ブラインド体験(4年生)11月22日に、ブラインド体験をしました。子ども達はペアになり、「目の不自由な人役」と「ガイドヘルパー役」に分かれて、目隠しをして体験しました。ガイドヘルパーとは、目の不自由な人が望むことを聞き取り、サポートする人です。子ども達にはチェックシートを配り、声のかけ方やサポートの仕方を確認してから活動し始めました。 まずは、隣の教室に移動します。普段から過ごしている教室でも、目隠しをしている状態だとすごく怖いようで、慎重に進んでいました。 教室に到着すると、3つの体験をします。1つ目は、缶の点字を見つけてアルコール類かどうかを判断する体験です。アルコール飲料の缶には、点字で「さけ」と表示してあります。それを手で触って感じます。ほとんどの子ども達が点字を見つけて、判断することができました。(写真上) 2つ目は、硬貨を触ってその中から11円を探して払う体験です。硬貨の大きさや重さを感じて、考えていました。(写真中) 3つ目は、鉛筆で自分の名前を書く体験です。毎日していることですが、書く場所を教えてもらっても斜めになってしまう子ども達がほとんどで、難しさを実感していました。 全ての活動が終わったら、自分の教室に戻ります。教室の前の廊下に小さな段差を用意して、その上をガイドヘルパーの誘導で通りました。(写真下) 普段から当たり前にできることが、「見えない」ことですごく時間がかかったり、慎重になったりすることが実感できたようです。子ども達はこの後、学習のまとめとして新しいユニバーサルデザインを考えたり、さらに詳しく調べたりして発表会をする予定です。 今回のブラインド体験が、子ども達の中でユニバーサルデザインについて考えるきっかけになれば嬉しいです。 |
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