7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

5月27日(金)

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 1校時に、3年生の算数少人数教室の授業観察に行きました。3年生は、「大きい数の筆算を考えよう」という単元において、たし算やひき算の筆算についての学習をしています。
 たし算とひき算の筆算は、2年生が今月学習していました。ですから、2位数同士のたし算やひき算の筆算は、すでに2年生で学習済みということです。3年生は、3位数〜4位数・・・つまり、千の位までの大きい数についての筆算を学習していきます。
 今日学習していたのは、「1000−265」という問題でした。筆算を思い浮かべていただくと分かりますが、繰り下がりのある筆算で、しかも何度も繰り下げてこないとできない問題です。千の位から百の位に、さらに十の位に、そして一の位に…と繰り下げてくると、千の位が「0」、百の位が「9」、十の位が「9」、そして一の位が「10」という補助数字が入ります。授業では、具体物を操作させながら、その繰り下がりの仕組みを一人一人に理解させていきました。(写真上)
 2校時は、3年2組の国語の授業観察に行きました。「漢字の広場」の学習内容でした。国語の教科書には、ところどころにこの漢字の広場があります。前学年までに習った漢字の復習をするミニ単元です。
 4月に学習した漢字の広場では、2年生で習った漢字を使った短文作りを行いました。2回目となる今回の漢字の広場では、絵を見ながらお話作りをするようにレベルアップされています。さらに、「そこで」や「けれども」を用いた接続詞を使うようにもさせていきます。子ども達にとっては、お話作りは興味・関心のある学習ですが、接続詞を使うということを条件としているので、難しさもあります。取り組み始めると、楽しみながら夢中になって漢字の復習ができるように工夫されていました。(写真中)
 ところで、3年生の教室の後ろで、カイコの飼育が始まっています。総合の学習の時間に、「カイコを育てよう」という学習に取り組んでいます。イチゴパックの中に、まだ数ミリ程度の小さなカイコがいました。最初は黒い小さな点々しか目に留まらなかったのですが、「それはカイコのフンだよ」と子ども達に教えられました。カイコのいる場所を聞いてやっと確認することができました。子ども達は、毎日記録をつけながら観察をしているようです。最初はこんな小さな命からの出発なんだと、後々のカイコの大きさを知っているだけに、私にとっては驚きでした。
 続いて3校時は、2年2組の授業観察がありました。算数の「どんな計算になるのかな?」という学習をしていました。2年生は、先日まで2位数同士のたし算とひき算の筆算を勉強してきました。その計算方法を利用した文章問題に挑戦するのが今日の学習内容でした。
 教科書には、校庭で遊んでいる子ども達の楽しそうな絵が載っています。その絵のあちこちに、たし算やひき算で求める問題が書かれていて、立式して答えを求めるようになっていました。すぐに式が立てられそうな問題もあれば、「たし算かな? それともひき算かな?」と迷ってしまうような問題もありました。(写真下)
 文章題が苦手という子は、昔も今も多いのではないでしょうか。算数のアンケート調査をすると、「計算は好きだけど、文章題はきらい」という傾向が明らかです。文章題でのつまずきの大きな原因となっているのは、読解力が必要となるからです。問題文が何を聞いているのか分からない、あるいは問題の場面が頭に浮かんでこないというのは、読解力によるものです。
 では、どうしたらよいか・・・そこが難しいところです。まず、繰り返し問題文を読ませることです。1回読んだだけで、何がどうなったのか、何を聞いているのかが分かる子は少ないでしょう。声に出して繰り返し読ませます。次に、問題文から分かっていることを見つけさせます。(何が何本ある…など)そして、聞いていることは何かをはっきりさせます。さらに必要なのは、具体物で操作させたり、図を描かせたりする手立てです。図を描かせることで、何算を使えばよいかが分かりやすくなります。
 しかし、結局は国語の読み解く力(読解力)が大きいと思われます。社会科や理科のテストでも、大元の読解力がなければ問題を解くことができません。だから小学校では毎日音読の宿題があり、読書をしましょうと盛んに言っているわけです。

5月26日(木) その2

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 5校時に、4年1組の図工の授業観察がありました。「ふしぎな乗り物」という平面作品に取り組んでいました。動植物や器物を自分の発想から乗り物に見立てて、どこに旅行している場面かを表現するという作品でした。
 乗り物は、別に画用紙で描いたものを切り取り、台紙に貼ることで浮き上がって見えるようにしていました。テントウムシや犬、恐竜など、子どもならではの発想で楽しい乗り物が描かれていました。着色は、クレヨンと絵の具の両方を使って色を塗るようにさせていました。クレヨンでふちどりしてから絵の具を塗ると、クレヨンの線で絵の具がはじかれ、独特な効果が生まれてきます。子ども達の様々な空想がたくさん詰まった楽しい絵ができあがっていきました。(写真上)
 6校時に、6年生が体育館に集合して、移動教室のキャンプファイヤーの練習をしていました。いよいよ武石移動教室が、来週月曜日に迫ってきました。6年生は、30日(月)から6月1日(水)まで、2泊3日で移動教室に行きます。移動教室に向けて、すでに先週から毎日健康観察カードに記入しながら体調を整えてきているところです。今日は、内科校医の先生に来ていただき、移動教室前健診もありました。
 キャンプファイヤーは、1日目の夜に行う予定です。開始後すぐに火の神が登場し、3人の火の子たちに心の火として分火します。火の神から子ども達のトーチに火を分け与えるところをやって見せていました。当日は、夕闇に包まれた大自然の中で、赤々と燃える炎を全員で見つめることになるでしょう。(写真下)
 キャンプファイヤーに火がついたところで、ゲーム(猛獣狩り)やフォークダンス(ジェンカ、マイムマイム、タタロチカ)をします。今日は、それぞれを部分的に練習していました。ジェンカとマイムマイムは、感染症対応バージョンで踊っていました。(肩に手をかけたり手をつないだりしないで、個々に踊ります。)

5月26日(木) その1

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 1校時に、6年2組の授業観察がありました。国語の「話し言葉と書き言葉」の授業でした。「話し言葉」とは、相手と直接会話をするときに用いられる言葉のことです。対面や電話での会話では、話し言葉でやり取りをしています。一方、「書き言葉」とは、文章を書く時に用いられる言葉です。教科書では、職場体験でシェフにインタビューした内容を、2つの書き表し方で示し、違いを考えさせるようにしています。インタビューに答えたシェフのセリフは、そのまま話し言葉になります。また、そのインタビューの言葉を文章に書き改めたのが、書き言葉となります。
 普段、話しをする時や文章を書く時には、その場やその状況、会話の相手などに合わせながら、話し言葉と書き言葉を使い分けているはずです。6年生のこの単元では、2つの言葉の違いに気づくとともに、場面や相手に応じて適切な言葉で表現しようとする気持ちを持たせていくことをねらいとしています。(写真上)
 ところで、私が常日頃気になっている話し言葉に、「ら抜き言葉」と「い抜き言葉」があります。「食べれる」や「見れる」のように「ら」が抜けた言葉は、現代人に多い「ら抜き言葉」と言われています。また、「書いてる」や「走ってる」のように「い」が抜けた言葉を「い抜き言葉」と言い、これも話し言葉からきている間違えた日本語の使い方です。それらが書き言葉にもなる場合があるため、正しい日本語をしっかりと指導していく必要があります。もう一つ・・・「よろしかったでしょうか」という話し言葉もよく聞きます。お店で注文した時に、「ご注文は、かつ丼でよろしかったでしょうか。」というあの言葉です。
 2校時は、5年2組の道徳の授業観察に行きました。「公園のきまりを作ろう」という規則の尊重の内容でした。5年生の道徳では珍しく、2ページにわたる絵を見て考えを出し合い、深め合うという道徳の資料でした。
 公園の絵には、いろいろなマナーの悪い人たちが描かれています。芝生の上でキャッチボールをしたり自転車に乗ったりしている子ども達や、花壇の中に入り込んでいる人、はたまた犬のリードを外して走らせている人などです。子ども達は、次々と公園の絵から気になるところを見つけて発表していきました。(写真中)
 授業の後半では、この公園にどんなきまりが必要かを考え、看板に書く言葉をグループで話し合わせていきました。そのような活動を通じて、きまりによって人々の安全が守られていることや、みんなが楽しく過ごせるためにきまりがあることに気づいていきました。
 3校時は、2年1組に行き、国語の授業観察を行いました。「うれしいことば」という、書くことを中心とした学習単元の授業でした。まず、様々な場面において、どんな言葉を言われるとうれしい気持ちになるのかを考えさせていきました。子ども達は、次々と手を挙げて発表していました。(写真下)
 次に、自分の今までの生活を振り返らせ、いつ、誰に、どんなことを言われたことがうれしかったかを思い出させ、ワークシートにメモを書かせていきました。なかなか思いつかない子がいて、担任の先生は個別に声をかけながら指導していました。
 確かに、自分だったらどんな場面を思い浮かべるのかな…と考えてしまいました。「誰に、どんな言葉を言われてうれしかったか」・・・しいて言えば、「サクラ草の花が長く楽しめました。ありがとうございました。」と言われたことぐらいでしょうか。(もちろん、言われてうれしかったです。)それ以外、言われてうれしかったことが見つからない自分に、2年生の先生はどうやって支援してくれるのでしょうか。

5月25日(水)

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 4年生が一年間に習う新出漢字は、202字あります。これは、6学年の中で最も多い数です。(次いで3年生が200字、5年生が193字、6年生が191字となっています。)
 2年前から新しい教科書になり、今まで小学校で習っていなかった漢字を新しく4年生で学習することになりました。それが、次の20個の漢字です。「茨、媛、岡、潟、岐、熊、香、佐、埼、崎、滋、鹿、縄、井、沖、栃、奈、梨、阪、阜」さらに、以前5年生で習っていた漢字の「賀、群、徳、富」と6年生で習っていた「城」も4年生で学習することになりました。これらの漢字の共通点は何でしょう? 正解は、都道府県名に使われている漢字です。
 4年生は、社会科の授業で47都道府県を学習します。全て漢字で書くことができるようにと、国語の新出漢字に追加されました。正直な話、大人でもあやふやな都道府県名の漢字がたくさんあります。特に、新潟県の「潟」の字は、正しく書ける大人は何パーセントいるのでしょうか? 私は新潟県出身なので、子どもの時から正しく書くことができました。子どもの頃、自分の両親宛てに届く年賀状を見て、唖然としたことがあります。ほとんどの人が「潟」の字を間違えていたのです。「潟」の最後の点4つを、「場」のように払い2本で書く誤りが多いのですが、もっと多い誤字が「臼」の部分にあります。説明が難しいのでこのくらいにしますが、4年生の保護者のみなさんは、一度お子さんの漢字ドリルを調べてみてください。きっと、「えっ、この字も4年生で書けるようにするの?」と思うくらい大人が戸惑う漢字がいくつもあります。(写真上)
 中休みに、5年2組の子ども達がメダカをつかまえるために、中庭に来ていました。理科の授業で、池にいるメダカを使おうということのようでした。
 何人かの子ども達を呼んで、サクラ草の種をまいた育苗ケースを見せてあげました。サクラ草の種は、昨年度育てた鉢から、連休中に種をとりました。そして、2週間ほど前に、中庭の日陰の場所で種まきをしました。もうすでに、小さな芽がびっしりと出始めています。子ども達は、自分たちが育てたサクラ草の苗からは想像もできないくらい小さな芽に、びっくりしていました。(写真中)
 サクラ草にとっては、これからの時期が重要です。日本の蒸し暑さにはとても弱い植物なので、これから真夏にかけていかに暑さを乗り切り、株を大きく育てていくかがポイントになります。9月下旬から始まる植え替え作業のために、7月〜8月にビニールポットに鉢上げしておかなければなりません。さらにそのためには、夏の猛暑の頃までにある程度大きく育てておく必要があります。…と、園芸作業は、先の先から逆算しながら行うことが大切です。
 3,4校時に、4年生にふれあい環境学習の出前授業がありました。毎年、練馬清掃事務所の方々から、ごみの分別やリサイクル等の環境に関する授業をしていただいています。視聴覚室でごみの分別に関する説明を聞くクラスと、玄関前でスケルトン清掃車の説明と実演を見せてもらうクラスに分かれて、授業が進められていきました。(写真下)
 玄関前での授業では、最後に「海洋プラスチック問題」についての話もしていただきました。海に流れ着いたプラスチックごみが、細かなマイクロプラスチックとなり、生態系に影響を及ぼしているという内容です。その説明のために、河川敷で行ったごみの調査資料が示されました。一番多かったのが「ペットボトル」で、次に「お菓子の包装紙」とのことでした。その他に、ビニール袋や食品トレーなど、ほとんどがプラスチック製品だったそうです。
 授業の後半は、視聴覚室に集まって、清掃工場の役割やごみのゆくえについての説明を聞きました。生ごみを含む可燃ごみは、清掃工場で燃やされます。しかし、その際に灰が残るため、それをさらに熱処理して体積の小さい「スラグ」にし、舗装材等に利用しています。一方、不燃ごみや粗大ごみなどは、リサイクルできる資源ごみを取り除いても、どうしても埋立て地(最終処分場)にもっていかなければならない物質が生じます。東京湾にあるごみの最終処分場は、あと50年でいっぱいになるそうです。それまでに、今後のごみ問題を解決していかなければなりません。
 清掃事務所の方々の話を聞く子ども達の反応の良さと、たくさんの子が進んで質問をしようとする姿に、学びの多い授業であったことがうかがえました。

5月24日(火)

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 1年2組の教室で、図工の授業がありました。先週から、「あじさいのはなをさかせよう」という題名で、折り紙を使った作品に挑戦しています。折り紙1枚でアジサイの花びらが1つできます。それをたくさん作り、画用紙に貼り付けるとアジサイの花が完成するという作品のようです。
 前回、まず1つの花びらを全員で折りました。1週間経っても折り方を覚えている子もいれば、まだ一人でできない子もいます。折り方が分かる子が「ミニ先生」となって、困っている子のところに行って教えてあげていました。ただし、折ってあげるのではなく、教えてあげる役割です。
 先生が指導したのは、きれいに折り目をつけていくために、折り線をつけてから紙を折っていく方法です。折り紙をきれいに折るコツとして基本になるのが、角と角をしっかり合わせることと、この折り線をつけながら折ることです。電子黒板に折っている様子を映しながら、繰り返し指導していました。(写真上)
 アジサイの花びらにするために、一回り小さい折り紙を使っていました。それだけに、1年生にとっては大変そうでした。しかし、自分の手を使って紙を折り、形をつくり上げていくことは、小学生にとってとても大切な経験になります。
 折り紙の経験は、まず手先を器用にします。手先の器用さは、書くことや道具を扱うことなど、多くの学習に必ず役立ちます。また、脳にも良い刺激を与えると言われています。さらに、折り紙をすることで、空間認知力を高めるはたらきがあります。算数の立体の学習、社会科や理科の方位に関する理解等、様々な学習に役立つ力になります。
 最近は、つるの折り方を知らない大人が増えてきているそうです。子どもの頃に折り紙で作ったことがあれば、何年経っても忘れないものです。きっと、折り紙で十分に遊んでいないまま大人になった人たちが増えてきているのではないでしょうか。
 2年2組で、「たんぽぽのちえ」という国語の説明文の授業がありました。この説明文では、時間的な順序に基づいて、仲間を増やすためのたんぽぽの4つの知恵について読み取っていきます。そのために、時を表す言葉に着目させ、たんぽぽの様子や「いつ」「どんなちえをはたらかせているのか」ということがとらえられるように指導します。
 今日は、4つある知恵の中から最も賢いと思うものを選んで、その理由をまとめる学習をしていました。私たちが知っているのは、種を綿毛にして遠くに飛ばす知恵ぐらいではないでしょうか。教科書には、他に3つの知恵が書かれています。子ども達は、どの知恵が一番賢いと考えたでしょうか…。私は、最初に紹介されている知恵です。・・・「花が咲き終わると、花の軸はぐったりと地面に倒れ込んでしまいます。けれども、たんぽぽは枯れてしまったのではありません。花と軸を休ませて、種にたくさんの栄養を送っているのです。」(一部言葉を省略)というところです。道端で何気なく見かけるたんぽぽにこういう知恵があることが分かると、すごい植物なんだなと、これからの見方が変わっていきそうです。(写真中)
 5年生は、総合の学習の時間に「米作りに挑戦しよう」という学習をしています。今月、JAから送ってもらった種もみを、シャーレに水を入れて芽出し作業をしました。毎日教室で観察してきたので、種もみから芽と根が伸びてくる様子がよく分かりました。そこで、いよいよバケツを田んぼに見立てて、田植え(と言うか、種まき?)を行いました。
 先週、1組が行っていました。今日は、2組が両手を泥だらけにして挑戦していました。長年使ってきたバケツがかなり傷んでいたので、学年全員分のバケツを新調しました。一人ずつバケツに名札を貼って、秋までしっかり管理させていきます。
 まず、バケツに畑の土を入れました。半分以上の高さに土を入れるのですが、これだけでも5年生にとっては相当な重さになります。中庭から児童玄関前まで、顔を真っ赤にしながらバケツを運んでいきました。次に、水を入れてドロドロにします。最後に土の表面に芽出しした種もみを植え付けて完了です。(写真下)
 現在、図書室前の日当たり最高の場所に、5年生全員のバケツ稲が置いてあります。今月末には、稲の苗が届く予定です。狭い一画ですが、旭町小には毎年5年生が田んぼとして使っている畑があります。そろそろそちらの準備も始めていきます。

5月23日(月) その2

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 1校時に、4年1組の授業観察がありました。担任の先生と、ALTのマーク先生とで一緒に行う外国語活動の授業が行われていました。外国語活動は、3,4年生は年間35時間(週1時間)実施することになっています。5,6年生は、「外国語」という教科として、年間70時間(週2時間)実施しています。どちらも、担任が主になって行う授業であり、ALTの先生は発音を担当する指導補助としての役割を担います。
 今日の授業では、「天気や衣類、遊びの英語での言い方に慣れ、聞いて分かるようになろう」というめあてで進められていました。電子黒板にチャンツのデジタル教材を映してみんなで発音したり、教科書の問題を投影して授業をしたりしました。外国語のデジタル教科書が使えるようになり、各教室で積極的に利用しています。画面をタッチすると、発音を聞いたり解答が現れたりします。(写真上)
 外国語活動(あるいは、高学年の外国語の授業)では、担任の先生がなるべく子ども達への指示も含めて英語で行うことが重要です。教科書の何ページを開きなさいという時も、英語で指示を出すようにします。旭町小では、昨年度まで外国語&外国語活動の校内研究を進めてきたので、その成果を継続しながら指導を続けていきます。
 3校時は、1年1組の授業観察に行きました。音楽の授業を教室で行っていました。(専科教員による音楽室での授業は、旭町小では2年生からです。)
 まず、校歌を全員で歌いました。はりきって歌い始めたものの、途中で1番と2番の歌詞が混ざり始めてしまい、歌集にある校歌のページを見ながらもう一度歌い直していました。確かに、どこの学校の校歌も似たような言葉が出てきます。
 授業は、「たん」(4分音符)と「うん」(休符)の組み合わせでできる、リズム打ちの楽しさを中心に学習していきました。「たん」と「うん」だけで、いろいろなリズムが生まれます。子ども達は、口で「たん」と「うん」を言いながら、「たん」の時に両手をたたいてリズム打ちを行っていきました。
 後半は、「かもつれっしゃ」の曲でリズムに乗ってじゃんけんゲームをみんなで楽しみました。机や椅子を後ろに下げて、子ども達が汽車になって動く場所をつくってから始めました。先生が弾くオルガンの伴奏に合わせて、みんな楽しそうに動き回っていました。校歌の歌の時もそうでしたが、やはり先生のナマの伴奏が効果を発揮します。子ども達の様子を見ながらテンポを速くしたりゆっくりにしたりして、じゃんけんの場面が大いに盛り上がっていました。(写真中)
 当然、友達の肩を触ることになるため、感染症対策を考えて、机を戻す前に全員に手を洗いに行かせていました。
 1年生は、生活科の学習として、中庭に時々出かけていきます。今日は、2校時に2組、4校時に1組が中庭にやって来ました。中庭にいるだけで、いろいろな生き物に出会えるのですから、これほど恵まれた学習環境はありません。
 1年生は、どの子もまず池の生き物に興味津々です。ここ数日で、あれだけたくさんいたオタマジャクシはほとんどカエルとなって池から卒業していきました。メダカやアメンボが、すいすいと水面を泳いでいるのが目につきました。石の裏をひっくり返した子がダンゴムシを見つけたり、子ども目線でないと気がつかないところにクモの巣を発見したりして、次々と生き物の報告に来てくれました。こういう時は、先生が何人いても足りないくらいです。
 そういう私も、定期的に中庭に来るたびにいろいろな発見をします。中庭にアジサイが多く植えられているのですが、いつの間にかつぼみが開き始めていることに気がつきました。アジサイは、青系と赤系の花色に分かれますが、旭町小の池の近くにあるのは白いアジサイです。(写真下)
 白いアジサイには、「アナベル」という北アメリカ原産の品種があります。普通のアジサイよりも大玉に育ち、白〜ライムグリーンのきれいな花姿です。光が丘の大通り沿いに毎年咲いています。
 また、最近よく見るようになった「カシワバアジサイ」も白花系のアジサイです。円錐形に咲くアジサイで、和風の花壇に向くアジサイです。葉が柏の葉に似ているのでこの名前がつきました。
 全校朝会で外遊びを推奨する話をしましたが、梅雨の時期への入口はもうすぐそこまで来ているようです。

5月23日(月) その1

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 雨上がりの校庭で、全校朝会を行いました。今日は、「進んで外遊びをしよう」という話をしました。
・・・今の時期は、一年の中で学習にも運動をするにも、とても適した季節です。特に子どもにとって、外に出て運動をするということは、体をじょうぶにし、健康な毎日を過ごすためにとても大切なことであると言われています。
 子どものうちに外遊びが大切であると言われるのには、いくつかの理由があります。まず、何よりも健康な体をつくるためです。今、健康であるからいいというのではなく、将来大人になっても健康な暮らしが続けられるようにするために、子どもの頃の外遊びが大切です。そして、丈夫な体となる骨や筋肉をつくるためだけでなく、大けがをしないように身をかわしたり、転んだ時に手をついてけがを防いだりする動きを獲得するためにも、外遊びの経験が大切であるとされています。
 また、小学生にとって外遊びが大切なのは、勉強ができるようになるためでもあります。外で遊ぶことと教室で勉強することと、どういう関係があるのでしょうか。勉強ができるようになるためには、集中して学習に取り組む力が必要です。休み時間にしっかり身体を動かしたり、外の空気を吸ったりすることで、勉強に対する集中力を高めることができます。一週間の生活の中で、土曜・日曜の休みの日があるように、勉強の合間に休み時間があって、気持ちを切り替えることが必要なのです。授業中は、45分間席に座っていたり、同じ教室の中で過ごしたりすることがほとんどです。そこで、休み時間に教室から出て外の空気や景色に触れるとともに、体を動かして血液の流れを盛んにすることで、頭がすっきりすることにつながります。勉強ができる子は、外遊びも上手にできる子ということなのですね。
 体育の時間は、1週間に2〜3時間と決まっています。それだけでは運動する時間が限られています。学校では、中休みや昼休みの過ごし方が大切になってきます。外遊びができる日は、進んで外に出て体を動かすように心がけましょう。
 では、放課後の時間の過ごし方はどうでしょうか。校庭開放やひろば、学童で遊んでいる子ども達や、公園で遊ぶ子ども達をよく見かけます。さらに、スポーツ団体に入って運動を盛んに行っている子も多いのではないでしょうか。体をじょうぶにするとともに、心も豊かにするために、外遊びや運動を積極的に行うようにしていきましょう。
 ところで、来週水曜日から6月に入ります。1学期の学校生活のちょうど中間地点にさしかかりました。新しい学年がスタートしてから、もう半分が過ぎてしまったことになります。1学期の初めに立てた自分の目標を覚えていますか? そして、その目標に向けて今もがんばっていますか? 目標を立てても、その目標に向かって日々努力しなければ意味がありません。靴ひもをしっかり結び直すように、自分の目標をしっかり確認して1学期の後半もがんばろうという気持ちを高めていきましょう。・・・
 続いて、先日練馬区で行われた「わんぱく相撲」の表彰を行いました。4年生の男の子が準優勝を修めました。賞状とトロフィーを手渡し、全校で大きな拍手を送りました。3年生の頃から週1回、相撲の練習に通っているそうです。(写真上・中)
 最後に、2週間前の全校遠足での「先生とじゃんけんバトル」の結果発表がありました。1位の2つのグループの発表をしました。2位からは、たくさんの班が僅差で続いているようです。たてわり掲示板(保健室前)に、それらの結果を貼っておくとのことでした。(写真下)

5月20日(金)

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 1校時に、2年2組の音楽の授業観察がありました。手拍子による様々な音や、鍵盤ハーモニカの表現のおもしろさを楽しむという内容の授業でした。
 旭町小では、2年生から音楽の授業は専科教員が担当し、音楽室で指導しています。2年生の音楽の授業では、45分間に様々な活動を取り入れながら、子ども達が楽しく学べるように工夫しています。
 まず、校歌を全員で歌いました。マスク越しに歌えるようになって3週間余りが過ぎました。やはり子どもの元気の良い歌声は、小学校ならではの光景であり、心をなごませるものがあります。次に、手拍子の音の工夫について学習しました。全員で一斉に手拍子をしたり、一人ずつ手拍子をしたりと、様々な「音楽」が作られていくことを体感させていました。手拍子だけでも、音の強弱やリズム、テンポの変化によって、音楽が生まれていきます。
 スティーヴ・ライヒという作曲家をご存知でしょうか。アメリカの現代音楽の作曲家で、ミニマル・ミュージックの様々な作曲を手がけています。初期の代表作に、「手拍子の音楽」という曲があります。たった2人の手拍子で演奏されるという変わった曲です。同じリズムをたたきながら進んでいくのですが、2人の間に少しずれが生じるように作られていて、微妙な変化が不思議な音楽を作り出していきます。
 授業では、次に鍵盤ハーモニカの練習が始まりました。昨年度1年生の時は、吹奏楽器がほとんどできない期間が続いたので、電子ミニキーボードで練習をしてきました。鍵盤ハーモニカが4月下旬からやっと使用できるようになったので、基本からしっかり教わっています。「かえるのがっしょう」をみんなで繰り返し練習していました。指使いもしっかりできている子がたくさん見られました。「吹き終わるとすぐにマスクをする」という約束を守り、しっかり練習をしていました。(写真上)
 2校時は4年2組に行き、算数の習熟度別(ステップコース)の授業観察を行いました。旭町小では、3年生以上の学年の算数は、少人数担当教員と学年の担任とで、2クラスを3つのコースに分けて指導しています。4年生は、1クラスあたり27名の子ども達がいますが、3つのコースに分けると、平均18人ずつの人数になります。先生の目が行き届きやすく、個別に指導する時間を確保することができます。
 4年生の算数は、「わり算のしかたを考えよう」という単元に入っていて、筆算のやり方を中心に学習しています。わり算の学習は、3年生の時から始まっています。しかし、わり算の筆算について学習するのは、4年生のこの単元からです。最初は2桁÷1桁の筆算から始まりました。今週からは、3桁÷1桁のわり算筆算の学習をしています。
 今日は3桁÷1桁で、商が空位(十の位や一の位に0が入る場合)になる筆算について、その計算方法を考えさせていました。算数は、今まで習ったことを利用して、新たな課題を解決する方法を見つけるところに面白さがあります。今日の学習課題では、2桁÷1桁で一の位が0になる場合の筆算を利用することで、解決に向かうことができます。あとは、わり算の筆算の方法である「立てる⇒かける⇒ひく⇒おろす」を繰り返していきます。(写真中)
 4年生のこの1学期のわり算は、1桁で割る計算です。2学期に入ると、今度は2桁で割る筆算が出てきます。4年生の算数の山場がそこにありそうです。
 6年1組が、調理実習を行っていました。「いろどり炒めを作ろう」という炒める調理の実習でした。先週も紹介しましたが、朝食として手軽に調理ができ、野菜をしっかりとるために、6年生では「炒める」調理法を実習することになっています。
 食材として、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、キャベツが用意されていました。それぞれ、「短冊切り、千切り、うす切り、ざく切り」と、切り方に違いがあります。包丁やピーラーを上手に使って、グループで協力して食材の下準備をしていました。
 フライパンに油をひき、炒める調理が始まると、家庭科室の廊下にまでいい香りがしてきました。フライパンに入れる順番があり、火が通りにくいものから順に炒めていきます。炒める調理は、サッと手際よく行うのがおいしさの秘訣です。できあがった野菜炒めをお皿に取り分け、おいしそうに味わっていました。塩コショウの味付けだけでも、自分たちで作った野菜炒めの味は格別だったことでしょう。(写真下)

5月19日(木) その2

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 2年2組の子ども達が、生活科の学習で育てている野菜の苗の様子を観察していました。2年生の学年園(2年1組の教室の外)には、オクラやキュウリ、
ナス、ピーマンなどの野菜苗が植えられています。
 よく見ると、ナスとピーマンの苗に花が咲いていました。ナスの花は、きれいな紫色です。一方、ピーマンの花は白い小さな花です。葉っぱに隠れて下向きに咲いているので、よく観察しないと気がつきません。しかし、すでに小さなピーマンの実がついていたので、子ども達は興味をもって観察していました。(写真上)
 野菜類には、ピーマン以外にも「ナス科」の植物がたくさんあります。じゃがいもやシシトウ、トマトなど、家庭菜園でもおなじみの野菜に多く見られます。野菜を育てる場合は、連作障害に気をつけなければなりません。前年と同じ作物を同じ場所に植えると、育ちが悪くなります。ナス科同士の作物でも連作障害が出やすいので、注意が必要です。
 5校時に、4年2組が理科の学習のために中庭に出てきました。池の周りを囲むように子ども達が集まり、プリンカップを手に何かをすくい取っていました。カップの中をのぞき込むと、小さな黒いカエルがいました。ヒキガエルが春に産卵し、たくさんのオタマジャクシが産まれましたが、すでにカエルになって池の中を泳いでいました。よく見ると、まだしっぽがついているカエルもいました。(写真下)
 3月上旬に冬眠から覚め、池に卵を産みにやってきたヒキガエルは、体長が12〜13cmはありました。子ども達が観察していたのは、5mmほどのカエルです。数か月で親ガエルのように大きくなっていくのでしょうか? また、今は真っ黒の体色ですが、いつどのようにヒキガエル独特の模様になっていくのかも疑問です。この小さなカエルを育てて、その成長の様子を確かめてみたい気持ちもありますが、今後中庭で出会うカエルたちを楽しみに、自然の中で観察していくことにします。
 池の水が真っ黒になるほどオタマジャクシが産まれ、無数のカエルがこれから池の外に出ていきます。親ガエルになれるのは、そのうちのほんのわずかです。池から出たら、多くの試練がこの小さな命に降りかかってくることでしょう。

5月19日(木) その1

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。1年生のそら豆のさやむきに続き、食育の一環として毎年実施しています。
 まず、栄養士さんから、グリンピースについての話を聞きました。グリンピースの豆は知っていても、さやつきの状態を見たことがある子は少ないのではないでしょうか。いろいろな豆類のさやの状態を写真で見せてもらいました。そら豆やインゲンマメ、絹サヤエンドウ、スナップエンドウ、枝豆と、同じ豆類にも様々な形や大きさのさやがあることが分かりました。
 グリンピースは、サヤエンドウよりも成長した状態で、熟す前のエンドウをむき実にして食べる仲間の1つです。年中出回っているのは、缶詰や冷凍品などが使われています。畑で収穫されるのは、ちょうど今が旬です。今の時期のとれたてのグリンピースは、ほっくりとして、香りも甘みも格別なものです。
 子ども達がさやを2つに割ると、中から行儀よく並んだつやつやのグリンピースが顔を出しました。そら豆のさやむきよりも簡単に豆を取り出すことができますが、グリンピースは真ん丸でコロコロと転がってしまうので大変です。何人もの子が、転がって行ったグリンピースを追いかけていました。(写真上)
 給食では、グリンピースご飯として味わいました。自分たちの手でさやむきをした2年生の子ども達にとっては、とってもおいしく感じられたことでしょう。先週、1年生のそら豆のさやむき体験があったので、土曜日にスーパーでさやつきのそら豆を買ってみました。家でそら豆くんのベッドを確かめながらさやをむき、塩ゆでにして味わいました。グリンピースも今が旬なので、スーパーなどでさや付きのものを手に入れることができそうです。
 3校時に、5年1組の授業観察がありました。社会科で学習している「自然条件と人々のくらし」の沖縄県についての授業でした。一年中気温が高いことや、台風がたくさん上陸する気候から、どのようなくらしの特徴があるのかを調べていく内容でした。特に、沖縄県の住まい(建物のつくり)に着目して、人々のくらしの工夫について考えていきました。
 沖縄県の代表的な家屋として提示された写真は、鉄筋コンクリートの建物でした。屋根の部分は平らで、東京で見られる屋根の三角部分がありません。また、窓には格子がついていたり、屋上にタンクのようなものが見えます。子ども達は、自分の考えをさらにグループ内で広げながら、台風の強風に備えた工夫であることを学び取っていきました。(写真下)
 ちなみに、なぜ給水タンクが各家庭にあるのかというと、沖縄県の水不足に理由があるようです。台風が多く雨も多いはずなのに、なぜ水不足になるのでしょうか? 一つは、沖縄県の川は短く、降った雨がすぐに海に流れ出てしまうことが挙げられます。さらに、都市化が進み、人口が増えたことも理由の一つのようです。雨水をろ過して、飲料水以外の水として利用するタンクのようです。

5月18日(水)

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 今日から、1学期の授業観察が始まりました。授業観察は、校長と副校長が各担任や専科教員の授業を1時間ずつ見に行き、指導・助言をすることで授業力の向上を図る取り組みです。旭町小では、毎学期全教員に1回ずつ実施しています。
 1校時は、6年1組の社会科の授業を見に行きました。「裁判所のはたらき」の学習をしていました。昔から6年生の社会科は、縄文時代の頃を中心とした歴史の学習から始めていました。2年前に新しい教科書に替わってから、政治の学習を先に行うようになりました。今年の6年生も、歴史の学習がスタートするのは、1学期の後半からになります。
 今日の授業では、裁判所の種類を知るとともに、三審制の役割について子ども達に考えさせていました。裁判所の種類については、最初にNHKの動画資料から学びました。簡易裁判所、家庭裁判所、地方裁判所があり、さらにその他に高等裁判所と最高裁判所があります。また、1つの事件につき、3回まで裁判を受けることができるしくみを「三審制」ということも学びました。(写真上)
 三審制は、公正で慎重な裁判を行うとともに、裁判の誤りを防いで人権を守るという目的があります。授業の後半は、なぜ日本の裁判が三審制になっているのかをテーマに話し合いをしました。どのグループも、子どもなりによく考えて意見を出していました。また、教科書や資料集には裁判員制度についても掲載され、指導内容に加わっています。
 6年1組の教室は、いつも入ると懐かしさを感じます。かつて旭町小で担任をしていた時は、よくこの教室で授業をしていたことを思い出します。窓から見える景色は、昔と大きく変わっていません。すぐ近くにタイザンボクの木があり、教室の窓から見下ろすことができます。すでに、ところどころに大きな白いつぼみが見える時期になりました。
 2校時は、3年1組の教育アドバイザー訪問の授業がありました。初任から3年次までの教員の研修として、年間に何回かアドバイザー訪問があります。研修の一つと位置付け、授業観察を通じて指導や助言をしていただきます。
 今年度は、本校の前校長である道山先生が、旭町小のアドバイザーを担当することになっています。道山先生が来校されるのは、2月の展覧会以来です。さっそく3年1組の教室に入ると、子ども達が道山先生の周りに寄ってきました。1年生の頃と比べて大きく成長した子ども達を、目を細めてご覧になっていました。
 さて、授業は国語の「もっと知りたい、友だちのこと」という単元の学習でした。「話すこと・聞くこと」についての学習単元です。導入として、朝のスピーチを例に示しました。2人が前に出て、小鳥のことや好きなキャラクターについてスピーチをしました。発表内容は良かったのですが、聞いていた子ども達は、当然のことながら「もっと知りたいな…」と思ったことがそれぞれにあります。そこで、「さらに知りたいと思ったことを考えて質問しよう」というめあてで学習を進めていくことになりました。
 話すことと聞くことは、全ての授業での基本となる活動です。今日の授業の中でも、周りの友だちと話し合って意見交換をする活動が取り入れられていました。きちんと向き合って話し合いができる雰囲気がすばらしいなと思いました。(写真中)
 中休みに、全校児童が校庭に出て、クラスごとに大なわ跳びに取り組みました。今週は、大なわ跳び週間です。中休みに毎日取り組む計画でしたが、おとといと昨日は雨のために中止となってしまいました。しかしその分、体育の時間を使って練習しているクラスが増えてきました。
 今日は、久し振りに青空の中休みになりました。真っ先に校庭に出てきて練習を始めていたクラスがありました。なわを回す先生も気合いが入っています。開始の合図が一斉にかかり、時間内で何回跳べたかを毎日運動委員が記録をとっていきます。クラスの最高記録が出たのか、「やめ!」の合図がかかると同時に歓声が聞こえました。明日以降も続け、最後の記録は来週月曜日にとる予定です。(写真下)

5月17日(火)

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 物語教材は、国語の授業において、子ども達に最も興味・関心のある内容です。1年生が、国語の授業で初めて習う物語文は、「はなのみち」(岡 信子 著)です。1組では、今日から学習が始まりました。(写真上)
 「はなのみち」の学習では、語のまとまりに気を付けて音読したり、場面の様子に着目して、登場人物の行動を想像しながら読む力を身に付けさせることをねらいとしています。それだけに、教科書の挿絵がとても重要な役割をもっています。挿絵を見ることにより、子どもなりにその場面の想像が大きくふくらんでいきます。
 物語は、くまさんが袋を見つけたところから始まります。・・・くまさんは、「なにかな?」と思って、友だちのりすさんに聞きに行くのですが、行く途中で袋に穴が開いていたため、中身を落としてきてしまいます。しかし、くまさんは、袋に穴が開いていたことに気づいていません。暖かい風が吹き始め、花の一本道ができました。・・・というお話です。
 物語では、詳しい描写がない分、その表現していない部分を読み取る必要があります。それこそが物語を読み取る楽しさです。そして、表現されていない見えない部分を読み取ることで感動が生まれていきます。
 「どうして花の道ができたのかな?」と聞いて、最初は分からない子がいるかもしれません。でも、何度も音読するうちに分かってくるのではないでしょうか。繰り返し音読をすることの大切さを感じます。
 先週、「節度・節制」の内容項目で行われた、6年生の道徳の授業についてお伝えしました。今日は、4年2組で「目覚まし時計」という資料を使った道徳(節度・節制)の授業が行われていました。
 主人公のよし子は、進級祝いにもらった目覚まし時計をきっかけに「生活のきまり」をつくり、守ろうと努めていました。ところが徐々に守れなくなり、とうとうある日、寝不足から全校朝会の時に気分が悪くなってしまいます。よし子の言動を追いながら、保健室のベッドに横たわるよし子の心情に視点を当てて、時間を守ることや節度のある生活をすることの大切さについて、深く考えさせていくという内容です。
 「節度・節制」は、子ども達に最も身近な道徳的実践力でありながら、実際の行動に移すのが難しい内容でもあります。「わかっちゃいるけど…」という気持ちで、ついつい自分のやりたいこと(先週の6年生の授業ではゲームでしたが、今回はテレビに夢中になった内容です。)に気持ちが流れてしまいます。しかし、これは大人にとっても永遠の道徳の課題なのではないでしょうか。食べ過ぎや飲み過ぎは、大人の「節度・節制」の無さからくるものです。
 ところで、道徳の授業では、導入の後に教師が資料の範読をします。子ども達の心に残るように、ゆっくりとていねいに本文を読み聞かせることが重要です。(写真中)
 1年生が、学年全員で体育の授業を行っていました。新体力テストの種目である「反復横跳び」の練習をしていました。反復横跳びは、体の敏捷性を測定する種目です。中央ラインの両側に、平行な100cm間隔のラインを引き、両足のステップでラインを何回またぐことができるかを測定します。時間は20秒間で、サイドステップにより、ラインをまたいで越すか踏むようにしなければ得点になりません。1年生の全国平均は、27〜28回です。
 1年生は、人と同じように動くことはできますが、自分の限界までどんどん挑戦させるのは、練習を繰り返さないと難しいところがあります。他の種目も含めて、本番までに何度かやり方を理解させ、練習を積んでおくようにします。(写真下)

5月16日(月)

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 4年生の音楽の時間に、箏を使った授業が行われていました。音楽の教科書に、「歌唱共通教材」というものがあるのをご存知でしょうか? どこの会社の教科書にも載せて、必ず指導するように指定されている歌が「歌唱共通教材」で、それぞれの学年に決められた何曲かがあります。
 現在の教科書では、4年生の歌唱共通教材は、「さくらさくら」、「もみじ」、「とんび」、「まきばの朝」の4曲です。選ばれている基準は、「我が国で長く歌われ親しまれている歌曲のうち、我が国の自然や四季の美しさを感じ取れるもの又は我が国の文化や日本語のもつ美しさを味わえるもの」・・・ということのようです。
 4年生の授業では、「さくらさくら」を取り上げて指導していました。そして、旭町小には箏が何台かあるので、子ども達が日本の伝統楽器に親しむとともに、全員が箏を演奏できるように練習していきます。(写真上)
 教科書には、箏の説明が書いてあるページがありました。箏は、1300年前頃に中国から伝わった楽器です。箏全体を竜の姿にたとえて、「竜頭」や「竜角」「竜尾」などの名前が各部分に使われています。
 2年生は、算数の時間に、たし算に続いて引き算の筆算の学習をしています。1組では、2桁−2桁の筆算で、繰り下がりがある場合についての学習をしていました。「47−18」の筆算場面でした。・・・一の位の7から8は、引くことができません。そこで、十の位から「10」を繰り下げてきます。そうすると一の位は17となり、17−8=9と計算することができます。
 小学校では、筆算での計算ミスを少なくするために、「補助数字」を書くように指導しています。たし算の筆算の時に、繰り上がりを小さく「1」と書いたように、引き算の筆算でも補助数字の約束を子ども達と決めて指導します。十の位の「4」は、一の位に「10」繰り下げたので、「3」になります。そこで「4」に斜線を入れ、その上に「3」と書かせます。さらに、繰り下げた10を一の位の上に「10」と書かせたり、一の位の7の左側に「1」を書かせて「17」に見えるようにさせたりと、補助数字の書かせ方はいろいろあります。(写真中)
 ただし、計算の誤りが少なくなれば良いことで、補助数字を必ず書かなければならないというわけではありません。一般的に、子ども達が計算に慣れていくまでは、きちんと補助数字を書かせるように指導した方が良いとされています。(これは、高学年の分数の約分などにも言えることです。)
 4年生は、理科の時間に「季節と生物」の学習をしています。四季を通じて、気温の変化とともに動植物がどのような生態や成長をしていくのかを調べていきます。
 4年生は、植物教材として、ヘチマとツルレイシを育てていきます。今日は、2組の教室でそれぞれの種の観察をしていました。どちらも同じくらいの大きさの種ですが、ヘチマは平べったくて黒い種です。一方のツルレイシは、薄茶色でごつごつとした種でした。(写真下)
 今後、各自で牛乳パックを鉢代わりにして種をまき、成長の様子を観察していきます。(学年でツルレイシの苗はすでに購入していて、校庭の西側の学年園に植え付けてあります。)ちなみに、ツルレイシというのは、一般的に「ゴーヤ」や「ニガウリ」と呼ばれる植物です。沖縄料理の「ゴーヤチャンプルー」があまりにも有名になり、その呼び方が全国的に広まりましたが、正式には「ツルレイシ」と言うようです。つる性の植物であることから、夏の日差しをさえぎるための「緑のカーテン」として利用されるようにもなりました。

5月13日(金)

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 3年生は、算数の時間に「わり算」の学習をしています。2年生の2学期に、かけ算(九九)の勉強してきましたが、わり算は初めて習う学習です。
 教科書に、2つの文章題があります。「6個のあめを、2人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか。」「6個のあめを、1人に2個ずつ分けると、何人に分けられますか。」・・・どちらもわり算の式が立てられ、「6÷2=3」で答えを求めることができます。しかし、同じわり算でも意味が全く異なってきます。具体物(おはじき)を操作して2つの文章題を考えさせてみるとよく分かります。
 わり算には、2つの考え方があります。1人分が何個かを求めるわり算は、「等分除」と言います。そして、何人に分けられるかを求めるわり算は、「包含除」と言います。もちろん、等分除や包含除という言葉を子ども達に教えるわけではありませんが、同じ「÷」の記号を使った計算でも、意味が異なるということを指導します。
 わり算は、4年生以上の算数の中で、多くの学習に関係してきます。単位量あたりの大きさや割合を求める問題、平均を求める学習にもわり算がつながっていきます。(写真上)
 5年生は、理科の時間に「植物の発芽と成長」の学習をしています。2組の教室では、まず「発芽に必要な条件」について考えさせていました。種から芽が出ることを「発芽」と言います。子ども達は、その発芽のために何が必要であると考えたでしようか? (写真中)
 「適度な温度」、「空気」、「水」、「日光」、「肥料」、「土」の6つが子ども達から出されました。(なかなか順当な考え方です。)次は、それらの条件が発芽に必要かどうかを調べるための実験方法を考えさせていきます。発芽の実験に使用するのは、インゲンマメの種子です。大きくて発芽の様子が分かりやすいので、昔から5年生の理科でよく使われてきました。
 5年生の理科では、「比較対照実験」の考え方が様々な単元を通して出てきます。その最初となるのが今回の実験です。比較対照実験は、2つの実験を同時に行い、結果を比較して結論を導くという考え方です。例えば、発芽に必要な条件として「水」について調べる場合には、水をあげる方とあげない方の2つの実験を用意します。その場合、その他の条件(光や空気、土など)は、どちらも一緒にすることが重要です。この考え方が分かってくるのが5年生の発達段階です。科学的な思考の第一歩になります。
 ここでみなさんに問題です。2組の子ども達から予想として挙げられた6つの条件のうち、発芽に必要なものはどれでしょう・・・3つあります。
 6年1組では、家庭科の時間に、調理実習の計画づくりを行っていました。4月から、家庭科の時間に「朝食の役割」について学習してきました。そこで次は、「炒める調理で朝食のおかずを作ろう」という実習に結び付けていきます。5年生の時は、ゆでる調理について学習しました。6年生では、炒める調理を行います。炒め物は、朝食などの時間がない時でも短時間で調理でき、野菜のかたさや味、色、香りがよくなります。また、かさを少なくして、たくさん摂取することができます。
 1組では、来週の家庭科の時間に「野菜のいろどり炒め」の調理実習を行うようです。当日、どんな調理器具を準備したらよいかについて、みんなで話し合っていました。包丁、まな板、フライパン、さいばし・・・と考えていくと、事前に様々な器具を用意してから調理に取りかからなければならないことが見えてきました。(写真下)

5月12日(木) その2

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 4年1組で、「絵はがきと切手」という資料を使った道徳の授業が行われていました。友だちを大切にするということについて考えさせる「友情・信頼」に関する道徳の授業でした。「友情」は、子ども達にとってとても身近なテーマです。しかし、ただ単に仲良しであることが「友情」ではありません。そこを考えさせる内容でした。(写真上)
 ・・・主人公のひろ子に、転校した仲よしの正子から料金不足の絵はがきが届きます。ひろ子は、正子に料金不足であったことを教えるかどうか迷います。そして、「正子なら、きっとわかってくれる」と、友達を信じることの大切さに気付いて、手紙を書き始めます。
 授業の中で、自分だったら料金不足だったことを伝えるかどうかについて、手を挙げさせていました。「伝える」と手を挙げた子が多数いて、「伝えない」に手を挙げた子は数名でした。実際に自分だったら…と考えさせることは、道徳の授業ではとても大切なことです。しかし、本当にその立場にならなければ、真の自分の心は見えてこないかもしれません。実際は、「伝えない」という子がほとんどになるのではないでしょうか。大人を相手にこの授業をしてみたいものです。親しい間柄だったら、料金不足のことを伝えるでしょうか? 少なくとも私はできません。
 しかし、資料の中のひろ子は手紙を書き始めました。どういう気持ちでそういう行動ができたのかを考えさせます。そして、本当の友達とは表面的な仲のよさだけでなく、互いに注意し合ったり、意見を言い合ったりすることのできる関係であることに気づかせていきます。
 4校時に、3年1組の音楽の授業がありました。「茶つみ」の歌の学習をしていました。この歌は、誰もが知っている日本の歌であり、文部省唱歌として親しまれてきました。(作詞作曲は不詳となっています。)
 まず、歌の意味を指導しなければなりません。歌は、「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る」で始まります。八十八夜について、まず教えていました。立春から数えて88日目を指しているので、毎年5月2日頃がこの日にあたります。八十八夜を過ぎると、すぐに立夏を迎えます。(今年は5月6日でした。)それで、「夏も近づく〜」というわけです。
 続いて歌は、「あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきにすげの笠」となります。あかねだすき(茜襷)とすげ(菅)の笠については、茶摘み娘の写真を見せて説明していました。今では観光用で衣装が使われることが多いと思いますが、昔は女性がお茶の葉を摘む時の服装として使われていました。(写真下)
 昨日は5年生が調理実習でお茶をいれていましたが、今の子ども達は茶葉を見たことがない子がいるかもしれません。音楽専科の先生が、実際に煎茶の茶葉を用意して子ども達に見せてから「茶つみ」の歌の指導を行っていました。

5月12日(木) その1

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 1校時に、1年生が「そら豆のさやむき体験」を行いました。給食の食材として納品されたそら豆を使い、1年生にさやむきを体験させることで、食育に位置付けています。
 給食室から、大きなかごにいっぱいのそら豆が教室に届きました。体育朝会が終わって教室に戻ってきた子ども達の目に入ると、「お豆があるよ!」と大騒ぎになりました。
 最初に栄養士さんから、そら豆についての話と、さやのむき方についての説明をしてもらいました。そら豆の花は、白に薄い紫色が入ったとてもきれいな花です。実際にその写真を見せてもらいました。また、なぜ「そら豆」という名前がつけられたのかという理由についても教えてもらいました。・・・そら豆は、花が咲いた後に実がふくらんでくると、だんだん空に向かってさやが上向きになっていきます。(漢字で書くと「空豆」で、さやが上向きになるのは、収穫適期のサインでもあります。)
 いよいよ体験が始まり、そら豆の大きなさやが一人一人に配られました。恐る恐るさやを割ってみると、中からきれいなそら豆が顔をのぞかせました。大きな粒のそら豆を手に取り、においをかいだりふわふわのふとんを確かめたりしました。・・・事前に子ども達は、担任の先生から「そらまめくんのベッド」という絵本を読み聞かせしてもらっていました。絵本に出てくるそらまめくんは、大きくてふわふわのベッドをもっています。えだまめくんやグリンピースの兄弟たちがうらやましがるほどでした。しかし、ある日そのベッドが見当たらなくなり、さあ大変…。この絵本を読むと、実際にそら豆のベッドを誰もが触ってみたくなります。
 1年生のさやむきに話を戻します。そら豆は、今日の全校分の給食に提供される食材なので、ゆっくりと観察している場合ではありません。次々とさやをむき、昨日作っておいた「箱」の中に入れていきました。一人何本も挑戦して、ようやく大きなざるに入っていたそら豆が空っぽになり、クラスのみんなで全てむき終わりました。(写真上)
 1年生がむいたそら豆は、今日の給食のかき揚げに使われました。ホクホクとした食感と旬の味わいが楽しめました。スーパーにそら豆が出回っています。ぜひご家庭でも購入して、味わってみてはいかがでしょうか。(そらまめくんのベッドを触ることができますよ。)
 4校時に、1年1組の図書の時間がありました。図書管理員の先生から、絵本の読み聞かせをしていただきました。「そらまめくんのベッド」は、すでに担任の先生から読み聞かせをしてもらっていたので、今回は「そらまめくんのぼくのいちにち」を選びました。
 「そらまめくん」シリーズには、たくさんの絵本があります。絵を見ただけで「そらまめくんだ!」と喜ぶほど、子ども達の大好きな絵本です。まず、絵がとってもかわいらしいのと、とても温かな内容で描かれているのが人気の理由です。そして、同じ豆類の友だち(ピーナッツくんやさやえんどうさんなど)が登場し、優しい友情が感じられるお話になっています。
 1組の子ども達が、最後まで絵本の世界に引き込まれるように、読み聞かせを聞いていました。ほんわかとした気持ちにさせられたひと時でした。絵本の読み聞かせの大切さを感じました。(写真下)

5月11日(水) その2

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 6年1組で、「なれなかったリレー選手」という資料を使った道徳の授業がありました。「節度・節制」について考える道徳の学習内容でした。
 前日に夜遅くまでゲームに夢中になってしまい、寝不足のまま登校したら、リレー選手を決める短距離走でいいタイムが出せずに終わってしまったというお話です。・・・子どもだけでなく、誰にでも「ああ、あの時にこうしていれば…」と後から悔やむことはあるものです。6年生の子ども達にとっては、「ゲームに夢中になってしまい」というところに同感する子が多く、自分ごととして考えやすかったようです。
 ただ、「節度・節制」についての道徳の授業は、指導する側にとっても難しいものがあります。子ども達に心の葛藤を理解させることができても、その先の授業展開は教師泣かせのところがあります。
 6年生の道徳の授業では、「心のノート」という記録カードを使うようにしています。授業中に書いたワークシートを毎回保管しておき、後からも振り返ることができるようになっています。(写真上)
 5年2組が、家庭科の時間にお茶の入れ方の調理実習を行っていました。(昨日は、1組が行いました。)ガスコンロの使い方については、先月家庭科室に初めて入って体験していました。しかし、実際にガスコンロでお湯を沸かして、お茶を入れる調理実習は初めてのことでした。
 子ども達は、お湯の量や茶葉の量を正確にはかり取り、理科の実験のように緊張感をもって取り組んでいました。また、初めての調理実習がうれしかった様子は、お湯が沸いただけで大騒ぎをしていたところからもうかがえました。急須にお湯を入れ、湯飲みに注ぎ分けるところまで、細かく分担して全員が上手に体験していました。(写真中)
 各家庭では、煎茶を入れて飲むということを日常的に行っているでしょうか。「お茶」というと、冷たいペットボトルのお茶の方が一般的になりつつある時代です。実習の最後に、マスクを外して黙飲して自分たちで入れたお茶を味わいました。どの子も、すぐにマスクをして「おいしい!」と口々に言っていました。お茶の香りと、苦みの中にある甘味を感じることができたのでしょうか。日本の文化である煎茶を味わうひと時を、ぜひ家庭でも体験してほしいと思いました。
 4校時後半に、5月の避難訓練がありました。今月の訓練は、不審者対応の内容でした。不審者役の先生が校内に入ってきたところで職員が声をかけます。挙動不審な様子を見て、近くの教室の先生にすぐに伝えます。それを聞いた先生が、すかさず教室のインターホンを使って職員室に連絡をしました。(写真下)
 職員室では、すぐに警察に連絡をするとともに、校内放送を入れました。その放送を聞いて、全ての教室の出入り口を施錠するという流れになっています。一方、1階の廊下では、放送を聞いて男性の教職員が不審者のところに駆けつけます。取り押さえるのではなく、警察が来るまでの時間稼ぎをします。
 子ども達は教室内にいるので、なかなか訓練の内容が分かりづらいのですが、最終的に校庭に集合した時点で説明をしました。放送を常にしっかり聞くことや、どの先生の指示にもしっかり従うことが大切です。また、「普段から校内で出会う大人の人に、しっかりあいさつをしましょう」ということについても話しました。不審な人物は、こちらからあいさつをしても目を見てあいさつを返すことがありません。「おかしいな」と気づくきっかけになります。

5月11日(水) その1

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 1校時に、1年1組の教室で紙を折って「箱作り」をしていました。折り紙を使った箱の折り方はいろいろありますが、1年生が作っていたのは、長方形の紙でも作ることができる箱です。「広告のチラシで作るリサイクル箱」としてもよく紹介されています。(5年生が調理実習でお茶の入れ方を行っていましたが、茶葉を捨てるために、このタイプのリサイクル箱を使っていました。)
 先生が段階に分けて折り方を示し、その見本を見ながら一人一人がまねをして折っていきました。「先生のお手本通りに行う」というのは、全ての学習の基本になります。見て・聞いて、その通りにまねをする・・・この繰り返しで学校の勉強が成り立っているのだなと感じます。
 クラスの子ども達が優しいなと思ったのは、困った子がいるとちゃんと教えに行ってあげる子がいたところです。そうするうちに、クラスのみんなの箱が上手に完成しました。(写真上)
 では、この箱は何のために使うのかというと・・・明日、1年生は、そら豆のさやむき体験をします。皮をむいて取り出したそら豆を集めておくために、この箱を作りました。苦労して作ったリサイクル箱は、明日大活躍する予定です。
 一方、1年2組では、国語のひらがなの練習が行われていました。先月から毎日一文字ずつひらがなを練習してきています。小学校でのひらがなの練習は、「あ」から始まるわけではありません。最初は「へ」や「し」のように一画でできている文字から始めていきます。やがてだんだん画数の多いひらがなになり、今日は「を」を練習することになりました。(写真中)
 「を」は、バランスをとるのが難しい字であり、さらに「を」のつく例文が他のひらがなとは異なります。「て『を』あらう」や「ほん『を』よむ」のように、文章として提示されています。「お」と「を」の使い方については、7月頃に学習する予定です。
 昨日、低学年の種まきの様子をお伝えしました。今日は、5年生が稲の種もみの芽出し準備を行っていました。
 毎年JAから児童数分のバケツ稲のセットを送ってもらっています。種もみの他に、肥料やバケツ稲の育て方のパンフレットなどがついてきます。まず、種もみをシャーレに並べてから、ひたひたになるくらいの水を注ぎました。数日後には芽と根が伸びてきます。その様子を観察してから、土と水を入れたバケツを田んぼに見立てて「田植え」をします。
 5年生の子ども達は、ビニール袋から出した種もみを不思議そうに見ていました。普段食べているお米が中に入っているのですが、そのことに気づいていたのかどうか…。(写真下)

5月10日(火)

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 植物の種まきのシーズンになりました。1年生全員が校庭に出て、アサガオの種まきを一斉に行いました。最初に、青いプラスチック鉢に培養土を入れました。培養土も、全てアサガオのセット教材に含まれています。一人分がビニール袋に入っていて、こぼさないように慎重に培養土を入れていきました。次に、アサガオの種の数だけ指で穴をあけ、一粒ずつ種まきをしました。土をかぶせた後は、元肥として化成肥料を土の上にまきました。
 最後に、たっぷりと水やりをして終了です。水やりのジョーロは、一人ずつ500mlのペットボトルを使います。ペットボトルの口に取り付けるキャップもセットに含まれていたものです。水を入れて押し出すと、シャワー状に水やりをすることができます。早く芽が出るようにと、たっぷりと水やりをしていました。明日の朝からは、登校後すぐに外に出て水やりを毎日していくことでしょう。(写真上)
 今日は、2年生も生活科で種まきをしました。昨年度に続き、今年の2年生もミニトマトを種から育てていきます。ミニトマトの白くて小さな種は、アサガオの種まきのようにはいきません。袋から一粒ずつそっと取り出し、慎重に慎重にまいていきました。ちなみに、ミニトマトの種まきセットも、培養土と元肥、さらには追肥用の化成肥料がついています。
 1,2年生が生活科で種まきをしたので、私も中庭でサクラ草の種まきを行いました。学校だよりにも書きましたが、サクラ草の種はとても小さな粒々です。連休中に、自宅で育てていたサクラ草から種をたくさん採取してきました。
 育苗箱に培養土を敷き詰め、細かい種をまいていきます。指先で粉のような種をつまみ、まんべんなく散らばるようにまくのですが、土の上に落ちるとどこにどれだけまいてあるかは見ても分かりません。均等にまくのは勘に頼るだけです。育苗箱10箱分に種をまき、水やりをしました。(サクラ草の種は「好光性」なので、土をかける必要はありません。)今年もたくさんの苗を育てて、花いっぱいの学校にしていきます。
 朝早くから、校庭に真っすぐなラインが引いてありました。1年生が50m走のタイム測定をするためのコースでした。体育着に着替えた1年生が集合し、自分のコースを全力で走り抜けるように指導してから始まりました。今まで体育の時間や休み時間に、校庭を走り回る姿は見ていましたが、直線をしっかり走り通すのは初めての経験です。「50mを全力で」というのも初めての子が多かったことでしょう。体力テストの種目の一つとして、50m走を計測しました。
 気合いの入ったスターターの先生の合図と同時に、「用意」で構えていた子ども達が走り始めます。2人ずつ走らせたのですが、先頭を走っていた子が後ろを振り返るなど、タイムを計っている意味がまだよく分かっていない子がいたようでした。それでも、腕をしっかり振って走ったり、力強い蹴り足で進んだりする子が見られました。10月には運動会が予定されています。その時には、さらにしっかりとした走り方で全力疾走ができるように、今後も体力向上をめざしていきます。(写真中)
 今日から、今年度のたてわり班清掃が始まりました。昨日の全校遠足もたてわり班で実施しましたが、これからの掃除の時間は、たてわり班で担当する場所に集合して掃除をしていきます。
 教室や特別教室だけでなく、渡り廊下や階段、昇降口も掃除場所として割り当てられています。ほうきの使い方も掃除への取り組み姿勢も、全て5,6年生の高学年がお手本となります。学年に合わせた長さのほうきを手に、1列になって高学年の後に続いて掃除をする様子があちこちで見られました。(写真下)
 清掃場所は、ローテーションを決めて時々変わるようにしていきます。1年生は、5時間授業が始まる来月からたてわり班清掃に参加します。

5月9日(月) その2

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 全校遠足では、先生達の様々なアイデアが盛り込まれ、たてわり班で集まった子ども達を飽きさせない工夫がなされていました。6年生の班長が持つカードには、「公園チャレンジ」の他に「いつでもチャレンジ」というミッションも用意してあり、校庭や公園で時間があった場合に取り組めるようになっていました。「いつでもチャレンジ」には、しりとりや伝言ゲーム、ジェスチャーゲームなどが紹介されていました。そのジェスチャーゲームも、学年ごとに内容が違っています。1年生は動物、2年生はスポーツ、3年生は文房具…というように、ジェスチャーをする子どもの学年に合わせた問題が出されるようになっていました。(写真上は、3年生の子ども達が「のり」をジェスチャーで表現しているところです。)
 公園では、全班が到着したところで、「先生を見つけて、ジャンケンバトル!」の時間になりました。芝生広場のあちこちにいる先生を探しながら移動し、代表児童が1名ずつ先生とジャンケンをします。(何回勝ったかを記録することになっていて、後日発表されるようです。)
 私は本部のところにいましたが、次々とジャンケンバトルに子ども達がやって来ました。たかがジャンケン、されどジャンケンです。子どもとの1回勝負を真剣に行うと、こうも盛り上がるものかと思うほど楽しめました。勝って喜び、負けて残念がり…子ども達のいろいろな表情がマスク越しに見ることができました。各所で行われていたジャンケンバトルでは、1年生相手にはどうしても優しくなる先生もいたようです。(写真中)
 学校に戻り、全ての班が校庭にそろったところで、終わりの会を行いました。6年生と2年生から1名ずつ、全校遠足の感想を発表しました。教室に戻ってから、お弁当の時間になりました。いつもの給食の時間と同様に、自席で黙食のお弁当ではありましたが、子ども達はこの時間をとても楽しみにしていたようです。
 全校遠足を明日に延期しないで、今日行うことにした最大の理由は、このお弁当の時間にありました。お弁当は、特別な日の昼食です。全校遠足があってのお弁当は、子ども達にとって特別な味わいに感じられたはずです。(写真下)

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