7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

10月22日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、体育発表会保護者鑑賞日でした。保護者の皆様には、学年ごとの入れ替え制で子ども達の発表を参観していただきました。
 徒競走では、子ども達の力いっぱい走る姿を見ることができました。それぞれの学年とも、今まで何度か練習をしてきましたが、やはり本番(それも、たくさんの保護者の方々がいる前)での底力は違うなという気がしました。あれだけ歯をくいしばり、顔をゆがめて走る姿は、体育の時間でもめったに見られません。そして、どの学年も、ゴールの先の先までしっかり走り通してがんばっていました。
 1年生は、小学校で初めての徒競走でした。1学期の頃は、自分のコースを守ってまっすぐ走るのさえ大変でした。50mを走る姿に、一人一人の成長を感じました。たくさんの温かな応援を受けながら、みんなよくがんばっていました。(写真上)
 昨年の体育発表会の感想に、「ゴールテープがあるといい」や「順位をつけてほしい」という意見がありました。今年は、そういうご意見が出る前にお伝えしておきます。運動会ではなく、体育発表会として実施しているので、着順はつけません。また、ご覧いただいたように、他学年の担任は授業をしています。ゴールテープを持ったり、着順判定をする教員を置くことはできません。
 各学年のダンスは、木曜日の児童鑑賞日をさらに上回る、すばらしい演技でした。かわいらしさや力強さ、楽しさ、かっこよさ、そして華麗な動きなど、学年ごとに様々な要素がたっぷり入ったダンスでした。・・・と、私は全学年のダンスを見ているからこのように感じることができました。本来の運動会であれば、保護者の皆様も他学年の演技を見ることで、様々なすばらしさを感じていただけるはずです。
 また、普段の学校生活ではなかなか見ることができない、子どもらしい表情が随所に見られました。マスクを外した子ども達の生き生きとした表情を見て、改めて子どもの笑顔のすばらしさを感じました。来年こそは、以前のような「運動会」ができるといいなと思います。
 6年生は、徒競走とダンスに続いて、旭町小伝統のマーチングを披露しました。マーチングは、今年度の1学期のスタートと同時に取り組みが始まっています。しかし6年生の心の中には、1年前の6年生のマーチングを見た時から気持ちが芽吹いていたはずです。それだけ学校の伝統や校風というものには、大きな力があるものです。今年の6年生も、立派なマーチングをやり遂げました。このマーチングも、全ての学年の保護者の皆様に見ていただきたかったという思いでいっぱいです。(写真中)
 楽器を片づけてから、6年生が校庭の中央に集まり、卒業アルバム用の写真撮影をしました。最高学年としての重責をやり終えた安堵感からか、満面の笑顔をカメラに向けていました。(写真下)

10月21日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、国語の時間に「くじらぐも」の学習をしています。「下」の教科書の最初に登場する物語教材です。作者は、児童文学作家の中川 李枝子さんです。「いやいやえん」や「くりとぐら」の絵本を書いた人でもあります。また、作詞家としても有名で、映画「となりのトトロ」に出てくる数々の曲を作詞しています。
 この「くじらぐも」は、光村図書の教科書のために書き下ろされた作品です。ですから、他の教科書には掲載されていないはずです。1972年に国語の教科書に掲載されたようなので、ちょうど50年前から使われています。もしご自身が1年生の頃に学習した記憶があれば、光村図書の教科書だったということになります。
 「くじらぐも」は、ファンタジー作品です。1年生が体育の時間という現実から、くじらぐもに乗って空を巡る幻想の世界に入り、またもとの現実に戻る世界を描いています。ファンタジーでありながら、1年生が登場人物であることや、ちょうど秋の雲とリンクして、子ども達にとって身近に感じやすい教材です。
 この単元では、「」(かぎかっこ)を理解することも学習の目標となっています。また、セリフには繰り返し出てくるものがあり、音読する時にどのように気持ちを込めて読むかということも重要なポイントです。1組では、くじらぐもに乗って見えた景色を想像してワークシートにまとめ、発表し合っていました。(写真上)
 3年生は、理科の時間に「地面のようすと太陽」の学習をしています。3年生の子ども達は、太陽とかげの関係をどの程度理解しているでしょうか。晴れの日に自分のかげができるということは分かっていても、太陽の位置との関係や時間によって変わる影の長さについて関心をもっている子は少ないものです。単元の導入では、みんなでかげふみ遊びをしながら興味をもたせていきます。
 2校時に、1組の子ども達が校庭に出て太陽の観察をしていました。遮光板を使って太陽を見ると、満月と同じように丸い太陽の形を見ることができます。そして、太陽が見える方向と人のかげができる方向とを比べて、その関係性を確かめていきました。(写真中)
 3年生では、続いて太陽とかげの動きについても調べます。時間が経つと、太陽やかげがどのように動いていくのかを確かめていきます。子どもの頃、とても不思議に思ったことがありました。先生が校庭に長い棒を立てて、そのかげをなぞって線を引きました。しばらくじっと見ていると、棒のかげが動いていくのが見えたのです。(長い棒ほど動きがすぐに分かります。)「太陽は、少しずつ動いているんだ」と初めて知りました。(正式には、地球が自転しているから太陽が動いて見えています。)
 3,4校時に、3年1組の図工の授業がありました。「ギコギコ トントン 何作ろう」という木工作に取り組んでいました。3年生の図工では、のこぎりと金づちの使い方を指導します。今回は、のこぎりの使い方に慣れるための学習です。角材や板材を自由に切り、できた木片をボンドでつけて作品にします。
 「家にのこぎりはあるけれど、使ったことはない」という子や、「家にのこぎりがない」という子がほとんどのようでした。先生からのこぎりの正しい使い方を教えてもらい、一人ずつ挑戦していきました。
 板材を切るだけでも、のこぎりが初挑戦の3年生にとってはとても大変な作業です。友達が板材がずれないように押さえつけ、のこぎりを動かしている子に「あともう少しだよ」と声をかけていました。(写真下)
 のこぎりの刃は、手前に引いたときに切れるようにできています。前に押す時に力を入れている子が多く、切るのに時間がかかっていました。しかし、これも経験が大切です。何度もやりながら身につけていくのでしょう。

10月20日(木) その3

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生は、旭町小伝統のソーランです。「一心 〜旭町ソーラン2022〜」というタイトルで、力強い踊りを見せていました。腰を低く落として構え、体を大きく動かしてダイナミックな踊りを完成させました。黒いTシャツに赤いはんてんを羽織り、見ている人たちを魅了するカッコよさでした。クラスごとに作った大漁旗も大活躍する演出でした。(写真上)
 最後は、6年生がマーチングを披露しました。先週から校庭に響き渡ってきたマーチングを目の当たりにして、どの学年もその迫力に圧倒されていました。指揮者の合図で演奏が始まると同時に、きれいにそろった足並みや隊形移動が目と耳と心に入ってきました。「さすが、6年生!」と、どの学年の子もますます6年生の姿が大きく見えたことでしょう。(写真中)
 閉会式では、6年生が児童代表の言葉を担当しました。小学校生活最後の運動会が体育発表会という形になりましたが、練習を積んでがんばった成果はとても大きなものでした。最高学年としてのやりがいを感じたことでしょう。残りの小学校生活は5か月余りです。引き続き充実した毎日を過ごし、6年生らしさを発揮し続けてほしいと思います。(写真下)

10月20日(木) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2年生の表現は、「うらじゃ 2022」でした。うらじゃは、桃太郎に出てくる鬼「温羅(うら)」の踊りのことです。鳴子を手に持ち、鬼の力強さをしっかり表現していました。バシッ、バシッっと、鳴子の音が校庭に響き渡り、とてもカッコよく感じられました。(写真上)
 3年生は、「Mela(メラ)〜輝け49人〜」を踊りました。手にはカラー軍手、そして頭にはバンダナキャップをつけて、元気よく登場してきました。ヒーローポーズやノリノリのダンスがよく似合い、校庭いっぱいに広がって踊っていました。(写真中)
 4年生は、「旭町ダンスホール♪」というタイトルの表現でした。「いつだって大丈夫」を合言葉に、学年全員の心を一つに練習をしてきたことが分かる踊りでした。全員が黒い色のキラキラハットをかぶって踊ることで、すてきな雰囲気を演出していました。(写真下)

10月20日(木) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 雲一つない秋晴れの下、体育発表会児童鑑賞日を迎えました。学年ごとに表現(ダンス)種目を発表し、トラックの周りに設けた児童席で鑑賞しました。
 昨年度と変更したのは、開会式と閉会式、体育発表会のスローガンを入れた点でした。開会式では、全校児童に次のような話をしました。
・・・いよいよ体育発表会児童鑑賞日になりました。9月から、どの学年も練習に熱心に取り組んできました。今日は、その練習の成果を発揮する日です。
 今年の体育発表会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンの「協力して」というところに、体育発表会の大切な意義が込められています。今日発表する表現種目のダンスでは、いつも学年の仲間のことを考えながら練習をしてきたはずです。列をそろえたり隊形移動をしたり、常に周りの仲間のことを考えて行動していました。みんなの心が一つにそろうから、見ている人にそのすばらしさが伝わるのです。
 また、今日は他の学年の演技を見ることも大切な勉強の一つです。全ての学年の演技を見て、たくさんのすばらしさを感じ取りましょう。そして、演技の最後には、大きな拍手を送りましょう。皆さんのがんばりに期待しています。・・・
 開会式では、続いて1年生による児童代表の言葉がありました。4人の1年生が朝礼台に上がり、一人ずつしっかり発表することができました。(写真上)
 続いてスローガン発表を行いました。代表委員の児童のかけ声でスローガンを全校児童で唱えると、校舎の4階の窓からスローガンが書かれた垂れ幕が下りてきました。全校の子ども達から大きな拍手と歓声が沸きました。昨日の放課後、先生達で練習した甲斐があり、大成功でした。担当の先生もホッとしたことでしょう。
 開会式が終わり、演技が始まりました。最初は6年生の表現「演JOY blue&summer」(エンジョイ ブルー・アンド・サマー)でした。「青と夏」という明るくポップな曲に合わせて、元気いっぱいに踊っていました。カラフルなTシャツが曲調にマッチしていました。(写真中)
 次に、1年生が「ハロー・ザ・フォックス」を踊りました。1年生は、今年人気の「きつねダンス」とスノーマンの「ハローハロー」の2曲に挑戦しました。カラフルなポンポンを手にかわいらしく踊り、隊形移動もしっかり覚えました。お尻フリフリのところがクスっと笑えます。(写真下)

10月19日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 4年1組で道徳の授業がありました。「生き物と機械」という読み物資料を使った「生命の尊さ」に関する価値項目の授業でした。
 「生き物と機械」は、生命誌研究者で理学博士の中村 桂子さんが書いた文章です。たくさんの著書がある方なので、その中からの一節と思われます。本物の犬とロボットの犬の違いを比較しながら、命とはどのようなものかについて考えさせ、唯一無二の生命を大切にしようとする心情を育てる内容でした。
 前半は、本物の犬とロボットの犬を比べて書いてあります。本物の犬は、けがをしたら自然に治す力があります。しかし、ロボットの犬は自分で治す力はなく、ずっと傷が残ったままです。さらに後半は、人間と機械との違いが書かれています。けがをすると痛みを感じることや、他の人や生き物が痛いだろうと思いやる気持ちは、人間がもつ一番大事な能力であると記されています。生きている人間と機械との違いは、まさにそこにあります。そして、「死」についても比較しています。人間は、重い病気や大きなけがで生き続けることができない場合は死んでしまいます。死んでしまった生き物は生き返ることができず、全く同じ生き物が現れることはありません。一方、犬のロボットは、壊れたら全く同じものを作ることができます。・・・国語の説明文に出てきそうな文章ですが、生き物が命をもって生きていることの価値がとても分かりやすく書かれています。4年生の子ども達は、どのように自分ごととして受け止めたでしょうか。(写真上)
 先週金曜日からの一週間は、「ご飯の食べ比べ週間」の献立になっています。その間に給食で「ご飯」が出る日は、混ぜご飯などにしないで、白米のまま食べるメニューにしています。さらに、日替わりで全国各地の有名なお米を取り寄せて提供されています。(写真中)
 初日となった先週金曜日は、北海道の「ゆめぴりか」でした。一口味わったとたんに、「いつもと違う!」ということを感じました。普段のお米は、秋田県産の「ひとめぼれ」です。もちろんいつものお米もおいしいのですが、「ゆめぴりか」はもち米のようなもちもち感が強く感じられました。昨日は、山形県産の「はえぬき」でした。先日、テレビでも見ましたが、「はえぬき」は冷めてもおいしいお米なので、おにぎりに最適だそうです。そして、今日は新潟県の魚沼産の「コシヒカリ」でした。実際に食べてみて、バランスのとれた安定感のあるおいしさを確かに感じました。こう毎日おいしいお米を食べていると、おいしいのが当たり前になってしまうのが怖いくらいです。ちなみに、最終回のあさっては、埼玉県産の「彩のかがやき」です。私の住んでいる近所の農家でも、この品種を多く生産しています。
 「ご飯がまずい!」と感じたのは、大学で東京に出てきた時でした。毎日、お昼に食べていた学食のご飯は、とてもまずく感じたものでした。それは、18年間生まれ育った新潟で、いつもおいしいご飯を食べていたからです。それが当たり前と感じていたのでしょう。よく、北海道から東京に出てきた人が、「水と牛乳がおいしくない」と感じるのと一緒です。
 今日は、1年生にサクラ草の植え替え指導をしました。2校時に1組、5校時に2組の子ども達に指導しました。1年生は、この間までアサガオで使った鉢をサクラ草用として使用します。そして、チューリップの球根も一緒に入れて育てていきます。サクラ草は12月頃から咲き始め、4月中旬まで楽しめます。チューリップは、3月下旬に花を見ることができるでしょう。1年生は、サクラ草とチューリップを同時に楽しめる時期があります。
 1年生では、チューリップのみを植え付ける学校がほとんどだと思います。球根を入れた土だけの植木鉢に、毎日水をやるのはつまらないものです。地上部分にサクラ草の苗があれば、栽培への関心が高まります。明日から1年生は、また喜んで水やりを行うことでしょう。(写真下)
 9月下旬に6年生から始まり、これで12学級全てのクラスの植え替えが終了しました。サクラ草の植え替え指導は、校長として毎年楽しみな「授業」でもあります。しかし、毎回指導が終わるたびに、「なんて声が大きくて、よくしゃべる授業だ」と反省しきりです。

10月18日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1,2校時に、5年1組の図工の授業がありました。5年生は、先週から「私のお店」という作品に取り組んでいます。自分が経営してみたいお店を構想し、そのお店で働いている自分自身と、お店の様子を製作するという学習です。
 今日はおもに、お店で働く自分の姿(アバター)を製作していました。人物の骨組みとなる部品に、新聞紙を細く切って巻き付けながら肉付けしていきます。さらにその上からカラー粘土をつけて顔や胴体、手足を作っていきました。関節を曲げることで、人物に動きをつけることもできます。将来の自分自身の姿ですから、顔や指先まで、ていねいに作っていました。(写真上)
 人物ができたら、次はお店作りです。段ボールで仕切った一画に、お店を再現していきます。パン屋さんや駄菓子屋さん、コンビニなど、子ども達の思い思いのお店がどのように再現されていくのか、来週以降もとても楽しみです。
 その頃5年2組は、図工室の上にある理科室で実験をしていました。「もののとけ方」の授業で、食塩がどれだけ水に溶けるか(溶ける量に限りがあるか)という実験については、先週お伝えしました。今度は、食塩とは別の物質を使い、水に溶ける様子を同じように調べていく実験です。(写真中)
 食塩の代わりに使ったのは、ミョウバンです。見た目は食塩とよく似た白い粒状です。50mlの水に、5gずつ溶かしていきました。前回の食塩を溶かす実験では、50mlの水に15g以上は溶かすことができました。しかしミョウバンは、最初に入れた5gですでに溶け残りが出そうな気配でした。物質によって、水溶液として溶ける量に違いがあるということが分かりました。(砂糖を使った場合は、逆に食塩よりもさらによく溶けます。)
 練馬区で採用している理科の教科書では、以前は水に溶けにくい物質として、長らくホウ酸を使っていました。ミョウバンに代わったのは、2年前の教科書改訂からです。ホウ酸は、昔は一般によく知られ、扱われていました。目を洗い流す時に使ったり、害虫駆除のために使ったりしていました。その害虫駆除のイメージが良くなかったのか、ついに教科書から姿を消すことに…。
 一方のミョウバンは、現在も家庭でよく使われる物質です。ナスの漬物の色を良くするためや、れんこんやごぼうの変色を防ぐためなど、調理で使われる場合が多いです。さらに、消臭や殺菌の効果もあるようで、洗濯や掃除にも使われることがあります。また、ミョウバンは大きな結晶を作ることもできるので、もののとけ方の教材として良いのかもしれません。
 3,4校時に、1年生が生活科の学習として、光が丘公園までどんぐり拾いに出かけました。場所は、光が丘公園の中心部、テニスコート横です。今年もマテバシイの木の下に、たくさんのどんぐりが落ちていました。どんぐりがなる木は、他にも様々な種類の樹木があります。それらの中でも、ブナ科の常緑樹であるマテバシイの木がよく知られています。
 先生の合図でどんぐり拾いが始まると、足元にたくさん落ちているどんぐりを運動会の玉入れのごとく、次々とビニール袋に入れていきました。とにかくたくさん落ちているので、どんぐりを踏まないように歩くのが難しいほどでした。あっという間にビニール袋にいっぱいのどんぐりが集まりました。これからの生活科の時間に、どんぐりを使ってどんなものを作っていくのか楽しみです。(写真下)
 しかし、拾ったどんぐりの中には、ゾウムシの幼虫がいる確率が高いです。しばらくどんぐりをそのままにしておくと、中から白い幼虫が顔を出したら、ゾウムシの幼虫と思ってください。
 そこで、ドングリの「虫封じ」の方法があります。一番手っ取り早いのは、家庭の冷凍庫に数日間入れておくことです。ドングリの中の虫が凍死するので、殻を破って出てくることはありません。また、熱湯で10分ほど煮沸しても「虫封じ」ができます。1年生は、今日拾ったどんぐりを持ち帰っています。「虫封じ」の方法が書かれたプリントも一緒に持ち帰っているので、ぜひご家庭で行ってみてください。

10月17日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 6年生は、今年も体育発表会に向けてマーチングの練習に取り組んでいます。先週から校庭での練習が始まり、マーチングの勇ましい音楽が響き渡るようになりました。本来、旭町小のマーチングは、吹奏楽器が使われてきていましたが、今年も感染症対策のために使用を控えています。その代わりに、マーチングキーボードや和太鼓などを有効利用しています。
 今日は、全校朝会の後の1校時にマーチング練習になっていました。6年生の演奏が、学校の周り一帯にもよく響いていたと思います。マーチングは、楽器の演奏だけでなく、行進や隊形移動も大きな見せ場となっています。そのため、道行く人々も思わず足を止めて、その様子を見ていたようでした。
 今年の6年生の演奏曲目は、「史上最大の作戦」、「奇跡」、「群青(ぐんじょう)」の3曲です。今週木曜日の児童鑑賞日と、土曜日の保護者鑑賞日に向けて、いよいよ仕上げの段階になってきました。(写真上)
 先週は天候の悪い日が続き、どの学年も肝心の校庭での練習がうまく進みませんでした。運動会前(体育発表会前)のこの時期は、どの先生も天気予報を1日に何度もチェックしながら練習予定を練り直すものです。練習割り当ての学年は、雨天の場合は体育館を使うことができますが、本番が行われる校庭とはずいぶん違いがあります。
 今日は、午前中から雨が降ったりやんだりの天気でした。残念ながら、体育館での練習に変更した学年がいくつかありました。今週の天気は、今のところ後半は良さそうです。明日の練習が校庭でできるかどうかが重要なポイントになりそうです。
 2学期から1年生は、日直の子が前に出て、朝の会でスピーチをすることになっています。2組では、「好きな教科」というテーマでスピーチをしていました。「ぼくは、図工が好きです。理由は…」、「私は、体育が好きです。理由は…」というように、好きな教科に続いてその理由を話すようにさせていました。(写真中)
 子ども達に、「話す力・聞く力」をつけさせるためにスピーチを取り入れることは、とても効果的な指導です。「みんなの前で話をする」ということは、普段からよく発表をしている子にとっては比較的簡単なことです。しかし、引っ込み思案な子にとっては、かなり高い壁となっているでしょう。みんなの前で話をすることと、自分の言葉で話ができるようにすることを目標にしているのが「スピーチ」です。子どもにとって話す力は、「単語は言えても、文章で話すことができない。」という傾向が強いのではないでしょうか。つまり、問題の答えは言えても、その解き方を説明することが難しい子が多いということです。低学年のスピーチでは、話型を示してあげながら、少しずつ話がふくらむように指導を続けていきます。
 高学年になってくると、テーマを広げて設定しても、上手にスピーチができる子どもが増えてきます。(ただし、これも積み上げが重要です。)私が担任をしていた時は、毎日「1分間スピーチ」を朝の会で行っていました。砂時計の1分計をひっくり返しながら、日直が順に話をしました。1日に2人ずつ発表するので、1か月に1回以上はスピーチをすることになります。年度当初は話をするのが苦手だった子も、2学期、3学期と回数を重ねるうちに、スラスラとスピーチができるようになってくるものです。
 6年生は、理科の時間に「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくるということを学習していきます。
 4年生の星や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで1組では、ボールに懐中電灯の光を当てながら、月と太陽の位置関係を確かめていました。ボールが月で、ライトが太陽の光です。(写真下)
 実際に見えている月をボールにたとえ、さらに太陽を懐中電灯にたとえているというのは、子どもにとっては難しい考え方です。さらに、教科書にあるような、太陽と月との位置関係から月の形が変わって見えるという図は、いったいどれだけの小学生が理解できるというのでしょうか。(きっと大人でも理解できない方が多いはずです。)それは、「図の中心に描かれている地球上に自分がいる」という視点で考えることの難しさが影響しているからでしょう。
 三日月がなぜ夕方の西の空に見えるのか、満月はなぜ夕方東の空に見えるのか…これらをきちんと説明できるようにするためには、実際の月を見ながら太陽との位置関係を考えさせるのが一番です。

10月17日(月) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 全校朝会では、「体育発表会に向けて」という話をしました。
・・・今週土曜日に行われる体育発表会の日が近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んできています。いよいよ本番に向けた仕上げの段階です。本来の年であれば、全校児童が校庭に集まり、赤組と白組に分かれて競い合う運動会が行われています。運動会では、応援団やリレーの選手が活躍したり、玉入れや綱引きなどの団体競技で盛り上がったりします。しかし、今年も感染症対応を考えて、運動会に替わる「体育発表会」という名前で実施します。学年ごとに、徒競走と表現種目を発表します。
 さて、どの学年も9月から、ダンスの表現種目に練習時間を一番多く使ってきました。それだけ表現種目は、体育発表会にとって見ごたえのある大切な種目であると言えます。そして、「踊り方を一通り覚えたからもうできた」というわけではないですよね。入場の仕方や退場の仕方の練習、隣の人との間隔をとって自分の踊る場所を決めたり、途中で踊る場所を変える隊形移動を覚えたりする必要があります。ですから、1つのダンス表現の中に、たくさんの要素がつまっていることになります。体育発表会では、一人一人の踊りが上手にできたということで終わるのではなく、学年全員で協力して作り上げる「心を一つにした動き」を大切にしています。
 一方、徒競走では、ゴールをめざしてどれだけ全力で走ることができるかが大切です。全神経を集中させてスタートダッシュを決めましょう。そして、腕をしっかり振って、ゴールの先の先をめざして走り切りましょう。本番当日は、多くの人達が最後まで走りぬく姿に注目して見てくれることでしょう。
 体育発表会は、土曜日に保護者の方々に見ていただきます。その2日前の20日(木)には、全校児童でお互いの表現種目を見合います。練習で全力を尽くしてがんばることができる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮することができます。みんなのがんばりで、すばらしい体育発表会になるようにしましょう。
 今年の旭町小学校の運動会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンは、体育発表会の本番の日だけのめあてではありません。今日を含めた毎日の練習の一つ一つが、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」なのです。がんばりましょう。・・・
 続けて、運動靴の正しいはき方について、朝礼台の上で実演とともに話をしました。紐の運動靴のはき方で一番の誤りは、紐をしばったままの運動靴に足を入れてはくことです。必ず紐をほどいてから足を入れ、毎回きちんとしばることが肝心です。
 さらに、紐はきつすぎるほどしっかり力を入れて、きつくしばる必要があります。足の甲をしっかり運動靴にフィットさせるためです。(マジックテープ式の運動靴も同様です。)朝礼台の上に椅子を置いて、運動靴にはき替えるところを実演しました。(写真上下)

10月14日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 先月から毎月1回、図書ボランティアの皆さんによる読み聞かせが行われています。10月は、今日の「朝読書」の時間を使って行われました。1年生から4年生の全クラス(8学級)で一斉に読み聞かせが始まりました。
 コロナ禍になってから、図書ボランティアの活動が中断されていました。今年度に入ってから募集をかけ、たくさんの保護者の方々に参加していただきました。とてもありがたいことです。それぞれの学年にどんな本を読んであげようかと、本の選定が一番の悩みどころのはずです。そこは、図書管理員さんが勤務している日があるので、ぜひ連携を取っていただければと思います。(図書に詳しい教員もいます。)
 子ども達は、どんなお話が聞けるのかと、とても楽しみに待っていたようでした。低学年では、担任の先生からの読み聞かせとは違って、友達のお母さんが教室に入ってきただけで大喜びです。また、1年2組では、お父さんが登場して絵本の読み聞かせをしていました。男性の声による読み聞かせもいいものです。
 4年1組の教室では、「じゅげむ」というお話の読み聞かせがありました。川端 誠の落語絵本シリーズの第4弾に、落語で有名な「じゅげむ」があります。めでたい名前を考えているうちに、世界一長い名前の「じゅげむ」ちゃんになりました。あまりにも名前が長いので、名前を呼んでいるうちにいろいろな騒動が起きてしまいます。読み聞かせをする方も大変なお話ですが、子ども達にはとても楽しいお話です。(写真上)
 来月に入ると、秋の読書旬間が始まります。各学年へのブックトークや、3,4年生への本の探検ラリーなど、光が丘図書館と連携した取り組みを計画しています。また、11月2日には、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」によるすてきな公演も予定しています。体育館でスクリーンに絵本を映し、朗読と生演奏をコラボさせた催しです。「たんぽぽの会」は、洗足学園音楽大学の学生で組織された公認サークルです。先日、学生さんたちに来てもらい、打ち合わせを行いました。どんなプログラムを用意してくれているか、とても楽しみです。
 1校時に、算数少人数教室の授業観察がありました。3年生の「数の表し方やしくみを調べよう」という小数の学習内容でした。小数は、3年生から学習します。今日は、その最初の学習場面でした。
 最初に、生活の中で小数が使われているものをモニターに映しました。水筒には1.3リットル、上履きには21.5センチ、体温計には36.5度など、子ども達は今まで小数を身近なところで目にしていることが分かります。(写真中)
 そこで、1リットルよりも少ない量をどのように表したらよいかを考えさせていきました。2年生までの学習では、デシリットルの単位を使いました。1デシリットルは、1リットルを10等分したうちの1つ分です。これを新しく「0.1リットル」と表すことを習いました。今後は、さらに小数のたし算・ひき算についても学習をしていきます。
 2校時は、3年1組の社会科の授業観察に行きました。「安全なくらしを守る」という学習単元の消防に関する学習内容でした。
 火事が起きた場合に119番に電話をするということは、どの子もよく知っています。では、119番に電話をしたら、だれがどのような仕事をするのでしょう? 「消防車が来て火を消す」というのは当然ですが、火災の場合には他にも様々なところにすばやく連絡が行くことになっています。教科書の資料を使って調べていきました。そして、さらにグループワークを通じてまとめていきました。(写真下)
 警察署⇒交通整理をします。水道局⇒水がたくさん使えるようにします。ガス会社⇒危険なのでガスを止めます。電力会社⇒危険な場合は電気をストップさせます。他にも、けが人がいれば病院とも連絡を取り合います。119番の電話が、様々な機関と連携して仕事をしていることを学びました。
 先日、3年生の子ども達が、校内の防火設備について調べていました。どの教室にも煙探知機がついていたり、ところどころに消火器や消火栓が備わっています。防火扉や防火シャッターにも気づいていました。実は、学校のプールも防火設備の一つです。近隣で火災があった場合は、ポンプ車がやって来て、学校のプールの水を使うことになっています。ですから、プール開始時期に掃除をするために水を抜いた場合は、必ず消防署にそのことを伝えておかなければなりません。なるほど情報でした。

10月13日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、国語の時間に「かずと かんじ」の学習をしています。一から十までの漢数字を新しく習うとともに、教科書の数え歌を通じて数の読み方について学習していきます。(写真上)
 日本語が一番難しいと言われるのは、同じ漢字でも様々な読み方があるからではないでしょうか。それも、漢字が使われている文章に合わせて、その読み方を変えなければなりません。教科書の数え歌の最初に、「一つ たたくと、こぶたが 一ぴき。」と書いてあります。「一」には、「いち」と「ひと(つ)」という読み方があります。同じように、二(に、ふた(つ))、三(さん、みっ(つ))、四(よん、よっ(つ))・・・と続きます。
 1年生にとって、「いち、に、さん、し、ご・・・じゅう」という算数でよく使う数え方は、どの子もよく知っています。ところが、「一つ、二つ、三つ、四つ・・・九つ、十(とお)」の数え方はどうでしょうか。運動会で玉入れの数を数える言い方です。
 また、教科書では、子ブタの数え歌になっているので、「匹」という単位をつけた言い方を練習します。匹がつくと、また数字の言い方が少し変わってきます。「いっぴき、にひき、さんびき、よんひき・・・」では、最後の「十匹」の読み方はどうでしょうか? もともとは「じっぴき」が正解のようですが、最近は「じゅっぴき」という読み方でも良いことになっています。(教科書にも両方の読み方が書かれていました。)
 4年生の各クラスに、ユニバーサルデザイン出前授業がありました。練馬区を通じて、講師として田中さんにお越しいただきました。1,2校時に2組、3,4校時に1組の教室で授業をしていただきました。
 田中さんは、生まれながらにして右目が見えないという障害のある方です。左目の視力は良いのですが、片方の目だけでは視野が少し狭くなったり、遠近感がつかみにくかったりということでの苦労があるはずです。しかし、各クラスへの90分間の授業では、そのようなハンディキャップは全く感じられませんでした。ユニバーサルデザインは、自分とは違う他の人のことを思いやる考えがコンセプトになっています。
 授業の前半では、日常生活のどんなところでユニバーサルデザインが使われ、どのようなはたらきをしているのかを考えていきました。点字ブロックや玄関前のスロープ、多機能トイレなど、身近なところにたくさんのユニバーサルデザインが使われていることが分かります。ドアの取っ手が、回すタイプからレバーを下げるタイプに変わってきていることも、ユニバーサルデザインの一つです。車椅子の人は、ドアノブを回して押す(または引く)ことはとても困難なことです。それでレバー式の取っ手が増えてきているそうです。
 また、自動車のドアについても昔と今の違いがあります。昔の車のドアは、手のひらを上に向けて握るタイプでした。今は、上から手をかけて引くタイプになっています。さらに、自動車の運転で、鍵をさして回すという動作も今はなくなりました。・・・いろいろな例を聞いていると、一昔前は様々な障害のある人への配慮がされていなかったことが分かります。ユニバーサルデザインが行き届いている今は、逆にその理解が重要であると言えます。障害のある人のためのものであるということを受け止めて生活しなければなりません。
 授業の後半は、グループワークを行いながら、ユニバーサルデザインについてさらに考えを深めました。イラストに描かれた中から、誰がどんなことで困っているのかをみんなで考え合いました。人は、一人一人違いがあるということを理解しなければなりません。そして、人の気持ちを想像し、何が自分にできるのかを考えることが大切です。(写真中)
 午後から、6年生の中学校授業体験がありました。今年も豊渓中学校での授業を実際に体験する機会をいただきました。あらかじめ、6教科から各自の希望を取り、体験する1教科を決めておきました。
 今回、授業体験として受け入れていただいたのは、中1の英語と理科、中2の社会と数学、中3の国語と保健体育でした。どの教科も、中学生と一緒に授業を受ける形で体験をさせてもらいました。特に中3の生徒と一緒に授業を受けた子ども達は、かなり緊張する場面の連続だったことでしょう。体験が終わって行った終わりの会では、「最初は少し怖かったけど、先輩が優しく教えてくれて…」と感想を発表した子がいました。正直な気持ちに受け取れました。
 中学校の学習内容だったので、どの教科も6年生には理解できない難しさもありました。半年後の中学校進学に向けて、勉強に向かう姿勢の大切さを身に染みて感じることができた授業体験となりました。(写真下)

10月12日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1校時に、1年1組でタブレットを使った学習をしていました。先生と子ども達とで使っていたのは、「オクリンク」という機能です。タブレット学習用ソフトとして、「ミライシード」を使っています。ミライシードは、協働学習や一斉学習、さらに個別学習のそれぞれの学習場面に対応したオールインワンソフトです。そして、その中の1つが「オクリンク」という機能で、旭町小では様々な学年でよく使われています。
 先生から、「最初に『お』がつく言葉を絵で表しましょう。」という問題が出されました。子ども達は、「お」のつくものを探して、自分のタブレットに指やペンで絵を描きます。ペイント機能で上手に色をつけていた子もいました。出来上がったら先生に提出します。提出と言っても、自分のタブレットから「提出BOX」にカードを移動するだけで先生のタブレットに届きます。先生が全員から届いたカードを教室のモニターに一覧表示することで、クラスのみんなでお互いの意見を共有することができます。
 「友達が考えつかない言葉を見つけた子が勝ち」というルールで行っていました。絵で表現しているので、何を描いたのか一人一人に聞いていきました。おにぎり、鬼、折り紙…何人か友達と一緒になってしまった言葉がありました。一方で、男の子とか音符など、他の子が考えつかなかったものを絵にしたものもありました。1年生もタブレットの扱い方にだいぶ慣れてきたようです。(写真上)
 2校時に、4年1組の授業観察がありました。算数「計算のやくそくを調べよう」の単元で、1組で指導を受けている子ども達の授業を見ました。(算数は、習熟度別に分けた3つのコースで指導をしています。)この単元では、( )や四則計算が含まれた数式での計算順序について学んでいきます。
 昨日の算数の時間から取り組んでいるのは、図からドットの数を式で表したり、逆に式が表す考え方を理解していくという内容でした。教科書の上の方に、「今日の深い学び」と書かれている単元内にある学習コラムの内容です。学習したことを発展させて、数学的活動をより具体的な場面で伸ばしていくために入っているコーナーです。
 1組のコースでは、昨日からタブレットを使って授業をしています。算数の学習でも、こういう時にタブレット学習が有効であるということがよく分かる授業でした。先ほどの1年生と同様にオクリンクの機能を使い、全員の考えをモニターで共有していました。また、友達が提出した考えを自分のタブレットに映して考えを深めることもできます。
 普段の授業では、ノートに書いた各自の考え方を全員分集めて先生が評価することになります。(翌日以降まで、ノートを返却することができない。)タブレットを使えば、各自の考え方はデータで先生が一括管理し、後でゆっくり評価することができます。一方、充電がきちんとされていなくてタブレットが使えない子が出てきたり、トラブルへの対応で手間取ることもしばしばあります。子ども達全員がきちんと扱えるようになるには、何度か繰り返し使用しながら慣れさせていく必要があります。(写真中)
 5年2組の教室で、家庭科「身の回りをきれいにしよう」という学習を行っていました。整理・整とんや掃除の必要性を理解し、それらの適切な仕方を考えて、実践させていくことをねらいとした学習です。整理整とんについて学ぶのも、家庭科の学習の一つです。
 教科書には、「やってみよう」という活動例が載っています。道具箱を使いやすい状態に整理して、工夫したことを伝え合う活動でした。学校の道具箱でよく使うのは、のりやハサミです。そういう文房具類は、道具箱を引き出してすぐのところにあると便利です。子ども達は、自分の道具箱を机の上に出して中身を整理するとともに、工作用紙を使って仕切りを作る工夫をしていました。(写真下)
 自分の家で子ども達は、整理整とんをきちんと心がけているでしょうか? そう言う私自身も、片付けが苦手なタイプです。整とんすることで心がすっきりとするという気持ちは、今まで十分に分かっています。しかし、すぐに周りにいろいろなものを乱雑に置いてしまいます。自分の手の届くところにいろいろなものがある方が安心で、なかなか片付けが追い付かないというのが現状です。きっとこれを読みながら、共感している方が少なからずいらっしゃるはずです。

10月11日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1校時に、5年2組の授業観察がありました。理科室で「もののとけ方」の学習の様子を見ました。
 5年生の理科「もののとけ方」の授業については、土曜公開での実験の様子をお伝えしたばかりです。先週は、「水に食塩を溶かした時に、その重さはどうなるか」という実験でした。今日は、同じく水と食塩を使って、「食塩が水に溶ける量に限りがあるのだろうか」というテーマで実験を行いました。
 食塩は、水によく溶ける物質です。また、よく調理で扱うこともあり、食塩は限りなく水に溶けていきそうな感じがします。ちなみに、理科では「塩」と呼ばずに「食塩」という言い方をします。
 実験は、水50mlに5グラムずつ食塩を溶かしていくことを繰り返しました。最終的に何グラムまで食塩を溶かすことができたかを調べました。今日は、メスシリンダーの使い方についても学習しました。正確に50mlの水を計り取るために使います。メスシリンダーは、少なめに水を入れてからスポイトで微調整をします。また、目盛りの読み方や目の高さも重要です。
 ガラス棒でかくはんする際に、ビーカーから水が少しでも飛び散ったら正確な実験とは言えません。また、先日のように電子てんびんで食塩を量り取る際にこぼしてしまっても正確な実験になりません。さらに厳密なことを言えば、5グラムを計量する際は、少しずつ乗せていくことが重要です。子ども達の様子を見ていると、最初から5グラムを超える量を乗せてしまい、薬さじで戻す場面を何回か見かけました。物質を薬ビンに戻すというのは、理科ではNGな行為です。
 実験の結果、15グラムまでは溶けましたが、次の20グラム目で食塩が溶け残りました。溶ける量には限りがあるということが分かりました。では、他の物質・・・砂糖ではどうなるでしょうか。あるいは、溶け残った食塩をさらに溶かすには、どうしたらよいでしょうか。5年生の実験は、さらに続いていきます。(写真上)
 旭町小には、プールの近くに果樹園があります。モモ、ミカン、カリン、ヒメリンゴと、昔植えられた様々な果樹があります。その中の一つにザクロの木があり、実がついていました。
 ザクロは、春にオレンジ色の花を咲かせます。今まで十分な手入れが行われてこなかったようで、枝が伸び放題になっていました。先週、用務主事さんに剪定をしてもらい、かなり枝がすっきりしました。きっと来年以降は、さらに実をたくさんつけることでしょう。
 中休みに、近くで遊んでいた低学年の子ども達を集めて、ザクロの実について話をしてあげました。ザクロは、熟してくると外側がはじけて、中の赤い実が見えてきます。子どもの頃は、口の中が赤くなるほどザクロの実をよく食べたものでした。ほとんどが種なので、酸っぱい中に感じるかすかな甘い汁を吸いながら、種を吐き出して味わったものです。(写真中…上の矢印のところに実があります)
 6年生は、国語の時間に狂言「柿山伏」の学習をしています。日本の文化や伝統に関心をもたせるとともに、音読を通して狂言の面白さを表現する力を身につけることを目的とした学習です。
 「柿山伏」は、主人公「山伏」が柿を盗もうとしたところ、柿の持ち主に見つかり、猿や鳶(トビ)などのまねをさせられ、自分の罪をおおい隠そうとする姿を面白おかしく描いている作品です。日本の伝統文化である狂言を、「柿山伏」の物語を通して理解することで、伝統芸能の面白さや、昔の人々の生き方を考えさせていくことにつなげていきます。
 6年1組では、狂言「柿山伏」の動画を視聴し、実際の舞台の様子をつかんでいました。(写真下)狂言は、独特なリズムや言い回しが随所に見られます。少し前に、日本の伝統芸能の狂言ネタでブレイクした芸人さんがいました。今も時々テレビで見かけます。「〜でござる。」とか「〜じゃ。」、「そろりと参ろう。」など、その芸人さんのおかげで、子ども達にとって狂言は少し身近なものになっているでしょう。確かに狂言は、当時の庶民にとっての娯楽として親しまれ、今でいう「コント」のようなものでした。

10月8日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、第二土曜学校公開日でした。たくさんのご参観を、ありがとうございました。学校公開は、普段の授業の様子を知っていただく、一番の手立てとなります。また、子ども達にとっては、学校でのがんばりを認めてもらう機会にもなります。
 今回は、あらかじめお知らせした授業予定をもとに、自由に参観していただくようにしました。(低学年はいつも人数が多いので、1時間とさせていただきました。)少しずつ感染症対策を緩めていかなくてはならないということもありますが、グループ分けの参観の難しさも理由となっています。毎回同じ教科にならないように、A〜Cグループへの時間割を組んでいくのは大変なことです。今後は、さらに低学年の参観時間を増やしたり、人数制限なしで参観したりできるように考えていきます。
 2年生以上の国語の教科書には、春夏秋冬に合わせた2時間扱いの単元が組まれています。2年生の各クラスでは、国語の授業で「秋がいっぱい」という学習を行っていました。秋を感じる言葉を探し、自分で経験したことを文章に表すことを目的とした学習内容です。
 教科書には、キキョウやイチョウ、コスモスなどの秋の植物や、コオロギやすず虫、赤とんぼなどの虫が例示されています。2組の授業では、どんぐりやクリ、キンモクセイなど、秋に関する様々なものを見つけて発表していました。(写真上)
 次回は、自分で見つけた「秋」について、カードに絵と文を書いていきます。教科書にはその見本となる作品が載っています。「きのう、家で、さんまを食べました。おにいさんが、『秋は、さんまがおいしいきせつだよ。』と言っていました。」・・・おいしそうな焼き目がついたサンマの絵が描いてあります。
 しかし、今年もサンマは庶民の味方ではなくなっています。先日も鮮魚コーナーで見かけましたが、かつての値段の2〜3倍はしていました。しかも、すっかりスマートな体型でした。次回の教科書改訂の際は、ぜひ焼きいもかモンブランを食べているところを見本として載せてほしいと思います。
 一方、5年1組では、「秋の夕暮れ」の学習を行っていました。1学期に学習した「春の空」や「夏の空」と同じく、今回も「枕草子」の一節が掲載され、古文に親しむことを兼ねて学習しています。「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近う(ちこう)なりたるに・・・」清少納言は、秋の印象として、夕暮れに鳥が飛んでいく様子や虫の鳴き声を記しました。当時は、今のように街灯やネオンのない時代です。夕暮れが日に日に早くなっていく自然界の美を、しみじみと感じ取っていたのはすごいことです。(写真中)
 教科書の次のページには、秋に関する言葉が書かれています。「秋の夜長、望月、十六夜(いざよい)、弓張月、星月夜」…望月は満月のことです。しばらく雨の日が続き、月が見えていませんでしたが、今月はあさって満月を迎えます。今日もそれに近い月が見えることでしょう。
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。1校時に2組、3校時に1組が理科室で実験を行っていました。水に食塩を溶かす前と後とで、全体の重さがどのようになるのかを調べる実験でした。水にものが溶けた透明な液のことを「水溶液」と言います。水に食塩を溶かした場合、食塩の粒は見えなくなってしまうので、「水+食塩」よりも軽くなると考える子どもが出てきます。一方で、溶けても水の中に食塩は存在する(しょっぱい水になるから)と考えて、溶かしても「水+食塩」の重さは変わらないと考える子もいます。
 いざ、実験が始まりました。電子てんびんを使って薬包紙に食塩を乗せ、水を入れた容器とともに最初の重さを量りました。次に食塩を容器に入れ、蓋をしてよく振り、溶かします。食塩水の入った容器と薬包紙の重さを量り、最初の数値と比較してみました。(写真下)
 質量は保存され、ものが水に溶けてもその物質の重さは水の中に残ります。子ども達の結果は、班によって様々でした。ちょっと軽くなったという班がいくつかあり、実験していた子ども達も「あれっ?」といった感じでした。参観された保護者の方は気がつかれたと思います。まず、食塩をところどころでこぼしてしまっていたことが原因です。また、容器を振っている時に液がもれた班も見られました。さらに、電子てんびんの使い方がポイントでした。精密な機器なので、量るものを静かに乗せる必要があります。いかに実験を正確に行うかという技能面も、理科の授業では大切な要素となります。

10月7日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1校時に、1年1組の授業観察がありました。算数の「たしざん」の授業でした。1学期までに、10の合成・分解についての学習や、10以下の1位数同士のたし算について学んできました。2学期は、いよいよ繰り上がりのあるたし算を勉強していきます。
 1組では、昨日「9+4」の計算の仕方について学習していたようです。今日は、その計算の方法を使って、「9+3」や「8+3」、「7+4」の計算の仕方を考えていきました。
 「9+3」の計算では、まず算数ブロックを使って、具体物の操作をさせていました。9個と3個のブロックを用意し、たす方の数のブロック(3個)を1個と2個に分けます。次に、9個と1個を合わせて10個にし、残りの2個を合わせて12(個)と答えが出ます。(写真上)
 この10のまとまりを作って「10といくつ」で答えを求めていく、繰り上がりのある計算方法を「さくらんぼ計算」と名付けています。先の例で言うと、3の数字の下に枝分かれして1と2を書いたものが、さくらんぼの形に似ているためにそう呼ばれています。1年生の保護者の方は、お子さんの教科書で確かめてみてください。(ただし、教科書には「さくらんぼ計算」という言葉は使われていません。)
 2学期のこの時期になると、4月から学級で指導してきたことがしっかり定着し、担任と子ども達との関係が出来上がっている様子がうかがえます。1時間の授業の中で、机の上に用意するものややるべきことの指示が、次々と先生から発せられます。1年生の段階なので、担任の先生はゆっくり全員が揃うまで待つようにしていますが、この積み重ねが6年間の学習に大きく影響していくのだなと思いました。
 また、机の上の整とんも大切な学習の力であることを感じます。今日は、教科書、ノート、筆箱、算数ブロックを使いました。ブロックを使う時は、「机の上に広場を作って…」と先生が指示を出します。ノートや教科書を端に寄せて、ブロックを操作する場所を作りなさいという約束です。一方、ノートに書く時間になると、教室のあちこちでいろいろなものが落ちる音がします。筆箱や教科書が落ちたり、ガシャ〜ンと算数ブロックが散らばったりします。一人当たりの机の大きさは決まっているので、それ以上広げることはできません。そのスペースで、いかに物を落とさずに上手に学習を進めていけるのかということも、大切な学びの一つです。
 2校時は、3年2組の授業観察に行きました。国語の「修飾語を使って書こう」という学習内容でした。3年生では、主語と述語の関係については、すでに学習済みです。「文の意味をを詳しくする言葉」ということで、修飾語について学習していきます。文章の中で、「何を」「どのように」「どんな」「どこで」など、他の言葉をより詳しく説明する言葉が修飾語です。
 最初は「花が、咲きました。」の主語と述語だけだった文章が、修飾語の「赤い」「たくさん」等をつけることで、だんだんとわかりやすい文章になることに気づいていきました。(写真中)
 2年生は、国語の時間に「お手紙」という学習をしています。物語教材ですが、お話全体がほとんど会話文で構成されているため、単元の終わりには音読劇を行う予定です。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズの1冊に、「ふたりはともだち」という絵本があります。仲良しのがまくんとかえるくんが、2人の間で繰り広げられる様々なエピソードが会話形式で描かれています。相手を思う気持ちがとっても優しくて、そしておかしくて、でもちょっぴり切ないところもあります。その中にあるお話の1つが「お手紙」です。他の4つのお話も、とても面白い内容です。
 教科書にある「お手紙」は・・・手紙を一度ももらったことがないと言って悲しい気持ちになっているがまくんを心配したかえるくんが、がまくんに内緒で手紙を出し、一緒に待ちます。手紙を待ち続け、寂しさに心がいじけてしまうちょっぴりわがままで自分勝手ながまくんと、一生懸命相手に優しい言葉をかけるかえるくんの温かい友情を読み取ることができます。(写真下)
 かえるくんが手紙を託した相手がかたつむりくんであったことや、かえるくんががまくんに自分が手紙を書いたことをしゃべってしまうところなど、かわいすぎて笑ってしまいます。そして、作者自身の手による「さし絵」がまたすばらしい絵本です! 現在、学校の図書室の入口付近にその絵本が置いてあります。

10月6日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今年も3年生以上の学年に、「エコライフチェックシート」が配布されました。練馬区では、かなり以前から地球温暖化に対応する事業として、10月にエコライフチェックに取り組んできました。区民に広くエコライフ事業を周知し、実際に取り組んでもらうために、小学校を通じて各家庭に配布しています。
 子ども用のシートは、A3版の2つ折りです。そのシートには、地球温暖化についての説明が、小学生にも分かりやすく記されています。「東京の平均気温が100年で約2.5度上がっていること。地球の気温が上がるのは、二酸化炭素の増加が原因であること。その発生は、みんなの行動で減らすことができ、地球温暖化対策になること。」が書かれています。また、ねり丸くんも登場して、楽しく取り組めるカードになっています。(写真上)
 今月中にエコライフデーを決め、その日から5日間続けてチェックすることになっています。チェック項目は12に分かれていて、節電や節水に関する具体的な内容が書いてあります。「テレビをつけている時間を短くした」「トイレの大・小レバーを使い分けた」「髪をタオルでしっかりと拭いてからドライヤーで乾かした」・・・とても細かな取り組みですが、そういう小さな積み重ねが大切であることを意識させたいのでしょう。
 「ごはんやおかずを残さず食べた」・・・焼却ゴミを減らすことでCO2削減になります。「近いところへは車に乗らないで、歩きか自転車で行った」・・・私は毎日×がつきそうです。私の住んでいる町では、手紙を出しに行くのも車を使う時があります。いけませんね。これが一番CO2を減らすことができるというのに…。
 子ども用のシートと同じ内容のA4版シート(白黒刷り)も配布しています。保護者用のエコライフチェックシートです。一緒に添えられた手紙には、強制的な言葉は書かれていません。しかし、「保護者の方々も、ぜひお願いします」という区としての気持ちが文面から伝わってきます。
 5年生の算数は、今日から「下」の教科書の内容に入りました。単元名は、「分数のたし算、ひき算を広げよう」です。今まで分数については、同分母同士のたし算やひき算について学習をしてきました。また、数直線を使って同じ大きさの分数を探す学習もしてきています。今回新たに学ぶ内容は、異分母同士のたし算、ひき算です。
 「1/2リットルの牛乳と、1/3リットルの牛乳があります。合わせると何リットルですか。」という問題が提示されました。分母が同じ場合は分子の数をたし算しましたが、分母が異なる場合の計算は初めてです。
 算数の基本は、今まで習ったことを使って新しい課題を解くことです。1/2や1/3という分数を、同じ大きさの分数に置き換えて計算ができないだろうか…と考え方を広めていきます。(写真中)
 分数の学習は、2年生から始まります。簡単な分数の概念を2年生で学んでから、同分母同士の計算を3年生で学習します。そして4年生では、帯分数や仮分数について学んできました。5年生の今回の単元では、通分や約分についても学習することになります。分数の仕組みを理解し、6年生の学習につながげるためにも大切な内容です。
 3年生は、国語の時間に「ちいちゃんのかげおくり」という物語文の学習をしています。同じく戦争の悲惨さを描いた物語教材として、4年生の教科書に「一つの花」があります。どちらも、教師が最後まで冷静に範読するのが難しいほど、とてもせつない物語です。
 「ちいちゃんのかげおくり」は、「車のいろは空のいろ」を書いた あまん きみこ さんの作品です。ちいちゃん一家は空襲に遭います。焼け出されたちいちゃんは一人ぼっちになり、空腹に絶え、生きながらえようとする姿が描かれていきます。その幼い命も、やがて暗い防空壕の中で息絶えていきます。幸せだった時の家族4人のかげおくりが、天国に向かうちいちゃんの姿と重なる場面は、特に胸に深く残る印象的なシーンとして描かれています。(写真下)

10月5日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1校時に授業観察があり、図工室に行きました。6年2組の授業の様子を見ました。6年生は、今週から「携帯屏風(びょうぶ)」作りに取りかかっています。その導入から最初の製作場面の授業でした。携帯屏風は、昨年の6年生が展覧会用作品として作りました。昨年度、展覧会の会場に飾られていた作品を思い出した子もいたようです。
 今日は初めに、「屏風」についての説明を子ども達に行いました。日本では、かなり昔から日本の文化として伝わってきた調度品の一種です。部屋の仕切りや装飾として用いられてきました。室町時代には、屏風に絵を描く専門職が現れるようになり、美術品としての価値が生まれました。今後は、タブレットを使って屏風についての調べ学習も行い、自分の屏風に描く絵の構想をふくらませていくようです。(写真上)
 材料は、段ボールと布、金紙を使います。布の貼り方の指導をしてから、各自の製作時間になりました。布は、各家庭で用紙してきたものを使っていました。金色に輝く屏風の縁取りとして布が使われます。一人一人いろいろな布生地があり、それぞれに違った雰囲気が見られて面白いなと思いました。
 3年生は、算数の時間に「円と球」の学習をしています。円の半径や直径、中心について学習を進め、いよいよ今日からコンパスの使い方を学び始めました。初めて使うコンパスに、興味津々のようでした。ところが、いざコンパスを使って円を描き始めると、どの子も悪戦苦闘する様子が見られました。(写真中)
 コンパスを使うには、二つの動作を同時に行う必要があります。針を刺し続ける下に押す力と鉛筆の部分を回転させる力が合わさって、初めてきれいな円を描くことができます。つまり、コンパスを回転させると同時に、鉛筆も下に押しつける必要があります。
 きれいな円を描くには、コンパス全体をちょっと倒した状態にして、斜めに力をかけながら回すのがコツです。初めは、どうしてももう片方の手でコンパスの足を持ってしまう子が見られます。針が中心の位置からずれたり、線が曲がったりという失敗が見られます。しかし、何事も練習を積み重ねていくことが重要です。何度も失敗しながらコツをつかんでいくことでしょう。
 3校時に、3年2組のサクラ草の植え替え指導を行いました。今週は、3,4年生の植え替え期間になっています。2校時の途中から小雨が降り始め、植え替え作業を延期にしようかと迷いました。しかし、3校時直前にはほとんど気にならない程度に雨が上がったので、子ども達を中庭に集めて指導を始めました。
 雨が降る前に終わらせようと、かなり早口で説明しましたが、子ども達はよく話を聞いて上手にサクラ草の植え替えを行っていました。が、だんだん雨が気になるほどに降り始め、終わった子から雨宿りできるところに入るように指示を出しました。なんとか全員の植え替えが無事に終わり、教室に戻してから最後のまとめの話をしようと2組の教室に行きました。みんなキラキラと輝く目で話を聞いていて、とても気持ちの良いクラスでした。
 さて、その3年2組の教室に、5校時の途中に入ってみました。みんな真剣な表情でプリントに向かっていました。「体育発表会に向けてがんばること」と書かれたカードに、めあてを書いていました。(写真下)
 体育発表会に向けた練習は、すでに始まっています。本番は、再来週の20日(木)が児童鑑賞日、22日(土)が保護者鑑賞日です。今、練習でがんばっていることや、本番に向けてがんばることを、各自が自分の言葉で書きました。授業公開で保護者の方々にも見ていただき、さらに全体の気持ちを高めていこうという学年の先生の思いを感じます。

10月4日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらきと土地の変化」の学習をしています。流れる水には、土地を侵食したり、石や土などを運搬したり堆積させたりする働きがあることについて学んでいきます。そして、河原の石の大きさや形に着目させて、上流・中流・下流での違いについても学習します。
 2組の教室では、教科書の資料や動画を使って学習を進めていました。川の上流〜下流の様子と、それぞれの河原にある石の写真が教科書に掲載されていました。(写真上)
 本来ならば、実際に川に行き、流れる水や河原の石の違いを調べてくるのが一番の勉強です。子ども達の中には、夏休みや休日を利用して、河原に出かけたことがある子が多いのではないでしょうか。上流は水の流れが急で、下流に行くほど川幅が広くなり、流れが緩やかになっていることに気がついていたでしょうか。また、河原の石は、上流ほど大きくごつごつしていて、下流に行くほど丸みを帯びた小さな石になっていることに気づいていたでしょうか。今度、家族でバーベキューなどで出かけた際は、ぜひ川の様子や河原の石に意識を向けさせてあげてください。
 ところで、河原の石が丸いのは、流れる水の働きによるものです。大雨などで石が流された時に、石同士がぶつかり合い、角が取れて丸くなっていきます。と言うのは簡単ですが、実際にどれだけの時間がかかって河原の石ができているのでしょうか。
 以前、理科の時間にこんな実験をしたことがあります。茶筒に角張った石と砂利と少しの水を入れ、蓋をして激しく振ります。グループの友達で交代しながら、とにかく何百回も何千回も振り続けました。(台風などの大雨の時の川底を再現した実験)蓋を開けてみると、なんとなく角が取れたような気もしますが、あまり変わっていないような…でも、水が濁ったことから石が削られたことが分かりました。この現象が実際の川底で行われているとしたら、気の遠くなるような時間をかけて河原の石が丸くなっていくことが想像できます。
 教育アドバイザー訪問の授業がありました。1年2組では、1学期に続いて2回目のアドバイザー訪問です。(初任者研修として毎学期行っています。)今回も、前任の校長の道山先生にお越しいただきました。
 授業は、「二わのことり」という資料を使った道徳の学習を行いました。「友情・信頼」の指導内容です。
 「二わのことり」は、低学年資料の定番とも言えるほどよく取り上げられるお話です。・・・主人公の「みそさざい」は、「やまがら」のお誕生会に行こうか、「うぐいす」の音楽会の練習に行こうか迷います。小鳥たちはみんな「うぐいす」の家に行きます。「みそさざい」も「うぐいす」の家に行きますが、誰も行こうとしない「やまがら」のことが気になってしかたがありません。迷ったあげく、「みそさざい」は「やまがら」の家に行きます。「お祝いに来たよ。」とみそさざいが言うと、やまがらは喜んで小さな目に涙を浮かべたのでした。・・・というお話です。「みそさざい」という変わった鳥の名前が出てくるのが難点ですが、子ども達は自然にお話の内容に溶け込んでいました。
 1年生は、小学校に入学してから様々な友達と交流する楽しさを感じてきています。一方で、自己中心的な言動をしてしまい、友達とぶつかることも多いはずです。みそさざいの葛藤を感じ取りつつ、やまがらのことを思った言動について考えさせ、友達と仲よくするために大切なことを考えさせていきます。
 資料提示は、先生が紙芝居で伝えていました。そしてそれぞれの登場人物(鳥たち)の絵を黒板に掲示しながら、お話の内容をていねいに振り返り、子ども達に考えさせていました。(写真下)
 4年1組が、理科室でマッチの擦り方の学習をしていました。4年生は、来月以降に「ものの温度と体積」や「もののあたたまり方」の学習で火を使う実験があります。ただ、今はカセット式コンロを使うため、マッチを使用することはありません。しかし以前までは、マッチを擦り、アルコールランプを使って実験をしていました。そのため教科書には、マッチやアルコールランプの扱い方の紹介のみ掲載されています。現在の小学校理科で実際にマッチを使っているのは、6年生の「ものの燃え方」の実験で、ろうそくや線香に火をつける時くらいです。
 マッチ棒の持ち方や擦る向き、消し方などの指導をしてから、グループで一人ずつマッチを擦ってみました。初めてマッチを手にした子が多く、擦る勇気がなかなか出てこない子が多かったようです。中には、バーベキューやキャンプでマッチを擦る経験をしたことがあった子がいたようです。子どもにとっては、何事も経験させてあげることが第一です。

10月3日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生が、アサガオのリース作りに取り組んでいました。1,2校時に校庭に出て、先生の説明を聞いてから作業が始まりました。
 まず、自分の鉢を運んできてから、支柱とつる全体を引き抜きました。夏休みから9月にかけて、たくさんの花が咲き、種がいっぱい取れました。まだ花が咲いていたアサガオもありましたが、「今までどうもありがとう。」という気持ちを込めて、つるの部分をリースに変身させていきます。つるが支柱にしっかりからまっていたので、外すのに苦労していたようです。先生や友達に手伝ってもらいながら、やっとの思いでつるを収穫することができました。(写真上)
 次に、アサガオのつるを丸く束ねていく作業をしました。ある程度まとめることができたら、ビニタイで何か所かを留めていきます。一人一人いろいろな大きさのリースができてきました。あとは、様々な飾りを取り付けて完成になります。続きは水曜日に行うとのことでした。きっと各家庭からいろいろな材料を持ってきて、華やかなリースになっていくのでしょう。
 ところで、アサガオで使った青い植木鉢は、旭町小では10月からサクラ草の栽培に使います。1年生は、再来週に植え替えをする時間をとります。1年生は、チューリップの球根と一緒にサクラ草を植え付ける予定です。
 2校時に、4年2組の授業観察がありました。外国語活動の「アルファベットで文字遊びをしよう」という内容の授業でした。3,4年生の外国語活動は、担任が主となり、ALTとともに週1時間指導を行っています。月曜日は、マーク先生がALTとして指導に入る日です。今週土曜日の公開日では、4年生の両方のクラスで外国語活動の授業があります。土曜日はALTが勤務しないので、担任のみでの指導となります。ぜひその様子をご覧ください。
 外国語活動では、1時間の授業の中に様々な活動を取り入れて指導をしています。ALTや担任とのあいさつに始まり、チャンツでは動画に合わせて体を動かしながら歌っていました。
 アルファベットについては、3年生の外国語活動でABC…Zの大文字を習っています。今回、4年生で小文字のアルファベット(abc…z)を学習することで、高学年の外国語につなげていきます。3,4年生の外国語活動が、「話すこと・聞くこと」の学習であるのに対し、5,6年生の外国語(教科になります)では、「書くこと・読むこと」も加わります。
 アルファベットについては、3年生の国語でローマ字を学習しました。そこでいくつかの小文字の書き方については学習済みです。また、タブレットの導入に伴い、昔の子ども達よりもアルファベットをごく身近な文字としてとらえていることでしょう。授業では、ビンゴゲームをしながら、楽しくアルファベットの小文字に親しめる活動が行われていました。(写真中)
 5校時に、2年2組の授業観察がありました。国語の「なかまのことばと漢字」の授業でした。上位語に含まれる様々な言葉を集める活動から、言葉には意味による語句のまとまりがあることに気づかせていく学習です。また、集めた言葉の意味を知ることから、語彙を豊かにすることを目的とした学習内容になっています。
 前時の授業に続き、今日は「天気」と「色」、「教科」に関する言葉集めを行っていました。あらかじめ示されていた言葉以外に、子ども達は様々な言葉を思い浮かべてワークシートに記入し、発表していました。(写真下)

10月3日(月) その1

 10月に入りました。全校朝会では、「言葉に表そう」という話をしました。
・・・先週の水曜日に、2年1組で算数の研究授業がありました。どの子も算数の問題に真剣に取り組み、いろいろな考えを進んで発表していました。その授業の中で、とても素敵な場面を見つけました。授業の途中で、先生がプリントを配っていた時のことでした。座席の先頭の子が先生からプリントをもらうと、自分の分を1枚とってから「はい、どうぞ。」と言って後ろの子に残りのプリントを渡しました。後ろの席の子は「ありがとう。」と言ってプリントを受け取り、自分の分を取ってから「はい、どうぞ。」と言ってさらに後ろの子にプリントを渡しました。何気ないことですが、黙って人に物を渡すより、「はい、どうぞ。」の一言があるのはすばらしいことです。そして、黙って人から物をもらうよりも、「ありがとう。」と言って受け取るのもすばらしいことです。一言が「ある」と「ない」で、こんなに違うものなのかということを感じました。
 同じようなことが、サクラ草の植え替えを指導していた時にもありました。先週は、6年生2クラス、5年生2クラスの計4クラスに対して、サクラ草の植え替え指導を行いました。植木鉢に土と苗を入れ、出来上がったら校長先生に確認してもらうことになっていました。椅子に座って待っていると、「できました。」とか「お願いします。」と言って鉢を見せにくる子がいました。そして、点検が終わって「水やりをしていいですよ。」と言って鉢を返すと、「ありがとうございました。」と言って受け取っていきました。そうかと思うと、黙って鉢を差し出す子や、黙って鉢を持っていく子が何人かいました。
 人に何かをしてもらう時は、「お願いします。」と言うのが常識です。そして、人に何かをしてもらったら、「ありがとうございます。」と言うのも常識です。黙っていてはいけません。問題を解き終わって、先生のところにノートを見せに行きました。黙ってノートを出しますか? 「よろしくお願いします。」と言ってノートを出しますか? 先生が丸つけをしてから、ノートを返してもらいました。黙ってノートを受け取りますか? 「ありがとうございます。」と言ってノートを受け取りますか?
 黙っているのは良くないことです。言葉は気持ちを伝えるものです。「おはようございます。」や「こんにちは。」のあいさつと同じですね。お願いする気持ちやお礼を伝える気持ちは、黙っていては伝わりません。必ず言葉に表さなければなりません。「よろしくお願いします。」と「ありがとうございます。」の一言が、いつも当たり前のように言える子になってほしいと思います。・・・
 全校朝会が終わると、クラスごとに行進をしながら昇降口に向かいます。それに合わせて、自分はいつも校庭の周りを歩くようにしています。(遊具等の安全点検を兼ねての見回り)鉄棒の後ろには、キンモクセイの木があり、まだかすかに甘い香りが漂っています。

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
学校行事
10/22 体育発表会 保護者鑑賞日
10/23 体育発表会(予備日)
10/24 振替休業日
10/27 図書集会
4年水道キャラバン
10/28 たてわり班遊び

お知らせ

学校だより

相談室だより

給食だより

献立表

証明書

行事予定表

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館

いじめ防止