7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

10月31日(月) その2

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 天候に恵まれ、2年生の生活科見学に行ってきました。電車に乗って朝霞市にある小寺農園に行き、サツマイモの収穫体験をしてきました。
 玄関前での出発式では、「人に迷惑をかけないこと」と「最後まで自分の力で歩き通して帰ってくること」について話をしました。校外学習では、自分の荷物を自分で管理し、周りの人に迷惑をかけないようにすることが大切です。また、準備や片づけが遅れると、集合している友達にも迷惑をかけることになります。さらに、電車の中では静かにすることも、人に迷惑をかけないための約束です。
 最後まで自分の力で歩き通すというのは、昨年の2年生の様子を受けて話しました。たくさんのサツマイモが収穫できるのはうれしいことですが、帰りの荷物が重く、学校まで帰ってくるのが大変でした。文句を口に出さずに、最後までしっかり歩くことを伝えました。
 小寺農園は、朝霞台駅の南口を出て10分ほどのところにあります。畑に着くと、すでにサツマイモの地上部分が刈り取られ、石灰で一人ずつの畝が仕切られていました。ブルーシートに荷物を置き、まずは芋掘りのための準備に取り掛かりました。両足は、靴が泥だらけにならないように、スーパーの袋で覆います。両手に軍手をつけ、収穫した芋を入れる袋を持ちます。スーパーの袋で靴を包んでしばる練習は、土日の宿題になっていたのでしょうか。すいすいとやっていた子もいれば、先生に手伝ってもらわないとできない子もいました。
 ようやく全員の準備が整い、一列になって畝に入っていきました。地上に見えているつるをたよりに土を掘っていくと、すぐにきれいな赤紫色のサツマイモが見えてきました。しかし、どれもとっても大きくて、なかなか芋の全体像が見えてきません。最初の説明で、「芋をしっかり掘ってから抜かないと、途中で折れてしまうよ。」と言われていたため、発掘調査のごとく慎重に土を掘っていたようです。
 次第にあちこちから「獲れた〜」という声が聞こえ、大きなサツマイモと一緒に写真を撮ってもらう子どもが増えてきました。それにつられて子ども達の芋掘りのスピードがアップし、みるみるビニール袋いっぱいに大きなサツマイモが入っていきました。
 片づけをしてクラス写真を撮り終わり、荷物を持って出発という時に、やはり今年も聞こえてきました…「重たいよ〜」という声です。喜んでたくさん収穫したものの、パンパンに入れたリュックの重さは、2年生にとってはズシリと感じられたのでしょう。「がんばれ、がんばれ」と声をかけていた自分も、学校に持ち帰る職員用のサツマイモを1袋手にしていて、とても重くて大変でした。子ども達に指導した手前、弱音を口にすることができず、やっとの思いで学校まで戻ってきました。
 今日2年生が収穫したサツマイモの品種は、「紅あずま」です。茨城県や千葉県を中心に、関東地方で多く作られているサツマイモです。粉質のホクホク系のサツマイモで、焼き芋や天ぷらに向いています。
 サツマイモは、掘ってすぐに食べるより、しばらく置いておくと甘味が増すと言われています。新聞紙に包んで、1〜2か月置いておくと、でんぷん質が糖化して水分が抜け、甘くなるそうです。しかし、家庭でそんなに長く放置しておくのも大変です。1〜2週間置いておくだけでも良いのではないでしょうか。ぜひ、お試しを…。

10月31日(月) その1

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先週一週間は、旭町小にいろいろなお客様が見えました。火曜日には、豊渓中学校の先生方が授業の様子を見に来られました。水曜日には、旭幼稚園の先生方、5校時の3年生の研究授業には講師の先生と、たくさんの先生方がみなさんの授業の様子を見ていかれました。
 うれしかったのは、多くの先生方から「子ども達のあいさつがすばらしいですね。」と言われたことです。教室に入ってきたお客様や、休み時間に廊下ですれ違ったお客様に「こんにちは」とあいさつをしていた子がたくさんいたようです。そして、あいさつを褒めてくださった先生方は、「どの子もごく自然にあいさつが言えていました。」と話されていました。きっと、初めて会うお客様にあいさつができた子は、普段から当たり前のようにあいさつができているのだと思います。学校の中で出会った人にあいさつをするというのは、考えてみれば確かに当たり前のことです。
 学校生活で「当たり前のこと」は、他にもたくさんあります。休み時間が終わったら教室に戻ること、掃除の時間は決められた場所で掃除をすること、校帽をかぶって登下校すること…考えてみるとそれらは全て当たり前のことで、いちいち注意されているようではいけません。さらにその中でも、「人の話を黙って聞く」ということほど当たり前のことはありません。先生が話をしようとして、「静かにしなさい」という言葉は、本来は必要ないのです。みんなの前に先生が立ったら、これから話があるから全員黙るのが当たり前のことです。名前を呼ばれたら返事をする、人に会ったらあいさつをする、何かをしてもらったら「ありがとう」と言う、当たり前のことを当たり前にできるようにしていきましょう。
 さて、明日から11月に入ります。11月はふれあい月間であるとともに、練馬区いじめ一掃取り組み月間にもなっています。練馬区全ての小学校・中学校からいじめをなくすために、全校体制で取り組んでいきます。いじめにつながる行為はすぐにやめなければならないし、やめさせなければなりません。その一番の方法は、先生や家の人に伝えることです。学校には保健室の先生や校長先生・副校長先生、相談室の先生など、たくさんの人達がみなさんの味方となっていじめを無くすように協力してくださいます。また、アンケート調査があった場合には、必ず知らせるようにもしてください。
 いじめは絶対にいけないことであるという気持ちをしっかりもち、身近な友達への言葉づかいから見直し、気をつけていくようにしましょう。

10月28日(金)

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 3年生の道徳の教科書に「なんだろう なんだろう」というページがあります。道徳の教科書のちょっとしたコラムのようなページです。マンガで描かれているので、子ども達にも親しみやすい内容になっています。しかし、よく読むと深いものがあります。
 「なんだろう なんだろう」は、ヨシタケシンスケさんが書いた絵本です。「学校はどう? 楽しい?」と家の人に聞かれて、「そう言われてみると、学校ってなんだろう? 楽しいってなんだろう?」と考えてしまうものです。日常の中で、ふとした瞬間に考えてしまう「なんだろう」を集めて書かれた絵本です。そして、その中の「うそってなんだろう」という部分が、3年生の道徳の教科書に載っています。(写真上)
 中には、『「ついていいうそ」と「ダメなうそ」があるのかな?』と書いてあり、『「いいうそ」ってたとえばどんなうそだろう。』とあります。イラストは、お父さんが子どもに料理を作り、「どう? おいしい?」と聞いたら、子どもがちょっと困った顔で「うん…おい…しい…」と答えています。確かに考えてみると、ついていいうそがいろいろありそうです。
 後半は、だんだん核心に迫ります。『ダメなうそほど、すぐばれる。ダメなうそをたくさんつくと、人から信じてもらえなくなる。…うそってなんだろう。』・・・「なんだろう?」という疑問を追求するお話ですが、答えが書かれているわけではありません。答えがあるようなないような、結局自分自身で向き合って考えることが大切であると気がつく内容になっています。原作の絵本を手にしてみたいなと思いました。
 1年生は、算数の時間に「かたちあそび」の学習をしています。この学習のために、家庭からいろいろな箱を集めて持ち寄りました。今週に入って、1年生が大きな袋に空き箱をたくさんつめて登校してくる様子を見て、「今年もこの学習が始まるな」と思っていました。
 2組では、各自持ってきた箱を手に、視聴覚室まで行って勉強をしました。「高いタワーを作ろう」というめあてで、グループの仲間と協力して活動が始まりました。子どもなりにいろいろ考えて箱を積み上げていくものです。「大きな箱を下にしよう」とか「同じような箱は他にもないかな…」など、友達の持ってきた箱も手に取りながら試行錯誤していました。(写真中)
 子ども達が持ってきた箱は、お菓子の箱が多かったようです。しかし、大きさはいろいろで、ポテトチップスが入っていた円柱形のものもありました。子どもの集団には、必ずリーダーシップをとる子が出てくるものです。土台にする箱が決まると、次々と工夫しながら箱を積み上げていきました。自分たちの背の高さまで高く積み上げたグループもあり、静かに手をたたいて喜んでいました。
 この学習は、1年生にとって初めて習う図形の単元です。いろいろな箱を使った「積木遊び」を通じて、立体図形の側面の形に着目させていきます。2年生で学習する三角形・四角形の概念につなげていきます。
 5年生が体育館に集まり、下田移動教室の練習を行っていました。まず、整列の仕方を確認していました。移動教室では、行動班と生活班を使い分けて活動します。行動班は、屋外での活動など、班長・副班長を中心とした男女混合のグループです。生活班は、宿舎内での活動が主で、男女別の4人グループです。部屋(といっても、下田の場合は2段ベットですが)ごとの4人組で、室長・保健・食事・入浴(美化)の係分担がそれぞれに決めてあります。
 最初は、体育館で出発式の練習をしていました。行動班ごとに整列し、司会や代表のあいさつをする子が前に出ていました。また、1日目の夜に行うキャンドルファイヤーの練習も行いました。火の神から5つの火に分火するセレモニーを練習していました。(写真下)
 下田は他の宿泊場所と違い、外でキャンプファイヤーをすることができません。(隣は御用邸です。)宿舎の4階が体育館のようになっていて、そこで夜の集いを行うことになっています。
 子ども達は、今週から移動教室用の健康カードに体調をチェックして備えています。移動教室に向けた気持ちがいよいよ高まってきました。一方、引率する先生と外部指導員も昨日の夕方集まって、事前打ち合わせを入念に行っています。

10月27日(木)

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 体育発表会が終わり、今週からは12月の音楽発表会に向けた取り組みが始まりました。今日は、1年2組に音楽専科の先生が入り、学年で練習していく曲の指導を行っていました。旭町小では、2年生以上の学年に音楽専科がついています。ですから、通常は1年生の音楽の時間は担任が指導をしています。音楽発表会に向けて、全校の演奏に統一感をもたせるとともに、音楽の専門的な指導の仕方を伝えるためにも、時々指導に加わってもらうようにします。
 最初に、「いいこと ありそう」の歌を練習していました。マスク越しではありますが、1年生らしい明るい歌声が曲にとてもよく合っていました。歌はもう1曲、「ともだちいいね」を練習していきます。(写真上)
 後半は、鍵盤ハーモニカを用意して合奏の指導がありました。曲は、「こぶたぬきつねこ」です。鍵盤ハーモニカ以外にも楽器を加えて、学年合奏を考えているようです。なお、年度当初は音楽会を予定していましたが、今年度も音楽発表会として実施することにしました。2日間の日程で行うことになりましたので、来週月曜日に配布する学校だよりでご確認ください。
 1,2校時に、4年生に水道キャラバンの出前授業がありました。水道キャラバンは、東京都水道局が行っている出前授業で、子ども達の水道水に対する理解や関心を高めるために実施しています。2年前はコロナ禍で中止になりましたが、昨年度から再開されています。
 4年生は、水道水ができる仕組みについて、1学期に社会科の時間に学習済みです。水道水源林が雨水を集め、小河内ダムに溜まります。川から堰を通って浄水場に行き、水道水が作られる仕組みになっていました。キャラバン隊のお兄さんとお姉さんが、タブレットを操作しながら写真や動画を使って楽しく説明をしてくれました。ちなみにキャラバン隊の人達は、たいていが役者の卵の方々といいます。はきはきと楽しく子ども達に語りかけることを通じて、自身の技術を磨いています。
 後半は、浄水場で水道水を作る過程を実験で紹介してくれました。最初は、「高度浄水処理」の実験でした。おいしい水を作るために、浄水場では「活性炭」と「オゾン」を使っています。その様子をモデル実験で子ども達に見せてくれました。次に、凝集剤を使って水の汚れを沈殿させる実験が行われました。大きなビーカーに汚れた水を入れ、そこに凝集剤を投入します。しばらくかくはんすると、あら不思議…汚れが底に沈んでいきます。(写真中)
 あとは、砂や砂利の層を使って上澄みをろ過すると、透明な水が出てきます。(浄水場では、これをさらに塩素で殺菌して水道水にしています。)昔は東京の水道水はまずいと言われていましたが、今は全くそのようなことはありません。高度浄水処理や凝集剤の開発が進んだおかげです。
 ところで、以前は子ども達にこれらの実験を行わせてもらっていました。昨年からコロナ禍の感染症対応ということで、演示実験になっています。タブレットを使ってスクリーンに拡大し、見やすいようにしてくれてはいるものの、やはり実際に実験ができるのが一番です。来年こそは、いつも通りの水道キャラバンの授業になってほしいと思います。
 5年生は、家庭科の時間に「汚れに合った掃除をしよう」という学習をしています。様々な汚れに対して、どんな掃除の方法があるか等を学習していきます。また、掃除の手順として、「上から下へ、奥から手前へ」という基本があることや、換気や身支度についても学びます。
 今日、1組では、雑巾の絞り方を実習していました。家庭科の教科書には、雑巾の絞り方を写真入りで説明しています。(55ページ)まず、全員が雑巾を持ち、先生のお手本を真似て空中で絞ってみました。みんなできているかなと思いきや…実際に流しで雑巾を濡らしてから絞ってみると、ほとんどの子が間違えたやり方になっていました。雑巾を横に持って絞る子が多いです。(鉄棒のように握って絞る「横絞り」という方法です。)正しくは、雑巾を縦にして片手で上を持ち、もう片方の手は下に添えます。そして、両手首を内側に向けるようにして絞ります。縦にして雑巾を持って絞った方が力が入り、水をしっかり絞ることができます。(写真下)
 お風呂場でタオルを絞る時も、子ども達は横絞りなのでしょうか。もうすぐ5年生は下田移動教室があります。お風呂場でしっかり体を拭いてから出られるように、家庭でもタオルの絞り方から練習させてみてください。

10月26日(水)

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 2校時に、旭町小と連携している幼稚園の先生方が4名来校し、2年生の授業を中心に参観されました。小学校の様子を見ていただき、幼稚園教育に生かしてもらいます。また、来月には就学時健診があるので、小学校入学前の子どもや保護者への指導・支援にもつながります。
 2年1組では、「新しい計算を考えよう」という算数の授業が行われていました。かけ算の導入部分となる指導場面でした。遊園地の乗り物の絵を見ながら、合計人数を考えさせていきました。SLは、1両に5人ずつ子どもが乗っています。それが3両あるので、「5人ずつが3両(台)ぶんで、15人」となります。自転車は、2人ずつ子どもが乗っています。(この場合、自転車の2人乗りは良くないという指摘はなしです。遊園地なので、2人用の自転車と見なします。)その自転車が6台あるので、「2人ずつが6台ぶんで、12人」となります。
 そこで、新しく「かけ算」を指導します。「5×3=15」や「2×6=12」という式・答えの書き方を教えます。(「×」の記号も書き順が教科書に示されています。)九九を指導するのは、もう少し後からです。まずは、「1つ分の数」×「いくつ分」と書き表す意味をしっかり指導していきます。(写真上)
 授業が終わって、参観された幼稚園の先生方に感想を聞いてみました。まず、2年生の子ども達が、ノートに自分の考えを文章でしっかり書いていることにびっくりされていました。また、静かに先生の話をきちんと聞いてる授業の様子にも感心されていました。幼稚園教育にも生かしていきたいということを話されていました。
 5年2組が、総合の学習の時間に下田移動教室の調べ学習を行っていました。タブレットを使って、自分のテーマに沿った情報をインターネットを使って調べ、スライドにまとめていました。
 子ども達が調べていたテーマは様々のようでしたが、下田の名産品を調べたり、名所についてまとめていた子が多かったようです。下田の名産と言ったら、キンメダイを始めとした魚貝類です。伊勢エビやサザエ、アワビ、イカなど、新鮮な海の幸が味わえます。また、干物も有名で、街中には何軒か有名な干物屋さんがあります。様々な干物がありますが、なんと言ってもアジの干物が最高です。下田移動教室では、アジの干物づくり体験が以前までありました。しかし、コロナ禍になって中止となってしまいました。(残念…)
 一方、名所として「龍宮窟」について調べている子がいました。(写真中)下田から南伊豆方面に行った、田牛(とうじ)海岸にある波の浸食でできた洞窟です。洞窟の上の方は遊歩道になっていて、上から見下ろすとハート型に見えることから、ラブパワースポットとして一躍有名になりました。また、以前、吉永小百合さんのCMで使われたことでも有名になった場所です。残念ながら、今回の移動教室のコースには含まれていません。ぜひ、ご家族で旅行の際に訪れてみてください。インスタ映えする写真が撮れること間違い無しです。
 5校時に、3年生の算数の研究授業がありました。「数の表し方や仕組みを調べよう」という単元で、小数の大小関係について理解を深める授業でした。旭町小では、3年生以上の算数を少人数指導で行っています。算数少人数担当と学年担任とで、「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の3つのコースに分けて指導しています。習熟度別に分かれているため、それぞれの教室で指導方法が少しずつ異なります。そのため、講師の先生は教室を行ったり来たりして、盛んにメモを取られていました。
 先月の2年生に続き、今回の3年生の子ども達も、意欲的にみんなよくがんばっていました。先生方が熱心に研究した授業は、子ども達にもその姿勢が反映されるものです。授業後の協議会では、子ども達が自分の考えを友達としっかり交流している姿など、講師の先生からたくさん褒めていただきました。(写真下)

10月25日(火)

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 4年生は、国語の時間に「世界にほこる和紙」という説明文の学習に入りました。この単元では、段落に書かれた内容を要約する力を身につけさせることを目的として学習を進めていきます。要約するには、まず自身で書かれている内容をしっかりと把握するとともに、大切な語句をピックアップしながら自分の言葉でつなげ、文章を完成させる必要があります。これから高学年の複雑な説明文に向けて、とても大切な力になります。
 また、単元計画の後半では、調べたことを基にリーフレットを作る学習にも取り組みます。文章の構成を考えたり、要約する力を生かしてリーフレット作りに取り組んだりします。社会科や総合の学習など、他教科でのまとめの学習にもつながることでしょう。
 この説明文では、今から8年前に、日本の和紙を作る伝統的な技術がユネスコの無形文化遺産に登録されたことが書かれています。また、筆者は日本の和紙のことを誇りに思っていて、「和紙を使うことは、自分の気持ちを表す方法の一つである」と主張しています。(写真上)
 伝統工芸に関する社会科の学習内容は、4年生で習うことになっています。以前は、5年生の社会科の内容として指導していました。そのため、5年生の社会科見学では、自動車工場の他に紙すき体験によく行ったものでした。埼玉県の小川町や東秩父村には、今も和紙の文化を伝える工房がいくつか残っています。社会科見学で紙すきをした和紙は、乾燥させてから後日学校に送られてきました。その和紙を使って、毛筆で短歌を書いたりしました。
 2年生の各教室では、来週月曜日に行く「生活科見学」のしおりを配って、事前指導が行われていました。2年生は、毎年この時期に生活科見学として、いも掘りに出かけています。昨年に続き、今年も朝霞市にある小寺農園でサツマイモの収穫体験をしてきます。
 成増駅から朝霞台駅まで、東武東上線の電車を利用します。道路の歩き方だけでなく、当然のことながら電車の中でのマナーについても、しおりを使って指導していました。(写真中)
 持ち物には、いも掘りに使う軍手の他に、「靴用のレジ袋 4枚」と書いてあります。畑の中に入ると、靴が泥だらけになります。電車内を汚さないために、レジ袋を2枚重ねにして靴を覆うようにします。さらにしおりには、「自分ではけるように、家で練習しておきましょう」と書いてあります。レジ袋を足にはめてから縛ることができないと、全部担任が対応することになってしまいます。こういうことも、生活科の学習の一つです。
 また、「いも用のレジ袋2枚」とも書いてあります。大きめのレジ袋を2枚重ねにして、収穫したサツマイモを入れるために使います。昨年の経験から、1人分でも相当たくさんのサツマイモを収穫します。大きくて丈夫なビニール袋が必要です。1年前は、成増の駅から重いリュックを背負って、みんなヒーヒー言いながら学校に戻ってきました。来週、出発する際には、最後まで自分の力で歩き通すことを約束させてから学校を出るようにしたいと思います。
 4年生は、社会科の時間に「まちのうつりかわり」の学習をしています。地域の伝統や文化についての理解を深める単元で、文化財や年中行事について調べていきます。4年生が社会科で使用している「わたしたちの東京都」では、浅草で毎年5月に行われている「三社祭」を取り上げています。2組では、タブレットを使って、その三社祭の由来やどのようなことが行われているか等について調べていました。大きな神輿が町内を回る様子など、様々な写真や動画から、とても大きな祭りであることが分かりました。(写真下)
 三社祭は、東京都の浅草にある浅草神社の例祭で、毎年5月半ばの週末に行われています。しかし、コロナ禍のために2年間中止となり、今年は3年振りの開催となりました。(通常の3日間の日程を、2日間に縮小して実施したようです。)同様に、私の地元の川越祭りが、先日3年振りに開催されました。(10月15〜16日)屋台など、感染対策を行いながらの実施のようでしたが、ようやくたくさんの人が集まる催しが見られるようになりました。
 最後に・・・4年生は、12月に社会科見学があり、浅草寺周辺をボランティアガイドさんに案内してもらう予定です。今から楽しみです。

10月25日の給食

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献立名           ターメリックライス
              ビーフストロガノフ
              かぼちゃのサラダ
              牛乳


一口メモ

 ストロガノフは、ロシアを代表する郷土料理の一つです。肉や玉ねぎ、マッシュルームを炒めてから煮込み、仕上げには酸味のあるサワークリームを入れて作る料理です。今日は、給食で食べやすいようにアレンジして、サワークリームではなく豆乳を仕上げに入れてあります。
 普段の給食では、鶏肉や豚肉を使って作っています。今日は、牛肉を使った「ビーフストロガノフ」にしました。牛肉のうま味がたっぷりと味わえ、とてもおいしくできました。
 ストロガノフという名前の由来は、ロシアの伯爵「ストロガノフ家」で作られていたのでこの名前になったと言われています。(諸説あります)

10月22日(土)

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 今日は、体育発表会保護者鑑賞日でした。保護者の皆様には、学年ごとの入れ替え制で子ども達の発表を参観していただきました。
 徒競走では、子ども達の力いっぱい走る姿を見ることができました。それぞれの学年とも、今まで何度か練習をしてきましたが、やはり本番(それも、たくさんの保護者の方々がいる前)での底力は違うなという気がしました。あれだけ歯をくいしばり、顔をゆがめて走る姿は、体育の時間でもめったに見られません。そして、どの学年も、ゴールの先の先までしっかり走り通してがんばっていました。
 1年生は、小学校で初めての徒競走でした。1学期の頃は、自分のコースを守ってまっすぐ走るのさえ大変でした。50mを走る姿に、一人一人の成長を感じました。たくさんの温かな応援を受けながら、みんなよくがんばっていました。(写真上)
 昨年の体育発表会の感想に、「ゴールテープがあるといい」や「順位をつけてほしい」という意見がありました。今年は、そういうご意見が出る前にお伝えしておきます。運動会ではなく、体育発表会として実施しているので、着順はつけません。また、ご覧いただいたように、他学年の担任は授業をしています。ゴールテープを持ったり、着順判定をする教員を置くことはできません。
 各学年のダンスは、木曜日の児童鑑賞日をさらに上回る、すばらしい演技でした。かわいらしさや力強さ、楽しさ、かっこよさ、そして華麗な動きなど、学年ごとに様々な要素がたっぷり入ったダンスでした。・・・と、私は全学年のダンスを見ているからこのように感じることができました。本来の運動会であれば、保護者の皆様も他学年の演技を見ることで、様々なすばらしさを感じていただけるはずです。
 また、普段の学校生活ではなかなか見ることができない、子どもらしい表情が随所に見られました。マスクを外した子ども達の生き生きとした表情を見て、改めて子どもの笑顔のすばらしさを感じました。来年こそは、以前のような「運動会」ができるといいなと思います。
 6年生は、徒競走とダンスに続いて、旭町小伝統のマーチングを披露しました。マーチングは、今年度の1学期のスタートと同時に取り組みが始まっています。しかし6年生の心の中には、1年前の6年生のマーチングを見た時から気持ちが芽吹いていたはずです。それだけ学校の伝統や校風というものには、大きな力があるものです。今年の6年生も、立派なマーチングをやり遂げました。このマーチングも、全ての学年の保護者の皆様に見ていただきたかったという思いでいっぱいです。(写真中)
 楽器を片づけてから、6年生が校庭の中央に集まり、卒業アルバム用の写真撮影をしました。最高学年としての重責をやり終えた安堵感からか、満面の笑顔をカメラに向けていました。(写真下)

10月21日(金)

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 1年生は、国語の時間に「くじらぐも」の学習をしています。「下」の教科書の最初に登場する物語教材です。作者は、児童文学作家の中川 李枝子さんです。「いやいやえん」や「くりとぐら」の絵本を書いた人でもあります。また、作詞家としても有名で、映画「となりのトトロ」に出てくる数々の曲を作詞しています。
 この「くじらぐも」は、光村図書の教科書のために書き下ろされた作品です。ですから、他の教科書には掲載されていないはずです。1972年に国語の教科書に掲載されたようなので、ちょうど50年前から使われています。もしご自身が1年生の頃に学習した記憶があれば、光村図書の教科書だったということになります。
 「くじらぐも」は、ファンタジー作品です。1年生が体育の時間という現実から、くじらぐもに乗って空を巡る幻想の世界に入り、またもとの現実に戻る世界を描いています。ファンタジーでありながら、1年生が登場人物であることや、ちょうど秋の雲とリンクして、子ども達にとって身近に感じやすい教材です。
 この単元では、「」(かぎかっこ)を理解することも学習の目標となっています。また、セリフには繰り返し出てくるものがあり、音読する時にどのように気持ちを込めて読むかということも重要なポイントです。1組では、くじらぐもに乗って見えた景色を想像してワークシートにまとめ、発表し合っていました。(写真上)
 3年生は、理科の時間に「地面のようすと太陽」の学習をしています。3年生の子ども達は、太陽とかげの関係をどの程度理解しているでしょうか。晴れの日に自分のかげができるということは分かっていても、太陽の位置との関係や時間によって変わる影の長さについて関心をもっている子は少ないものです。単元の導入では、みんなでかげふみ遊びをしながら興味をもたせていきます。
 2校時に、1組の子ども達が校庭に出て太陽の観察をしていました。遮光板を使って太陽を見ると、満月と同じように丸い太陽の形を見ることができます。そして、太陽が見える方向と人のかげができる方向とを比べて、その関係性を確かめていきました。(写真中)
 3年生では、続いて太陽とかげの動きについても調べます。時間が経つと、太陽やかげがどのように動いていくのかを確かめていきます。子どもの頃、とても不思議に思ったことがありました。先生が校庭に長い棒を立てて、そのかげをなぞって線を引きました。しばらくじっと見ていると、棒のかげが動いていくのが見えたのです。(長い棒ほど動きがすぐに分かります。)「太陽は、少しずつ動いているんだ」と初めて知りました。(正式には、地球が自転しているから太陽が動いて見えています。)
 3,4校時に、3年1組の図工の授業がありました。「ギコギコ トントン 何作ろう」という木工作に取り組んでいました。3年生の図工では、のこぎりと金づちの使い方を指導します。今回は、のこぎりの使い方に慣れるための学習です。角材や板材を自由に切り、できた木片をボンドでつけて作品にします。
 「家にのこぎりはあるけれど、使ったことはない」という子や、「家にのこぎりがない」という子がほとんどのようでした。先生からのこぎりの正しい使い方を教えてもらい、一人ずつ挑戦していきました。
 板材を切るだけでも、のこぎりが初挑戦の3年生にとってはとても大変な作業です。友達が板材がずれないように押さえつけ、のこぎりを動かしている子に「あともう少しだよ」と声をかけていました。(写真下)
 のこぎりの刃は、手前に引いたときに切れるようにできています。前に押す時に力を入れている子が多く、切るのに時間がかかっていました。しかし、これも経験が大切です。何度もやりながら身につけていくのでしょう。

10月20日(木) その3

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 5年生は、旭町小伝統のソーランです。「一心 〜旭町ソーラン2022〜」というタイトルで、力強い踊りを見せていました。腰を低く落として構え、体を大きく動かしてダイナミックな踊りを完成させました。黒いTシャツに赤いはんてんを羽織り、見ている人たちを魅了するカッコよさでした。クラスごとに作った大漁旗も大活躍する演出でした。(写真上)
 最後は、6年生がマーチングを披露しました。先週から校庭に響き渡ってきたマーチングを目の当たりにして、どの学年もその迫力に圧倒されていました。指揮者の合図で演奏が始まると同時に、きれいにそろった足並みや隊形移動が目と耳と心に入ってきました。「さすが、6年生!」と、どの学年の子もますます6年生の姿が大きく見えたことでしょう。(写真中)
 閉会式では、6年生が児童代表の言葉を担当しました。小学校生活最後の運動会が体育発表会という形になりましたが、練習を積んでがんばった成果はとても大きなものでした。最高学年としてのやりがいを感じたことでしょう。残りの小学校生活は5か月余りです。引き続き充実した毎日を過ごし、6年生らしさを発揮し続けてほしいと思います。(写真下)

10月20日(木) その2

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 2年生の表現は、「うらじゃ 2022」でした。うらじゃは、桃太郎に出てくる鬼「温羅(うら)」の踊りのことです。鳴子を手に持ち、鬼の力強さをしっかり表現していました。バシッ、バシッっと、鳴子の音が校庭に響き渡り、とてもカッコよく感じられました。(写真上)
 3年生は、「Mela(メラ)〜輝け49人〜」を踊りました。手にはカラー軍手、そして頭にはバンダナキャップをつけて、元気よく登場してきました。ヒーローポーズやノリノリのダンスがよく似合い、校庭いっぱいに広がって踊っていました。(写真中)
 4年生は、「旭町ダンスホール♪」というタイトルの表現でした。「いつだって大丈夫」を合言葉に、学年全員の心を一つに練習をしてきたことが分かる踊りでした。全員が黒い色のキラキラハットをかぶって踊ることで、すてきな雰囲気を演出していました。(写真下)

10月20日(木) その1

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 雲一つない秋晴れの下、体育発表会児童鑑賞日を迎えました。学年ごとに表現(ダンス)種目を発表し、トラックの周りに設けた児童席で鑑賞しました。
 昨年度と変更したのは、開会式と閉会式、体育発表会のスローガンを入れた点でした。開会式では、全校児童に次のような話をしました。
・・・いよいよ体育発表会児童鑑賞日になりました。9月から、どの学年も練習に熱心に取り組んできました。今日は、その練習の成果を発揮する日です。
 今年の体育発表会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンの「協力して」というところに、体育発表会の大切な意義が込められています。今日発表する表現種目のダンスでは、いつも学年の仲間のことを考えながら練習をしてきたはずです。列をそろえたり隊形移動をしたり、常に周りの仲間のことを考えて行動していました。みんなの心が一つにそろうから、見ている人にそのすばらしさが伝わるのです。
 また、今日は他の学年の演技を見ることも大切な勉強の一つです。全ての学年の演技を見て、たくさんのすばらしさを感じ取りましょう。そして、演技の最後には、大きな拍手を送りましょう。皆さんのがんばりに期待しています。・・・
 開会式では、続いて1年生による児童代表の言葉がありました。4人の1年生が朝礼台に上がり、一人ずつしっかり発表することができました。(写真上)
 続いてスローガン発表を行いました。代表委員の児童のかけ声でスローガンを全校児童で唱えると、校舎の4階の窓からスローガンが書かれた垂れ幕が下りてきました。全校の子ども達から大きな拍手と歓声が沸きました。昨日の放課後、先生達で練習した甲斐があり、大成功でした。担当の先生もホッとしたことでしょう。
 開会式が終わり、演技が始まりました。最初は6年生の表現「演JOY blue&summer」(エンジョイ ブルー・アンド・サマー)でした。「青と夏」という明るくポップな曲に合わせて、元気いっぱいに踊っていました。カラフルなTシャツが曲調にマッチしていました。(写真中)
 次に、1年生が「ハロー・ザ・フォックス」を踊りました。1年生は、今年人気の「きつねダンス」とスノーマンの「ハローハロー」の2曲に挑戦しました。カラフルなポンポンを手にかわいらしく踊り、隊形移動もしっかり覚えました。お尻フリフリのところがクスっと笑えます。(写真下)

10月19日(水)

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 4年1組で道徳の授業がありました。「生き物と機械」という読み物資料を使った「生命の尊さ」に関する価値項目の授業でした。
 「生き物と機械」は、生命誌研究者で理学博士の中村 桂子さんが書いた文章です。たくさんの著書がある方なので、その中からの一節と思われます。本物の犬とロボットの犬の違いを比較しながら、命とはどのようなものかについて考えさせ、唯一無二の生命を大切にしようとする心情を育てる内容でした。
 前半は、本物の犬とロボットの犬を比べて書いてあります。本物の犬は、けがをしたら自然に治す力があります。しかし、ロボットの犬は自分で治す力はなく、ずっと傷が残ったままです。さらに後半は、人間と機械との違いが書かれています。けがをすると痛みを感じることや、他の人や生き物が痛いだろうと思いやる気持ちは、人間がもつ一番大事な能力であると記されています。生きている人間と機械との違いは、まさにそこにあります。そして、「死」についても比較しています。人間は、重い病気や大きなけがで生き続けることができない場合は死んでしまいます。死んでしまった生き物は生き返ることができず、全く同じ生き物が現れることはありません。一方、犬のロボットは、壊れたら全く同じものを作ることができます。・・・国語の説明文に出てきそうな文章ですが、生き物が命をもって生きていることの価値がとても分かりやすく書かれています。4年生の子ども達は、どのように自分ごととして受け止めたでしょうか。(写真上)
 先週金曜日からの一週間は、「ご飯の食べ比べ週間」の献立になっています。その間に給食で「ご飯」が出る日は、混ぜご飯などにしないで、白米のまま食べるメニューにしています。さらに、日替わりで全国各地の有名なお米を取り寄せて提供されています。(写真中)
 初日となった先週金曜日は、北海道の「ゆめぴりか」でした。一口味わったとたんに、「いつもと違う!」ということを感じました。普段のお米は、秋田県産の「ひとめぼれ」です。もちろんいつものお米もおいしいのですが、「ゆめぴりか」はもち米のようなもちもち感が強く感じられました。昨日は、山形県産の「はえぬき」でした。先日、テレビでも見ましたが、「はえぬき」は冷めてもおいしいお米なので、おにぎりに最適だそうです。そして、今日は新潟県の魚沼産の「コシヒカリ」でした。実際に食べてみて、バランスのとれた安定感のあるおいしさを確かに感じました。こう毎日おいしいお米を食べていると、おいしいのが当たり前になってしまうのが怖いくらいです。ちなみに、最終回のあさっては、埼玉県産の「彩のかがやき」です。私の住んでいる近所の農家でも、この品種を多く生産しています。
 「ご飯がまずい!」と感じたのは、大学で東京に出てきた時でした。毎日、お昼に食べていた学食のご飯は、とてもまずく感じたものでした。それは、18年間生まれ育った新潟で、いつもおいしいご飯を食べていたからです。それが当たり前と感じていたのでしょう。よく、北海道から東京に出てきた人が、「水と牛乳がおいしくない」と感じるのと一緒です。
 今日は、1年生にサクラ草の植え替え指導をしました。2校時に1組、5校時に2組の子ども達に指導しました。1年生は、この間までアサガオで使った鉢をサクラ草用として使用します。そして、チューリップの球根も一緒に入れて育てていきます。サクラ草は12月頃から咲き始め、4月中旬まで楽しめます。チューリップは、3月下旬に花を見ることができるでしょう。1年生は、サクラ草とチューリップを同時に楽しめる時期があります。
 1年生では、チューリップのみを植え付ける学校がほとんどだと思います。球根を入れた土だけの植木鉢に、毎日水をやるのはつまらないものです。地上部分にサクラ草の苗があれば、栽培への関心が高まります。明日から1年生は、また喜んで水やりを行うことでしょう。(写真下)
 9月下旬に6年生から始まり、これで12学級全てのクラスの植え替えが終了しました。サクラ草の植え替え指導は、校長として毎年楽しみな「授業」でもあります。しかし、毎回指導が終わるたびに、「なんて声が大きくて、よくしゃべる授業だ」と反省しきりです。

10月18日(火)

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 1,2校時に、5年1組の図工の授業がありました。5年生は、先週から「私のお店」という作品に取り組んでいます。自分が経営してみたいお店を構想し、そのお店で働いている自分自身と、お店の様子を製作するという学習です。
 今日はおもに、お店で働く自分の姿(アバター)を製作していました。人物の骨組みとなる部品に、新聞紙を細く切って巻き付けながら肉付けしていきます。さらにその上からカラー粘土をつけて顔や胴体、手足を作っていきました。関節を曲げることで、人物に動きをつけることもできます。将来の自分自身の姿ですから、顔や指先まで、ていねいに作っていました。(写真上)
 人物ができたら、次はお店作りです。段ボールで仕切った一画に、お店を再現していきます。パン屋さんや駄菓子屋さん、コンビニなど、子ども達の思い思いのお店がどのように再現されていくのか、来週以降もとても楽しみです。
 その頃5年2組は、図工室の上にある理科室で実験をしていました。「もののとけ方」の授業で、食塩がどれだけ水に溶けるか(溶ける量に限りがあるか)という実験については、先週お伝えしました。今度は、食塩とは別の物質を使い、水に溶ける様子を同じように調べていく実験です。(写真中)
 食塩の代わりに使ったのは、ミョウバンです。見た目は食塩とよく似た白い粒状です。50mlの水に、5gずつ溶かしていきました。前回の食塩を溶かす実験では、50mlの水に15g以上は溶かすことができました。しかしミョウバンは、最初に入れた5gですでに溶け残りが出そうな気配でした。物質によって、水溶液として溶ける量に違いがあるということが分かりました。(砂糖を使った場合は、逆に食塩よりもさらによく溶けます。)
 練馬区で採用している理科の教科書では、以前は水に溶けにくい物質として、長らくホウ酸を使っていました。ミョウバンに代わったのは、2年前の教科書改訂からです。ホウ酸は、昔は一般によく知られ、扱われていました。目を洗い流す時に使ったり、害虫駆除のために使ったりしていました。その害虫駆除のイメージが良くなかったのか、ついに教科書から姿を消すことに…。
 一方のミョウバンは、現在も家庭でよく使われる物質です。ナスの漬物の色を良くするためや、れんこんやごぼうの変色を防ぐためなど、調理で使われる場合が多いです。さらに、消臭や殺菌の効果もあるようで、洗濯や掃除にも使われることがあります。また、ミョウバンは大きな結晶を作ることもできるので、もののとけ方の教材として良いのかもしれません。
 3,4校時に、1年生が生活科の学習として、光が丘公園までどんぐり拾いに出かけました。場所は、光が丘公園の中心部、テニスコート横です。今年もマテバシイの木の下に、たくさんのどんぐりが落ちていました。どんぐりがなる木は、他にも様々な種類の樹木があります。それらの中でも、ブナ科の常緑樹であるマテバシイの木がよく知られています。
 先生の合図でどんぐり拾いが始まると、足元にたくさん落ちているどんぐりを運動会の玉入れのごとく、次々とビニール袋に入れていきました。とにかくたくさん落ちているので、どんぐりを踏まないように歩くのが難しいほどでした。あっという間にビニール袋にいっぱいのどんぐりが集まりました。これからの生活科の時間に、どんぐりを使ってどんなものを作っていくのか楽しみです。(写真下)
 しかし、拾ったどんぐりの中には、ゾウムシの幼虫がいる確率が高いです。しばらくどんぐりをそのままにしておくと、中から白い幼虫が顔を出したら、ゾウムシの幼虫と思ってください。
 そこで、ドングリの「虫封じ」の方法があります。一番手っ取り早いのは、家庭の冷凍庫に数日間入れておくことです。ドングリの中の虫が凍死するので、殻を破って出てくることはありません。また、熱湯で10分ほど煮沸しても「虫封じ」ができます。1年生は、今日拾ったどんぐりを持ち帰っています。「虫封じ」の方法が書かれたプリントも一緒に持ち帰っているので、ぜひご家庭で行ってみてください。

10月17日(月) その2

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 6年生は、今年も体育発表会に向けてマーチングの練習に取り組んでいます。先週から校庭での練習が始まり、マーチングの勇ましい音楽が響き渡るようになりました。本来、旭町小のマーチングは、吹奏楽器が使われてきていましたが、今年も感染症対策のために使用を控えています。その代わりに、マーチングキーボードや和太鼓などを有効利用しています。
 今日は、全校朝会の後の1校時にマーチング練習になっていました。6年生の演奏が、学校の周り一帯にもよく響いていたと思います。マーチングは、楽器の演奏だけでなく、行進や隊形移動も大きな見せ場となっています。そのため、道行く人々も思わず足を止めて、その様子を見ていたようでした。
 今年の6年生の演奏曲目は、「史上最大の作戦」、「奇跡」、「群青(ぐんじょう)」の3曲です。今週木曜日の児童鑑賞日と、土曜日の保護者鑑賞日に向けて、いよいよ仕上げの段階になってきました。(写真上)
 先週は天候の悪い日が続き、どの学年も肝心の校庭での練習がうまく進みませんでした。運動会前(体育発表会前)のこの時期は、どの先生も天気予報を1日に何度もチェックしながら練習予定を練り直すものです。練習割り当ての学年は、雨天の場合は体育館を使うことができますが、本番が行われる校庭とはずいぶん違いがあります。
 今日は、午前中から雨が降ったりやんだりの天気でした。残念ながら、体育館での練習に変更した学年がいくつかありました。今週の天気は、今のところ後半は良さそうです。明日の練習が校庭でできるかどうかが重要なポイントになりそうです。
 2学期から1年生は、日直の子が前に出て、朝の会でスピーチをすることになっています。2組では、「好きな教科」というテーマでスピーチをしていました。「ぼくは、図工が好きです。理由は…」、「私は、体育が好きです。理由は…」というように、好きな教科に続いてその理由を話すようにさせていました。(写真中)
 子ども達に、「話す力・聞く力」をつけさせるためにスピーチを取り入れることは、とても効果的な指導です。「みんなの前で話をする」ということは、普段からよく発表をしている子にとっては比較的簡単なことです。しかし、引っ込み思案な子にとっては、かなり高い壁となっているでしょう。みんなの前で話をすることと、自分の言葉で話ができるようにすることを目標にしているのが「スピーチ」です。子どもにとって話す力は、「単語は言えても、文章で話すことができない。」という傾向が強いのではないでしょうか。つまり、問題の答えは言えても、その解き方を説明することが難しい子が多いということです。低学年のスピーチでは、話型を示してあげながら、少しずつ話がふくらむように指導を続けていきます。
 高学年になってくると、テーマを広げて設定しても、上手にスピーチができる子どもが増えてきます。(ただし、これも積み上げが重要です。)私が担任をしていた時は、毎日「1分間スピーチ」を朝の会で行っていました。砂時計の1分計をひっくり返しながら、日直が順に話をしました。1日に2人ずつ発表するので、1か月に1回以上はスピーチをすることになります。年度当初は話をするのが苦手だった子も、2学期、3学期と回数を重ねるうちに、スラスラとスピーチができるようになってくるものです。
 6年生は、理科の時間に「月と太陽」の学習をしています。月と太陽との位置関係から、月の形が日によって変わって見えることを学びます。つまり、三日月から半月になり、さらに満月になった後に月が欠けていくことが、太陽と地球、月との位置関係で変わってくるということを学習していきます。
 4年生の星や月の動きの学習もそうですが、実際に月が見えていない昼間に学習するので、指導する先生は大変です。そこで1組では、ボールに懐中電灯の光を当てながら、月と太陽の位置関係を確かめていました。ボールが月で、ライトが太陽の光です。(写真下)
 実際に見えている月をボールにたとえ、さらに太陽を懐中電灯にたとえているというのは、子どもにとっては難しい考え方です。さらに、教科書にあるような、太陽と月との位置関係から月の形が変わって見えるという図は、いったいどれだけの小学生が理解できるというのでしょうか。(きっと大人でも理解できない方が多いはずです。)それは、「図の中心に描かれている地球上に自分がいる」という視点で考えることの難しさが影響しているからでしょう。
 三日月がなぜ夕方の西の空に見えるのか、満月はなぜ夕方東の空に見えるのか…これらをきちんと説明できるようにするためには、実際の月を見ながら太陽との位置関係を考えさせるのが一番です。

10月17日(月) その1

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 全校朝会では、「体育発表会に向けて」という話をしました。
・・・今週土曜日に行われる体育発表会の日が近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んできています。いよいよ本番に向けた仕上げの段階です。本来の年であれば、全校児童が校庭に集まり、赤組と白組に分かれて競い合う運動会が行われています。運動会では、応援団やリレーの選手が活躍したり、玉入れや綱引きなどの団体競技で盛り上がったりします。しかし、今年も感染症対応を考えて、運動会に替わる「体育発表会」という名前で実施します。学年ごとに、徒競走と表現種目を発表します。
 さて、どの学年も9月から、ダンスの表現種目に練習時間を一番多く使ってきました。それだけ表現種目は、体育発表会にとって見ごたえのある大切な種目であると言えます。そして、「踊り方を一通り覚えたからもうできた」というわけではないですよね。入場の仕方や退場の仕方の練習、隣の人との間隔をとって自分の踊る場所を決めたり、途中で踊る場所を変える隊形移動を覚えたりする必要があります。ですから、1つのダンス表現の中に、たくさんの要素がつまっていることになります。体育発表会では、一人一人の踊りが上手にできたということで終わるのではなく、学年全員で協力して作り上げる「心を一つにした動き」を大切にしています。
 一方、徒競走では、ゴールをめざしてどれだけ全力で走ることができるかが大切です。全神経を集中させてスタートダッシュを決めましょう。そして、腕をしっかり振って、ゴールの先の先をめざして走り切りましょう。本番当日は、多くの人達が最後まで走りぬく姿に注目して見てくれることでしょう。
 体育発表会は、土曜日に保護者の方々に見ていただきます。その2日前の20日(木)には、全校児童でお互いの表現種目を見合います。練習で全力を尽くしてがんばることができる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮することができます。みんなのがんばりで、すばらしい体育発表会になるようにしましょう。
 今年の旭町小学校の運動会のスローガンは、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」です。このスローガンは、体育発表会の本番の日だけのめあてではありません。今日を含めた毎日の練習の一つ一つが、「仲間とともに、協力して思い出に残そう」なのです。がんばりましょう。・・・
 続けて、運動靴の正しいはき方について、朝礼台の上で実演とともに話をしました。紐の運動靴のはき方で一番の誤りは、紐をしばったままの運動靴に足を入れてはくことです。必ず紐をほどいてから足を入れ、毎回きちんとしばることが肝心です。
 さらに、紐はきつすぎるほどしっかり力を入れて、きつくしばる必要があります。足の甲をしっかり運動靴にフィットさせるためです。(マジックテープ式の運動靴も同様です。)朝礼台の上に椅子を置いて、運動靴にはき替えるところを実演しました。(写真上下)

10月14日(金)

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 先月から毎月1回、図書ボランティアの皆さんによる読み聞かせが行われています。10月は、今日の「朝読書」の時間を使って行われました。1年生から4年生の全クラス(8学級)で一斉に読み聞かせが始まりました。
 コロナ禍になってから、図書ボランティアの活動が中断されていました。今年度に入ってから募集をかけ、たくさんの保護者の方々に参加していただきました。とてもありがたいことです。それぞれの学年にどんな本を読んであげようかと、本の選定が一番の悩みどころのはずです。そこは、図書管理員さんが勤務している日があるので、ぜひ連携を取っていただければと思います。(図書に詳しい教員もいます。)
 子ども達は、どんなお話が聞けるのかと、とても楽しみに待っていたようでした。低学年では、担任の先生からの読み聞かせとは違って、友達のお母さんが教室に入ってきただけで大喜びです。また、1年2組では、お父さんが登場して絵本の読み聞かせをしていました。男性の声による読み聞かせもいいものです。
 4年1組の教室では、「じゅげむ」というお話の読み聞かせがありました。川端 誠の落語絵本シリーズの第4弾に、落語で有名な「じゅげむ」があります。めでたい名前を考えているうちに、世界一長い名前の「じゅげむ」ちゃんになりました。あまりにも名前が長いので、名前を呼んでいるうちにいろいろな騒動が起きてしまいます。読み聞かせをする方も大変なお話ですが、子ども達にはとても楽しいお話です。(写真上)
 来月に入ると、秋の読書旬間が始まります。各学年へのブックトークや、3,4年生への本の探検ラリーなど、光が丘図書館と連携した取り組みを計画しています。また、11月2日には、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」によるすてきな公演も予定しています。体育館でスクリーンに絵本を映し、朗読と生演奏をコラボさせた催しです。「たんぽぽの会」は、洗足学園音楽大学の学生で組織された公認サークルです。先日、学生さんたちに来てもらい、打ち合わせを行いました。どんなプログラムを用意してくれているか、とても楽しみです。
 1校時に、算数少人数教室の授業観察がありました。3年生の「数の表し方やしくみを調べよう」という小数の学習内容でした。小数は、3年生から学習します。今日は、その最初の学習場面でした。
 最初に、生活の中で小数が使われているものをモニターに映しました。水筒には1.3リットル、上履きには21.5センチ、体温計には36.5度など、子ども達は今まで小数を身近なところで目にしていることが分かります。(写真中)
 そこで、1リットルよりも少ない量をどのように表したらよいかを考えさせていきました。2年生までの学習では、デシリットルの単位を使いました。1デシリットルは、1リットルを10等分したうちの1つ分です。これを新しく「0.1リットル」と表すことを習いました。今後は、さらに小数のたし算・ひき算についても学習をしていきます。
 2校時は、3年1組の社会科の授業観察に行きました。「安全なくらしを守る」という学習単元の消防に関する学習内容でした。
 火事が起きた場合に119番に電話をするということは、どの子もよく知っています。では、119番に電話をしたら、だれがどのような仕事をするのでしょう? 「消防車が来て火を消す」というのは当然ですが、火災の場合には他にも様々なところにすばやく連絡が行くことになっています。教科書の資料を使って調べていきました。そして、さらにグループワークを通じてまとめていきました。(写真下)
 警察署⇒交通整理をします。水道局⇒水がたくさん使えるようにします。ガス会社⇒危険なのでガスを止めます。電力会社⇒危険な場合は電気をストップさせます。他にも、けが人がいれば病院とも連絡を取り合います。119番の電話が、様々な機関と連携して仕事をしていることを学びました。
 先日、3年生の子ども達が、校内の防火設備について調べていました。どの教室にも煙探知機がついていたり、ところどころに消火器や消火栓が備わっています。防火扉や防火シャッターにも気づいていました。実は、学校のプールも防火設備の一つです。近隣で火災があった場合は、ポンプ車がやって来て、学校のプールの水を使うことになっています。ですから、プール開始時期に掃除をするために水を抜いた場合は、必ず消防署にそのことを伝えておかなければなりません。なるほど情報でした。

10月13日(木)

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 1年生は、国語の時間に「かずと かんじ」の学習をしています。一から十までの漢数字を新しく習うとともに、教科書の数え歌を通じて数の読み方について学習していきます。(写真上)
 日本語が一番難しいと言われるのは、同じ漢字でも様々な読み方があるからではないでしょうか。それも、漢字が使われている文章に合わせて、その読み方を変えなければなりません。教科書の数え歌の最初に、「一つ たたくと、こぶたが 一ぴき。」と書いてあります。「一」には、「いち」と「ひと(つ)」という読み方があります。同じように、二(に、ふた(つ))、三(さん、みっ(つ))、四(よん、よっ(つ))・・・と続きます。
 1年生にとって、「いち、に、さん、し、ご・・・じゅう」という算数でよく使う数え方は、どの子もよく知っています。ところが、「一つ、二つ、三つ、四つ・・・九つ、十(とお)」の数え方はどうでしょうか。運動会で玉入れの数を数える言い方です。
 また、教科書では、子ブタの数え歌になっているので、「匹」という単位をつけた言い方を練習します。匹がつくと、また数字の言い方が少し変わってきます。「いっぴき、にひき、さんびき、よんひき・・・」では、最後の「十匹」の読み方はどうでしょうか? もともとは「じっぴき」が正解のようですが、最近は「じゅっぴき」という読み方でも良いことになっています。(教科書にも両方の読み方が書かれていました。)
 4年生の各クラスに、ユニバーサルデザイン出前授業がありました。練馬区を通じて、講師として田中さんにお越しいただきました。1,2校時に2組、3,4校時に1組の教室で授業をしていただきました。
 田中さんは、生まれながらにして右目が見えないという障害のある方です。左目の視力は良いのですが、片方の目だけでは視野が少し狭くなったり、遠近感がつかみにくかったりということでの苦労があるはずです。しかし、各クラスへの90分間の授業では、そのようなハンディキャップは全く感じられませんでした。ユニバーサルデザインは、自分とは違う他の人のことを思いやる考えがコンセプトになっています。
 授業の前半では、日常生活のどんなところでユニバーサルデザインが使われ、どのようなはたらきをしているのかを考えていきました。点字ブロックや玄関前のスロープ、多機能トイレなど、身近なところにたくさんのユニバーサルデザインが使われていることが分かります。ドアの取っ手が、回すタイプからレバーを下げるタイプに変わってきていることも、ユニバーサルデザインの一つです。車椅子の人は、ドアノブを回して押す(または引く)ことはとても困難なことです。それでレバー式の取っ手が増えてきているそうです。
 また、自動車のドアについても昔と今の違いがあります。昔の車のドアは、手のひらを上に向けて握るタイプでした。今は、上から手をかけて引くタイプになっています。さらに、自動車の運転で、鍵をさして回すという動作も今はなくなりました。・・・いろいろな例を聞いていると、一昔前は様々な障害のある人への配慮がされていなかったことが分かります。ユニバーサルデザインが行き届いている今は、逆にその理解が重要であると言えます。障害のある人のためのものであるということを受け止めて生活しなければなりません。
 授業の後半は、グループワークを行いながら、ユニバーサルデザインについてさらに考えを深めました。イラストに描かれた中から、誰がどんなことで困っているのかをみんなで考え合いました。人は、一人一人違いがあるということを理解しなければなりません。そして、人の気持ちを想像し、何が自分にできるのかを考えることが大切です。(写真中)
 午後から、6年生の中学校授業体験がありました。今年も豊渓中学校での授業を実際に体験する機会をいただきました。あらかじめ、6教科から各自の希望を取り、体験する1教科を決めておきました。
 今回、授業体験として受け入れていただいたのは、中1の英語と理科、中2の社会と数学、中3の国語と保健体育でした。どの教科も、中学生と一緒に授業を受ける形で体験をさせてもらいました。特に中3の生徒と一緒に授業を受けた子ども達は、かなり緊張する場面の連続だったことでしょう。体験が終わって行った終わりの会では、「最初は少し怖かったけど、先輩が優しく教えてくれて…」と感想を発表した子がいました。正直な気持ちに受け取れました。
 中学校の学習内容だったので、どの教科も6年生には理解できない難しさもありました。半年後の中学校進学に向けて、勉強に向かう姿勢の大切さを身に染みて感じることができた授業体験となりました。(写真下)

10月12日(水)

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 1校時に、1年1組でタブレットを使った学習をしていました。先生と子ども達とで使っていたのは、「オクリンク」という機能です。タブレット学習用ソフトとして、「ミライシード」を使っています。ミライシードは、協働学習や一斉学習、さらに個別学習のそれぞれの学習場面に対応したオールインワンソフトです。そして、その中の1つが「オクリンク」という機能で、旭町小では様々な学年でよく使われています。
 先生から、「最初に『お』がつく言葉を絵で表しましょう。」という問題が出されました。子ども達は、「お」のつくものを探して、自分のタブレットに指やペンで絵を描きます。ペイント機能で上手に色をつけていた子もいました。出来上がったら先生に提出します。提出と言っても、自分のタブレットから「提出BOX」にカードを移動するだけで先生のタブレットに届きます。先生が全員から届いたカードを教室のモニターに一覧表示することで、クラスのみんなでお互いの意見を共有することができます。
 「友達が考えつかない言葉を見つけた子が勝ち」というルールで行っていました。絵で表現しているので、何を描いたのか一人一人に聞いていきました。おにぎり、鬼、折り紙…何人か友達と一緒になってしまった言葉がありました。一方で、男の子とか音符など、他の子が考えつかなかったものを絵にしたものもありました。1年生もタブレットの扱い方にだいぶ慣れてきたようです。(写真上)
 2校時に、4年1組の授業観察がありました。算数「計算のやくそくを調べよう」の単元で、1組で指導を受けている子ども達の授業を見ました。(算数は、習熟度別に分けた3つのコースで指導をしています。)この単元では、( )や四則計算が含まれた数式での計算順序について学んでいきます。
 昨日の算数の時間から取り組んでいるのは、図からドットの数を式で表したり、逆に式が表す考え方を理解していくという内容でした。教科書の上の方に、「今日の深い学び」と書かれている単元内にある学習コラムの内容です。学習したことを発展させて、数学的活動をより具体的な場面で伸ばしていくために入っているコーナーです。
 1組のコースでは、昨日からタブレットを使って授業をしています。算数の学習でも、こういう時にタブレット学習が有効であるということがよく分かる授業でした。先ほどの1年生と同様にオクリンクの機能を使い、全員の考えをモニターで共有していました。また、友達が提出した考えを自分のタブレットに映して考えを深めることもできます。
 普段の授業では、ノートに書いた各自の考え方を全員分集めて先生が評価することになります。(翌日以降まで、ノートを返却することができない。)タブレットを使えば、各自の考え方はデータで先生が一括管理し、後でゆっくり評価することができます。一方、充電がきちんとされていなくてタブレットが使えない子が出てきたり、トラブルへの対応で手間取ることもしばしばあります。子ども達全員がきちんと扱えるようになるには、何度か繰り返し使用しながら慣れさせていく必要があります。(写真中)
 5年2組の教室で、家庭科「身の回りをきれいにしよう」という学習を行っていました。整理・整とんや掃除の必要性を理解し、それらの適切な仕方を考えて、実践させていくことをねらいとした学習です。整理整とんについて学ぶのも、家庭科の学習の一つです。
 教科書には、「やってみよう」という活動例が載っています。道具箱を使いやすい状態に整理して、工夫したことを伝え合う活動でした。学校の道具箱でよく使うのは、のりやハサミです。そういう文房具類は、道具箱を引き出してすぐのところにあると便利です。子ども達は、自分の道具箱を机の上に出して中身を整理するとともに、工作用紙を使って仕切りを作る工夫をしていました。(写真下)
 自分の家で子ども達は、整理整とんをきちんと心がけているでしょうか? そう言う私自身も、片付けが苦手なタイプです。整とんすることで心がすっきりとするという気持ちは、今まで十分に分かっています。しかし、すぐに周りにいろいろなものを乱雑に置いてしまいます。自分の手の届くところにいろいろなものがある方が安心で、なかなか片付けが追い付かないというのが現状です。きっとこれを読みながら、共感している方が少なからずいらっしゃるはずです。

10月11日(火)

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 1校時に、5年2組の授業観察がありました。理科室で「もののとけ方」の学習の様子を見ました。
 5年生の理科「もののとけ方」の授業については、土曜公開での実験の様子をお伝えしたばかりです。先週は、「水に食塩を溶かした時に、その重さはどうなるか」という実験でした。今日は、同じく水と食塩を使って、「食塩が水に溶ける量に限りがあるのだろうか」というテーマで実験を行いました。
 食塩は、水によく溶ける物質です。また、よく調理で扱うこともあり、食塩は限りなく水に溶けていきそうな感じがします。ちなみに、理科では「塩」と呼ばずに「食塩」という言い方をします。
 実験は、水50mlに5グラムずつ食塩を溶かしていくことを繰り返しました。最終的に何グラムまで食塩を溶かすことができたかを調べました。今日は、メスシリンダーの使い方についても学習しました。正確に50mlの水を計り取るために使います。メスシリンダーは、少なめに水を入れてからスポイトで微調整をします。また、目盛りの読み方や目の高さも重要です。
 ガラス棒でかくはんする際に、ビーカーから水が少しでも飛び散ったら正確な実験とは言えません。また、先日のように電子てんびんで食塩を量り取る際にこぼしてしまっても正確な実験になりません。さらに厳密なことを言えば、5グラムを計量する際は、少しずつ乗せていくことが重要です。子ども達の様子を見ていると、最初から5グラムを超える量を乗せてしまい、薬さじで戻す場面を何回か見かけました。物質を薬ビンに戻すというのは、理科ではNGな行為です。
 実験の結果、15グラムまでは溶けましたが、次の20グラム目で食塩が溶け残りました。溶ける量には限りがあるということが分かりました。では、他の物質・・・砂糖ではどうなるでしょうか。あるいは、溶け残った食塩をさらに溶かすには、どうしたらよいでしょうか。5年生の実験は、さらに続いていきます。(写真上)
 旭町小には、プールの近くに果樹園があります。モモ、ミカン、カリン、ヒメリンゴと、昔植えられた様々な果樹があります。その中の一つにザクロの木があり、実がついていました。
 ザクロは、春にオレンジ色の花を咲かせます。今まで十分な手入れが行われてこなかったようで、枝が伸び放題になっていました。先週、用務主事さんに剪定をしてもらい、かなり枝がすっきりしました。きっと来年以降は、さらに実をたくさんつけることでしょう。
 中休みに、近くで遊んでいた低学年の子ども達を集めて、ザクロの実について話をしてあげました。ザクロは、熟してくると外側がはじけて、中の赤い実が見えてきます。子どもの頃は、口の中が赤くなるほどザクロの実をよく食べたものでした。ほとんどが種なので、酸っぱい中に感じるかすかな甘い汁を吸いながら、種を吐き出して味わったものです。(写真中…上の矢印のところに実があります)
 6年生は、国語の時間に狂言「柿山伏」の学習をしています。日本の文化や伝統に関心をもたせるとともに、音読を通して狂言の面白さを表現する力を身につけることを目的とした学習です。
 「柿山伏」は、主人公「山伏」が柿を盗もうとしたところ、柿の持ち主に見つかり、猿や鳶(トビ)などのまねをさせられ、自分の罪をおおい隠そうとする姿を面白おかしく描いている作品です。日本の伝統文化である狂言を、「柿山伏」の物語を通して理解することで、伝統芸能の面白さや、昔の人々の生き方を考えさせていくことにつなげていきます。
 6年1組では、狂言「柿山伏」の動画を視聴し、実際の舞台の様子をつかんでいました。(写真下)狂言は、独特なリズムや言い回しが随所に見られます。少し前に、日本の伝統芸能の狂言ネタでブレイクした芸人さんがいました。今も時々テレビで見かけます。「〜でござる。」とか「〜じゃ。」、「そろりと参ろう。」など、その芸人さんのおかげで、子ども達にとって狂言は少し身近なものになっているでしょう。確かに狂言は、当時の庶民にとっての娯楽として親しまれ、今でいう「コント」のようなものでした。

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学校行事
11/9 5年移動教室3
(下田)
3年 本の探検ラリー
11/10 児童集会
11/11 読みきかせ
11/12 学校公開
11/14
クリーン運動
6年 お笑いどんぶり出前寄席
11/15 たてわり班遊び

お知らせ

学校だより

相談室だより

給食だより

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