7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

11月30日(水)

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 1年生の各教室で、図工の授業がありました。「ふしぎなたまご」という作品に取り組んでいました。「どんな卵があったらおもしろいかな?」「中からどんなものが出てくるかな?」と、想像をふくらませて考えて作る造形活動です。
 卵のデザインもいろいろです。何色かのクレヨンを使って、きれいな模様になるように、そしてどこにもないような不思議な卵になるように作っていました。卵を描いた後、半分にギザギザに割れた2つの殻に切り取るところまでが前回の時間でした。今日は、その卵の殻を画用紙に貼り付けて、中からどんなものが出てきたのかをクレヨンで描いて仕上げます。
 まず、大きな画用紙に、卵の殻をどのように貼り付けるかを考えました。パカッと2つに開いた貼り方や、中からポンッと生き物が飛び出すように殻を貼る方法など、その配置の仕方も考えさせます。次に、中から出てくるものを描いていきました。不思議な生き物やたくさんの動物が出てきたところを描いた子もいれば、乗り物やおもちゃが飛び出してきたところを表現した子もいました。一人一人、それぞれのストーリーを聞いてみたくなる作品ばかりでした。1学期に比べて、こんなに大きく伸び伸びと絵が描けるようになったことにもびっくりしました。(写真上)
 5年2組が、ご飯を炊く調理実習を行っていました。(先週は、1組が行っています。)最初に人数分のお米を量り取ってから米を洗い、30分吸水させる下準備を行いました。(写真中)
 米は研ぐものでしょうか、それとも洗うものでしょうか? 家庭科の教科書では、「洗う」と表記されています。一昔前までは、米は「研ぐ」ものとされていました。米同士をこすり合わせて、糠(ぬか)を取り除くために研いだものです。水を何度も取り替えながら、手のひらでギュッギュッと力を入れて研ぐことを教わりました。しかし、今は米は「洗う」ものとされています。米の表面に着いた若干の汚れなどを軽く洗い流すために行います。「軽くかき混ぜながら、3回くらい水をかえて洗う。」と教科書に書いてありました。
 精米されてビニール袋に入って売られている最近の米は、米糠がついていないほどきれいです。一方、家庭で玄米から精米をしている場合は、ある程度米を研ぐ必要があります。私の住んでいる地域には、無人精米所がいたるところにあります。我が家を含め、多くの人が新米を近くの農家から玄米で購入しています。それを時々精米所に持って行き、白米にして食べています。(100円で10kg精米できます。)
 ところで、2組の子ども達は、3回目に洗った水を捨てずにボールに残していました。「後で鍋を洗う時に使うため」と話していました。教科書にも「米を洗った水は汚れを落としやすいので、とっておいて片付けに使う。」と書いてあります。SDGsの心得が、こういうところにもしっかり入ってきているようです。
 3,4校時に、4年生を対象とした聴導犬の授業がありました。今年も、松本さんと聴導犬のチャンプくんが旭町小に来てくれました。「聴導犬」と書かれたハーネスを身につけたチャンプくんは、もう7歳になりました。私がチャンプくんを初めて見たのは、4年前の時でした。パートナーの松本さんの2代目の聴導犬のブランカが歳をとり、引退することになりました。そこで新たに迎えたのが、チャンプくんでした。その頃は、3歳でやんちゃ盛りだったチャンプくんでした。犬種がトイプードルなだけに、かわいいらしさが前面に出た聴導犬でした。それが今では、少しりりしく見えるようにもなり、立派な聴導犬として松本さんと一緒に活躍しています。でも、やっぱりかわいいです。
 松本さんとチャンプくんは、いろいろな学校に出かけて聴導犬についての授業をしています。音が聞こえないということが、どれだけ日常生活に困難さをもたらすか、そして音を伝えてくれる手段の一つとして聴導犬がいることを、分かりやすく話してもらいました。
 お話の中で、チャンプくんの出番がやってきました。タイマーをセットし、時間を知らせる音が鳴り始めると、まずチャンプくんは音のする場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しまわり、見つけると飛び跳ねて音が鳴っていることを知らせます。(写真下)そして、松本さんを音が鳴っているところまで案内していきます。
 訓練された聴導犬にとっては、これらの行動は「仕事」ではなく、「ゲーム」としてとらえています。音を知らせることで褒めてもらえるので、聴導犬はいつも音がしないかなと待っているわけです。(音を知らせたチャンプくんに、松本さんは大げさに褒めてあげ、ご褒美のおやつをあげます。)
 盲導犬や介助犬についても、動画を使って説明をしてもらいました。それらの補助犬の中でも、特に聴導犬は厳しい訓練が必要です。犬だけでなく、パートナーも一緒に訓練に参加しなければなりません。そして、試験を受けてやっと認定証が発行されます。全国で58頭しか聴導犬がいないうちの貴重な1頭に子ども達は会うことができました。松本さんから出された宿題は、「身近な人に聴導犬のことを伝える」ということでした。私もいろいろな人に聴導犬チャンプくんのことを話したいなと思います。
 身体障害者補助犬法ができて、今年で20年目を迎えるそうです。松本さんは、その関係で国会に呼ばれたりと、とても忙しい毎日を送られています。でも、「自分が住んでいる練馬区の小学校で授業ができるのがとても楽しい」と話されていました。

11月29日(火)

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 1校時に、6年生2クラスが校庭に出て、体育の授業を行っていました。ベースボール型のボール運動として、「ティーボール」の試合をしていました。高学年のボール運動は、ルールや作戦を工夫したり、集団対集団の攻防によって仲間と力を合わせて競い合ったりする、楽しさや喜びを味わうことができる内容であることが大切です。6年生のティーボールも、体育の授業として、だれでも簡単に楽しくゲームができるように指導をしています。
 ティーに置いたボールを打つので、バッターは三振することがありません。また、ピッチャーが投げたボールを打つよりも、ゲームが早く進みます。一方、守る側は、一塁に投げてアウトにするのではなく、ボールを取ってからアウトゾーンに持って行った時点でランナーがストップすることになります。打者は、各塁の代わりに置いてある三角コーンをタッチしながら走り、アウトゾーンにボールが行くまでに進塁した分だけ得点になります。
 さらに、6年生のルールとして、アウトゾーンに使っているフラフープの場所を自分たちで変えて良いことにしています。どこにアウトゾーンを置くのかも、守りのチームの作戦次第で決められるようにしています。
 柔らかいスポンジボールを使用しているため、プラスチックバットではそれほど飛ばすことができません。バッターも、守りのいないところになるべくボールを飛ばそうと、打ち方を工夫するようになっていきます。旭町小では、3年生からベースボール型の学習で取り組んできているため、子ども達には馴染みがあり、人気の運動です。現在、サッカーのワールドカップで世界中が盛り上がっていますが、野球人気も負けてはいられません。(写真上)
 3年生は、国語の時間に「短歌を楽しもう」という学習をしています。小学校の国語の授業で俳句や短歌を初めて学習するのは、3年生からです。6月に「俳句を楽しもう」という単元があり、五・七・五の十七音で成り立っていることと、季語が入ることを学びました。今回は、短歌が五・七・五・七・七の三十一音で成り立っていることや、情景や心情がうたわれていることを学びます。と言っても、俳句も短歌も、それぞれ1時間扱いの単元です。さらに文語調の短歌なので、言葉の響きやリズムに親しむことが主となります。
 教科書には、「虫の音も…」で始まる良寛の句や、「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の…」と「天の原 振りさけ見れば 春日なる…」といった百人一首に入っている句が掲載されています。(写真中)
 さらにもう一首…「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」とうたった藤原 敏行の有名な句も載っています。「秋が来たと、目に見えてはっきりと分からないけれども、風の音が秋らしく感じられ、はっとさせられた。」という意味の短歌です。この短歌には、特に思い入れがあります。私が担任をしていた頃は、高学年の教科書にこの短歌が掲載されていました。「風の音にぞ おどろかれぬる」の部分がとても印象的でした。しかし当時は、「昔の人は風の音で秋を感じていたなんて、とても風流な人達だ…」くらいにしか思っていませんでした。それがこの歳になると、夏休み中に中庭でサクラ草の植え替えをしていると、頭にこの句が浮かんでくるのです。8月の中頃、蒸し暑い中にも、どことなく吹いてくる風が「秋」を感じさせる瞬間があります。「ああ、自分もそういう歳になったんだなあ…」と、別の一句が作れそうな気になる時があります。
 6年生は、算数の時間に「データの特ちょうを調べて判断しよう」という学習をしています。この単元は、2年前の教科書改訂により、新しく追加された内容です。得られたデータの傾向を調べるために、代表値やドットプロット、度数分布表、ヒストグラムなどについて理解し、その力を伸ばしていく学習内容になっています。
 すでにこの単元のまとめの段階に入っていて、今日はそれぞれのコースで練習問題に取り組んでいました。その中で、「最頻値(さいひんち)」という言葉が出てきました。恥ずかしながら、私にとって初めて聞くワードで、思わず子ども達の教科書を覗いて調べてみました。数直線上にデータを点で表したものをドットプロットと言いますが、そのデータの中で最も多く出てくる値を「最頻値」(またはモード)というそうです。(写真下)
 統計に関する内容が小学校の算数に入ってきたのには、社会情勢が関連しています。私たちが学んできた算数とは違う学習内容が、他にも新たに入ってきています。ぜひ、お子さんの教科書を手に取ってみてください。

11月28日(月)

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 2年生が、図工の時間に「落ち葉のこすり出し」を行っていました。「こすり出し」というのは、モダンアートのテクニックの一つとされ、「フロッタージュ」とも呼ばれています。凸凹のあるものの上に薄い紙を載せ、色鉛筆やクレヨンなどで模様をこすり出す方法です。
 最初に、図工室の外にたくさんたまっている落ち葉を集めに行きました。学校の東側の道路では、ちょうど主事さんたちが落ち葉をかき集めているところでした。この土日でさらに落ち葉が増えました。桜の葉やイチョウの葉、さらにはもっと大きな葉っぱもあり、こすり出しには十分過ぎるほどの材料がすぐに集まりました。
 落ち葉のこすり出しでは、葉脈の模様を紙に写し取るため、ザラザラとした葉の裏側を使うようにします。今回は、クレヨンを使って写し取りました。写し取る紙がずれないように、手で押さえながらクレヨンでこすっていくと、きれいな葉脈の模様が浮かび上がってきました。さらに別の色のクレヨンでこすると、色が混ざり合い、すてきな色合いのアート作品に仕上がります。子ども達は、次々と浮き出てくる模様に驚きながら、いろいろな葉を使って試していました。(写真上)
 1年生は、国語の時間に「まちがいを なおそう」という学習をしています。助詞の「は」「を」「へ」の使い方については、1学期の終わり頃に習いました。その後、少しずつ自分で文章を書いたり本を読んだりする経験を積み、助詞の間違いはだいぶ減ってきました。
 2組では、教科書に書かれている文章から、助詞の使い方の間違いを見つけたり、句読点の誤りを見つけたりする学習をしていました。間違いを見つけて赤鉛筆で正しく直し、さらにノートに直した文章を書き写していきました。(写真中)
 文の終わりに「。(句点)」をつけるというのは、1年生にとっては分かりやすいのですが、「、(読点)」を正しく打つのは難しいことです。実際、大人でも正しく読点を打つのは難しいのではないでしょうか。月末のこの時期、学校だよりや学年だよりの原稿チェックが管理職のところに回ってきます。自分の感覚で、よく読点の位置に直しを入れます。
 1年生の教科書には、『読点は、読みやすいところにつける。』と書かれています。これはなんとも曖昧な表現ですが、はっきりとしたきまりがないのが現実です。一番分かりやすいのは、読点でたっぷりと間を取り、自分で声に出して読んでみることです。
 読点が多いと、とても読みづらい文章になります。逆に読点がないと、分かりづらい文章や誤読が生じる文章になります。読点の位置は、文章を書く人のセンスによるところが大きいものです。
 4年生は、社会科の時間に「まちの発展につくした人」という学習をしています。今から約400年前の江戸時代に活躍した玉川兄弟の偉業を取り上げ、様々な資料を基に当時の様子を学んでいます。玉川兄弟は、多摩川上流に取水堰ぜきをつくり、江戸まで続く上水を開きました。取水ぜきがあるのは、現在の羽村市です。そこから43kmも離れた四谷大木戸(現在の新宿区)まで水路をつくったというのですから驚きです。それが近現代の話であれば、機械を使った工事が可能ですが、当時はほとんどが人の手による作業です。わずかな傾斜をつけながら水を流していくだけでも、相当な技術と困難が重なった工事であったことが想像できます。
 今日は、1組の子ども達が校庭の砂場に集まり、当時の様子を学ぼうと、「もっこ体験」を行っていました。シャベルでバケツに砂を入れ、てんびん棒を3人がかりでかついで運んでみました。バケツ1杯の土が、なんと重いことでしょう。棒が肩に食い込むほど重く感じられました。(写真下)
 重機がなかった江戸時代に、玉川兄弟は羽村の取水ぜきから江戸まで、水を流すための水路を掘り続けました。掘った土は、全て手作業で運んでいたわけですから、当時の人々の苦労は並大抵のものではありませんでした。
 資料によると、その工事は多摩川沿いの農民たちも一緒に加わり、昼夜を通して続けられたそうです。そして、なんと8か月余りで完成したというから、またまた驚きです。羽村の取水ぜきには、その玉川兄弟の銅像が建っています。

11月25日(金)

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 11月も残りあとわずかとなり、一週間後には音楽発表会があります。今日も、体育館で学年ごとの練習が熱心に行われていました。合唱はマスクをつけたままで歌うため、体育館いっぱいに歌声を響かせるのに苦労します。音楽専科と担任の先生達とで、学年全員の意欲を引き出しながらの指導が続いていました。
 さて、今月はとても穏やかで、暖かな日が多いように感じます。「小春日和」は、正式には勤労感謝の日までの暖かな日に使われる言葉です。しかし、昨日も今日も、思わず日なたに出てのんびりしたくなるほどの陽気です。
 9月下旬から10月中旬にかけて植え替えたサクラ草も、暖かな日々のおかげで順調に生育しています。昨年は、6年生のサクラ草が一番に開花しましたが、今年は1年生のサクラ草が一早く咲きそうです。1年1組の女の子の鉢を見ると、サクラ草の花芽がすくすくと伸びてきていることに気がつきました。同じクラスの子ども達も集まり、うらやましそうに見入っていました。(写真上)
 茂ってきた葉っぱをかき分けてみると、他の子のサクラ草にも花芽ができ始めていました。隣の2組のサクラ草も、何人か花芽を確認することができました。全校の鉢を確認すると、児童玄関前(図書室側)に置いてある高学年のサクラ草にも花芽がついたものがあります。5,6年生の子ども達は、花芽ができていることにまだ気づいていないのでしょうか…。
 9月26日、全校で最初に植え替えをしたのが6年生でした。その後、上の学年から順に植え替え指導を行い、最後が1年生(10月19日)でした。1年生は、私が教えた通りに、毎日せっせと水やりと愛情をしっかりあげているためか、生育がとても良いように感じます。
 さて、暖かな気候によって、今日はこんなこともありました。・・・1年2組の子ども達が、中庭で生活科の学習をしていた時のことです。冬に近づいてきた自然の様子を観察させていたところ、池の周りに子ども達が集まり、大騒ぎになりました。オニヤンマの成虫を見つけた子がいて、あっという間にクラスの子ども達がその周りを取り囲んでいたのです。さらに、その近くでヤゴの抜け殻を拾った子もいて、得意気に見せてくれました。(写真中)
 この時期にトンボになるの? と、1年生の子どもでさえ不思議に思います。オニヤンマは、まだヤゴからかえったばかりだったのか、羽を震わせてじっとしていました。「寒いのかな…」と心配していたその時です。「あぁぁぁ〜」という子ども達の叫び声とともに、みんな一斉に空を見上げました。オニヤンマは、突然元気よく羽を動かしたかと思うと、中庭の上空を気持ちよさそうに飛んで行ったのです。
 トンボの種類によっては、成虫のまま冬越しをする場合もあるようです。しかし、それはごく稀な種類のみで、オニヤンマは水中で卵か幼虫(ヤゴ)で越冬するはずです。1年生の子ども達とともに、めったに見られない貴重な光景を目にすることができました。
 6年1組の教室では、家庭科の調理実習の話し合いが行われていました。6年生は、家庭科の「まかせてね 今日の食事」という学習で、1食分のおかずを作ります。来週の調理実習では、主菜として「厚揚げと野菜のチャンプルー」、副菜として「青のりポテト」を作る計画のようです。今日は、そのための調理分担を決めたり、手順について話し合ったりしていました。(写真下)
 ワークシートには、それぞれの料理の材料と切り方などが書いてありました。「厚揚げと野菜のチャンプルー」は、厚揚げの他に、にんじんやもやし、キャベツが入るようです。味付けは塩・コショウにしょう油を使います。一方の「青のりポテト」は、じゃがいもをゆでで塩と青のりを混ぜます。炒め料理とゆでる料理は、毎日の食卓に欠かせない調理法です。ぜひ、来週までに各家庭で練習をさせてみてください。

11月24日(木)

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 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう」という学習をしています。「単位量あたりの大きさ」に関する学習単元です。混みぐあいを比べる学習から始まり、いろいろな単位量あたりの大きさを求める問題、さらには「速さ」についても学習をしてきました。速さは、以前は6年生で学習していましたが、2年前の教科書から5年生で学習することになりました。「時速〇km」のように、単位量あたりに進む道のりで速さが表されることから、この単元で学習することになっています。
 「速さ=道のり÷時間」の公式を使って、時速や分速、秒速を求めればよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式(「道のり=速さ×時間」、「時間=道のり÷速さ」)を使う必要もあります。
 今日は、この単元のしあげとして、様々な練習問題に取り組みました。音が空気中を伝わる速さ(秒速340m)を使った問題でした。稲妻が見えてから、「ゴロゴロ…」という音が聞こえてくるまでの時間を使い、雷が落ちた場所の距離を求めていきました。さらに応用問題として、「自分が雷の場所から1km以内にいると考えられるのは、稲妻が見えてから音が聞こえるまでにかかる時間がおよそ何秒以内の時ですか。四捨五入して、整数で答えましょう。」という設問がありました。1km=1000mです。1000÷340を計算すると、2.94…となり、四捨五入して「3」なので、「3秒以内」が答えとなります。単位の換算とわり算筆算、そして四捨五入と、今まで習った算数の技能が必要となる問題でした。(写真上)
 教科書(P40)の下には、「かみなりの音が小さくても聞こえてきたら、すぐに安全な場所にひなんしよう。」と書いてありました。算数の教科書とはいえ、こういうところの気遣いも忘れていません。
 3年生は、理科の時間に「太陽の光」の学習をしています。日光が直進していることや、鏡を使って光を集めたり反射させたりできることを確かめます。また、物に光を当てると、明るさや温かさが変わることについても実験をします。
 今日は、1組の子ども達が校庭に出て、鏡で光を集めて明るさや温度の違いを確かめる実験をしていました。また、虫めがねを使って日光を集め、黒い紙を焦がす実験もしていました。虫めがねで集めた日光が、黒い紙の一点に集まると、またたく間に煙が上がり始めます。
 子ども達の様子を見ていると、虫めがねを使って光を集めるのは初めてという子が多かったようでした。虫めがねと紙との距離やレンズの向きの感覚がつかめず、なかなか焦点が合わない子が多く見られました。季節がら、太陽はずいぶん低い位置を通るようになりました。しかし、レンズで日光を集めると、ちゃんと黒い紙を焦がす力があるということが確認できました。(写真中)
 2年生は、生活科の時間に「作って ためして」という学習をしています。身近にある物を使って、動くおもちゃを工夫して作り、みんなで遊びを楽しむ学習単元です。
 教室に入ると、それぞれ各家庭から様々な材料を用意して製作している様子がよく分かりました。牛乳パックや紙コップから、たこ糸やカップ麺の容器まで、自分の作りたいおもちゃのイメージに合わせて、家の人に協力して用意してもらったのでしょう。
 作っていたおもちゃは、教科書に載っている作品を参考に作ったものもありましたが、今まで作ったことがある経験を生かして、独自のおもちゃに挑戦していた子も見られました。また、実際に作ってみると、「動くおもちゃ」という観点からなかなかうまくいかないところも出てきます。2年生なりに工夫をして、何度も何度も試していました。(写真下)
 この学習は、生活科の学習だけにとどめずに、様々に発展させていきます。国語の「馬のおもちゃの作り方」の学習と連携させ、自分の作ったおもちゃの説明をカードにまとめさせます。さらに、1年生を招いておもちゃランドを開くなど、活動をさらに広げていく予定です。

11月22日(火)

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 久し振りに家庭科室からいい香りが漂ってきました。先週、「食べて元気! ご飯とみそ汁」の学習で、まずはご飯を炊く計画を立てていることをお伝えしました。今日は、5年1組がご飯を炊く調理実習を行っていました。
 まず、お米を量ってから洗い、水を加えて30分吸水させました。計量カップで水の量を慎重に量り取っていました。時間を計るのもタイマーを使い、きっちりと30分吸水をさせました。鍋は、ガラス製のものを使いました。ご飯が炊けていく様子を観察するためです。
 いよいよガスコンロにかけて点火です。沸騰するまでは、中火〜強火で加熱していきます。ぐつぐつと沸騰してきた様子がよく見えました。蓋がコトコトと動き始めた頃合いを見て、火加減を弱めます。よく観察していると、だんだん鍋の中の水分が少なくなっていくことに気がつきます。水分がなくなってきたところで一番火を弱くして、しばらく過熱します。鍋の中の様子を横から見ながら、火を止めるタイミングを待ちました。(写真上)
 ここで大切なのは、絶対に蓋を開けてはいけないということです。「始めちょろちょろ 中ぱっぱ 赤子泣くとも蓋取るな」という言葉があります。昔の人が、ご飯をおいしく炊くために言い伝えた言葉です。昔はかまどでご飯を炊いていたので、火加減や火を止めるタイミングが難しかったのでしょう。ついつい鍋の中を見たくなりますが、おいしいご飯を炊くためには御法度です。
 完全に水分がなくなったところで火を止め、10分間蒸らして出来上がりです。炊き立てのご飯のいい香りと、おこげの香ばしいにおいが混ざり、廊下にまで漂ってきました。お茶碗に取り分けて、まずは白米を一口味わいました。今日の実習に使ったお米は「コシヒカリ」とのことでした。すぐにふりかけや海苔と一緒にご飯を食べていましたが、炊き立てのおいしさをしっかり感じ取ることができたでしょうか。
 各ご家庭では、電気炊飯器でご飯を炊く場合がほとんどだと思います。炊飯器の中で、お米がどのように変化して炊けているのかを、実習を通じて知ることができました。
 ところで、先週お伝えした我が家の炊飯器ですが…土曜日に新しい炊飯器が届き、その日の夜にさっそく炊いてみました。炊飯器が新しくなり、ご飯が一層おいしく感じられました。日本人にとって、ご飯は毎日欠かせない主食です。おいしいご飯が食べられるのは、何よりの幸せです。
 ご飯の次は、パンの話題です。5年1組が調理実習をしていた頃、2組は図工の学習中でした。5年生は、「私のお店」という作品に取り組んでいます。将来経営してみたいお店を考え、粘土や工作用紙などを材料として製作していきます。お店には、自分の姿をアバターとして登場させます。この学習の最初に、芯材とクラフト粘土で人物を作りました。今は、お店の内装を細かく作っている最中です。
 お花屋さんや自転車屋さん、靴屋さんなど、様々なお店が出来上がりつつあります。お店の細部に作られたものを見ると、「〇〇屋さん」とすぐに分かるような段階になってきました。
 おいしそうなパン屋さんを作っている子がいました。ロールパンやメロンパンなど、パンのいい香りがしてきそうな店内です。パンのにおいに誘われて店内に入り、どれを買おうか迷ってしまうようなすてきなパン屋さんになりそうです。パン屋さんにあこがれる気持ちがよく伝わってきました。(写真中)
 1年2組の教室で、音楽の鑑賞の授業がありました。「おどるこねこ」という曲の鑑賞をしました。CDから流れてくる曲を聴いて、どんな感じがしたかを思い思いにカードに書いていきました。(写真下)
 「踊る子猫(ワルツィング・キャット)」は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った曲です。アンダーソンは、軽快で分かりやすい曲をたくさん残しました。短い曲で親しみやすく、物や動物の動きなどを表現した曲想のため、小学校の鑑賞教材に多く使われています。
 出だしのメロディーから猫の鳴き声をまねたグリッサンドが登場し、子猫のワルツらしさが感じられます。1年生の子ども達にもすぐになじめる曲のようでした。「遊園地に行ったみたい」とか、「ネコが踊っているみたい」と鑑賞カードに様々に書いていました。最後は犬の鳴き声が入り、猫がびっくりして曲が終わります。

11月21日(月)

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 今日から、音楽発表会に向けた体育館練習が始まりました。先週の金曜日の6校時に、6年生が体育館の準備作業を行っていました。体育用具を片づけたり、楽器を音楽室から運び込むなど、進んで仕事をしていました。学年ごとに体育館練習が割り当てられ、いよいよ全校体制で音楽発表会に向けた気持ちが高まってきました。
 体育館練習開始日となった最初(1校時)の学年は、3年生でした。まずは、ひな壇とステージにどの様に並ぶのか、合奏の配置に基づいて全員の立ち位置を決めていきました。また、学年によってはまだ全員の楽器が決定していないため、そこを確定させることから始めなければなりません。来週水曜日まで、各学年とも5回ずつの練習時間が組まれています。学年担任も一緒に指導をしますが、主になって指導しているのは音楽専科の先生です。「いつまでに、どこまで仕上げる」という計算をしながらの指導が続きます。今週から来週にかけて、どのように歌や合奏が仕上がっていくのか楽しみです。(写真上)
 4年生は、外国語活動の時間に、「What do you want?」の学習をしています。果物や野菜の中から、自分の好きなものを聞いたり答えたりする内容でした。黒板には、様々な食材のカードが貼られ、「I want 〜」の文型に当てはめて会話をしていきました。
 1組の授業では、ALTのマーク先生から、フィリピンでよく食べられている果物や野菜のことを教えてもらっていました。その一つに、「コットンフルーツ(Cotton Fruit)」がありました。サントル(Santol)とも呼ばれているようですが、フィリピンなど東南アジアの国々で広く栽培されている果物とのことでした。その名の通り、中を割ってみると、白いふわふわの綿のような果肉が見えてきます。酸っぱさと甘さがある果物のようです。(写真中)
 マーク先生からは、他にも「スターアップル」と呼ばれる中が星状に見える果物や、「スターフルーツ」という断面が星の形になる果物を紹介してもらいました。また、チャヨーテという野菜についても話がありました。西洋ナシのような形をした野菜で、スープやサラダの材料になるようです。実は、このチャヨーテ、日本でも「ハヤトウリ」として生産されています。奈良漬けなどの材料として利用されているようです。ALTの先生から外国についていろいろなことが聞けるのも、外国語活動の時間が子ども達に大人気の理由の一つです。
 5年生は、国語の時間に「古典芸能の世界」という学習をしています。5,6年生の国語の教科書には、「伝えられてきた文化」について学ぶ単元が配置されています。6年生では、狂言「柿山伏」を学びますが、5年生では「落語」が取り上げられています。
 教科書の落語についての解説を読むとともに、1組ではNHKの動画資料を見ながら実際の落語の様子について学んでいました。落語家のしぐさについては、教科書に写真入りで説明が載っています。扇子や手ぬぐいを使って、そばや焼き芋を食べたり、お茶を飲んだりするしぐさが紹介されています。動画でもそのしぐを確認し、子ども達も真似てやってみました。(写真下)
 一週間前、6年生に出前寄席がありました。その時、落語についての詳しい説明や体験コーナーがありました。5年生も一緒に参加させたかったなあと、今になって思いました。

11月18日(金)

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 4年1組で、「雨のバスていりゅう所で」という資料を使った道徳の授業がありました。「規則の尊重」について考えさせる内容で、道徳では以前から定番となってきた資料です。
 主人公の「よし子」は、他の人たちと共に近くの店の軒下に並び、雨を避けながらバスを待っていました。しかし、バスが近付いてくると、停留所の先頭へと駆け出し、真っ先にバスに乗ろうとしました。そんなよし子を連れ戻す母親のいつもと違う様子を見て、自分がしたことについて考えるというお話です。(写真上)
 バス停から離れた店の軒下に並ぶことが正式な規則かと言われれば、少し疑問がわく資料かもしれません。そこにいた人たちの単なる暗黙の了解による規則ともとれます。しかし、よし子はもともと母親と一緒にその列に並んでいたわけですから、そこでバスを待つという規則をきちんと理解していたはずです。それでありながら、遠くにバスが見えたことで真っ先にバス停のところに駆けていったので、母親に注意されたというわけです。
 規則は、相手への思いやりの側面を持っています。よりよく社会生活を生きるために、規則を守ることが周りの人々への優しさにつながります。たいてい道徳の授業では、「規則は守らなければいけない」と子ども達は当然のように答えます。しかし、実際の自分たちの生活場面ではどうでしょうか? 「我先に…」と、人を押しのけて並ぶことはないでしょうか? 校内の水飲み場や教室内では、よくある光景です。そして、大人の社会でも、スーパーなどで見かけることがあります。
 1年生は、国語の時間に「しらせたいな 見せたいな」という学習をしています。「学校にいる生き物や学校で見つけたものをよく見て、家の人に知らせる文章を書こう」という「書くこと」の学習単元です。教科書には、モルモットのモコの絵と文章が例として載っています。モルモットと言えば・・・昨日の生活科見学で1年生の子ども達は実際に抱っこしてきたばかりです。手で触った感触がしっかり残っているうちに…と、さっそく1組では、モルモットを題材に絵と文を書かせていました。
 子ども達は、昨日自分の膝の上に乗せてもらったモルモットの名前をちゃんと覚えていたようですが、いきなり絵を描くのは難しいものです。そこで、昨日撮ってきたモルモットの写真を見せながら描かせることにしました。1匹ずつの写真と名前が書いてあるプレートがあったので、それを写真に収めてきたのが役立ちました。
 「まんまるの目」、「毛が長かった」、「おしりがぷりぷり動いていた」と、昨日触れ合って気がついたことを絵の周りに書き込んでいきました。抱っこしたモルモットもかわいらしかったのですが、1年生が一生懸命描く絵もかわいらしく感じられました。(写真中)
 昨日のモルモットの体験を通じて、いろいろな種類があることが分かりました。毛並みの種類が豊富で、色も様々でした。とても長い毛でおおわれたモルモットもいました。モルモットは、とても警戒心が強く、臆病な動物であると言われています。昨日のように全員の膝の上でじっとしていたのは、動物園で体験用にしっかりと慣らしているからのようです。昨日の体験で、モルモットを飼ってみたいと思った子が多かったのではないでしょうか。
 1年2組の外に、ミニシクラメンの鉢が置いてありました。赤紫色の花がたくさん咲いています。中休みにサクラ草の水やりに来た2年生の子ども達が、シクラメンの花を見に集まってきました。(写真下)
 最近は、花の苗が出回る時期がどんどん早くなってきています。シクラメンも、9月〜10月にはホームセンターに並ぶようになりました。昔は、12月が近づいてくるとシクラメンの鉢物が店先で見られるようになったものです。それも、当時はミニ種はなく、大鉢のシクラメンがほとんどでした。埼玉県には、シクラメンを生産する農家がところどころにあり、親戚への贈答用に買い求めに行きました。当時は、室内で育てる高価な鉢物として出回っていました。
 それが今や、ガーデニングブームとともに庭やコンテナ植えの花として、多くの人に認識されるようになりました。屋外で育てられるということは、ミニシクラメンは寒さに強い品種であるということです。それまでのイメージが全く変わっても、秋から冬の主役の座からは外れていません。様々な花色と長い期間にわたって咲き続けるため、花の少ない冬には欠かせない植物です。
 ところで、来週から個人面談が始まります。教室に1つ鉢花があるだけで、温かな雰囲気で面談ができます。モルモットの癒し効果は絶大ですが、鉢花の存在も大きなものです。

11月17日(木)

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 今日は、1年生の生活科見学があり、板橋区立こども動物園に行ってきました。こども動物園は、東上線で下板橋の駅まで行き、そこから歩いて25分ほどのところにあります。東板橋公園内に併設されている動物園です。
 板橋区の住宅街の中の路地を入っていくと、開けた公園が広がり、その一角にこども動物園があります。ちょうど開園の10時前に着き、園の人のお話を聞いてから、3つのグループに分かれて見学・体験をしました。
 モルモット抱っこコーナーでは、一人一人の膝の上にモルモットを1匹ずつ係の人が乗せてくれました。それだけモルモットがたくさんいて、その1匹ずつにちゃんと名前がつけられていました。モルモットもかわいらしかったのですが、名前がまたすてきで面白いネーミングでした。係の人が一人ずつの膝の上にモルモットを乗せながら、名前も一緒に教えてもらいました。テテ、ほうじちゃ、ハピタン、モカ、シュガ、アルフォート、ミルク、ビター、ぷっちょ、パピコ、ココア、むぎちゃ、わらび、クーリ、おしるこ・・・きっと、モルモットは次々と生まれるので、1匹ずつに名前をつけるのは大変なことだと思います。さらに、園の人がちゃんとモルモット全部の名前を覚えているのがすごいと思いました。後から聞いてみたら、「1匹ずつ体の色が違うから、名前はすぐに覚えられます。」と話していました。1年生の子ども達は、自分が抱っこしたモルモットの名前をきちんと覚えていたでしょうか。
 私は初めてこの動物園に来ましたが、「モルモットをこんなに長い時間抱っこさせてもらえるなんて!」と感激しました。たいていどこの動物園でも、団体で行ったら一人ほんの何秒かずつで交代させられてしまいます。子ども達の膝の上に、何分乗せてもらえたでしょうか。その時間がとても長かっただけに、自分のモルモットにかなり情が湧いていたようです。何度もさよならをしていました。(写真上)
 ヒツジやヤギのふれ合いコーナーでは、広場に放し飼いにされているヒツジやヤギを自由にさわることができました。ヒツジの毛のモフモフ感を確かめたり、指を入れて羊毛の温かさを感じたりすることができました。触っているうちに急に動き出してびっくりする場面もありましたが、次第に慣れてきて動物との距離が縮まっていきました。(写真中)
 その後、広場でお弁当を食べてから、公園の遊具でたっぷり遊ぶ時間をとりました。暖かい陽気に恵まれ、とても楽しい生活科見学の一日になりました。(写真下)
 この動物園は、入場無料で体験にも料金がかかりません。他にもリスやウサギ、リクガメ、ポニーなどの動物がいて、様々なイベントが用意されています。都営三田線を利用すれば、さらに近い駅があります。ぜひ、ご家族で出かけてみてください。お薦めです。
 ところで、旭町小では以前、ウサギを飼っていました。私が旭町小に担任としていた最後の年(平成19年度)には、飼育小屋にウサギがいました。卒業アルバムで確認してみたところ、確かに飼育委員会がありました。(私は、栽培委員会担当でした。)その後、ウサギが死んでしまってから飼育小屋を閉じることになったのでしょう。全国的に小動物を飼っている学校が減ってきています。

11月16日(水)

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 1年生は、生活科の時間に、どんぐりを使ったおもちゃ作りをしています。今まで何回かにわたって取り組んできました。次々と工夫を凝らしたおもちゃが出来上がりつつあるようです。
 1組の教室に行ったら、たくさんの子ども達が、作ったおもちゃを見せながら説明をしてくれました。どんぐり迷路では、箱に仕切りをつけて、どんぐりの通り道が上手に作ってありました。スタートからコールまで、ビー玉代わりにどんぐりを転がしていきます。ビー玉と違って、なかなか思うように転がっていかないところが楽しい迷路です。
 やじろべえを作った子も何人かいました。人差し指の上に乗せると、ちゃんと釣り合うように作ってありました。竹ひごの長さや、中心のどんぐりに取り付ける角度によって、バランスが微妙に変わってきます。他にも、穴を開けたどんぐりをつないでネックレスを作ったり、紙コップを利用してどんぐりのけん玉やマラカスを作った子もいました。(写真上)
 教室の隅では、支援員と新人育成の先生たちが、どんぐりの穴あけの仕事をせっせと行っていました。
 6年生は、理科の時間に「水溶液の性質」の学習をしています。5年生の「もののとけ方」の学習では、蒸発皿に水溶液を入れて熱すると、食塩やミョウバンの結晶が出てくることを実験で確かめました。(今年の5年生が、今まさに実験しているところです。)
 6年生では、食塩水の他に、アンモニア水や塩酸、石灰水、炭酸水を使います。それぞれの水溶液を蒸発皿に入れて確かめると、アンモニア水と塩酸、炭酸水は何も出てきませんでした。そこで、「気体が溶けている水溶液があるのではないか」という仮説のもと、炭酸水に溶けている気体に着目して実験を行いました。
 まず、炭酸水を試験管に入れて湯煎しました。子ども達は、常温でも炭酸水から泡が出てくることをよく知っています。湯煎して温めると、さらによく泡が出てくることが分かりました。次に、その泡(気体)を集めて石灰水に入れる実験を行いました。炭酸水を入れたペットボトルをゴム管でつなぎ、石灰水の入った試験管に気体を入れていきます。結果、石灰水は白く濁り、炭酸水から出てくる気体の正体が二酸化炭素であることが分かりました。(写真中)
 ところで、コロナ禍で炭酸水の人気が一気に上がっています。様々な飲料メーカーから無糖炭酸水が出ています。さらに、家庭用の炭酸水メーカー(ソーダマシン)も出回るようになりました。調べてみると、どうも「健康志向」や「リフレッシュ」、「宅飲み」が炭酸水ブームの火つけ役になったようです。
 5年生は、家庭科の時間に「食べて元気! ご飯とみそ汁」の学習をしています。1組では、ご飯の炊き方について学習し、来週の調理実習に向けて計画を立てていました。普段、家庭では、炊飯器を使ってご飯を炊いていると思います。学校では、ご飯を炊く時の火加減を指導するために、透明な鍋を使って実習をします。教科書に、火加減のポイントが写真入りで載っています。(写真下)
 それ以外にも、米を洗ったり、水加減や吸水させる時間など、おいしくご飯を炊くコツがたくさんあります。家庭の炊飯器でよいので、ぜひ米を量ったり洗ったりするところを家でも実践させておくようにしてください。米の洗い方(研ぎ方)は家庭によって違いがありますが、「必ず水で洗う」ということは共通だと思います。子どもは、「冬場は、お湯で洗えばいいのに」と考えがちです。
 この間の日曜日に、家電量販店に行って炊飯器を選んできました。我が家の炊飯器を何年か振りに買い替えることにしました。様々な値段の炊飯器が並んでいて、どれを買おうか迷っていると、すかさず売り場担当のお姉さんが来て、ていねいに説明をしてくれました。各メーカーの「○○炊き」の売り文句の説明を聞いているうちに、だんだん高額な炊飯器売り場に近づいてきました。毎日食べるご飯だから…と言われると、少しでもおいしく炊ける機種を選びたくなるものです。しかし冷静に考えると、そんなに大きく違うものかなという気持ちにもなり、ほどほどの機種に決めました。一番の売れ筋商品だったのか、在庫切れということで、今度の週末に新しい炊飯器を取りに行ってきます。

11月15日(火)

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 5年生の理科は、先月から「もののとけ方」の学習が続いています。いよいよこの単元の締めくくりの実験に近づいてきました。今まで、食塩やミョウバンを使って、水に溶ける量や温度による溶け方の違いを調べてきました。今日は、2組が理科室で実験をしていました。水溶液として溶かしたものの取り出し方についての実験でした。
 一度水に溶かした物質は、どのようにしたら取り出すことができるでしょうか? 方法は2つあります。1つは、水溶液を冷やし、溶解度を下げることによって結晶を取り出します。しかしこの方法は、温度による溶解度が大きいミョウバンの場合にしか適用できません。そこで、蒸発皿に水溶液を入れて熱する方法を試します。
 実験の前段階として、ビーカーの底に溶け残った食塩と水溶液とを分離させる工程を行っていました。漏斗と漏斗台を用意し、ろ紙でこす方法です。ろ紙は、水にぬらして漏斗に固定することや、ガラス棒を伝わらせて水溶液を注いでいく方法を学び、慎重に行っていました。(写真上)
 漏斗の下からろ過された水溶液がビーカーに入っていきます。この時、水溶液がはねないように、漏斗の先をビーカーの壁につけておくということも大切です。
 2年生は、国語の時間に「馬のおもちゃの作り方」という説明文の学習をしています。空き箱を使って馬のおもちゃを作る手順と方法が、分かりやすく書かれた文章になっています。今まで、説明文の工夫について学習してきました。そこで今日は、実際に箱を用意して、自分で馬のおもちゃを作ってみることにしました。
 空き箱の用意について、10月号の学年だよりでお伝えしていました。きっと、各ご家庭でレトルトカレーなどを購入して準備してくださったのでしょう。教科書に書いてある手順で、箱に線を引いて切り取ったり、ホチキスでとめたりしていきました。子ども用のはさみでは、箱を切り取るのに力が必要で、とても大変そうでした。苦労の末、おおよその形ができ上がってきました。次回には完成しそうです。(写真中)
 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(単位量あたりの大きさ)」という学習をしています。5年生の算数の学習の中でも、最も大切であり難しい単元です。
 先週までは、その前の単元「ならした大きさを考えよう」という「平均」を求める学習をしてきました。今度は、混み具合を比べる学習です。体育館に30人いる場合と教室に30人いる場合では、教室の方が混み合っています。校庭に全校児童がいる場合と校庭に30人がいる場合では、全校児童がいる場合の方が混んでいます。では、体育館に30人いる場合と校庭に全校児童がいる場合とでは、どちらが混み合っているでしょうか? こういう場合に単位量あたりの人数で比較する必要が出てきます。今日は、面積も米の収穫量も違う田んぼを比較し、どちらがよく米がとれたといえるのかという問題に挑戦していました。(写真下)
 この後、「人口密度」や「速さ」についても学習していきます。速さは、同じ単位量(時間)に進んだ距離で表されます。以前は6年生で学習していた内容でしたが、2年前の教科書から5年生で学習することになりました。

11月14日(月) その2

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 2校時に、1年生が旭町保育園の年長さんと交流会を行いました。14名のひまわり組の園児たちが、先生方に連れられて正門を入ってきました。校舎や校庭をキョロキョロと見まわしながら、2人組でしっかり手をつないだまま玄関までやって来ました。。
 交流会は、体育館で行いました。行儀よく一列に座った園児たちの前に、1年生が体操着姿で、手にポンポンを持って入ってきました。体育発表会で取り組んだ、「ハロー・ザ・フォックス」のダンスを披露するためです。
 交流会の初めは、さっそくそのダンスを見てもらいました。音楽がかかると元気いっぱいの1年生が飛び跳ね始めました。先月の体育発表会から3週間も経っていますが、先週少し練習をして、気合いを入れ直して臨みました。ひまわり組の子ども達は、目を真ん丸にして見ていました。1年生の子ども達は、初めて自分たちより年下の子を迎え、少し偉くなったような気持ちで堂々と踊り切りました。(写真上)
 ダンスの後は、小学校の紹介と寄せ書きメッセージのプレゼントを行いました。代表の子ども達が前に出て、一言ずつ学校の紹介を伝え、みんなで書いたメッセージが貼られた模造紙をプレゼントしました。
 来年度2年生になった時に、1年生として入学してくる子ども達です。先輩として、先生の指示できびきびと動いたり、きちんと整列して話を聞いたりする「良いお手本」を見せることができました。今後は、幼稚園との交流会も計画しています。
 せっかく来てもらったので、交流会の後に校内を案内してあげました。音楽室の授業や、4年生の外国語活動、3年生の算数、2年生の国語の授業と、いろいろな勉強をしている様子を廊下からのぞくように見ていきました。最後に、1階のトイレの様子も見てもらいました。「大きくてきれい!」と言っていました。本校では、あさって就学時健診があります。学校の様子を知ることで、少しでも入学前の心配を解消してもらえればと思います。
 2,3校時に、5年生の各クラスにブックトークがありました。イギリスの化石採集者、古生物学者として有名になったメアリー・アニングに関する本の紹介がありました。アンモナイトの化石について、実物を見せながら話をしていただきました。ちょうど、先週の移動教室の地球博物館でアンモナイトの化石を見てきたばかりだったので、5年生にとって興味深いブックトークになりました。
 一方、2年1組では、読書旬間の締めくくりとして、本の紹介カードを書いていました。この2週間に出会った本から、友達に紹介したい本を選んで、絵や紹介文を考えていました。明日、2年生の各クラスに、光が丘図書館の方々から読み聞かせをしていただく予定です。(写真中)
 5,6校時に、体育館で6年生に向けた「出前寄席」がありました。これは、東京都教育委員会で実施している「子どもを笑顔にするプロジェクト」の一環として企画された取り組みです。コロナ禍における子ども達の笑顔を取り戻し、社会全体を明るくしていこうという趣旨で、都内の全小中学校を対象に様々なプログラムが用意されています。スポーツ観戦や演劇鑑賞、アスリートの派遣などの中から、旭町小は伝統芸能の鑑賞として、「出前寄席」を行っていただくことになりました。
 体育館の舞台上が演芸場となり、落語2つの間に漫才を挟む形で公演していただきました。最初に、寄席で行われる落語について、古今亭菊志ん さんから解説をしていただきました。昔の人々の楽しみの一つとして伝えられてきたものの一つに落語があり、寄席は昔のエンタメの場であったこと。落語家が一人で何役も演じる「上下(かみしも)」のルールについて。落語は、最後のオチで一気に終わること。落語家が持っている「手ぬぐい」と「扇子」について。…最初にこれらの解説をしてもらったおかげで、落語が初めてという子にも楽しめたようでした。
 次に、子ども達の体験コーナーがありました。3人の子が舞台に上がり、「饅頭を食べるしぐさ」、「扇子を箸代わりにして蕎麦を食べるしぐさ」、そして「小噺に挑戦」と、それぞれ高座に上がって行わせてもらいました。(写真下)
 次は、いよいよプロの噺家さんによる出前寄席です。最初は、柳亭市次郎さんによる「転失気(てんしき)」という落語でした。知ったかぶりをする和尚さんに、小僧の珍念がぎゃふんと言わせる落語です。続いて、宮田 陽・昇さんの2人による漫才がありました。漫才は、子ども達がテレビでよく見ているだけに、ずっと笑いが絶えない時間が続きました。最後は、古今亭菊志ん さんによる落語「牛ほめ」でした。与太郎が、おじさんの家に行って家を褒めてくる落語です。
 「子どもを笑顔にするプロジェクト」の名の通り、6年生の子ども達に終始心の底から笑えるひと時をプレゼントしてもらいました。体育館の床を手でたたきながら笑い転げる子もいて、落語や漫才の楽しさを存分に味わうことができました。

11月14日(月) その1

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 今日の全校朝会は、続けてクリーン運動があるため、ボランティア活動についての話を短く行いました。
・・・11月に入り、秋の深まりを感じるようになりました。先日、駅前の広場で落ち葉を集めて掃除をしている方々を見かけました。また、落ち葉だけでなく、空き缶や吸い殻などのごみも集めていました。よく公園などでも落ち葉の掃除をしている方々を見かけます。これらの取り組みをしている人たちは、仕事として掃除をしているのではありません。ボランティアとして働いている人達です。
 ボランティアというのは、自分でできることを進んでみんなのために働く活動のことをいいます。そして、一番大切なのは、無償で行うこと…つまり、お金をもらわずに行う活動であるということです。
 今日は、これからクリーン運動を行います。クリーン運動は、みんなで力を合わせて、学校や地域をきれいにするボランティア活動です。学年ごとに分担した場所のごみを拾ったり、石拾いをしたりします。また、落ち葉を一つずつ手で拾います。みんなで行えば、たくさんの落ち葉もあっという間に片付けることができます。
 一方で、普段は用務主事さんが一人で何倍も働いてきれいにしてくださっていることを忘れてはなりません。ですから、みんなで一斉に外に出てクリーン運動をしたことで終わりにしてはいけないのです。毎日行っている掃除の時間も大切にしていかなければなりません。ほうきや雑巾を使って、決められた当番の場所をいつもがんばって掃除をしているでしょうか。今日のクリーン運動を機会に、普段の掃除当番の取り組みも含めて、学校をきれいにしていく気持ちを高めていきましょう。・・・
 クリーン運動には、PTAから数名の方々にお手伝いをしていただきました。各学年が分担場所に行き、たくさんの落ち葉やごみを集めることができました。

11月12日(土)

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 今日は、第二土曜公開日でした。今までと同様に、各家庭1名の参観にご協力をいただき、ありがとうございました。
 5年1組では、先週刈り取った稲を使い、脱穀ともみすりの学習を行っていました。5月にバケツを使って田植えをし、バケツ稲として育ててきました。稲の品種は、「コシヒカリ」です。いよいよ植え付けた苗からコシヒカリのお米が収穫できる時がやって来ました。
 乾燥させた稲の穂先から籾(もみ)を落とす作業が脱穀です。今は全てコンバインで行っていますが、5年生の子ども達には手作業で体験をさせていきます。脱穀の作業をするために、いろいろな方法で試していました。まず、牛乳パックを使う方法です。牛乳パックの口の中に、稲のもみの部分を入れます。牛乳パックの口を閉じて手で押さえ、もう片方の手で稲の茎を引っ張ります。種もみが稲から外れて、牛乳パックの底に落ちていきます。もみが飛び散る心配がなく、一番手っ取り早い方法のようでした。
 他にも、割りばしを家から用意してきた子がいました。割りばしを少し広げて、稲の穂の根元の部分を開いたすき間に差し込みます。そのまま茎を引っ張ると、もみが外れて下に落ちます。同じように、くしを用意してきてもみを外していた子もいました。(写真上)
 農家の人は、機械化される前までは、「千歯扱き」(せんばこき)という道具を使っていました。江戸時代に発明された画期的な農具でした。鉄の歯の隙間に稲の穂先を入れて、引き抜くともみだけが落ちる仕組みです。(石神井ふるさと文化館に展示されています。)
 ここまでで、各自が収穫できた稲籾は、軽く一握り程度でした。次に、もみ殻を外して玄米にする「もみすり」にも挑戦していきました。学校には、小さなすり鉢を児童数分用意してあります。そこに稲籾を入れて、野球ボールでゴリゴリと擦っていきます。しばらくすると、すり鉢の中で玄米ともみ殻が分離します。ようやく玄米になった米粒をつまみ、大切そうにビニール袋に集めていました。
 実際は、さらに玄米を白米にするための「精米」の作業があるわけですから、手作業で行うのがいかに大変であるのかが分かります。普段食べているご飯の一粒一粒は、人々の苦労の蓄積でできていることが分かったのではないでしょうか。
 1年生の教室では、図工の授業が行われていました。「カラフルカメレオン」という絵の具の道具を使った学習でした。1年生は、1学期の終わりに初めて絵の具の道具を使いました。2学期にも図工の授業で絵の具を使い、道具の準備の仕方にだいぶ慣れてきたところです。
 カメレオンが描かれている画用紙の仕切られた部分を、絵の具でていねいに色をぬっていきました。絵の具は、筆に含ませる水加減で濃さが違ってきます。少しずつ水をつける量を調節しながら、慎重に色ぬりをしていきました。また、隣の部屋の色と混ざり合わないように、乾くまで離れたところをぬるようにもしました。とってもカラフルなカメレオンになりました。(写真中)
 6年生は、国語の時間に「鳥獣戯画を読む」という説明文の学習をしています。2校時に1組では、この説明文の段落ごとの要旨をまとめ、全体の構成について考えさせていました。
 鳥獣戯画とは、サルやウサギ、カエルなどの動物が擬人化して描かれた絵巻物で、日本最古の漫画である言われています。平安時代末期から鎌倉時代にかけて描かれました。
 ところで、この説明文は、4年前に82歳で亡くなったジブリの高畑 勲 監督によって書かれた文章です。「風の谷のナウシカ」や「火垂るの墓」など、子ども達にもなじみのある作品に深く関わった人であることを知ると、この説明文に興味がわくものです。(写真下)
 高畑さんは、鳥獣戯画の魅力について、説得力のある文章で書いています。「十二世紀という大昔に、まるで漫画やアニメのような、こんなに楽しく、とびきりモダンな絵巻物が生み出されたとは、なんとすてきでおどろくべきことだろう」と書いてあり、「『鳥獣戯画』は、だから国宝であるだけでなく、人類の宝なのだ。」と表現しています。

11月11日(金)

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 2学期から毎月1回、図書ボランティアのみなさんによる読み聞かせを1〜4年生に行っています。今月は、今日の朝読書の時間に行っていただきました。
 先週火曜日から読書旬間が始まり、光が丘図書館の支援をいただき、各学年にブックトークや読み聞かせ、本の探検ラリーなどを実施しています。先週お伝えした「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」の取り組みも含めて、この2週間でこれでもかというほど本の世界を子ども達に提供してきています。旭町小の子ども達のためにという思いで活動してくださっている方々に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
 さて、今日の読み聞かせも、各学年にふさわしい本を選定して行われている様子が見られました。2年2組では、「干したから」という「ふしぎびっくり写真絵本」のシリーズを取り上げていました。私たちの食卓には、干して作った食べ物がたくさんあります。フルーツやかつお節、そして米や麦も保存食として干して作られています。写真を見せながら行うブックトークとして、子ども達に紹介していました。
 また、1年1組では、「こんとあき」(林 明子 作)の読み聞かせを行っていました。この絵本を見たのは何年振りのことでしょう。昔、自分の子どもに読み聞かせをしてあげた記憶があります。こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。あきが成長するにつれて、こんは古びて、腕がほころびてきました。あきはこんを治してもらうために、こんと一緒におばあちゃんの家に向かいます。小さい女の子とぬいぐるみの二人旅なので、ハプニングだらけです。最大のピンチは、砂丘で起こりました。犬に連れられて行ったこんを、あきは必死で探します。…最後はおばあちゃんのところに行くことができてホッとしますが、ページをめくるたびにハラハラドキドキさせられます。改めて、すばらしい絵本だなと思いました。(写真上)
 3年生は、算数の時間に「重さをはかって表そう」という学習を行っています。重さの単位と測定について学ぶ単元です。3年生で初めて重さの単位を習い、gやkg、t(トン)まで学習します。
 今日は、実際にはかりを使って、いろいろな重さを測定する学習をしていました。はかりの針が示す重さを読み取ることが、この単元で一番難しいところになります。それは、はかりの種類によって目盛りが違い、ひと目盛りが何gを表すのかを考えなければならないからです。
 子ども達は、グループごとにはかりを使って、いろいろなものの重さを量っていました。長さの単位を習った時におおよその感覚を身につけたように、重さの感覚も習得させることが大切です。手に持って、だいたい何gかの見当がつくようにさせたいものです。(写真中)
 ところで、身近なところにあるはかりは、ほとんどがデジタル式に替わってしまいました。保健室に昔あった体重計も、今はデジタル式です。肉屋さんでもアナログのはかりは見られなくなってきています。今後、教科書にどの様に扱われていくのでしょうか。
 6年生は、家庭科の学習で「まかせてね今日の食事」という学習をしています。今までの家庭科での学習を生かして、バランスの取れた1食分の献立を考える学習です。
 献立を考える時は、主食、主菜、副菜、汁物の組み合わせとともに、栄養のバランスを整えることが大切になります。様々な食品の栄養素や調理の仕方などをしっかり学習したうえで、家族が喜びそうな1食分の献立を考えていきます。そして、調理実習へと結び付けていく予定です。(写真下)
 5年生の下田移動教室では、3食を子ども達と一緒に食べて過ごしました。かなり偏食の強い子が何名かいることに気がつきました。ご飯とスープしか食べられず、野菜もおかずもほとんど残していた子がいました。家庭科の学習も大切ですが、その前に家庭での取り組みもがんばってもらいたいところです。

11月10日(木)

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 2年生は、算数の時間に「かけ算」の学習をしています。今まで、新しい計算としてかけ算を学習し、かけ算が使われる場面を式に表したり、その答えの求め方を考えたりしてきました。そして今週から、いよいよ「かけ算九九」の学習に入りました。
 はるか昔のことになりますが、かけ算九九を最初にどの段から覚えたでしょうか? 簡単な1の段か2の段から習った…と考えがちですが、たいていどこの学校でも、5の段から指導しています。5の段の次は2の段で、その後3,4,6,7,8,9,1の段と続きます。2年1組の教室から、5の段の九九を唱える声が元気よく聞こえてきました。(写真上)
 では、なぜ5の段を最初に覚えさせるのでしょうか。かけ算九九が覚えやすく、かけ算の規則性が見えやすいこと。さらに、かけ算九九が言いやすいというのも5の段が一番適している理由のようです。確かに、5の段の答えは一の位が0か5で、2年生にとって分かりやすいはずです。時計も5分、10分、15分と、5の倍数で考えることが多いです。
 この後の2の段、3の段までは順調に進むものの、4,6,7…辺りから難易度が上がってきます。全国的に昔から九九の誤りが最も多いのは、7の段と言われています。(次に8の段、9の段、6の段と続きます。)7の段が覚えにくいのは、7を「しち」と発音するため、唱えづらいためです。言いづらいものは覚えにくいということなのでしょう。
 九九の暗唱は誰もが通ってきた道です。そして、学校での時間だけでは、とうてい覚えられません。家庭での協力が必要です。苦労して覚えた九九は、きっと3年生以降での算数に大きく影響していくはずです。
 図工室では、2年2組がカッターナイフを使った授業を行っていました。小学校の図工の授業では、2年生でカッターナイフの使い方を学ぶことになっています。今日は、カッターナイフの扱い方について指導を受けた後、実際に黒い色画用紙を切る「試し切り」に挑戦していました。(写真中)
 今回初めてカッターナイフを使う子が多かったようです。どの子も緊張した様子で取り組んでいました。カッターナイフは、使い方を間違えれば大きなけがにつながります。まずはそのことを最初に伝え、真剣に使い方を習得していきました。(けがの防止のために、軍手をつけて行いました。)
 毎年見られることですが、「全然切れない…」と言っている子のところに行ってみると、カッターの刃が逆を向いている場合があります。刃の背で切ろうとしているのですから、切れるはずがありません。また、画用紙と刃の角度が大きいと、紙がささくれ立ってきれいに切れません。こういうことも、カッターナイフを使いながら徐々に覚えていくことになります。使い方に慣れ、上手に扱えるようになると、気持ちの良いきれいな直線や曲線で紙をくり抜き、窓を作ることができます。次回は、カッターナイフを使った作品づくりにも挑戦していきます。
 1年生は、算数の時間に「ひきざん」の学習をしています。先月は、繰り上がりのあるたし算の学習を行いました。今回のひき算は、11〜18の数から1位数をひく繰り下がりのあるひき算の学習です。
 たし算の時と同様に、最初は算数ブロックを操作しながら計算の仕方に結びつけていきます。1組では、「17−8」の計算を行っていました。「わける」、「ひく」、「あわせる」の3段階で計算をさせます。まず、17を10と7に分けます。(たし算の時のさくらんぼ計算と同様に、式の下に書かせます。)10から8をひいて「2」、2と7を合わせて答えは「9」となります。(写真下)
 このようなひき算の方法を「減加法」と言います。(ひいてからたすので、「減加法」です。)一方、「8−7=1 10−1=9」という考え方もあります。初めに端数の方との差を求めてから、その数を10からひくやり方です。これを「減減法」と呼んでいます。1年生には減加法が分かりやすいのでそちらを先に指導していますが、減減法で計算をしても構いません。

5年生 下田移動教室3日目 その3

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 下田移動教室の最後の見学場所は、神奈川県立 生命の星・地球博物館でした。東京方面からだと、小田原厚木道路の終点を下りたすぐのところにあります。
 まず、博物館の学芸員の方からのガイダンスがありました。博物館に展示してあるものや、見学の見どころなどを説明していただきました。その後、外の芝生広場でお弁当を食べました。移動教室最後の食事をおいしくいただきました。
 見学時間を40分ほどとり、班ごとに館内を自由に回りました。ガイダンスで話に出てきた巨大隕石の展示や、アンモナイトの化石、様々な恐竜の展示など、どれも子ども達の興味を引くものばかりでした。
 帰りも、圏央道〜関越道を迂回するルートで学校に向かいました。バスは、予定通りに学校に到着しました。校庭にバスが入ったとたん、子ども達から「久しぶりの学校だ…」、「懐かしい〜」という声が聞こえてきました。バスの中では「あと何泊もしたかった。」と話していた子も、きっと迎えに来た家の人を見てホッとしたのではないかと思います。
 たくさんのお迎えの方々に見守られ、校庭で帰校式を行いました。最後の最後まで、5年生の子ども達の態度が立派でした。この3日間の体験は、きっと今後5年生が成長するきっかけとなることでしょう。

5年生 下田移動教室3日目 その2

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 バスに乗り、最初に下田の魚市場の見学に行きました。魚市場のすぐ隣は道の駅になっていて、キンメダイを使った様々な食事処や土産店があります。グルメ番組によく取り上げられるところです。
 市場の案内も、ベルデの職員の方に行っていただきました。残念ながら、すでに魚の水揚げやセリが終わったところでした。日によっては、たくんのキンメダイが漁船から運ばれていく様子を見ることができます。
 港に泊まっていた漁船やフェリーの姿を見ながら、水産業の盛んな街の様子を感じ取ることができました。新鮮な魚を運ぶためには、大量の氷が必要になります。市場の隣にある製氷工場にも寄りました。魚を積んだトラックの荷台に氷を入れるホースが設置されていました。
 バスに乗り、伊豆半島の東伊豆道路を北に向かっていきます。

5年生 下田移動教室3日目 その1

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 3日目の朝を迎えました。今日も朝日がまぶしい晴天です。伊豆七島を見渡しながら、屋上で朝会を行いました。
 朝会では、自分が以前勤めていた下田学園の話をしました。ベルデから少し下ったところにあった練馬区の健康学園です。3年生から6年生までの子ども達が、寮生活をしながら肥満や喘息、偏食・虚弱の解消のために、区内の学校から集まってきていました。
 きっと、5年生の子ども達の中には、この2泊3日でさえ「早く家に帰りたい」と思ったことでしょう。当時の下田学園の子ども達は、時々中間帰京はするものの、一年間のほとんどを親元を離れたこの下田の地で生活していました。
 今朝は、6時の起床からやることがたくさんありました。布団をもとのようにたたんだり、シーツや枕カバーを外して集めたりしました。2人組でシーツをたたむときれいにできることを伝えると、みんな一生懸命にやり始めました。普段家でやっていないことを経験させるのも、宿泊学習の大切な学びの一つです。
 バスに荷物を積み、玄関前で閉校式を行いました。3日間お世話になったことへの感謝の気持ちをしっかり伝えることができました。今後、ベルデの建物がなくなってしまったとしても、子ども達の心の中には素晴らしい思い出が残ってくことでしょう。最後に、ベルデの建物に向かって「ありがとうございました」とあいさつをしてバスに乗り込みました。

5年生 下田移動教室2日目 その5

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 今日は、皆既月食の日でした。夕食後の予定を少し変更して、子ども達と月食を見ることにしました。
 真っ暗な屋上に行くと、すでに東の空の満月が半分ほど欠けていました。20分以上観測していましたが、じわじわと月食が進んでいく様子を見ることができました。7時10分過ぎには、月がぼんやりとオレンジ色に見えるようになり、地球の影に入ったことが分かりました。
 空の暗闇に目が慣れてくると、一気に星がたくさん見えるようになります。東京の空と違い、吸い込まれるようにたくさん見える星の多さに、みんな感激していました。
 その後、食堂に戻り「3Dメモリースタンド作り」に取り組みました。ベルデの職員の方々に指導していただき、下田の思い出の作品に挑戦しました。
 3Dメモリースタンドは、小さな板に海の生き物をデザインし、紙粘土で立体的に仕上げていく作品です。貝殻やシーグラスも使い、ホットボンドでつけていきます。最後にニスを塗って完成です。みんな夢中になって作っていました。

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