り合います。119番の電話が、様々な機関と連携して仕事をしていることを学びました。
 先日、3年生の子ども達が、校内の防火設備について調べていました。どの教室にも煙探知機がついていたり、ところどころに消火器や消火栓が備わっています。防火扉や防火シャッターにも気づいていました。実は、学校のプールも防火設備の一つです。近隣で火災があった場合は、ポンプ車がやって来て、学校のプールの水を使うことになっています。ですから、プール開始時期に掃除をするために水を抜いた場合は、必ず消防署にそのことを伝えておかなければなりません。なるほど情報でした。

10月13日(木)

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 1年生は、国語の時間に「かずと かんじ」の学習をしています。一から十までの漢数字を新しく習うとともに、教科書の数え歌を通じて数の読み方について学習していきます。(写真上)
 日本語が一番難しいと言われるのは、同じ漢字でも様々な読み方があるからではないでしょうか。それも、漢字が使われている文章に合わせて、その読み方を変えなければなりません。教科書の数え歌の最初に、「一つ たたくと、こぶたが 一ぴき。」と書いてあります。「一」には、「いち」と「ひと(つ)」という読み方があります。同じように、二(に、ふた(つ))、三(さん、みっ(つ))、四(よん、よっ(つ))・・・と続きます。
 1年生にとって、「いち、に、さん、し、ご・・・じゅう」という算数でよく使う数え方は、どの子もよく知っています。ところが、「一つ、二つ、三つ、四つ・・・九つ、十(とお)」の数え方はどうでしょうか。運動会で玉入れの数を数える言い方です。
 また、教科書では、子ブタの数え歌になっているので、「匹」という単位をつけた言い方を練習します。匹がつくと、また数字の言い方が少し変わってきます。「いっぴき、にひき、さんびき、よんひき・・・」では、最後の「十匹」の読み方はどうでしょうか? もともとは「じっぴき」が正解のようですが、最近は「じゅっぴき」という読み方でも良いことになっています。(教科書にも両方の読み方が書かれていました。)
 4年生の各クラスに、ユニバーサルデザイン出前授業がありました。練馬区を通じて、講師として田中さんにお越しいただきました。1,2校時に2組、3,4校時に1組の教室で授業をしていただきました。
 田中さんは、生まれながらにして右目が見えないという障害のある方です。左目の視力は良いのですが、片方の目だけでは視野が少し狭くなったり、遠近感がつかみにくかったりということでの苦労があるはずです。しかし、各クラスへの90分間の授業では、そのようなハンディキャップは全く感じられませんでした。ユニバーサルデザインは、自分とは違う他の人のことを思いやる考えがコンセプトになっています。
 授業の前半では、日常生活のどんなところでユニバーサルデザインが使われ、どのようなはたらきをしているのかを考えていきました。点字ブロックや玄関前のスロープ、多機能トイレなど、身近なところにたくさんのユニバーサルデザインが使われていることが分かります。ドアの取っ手が、回すタイプからレバーを下げるタイプに変わってきていることも、ユニバーサルデザインの一つです。車椅子の人は、ドアノブを回して押す(または引く)ことはとても困難なことです。それでレバー式の取っ手が増えてきているそうです。
 また、自動車のドアについても昔と今の違いがあります。昔の車のドアは、手のひらを上に向けて握るタイプでした。今は、上から手をかけて引くタイプになっています。さらに、自動車の運転で、鍵をさして回すという動作も今はなくなりました。・・・いろいろな例を聞いていると、一昔前は様々な障害のある人への配慮がされていなかったことが分かります。ユニバーサルデザインが行き届いている今は、逆にその理解が重要であると言えます。障害のある人のためのものであるということを受け止めて生活しなければなりません。
 授業の後半は、グループワークを行いながら、ユニバーサルデザインについてさらに考えを深めました。イラストに描かれた中から、誰がどんなことで困っているのかをみんなで考え合いました。人は、一人一人違いがあるということを理解しなければなりません。そして、人の気持ちを想像し、何が自分にできるのかを考えることが大切です。(写真中)
 午後から、6年生の中学校授業体験がありました。今年も豊渓中学校での授業を実際に体験する機会をいただきました。あらかじめ、6教科から各自の希望を取り、体験する1教科を決めておきました。
 今回、授業体験として受け入れていただいたのは、中1の英語と理科、中2の社会と数学、中3の国語と保健体育でした。どの教科も、中学生と一緒に授業を受ける形で体験をさせてもらいました。特に中3の生徒と一緒に授業を受けた子ども達は、かなり緊張する場面の連続だったことでしょう。体験が終わって行った終わりの会では、「最初は少し怖かったけど、先輩が優しく教えてくれて…」と感想を発表した子がいました。正直な気持ちに受け取れました。
 中学校の学習内容だったので、どの教科も6年生には理解できない難しさもありました。半年後の中学校進学に向けて、勉強に向かう姿勢の大切さを身に染みて感じることができた授業体験となりました。(写真下)

10月12日(水)

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 1校時に、1年1組でタブレットを使った学習をしていました。先生と子ども達とで使っていたのは、「オクリンク」という機能です。タブレット学習用ソフトとして、「ミライシード」を使っています。ミライシードは、協働学習や一斉学習、さらに個別学習のそれぞれの学習場面に対応したオールインワンソフトです。そして、その中の1つが「オクリンク」という機能で、旭町小では様々な学年でよく使われています。
 先生から、「最初に『お』がつく言葉を絵で表しましょう。」という問題が出されました。子ども達は、「お」のつくものを探して、自分のタブレットに指やペンで絵を描きます。ペイント機能で上手に色をつけていた子もいました。出来上がったら先生に提出します。提出と言っても、自分のタブレットから「提出BOX」にカードを移動するだけで先生のタブレットに届きます。先生が全員から届いたカードを教室のモニターに一覧表示することで、クラスのみんなでお互いの意見を共有することができます。
 「友達が考えつかない言葉を見つけた子が勝ち」というルールで行っていました。絵で表現しているので、何を描いたのか一人一人に聞いていきました。おにぎり、鬼、折り紙…何人か友達と一緒になってしまった言葉がありました。一方で、男の子とか音符など、他の子が考えつかなかったものを絵にしたものもありました。1年生もタブレットの扱い方にだいぶ慣れてきたようです。(写真上)
 2校時に、4年1組の授業観察がありました。算数「計算のやくそくを調べよう」の単元で、1組で指導を受けている子ども達の授業を見ました。(算数は、習熟度別に分けた3つのコースで指導をしています。)この単元では、( )や四則計算が含まれた数式での計算順序について学んでいきます。
 昨日の算数の時間から取り組んでいるのは、図からドットの数を式で表したり、逆に式が表す考え方を理解していくという内容でした。教科書の上の方に、「今日の深い学び」と書かれている単元内にある学習コラムの内容です。学習したことを発展させて、数学的活動をより具体的な場面で伸ばしていくために入っているコーナーです。
 1組のコースでは、昨日からタブレットを使って授業をしています。算数の学習でも、こういう時にタブレット学習が有効であるということがよく分かる授業でした。先ほどの1年生と同様にオクリンクの機能を使い、全員の考えをモニターで共有していました。また、友達が提出した考えを自分のタブレットに映して考えを深めることもできます。
 普段の授業では、ノートに書いた各自の考え方を全員分集めて先生が評価することになります。(翌日以降まで、ノートを返却することができない。)タブレットを使えば、各自の考え方はデータで先生が一括管理し、後でゆっくり評価することができます。一方、充電がきちんとされていなくてタブレットが使えない子が出てきたり、トラブルへの対応で手間取ることもしばしばあります。子ども達全員がきちんと扱えるようになるには、何度か繰り返し使用しながら慣れさせていく必要があります。(写真中)
 5年2組の教室で、家庭科「身の回りをきれいにしよう」という学習を行っていました。整理・整とんや掃除の必要性を理解し、それらの適切な仕方を考えて、実践させていくことをねらいとした学習です。整理整とんについて学ぶのも、家庭科の学習の一つです。
 教科書には、「やってみよう」という活動例が載っています。道具箱を使いやすい状態に整理して、工夫したことを伝え合う活動でした。学校の道具箱でよく使うのは、のりやハサミです。そういう文房具類は、道具箱を引き出してすぐのところにあると便利です。子ども達は、自分の道具箱を机の上に出して中身を整理するとともに、工作用紙を使って仕切りを作る工夫をしていました。(写真下)
 自分の家で子ども達は、整理整とんをきちんと心がけているでしょうか? そう言う私自身も、片付けが苦手なタイプです。整とんすることで心がすっきりとするという気持ちは、今まで十分に分かっています。しかし、すぐに周りにいろいろなものを乱雑に置いてしまいます。自分の手の届くところにいろいろなものがある方が安心で、なかなか片付けが追い付かないというのが現状です。きっとこれを読みながら、共感している方が少なからずいらっしゃるはずです。

10月11日(火)

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 1校時に、5年2組の授業観察がありました。理科室で「もののとけ方」の学習の様子を見ました。
 5年生の理科「もののとけ方」の授業については、土曜公開での実験の様子をお伝えしたばかりです。先週は、「水に食塩を溶かした時に、その重さはどうなるか」という実験でした。今日は、同じく水と食塩を使って、「食塩が水に溶ける量に限りがあるのだろうか」というテーマで実験を行いました。
 食塩は、水によく溶ける物質です。また、よく調理で扱うこともあり、食塩は限りなく水に溶けていきそうな感じがします。ちなみに、理科では「塩」と呼ばずに「食塩」という言い方をします。
 実験は、水50mlに5グラムずつ食塩を溶かしていくことを繰り返しました。最終的に何グラムまで食塩を溶かすことができたかを調べました。今日は、メスシリンダーの使い方についても学習しました。正確に50mlの水を計り取るために使います。メスシリンダーは、少なめに水を入れてからスポイトで微調整をします。また、目盛りの読み方や目の高さも重要です。
 ガラス棒でかくはんする際に、ビーカーから水が少しでも飛び散ったら正確な実験とは言えません。また、先日のように電子てんびんで食塩を量り取る際にこぼしてしまっても正確な実験になりません。さらに厳密なことを言えば、5グラムを計量する際は、少しずつ乗せていくことが重要です。子ども達の様子を見ていると、最初から5グラムを超える量を乗せてしまい、薬さじで戻す場面を何回か見かけました。物質を薬ビンに戻すというのは、理科ではNGな行為です。
 実験の結果、15グラムまでは溶けましたが、次の20グラム目で食塩が溶け残りました。溶ける量には限りがあるということが分かりました。では、他の物質・・・砂糖ではどうなるでしょうか。あるいは、溶け残った食塩をさらに溶かすには、どうしたらよいでしょうか。5年生の実験は、さらに続いていきます。(写真上)
 旭町小には、プールの近くに果樹園があります。モモ、ミカン、カリン、ヒメリンゴと、昔植えられた様々な果樹があります。その中の一つにザクロの木があり、実がついていました。
 ザクロは、春にオレンジ色の花を咲かせます。今まで十分な手入れが行われてこなかったようで、枝が伸び放題になっていました。先週、用務主事さんに剪定をしてもらい、かなり枝がすっきりしました。きっと来年以降は、さらに実をたくさんつけることでしょう。
 中休みに、近くで遊んでいた低学年の子ども達を集めて、ザクロの実について話をしてあげました。ザクロは、熟してくると外側がはじけて、中の赤い実が見えてきます。子どもの頃は、口の中が赤くなるほどザクロの実をよく食べたものでした。ほとんどが種なので、酸っぱい中に感じるかすかな甘い汁を吸いながら、種を吐き出して味わったものです。(写真中…上の矢印のところに実があります)
 6年生は、国語の時間に狂言「柿山伏」の学習をしています。日本の文化や伝統に関心をもたせるとともに、音読を通して狂言の面白さを表現する力を身につけることを目的とした学習です。
 「柿山伏」は、主人公「山伏」が柿を盗もうとしたところ、柿の持ち主に見つかり、猿や鳶(トビ)などのまねをさせられ、自分の罪をおおい隠そうとする姿を面白おかしく描いている作品です。日本の伝統文化である狂言を、「柿山伏」の物語を通して理解することで、伝統芸能の面白さや、昔の人々の生き方を考えさせていくことにつなげていきます。
 6年1組では、狂言「柿山伏」の動画を視聴し、実際の舞台の様子をつかんでいました。(写真下)狂言は、独特なリズムや言い回しが随所に見られます。少し前に、日本の伝統芸能の狂言ネタでブレイクした芸人さんがいました。今も時々テレビで見かけます。「〜でござる。」とか「〜じゃ。」、「そろりと参ろう。」など、その芸人さんのおかげで、子ども達にとって狂言は少し身近なものになっているでしょう。確かに狂言は、当時の庶民にとっての娯楽として親しまれ、今でいう「コント」のようなものでした。

10月8日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。たくさんのご参観を、ありがとうございました。学校公開は、普段の授業の様子を知っていただく、一番の手立てとなります。また、子ども達にとっては、学校でのがんばりを認めてもらう機会にもなります。
 今回は、あらかじめお知らせした授業予定をもとに、自由に参観していただくようにしました。(低学年はいつも人数が多いので、1時間とさせていただきました。)少しずつ感染症対策を緩めていかなくてはならないということもありますが、グループ分けの参観の難しさも理由となっています。毎回同じ教科にならないように、A〜Cグループへの時間割を組んでいくのは大変なことです。今後は、さらに低学年の参観時間を増やしたり、人数制限なしで参観したりできるように考えていきます。
 2年生以上の国語の教科書には、春夏秋冬に合わせた2時間扱いの単元が組まれています。2年生の各クラスでは、国語の授業で「秋がいっぱい」という学習を行っていました。秋を感じる言葉を探し、自分で経験したことを文章に表すことを目的とした学習内容です。
 教科書には、キキョウやイチョウ、コスモスなどの秋の植物や、コオロギやすず虫、赤とんぼなどの虫が例示されています。2組の授業では、どんぐりやクリ、キンモクセイなど、秋に関する様々なものを見つけて発表していました。(写真上)
 次回は、自分で見つけた「秋」について、カードに絵と文を書いていきます。教科書にはその見本となる作品が載っています。「きのう、家で、さんまを食べました。おにいさんが、『秋は、さんまがおいしいきせつだよ。』と言っていました。」・・・おいしそうな焼き目がついたサンマの絵が描いてあります。
 しかし、今年もサンマは庶民の味方ではなくなっています。先日も鮮魚コーナーで見かけましたが、かつての値段の2〜3倍はしていました。しかも、すっかりスマートな体型でした。次回の教科書改訂の際は、ぜひ焼きいもかモンブランを食べているところを見本として載せてほしいと思います。
 一方、5年1組では、「秋の夕暮れ」の学習を行っていました。1学期に学習した「春の空」や「夏の空」と同じく、今回も「枕草子」の一節が掲載され、古文に親しむことを兼ねて学習しています。「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近う(ちこう)なりたるに・・・」清少納言は、秋の印象として、夕暮れに鳥が飛んでいく様子や虫の鳴き声を記しました。当時は、今のように街灯やネオンのない時代です。夕暮れが日に日に早くなっていく自然界の美を、しみじみと感じ取っていたのはすごいことです。(写真中)
 教科書の次のページには、秋に関する言葉が書かれています。「秋の夜長、望月、十六夜(いざよい)、弓張月、星月夜」…望月は満月のことです。しばらく雨の日が続き、月が見えていませんでしたが、今月はあさって満月を迎えます。今日もそれに近い月が見えることでしょう。
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。1校時に2組、3校時に1組が理科室で実験を行っていました。水に食塩を溶かす前と後とで、全体の重さがどのようになるのかを調べる実験でした。水にものが溶けた透明な液のことを「水溶液」と言います。水に食塩を溶かした場合、食塩の粒は見えなくなってしまうので、「水+食塩」よりも軽くなると考える子どもが出てきます。一方で、溶けても水の中に食塩は存在する(しょっぱい水になるから)と考えて、溶かしても「水+食塩」の重さは変わらないと考える子もいます。
 いざ、実験が始まりました。電子てんびんを使って薬包紙に食塩を乗せ、水を入れた容器とともに最初の重さを量りました。次に食塩を容器に入れ、蓋をしてよく振り、溶かします。食塩水の入った容器と薬包紙の重さを量り、最初の数値と比較してみました。(写真下)
 質量は保存され、ものが水に溶けてもその物質の重さは水の中に残ります。子ども達の結果は、班によって様々でした。ちょっと軽くなったという班がいくつかあり、実験していた子ども達も「あれっ?」といった感じでした。参観された保護者の方は気がつかれたと思います。まず、食塩をところどころでこぼしてしまっていたことが原因です。また、容器を振っている時に液がもれた班も見られました。さらに、電子てんびんの使い方がポイントでした。精密な機器なので、量るものを静かに乗せる必要があります。いかに実験を正確に行うかという技能面も、理科の授業では大切な要素となります。

10月7日(金)

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 1校時に、1年1組の授業観察がありました。算数の「たしざん」の授業でした。1学期までに、10の合成・分解についての学習や、10以下の1位数同士のたし算について学んできました。2学期は、いよいよ繰り上がりのあるたし算を勉強していきます。
 1組では、昨日「9+4」の計算の仕方について学習していたようです。今日は、その計算の方法を使って、「9+3」や「8+3」、「7+4」の計算の仕方を考えていきました。
 「9+3」の計算では、まず算数ブロックを使って、具体物の操作をさせていました。9個と3個のブロックを用意し、たす方の数のブロック(3個)を1個と2個に分けます。次に、9個と1個を合わせて10個にし、残りの2個を合わせて12(個)と答えが出ます。(写真上)
 この10のまとまりを作って「10といくつ」で答えを求めていく、繰り上がりのある計算方法を「さくらんぼ計算」と名付けています。先の例で言うと、3の数字の下に枝分かれして1と2を書いたものが、さくらんぼの形に似ているためにそう呼ばれています。1年生の保護者の方は、お子さんの教科書で確かめてみてください。(ただし、教科書には「さくらんぼ計算」という言葉は使われていません。)
 2学期のこの時期になると、4月から学級で指導してきたことがしっかり定着し、担任と子ども達との関係が出来上がっている様子がうかがえます。1時間の授業の中で、机の上に用意するものややるべきことの指示が、次々と先生から発せられます。1年生の段階なので、担任の先生はゆっくり全員が揃うまで待つようにしていますが、この積み重ねが6年間の学習に大きく影響していくのだなと思いました。
 また、机の上の整とんも大切な学習の力であることを感じます。今日は、教科書、ノート、筆箱、算数ブロックを使いました。ブロックを使う時は、「机の上に広場を作って…」と先生が指示を出します。ノートや教科書を端に寄せて、ブロックを操作する場所を作りなさいという約束です。一方、ノートに書く時間になると、教室のあちこちでいろいろなものが落ちる音がします。筆箱や教科書が落ちたり、ガシャ〜ンと算数ブロックが散らばったりします。一人当たりの机の大きさは決まっているので、それ以上広げることはできません。そのスペースで、いかに物を落とさずに上手に学習を進めていけるのかということも、大切な学びの一つです。
 2校時は、3年2組の授業観察に行きました。国語の「修飾語を使って書こう」という学習内容でした。3年生では、主語と述語の関係については、すでに学習済みです。「文の意味をを詳しくする言葉」ということで、修飾語について学習していきます。文章の中で、「何を」「どのように」「どんな」「どこで」など、他の言葉をより詳しく説明する言葉が修飾語です。
 最初は「花が、咲きました。」の主語と述語だけだった文章が、修飾語の「赤い」「たくさん」等をつけることで、だんだんとわかりやすい文章になることに気づいていきました。(写真中)
 2年生は、国語の時間に「お手紙」という学習をしています。物語教材ですが、お話全体がほとんど会話文で構成されているため、単元の終わりには音読劇を行う予定です。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズの1冊に、「ふたりはともだち」という絵本があります。仲良しのがまくんとかえるくんが、2人の間で繰り広げられる様々なエピソードが会話形式で描かれています。相手を思う気持ちがとっても優しくて、そしておかしくて、でもちょっぴり切ないところもあります。その中にあるお話の1つが「お手紙」です。他の4つのお話も、とても面白い内容です。
 教科書にある「お手紙」は・・・手紙を一度ももらったことがないと言って悲しい気持ちになっているがまくんを心配したかえるくんが、がまくんに内緒で手紙を出し、一緒に待ちます。手紙を待ち続け、寂しさに心がいじけてしまうちょっぴりわがままで自分勝手ながまくんと、一生懸命相手に優しい言葉をかけるかえるくんの温かい友情を読み取ることができます。(写真下)
 かえるくんが手紙を託した相手がかたつむりくんであったことや、かえるくんががまくんに自分が手紙を書いたことをしゃべってしまうところなど、かわいすぎて笑ってしまいます。そして、作者自身の手による「さし絵」がまたすばらしい絵本です! 現在、学校の図書室の入口付近にその絵本が置いてあります。

10月6日(木)

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 今年も3年生以上の学年に、「エコライフチェックシート」が配布されました。練馬区では、かなり以前から地球温暖化に対応する事業として、10月にエコライフチェックに取り組んできました。区民に広くエコライフ事業を周知し、実際に取り組んでもらうために、小学校を通じて各家庭に配布しています。
 子ども用のシートは、A3版の2つ折りです。そのシートには、地球温暖化についての説明が、小学生にも分かりやすく記されています。「東京の平均気温が100年で約2.5度上がっていること。地球の気温が上がるのは、二酸化炭素の増加が原因であること。その発生は、みんなの行動で減らすことができ、地球温暖化対策になること。」が書かれています。また、ねり丸くんも登場して、楽しく取り組めるカードになっています。(写真上)
 今月中にエコライフデーを決め、その日から5日間続けてチェックすることになっています。チェック項目は12に分かれていて、節電や節水に関する具体的な内容が書いてあります。「テレビをつけている時間を短くした」「トイレの大・小レバーを使い分けた」「髪をタオルでしっかりと拭いてからドライヤーで乾かした」・・・とても細かな取り組みですが、そういう小さな積み重ねが大切であることを意識させたいのでしょう。
 「ごはんやおかずを残さず食べた」・・・焼却ゴミを減らすことでCO2削減になります。「近いところへは車に乗らないで、歩きか自転車で行った」・・・私は毎日×がつきそうです。私の住んでいる町では、手紙を出しに行くのも車を使う時があります。いけませんね。これが一番CO2を減らすことができるというのに…。
 子ども用のシートと同じ内容のA4版シート(白黒刷り)も配布しています。保護者用のエコライフチェックシートです。一緒に添えられた手紙には、強制的な言葉は書かれていません。しかし、「保護者の方々も、ぜひお願いします」という区としての気持ちが文面から伝わってきます。
 5年生の算数は、今日から「下」の教科書の内容に入りました。単元名は、「分数のたし算、ひき算を広げよう」です。今まで分数については、同分母同士のたし算やひき算について学習をしてきました。また、数直線を使って同じ大きさの分数を探す学習もしてきています。今回新たに学ぶ内容は、異分母同士のたし算、ひき算です。
 「1/2リットルの牛乳と、1/3リットルの牛乳があります。合わせると何リットルですか。」という問題が提示されました。分母が同じ場合は分子の数をたし算しましたが、分母が異なる場合の計算は初めてです。
 算数の基本は、今まで習ったことを使って新しい課題を解くことです。1/2や1/3という分数を、同じ大きさの分数に置き換えて計算ができないだろうか…と考え方を広めていきます。(写真中)
 分数の学習は、2年生から始まります。簡単な分数の概念を2年生で学んでから、同分母同士の計算を3年生で学習します。そして4年生では、帯分数や仮分数について学んできました。5年生の今回の単元では、通分や約分についても学習することになります。分数の仕組みを理解し、6年生の学習につながげるためにも大切な内容です。
 3年生は、国語の時間に「ちいちゃんのかげおくり」という物語文の学習をしています。同じく戦争の悲惨さを描いた物語教材として、4年生の教科書に「一つの花」があります。どちらも、教師が最後まで冷静に範読するのが難しいほど、とてもせつない物語です。
 「ちいちゃんのかげおくり」は、「車のいろは空のいろ」を書いた あまん きみこ さんの作品です。ちいちゃん一家は空襲に遭います。焼け出されたちいちゃんは一人ぼっちになり、空腹に絶え、生きながらえようとする姿が描かれていきます。その幼い命も、やがて暗い防空壕の中で息絶えていきます。幸せだった時の家族4人のかげおくりが、天国に向かうちいちゃんの姿と重なる場面は、特に胸に深く残る印象的なシーンとして描かれています。(写真下)

10月5日(水)

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 1校時に授業観察があり、図工室に行きました。6年2組の授業の様子を見ました。6年生は、今週から「携帯屏風(びょうぶ)」作りに取りかかっています。その導入から最初の製作場面の授業でした。携帯屏風は、昨年の6年生が展覧会用作品として作りました。昨年度、展覧会の会場に飾られていた作品を思い出した子もいたようです。
 今日は初めに、「屏風」についての説明を子ども達に行いました。日本では、かなり昔から日本の文化として伝わってきた調度品の一種です。部屋の仕切りや装飾として用いられてきました。室町時代には、屏風に絵を描く専門職が現れるようになり、美術品としての価値が生まれました。今後は、タブレットを使って屏風についての調べ学習も行い、自分の屏風に描く絵の構想をふくらませていくようです。(写真上)
 材料は、段ボールと布、金紙を使います。布の貼り方の指導をしてから、各自の製作時間になりました。布は、各家庭で用紙してきたものを使っていました。金色に輝く屏風の縁取りとして布が使われます。一人一人いろいろな布生地があり、それぞれに違った雰囲気が見られて面白いなと思いました。
 3年生は、算数の時間に「円と球」の学習をしています。円の半径や直径、中心について学習を進め、いよいよ今日からコンパスの使い方を学び始めました。初めて使うコンパスに、興味津々のようでした。ところが、いざコンパスを使って円を描き始めると、どの子も悪戦苦闘する様子が見られました。(写真中)
 コンパスを使うには、二つの動作を同時に行う必要があります。針を刺し続ける下に押す力と鉛筆の部分を回転させる力が合わさって、初めてきれいな円を描くことができます。つまり、コンパスを回転させると同時に、鉛筆も下に押しつける必要があります。
 きれいな円を描くには、コンパス全体をちょっと倒した状態にして、斜めに力をかけながら回すのがコツです。初めは、どうしてももう片方の手でコンパスの足を持ってしまう子が見られます。針が中心の位置からずれたり、線が曲がったりという失敗が見られます。しかし、何事も練習を積み重ねていくことが重要です。何度も失敗しながらコツをつかんでいくことでしょう。
 3校時に、3年2組のサクラ草の植え替え指導を行いました。今週は、3,4年生の植え替え期間になっています。2校時の途中から小雨が降り始め、植え替え作業を延期にしようかと迷いました。しかし、3校時直前にはほとんど気にならない程度に雨が上がったので、子ども達を中庭に集めて指導を始めました。
 雨が降る前に終わらせようと、かなり早口で説明しましたが、子ども達はよく話を聞いて上手にサクラ草の植え替えを行っていました。が、だんだん雨が気になるほどに降り始め、終わった子から雨宿りできるところに入るように指示を出しました。なんとか全員の植え替えが無事に終わり、教室に戻してから最後のまとめの話をしようと2組の教室に行きました。みんなキラキラと輝く目で話を聞いていて、とても気持ちの良いクラスでした。
 さて、その3年2組の教室に、5校時の途中に入ってみました。みんな真剣な表情でプリントに向かっていました。「体育発表会に向けてがんばること」と書かれたカードに、めあてを書いていました。(写真下)
 体育発表会に向けた練習は、すでに始まっています。本番は、再来週の20日(木)が児童鑑賞日、22日(土)が保護者鑑賞日です。今、練習でがんばっていることや、本番に向けてがんばることを、各自が自分の言葉で書きました。授業公開で保護者の方々にも見ていただき、さらに全体の気持ちを高めていこうという学年の先生の思いを感じます。

10月4日(火)

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 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらきと土地の変化」の学習をしています。流れる水には、土地を侵食したり、石や土などを運搬したり堆積させたりする働きがあることについて学んでいきます。そして、河原の石の大きさや形に着目させて、上流・中流・下流での違いについても学習します。
 2組の教室では、教科書の資料や動画を使って学習を進めていました。川の上流〜下流の様子と、それぞれの河原にある石の写真が教科書に掲載されていました。(写真上)
 本来ならば、実際に川に行き、流れる水や河原の石の違いを調べてくるのが一番の勉強です。子ども達の中には、夏休みや休日を利用して、河原に出かけたことがある子が多いのではないでしょうか。上流は水の流れが急で、下流に行くほど川幅が広くなり、流れが緩やかになっていることに気がついていたでしょうか。また、河原の石は、上流ほど大きくごつごつしていて、下流に行くほど丸みを帯びた小さな石になっていることに気づいていたでしょうか。今度、家族でバーベキューなどで出かけた際は、ぜひ川の様子や河原の石に意識を向けさせてあげてください。
 ところで、河原の石が丸いのは、流れる水の働きによるものです。大雨などで石が流された時に、石同士がぶつかり合い、角が取れて丸くなっていきます。と言うのは簡単ですが、実際にどれだけの時間がかかって河原の石ができているのでしょうか。
 以前、理科の時間にこんな実験をしたことがあります。茶筒に角張った石と砂利と少しの水を入れ、蓋をして激しく振ります。グループの友達で交代しながら、とにかく何百回も何千回も振り続けました。(台風などの大雨の時の川底を再現した実験)蓋を開けてみると、なんとなく角が取れたような気もしますが、あまり変わっていないような…でも、水が濁ったことから石が削られたことが分かりました。この現象が実際の川底で行われているとしたら、気の遠くなるような時間をかけて河原の石が丸くなっていくことが想像できます。
 教育アドバイザー訪問の授業がありました。1年2組では、1学期に続いて2回目のアドバイザー訪問です。(初任者研修として毎学期行っています。)今回も、前任の校長の道山先生にお越しいただきました。
 授業は、「二わのことり」という資料を使った道徳の学習を行いました。「友情・信頼」の指導内容です。
 「二わのことり」は、低学年資料の定番とも言えるほどよく取り上げられるお話です。・・・主人公の「みそさざい」は、「やまがら」のお誕生会に行こうか、「うぐいす」の音楽会の練習に行こうか迷います。小鳥たちはみんな「うぐいす」の家に行きます。「みそさざい」も「うぐいす」の家に行きますが、誰も行こうとしない「やまがら」のことが気になってしかたがありません。迷ったあげく、「みそさざい」は「やまがら」の家に行きます。「お祝いに来たよ。」とみそさざいが言うと、やまがらは喜んで小さな目に涙を浮かべたのでした。・・・というお話です。「みそさざい」という変わった鳥の名前が出てくるのが難点ですが、子ども達は自然にお話の内容に溶け込んでいました。
 1年生は、小学校に入学してから様々な友達と交流する楽しさを感じてきています。一方で、自己中心的な言動をしてしまい、友達とぶつかることも多いはずです。みそさざいの葛藤を感じ取りつつ、やまがらのことを思った言動について考えさせ、友達と仲よくするために大切なことを考えさせていきます。
 資料提示は、先生が紙芝居で伝えていました。そしてそれぞれの登場人物(鳥たち)の絵を黒板に掲示しながら、お話の内容をていねいに振り返り、子ども達に考えさせていました。(写真下)
 4年1組が、理科室でマッチの擦り方の学習をしていました。4年生は、来月以降に「ものの温度と体積」や「もののあたたまり方」の学習で火を使う実験があります。ただ、今はカセット式コンロを使うため、マッチを使用することはありません。しかし以前までは、マッチを擦り、アルコールランプを使って実験をしていました。そのため教科書には、マッチやアルコールランプの扱い方の紹介のみ掲載されています。現在の小学校理科で実際にマッチを使っているのは、6年生の「ものの燃え方」の実験で、ろうそくや線香に火をつける時くらいです。
 マッチ棒の持ち方や擦る向き、消し方などの指導をしてから、グループで一人ずつマッチを擦ってみました。初めてマッチを手にした子が多く、擦る勇気がなかなか出てこない子が多かったようです。中には、バーベキューやキャンプでマッチを擦る経験をしたことがあった子がいたようです。子どもにとっては、何事も経験させてあげることが第一です。

10月3日(月) その2

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 1年生が、アサガオのリース作りに取り組んでいました。1,2校時に校庭に出て、先生の説明を聞いてから作業が始まりました。
 まず、自分の鉢を運んできてから、支柱とつる全体を引き抜きました。夏休みから9月にかけて、たくさんの花が咲き、種がいっぱい取れました。まだ花が咲いていたアサガオもありましたが、「今までどうもありがとう。」という気持ちを込めて、つるの部分をリースに変身させていきます。つるが支柱にしっかりからまっていたので、外すのに苦労していたようです。先生や友達に手伝ってもらいながら、やっとの思いでつるを収穫することができました。(写真上)
 次に、アサガオのつるを丸く束ねていく作業をしました。ある程度まとめることができたら、ビニタイで何か所かを留めていきます。一人一人いろいろな大きさのリースができてきました。あとは、様々な飾りを取り付けて完成になります。続きは水曜日に行うとのことでした。きっと各家庭からいろいろな材料を持ってきて、華やかなリースになっていくのでしょう。
 ところで、アサガオで使った青い植木鉢は、旭町小では10月からサクラ草の栽培に使います。1年生は、再来週に植え替えをする時間をとります。1年生は、チューリップの球根と一緒にサクラ草を植え付ける予定です。
 2校時に、4年2組の授業観察がありました。外国語活動の「アルファベットで文字遊びをしよう」という内容の授業でした。3,4年生の外国語活動は、担任が主となり、ALTとともに週1時間指導を行っています。月曜日は、マーク先生がALTとして指導に入る日です。今週土曜日の公開日では、4年生の両方のクラスで外国語活動の授業があります。土曜日はALTが勤務しないので、担任のみでの指導となります。ぜひその様子をご覧ください。
 外国語活動では、1時間の授業の中に様々な活動を取り入れて指導をしています。ALTや担任とのあいさつに始まり、チャンツでは動画に合わせて体を動かしながら歌っていました。
 アルファベットについては、3年生の外国語活動でABC…Zの大文字を習っています。今回、4年生で小文字のアルファベット(abc…z)を学習することで、高学年の外国語につなげていきます。3,4年生の外国語活動が、「話すこと・聞くこと」の学習であるのに対し、5,6年生の外国語(教科になります)では、「書くこと・読むこと」も加わります。
 アルファベットについては、3年生の国語でローマ字を学習しました。そこでいくつかの小文字の書き方については学習済みです。また、タブレットの導入に伴い、昔の子ども達よりもアルファベットをごく身近な文字としてとらえていることでしょう。授業では、ビンゴゲームをしながら、楽しくアルファベットの小文字に親しめる活動が行われていました。(写真中)
 5校時に、2年2組の授業観察がありました。国語の「なかまのことばと漢字」の授業でした。上位語に含まれる様々な言葉を集める活動から、言葉には意味による語句のまとまりがあることに気づかせていく学習です。また、集めた言葉の意味を知ることから、語彙を豊かにすることを目的とした学習内容になっています。
 前時の授業に続き、今日は「天気」と「色」、「教科」に関する言葉集めを行っていました。あらかじめ示されていた言葉以外に、子ども達は様々な言葉を思い浮かべてワークシートに記入し、発表していました。(写真下)

10月3日(月) その1

 10月に入りました。全校朝会では、「言葉に表そう」という話をしました。
・・・先週の水曜日に、2年1組で算数の研究授業がありました。どの子も算数の問題に真剣に取り組み、いろいろな考えを進んで発表していました。その授業の中で、とても素敵な場面を見つけました。授業の途中で、先生がプリントを配っていた時のことでした。座席の先頭の子が先生からプリントをもらうと、自分の分を1枚とってから「はい、どうぞ。」と言って後ろの子に残りのプリントを渡しました。後ろの席の子は「ありがとう。」と言ってプリントを受け取り、自分の分を取ってから「はい、どうぞ。」と言ってさらに後ろの子にプリントを渡しました。何気ないことですが、黙って人に物を渡すより、「はい、どうぞ。」の一言があるのはすばらしいことです。そして、黙って人から物をもらうよりも、「ありがとう。」と言って受け取るのもすばらしいことです。一言が「ある」と「ない」で、こんなに違うものなのかということを感じました。
 同じようなことが、サクラ草の植え替えを指導していた時にもありました。先週は、6年生2クラス、5年生2クラスの計4クラスに対して、サクラ草の植え替え指導を行いました。植木鉢に土と苗を入れ、出来上がったら校長先生に確認してもらうことになっていました。椅子に座って待っていると、「できました。」とか「お願いします。」と言って鉢を見せにくる子がいました。そして、点検が終わって「水やりをしていいですよ。」と言って鉢を返すと、「ありがとうございました。」と言って受け取っていきました。そうかと思うと、黙って鉢を差し出す子や、黙って鉢を持っていく子が何人かいました。
 人に何かをしてもらう時は、「お願いします。」と言うのが常識です。そして、人に何かをしてもらったら、「ありがとうございます。」と言うのも常識です。黙っていてはいけません。問題を解き終わって、先生のところにノートを見せに行きました。黙ってノートを出しますか? 「よろしくお願いします。」と言ってノートを出しますか? 先生が丸つけをしてから、ノートを返してもらいました。黙ってノートを受け取りますか? 「ありがとうございます。」と言ってノートを受け取りますか?
 黙っているのは良くないことです。言葉は気持ちを伝えるものです。「おはようございます。」や「こんにちは。」のあいさつと同じですね。お願いする気持ちやお礼を伝える気持ちは、黙っていては伝わりません。必ず言葉に表さなければなりません。「よろしくお願いします。」と「ありがとうございます。」の一言が、いつも当たり前のように言える子になってほしいと思います。・・・
 全校朝会が終わると、クラスごとに行進をしながら昇降口に向かいます。それに合わせて、自分はいつも校庭の周りを歩くようにしています。(遊具等の安全点検を兼ねての見回り)鉄棒の後ろには、キンモクセイの木があり、まだかすかに甘い香りが漂っています。

9月30日(金)

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 昨日、中庭でサクラ草の植え替え指導をしていて気がつきました。ほんのりと甘い香りがしてきたのです。キンモクセイの香りでした。今年もこの時期がやって来たんだなと思いました。
 通勤で成増の駅を使っていますが、学校と駅との道路沿いのあちこちにキンモクセイの木があることに気がつきます。普段は植え込みの樹木として目立たないキンモクセイですが、1年に一度、「私はここよ…」と言わんばかりに主役になるのがこの時期です。
 1年生は、国語の時間に「うみの かくれんぼ」という説明文の学習をしています。1学期は、6月に「くちばし」という説明文を学習してきました。今回の説明文では、「はまぐり」と「たこ」と「もくずしょい」という3つの生き物が出てきます。そして、その3種類の海の生き物について、「何が」「どこに」「どのようにして」隠れているのかという文章を読んで、内容をとらえさせていきます。
 2組では、はまぐりがかくれんぼをしている様子をYouTubeの動画で確かめていました。教科書には、はまぐりが砂の中にかくれる様子が次のように書かれています。「はまぐりは、大きくてつよいあしをもっています。すなのなかにあしをのばして、すばやくもぐってかくれます。」…ハマグリの足というのは、貝殻からはみ出すようにして出てくる舌べろのようなものです。教科書では3枚の写真で砂の中にもぐっていく様子を紹介していますが、やはり動画で確かめるのが一番です。(写真上)
 1組は、「もくずしょい」のかくれんぼについて読み取りをしていました。モクズショイは、カニの仲間です。はさみを器用に使って海藻などを細かく切り、それらを体にくっつけることで自分の身を隠します。
 ところで、「もくずしょい」の「もくず」を子ども達は知っているでしょうか?漢字で書くと、「藻屑」です。では、「もくずしょい」の「しょい」とは何でしょう? 「しょい」は「しょう」ことを差し、「背負う」が変化した言葉です。(「ランドセルをしょう」って言いますよね。)ちなみに、お祭りの時の「わっしょい」というかけ声は、「和を背負う」という意味からきているそうです。
 4年生の国語の教科書には、物語教材として「ごんぎつね」があります。今月の国語の指導時間の多くを、この教材の読み取りに使っています。「ごんぎつね」は昔から国語の教科書に登場していて、4年生の教科書で取り上げられてから60年以上経つそうです。さらに1980年には、全ての検定教科書に掲載されました。つまり、日本国中の4年生が、国語の時間に必ず「ごんぎつね」を学習していることになります。
 この物語は、新見南吉が昭和6年に書いたお話です。南吉が、旧制中学校を卒業して故郷の尋常小学校の代用教員をしていた時で、18歳という若さで書いたというから驚きです。つぐないと心の交流をテーマとした物語で、ハッピーエンドで終わる物語ではありません。「兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。」という最後の文章は、読む人に様々な情景や登場人物の心情を想像させる力を秘めています。(写真中)
 新見南吉が書いた物語には、「てぶくろを買いに」など、よく読み聞かせとして使われる絵本もあります。また、「でんでんむしのかなしみ」も新見南吉の作品です。身近な動物たちを物語に登場させ、心の通い合いや美しい生き方を素敵な文章で表現しています。それだけに、29歳で亡くなったのが惜しまれます。
 6年生は、家庭科の時間に「思いを形にして 生活を豊かに」という、布を使った裁縫の学習に取り組んでいます。まず、身の回りにある布製品に着目し、それぞれが目的に合った大きさや形で作られていることを学びました。そこから、「物を包み込む製品」として「ティッシュケースカバー」の製作をすることにしました。
 ギンガムチェックの布と綿ブロードがセットになった教材を学年で注文しました。まずは、2枚の布地を重ねてミシンで縫い合わせていきます。ミシンの使い方は、5年生の頃に何度も練習しているので手慣れたものでした。セットにはボタンも入っているので、ボタンの取り付け練習にもなります。(写真下)

9月29日(木)

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 2校時に、5年1組の授業観察がありました。「ドッジボール対決」という資料を使った「友情・信頼」に関する学習内容でした。
 真(しん)の所属する5年2組と、仲のよい都(みやこ)のいる5年1組とで、ドッジボール対決をすることになりました。お互いのクラスの団結力を高めるために2人で企画をした対決でしたが、2組では「1組に勝つために、対決の日まで1組の子とは話をしない」というルールができてしまいます。この教材を通して、友達との関わりの中で育まれる友情について考えさせていきます。友情は、相手と気が合ったり話が合ったりすること以上に、お互いが信頼し合い、高め合うことが大切であると気づかせていきます。
 授業の中心となる主発問では、1組の都に「真くんのクラスの団結ってそういうものなの?」と言われた場面について考えさせていました。「隣のクラスの子と話をしないというルールはおかしい」というのは、誰もが気がつくことです。しかし、そう思いながらも、なんとなく同調してしまった主人公(真)でした。きっとその気持ちは、5年生にとって身近なこととしてとらえやすかったと思います。悪いことは悪いと言える、違っていることは違うと言える、そういうことが本当の友情であると、授業の終わりに何人かの子が発言していました。
 授業観察に行くと、それぞれのクラスの良いところに気がつきます。1組では、発言する子の方に全員が向きを変え、しっかり意見を聞いていてすばらしいなと思いました。(写真上)
 6年生は、理科の時間に「生物どうしの関わり」の学習をしています。生物が、水や空気とどのように関わって生きているのかを学ぶとともに、食べ物との関連で地球上の生物を考えていきます。そして、生物間の「食べる・食べられる」の関係から、食物連鎖という複雑なバランスが存在することを学習します。(写真中)
 1組では、「どうして鹿害(ろくがい)が起こったのだろう?」というテーマで学習を進めていました。鹿害というのは、野生のシカが木の芽や樹皮を食べ、やがては森林を枯らしてしまう被害のことです。高原などに行くと、よく木の幹に網などがかけられているのは、鹿害を防ぐためです。では、どうしてシカが増えてしまったのでしょうか。シカの天敵はニホンオオカミでした。そのニホンオオカミを明治時代以降、人間が徹底して駆除してきました。狂犬病などの病気を広めたり、家畜に害が及んだことが原因でした。その結果、食物連鎖のてっぺんがなくなり、次のシカがどんどん増え続けることになりました。今では、猟師がシカを駆除しても追いつかない状況になっています。
 旭町小の中庭の池も、食物連鎖によって生物の個体数のバランスが保たれています。今後、もし誰かの手によってザリガニやブラックバスなどが入れられたら、あっという間に生態系が変わってしまうでしょう。
 6校時に、5年生全員が1組の教室に集まり、下田移動教室のオリエンテーションを行っていました。移動教室に行くのは11月7日から(2泊3日)ですが、それまでの期間に事前学習や準備が必要です。いよいよ今日からその学習がスタートしました。
 今日はまず、下田移動教室の区のしおりが配布されました。しおりには、下田方面の移動教室で多くの学校が利用するハイキングコースや、見学先の情報が詳しく載っています。また、宿舎(ベルデ下田)の館内の様子を知ることもできます。
 子ども達が集まったところで、学年の先生が4月に実地踏査で撮ってきた写真を見せながら、移動教室への気持ちを高めていきました。(写真を見せる前から、子ども達の気持ちは最高潮のようでしたが…)城ケ崎のピクニカルコースや釣り体験、下田海中水族館、下田漁港など、3日間のコースに入っている見学場所について説明をしました。きっと写真や話だけでは伝わらないすばらしい体験が待っていることでしょう。(写真下)
 今後は、子ども達の班や役割分担を決めたり、テーマを決めて調べ学習に取り組んだりしていきます。

9月28日(水)

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 5年1組の教室で、学級会を開いていました。学級会は、特別活動の一つです。特別活動は、学級活動や委員会活動、クラブ活動、学校行事に分けられ、その中の学級活動に「学級会」が含まれています。各クラスに「学活の時間」が位置づけられていますが、それは学級会ではなく、学級活動を表しています。普段は係活動を決めるなど、クラス全体での取り組みを主に行っていて、その中の一つとして学級会があります。
 今日の学級会の議題は、「ソーラン節で使うクラス旗のデザインを考えよう」でした。5年生は、体育発表会の表現でソーランを踊ります。その時の踊りの演出として、クラスごとの大漁旗を使うのでしょう。
 議長団が前に出て、話し合いが進められていました。(写真上)「魚や波の絵を入れる」「大漁という文字を大きく書く」「大きな魚の絵と小さい魚も描きたい」など、様々な意見が出されました。学級会でよくありがちなのが、意見を何も言わない子の存在です。クラスのみんなで話し合って決めていくのが学級会の主旨です。せめて誰の意見に賛成なのか、あるいは反対なのかくらいは言うことができなければなりません。1組では、指名されて意見が言えなかった子を、後からまた指名して発表させていました。大切なことです。一昨日〜昨日のサクラ草の植え替え作業でのことと、今日の学級会の様子から、来週の全校朝会の話に向けたヒントを得ました。
 クラスの旗を作る5年生の取り組みは、ソーランを踊る意欲を高めるとともに、子ども同士の団結を深めることにもつながることでしょう。
 4年生は、算数の時間に「がい数の使い方と表し方」の学習をしています。四捨五入の様々な場合での習熟を積み重ねてきました。単元の締めくくりは、そのがい数の考え方を使って、実生活に生かす問題に挑戦します。
 教科書では、親子3人で買い物に行った場面の絵が提示されています。3人がそれぞれの売り場で3つの品物を買った時の見当のつけ方(がい数の使い方)について考える学習問題です。女の子は、「だいたいいくらかな」と考えて、四捨五入でおよその値段を求めました。お兄さんは、「千円で足りるかな」と考えて、全てを切り上げて(多く見積もって)値段を求めました。そしてお母さんは、「千円を超えるかしら」と考えて、全てを切り上げて(少なく見積もって)値段を求めました。
 1組の教室では、それぞれのがい数の使い方について、グループで意見交流を行っていました。(写真中)今まで習ってきた四捨五入の考えももちろん大切ですが、実際の生活場面では、目的に応じてがい数を使い分けることが重要です。他の教科も同様ですが、算数の学習が日常生活に生かされるためにあることをめざして指導しています。
 5校時に、2年1組で研究授業がありました。今年度の校内研究は、教科を算数にして行っています。6月の4年生の研究授業に続き、今回も教育アドバイザーの山口先生に講師としてお越しいただきました。
 授業は「けいさんのしかたをくふうしよう」という単元で、カッコを使った計算式(たし算の結合法則)の学習内容でした。「15円のあめと40円のけしゴムを買いました。えんぴつを買いわすれたので、店にもどり、30円のえんぴつを買いました。全部でいくら使いましたか。」…長い問題文を読み取るだけでも2年生にとっては大変なことです。カッコを使うことで、あめと消しゴムの値段を先に計算したり、文房具の値段を先に計算したりすることができることを考えていきました。
 研究授業では、校内の先生方が一斉に授業を見に来ます。1組の子ども達は、たくさんの先生達がいても、いつも通りしっかり学習していました。しかし、学校公開同様に、一度に全ての先生を教室に入れるわけにはいきません。そこで、タブレットで授業の様子を撮影する先生が入り、リモートで別の教室から授業を見るようにしました。(写真下)

9月27日(火)

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 図工の作品は、題名がとてもしゃれています。今週の1年生の図工作品は、「ふわふわ ゴー」という題名です。先週は、「さあ、めしあがれ」でした。
 スチレン容器の一部を切り取り、うちわであおぐと風で動くおもちゃを製作していました。スチレン容器は軽いので、風を受けてふわりと浮き上がったり、勢いよく進んだりします。それで「ふわふわ ゴー」なのでしょう。
 今日は、1,2校時に2組の図工の時間がありました。まず、図工の授業で重要なのが、導入です。いかに子ども達の製作意欲を高めることができるか…全てが導入にかかってきます。そして、その導入で活躍するのが先生の見本作品です。「楽しそう〜」と思えるものであり、さらに「自分も作れそう…」と思えるものでなければなりません。
 そこで、両クラスの担任の先生は、昨日の夕方、職員室でせっせと見本作品を作っていました。2組の子ども達に見せたところ、「わぁ〜」という声とともに、「かわいい〜」という声も聞こえてきました。(写真上・・・左がクマ、右がペンギンの見本作品です。)当初はカラスの予定のようでしたが、あまりにもかわいらしい作品になったので、ペンギンに変更しました。旭町小では、1年生は専科ではなく、担任が図工の指導をしています。音楽も同様ですが、低学年の担任は、全ての教科を指導する技能を有しています。
 ところで、材料となるスチレン容器の準備をありがとうございました。1年生の学年だよりの9月号に載せたところ、図工の教科書を参考にして、各家庭で用意して持たせていただけたようです。2人の担任は、デリバリーサービスで注文した容器を使いました。子ども達は、カップ麺や四角いトレーなど、いろいろな大きさや形の容器を持ってきていました。スチレン容器によって切れ込みの入れ方が変わるので、指導する先生は大変です。しかし、その方が子ども達の発想は豊かになり、様々な動物や乗り物などを自分の容器からイメージして作っていました。明日は1組が取り組みます。
 4校時に、3年2組の音楽の授業観察を行いました。運動会の歌を元気よく全員で歌った後、「魔法のあいことば」という歌の学習をしました。まだ楽譜を配ったばかりだったので、今日は歌詞の意味について確認をしました。
♪みんなが笑顔で過ごせるように ぼくらがもってる魔法の合言葉 難しいことが起きたって きっとみんなで越えてゆける 「友だちにやさしくしたい」「家族を大切にしたい」「けんかしたって仲直り」「元気にあいさつ」きみとぼくをつないでる ふしぎなふしぎな 魔法の合言葉♪・・・心にストレートに響いてくるとってもすてきな歌詞だなと思いました。
 最後にリコーダーの練習がありました。「花笛」の上のパートと下のパートを合わせると、とてもきれいな響きになりました。3年生は、今年度からリコーダーを手にしました。マスクを外してリコーダーを吹きますが、終わったらすぐにマスクをつけるルールで練習をしてきました。もうここまで上手に響かせることができるようになったのだと、感心しました。(写真中)
 4年生は、理科の時間に「雨水のゆくえ」の学習をしています。雨が降ると、地面に水がたまります。しかし、しばらく経つと水が見えなくなります。まず子ども達が考えるのは、地面に雨水がしみ込んだということです。確かにそれもありますが、コンクリートなど中にしみ込まない場所ではどうでしょうか? そこで考えつくのが、空気中に水が蒸発していくということです。水を入れたプリンカップを2つ用意し、片方にはラップでおおいをします。翌日、ラップをしない方の水が減っていることから、空気中に水が出ていった(蒸発した)という考えにたどり着きます。
 さらに4年生では、空気中に水蒸気が含まれていることを調べていきます。1組では、ビニール袋に冷たくした保冷剤を入れて、空気中の水蒸気を水滴にする実験を行っていました。コップに氷水を入れると、コップの外側に水滴がつくのと同じ原理です。また、冬の冷え込んだ朝、ガラスの内側に結露ができるのも同じ理由です。空気中の水蒸気が冷やされ、水に戻った状態です。(写真下)
 以前は3学期の終わりに行っていた学習でしたが、2年前の教科書からこの時期に行うように改められました。冬場は湿度が低いため、なかなか水滴ができないということがあったからでしょうか。

9月26日(月) その2

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 1年1組の教室では、みんな真剣な表情で名札に名前を書いていました。細長く切った紙に、まず鉛筆で下書きをしてから、名前ペンでなぞっていきました。その様子を見て、すぐに図工の作品につける名札であることが想像できました。先週、1年生は図工の時間に、「さあ、めしあがれ」という作品を作っています。今までは先生が名札を書いてあげていましたが、これからは自分で名札を書くようにしたようです。
 細長い用紙の長さに合わせて、自分の名前をバランスよく配置して書くのは、1年生にとってはとても難しいことです。ていねいに書いているうちに文字間が詰まってしまい、名前の後にスペースが開いてしまった子が何人かいました。2学期の初めに、下巻の教科書や新しいドリルが配られると、1年生の子ども達は自分で名前を書いていました。経験を重ねるうちに、名前を書く枠のサイズから文字の大きさや文字間の見当をつけて、しっかり書けるようになっていくことでしょう。
 来週の土曜日は、10月の授業公開を予定しています。1年生の作品は、それまでに廊下に展示されます。名札も作品の一つとしてご覧いただければと思います。
 今年も、全校でサクラ草の栽培に取り組みます。今週は高学年(5,6年生)の植え替え期間です。今日は、その先陣を切って、4校時に6年1組が行いました。
 サクラ草の植え替えは、校長の私が全クラスの指導をします。サクラ草の種は、5月の連休明けにまきました。昨年度育てたサクラ草から種をとり、さらに半分はインターネットで種を購入しています。サクラ草の種は、とても小さな粉のような大きさです。2週間で発芽しても、暑い夏までには少ししか成長しません。中庭の日陰で苗を育てて、7月からビニールポットに少しずつ植え替えをしてきました。夏休み中には、さらに一回り大きなビニールポットに植え替え、やっと6号鉢に植え付ける大きさにまで成長してきました。
 サクラ草は、暑さは苦手でも、寒さにはとても強い植物です。これからぐんぐん大きくなり、12月頃から花が見られるようになります。色は、赤やピンク、白…微妙に花の色合いや大きさ・形が違うのがまた楽しみです。・・・という話を子ども達にしてから、植え替えのコツを伝授していきます。鉢の高さにちょうどよく植え付けるコツや、土をこぼさないようにするコツなど、実際にお手本を示しながら指導します。
 高学年は、自分の鉢の植え替えが終わったら、学校用の鉢にも挑戦させます。学校用のサクラ草は、卒業式や入学式の式場を飾るために使います。今年も児童数の4倍以上の苗ができました。ここからは毎日の水やりと愛情が、きれいな花を咲かせるコツになっていきます。(写真中)
 5校時に、6年1組の授業観察を行いました。授業観察は、教員の指導力向上のために毎学期行っています。校長と副校長とで、先生方の授業を全て観察し、授業改善等の指導に生かしていきます。
 今日の6年1組の授業観察は、体育「短距離走・リレー」の内容でした。5校時の一番暑い時間帯でしたが、子ども達が元気いっぱいに校庭を走る姿が見られました。
 リレーは、6年生が2学期に入ってから何度か取り組んできている学習で、4チームに分かれて競い合いながら技能を高めてきました。今日は、欠席や見学が多く、いつものチームを多少変更して行ったようでした。それでもバトンパスや走順など、チームごとに作戦を立てながら練習したことで、2回目の試合にその成果が見られました。(写真下)
 面白いなと思ったのは、「ワープ」という特別ルールを設けていたことです。ショートカットする短い周回コースを設定して、チームで2名はそのコースを使って良いことにしています。走るのが苦手な子にワープを使うか、あるいは速い子を走らせるか…チームの作戦がそこにも見られました。

9月26日(月) その1

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 今日から全校朝会を校庭で行うことにしました。秋の青空の下に全校児童が集まり、久し振りに外で行う朝会は、とても気持ちの良いものでした。今日は、「台風の思い出」の話をしました。
・・・一週間前は、台風14号の影響により、東京でも大雨や強い風の被害がありました。関東地方は台風の中心からだいぶそれていましたが、あれだけ雨や風が強かったのですから、台風のコースに近かった地方の人達は大変だったと思います。日本の近くで発生する台風は、10月まで日本列島を通る可能性があります。4年生の社会科で水害の学習を、そして5年生の理科では台風の進路についての学習をしてきています。天気予報やニュースをよく見ていると、それらの学習にかかわる情報を知ることができます。
 さて、今日は校長先生が小学校低学年の頃に経験した台風の話をします。学校の帰り道でのできごとでした。台風がもたらした雨雲の影響で、前の日から大雨が続いていました。そのため、道路の脇にあった側溝(雪国だったので、道路横に雨水を流す大きな溝がありました)は雨水でいっぱいになり、すごい勢いで流れていました。そして、その水が集まる下流のところでは、あまりの水の多さに、車が通れないほど道路に水があふれてきていました。普段めったに見られる光景ではなかったので、友達と2人で流れる水の様子をずっと見ていました。その時、濁った水の中に赤い影がゆらゆらと動いているのを見つけました。よく見ると、それは真っ赤な大きな金魚でした。普段はザリガニ程度しかいない側溝に、色鮮やかな金魚が泳いでいたのですから、びっくりしました。すぐに友達と金魚をつかまえるために家に帰り、魚をすくう網を持ってもどってきました。
 水の流れが激しかったので、もう別の場所に行ってしまったかなと思いましたが、金魚はさっき見つけた場所にいて、まだじっとしていました。網を入れてすくうと、今まで見たこともないほど立派で大きな金魚を捕まえることができました。2人とも家でそんな大きな金魚を飼うような水槽はもっていませんでしたが、とりあえず用意したバケツに金魚を入れて家まで持ち帰りました。
 家に持ち帰り、友達と2人で冷静になって考えてみました。なぜあんなところに家で飼うような立派な金魚がいたのだろう…ということです。みなさんはもう気がつきましたか? そうです。大雨で人の家の池の水があふれて、金魚が逃げ出してきたのです。金魚を捕まえることに夢中になっていて、人の家から逃げ出した金魚であることはその時まで全く気付いていませんでした。よく考えると、金魚を見つけたすぐ近くの家の屋敷には、大きな池があったのです。結局、子どもだけで金魚を返しに行く勇気はなく、家の人に頼んで一緒にその家に行き、池に金魚を戻してきました。その家の人はとても喜び、お礼にと簡単なお菓子をいただきました。せっかく手に入れた金魚で残念な気持ちもありましたが、正直に話をして持ち主の家に返してあげられてよかったなと思いました。・・・
 続いて、ジュニアバレーの表彰を行いました。今月の大会で旭町小のチームが3位に入賞しました。代表の5年生に賞状を渡し、部員の募集を全校に向けてアピールしてもらいました。(写真下)

9月22日(木)

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 今朝は、久し振りに全校児童が校庭に集まりました。音楽朝会を校庭で行いました。2週間前はmeetを使って運動会の歌を練習しましたが、今日は校庭で歌の練習をしました。来週からは、全校朝会も校庭で実施していく予定です。
 その音楽朝会のために、朝早くから音楽委員会の子ども達が楽器を持って集まってきました。運動会の歌の伴奏を何度か練習していると、道行く人々や中・高校生が振り返っていきました。校庭に音楽が響くのも久し振りのことです。
 ところで、旭町小の「運動会の歌」は、本校オリジナルの曲であることをご存知だったでしょうか? 以前、音楽専科をしていた先生が作詞・作曲をした曲です。私が担任をしていた頃に作られた曲で、子ども達と一緒に歌った記憶があります。とっても元気の出る、開会式にふさわしい歌です。今年の体育発表会の児童鑑賞日は、いつもの運動会のように開会式と閉会式を行う予定でいます。
 2校時に、教育アドバイザー訪問がありました。初任〜3年次の若手の先生方への研修の一環として行っている授業観察です。1学期に続いて、前校長の道山先生にアドバイザーとしてお越しいただきました。(写真上)
 6年2組の「手品師」という教材を使った道徳の授業を見ていただきました。道徳の内容項目の「正直・誠実」について学ぶ授業です。この「手品師」は、昔からよく道徳の資料として扱われてきています。
 売れない手品師が、男の子に手品を見せる約束をしました。その後、友人から同じ日に大舞台のマジックショーへの出演依頼を持ち掛けられます。しかし、手品師はマジックショーへの出演を断り、男の子に手品を見せる方を選択します。自分にとって大切なことは何か、決心するまでの葛藤を感じ取ることができる資料です。
 売れない手品師が、大舞台に出ることをあきらめてまで一人の子どものために手品をする…そういう状況を理解するのは、多分大人でも難しいことではないでしょうか。「正直・誠実を教えること」は大変だなと感じました。しかしそれは、「教える」と考えるからいけないのです。「正直・誠実について考える」のが道徳の授業です。
 同じ頃、隣りの1組では、国語の物語文「やまなし」の授業をしていました。こちらも、長年6年生の教科書に掲載されてきている名作です。宮沢賢治の独特な文章表現を味わうことが主になるので、いつもの物語と思って読んでいると理解が難しいはずです。
 物語は、5月と12月の2枚の幻灯を基にしていることを伝えてから始まります。なぜ、5月と12月なのかとか、クラムボンとは何か、結局何が言いたいの? とか、繰り返し読んでいても疑問は尽きません。しかし、登場する生き物に着目したり、2つの場面に出てくる色を比べたりすることで、様々に解釈する道筋が生まれてきます。教科書に出てくるさし絵も、抽象的なものになっています。1組では、魚とやまなしの命の終わり方の違いについて考えさせていました。(写真中)
 4校時に1年生の教室に行くと、連絡帳を書いている様子を見ることができました。担任の先生が書いた文字をモニターに映し、それを見ながら連絡帳に書いていきます。日付を書いてから、翌日(来週月曜日)の時間割を書きます。次に宿題を書いていました。1組の宿題は、「スキルノート 九と十」…新出漢字を2つ習ったので、その練習をしてくるのが宿題のようです。「けいド 13」…計算ドリルの13ページということでしょうか。さらに、「がっこうのおはなし。」…学校での出来事を家の人に話してくるのが宿題のようです。帰ってからどんな話をしたでしょうか。図書の時間に読み聞かせをしてもらったことや、給食でこぎつねご飯をたべたことを話すかもしれません。
 連絡帳に3行程度ですが、きちんと書き写すだけでも1年生はかなり時間がかかります。しかし、自分の目で見て、その通りに文字にして書くということは、とても大切な力になっていきます。(写真下)

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学校行事
10/17
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10/20 体育発表会 児童発表日
10/22 体育発表会 保護者鑑賞日
10/23 体育発表会(予備日)

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