7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

1月25日(火) その1

 今週から、全校朝会をまたZoomを使って行うことにしました。そして、Zoomがつながりやすいように、火曜日の朝に行うようにしました。
 今日は、「一粒の米」という話をしました。
・・・この黒い紙の上に何かついているのですが、見えるでしょうか? よく見ると、お米の粒が一粒あります。今日は、「一粒の米」というお話をします。
 今から300年ほど前の江戸時代に活躍した新井白石についてのお話です。新井白石は、江戸幕府の将軍を助けて、日本の政治を推し進めるほどのすばらしい学者として有名な人物です。その新井白石は、小さい時から勉強に対する才能を発揮していました。わずか3歳で、お父さんが読んでいる難しい書物をそっくり書き写すことができたと言われています。
 しかし、そんな白石も人間です。子どもの頃は、よく勉強をサボって遊んでばかりいる時がありました。何度声をかけても学問をしようとしない様子を見て、お父さんは白石を呼び、一粒の米を見せながら次のような話をしました。
 「この一粒の米を大きな米びつの中から取ったとしても、お米が減ったかどうかは分からない。しかし、毎日一粒ずつ米を取り続け、1年間か2年間したら、米が減ったことに気がつくであろう。逆に、米びつに一粒の米を加えても、お米が増えたかどうかは分からない。しかし、1年や2年の間、毎日一粒ずつ加えていると米が増えたことが分かってくる。学問や勉強も同じだ。1日だけ勉強したり練習したりしても、すぐにりこうになったり上手になったりするわけではない。でも、毎日毎日、ほんの少しずつでも努力を続けると、これが1年後、2年後には、りこうになったり上手になったりしたことがよく分かってくるものだ。」
 それからというもの、父親の言葉を聞いた白石は、一粒の米粒を机の上にお守りとしていつも置いておくようにしました。怠けようという心が起きた時には、その米粒を見て気を引き締めたそうです。
 さて、みなさんは、毎日続けて努力をしていることにどんなことがありますか? 毎日の宿題を行うこともそうですし、黒板の文字をノートに書き写すことや漢字の練習、計算ドリルの問題に取り組むことも毎日のように行っています。また、なわとびの練習も、2週間毎日「なわとび旬間」としてがんばっていましたよね。どんな勉強も、1日や2日でできるようになるものではありません。毎日の積み重ねをしっかり行っていくことでできるようになってくるのです。1年生として小学校に入学して、6年間かけて6年生の難しい学習ができるようになります。さらに中学校、高校と学習が続いていくわけですから、毎日の努力はこれからも欠かせません。
 スポーツや楽器の演奏を習っている子にとっては、練習を毎日続けることの大切がよく分かるのではないでしょうか。1日たりとも練習を無駄にするなと指導されているはずです。
 勉強やスポーツ以外にも、毎日続けることが大切なものがたくさんあります。あいさつを毎日しっかり行うことや、係や委員会の仕事に責任をもって取り組むことなどです。子どもの頃、これらを繰り返し続けていくことは、将来の自分の姿を立派なものにしていきます。いつかたくさんのお米になるために、毎日の一粒のお米を大切にしていきましょう。・・・

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