7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

12月16日(金)

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 今日は、4年生の社会科見学がありました。浅草寺周辺の見学と、ガスの科学館「がすてなーに」に行ってきました。
 午前中は、バスで浅草に向かいました。4年生は、社会科で東京都の学習を1学期から行ってきています。さらに今学期は、浅草に昔から伝わる「三社祭」についても学習しています。実際に古くから伝わる街並みを見学するために、社会科見学のコースに入れました。
 渋滞も考えて、早めにバスに乗って出発しましたが、首都高に乗るまでの川越街道が混んでいました。結局、予定よりも30分近く遅れて浅草に到着しました。浅草は、やはり東京を代表する観光地です。人、人、人…と、たくさんの人が観光に来ていました。修学旅行の中学生や高校生の団体が多く、他にも外国から来た観光客もたくさん見られました。
 2クラスが6つのグループに分かれ、それぞれにボランティアガイドさんが説明役につきました。見学時間は短くなりましたが、ところどころで立ち止まって、浅草の歴史や建物の説明をしていただきました。私も1つのグループを担当し、混雑をかき分けながら一緒に説明を聞きました。雷門では、大きな提灯(提灯の底には、龍の彫刻が彫られています)や左右にある風神雷神の説明をしてもらいました。(写真上)
 仲見世通りを浅草寺に向かって歩いて行くと、両側からいい匂いが漂ってきました。人形焼きやお団子を売っている店を気にしながら、はぐれないようにガイドさんの後をついていくのが大変でした。ところどころで修学旅行生の行列ができていて、インスタ映えするカラフルな団子が人気のようでした。
 宝蔵門には、4.5mもある大きなわらじが飾ってありました。この門は、仁王門とも言い、大わらじは仁王様の力を示しているそうです。そして振り返ると、立派な五重塔がありました。この辺りは、どの方向を見てもすばらしい建築物が見られる撮影スポットになっています。(写真中)
 この他にも、本堂から浅草神社、そして樹齢800年と言われる御神木のイチョウの木の説明もしてもらいました。まだまだ見どころたっぷりの浅草寺です。ぜひ、家族でゆっくり見学に行ってみてください。ほとんどの修学旅行生が手にしていた「いちご団子串」は、要チェックスイーツです。
 次に、バスに乗ってお台場に向かいました。レインボーブリッジでは、バスの左右の窓からすばらしい景色を見ることができました。ガスの科学館「がすてなーに」は、豊洲市場の近くにあります。
 バスを降りるとちょうど12時でした。近くの公園で、お弁当を広げました。お台場に立ち並ぶタワーマンション群の絶景を眺めながら、暖かな日差しの下でお弁当を食べました。
 ガスの科学館では、クラスごとに館内を見学しました。ガスの秘密やエネルギーについて、様々なブースで体験しながら学ぶ施設になっていました。ガスは、もともとは無色透明な物質です。ガス漏れがあった場合に分かりやすいように、後からにおいをつけているという説明がありました。また、ガスは、超低温の液化天然ガスとして輸入しています。地下資源としての天然ガスは、あと53年で人類が使い切ってしまうそうです。科学館のガイドをしていたお姉さんが、「53年後はみなさん何歳ですか? 」と聞きました。そこにいた3人の子が「63歳です。」と元気に答えましたが、私は答えられず…。
 最後に、正面玄関内でクラス写真を撮りました。写真屋さんが、「みんな疲れた顔になってるよ〜。笑顔で、ハイッ!」とシャッターを切りました。そこには気球の模型があり、ガスの火で空気を温めるところが見られます。しばらくして温まった空気がいっぱいになり、気球が上に行くところが見られました。(写真下)
 古い東京の歴史と、近代的なお台場の風景の両方に触れることができました。自分たちの住む東京をしっかり感じ取れた一日でした。

12月15日(木)

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 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球と乾電池を使い、電気を通すつなぎ方(回路)について調べていきます。また、電気を通すものや通さないものについて、実験を通じて確かめます。だいぶ前になりますが、今のように低学年に生活科の時間がなかった頃、1,2年生にも理科や社会科の学習がありました。その頃は、豆電球を使った回路の実験は、低学年で指導していました。
 3年生の子ども達にとって、乾電池は日常的によく目にしていることでしょう。おもちゃやゲーム機、リモコンの電池など、どこの家庭でも様々に使われています。また、いろいろな大きさの乾電池があることや、プラス極とマイナス極があることも知っている子が多いのではないでしょうか。しかし、豆電球は初めて目にする子が多いかもしれません。ソケット付きの豆電球と乾電池をつなぎ、明かりが点くだけで子ども達は大喜びです。この単元の初めの方で、豆電球の仕組みを知るために、ソケットなしで明かりを点けるという実験があります。豆電球には、意外に大人でも知らないような秘密が隠されています。
 ところで、今日2組が教室で行っていたのは、電気を通すものと通さないものを調べる実験でした。豆電球と乾電池をテスター代わりに使い、どんなものが電気を通すか(豆電球の明かりが点くか)調べていきました。はさみやクリップ、アルミホイル、空き缶は電気を通しました。一方、ペットボトルや輪ゴム、ノートは電気を通しませんでした。ちなみに、空き缶はスチール製とアルミ缶の2種類用意してあり、外側の塗料を削ってあるところを使いました。
 では、硬貨は電気を通すでしょうか? 10円玉を使って実験をしました。豆電球の明かりが点いて、電気を通すことが分かりました。(写真上)
 6年生の音楽の時間に、「剣の舞」の鑑賞教材を使って授業が行われていました。「曲のおもしろいところを見つけて聴こう」というめあてで鑑賞していました。剣の舞は、誰もが聞いたことがある曲でしょう。テレビの番組や運動会などでよく使われています。・・・ティンパニの力強い前奏の後、木琴の速く激しい旋律が始まり、合いの手にトロンボーンのグリッサンドが入ります。中間部にはサクソフォーンが妖しげな音楽を奏で、また初めの旋律に戻るというABAの三部形式の曲です。個々の楽器の音色や旋律、リズムが特徴的で、子ども達にとって曲の面白さを感じ取りやすい曲です。
 鑑賞は、DVDを使って行っていました。使われている楽器を知るためにも、映像で見せる音楽鑑賞は重要なことです。しかし、その映像はちょっと古いものでした。30年以上前のものです。映っていたのは、NHK交響楽団のコンサートから取られた演奏でした。指揮者のホルストシュタインが首席客演指揮者をしていた頃です。80年代の後半頃でしょうか。(写真中)
 また、ティンパニ奏者も超有名な懐かしい人が映っていました。ペーター・ゾンダーマンという、ドレスデンのオーケストラのティンパニ奏者として名高い人でした。ゾンダーマンは、ドイツの指揮者に呼ばれて、時々N響に客演して参加していました。N響の音を変えたと言われるほどすごい奏者でした。剣の舞は、出だしでいきなりティンパニの強打があるので、アップで映っていました。
 今日の5校時に、6年生の算数の研究授業がありました。「順序よく整理して調べよう」という、順列や組み合わせを調べる単元の授業でした。昨日までは順列について学習していましたが、今日の学習内容は「組み合わせ」を調べるものでした。A〜Dの4チームで試合をする場合、どのような組み合わせが考えられるのかを調べる問題でした。この場合大切なのは、「落ちや重なりがないように調べる」ということです。
 ホップ、ステップ、ジャンプの習熟度別に分かれた3つのコースで、子ども達は様々な考えを出し合って解いていきました。10月に続いて、年間講師をお願いしている教育アドバイザーの山口先生にご指導をいただきました。授業会場が3階と4階に分かれていたため、教室を行ったり来たりしながら参観していただきました。(写真下)

12月14日(水)

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 4年生は、国語の時間に「感動を言葉に」という学習をしています。この単元では、「詩を書く」という言語活動を中心に指導します。2組では、最近心を動かされたことなどを一生懸命に思い出して、詩に書きたいことを選んでいました。
 教科書には、2つの詩が載っています。1つは、まど みちお さんの「ニンジン」という詩です。これは、まど さんの有名な一行詩です。「おふろあがり」としか書いてありません。でも、なんとなく掘りたての真っ赤なニンジンが目に浮かびます。お風呂上がりの体のように、湯気が立ち上っているようなニンジンが、たった一行で表現されているのはすごいなと思います。
 「さあ、詩を作ってみましょう。」と先生が言っても、そうすぐには思いつくものではありません。子どもが詩を考えると、たいていは身近にある文房具や窓から見える景色が詩の題材になりやすいものです。しかし、「感動を言葉に」という単元名の通り、最近心を動かされたことの中から、最も伝えたい題材を選ぶ必要があります。
 日常生活の中で心を動かされるという経験自体、そうあるものではありませんが、家で詩の題材を考えさせてきたのでしょうか。画用紙に作った詩を書いている様子を見て回ったら、「母」や「けんか」、「ワールドカップ」を詩に表している子がいました。(写真上)
 1年1組の教室では、図工の時間にクリスマスリース作りをしていました。折り紙で作るクリスマスリースは、様々な折り方が紹介されています。その中でも最も簡単な、折り紙8枚で作る方法で行いました。隣り合う折り紙の色を変えて作ると、とてもきれいなリースが出来上がります。
 簡単と言っても、それは折り方のことです。同じように折った8枚を、上手にのりで貼り付けてリースにしていくのは、1年生には難しいことのようでした。折り目に合わせて角度が一緒になるようにのり付けしていかないと、8枚目でちょうど一周になりません。1年生でも、1学期にはここまではなかなかできなかったでしょう。1年生なりに試行錯誤する知恵が身についたのだなあと成長を感じました。また、クラスには優しい子がいるもので、早く出来上がって合格した子が先生代わりになり、いろいろな子に教えてあげていました。(写真中)
 6年生の各クラスに、出張美術館の授業がありました。三井記念美術館とキャノン株式会社の協力で、貴重な授業をしていただきました。
 体育館に国宝の「雪松図屏風」を展示してもらい、子ども達が鑑賞するという授業でした。もちろん、国宝の屏風を学校に運び込むことは不可能です。今回持ってきていただいたのはレプリカで、本物そっくりに伝統工芸士が作った作品です。レプリカと言っても、とてつもなく高い値段の屏風とのことでした。
 屏風についての説明の後、体育館の照明を消し、ろうそくの火と同じ程度の明かりで鑑賞をしました。昔は蛍光灯はなく、当時の人々は、昼間の明るさかろうそくの火で屏風を見ていました。
 最初は離れた位置から鑑賞し、グループで感想を伝え合いました。その時は、「描かれているのは松の木ではないか」、「雪が積もっているので冬の景色だろう」という程度でした。次に、屏風に近づいてじっくり鑑賞していきました。色の強弱や、松の葉のタッチまで鮮明に見えてきました。(写真下)
 また、「雪」を表現している白い部分が、白を塗っているのではないことにも気づいた子がいました。紙の色の「白」を生かして、何も色をつけずに雪が表現されていました。木曜日に、水彩画の査定をするテレビ番組があります。そこに出てくる特待生は、やはり画用紙の白を生かす手法をよく使っています。
 キャノンは、高解像度の撮影技術を生かして、多くの国宝級の作品を高精度複製品として制作するプロジェクトに取り組んでいるそうです。今回のように、本物に近い美術作品を学校に持ってきていただき、教材として授業に活用できるというのは、とてもありがたいことです。

12月13日(火)

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 今日は、6年生の社会科見学がありました。電車を使い、科学技術館と国会(参議院)の見学をしてきました。
 旭町小は地下鉄の駅が近いので、電車を使って移動する社会科見学も便利です。まず、有楽町線で飯田橋まで行き、歩いて科学技術館に向かいました。
 科学技術館が空いている時間帯であったため、約1時間の見学を混み合うことなく、ゆっくりと楽しむことができました。科学技術館は、5階まで科学に関する様々な体験施設が充実している場所です。展示物を自分で操作して学べるようになっていて、小学生の子ども達が一日たっぷりと楽しめる施設です。(写真上)
 この北の丸公園内にある科学技術館は、およそ60年前につくられました。私が子どもの頃、田舎から東京の親戚の家に遊びに行くたびに、よく連れていってもらった記憶があります。当時は今のようなすばらしい展示物ではありませんでしたが、その頃の小学生にとってはとても近代的で科学的で、目を見張るものばかりでした。もしかしたら、この科学技術館に遊びに行ったことがきっかけで、理科好きになったのかもしれません。ぜひ冬休みに、ご家族で出かけてみてください。
 次に、九段下から永田町まで半蔵門線で移動し、国会議事堂に行きました。普段の国会見学では、都内や関東近郊の小学校が次々とやって来て、最初の待合室が超満員になる場合があります。12時からの見学だったためか、団体は旭町小だけでした。参議院の見学コースを歩いて行き本会議場に着くと、傍聴席に全員を座らせてもらいました。(写真中)
 本会議場内の造りや会議が開かれる様子、天皇陛下が座る場所など、説明を詳しく聞いたり、質問にもていねいに答えてもらいました。また、中央広間や御休所もゆっくり見て回ることができました。見学者が多かったり国会が忙しかったりすると、これら全てが素通りになる場合が多いです。今まで何度も国会の見学に行っていますが、今回ほどゆっくりていねいに見学できたのは、初めのことでした。(写真下)
 見学コースが終わり、正面玄関に出てからクラス写真を撮りました。その頃にはみんなお腹がペコペコです。歩いて10分、日比谷公園に向かいました。公園に着いて、お弁当を広げました。小学校で最後のお弁当となりました。写真屋さんが回って行き、楽しそうにお弁当を食べている様子はしっかり写真に収まっていると思います。が、途中から雨が降り始め・・・。ほとんどの子は食べ終わっていたようですが、何人かは慌てて食べたり持ち帰ることになったかもしれません。あと5分、雨が降らずにいてくれたらと、それだけが残念でした。公園を出て桜田門の駅に向かう途中で雨が止み、日が差してきました。みんなできれいな虹を見ることができたのも、良い思い出になりました。
 バスを使わずに電車で行った分、一日よく歩きました。今日の夜は、きっとみんなぐっすり眠れるはずです。

12月12日(月) その2

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 6年生が、劇団四季の「こころの劇場」を動画配信版で視聴しました。こころの劇場は、日本全国の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクトとして、劇団四季が昔から実施してきた取り組みです。以前は、日生劇場まで子ども達を引率してミュージカルを観に行っていました。数年前から練馬文化センターで実施してもらえるようになり、練馬区の学校はとても便利になりました。それがコロナ禍になり、2年前は実施することができませんでした。昨年度は、今回と同じく動画配信で各校で視聴することになりました。ちなみに、練馬文化センターは、現在改修工事中です。来年度は、新宿文化センターを使ったこころの劇場が予定されています。
 今回、6年生が観た劇は、ミュージカル「人間になりたがった猫」です。劇団四季ファミリーミュージカルの中でも、特に人気が高い演目で、今まで何度も再演されてきています。アメリカの作家ロイド・アリグザンダーが書いた本が原作になっています。人間の言葉が話せる猫ライオネルは、人間になるのが夢でした。ある日ライオネルは、魔法使いの主人ステファヌスに口答えをしてしまいます。その「罰」として、ステファヌスはライオネルを2日間人間に変えました。それからというもの、人間の街で数々の危機に見舞われていきます。しかし、ライオネルとその仲間たちは、「仲間」の必要性や重要性に気が付いていくのでした・・・という内容です。
 ミュージカルなので、場面場面に印象的な歌やダンスが入ります。「すてきな友達」と「すてきな気持ち」の2曲が繰り返し歌われ、ミュージカル全体を盛り上げていきます。今年の6年生も、実際に劇場で生のミュージカルを観ることができませんでしたが、どんな感想をもったことでしょう。(写真上…著作権の関係で、ミュージカルの部分は写すことができません。)
 1年生は、国語の時間に「おかゆのおなべ」という学習をしています。外国の昔話に親しみ、読んで感じたことを友達と共有しながら、いろいろなお話があることに気づかせていく単元です。
 教科書に載っている「おかゆのおなべ」は、「おいしいおかゆ」という題名で出ているグリム童話の1つです。貧しい暮らしをしていた女の子とお母さんが、魔法の鍋を手にしたことでひと騒動を起こしてしまう…というお話です。昔話には、それぞれ教訓となる視点が含まれています。「おかゆのおなべ」では、「後先考えずに行動してしまうと、大変な目に遭ってしまう」ということでしょうか。
 2組では、先生の範読に続いて、各自で音読の練習をしていました。1年生も2学期の終わり頃になると、初めて出会う文章にもスラスラと読める子が増えてきます。目で文章を追いながら、自信をもって読み進めている子がたくさんいました。また、中には指で文字を追いながら読んでいた子もいます。それも大切なことです。正しく読めるように、繰り返し音読の指導をしていきます。(写真中)
 1年2組の外に、鉢花が置いてありました。ミニシクラメンについては先月お伝えしましたが、その他にシャコバサボテンとポインセチアの鉢がありました。特にポインセチアは、クリスマスが近づいてきたこの時期にぴったりの鉢物です。真っ赤な花が、サクラ草の水やりにやって来た2年生の子ども達の目にも鮮やかに映ったようでした。(写真下)
 実は、「真っ赤な花」というのは真っ赤な誤りです。赤い花びらのように見える部分は、正しくは「苞(ほう)」と呼ばれ、つぼみを包む葉っぱにあたるところです。ポインセチアの正式な花は、その苞の中心にある黄色く小さく集まった部分を指します。同じように、苞が花びらのように美しい植物として、ブーゲンビレアやハナミズキなどがあります。
 ポインセチアと言えば、昔から赤が主流でした。しかし最近は、クリーム色から斑(ふ)入りの品種まで、多種多様に改良されてきています。原産地はメキシコなどの中南米なので、日本のような寒さは苦手です。特に夜は、暖かい室内に置くようにしなければなりません。寒さや水のやり過ぎで、緑色の葉が落ちてくることがあります。春にはまた元気に育ちますが、来年の冬に同じように真っ赤な部分を作るためには、短日処理をしなければなりません。一度挑戦したことがありますが、「新しい鉢花を買い求めた方がきれいに咲く」ということに気がつきました。

12月12日(月) その1

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 久し振りに、校庭で行う全校朝会がありました。今朝は、「お手本をよく見て書こう」という話をしました。
・・・2学期の学校生活は、今週と来週の2週間を残すのみとなりました。今週から、書き初めの練習に取り組むクラスがあることでしょう。どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。また、冬休みが明けて3学期に入るとすぐに書き初めを行い、校内書き初め展が開かれます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの練習にしっかり取り組むことが大切です。
 1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上でまず一番大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、左側にお手本を置き、筆を入れる位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ゆっくりと書き進めていきます。ですから、書き初めを上手に書こうと思ったら、何度もお手本を見ながら一画ずつていねいに書いていくことが大切です。
 次に、一枚書き終わったら、自分が書いた作品とお手本をよく見比べてみましょう。中心が少しずれていたり、漢字とひらがなのバランスが取れていなかったりと、いろいろな改善点に気がつくはずです。完全にお手本通りに書ける人はいません。お手本と見比べることで、次の一枚を書く時に自分はどこに気をつけたら良いかという目標が見つかります。
 最後に、学年と名前もていねいに書くようにすることが大切です。3年生以上の毛筆では、学年と名前を書く位置も重要になってきます。これもお手本を参考にしてみてください。書き初めは、自分の学年と名前も作品の一つです。最後までていねいに取り組み、自分の納得のいく作品が書けるようにがんばりましょう。
 11月のふれあい月間では、いじめについて真剣に考え、全校児童が標語を考えました。標語を考えることも大切ですが、最も重要なのは、本当にいじめをしないということです。そして、自分も一緒にかかわっていじめをしないこと、さらにいじめを見逃さないということです。標語を考えることで終わってはいけません。自分の行動に移していきましょう。
 さて、いじめにつながるようなことでなかったとしても、友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子を時々見かけることがあります。学校の先生方は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基に指導しています。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。
 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、誰でもよいですから伝えるようにしてください。また、もし大人からの暴力で困っていたら、今週各クラスでアンケート調査を行うので、そこに記入するようにしてください。誰もが、暴力のない明るい気持ちのあふれる旭町小を望んでいるはずです。・・・
 続いて、表彰を2つ行いました。まず、練馬区の健やかカレンダーに応募し、入賞・入選した子ども達の表彰です。今年は、6年生の子がカレンダーの原画に採用されるという快挙を成し遂げました。3月のひな祭りの絵を描いて応募し、見事に入賞を果たしました。各教室に掲示される健やかカレンダーを見かけたら、ぜひ3月の絵にご注目ください。このカレンダーは、区内全ての小中学校に掲示されます。(写真)
 もう一つは、バトミントン大会で準優勝した子の表彰でした。東京都の低学年の部での準優勝です。全校で、大きな拍手を送りました。

12月10日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。また、道徳授業地区公開講座として、全学級の道徳の授業公開と講演会を行いました。
 1校時は、1年生〜3年生の道徳の授業公開がありました。1年生の教室では、「さるくんはだめ」という資料を使った「公正・公平」に関する授業をしていました。これは、現在1年生で使っている道徳の教科書にはない資料です。東京都道徳教育教材集に掲載されている資料です。道徳の授業では、担任の判断で、他の教科書や以前使っていた副読本から引用した資料を用いて授業をする場合があります。
 リスと小鳥とキツネが、木の実を集めてケーキを作る相談をしています。そこにサルがやってきて、仲間に入れてもらおうとしますが、断られてしまいます。・・・サルくんが友達から仲間外れにされてしまった時の気持ちや、周りの友達の気持ちを考えさせることを通じて、誰に対しても仲間はずれにしない心情に結び付けていく内容です。(写真上)
 資料には、「おこりんぼうの さるくんがやってきました。」と書いてあるので、いつも怒ってばかりいるから仲間に入れてもらえなかったのでしょう。見方によっては、「普段の行いを良くしておかないと、いざという時に仲間に入れてもらえない」というとらえ方もできますが、そこは1年生の道徳です。どんな子であっても、「みんな平等にしなくてはいけないね」という方向で考えていきます。
 2校時は、体育館で講演会を行いました。本校第16代校長の土屋先生より、「みんなの子供を みんなで育てる」という演題でお話をしていただきました。土屋先生は、校長職の時から道徳教育を専門とされていました。現在は東京教師養成塾の教授の職に就かれていますが、都内の様々な学校からの依頼があり、道徳の研究講師としても忙しい毎日であると聞いています。
 講演会では、道徳教育とはどのようなものか、そして学校で行われている道徳の授業はどうあるべきかについて、分かりやすく話していただきました。さらには、家庭教育や学校教育の役割について、具体的なエピソードを交えながらご講演をいただきました。(写真中)
 3校時には、4年生〜6年生の道徳の授業公開がありました。4年1組では、「より遠くへ」という教科書の資料を使い、「希望と勇気、努力と強い意志」についての学習を行っていました。資料には、パラリンピックの走り幅跳びに出場した谷 真海さんが記した文章が載っています。谷さんは、二十歳の時に、骨肉腫によって右足の膝から下を切除する手術を受けました。様々な困難の末に、スポーツ用の義足と出会い、走り幅跳びの選手として活躍するようになりました。(写真下)
 資料の最後に、ブラジルで開かれたパラリンピック大会で、大きな夢だった5mを超える記録を出せたことが書かれています。そして、「記録ももちろん大切ではありますが、わたしは、それに加えて大切なものを手にすることができたのです。」と書いてあります。授業では、「大切なもの」とは何かを考えさせることを中心に進めていきました。
 子ども達は、自分の好きなことや得意なものには喜んで取り組むことができます。しかし、困難が伴うことには言い訳をして途中であきらめてしまったり、最初から背を向けてしまったりする場合も多いでしょう。自分で目標を決めて努力を積み重ね、やり抜くことができる子へと成長してほしいと思います。

12月9日(金)

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 今日は、3年生の社会科見学がありました。3年生は、一年を通じて社会科の時間に、練馬区の学習をしています。そこで、毎年3年生の社会科見学では、区内巡りを行っています。
 まず最初に向かったのは、JAあおば石神井支店でした。農産物の直売所がある大きなJAの施設です。見学は、3つのグループに分かれて案内をしていただきました。
 見学コースの1つ目は、「キャベツの碑」です。練馬区の特産と言えば練馬大根が有名ですが、昭和30年頃から大干ばつや病害によって栽培が衰退していきました。そこで、代わって生産量が増えたのがキャベツでした。現在は、キャベツの生産量が区内で最も多く、都内でナンバー1の生産量を誇っています。JAあおばの敷地内に、平成10年にキャベツの碑が建立されました。
 見学コースの2つ目は、「バックホー」の見学でした。バックホーは、農業機械の一つで、ユンボやショベルカーとも呼ばれています。土を掘り起こしたり、移動させたりすることができます。また、ブルドーザーのような排土板もついているので、土を平らにしたりする場合にも活躍します。
 見学コースの3つ目は、直売所内の見学でした。区内の農家から届いた産地直送の新鮮な野菜がたくさん売られていました。特にこの時期は、大根やブロッコリーなどがたくさん並べられていました。練馬大根も売られていて、「さすがJA!」と思いました。また、店の外には、花の苗もたくさん置いてありました。花卉農家も区内に多数あるそうです。(写真上)
 続いて、JAあおばのすぐ近くにある「石神井ふるさと文化館」に行きました。ここは、練馬区の郷土資料館として、昔から3年生の見学コースに必ず入っている場所です。各クラスに学芸員の方々が入り、ていねいに案内と説明をしていただきました。
 ふるさと文化館の2階の展示室では、練馬大根の歴史について詳しく説明を聞くことができました。練馬大根は、古くから漬物用として作られてきました。その漬物を作る大きな樽では、5千本もの大根を漬けたそうです。また、3学期に学習する昔の道具の展示についても説明をしていただきました。昔のアイロンや洗濯板など、今の子ども達にとっては初めて見るものばかりでした。
 展示室の一番奥には、昭和30年代の街を再現したコーナーがあります。三輪自動車やちゃぶ台のある部屋の様子、赤電話のあるたばこ屋さんなどが再現されています。中華屋さんの入口にある食品サンプルを見ると、「チャーハン 70円」「ギョーザ 30円」と書いてありました。100円あれば食事ができることに、みんなびっくりしていました。
 このふるさと文化館で有名な展示物の一つに、外にある「旧内田家住宅」があります。区内に残っていた明治20年頃からあった建物を、解体してそっくりそのまま移設した住居です。かやぶきの屋根や井戸水、土間にはかまどがあり、板の間には囲炉裏・・・どれも昔懐かしい農家の住居そのままが展示され、中を自由に見学することができます。私の母の実家が新潟で、小学生の頃まではこのような住居が残っていたので、とても懐かしく感じました。(写真中)
 昼食後、最後の見学先の練馬区役所に向かいました。エレベーターで一気に20階の展望室に行きました。「晴れの日でよかった!」と思った瞬間です。東西南北、どちらを見ても東京都のみならず、関東平野を見渡せるほどよく見えました。旭町小を一生懸命探している子に、光が丘団地にそびえる清掃工場の煙突を指さし、あの向こうだよと教えてあげました。自分たちの住んでいる地域を上から見ると、いかに建物が多いかがよく分かります。(写真下)
 3年生の子ども達にとって、学びの多い社会科見学になりました。

12月8日(木)

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 今日は、図書管理員さんが勤務される日でした。午前中は、1年生の2クラスが図書室を利用していました。部屋の中に入ると、先月までの秋の飾りから一変して、冬の掲示物になっていました。さらに、窓側に並べられたおすすめの本には、「雪」や「やきいも」、「クリスマス」など、この時期に関する本がたくさん紹介されていました。
 その中の一冊に、「いち・にの・さんかんび」の絵本がありました。作者は、くすのき しげのり さんです。作者を見て「おぉぉ〜」と思いました。私の大好きな「おこだでませんように」の絵本を書いた方だからです。思わず手に取り、立ち読みをしてしまいました。くすのき しげのり さんは、学校で起こる日常的な場面をよく絵本にする作家です。どのページにも、「そうそう」、「わかるな〜」という学校あるあるが表現されていました。(写真上)
 「参観日は、『いつも通りでいいからね』と言う先生の方こそいつもと違い、張り切っている。服装が違うし言葉遣いも丁寧で表情もにこやか。」…こういうところも、昔から学校でよくある光景です。また、「ぼく」が参観日を好きな理由が、「せんせいが、いつもよりも もっとニコニコしながらおしえてくれるから」と書いてありました。これは先生側からすると、痛いところを突かれている部分です。(私も経験があります)
 さて、この本に出てくる「ぼく」は、お母さんと妹の前でいいところを見せたくて、ひき算の答えをまだ考えている途中だったのに、みんなにつられて手を挙げてしまいます。他の子が当たるだろうと思っていたのに、最初に当てられてしまいます。「ぼく」は、答えられずにうつむいてしまいます。・・・私も小学校1年生の時に同じ経験があるので、この場面は本当によく分かります。めったに手を挙げない自分が周りにつられて手を挙げてしまい、ゆっくり立ち上がって「わすれました。」と答えました。クラスの子ども達は何とも思わなかったのですが、後ろの保護者から笑い声が響きました。家に帰ってから、どのように怒られたかは覚えていません。嫌な思い出は、何十年と経ってもしっかりと心に残っているものです。
 しかし、安心してください。この絵本では、ちゃんと先生やお母さんが、「ぼく」の失敗をフォローしてくれています。もう一度内容を読み返そうと、昼休みに図書室に行ってみたら、本がありませんでした。きっと1年生の子が借りていったのでしょう。家に帰って、くすくす笑いながら読んでいるのだと思います。
 2年生が算数の時間に学習してきた「かけ算九九」が、いよいよ終わりに近づいてきました。1組では、昨日九の段と一の段が終わり、今日は九九表を見ながらきまりを見つける学習をしていました。(写真中)
 九九表を見ると、「かける数が1増えると、答えはかけられる数だけ増える」ということや、「かける数とかけられる数を入れかえても、答えは同じ」ということに気がつきます。ですから、「7×4」が分からない場合は、「4×7」と四の段を使えば良いわけです。(ただし、4×7も間違えて覚えていたらこの方法は使えません。)また、「7×3」に7をたし算しても答えを見つけることができます。(ただし、7×3も間違えて覚えていたらこの方法は使えません。)結局、九九は全て正しく覚えさせるようにしましょう。
 6年生の保健の授業で、「病気の予防」について学んでいることを昨日お伝えしました。今日は、2組でその続きとして、「生活習慣病」についての学習をしていました。
 最初に、AとBのどちらのメニューが好きですか? という質問がありました。「A牛丼 Bマグロ丼」、「Aハンバーグ B鮭の塩焼き」、「Aフライドポテト Bポテトサラダ」などの選択肢でした。子ども達はAの方を選ぶ子が多いでしょう。私はBですが…。必ずしもAの料理がいけないのではなく、それに合わせる副菜として野菜を摂るなど、バランスのとれた食生活が大切です。
 教科書を開くと、生活習慣病にはどんな病気があるのかが載っています。心臓や血管の病気や、糖尿病、高血圧、脳卒中、がんなど、様々な病気が生活習慣病に入ります。そして、その予防には、今現在の生活が重要であることを学んでいきます。具体的には、日常的に運動を行うことや、偏った食事をしないということです。(写真下)
 今日の給食に、「花野菜サラダ」が出されました。給食後、栄養士さんが各クラスから下膳されてきた食缶の中を一つ一つ調べていました。残菜がどの程度あるのかを、いつもチェックしています。今日の花野菜サラダは、残念ながら残菜が多く出ました。
 各家庭で、ブロッコリーやカリフラワーを子ども達に食べさせているでしょうか? 5年生と行った下田移動教室では、昼の弁当も含めて、3食全てにブロッコリーが入っていました。ブロッコリーに限らず、野菜にほとんど手をつけない子が何人かいて気になりました。偏食は、学校だけでは解消することはできません。

12月7日(水)

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 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。各クラスに養護教諭が入り、より専門的な立場から子ども達に授業をしています。
 病気の予防について理解していくためには、まず病気がどのようにして起こるのかを知る必要があります。2組の教室での今日の授業では、「病気は病原体や体の抵抗力、生活行動や環境が関わり合って起こる」ということを学習していました。現在、最も身近な感染症となっている「新型コロナウイルス」や「インフルエンザ」の発症を例に、その予防について考えていきました。
 ワークシートには、なつこさんが遊園地に遊びに行き、その翌日に発熱した事例が書いてありました。その文章から、何が原因で発熱につながったのかをまず考えさせました。遊園地に行くのが楽しみで、前日の夜に早く寝ていなかったことや、窓の閉まった満員電車に乗ったこと、手を洗わずにハンバーガーを食べたこと…様々な原因が挙げられていきました。
 病気にならないためには、「病原体の発生源をなくすこと」「うつる道筋を断ち切ること」「抵抗力を高めること」が必要です。そこで、なつこさんが病気になった原因の一つ一つが、病気にならないためのどのことに最も関係が深いか、班ごとに意見交流を行いました。(写真上)
 練馬区のホームページを見ると分かりますが、今週に入ってからも区内の小中学校での感染者数が多数報告されています。マスク着用や手洗いの励行、こまめな換気については引き続き指導していきますが、抵抗力を高めておくことも忘れないようにしたいものです。
 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(2)」という学習をしています。「割合」についての学習内容で、もとにする大きさが異なる時は、割合を使って比べられることを学んでいきます。「割合=比べられる量÷もとにする量」という言葉の式を活用して問題を解きます。また、割合を百分率(%)で表したり、歩合(割、分、厘)で表すことも学習します。
 今週は、さらに続けて、百分率を使った問題について学習をしています。昨日は比べられる量を求める問題で、今日はもとにする量が分からない場合の問題でした。先月、速さの学習をしていた時に、5年生の算数の山場ということをお伝えしましたが、ここにも大きな山場がありました。この割合の問題を解くには、数量関係がしっかり理解できていないとかなり難しいでしょう。
 「ペットボトルに入ったお茶が、増量して売られています。増量後のお茶の量は600mlです。600mlは、増量前の量の120%にあたります。増量前のお茶の量は何mlですか。」・・・式はどうなりますか? また、その計算を説明することができますか?
 1組で学習していたコースの子からは、様々な考え方が出されていました。数直線を使って考えた方法や「割合=…」の公式を利用した方法など、どれも子どもなりによく考えたものでした。なるほどと思ったのは、「600÷1.2=5」で、1%にあたるお茶の量を求め(5ml)、それを100倍(100%にする)して500mlという答えを求めた方法です。(写真中)
 割合の学習で難しいのは、問題文の中のどれがもとになる量であり、どれが比べられる量なのかという判断です。「100%と見る量は、もとになる量である」と教えても、なかなか子どもには難しいようです。
 4年生は、総合の学習の時間に練馬大根について調べたり、実際に種まきをして育てたりしてきました。学年の畑に種まきをしたのは9月上旬のことでしたから、そろそろ収穫の時期のはずです。
 1組の教室では、練馬大根の実物を先生から見せてもらっていました。畑では、地上部分しか見えていないため、どんな大根かが分かりません。ちょうど昨日の給食で、学校に練馬大根が大量に届き、練馬スパゲティとして味わったばかりでした。栄養士さんが、練馬大根の見本にと、1本を残しておいてくれました。本物に触れる絶好のチャンスになりました。
 練馬区の伝統野菜である練馬大根は、スーパーでもなかなか見かけません。収穫された練馬大根の多くは、漬物に加工されて販売されています。それほど希少価値のあるものになっています。色白で細長く、真ん中部分が少し太いのが特徴です。さあ、4年生が育ててきた練馬大根は、このくらい大きくなっているでしょうか。(写真下)

12月6日(火)

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 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。振り子の1往復する時間に着目させ、「振れ幅」や「糸の長さ」、「振り子の重さ」のうちのどの条件で振幅にかかる時間が変わるのかを調べていく単元です。
 実験の方法は、調べる条件だけを変え、他の条件は同じにして行います。これは、5年生の理科の学習で重要な「条件制御」の考え方にあたります。1学期にも、インゲン豆の発芽の実験で条件制御を行いました。発芽するための条件として、日光が必要であるかどうかを調べるとします。そのための実験は、一方を「日光あり」、もう一方を「日光なし」とし、他の条件(水や土、温度など)は全て一緒にして調べるという考え方です。
 今日、2組では、「ふりこの重さが変わると往復する時間はどうなるか?」というテーマで実験をしていました。振り子の実験器具として、おもりに「鉄球・アルミニウムの球・ゴム製の球」の3種類を使っていました。この実験の場合は、他の条件(振れ幅と糸の長さ)を同じくして行わなければなりません。実験の様子を見ていたら、使っているタコ糸の長さをものさしで測りながら、できる限り正確に実験しようと試みているグループが見られました。ストップウォッチの計測の仕方も含めて、正確さ・厳密さが問われる実験内容です。また、得られたデータの扱い方も重要です。何回かデータをとって平均して比較しますが、実験の誤差が生じます。それをどう考えさせるかというところも、今までの理科の内容にない学習と言えます。(写真上)
 では、実際に実験をして、結果はどうなったと思いますか? 糸の長さと振れ幅は一緒で、おもりの重さだけを変えます。振り子の振幅にかかる時間は、おもりの重さが軽い方が速いでしょうか? それとも重い方が速いでしょうか?
 実生活の中で考えたとしたら、こういう感じになります・・・「同じブランコで、6年生が乗った時と1年生が乗った時とで、往復の時間はどうなるでしょう。」ということです。「体重の軽い1年生が乗った時の方が速い」でしょうか。それとも、「体重の重い6年生が乗った時の方が速い」でしょうか。・・・正解は、往復にかかる時間は「同じ」です。つまり、振り子の振幅は、重さには関係しないということになります。これは、「同じ大きさの鉄球とゴム製の球を同時に落とした場合、地面に着くまでの時間は同じである(ただし、球の大きさは同じものとする)」ということにも通じます。(ガリレオのピサの斜塔での実験)大人でも「ホント???」と思ってしまいますが…。
 12月に入り、どの学年もそろそろ2学期のまとめの学習に入り始めました。1年生は、算数の時間に「どんなけいさんになるのかな?」という学習をしています。2学期に、繰り上がりのあるたし算と、繰り下がりのあるひき算の学習を習ってきました。それぞれ数を分解して、さくらんぼ計算で答えを求める方法を何度も練習してきています。
 この単元では、たし算やひき算の計算を用いて、文章問題に挑戦していきます。文章問題と言っても、教科書にはたくさんの動物の絵が載っています。これから学年が上がっていくにつれて、このように動物の数が全て描かれている絵が見られるわけではありません。問題文をよく読んで、たし算なのかひき算なのかを考えられなくてはなりません。
 「ハトが14羽います。6羽飛んでいくと、残りは何羽になりますか。」というひき算もあれば、「親のシマウマ(12頭)と子どものシマウマ(3頭)では、どちらが何頭多いでしょうか。」というひき算もあります。昔から、算数が苦手という子の一番の理由に「文章問題」が挙げられます。教科書にかわいい動物の絵があるうちに、しっかり問題の意図を理解していけるようにしておく必要があります。(写真中)
 先週まで5年生は、家庭科の時間にご飯を炊く調理実習を行ってきました。今週からは、「みそ汁」作りに取りかかります。5年1組が、3,4校時に調理実習を行いました。
 味噌汁のおいしさの決め手は、「だし」をしっかりとることです。煮干しを使い、頭とはらわたを取り除いてから鍋の水に入れ、下準備をしました。煮干しだけでなく、昆布やかつお節からもだしをとることができます。(家庭科の教科書には、写真入りでいろいろなだしについてり説明があります。)
 子ども達に聞いてみると、煮干しを使っている家庭は少ないようでした。だしの素という便利なものがあり、あるいは味噌自体に「だし入り」と書かれた優れものがあるのですから…。しかし、煮干しを入れた鍋の中が沸騰してきた時、家庭科室全体にいい香りが漂いました。煮干しをいれた、確かな「だし」の風味を感じ取ることができました。
 使った具材は、大根と長ねぎでした。大根は、皮をむいていちょう切りに、ねぎは薄い小口切りにしました。大根が煮えたら、量り取った味噌を溶いて入れ、さらにねぎを入れてひと煮立ちしたら出来上がりです。(写真下)
 「校長先生もどうぞ!」と誘われ、みんなと一緒にいただきました。大根がしっかりと煮えていていながら、ねぎはシャキッとした食感がありました。作り立ての味噌汁のおいしさが堪能できました。そして何と言っても、煮干しのだしがしっかり味わえる、おいしい味噌汁になっていました。「やっぱり、本物の煮干しからだしをとるとおいしいな」と実感しました。

12月3日(土)

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 今日は、高学年の音楽発表会の日でした。師走らしく冷え込んだ朝を迎えましたが、体育館の中では、4〜6年生の熱い演奏が続きました。
 4年生は、最初に「エーデルワイス」のリコーダー奏を発表しました。1学期から、音楽の授業でよくこの曲を練習していたことを覚えています。なかなか合格しなくて苦労した子や、夏休み中に家で特訓した子もいたことでしょう。リコーダーは、3年生の頃から手にしています。しかし、昨年度は感染症対応で、練習がほとんどできませんでした。4年生にとっては、今年度から本格的にリコーダーを始めたことになります。
 1つのバイオリンの音がたくさん重なると、音に深みと広がりが出ます。それと同じく、リコーダー奏にも独特の響きの心地よさが感じられました。とてもきれいな響きでした。(写真上)
 5年生の合唱と合奏は、学年の持ち味を生かした選曲でした。昨日の低学年の発表曲も含めて、他の学年もそれぞれにふさわしい曲が選ばれていましたが、5年生の演奏を聴いていて一番それを感じました。
 5年生の合唱の1曲目の「マイバラード」は、学大付属大泉中学校の教員でもあった松井 孝夫さんが作った曲です。作曲家としてのデビュー曲で、今でもよく合唱コンクールで歌われています。子ども達の多感で繊細な心情が込められた曲です。2曲目は、「君をのせて」…天空の城ラピュタのテーマ曲として有名です。井上 あずみさんが歌って映画とともにこの曲が一躍大ヒットになりました…もう36年も前のことです。その後、合唱曲としてはもちろんのこと、様々な歌手がカヴァーしてきました。サラ・オレインがコンサートでも歌っていました。(写真中)
 6年生は、今回の音楽発表会が卒業前の最後の学校行事となりました。体育発表会でのマーチングの時もそうでしたが、合奏の練習にとても意欲的で、休み時間も熱心に取り組む姿を目にしてきました。合奏「彼こそが海賊」は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲です。この映画のシリーズは、始まってからもう20年近く経つようです。勇壮な曲想に、6年生の子ども達はノリノリで演奏していました。小学校での思い出の1曲として、6年生全員の心に残ったことでしょう。(写真下)
 高学年の音楽発表会では、合唱・合奏ともに、指揮は音楽専科が担当していました。体育館の横から見ていて気がついたことがあります。マスクをしての指揮は、とても大変であるということです。指揮者は、表情を使って指示を出します。合唱を指揮する時は、声は出しませんが、口を開け閉めしながら子ども達に向かって様々な指示を出しています。それがマスクで隠れたままなのですから、目だけで指揮をしなければなりません。客席側の保護者の皆様には見えなかったと思いますが、すごい目力で子ども達に指示を出していました。

12月2日(金) その2

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 体育館で音楽発表会が行われていた頃、その1階にある家庭科室では、6年1組が調理実習をしていました。先週、調理の計画を立てていた「厚揚げと野菜のチャンプルー」と「青のりポテト」の実習でした。
 にんじんとキャベツを切り、もやしとともにフライパンで炒めます。さいの目に切った厚揚げを追加してから、最後にしょう油と塩・コショウで味付けをして出来上がりです。炒める料理はスピードが肝心です。強めの火加減でサッと炒めることで、シャキッとした食感の炒め物になります。(写真上)
 一方の青のりポテトは、じゃがいもをゆででからお湯を切り、青のりと塩をまぶします。青のりのかかった「こふきいも」です。ゆで具合を確かめるために、何度も竹串で確認をしていました。
 5年生でご飯とみそ汁を、そして6年生でおかずを作るのが小学校の家庭科です。これで一通り1食分の調理ができるようになりました。ただし、おかずは毎日同じものというわけにはいきません。家でも続けてお手伝いをして、自分の料理のレパートリーを増やしていくようにしましょう。
 5年1組の教室では、下田移動教室の発表会が行われていました。11月に下田に行ってから、もうすぐ1か月が経ちます。2泊3日の思い出は、5年生の子ども達の心に深く残っています。帰ってきてから各自で調べたことを基に、Googleのスライドを使ってまとめました。一人ずつ自分で作ったスライドを使い、発表をしていました。
 1組の全員の発表を見たわけではありませんが、とても上手にまとめてあると感じました。インターネット上にある写真を流用すれば、簡単に資料を作ることができます。しかし、肝心なのは、まとめの文章を自分の言葉で書き添えるということです。
 移動教室で行った中で一番印象に残った場所として、爪木崎を取り上げていた子がいました。水族館や釣り体験、シャボテン公園を選ぶ子が多いと思いますが、あの短時間の散策が気に入ってもらえたのはうれしいなと思います。私も爪木崎がお気に入りの場所なので…。(写真中)
 12月20日から1月末まで、爪木崎では水仙まつりが開かれます。移動教室で行った時は人がいなくてガランとしていましたが、水仙まつりの期間中は、たくさんの人で賑わいます。名物の池之段煮味噌鍋(いけんだにみそなべ)を目当てにやって来る人もいます。地元の漁師料理の一つで、魚介類をたっぷり入れた具沢山の汁物です。また下田に行きたくなりました。
 5校時に、1,2年生の教室では絵日記を書いている姿が見られました。今日行った音楽発表会の絵日記です。印象的な出来事があった時、すぐに絵と文で記録を残しておくというのは、とても大切なことです。
 1年1組では、自分たちの合奏の場面を思い出しながら、一つ一つの楽器をていねいに描いている子がたくさんいました。今回の音楽発表会で、いろいろな楽器を見て、その音色を知ることができました。1年生にとっては、それだけでも大行事だったのだと思います。絵日記を見ると、1年生なりに緊張していた様子が伝わってきました。(写真下)

12月2日(金) その1

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 今日の音楽発表会は、低学年の保護者鑑賞日でした。1年生から3年生まで、学年入れ替え制で実施しました。マット席や椅子席、ビデオ席を設けたため、かなりゆとりをもって参観していただくことができました。
 歌を2曲と合奏1曲の発表をしました。(3年生は、リコーダー奏を入れて4曲)どの学年も、歌は担任の先生が指揮をしていました。入場してきて自分の位置につき、開始までじっと座って待たされていただけに、1曲目の出だしが肝心です。「うまく声がでるかな…」と、先生達の方が心配だったことでしょう。指揮をする先生が子ども達の方を向き、ちょっとリラックスさせるようなしぐさをしてから始めていました。
 低学年の子ども達は、そんな先生方の心配は必要なかったかのように、いつも通りに歌い始めていました。確かに、入場してから家の人を探し、手を振る余裕のある子が何人か見られたほどです。マスク越しではありましたが、体を左右にゆすったり、顔が上下に動く様子が見られました。元気で素直な歌声とともに、視覚的にも一生懸命さが伝わってきました。
 3年生は、最初にリコーダー奏「花笛」を演奏しています。3年生になって初めてリコーダーを手にしたものの、最初はなかなかきれいな音が出せずに苦労していました。音楽の時間に、一人ずつ「ラ」の音を先生が確認していた頃を思い出します。夏休み中も家でしっかり練習をして、きれいな音が出せるようになりました。
 合奏は、それぞれの学年の個性が出ておもしろいなと思いました。打楽器がとても重要で、練習の時は先生方がつきっきりで打つタイミングを教えていました。クラス単位の音楽の時間から体育館練習になり、次第に学年全員の音がそろうようになってきました。みんなでがんばったという気持ちを、低学年なりに実感できた音楽発表会でした。
※写真上…1年(歌)、写真中…2年(合奏)、写真下…3年(リコーダー奏)

12月1日(木)

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 今日は、音楽発表会児童鑑賞日でした。各学年のリハーサルも兼ねて、低学年と高学年に分けて実施しました。1,2校時に低学年(1〜3年生)、3,4校時に高学年(4〜6年生)が体育館に集まりました。昨年とは違い、子ども同士の発表を2学年に鑑賞してもらう形で行いました。
 どの学年も、最初に代表児童が曲の紹介についての話をします。そして、歌→合奏の順で発表していきます。ただし、3〜5年生は、最初にリコーダー奏があり、その後に歌→合奏です。リコーダー奏を入れたのは、夏休みの宿題にリコーダー練習を出したところ、どの学年の子ども達もよくがんばって取り組んでいたからです。がんばった成果を発表させたいという音楽専科の思いから、発表の場を設けることにしました。リコーダーは、昨年度までの2年間、感染症対応のためにほとんど学校で指導することができませんでした。その分を取り戻すかのように、子ども達はよくがんばりました。
 各学年の発表内容の詳細については、保護者鑑賞日の2日間にお伝えするようにします。今日は、事前情報として会場の様子についてお知らせします。
 明日から2日間にわたる保護者鑑賞日は、学年入れ替え制で体育館に入っていただきます。一番前がマット席です。最も近い位置で子ども達の発表を鑑賞することができますが、目線は低い位置になります。その後ろが椅子席です。パイプ椅子が132脚並べてあり、間隔をとって体育館後方まで配置してあります。そして、その椅子席を取り囲むように、体育館後方と両サイドにビデオ席が設けてあります。ビデオ席は、立って鑑賞してください。なお、マット席と椅子席でも撮影は可能ですが、目の高さまでとして、周りの方の迷惑にならないようにお願いいたします。(写真上・中)
 児童鑑賞日の発表が終わって教室に戻ると、さっそくその振り返りを行っていました。学年ごとに振り返り用紙があり、自分の今日の演奏はどうだったか、保護者鑑賞日に向けてどのようなことをがんばりたいかを書いていました。また、他の学年の発表を聞いた感想についても書きました。他学年の演奏を聴くのは初めての機会でしたが、きっとどの学年もそれぞれのすばらさに心が動いたことでしょう。そのことが2回目の本番となる保護者鑑賞日の演奏に結びつくように、各クラスで最後までしっかり指導していきます。(写真下)
 低学年の部の後は、3年生が体育館に残り、合奏の練習をしていました。合奏「ソラ・レーオ!」は、出だしからしてとても難しい曲です。一方、高学年の部の後は、6年生が残って練習をしていました。合唱曲の練習でした。6年生は男子の人数が学年の三分の二以上と圧倒的に多く、全体の声のバランスをとるのにも苦労してきました。また、変声期を迎え始めた子ども達にとっては、高音を出すのが難しいということもあります。中には、とてもきれいなボーイソプラノを響かせている子もいます。学年50人全員の力を出し切って最高の合唱となるように、繰り返し練習をがんばっていました。
 音楽発表会の見どころをもう一つ・・・学年によっては、担任が指揮棒を持つ曲があります。どのような指揮をするか、お楽しみに…。

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4 5 6 7 8 9 10
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学校行事
12/19
12/20 たてわり班遊び
12/21 クラブ(3年見学)
12/22 児童集会
12/23 2学期 終業式
給食終

お知らせ

学校だより

相談室だより

給食だより

献立表

証明書

行事予定表

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館

いじめ防止