7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

5月9日(月) その1

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 今日は、子ども達が楽しみにしていた全校遠足がありました。午後から雨の予報があり、実施については各ご家庭でも心配されたのではないでしょうか。延期した場合は、明日が予備日でした。しかし、明日の予報も当初と変わり、あまり天気は良さそうではなくなり、予定通り本日の実施を決定しました。結果、雨が降ることもなく、楽しく全校遠足を行うことができました。
 まず、校庭にたてわり班こどに整列し、「始めの会」がありました。最後の「終わりの会」も含めて、司会進行や児童代表の言葉など、全て6年生が担当していました。今年の6年生も、4月から最高学年を意識して、とても意欲的な姿勢が光っています。
 昨年度は、緊急事態宣言が明けた10月に全校遠足を実施しています。今回もその時と同様に、「コロナ対応版」で実施計画を作成しています。通常の年は、全校で一斉に光が丘公園に行き、班ごとに遊びをしたりお弁当を食べたりという内容でした。しかし、今年も感染症対応として「校庭チャレンジ」を設けて、各班が分散して遊ぶとともに、時間差をつけて公園に向かえるようにしています。また、お弁当は公園では食べずに、学校に戻ってきてから、各教室で黙食をすることにしました。
 旭町小は、光が丘公園がすぐ近くにあり、とても恵まれた環境にあります。1年生の歩く速さに合わせても、それほど時間がかからずに到着することができました。公園内に入ると、新緑の緑がまぶしいほどの景色が広がっていました。(写真上)
 今日は、写真屋さんに3名入ってもらいました。校庭で遊んでいる班もあれば、光が丘公園に先に着く班もあるため、手分けをして写真を撮ってもらう必要があります。3名いても、常にあわただしくカメラを持って移動して子ども達の様子を収めていたようです。公園の芝生広場に着いた班から、まずは集合写真を撮りました。この時ばかりはマスクを外し、ニッコリと笑顔で撮りました。(写真中)
 写真撮影が終わった班は、広い公園内を移動しながら、「公園チャレンジ」や「旭町小クイズ」に挑戦していきます。きれいな石を探したり、自然のにおいを探したりするミッションがありました。生き物探しをするミッションのために、芝生広場の一角にある雑草園に入っていく班がありました。草をかき分けながらいろいろな虫を見つけ、とても楽しそうでした。(写真下)

5月6日(金)

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 朝、2年生が1年生の教室に行き、アサガオの種と手紙を手渡していました。プレゼントしたアサガオの種は、今年の2年生が昨年度育てて、秋に収穫したものです。「げんきにそだててね。」というメッセージが書かれた紙袋に入れてありました。また、手紙は、同じたてわり班の子にあてて書かれていました。
 1年生の各教室では、1校時にさっそくもらった紙袋を開けて、中の種を見てみました。黒くて小さなアサガオの種が、5粒ほど入っていました。種の大きさや形をじっくりと観察し、色鉛筆を使ってカードに絵を描きました。(写真上)
 手のひらの上で転がしながら、アサガオの種が真ん丸でないことに気がついていた子がたくさんいました。よく見ると、ミカンの皮をむいてから何等分かに割ったような形をしています。きっと1年生も育ててみると分かるでしょう。花が終わって種ができ、丸い殻の中に黒い種がくっつき合っていくつか入っている様子を見て、「なるほど…」と思うことでしょう。
 1年生のアサガオ栽培のセットは、すでに学校に届いています。今月中には鉢に土を入れ、種まきを行っていきます。今回プレゼントしてもらった種は、家に持ち帰ることにしました。各ご家庭で栽培する場所がありましたら、ぜひ育ててみてください。今月から来月初めが、アサガオの種まきの適期です。
 5年生は、社会科の時間に「日本のさまざまな気候」について学習しています。日本各地の一年間の気温や降水量を比べてみると、地域によって様々な特色が見られることが分かります。日本は、北海道や瀬戸内、そして内陸性の気候の他、太平洋側と日本海側の気候などに分類することができます。各地の気温や降水量のグラフから、どの気候区のものかを考えさせたりしていきます。
 特に太平洋側と日本海側とでは、気温の変化は大きく変わらなくても、降水量にそれぞれの特色が現れます。太平洋側は夏〜秋に降水量が多く、日本海側は冬に降水量(雪)が多くなっています。これは、日本の地形と季節風の関係から生じる降水量の違いです。冬になぜ日本海側に雪が多く降り、太平洋側は晴れの日が多いかを説明する図が、教科書にも載っていました。(写真中)
 日本海側では、11月から2月まで、ほとんど空の色は灰色です。晴れる日はわずかで、毎日雨か雪の日々です。それは湿度の違いにも影響し、太平洋側とは正反対になります。冬の東京では加湿器が欠かせませんが、新潟は毎日除湿器に大量の水が溜まります。私は高校生の時まで新潟県で生活し、大学で東京に出てきて、まず冬の気候の違いにびっくりしました。その後、下田に3年間暮らしたので、さらに海洋性の暖かな気候にもびっくりしました。人生、何度か違う場所に住んでみることをお勧めします。
 2年生は、生活科の時間に「やさい名人になろう」という学習をしています。教科書には、いろいろな野菜の種や苗の写真が載っています。ダイズ、キュウリ、トウモロコシ、ナス、ピーマン・・・と、夏野菜の種と苗の写真が紹介されています。
 5校時に、1組の子ども達が実際に外に出て、学年園に植えられた野菜の苗の様子を見に行きました。2年生の学年園は、ちょうど1組の窓の外にあります。日当たりが良く、野菜類を育てるには絶好の場所です。連休に入る関係で、先週のうちに学年の先生方で野菜の苗を植え付けてありました。ナス、ピーマン、オクラ、キュウリの4種類が植わっています。これからは、2年生全員で当番を決めて水やりをしていきます。(写真下)
 この他にも、今後2年生は、全員がミニトマトの栽培に挑戦していきます。ミニトマトは、乾燥に強くて丈夫な性質から、よく生活科の教材として取り上げられています。
 ところで、ちょうどこの時期にホームセンターに行くと、様々な野菜の苗が売られています。ナスやキュウリなどは、種から行うにはかなりの時間がかかるため、苗を購入して育てるのが一般的です。最近は、ナスやキュウリの「接ぎ木苗」をよく見かけるようになりました。少々高めですが、病気に強く、丈夫に育ちやすいのでお勧めです。
 昔は家庭菜園にも手を出していた時期がありましたが、土日しかできないのであきらめました。今は、花の栽培だけでがまんしています。いつかはきっと…と考えています。

5月2日(月) その2

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 4年1組の音楽の時間に、校歌の練習をしていました。今朝、久し振りに全校児童で校歌を歌いましたが、先週から指導してきた音楽専科の先生からすると「まだまだ…」という気持ちだったようです。連休明けの朝一の歌声であったことと、校庭ではなかなか歌声が反響しないということもあります。その点、体育館で校歌を歌うと、子ども達の歌声がずいぶん違ってきます。まず、先生のピアノ伴奏で歌えること、体育館全体に歌声が反響すること、そして前面に木彫りの校歌が飾ってあることがその理由です。
 子ども達の気持ちを奮い立たせて、音楽室で再度校歌を歌わせてみたところ、すばらしい歌声が戻ってきました。マスク越しではありましたが、一人一人の気持ちがしっかり入った校歌がきれいに響いてきました。歌う姿勢や表情からもそれが分かると思います。(写真上)
 そして、5校時に行われた離任式では・・・朝とは全然違う子ども達の校歌斉唱になりました。旭町小を離任された先生方に、歌のプレゼントを届けたいという全員の思いが伝わる、すばらしい歌声になりました。
 1年生は、算数の時間に「いくつといくつ」という学習をしています。1組では、9の構成についての学習をしていました。「9は、いくつといくつですか。」という問題に、「5と□」、「6と□」、「2と□」のように□に当てはまる数字を考えていきます。最初は、具体物(算数ブロック)を操作しながら数の分解を理解させていきます。(写真中)
 1年生の1学期は、数の分解や合成(繰り上がりのないたし算が1か月後に出てきます。)を何度も繰り返し行っていくことが重要です。1年生の最初の段階では、大人が考える以上にまだ数の概念ができあがっていないものです。例えば・・・「●●●●●」という数量を見て、頭の中で「5」という数字に変換するとともに、「ご」という読み方にも変換しなければなりません。子どもによっては、まだそういう概念が未熟なところがあります。何度も具体物を操作させながら、数字や読み方に慣れさせていくことが重要です。
 ところで、数字の1〜10の書き順は大丈夫でしょうか? 先月、数字の書き方・書き順を教えたはずですが、1,2組とも今日の算数の様子を見に行くと、違った書き方をしていた子が何人か目に留まりました。「5」の書き順、「7」の書き方(1画で書いてしまう)、「6,8,9」の書き始める方向・・・などなど、いろいろな書き方をしている子を見かけました。きっと、入学前に違った書き方をしていたのが、そのままになってしまっているのではないでしょうか。数字の書き順指導はもう終わってしまいましたが、この時点で違っていると、今後直すことが大変になります。ぜひご家庭で見てあげてください。
 1年2組は、4校時に生活科の学習として、中庭の池の観察を行いました。池の中をのぞき込むだけで、子ども達はたくさんの生き物を見つけていきます。まず目につくのは、黒い小さなオタマジャクシです。池の水が黒く見えるほどたくさんいます。1匹の大きさは全長でも1cmに満たないのですが、とにかくたくさんいます。
 「手が出てる!」・・・よく観察している子がいました。オタマジャクシの丸い頭の元から、かわいらしい足が出てきていました。もうしばらくすると前足も出てくるので、その時に「手」ではなく「足」であることに気がつくでしょう。
 他にも、アメンボやメダカ、貝、ヤゴなども発見していました。中庭のビオトープ池には、ヌマエビもたくさんいます。小さな池ですが、このような生き物のバランスがうまく保たれています。(写真下)

5月2日(月) その1

 全校朝会を校庭で行いました。今日は、「旭町小学校の自慢」という話をしました。
・・・旭町小学校には、他の学校にはない自慢できるものがいくつかあります。今日は、それらの中でも、校長先生が最も自慢したいなと思っていることについて、2つお話しします。
 1つめは、旭町小のたてわり班活動です。1年生から6年生までいろいろな学年の子ども達で構成されたたてわりのグループが、先週月曜日から始まりました。それぞれの班の6年生がきちんと自分達の班をまとめ、来週行われる全校遠足に向けて話し合いをしていました。また、残った時間を使って、教室内でできる遊びを行いました。初めて集まった仲間でしたが、もうすでに打ち解けあって仲良しになる様子が見られました。
 たてわり班での活動は、他の多くの学校でも行われています。しかし旭町小学校では、たてわり班で全校遠足に行きます。そして、たてわり班のメンバーで掃除をする「たてわり清掃」があります。さらに、学期に1回「たてわり給食」があります。これほどたてわり班活動を盛んに行っている学校は、全国でも珍しいことです。他の学校に自慢できる旭町小のたてわり班活動を、これからも大切に取り組んでいきましょう。
 学校自慢の2つめは、旭町小学校の校歌です。「風うつくしい この丘」という副題がついた旭町小の校歌は、とてもすばらしい歌です。校長先生は、今までたくさんの学校を経験してきたので、いろいろな校歌をうたってきました。ここだけの話ですが、旭町小の校歌が今までの学校の中で断トツに一番のお気に入りです。
 自慢できる理由は、作詞(校歌の歌の言葉を考えた人)を日本で有名な詩人 まど・みちお さんが書いていることです。まど・みちお さんは、「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の歌の歌詞を書いたことで有名です。また、生涯にたくさんの詩を残し、いろいろな絵本にもなっています。国語や道徳の教科書に まど・みちお さんの詩が出てくる時があります。
 65年前、旭町小ができた時は、まだ校歌がありませんでした。昭和36年に開校5周年を迎えるにあたり、旭町小の校歌がほしいという声が保護者の間から起こりました。そこで、作詞を まど・みちお さんにお願いすることにしました。まど さんは、作詞の依頼を受けてから、実際にこの旭町小を訪れることにしました。学校をめざして坂道を上ってきた まど さんが、途中で遊んでいた子ども達に「学校はどこ?」と聞きました。すると子ども達は、「あの丘の上」と、胸を張って答えたそうです。学校に着いて校庭に立つと、「ああ、うつくしい風だ」と思わずつぶやいたといいます。その日はちょうど空は晴れ、遠くに秩父の連山が紫色にたなびく雲のように見えました。校歌「風うつくしい この丘」は、この時の印象から作られました。
 吹いてくる風を「うつくしい」と表現したのは、詩人の まど・みちお さんならではの言葉です。まど さんからいただいた旭町小の校歌は、自慢できる歌です。旭町小の校歌はこの学校で育った人しか知らない歌であり、一生心に残り続ける歌でもあります。みんなで校歌をうたうことができるのは、この小学校にいられる時だけです。この自慢できる校歌「風うつくしい この丘」を大切にしていきましょう。・・・
 話の後、離任式に向けた校歌の練習を兼ねて、全校で校歌を歌いました。久し振りに全校児童の歌声が校庭に響きました。

4月28日(木)

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 今日から、1年生の図書の時間が始まりました。1年生にとって、教室以外の部屋で授業をするのは初めてのことです。廊下に並んで南校舎1階に移動し、目をキョロキョロとさせながら図書室に入りました。
 まず、図書管理員さんの紹介がありました。月曜日と木曜日は、図書管理員さんが勤務しています。貸し出しの他に、本を探す時の相談にものってもらえます。また、本の読み聞かせをしていただくこともあります。
 次に、図書管理員さんから、図書室にある本の説明や、本を読んだり借りたりする時の約束について指導していただきました。絵本から図鑑まで、図書室には子ども達が喜びそうな本がたくさんあります。1年生は、毎週木曜日に図書の時間を設定しているようなので、次回から本を借りるように指導していきます。ぜひ、読書好きの子ども達に育ってほしいと思います。(写真上)
 旭町小の図書室の本は、昨年度から全てバーコードがついてパソコンで管理するシステムに変わりました。貸し出しや返却が速やかに行うことができるとともに、読みたい本の検索もしやすくなっています。
 昨日は、3年生の国語の学習で、日本の伝統や文化にふれる「春のくらし」という単元を紹介しました。4年生には、同様に一年の四季に合わせた「春の楽しみ」という学習があります。
 教科書には、3月から5月の和風月名が紹介されています。和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがあります。しかし、現在の季節感とは1〜2か月ほどのずれがあります。3月は「弥生」、4月は「卯月」、5月は「皐月」です。(写真中)
 4年生のこの単元では、「春の楽しみ」なので、春の行事や様子を表す言葉に着目させます。3月には、ひな祭りが書かれていて、「ひな人形」「ももの花」「ちらし寿司」の他に、なんと「はまぐりのお吸い物」が登場しています。今の時代に、ひな祭りではまぐりのお吸い物が出てきているでしょうか。むしろ、ひな祭り用のケーキの方がなじみがあるかもしれません。はまぐりは二枚貝です。仲良しの夫婦を表し、将来良い夫婦になれますようにとの願いを込めた季節の催しとなっています。
 4月は、桜餅の絵が登場しています。桜餅は、2種類あるのをご存知でしょうか。あんこを薄皮の生地で巻いた「長命寺」と呼ばれる関東風と、蒸したもち米の中にあんこを入れた「道明寺」と呼ばれる関西風の2種類です。教科書は全国版なので、ご丁寧にちゃんと両方の絵を載せています。(ちなみに、私は「道明寺」派です。)
 2年生は、生活科の学習で「春さがし」をしています。先日は、植物の観察をしている様子をお伝えしましたが、今度は動物や虫にも着目してカードに記録させていました。両方のクラスの子ども達が中庭に出てきて、あちこちでいろいろな発見があり、とても楽しい観察になりました。
 子ども達が発見したのは、テントウムシでした。最も一般的なナナホシテントウもいましたが、黒い背中に赤い丸が2つのナミテントウも見られました。テントウムシの食べ物は、アブラムシです。子ども達が気持ち悪そうに見ていたのは、ムクゲの木にびっしりとアブラムシがついていたからでした。(写真下)
 よく見ると、テントウムシの成虫とともに幼虫も何匹かいて、アブラムシを食べていたようです。アブラムシは、植物の汁を吸う害虫です。テントウムシは、1日に100匹もアブラムシを食べてくれるので、人間にとっては益虫と言えます。
 同じテントウムシでも、人間にとって害虫となる仲間もいます。ニジュウヤホシテントウは、背中にたくさん斑点のあるテントウムシで、ナス科の植物の葉を餌とします。ジャガイモやナスの葉っぱが網目状に穴が開くのは、ニジュウヤホシテントウの仕業です。
 そろそろバラの花が咲く季節です。学校の中庭にある大輪のバラのつぼみが、日に日に大きくなってきました。アブラムシがつかないように、テントウムシにがんばってもらいたいところです。

 ところで、今日は4月最後の登校日・・・1年生は、給食が始まって2週間が経ちました。昨日は、スパゲティミートソースだったので、口の周りを赤くして帰った子がいたのではないでしょうか。今日の献立には、シシャモの磯辺揚げが出ました。(低学年は1人1匹です。)給食前に聞いてみると、シシャモを食べるのは初めてという子が何人かいました。また、普段は焼きシシャモで食べるのが一般的です。どうかな…と見に行くと、丸ごとパクパクと、みんなよく食べていました。

4月27日(水)

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 5年生は、国語の時間に「きいて、きいて、きいてみよう」という学習をしています。話の意図を考えて聞き合い、「聞くこと」について考えさせる学習単元です。3人グループになり、それぞれの役割分担を決めてインタビューをして、「聞く」活動をします。役割によって「聞く」の意味が違ってくることを実際に確かめていきます。
 1組では、話し手と聞き手、記録者の3つの役割分担を決めて、実際にインタビューをしてみました。聞き手は、あらかじめ想定していた質問の順番を考えながら聞いていく必要があります。また、答えてもらった内容に相槌を打ちながら聞く姿勢も大切になります。一方の話し手は、質問の内容に合った適切な受け答えをするために、質問内容をよく聞く必要があります。そして、記録者は、大切なところをまとめてメモが取れるように聞かなければなりません。「聞く」ということだけでも、それぞれの立場によって様々に違うということが分かってきます。(写真上)
 昼休みに、4年1組の子が校長室にインタビューにやって来ました。クラスの新聞を作る係で、先生達にインタビューしたことを基に学級新聞を書こうと考えていたようです。最初に好きな季節を聞かれたので、「春です。いろいろな花が次々と咲くから春が一番好きです。」と答えました。次に、好きな動物を聞かれました。「犬です。家でトイプードルを飼っています。」…と言った瞬間に、「ありがとうございました。」と言われて終わりそうになったので、どんな新聞を作りたいのかなど、こちらからいくつか質問をして引き止めました。新聞係の子どもは4年生だったのでこれで良いのですが、もし今回の学習を終えた5年生だったら、聞き手としてもう少しインタビュー内容をふくらませて会話を続けることができたと思います。子どもにとって、「話すこと」と「聞くこと」は、とても大切な学習です。
 6年生は、理科の時間に「ものの燃え方と空気」の学習をしています。今日は、理科室で1組も2組も大切な実験をしていました。まず、空気中の主な成分に、窒素と酸素、二酸化炭素があることが知らされます。それぞれ空気中に78%、21%、0.03%含まれています。では、これらの中で、ものを燃やすはたらきがあるのはどの気体でしょうか?
 集気びんにそれぞれの気体を集めて、ろうそくの炎を入れて実験していきます。3種類の気体は、実験用ボンベという便利なものにそれぞれ入っています。水槽に水をため、水中で実験用ボンベから気体を集気びんに入れる「水中置換法」を使います。(水槽が浅いので、集気びんを水に沈めただけではどうしても少し空気が入ってしまいます。ちょっとしたコツで空気の侵入を防ぐことができます。)
 気体を集めたら、火をつけたろうそくを集気びんの中にすばやく入れます。窒素と二酸化炭素はすぐに消えました。…ものを燃やすはたらきがないということになります。一方、酸素の場合は、ろうそくが激しく燃え上がりました。空気中で見るろうそくの炎の何倍も明るい光を放って燃え尽きました。空気中には、酸素が2割ほどなため、炎の大きさ・明るさに違いが出ます。(写真中)
 ここから先は教師実験でやってあげると良いのですが、同じ水中置換法で窒素を8割、酸素を2割入れた集気びんを用意して、炎の様子を観察させます。・・・空気中と同じろうそくの燃え方をします。
 3年生は、国語の時間に「春のくらし」という学習をしています。生活の中で、春らしさを感じさせる言葉を見つける学習です。同様に、夏・秋・冬も、年間を通じて2時間扱いで学習することになっています。このように、日本の伝統や文化にふれる学習が、道徳だけでなく国語にも取り入れられています。
 教科書には、「山菜や野原で見かける草などにも、春らしい食べ物として知られているものがあります。」と書いてあり、たけのこ・ふき・わらび・ぜんまい・たらのめ・よもぎが絵とともに紹介されています。(写真下)
 たけのこはちょうど今が旬で出回っているため、食卓にあがっている家庭が多いことでしょう。ふきはどうでしょうか? 私の家では、つい先日、隣りの家の方からいただきました。あく抜きや筋を取ったりと手間がかかりますが、煮物にするとおいしいですよね。(私が作るわけではありませんが…)

4月26日(火)

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 先週、3年生が国語辞典の使い方を学習している様子についてお伝えしました。今日は、4年2組で漢字辞典の使い方を学習していました。4年生の国語の教科書に、漢字辞典の使い方が載っています。国語辞典同様に、児童数分の辞典が学校に用意してあり、全員が同じものを使って授業ができるようになっています。(写真上)
 漢字辞典は、漢字の画数や部首、読み方、意味、熟語、漢字の成り立ちなどを調べる時に使います。また、子どもが産まれた時の名前を考える時に、どの家庭でもお世話になるのが漢字辞典です。
 漢字辞典の使い方には、大きく分けて「音訓索引」「部首索引」「画数索引」の3つがあります。この3種類の索引をいかに使い分けられるかが、漢字を早く見つけるポイントになります。探したい漢字の読みが一つでもわかっている時は「音訓索引」が便利です。また、読みが分からず、知っている部首が含まれた漢字であれば、「へん」や「つくり」に着目した「部首索引」で探すことができます。それも分からなければ、画数索引で調べます。
 国語辞典と同様に、いつも手元に置いておき、繰り返し自分の手でページをめくりながら使い慣れていく必要があります。漢字辞典も、昔は希望する家庭に購入を勧めていました。しかし、今は漢字辞典を用意している家庭はかなり少ないのではないでしょうか。
 読み方が分からない漢字があった時、漢字辞典を使わずに私ならどうしているかというと・・・パソコンのIMEパッドを使っています。手書き入力機能で漢字の一部分を入れていくと、それに似た漢字が次々と表示されます。探している漢字が見つかったら、その文字にカーソルを置くと、読み方が表示されます。結局、辞典の類は、全てパソコンに替わってしまった感があります。
 2年2組が、生活科の学習で中庭にやって来ました。春の草花を観察する学習でした。中庭の東側(南校舎脇)は、自然観察園になっています。主事さんにお願いして、しばらくの間は草刈りをしないようにしてもらっています。そのため、雑草が自然の状態のままに残った絶好の「野草園」として使うことができます。
 子ども達は、草むらの中に分け入り、いろいろな花が咲いていることに気づいていました。チューリップはすでに終わっていましたが、紫色のヒアシンスのような球根植物があちこちに咲いていました。シラー・カンパニュラータのようでした。チューリップ同様に、毎年この花が楽しめると思うとうれしくなります。
 次に目につくのが、オレンジ色のポピーのような花です。ナガミヒナゲシというケシ科の一年草です。この時期、道路脇など、いろいろなところでよく見かける花です。ポピーのように風に揺れ、オレンジ色でかわいらしいことから大切にしたくなりますが、これが実は・・・。60年ほど前に海外から日本に入り、あっという間に全国に広がってしまったやっかいな植物なのです。日本の植生を変えてしまう恐れもあり、駆除を勧めている自治体もあるほどです。
 子ども達は、小さな花にもちゃんと気がついていました。オオイヌノフグリやカラスノエンドウは、昔から理科・生活科の教科書に掲載される代表的な春の野の花です。(写真中)
 5年1組の子ども達が、家庭科の時間にガスコンロの使い方を学習していました。家庭科室にやってきて、グループごとにガスコンロの火をつけてみました。ガスの元栓の開け閉めの仕方から始まり、つまみをひねって火をつけ、弱火〜強火と調節してみました。(写真下)
 物珍しそうにガスコンロを見つめているので聞いてみると、子ども達の多くの家庭が、こういうタイプのコンロではないことが分かりました。90度つまみを回転させるタイプではなく、スイッチを押すタイプであったり、IHのクッキングヒーターの家庭が多いようです。家庭科室のガスコンロも、いつかは買い換えないといけないなと考えさせられました。
 感染予防のガイドラインが今週から改定になりました。5,6年生の調理実習は、来月5月から取り組めるようにしていきます。5年生は、お茶の入れ方の実習から始めます。

4月25日(月)

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 3年生の算数では、「時刻と時間のもとめ方を考えよう」という学習をしています。何時何分から30分後の時刻、あるいは30分前の時刻というように、時刻を求める問題や、ある時刻からある時刻までの時間(何時間何分、または何分間)を求める問題が出てきます。初めのうちは、時計の針を自分で動かしながら時刻と時間の関係を確かめていくことが必要です。次第に慣れてくると、文字盤を見て考えられるようになってきます。また、数直線を用いて、時間と時間を合わせた「時間の和」の求め方についても学習します。さらに、24時制の表し方や、「秒」の単位についても学習することになっています。(写真上)
 時計に関する学習は、1年生からありました。1年生では、「何時」と「何時半」を読むことから始まり、3学期には「何時何分」まで読み取れるように学習しました。そして2年生では、「時刻と時間」について学習してきています。さらに、「9時より15分前の時刻」などの学習もしました。
 日常的に時計を意識していくことで、次第に理解が進みます。小学校における時刻と時間の学習は、この単元が最後になります。昨年度、1,2年生の時計を使った学習の際にもお伝えしましたが、こういう内容は、なかなか算数の時間だけで身につくものではありません。今後も、日常生活の中での行動や経験と対応させて理解を図ることが大切になります。
 中休みから3校時にかけて、今年度の第1回目となる「たてわり班活動」がありました。旭町小学校の特色ある教育の一番に挙げられるのが、この年間を通じたたてわり班活動です。全校児童が、1年生から6年生までの子ども達で構成された24の班に分かれて、様々な活動を行います。定期的にたてわり班で遊びをするのはもちろんですが、5月からはたてわり清掃が始まったり、全校遠足にたてわり班で行ったりもします。また、コロナ禍でなければ、学期に1回ずつ、たてわり班給食も行う予定です。
 たてわり班活動は、異年齢の小集団です。毎日の登校班も異年齢集団ですが、それとは別にたてわり班活動を行うことで、より様々な子ども同士の出会いの場をもたらします。そして、年間を通じた一番のねらいは、子ども同士の思いやりの心の育成です。年上の子が年下の子をいたわり大切にする気持ち、そして年下の子が年上の子に頼り、あこがれを抱く気持ちは、より多くのたてわり班活動の中から生まれてきます。
 今日は、最初の顔合わせを行うとともに、6年生が全校遠足に向けた説明をていねいに行っていました。たてわり班活動の時には、専用の名札をつけて参加することになっています。簡単な自己紹介をしてから始まり、3校時の後半には、教室内で楽しめる遊びが行われていました。もうその頃には、学年を越えて仲良しになっていたようでした。子どもの順応性の高さを感じるとともに、毎年伝統的に行ってきた成果とも言えます。(写真中)
 2年生は、算数の時間に「たし算のしかたを考えよう」という学習をしています。小学校で初めて「筆算」を習う単元です。2位数+2位数のたし算の筆算ができるようにしていきます。
 最初は、繰り上がりのないたし算筆算を学習してから、いよいよ先週後半から繰り上がりのある筆算に入りました。35+29の計算を考えた時、まずは1の位同士の「5+9=14」をします。この時に、十の位に「14」の「1」が加わることになります。十の位の「1」なので、本当は「10」であることを理解していなければなりません。(写真下)
 繰り上がりが生じた場合は、十の位の上の方に小さく「1」とメモ数字(算数用語では、補助数字)を書かせるようにします。これから学年が上がるにつれて、桁が増えたり繰り上がりが増えたりと複雑になっていきます。何度も計算練習を繰り返しながら、確実に力がついていくように指導していきます。なお、数字をマス目に合わせて書かせたり、筆算を書く時に定規を使うように指導しているのは、正確に計算をする力を身につけさせるためです。

4月25日(月) その1

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 校庭で全校朝会がありました。今日は、「礼儀正しい子どもに」という話をしました。
・・・新年度スタートのこの時期は、「礼儀」に関する道徳の授業が、いろいろなクラスで行われています。「礼儀」というのは、「人とかかわる時の正しい態度」のことを言います。例えば、今この全校朝会では、校長先生の話を向かい合って聞いているという「人と人とのかかわり」があります。その場合の正しい態度(礼儀)は、だまって話を聞くことです。さらに、話が終わったら、気をつけの姿勢をしてそろってお辞儀をすることも「礼儀」です。他にも、学校の先生のような年上の人に対する言葉づかいや、職員室に用事があって来た時の話し方にも「礼儀」が必要です。では、友達の家に遊びに行き、家に上がらせてもらう時の礼儀はどうでしょう。「おじゃまします。」と言って、靴をそろえて上がらせてもらうのが礼儀です。きちんとできていますか?
 先週、5年生の教室で、「あいさつって」という道徳の授業がありました。あいさつや礼儀は、どうして大切なのだろうと考えさせられる内容でした。教科書には3つの場面が紹介されていて、主人公の康平君をもとに、あいさつについて考えるようになっていました。
 (それぞれの場面の絵を見せながら話をする。)(1)康平君は、お母さんと一緒にデパートに出かけました。そこで、お母さんの友達と出会いました。「こんにちは。お買い物? こちら、息子さん?」と女の人が言ったので、お母さんは「そうなの。今、5年生よ。ほら、康平、ごあいさつして。」と背中をぽんとたたきました。康平君は、かすかに頭を下げることしかできませんでした。その後、お母さんに「5年生にもなって、あいさつもできないの。」と注意されてしまいました。康平君は、「自分の知り合いでもないのに、なんであいさつしなきゃならないのだろう。」と考え、腹が立ちました。
 (2)学校であいさつ週間が始まりました。康平君は児童会の役員に入っていたので、門の前に立ち、登校してくる子ども達に「おはようございます。」とあいさつをしていました。あいさつをすると、みんな「おはようございます。」とあいさつを返してくれたので、うれしくなりました。ところが、6年生の子に声をかけた時のことです。その子は、康平君の方も見ないで、だまって通り過ぎていきました。康平君は、むっとすると同時に、デパートでのことを思い出しました。
 (3)康平君は、休みの日にお父さんと山登りに出かけました。登り始めて2時間が経ち、疲れてきた時に、山から下りてくる人に出会いました。「こんにちは。いいお天気ですね。頂上まであと少しですよ。がんばって。」と帽子に手をやり、頭を下げながら声をかけてくれました。康平君は、思わず「ありがとうございます。がんばります。」と声を出しました。その時、康平君は、あいさつや礼儀が大切なわけが分かったような気がしました。
 みなさんもこういう経験があるのではないでしょうか。親戚の人の前などで、きちんとあいさつができないと、家の人に注意されたりしますよね。あるいは、自分の知らない人なのに、なんであいさつをしなければならないのだろうと思った時もあったことでしょう。それは、あいさつをされる側になったことがないから分からないのだと思います。康平君のように、あいさつをしてもらって「うれしいな」という心が温かくなる経験がある子は、きちんと礼儀正しくあいさつができるようになっていきます。
 朝、登校してきた時はもちろんですが、廊下で人と出会った時にすすんで「こんにちは」と言えている子が増えてきました。また、学校には先生方以外にも事務室や主事室、給食室で働いている方がいらっしゃいます。そういう方々にもきちんとあいさつをしている子は、さらにすばらしいですね。旭町小の子ども達全員が、礼儀正しく、あいさつがしっかりできる子であってほしいと願っています。・・・(写真上)
 続いて、ALTのマーク先生の紹介がありました。今年度も、月曜日と火曜日の外国語・外国語活動の授業を担当していただくことになりました。(写真下)
 ちなみに、木曜日と金曜日はダニア先生です。お2人とも、昨年度も勤務されているので、子ども達に大人気の先生方です。

4月22日(金)

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 6年生の家庭科では、「朝食から健康な1日の生活を」という学習をしています。なぜ朝食が大切なのか、朝食の役割を考えさせ、健康な生活を送るための調理について学んでいきます。そして、栄養のバランスの良い朝食を、自分で作ることができるようになることをめざしていきます。
 単元の最初として、1組で授業をしていたのは、朝食の役割について調べる学習でした。教科書には、3日間の朝食の写真が載っています。1日目は、「ご飯、焼き鮭(大根おろし付き)、みそ汁(ねぎ、かぶ、玉ねぎ)」の和食メニューです。2日目は、「コーンフレーク、牛乳」の簡単メニューです。そして3日目は、「食パン、炒り卵、ウインナー」という洋食メニューです。それぞれの朝食の良い点や課題点を話し合いました。手軽に食べられて良いというものもありますが、栄養のバランスが悪いものや、お腹がすきそうというメニューもあります。
 そこで、タブレットを使って朝食の役割について各自で調べてみました。子ども達は、様々な資料を基にまとめていました。朝食は、1日の始まりのエネルギーを得るために必要であることや、体温を上げて脳や体を目覚めさせること、さらには排せつのリズムをつくることなどについて分かりました。(写真上)
 6年生が先日行った全国学力・学習状況調査の児童質問紙にも、朝食を食べているかどうかの設問がありました。69ある質問のうちの一番最初が、「朝食を毎日食べている」について、4段階で回答する問いでした。(調査については、Webでも公開されています。)
 この調査が毎年行われるようになってから、朝食の摂取と学力に相関関係があることがはっきりとしました。まずは、学校に登校する前に、朝食(それも、栄養バランスのとれたメニューで)をとることが欠かせません。ちなみに、私は・・・朝食は断然に洋食派です。パンとコーヒーがなければ、朝食を食べた気にはなれません。もちろん、バランスよく野菜や卵も食べています。
 1年1組で、図書の指導をしていました。国語の教科書(P40〜41)を開くと、「としょかんへ いこう」というページがあります。これから学校の図書館を利用して、図書の時間も行われていきます。また、教室の後ろには、光が丘図書館から団体貸し出しの本がたくさん届いています。学習課題が終わった子は、自由に本に親しめるように環境を整備しています。まだ自分で本が読めない子は、読み聞かせをしてあげることが大切です。ぜひ家庭でも、本が身近にある生活を心がけてみてください。(写真中)
 光が丘図書館に行ったことがある子を聞いてみると、ほとんどの子が手を挙げていました。定期的に家族で利用することをお勧めします。という私も、昨日出張の帰りに光が丘図書館に寄り、予約していた本を借りてきました。
 ところで、1年生の国語の教科書(表紙)に描かれている植物をご存知でしょうか? パンダの上に咲いている花は、クレマチスです。そろそろつぼみが大きくなり、咲き始める頃です。私の家には、青系のクレマチスが1鉢あります。アサガオのように行灯(あんどん)仕立てにして、毎年咲かせています。1〜2週間ほどで花は終わってしまいます。それも一季咲きなので、この時期に咲いておしまいです。だからこそ、開花がとても楽しみです。
 3年1組の子ども達が、校庭西側の学年園に行き、理科で育てていく植物の種まきをしていました。ヒマワリとホウセンカ、オクラの種をみんなで手分けをして畑にまきました。人差し指の第1関節分の穴をあけ、ヒマワリは1粒ずつ、他は数粒ずつ入れてまきます。昨年も思いましたが、この場所は桜の木の陰になり、植物の栽培にはあまり良い場所ではありません。どこか別な場所に良い畑をつくってあげたいなと、いつも思っています。(写真下)
 写真下の子ども達の後ろに写っている白い花は、大根の花です。昨年度の4年生が育てていた大根の残りがとう立ちし、花をつけました。大根もアブラナ科の仲間なので、春になると菜の花のような花が咲きます。よく線路際に、菜の花に似た紫色の花がたくさん見られます。ムラサキハナナで、やはりアブラナ科の植物です。これからの時期、ハイキングなどに行くとよく見かける植物です。

4月21日(木)

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 3年生は、国語の時間に「国語辞典を使おう」という学習をしています。国語辞典は、おもに言葉の意味や使い方を調べる時に使います。他にも、漢字表記を調べたり、類義語や対義語を調べたりすることもできます。
 国語辞典は、小学校3年生で初めて使い方の指導をします。昔は小学生用の国語辞典を各家庭で用意してもらったものでした。しかし、近年は学校でクラス分を用意し、全員に貸し出すようにして指導しています。大人用のものも含めて、最近は家庭に国語辞典を置いていないところが多いのではないでしょうか。と言っている私の家にも、どこかにあるとは思いますが、ここ何年も手にしたことがありません。パソコンやスマートフォンがいつも手元にあるので、手軽に調べられるようになりました。
 国語辞典を使う時は、「見出し語」と「はしら」、「つめ」を利用するようにします。「つめ」は、辞典の側面についていて、平仮名で示されています。まず、調べたい言葉の頭の文字を「つめ」で探します。次に、「はしら」で調べたい言葉があるページを見つけます。「はしら」は、各ページの上隅に書かれていて、そのペーにある言葉の範囲を示しています。最後に、あいうえお順に並んでいる見出し語を見ていくと、調べたい言葉が見つかります。
 国語辞典の使い方は、何度もページをめくりながら使い慣れていくのが一番です。文字を入力して検索する能力も今の時代には必要ですが、国語辞典を使えるようになる力も大切にしていきたいものです。(写真上)
 5年1組では、社会科の時間に「日本の国土はどこまで?」という学習をしていました。日本の領土や領海、排他的経済水域の広がりに着目して、日本の国土のおおまかな範囲を学びます。
 「領海」と「排他的経済水域(EEZ)」の違いは何でしょうか? 領海は、陸地から12海里(約22km)の範囲で、その国の主権が認められている海です。一方のEEZは、陸地から200海里(約370km)の範囲で、その国の水産資源・海底鉱物資源などが認められている海になります。
 担任の先生が、面白い資料を提示しました。日本は、国土の面積で比較すると、中国やアメリカに到底及びません。26分の1ほどしかありません。しかし、排他的経済水域の面積で比較すると、中国よりも4.7倍も広いのです。日本は島国であるため、小さな島が一つあるだけで、その分の排他的経済水域がたくさん確保できます。子ども達も、日本の国土の特徴からすぐにそのことに気がついていました。(写真中)
 また、教科書では、日本の領土や外国との領土問題のことも書かれています。北方領土と竹島、尖閣諸島の写真が掲載されていて、「これらの島々は、一度も他の国の領土になったことがない、日本固有の領土です。」と書かれています。(さらに本文には、具体的に相手国との今までの経緯が記載されています。)学校で使っている教科書で、一番時代とともに内容が変化していくのが社会科です。今後、このページはどのようになっていくのでしょうか…。
 一方、3年生の社会科では、「まちの様子」の学習をしています。3年生の一年間の社会科は、自分たちの住んでいるまち=練馬区についての学習を進めていきます。
 2組では、実際に北校舎の屋上に行き、どんなものが見えるのかを調べました。子ども達にとって、屋上に行って授業をすることはめったにありません。今日は久し振りに晴れていたので、日差しを浴びながら見える景色を楽しむことができました。「ぼくの家はこっちの方だよ。」と、すぐに方向感覚がつかめている子がいました。(写真下)
 3年生では、まず東西南北の方角について分かるようになることが大切です。自分から見てどちら側がどの方角なのか、学校にいる場合でも家にいる場合でも、おおよその方角が分かっているようにしていきます。のちのち、地図や空間をイメージする力にもつながっていきます。ナビがないとすぐに道に迷ってしまう人が大人にもいますが、ある程度は方向感覚を鍛えて改善することができるそうです。

4月20日(水)

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 今日は、いろいろな学年で道徳の授業が行われていました。2年2組では「あいさつ月間」、3年2組では「あいさつ名人」、4年1組では「土曜日の学校」、そして5年1組では「あいさつって」という題名の資料を使って授業をしていました。これらは、全て道徳の内容項目の「礼儀」に関する指導にあたります。年度当初の道徳ということもあり、どの学年にもあいさつを中心とした礼儀に関する指導内容が組み込まれています。
 5年生の「あいさつって」の資料では、3つの場面からあいさつの大切さについて考えさせていました。最初は、男の子が母親と買い物に行った時の場面です。母親の友人と出会ったので、あいさつをするように注意されました。「自分の知り合いでもないのに、なんであいさつをしなければならないのだろう。」と男の子は感じました。…これは、子どもならよく経験があることです。「きちんとあいさつをしなさい」と人前で叱られたら、ますます子どもはそう考えるでしょう。
 2つ目は、あいさつ週間に校門で登校してくる子ども達にあいさつをしていた場面です。「おはようございます。」とあいさつをすると、みんなもあいさつを返してくれるのでうれしくなりました。しかし、6年生の子が顔も見ないで通り過ぎて行ったので、男の子はむっとしました。
 3つ目は、男の子が父親と山登りに行った場面です。山を下りてくる人に「こんにちは。いいお天気ですね。頂上まで、あと少しですよ。がんばって。」と声をかけられました。すると、思わず「ありがとうございます。がんばります。」と声が出ました。・・・これらを通して、男の子があいさつや礼儀が大切なわけに気がついていくというお話です。(写真上)
 あいさつや礼儀は、相手がいて成り立つものです。相手側の気持ちを考えさせたり、経験させたりすることから身につくものでもあります。された側がどんな気持ちになるのかを、その状況に応じて教えていくことが大切です。来週の全校朝会の話のヒントを得たような気がしました。
 2年生は、国語の時間に物語「ふきのとう」の学習をしています。作者は、昨日の1年生の国語でも紹介した 工藤 直子 さんです。この「ふきのとう」は、長い冬が終わり、待ちわびていた春を迎える喜びを、ユーモラスに描いた作品です。ふきのとう、竹の葉っぱ、雪、お日様、春風たちの会話を通して、リズム感のある文章で書かれています。
 2年生では、音読を中心とした教材として扱います。何度も何度も繰り返し読むことで、言葉のリズムや響きのおもしろさを味わわせていきます。きっと各家庭でも、音読の宿題を毎日聞いてあげていることでしょう。(写真中)
 ふきのとうは、本来ならば2月末から3月にかけて見られる植物です。子ども達は、実際のふきのとうを見たことがあるでしょうか? 私の住んでいる町では、農産物直売所でその頃よく見かけます。しかし、パック詰めになっているふきのとうをわざわざ買わなくても、土手の散歩をしていると見つけることができます。花が開く前のつぼみの状態が収穫適期です。細かく刻んで味噌汁に浮かべるだけで、独特の香りとほろ苦さが春を感じさせてくれます。
 5年2組では、社会科の時間に地球儀を使って「日本の国土と世界の国々」の学習をしていました。自分の行きたい国を選び、日本からどこを通って行ったらよいかを確認していました。地図帳で見るのとは違い、地球儀は国土の面積や形を正確に把握することができます。
 また、資料集に載っているQRコードをタブレットで読み込み、画面に3Dで地球儀を映し出す活動も行っていました。画面に出てきた地球儀は、手で回したり拡大したりすることもできます。資料集は、早くもタブレットを使った学習に対応し始めてきました。(写真下)

4月19日(火) その2

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 4年生は、国語の時間に「白いぼうし」という物語文の学習をしています。作者は、あまん きみこさんです。「白いぼうし」は、タクシーの運転手の松井さんが登場する「車のいろは空のいろ」の中に出てくるお話の1つです。「これは、レモンのにおいですか。」と、印象的なフレーズでお話が始まります。さらに、不思議な女の子が登場するといったファンタジーの要素をもった作品で、想像を膨らませながら興味をもって学習できる内容になっています。また、色やにおい、情景などに関する表現も豊かで、様々な学習展開を考えることができます。
 ファンタジー作品であるだけに、何度もよく読み込んでいかないと、4年生の子ども達にはチョウチョと女の子のつながりが理解できないかもしれません。全文を読んで疑問に思ったことを出し合い、子ども同士で交流し合う中から内容を把握するように学習を進めていました。(写真上)
 4年生は、理科の時間に「天気と気温」の学習をしています。天気によって1日の気温の変化の仕方に違いがあることを、実際に観測をしながら学んでいきます。
 棒温度計の使い方・目盛りの読み方は、3年生の時に習いましたが、正しい気温の測り方は今回初めての学習です。直射日光が当たらないように、画用紙でおおいを作り、風通しの良いところで観測します。(高さは、地上から1.2〜1.5m)
 今日は、久し振りに太陽が出て晴れの天気になりました。11時の時点で、すでに20度を超えていました。1時間ごとに外に出て気温を測っていたようです。同じように、曇りの日や雨の日の1日の気温の変化を調べ、比較する中から関係性をつかんでいきます。(写真下)
 実は、ちょうどこの学習が今回の6年生の全国学力調査に…詳細をお伝えできずにすみません。

4月19日(火) その1

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 午前中の4時間を使い、6年生の「全国学力・学習状況調査」がありました。毎年行われている国語と算数、意識調査の他に、4年ぶりに理科の調査も行われました。
 4校時の調査が終わり、6年生の子ども達はへとへとな様子でした。「国語が難しかった」と話していた子が全体的に多く見られました。調査用紙の内容を私も全て目を通してみましたが、大人が見ても「なるほど」と思うほどの問題ばかりです。詳細については、プレス発表されるまでお伝えすることができません。しかし、多くの思考力を駆使して解答するように作られた問題であるということだけはお伝えしておきます。ですから、普段学校で行っているワークテストとは全く違った形式で出題されています。知識を使うのはわずかで、ほとんどが思考力・判断力を使った問題でした。
 3教科とも、解答時間終了後に、先生の指示で振り返りをして答える問いがあります。「最後まで解答を書こうと努力した」か、「途中であきらめたりしたものがあった」か、「全く解答しなかった」かから選ぶようになっていました。こういう問題で高得点を取るために、どんな学習をしたらよいかと逆に考えた場合、いくつか見えてくるものがあります。
 各教科で身につける知識以外のことで考えるならば、2つのことが考えられます。あれだけの内容を全て読んで理解して、総合的に判断して答えなければならないので、文字を読み取る力がまず必要です。新たに目にする文章をスラスラと読み、内容を把握する力・・・やはり読書が欠かせないということでしょうか。
 もう一つは、最後まであきらめないというがまん強さ、ねばり強さです。集中力といっても良いかもしれません。これは、普段の授業や家庭学習(宿題)の積み重ねで身につけられそうです。
 ところで、子ども達の解答用紙には、自分で書く名前とともに、各自に割り当てられたQRコードのシールを貼り付けるようになっています。何年か前までは、個人の識別番号を書かせていましたが、集計を正確に行うためにQRコードにしたようです。(写真上)
 6年生が学力調査をしている頃、1年1組では、国語の音読の学習をしていました。「うたに あわせて あいうえお」のページを開き、姿勢を正して教科書を持ち、口をしっかり開けて声に出して読む練習をしていました。クラス全員で声をそろえて読む「音読」は、小学校の6年間でほぼ毎日のように行われていきます。先の学力調査のことを考えると、まずはこの音読が基本になるように感じます。
 「あかるい あさひだ あいうえお いいこと いろいろ あいうえお うたごえ うきうき あいうえお・・・」かわいらしいカエルの絵が載っていて、音読の楽しさをたっぷり味わえる教材です。このうたは、工藤 直子さんの詩です。様々な学年の国語の教科書に工藤 直子さんの詩が登場してきます。自分の口から声に出して読む音読がしっかりとできるように、何度も何度も練習していきます。(写真下)

4月18日(月) その2

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 全校朝会の後、1校時の後半に避難訓練があるため、各教室ではその事前指導が行われていました。今年度最初の避難訓練ということもあり、先週のうちに先生方に「お・か・し・も」の約束の徹底を行うように伝えておきました。
 1年生にとっては、小学校で初めての避難訓練です。保育園や幼稚園でも同様の訓練があったと思いますが、より一層「自分の命は自分で守る」ということを指導していく必要があります。
 1年生の教室を見に行くと、大きな地震が起こった際の身の守り方を指導していました。机の下にもぐり、しっかり自分の頭をかくすようにするとともに、机の脚をしっかり両手で押さえるようにします。合図があるまでは、黙ってそのままの姿勢で待つことも指導していました。
 校庭への避難がある場合は、防災頭巾を身につけます。1組では、椅子の背もたれのカバーの中にある防災頭巾を取り出し、身につける練習をしている最中でした。(写真上)
 練馬区では、昔から1年生の入学と同時に、全員に防災頭巾が配布されてきています。昔は布製のものが主流でしたが、最近はアルミ加工された耐熱性のある防災頭巾に変わりました。旭町小では、体育館や専科の教室に移動する時にも防災頭巾を持ち歩くようにさせ、いざという時に備えています。
 今年度のスタートも、歌とリコーダー、鍵盤ハーモニカができない音楽の授業が続いています。それらの制限が緩和されるまでは、工夫して音楽の授業を進めていくしかありません。
 4年生の音楽の時間に、鑑賞教材「ピーターと狼」を扱っていました。「ピーターと狼」は、プロコフィエフが作曲した子どものための音楽作品です。ナレーター付きの管弦楽作品となっていますが、純粋にオーケストラだけで聴いてもすばらしい作品です。
 この曲には、物語の進行に合わせて登場人物を表す7つのモチーフが変化しながら表れるという特徴があります。そして、ピーターは弦楽器、狼はホルン、小鳥はフルート、あひるはオーボエのように、登場人物にそれぞれの楽器を決めています。時々CMなどでも使われることがあるので、冒頭のピーターの動機を聞いただけで「ああ、この曲か…」と思われることでしょう。
 音楽室では、DVDを使って子ども達に演奏と人形劇を見せていました。ナレーターは、黒柳徹子さんです。(写真中)黒柳さんの若々しい声と、指揮をしている芥川也寸志さんが映っていることから、40〜50年前に製作されたものと思われます。ちなみに…芥川也寸志さんは、指揮者でもあり作曲家でもありました。芥川龍之介のご子息にあたる方でした。
 先週、3年1組でヒマワリの種を観察している様子をお伝えしました。今日は、2組でホウセンカとオクラの種を観察していました。
 3年生の理科では、いろいろな植物を種から育てて、それぞれの植物の育ち方の共通点や違いを見つけていきます。3年生の教科書で扱っているのは、ヒマワリ、ホウセンカ、オクラ、ダイズ、マリーゴールドなどです。いずれも春まきの植物ですが、特にオクラは、発芽適温が高めなので5月に入ってからが適期となります。
 教室では、豆粒のようなホウセンカの種を観察してから、それよりは少し大きめのオクラの種を手に取りました。それでも直径4〜5mm程度しかありません。(写真下)
 普段食卓にあがるオクラは、未熟な実です。中にある種は白い色をしています。オクラの実が茶色くなるまで収穫せずにいると、茶褐色の種が採れます。オクラは、アオイ科の植物で、クリーム色のとてもきれいな花が咲きます。

4月18日(月) その1

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 全校朝会は、校庭で行いました。今日は、「校章を大切にしよう」という話をしました。(写真上)
・・・今日は、このマークについてのお話をします。(旭町小学校の校章を拡大した図を見せる)そう、旭町小学校のマークです。学校のマークのことを「校章」と言います。みんなは、どこでこの校章を見ますか? 毎日かぶる校帽についていますよね。そして、体操着にもこの校章がついています。国旗掲揚等の旗は「校旗」と呼ばれていて、校章がついた旗になっています。さらに、正門から入って児童玄関前で校舎を見上げると、3階の渡り廊下のあたりにこの校章がついています。
 では、この校章の形は、何をイメージして作られたものか知っているでしょうか? よく見ると何かの形に似ています。そうです、桜の花びらをデザインして作られたのが旭町小の校章です。桜の花は、3月から4月にかけて、ピンクや白色のきれいな花をたくさん咲かせます。桜の木の種類にもよりますが、花びらは基本5枚でできています。
 昭和32年(今から65年も前のことです)に旭町小学校ができると同時に、校章を決める委員会が開かれたそうです。たくさんの人達が集まって、旭町小学校のマークをどんなデザインにしようかと話し合いました。そうやって、たくさんの人の思いを込めてやっと決まったのがこの校章というわけです。
 当時、旭町小学校の校章を決めた人たちの思いが、きちんと記録されているので、読んでみます。「清く上品な桜の花、旭の光をそえて、明るく、ほがらかで、思いやりのある人がらに旭ののぼるような希望。それにみちあふれた校風を表したのが、この学校の校章です。また旭の光は校名の旭町からきており、日に日に、いっそうりっぱなっていく旭町小学校全体のこれからの姿を表したものです。」…桜の花びらを取り入れた理由や、太陽が昇る朝日(旭)をイメージして決められたことが分かります。さらに、子ども達のすこやかな成長を願ってこのマークにしたことも伝わってきます。世界のそれぞれの国々に国旗があるように、みんなの旭町小の校章を大切にするようにしましょう。
 校章を大切にするということは、校帽を大切にし、毎日きちんとかぶって登校するということです。校帽をかぶっていることで、一目で旭町小の子どもであることが分かります。自動車を運転している人に、小学生が歩いていることを知らせ、事故を防ぐ効果があります。また、もしも頭に物がぶつかった時に、大切な頭を守ってくれます。実際に10年前、区内の学校で移動教室中に大きな事故がありました。崖から落ちて頭を打った子が奇跡的に助かったのは、校帽をかぶっていたからだと言われています。
 毎朝の登校の様子を見ていると、当たり前のことですが、きちんと校帽をかぶっている子がほとんどです。校帽をかぶってこない子や、よく忘れてくる子は、学校の他のきまりもしっかり守れていないのではないでしょうか。先ほど話した、安全面で校帽をかぶることももちろん大切なのですが、学校のルールをしっかり守れる子であるかどうかも重要なことです。
 校帽をしっかりかぶり、旭町小の長い歴史のある校章、そしてたくさんの人達の思いが込められた校章を大切にしていきましょう。・・・
 校庭では、「大きく前へならえ」で間隔を取って、十分に広がるようにしています。オンラインを使っての全校朝会も考えましたが、直接子ども達に向かって話す方が話の内容が浸透します。さらに、週の始まりの月曜日の朝、この春の空気を全員で感じ取り、一緒にあいさつをすることを大事にしたいと考えました。
 朝会の後、学年ごとに行進をして昇降口に行くように指導しています。昇降口が混み合わないようにするとともに、運動会に向けた集団行動の練習に位置づけています。(写真下)

4月15日(金)

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 1年生が図工の時間に、はさみの使い方を学習していました。はさみとのりは、道具箱の中に常にあり、他教科でも最もよく使う道具です。今まで幼稚園や保育園でも使ってきたと思いますが、1年生の初めの時期に正しい使い方を指導する必要があります。
 図工の教科書の後ろにある「学びの資料」のページに、はさみの使い方が詳しく書かれています。はさみの使い方として、「柄の前に人差し指をかけて、支えにすると切りやすい。」と写真に添えて説明が書いてありました。実際にはさみを持ってみると分かります。はさみの持ち手の大きい方の穴には、中指(あるいは中指と薬指)を入れます。人差し指は外に出ていて、確かに持ち手を支えるように添えます。自然にそうしていながら、言われると「なるほど」と思います。
 さらに教科書には、紙をきれいに切るコツとして、「体の正面で切ること」「丸く切る時は、紙の方を回すこと」「刃のもとの方まで入れて切ること」などが書かれています。これらは、実際に使いながら覚えていくことかもしれません。そこで今日は、画用紙に印刷された渦巻きを切り取って作る、「びょんびょん」作りに挑戦しました。
 画用紙が配られると、線に沿って慎重にはさみで切っていきました。紙を回さずに自分が回転していた子もいましたが、無事に長いへびのような渦巻きを切り取ることができました。(写真上)
 先生にリボンを取り付けてもらうと、バネのように「びょんびょん」するおもちゃができあがりました。3校時には、2クラスそろって体育館に行き、びょんびょんを手に走り回りました。空気の抵抗を受けて、クルクルと回転し、子ども達は大喜びでした。
 5年生は、国語の時間に「なまえつけてよ」という物語文の学習をしています。登場人物同士の関わりをとらえて、感想を伝え合うことを目的とした学習です。
 この物語は、主人公の「春花」が子馬の飼い主から、その子馬に「名前、つけてよ」と言われたことから始まるお話です。一方、同級生の勇太は、無関心で無愛想であり、春花とはなじみのない関係でした。しかし、子馬に名前がつけられなくなったことをきっかけに勇太の優しさに触れ、2人の関係に変化が起こります・・・。
 物語の主人公が5年生と同じ年頃の設定なので、主人公と自分とを比べて読むことができます。それだけに、内面の心情や作者の伝えたいことが読み取りやすく感じられる教材です。
 牧場のおばさんが、「がっかりさせちゃったね。せっかく考えてくれた名前、教えてくれる。」と言った後の春花のセリフが重要です。『「いいんです─。それなら、しかたないですね。」春花は、子馬の鼻にふれたまま、明るい声でそう答えた。』と書かれています。せっかく名前を考えたのに…というショックな気持ちが前半にあり、でも気を取り直して明るく「しかたないですね。」と言えた春花のセリフから、人物像が見えてきます。そして、その言葉と態度が勇太の気持ちを変えることになります。
 この大事な場面を、5年生の子ども達はどうとらえることができたでしょうか。2組では、先生が作成したワークシートに、主人公の心情曲線を描きながら考えさせていました。(写真中)
 今日から1年生の給食指導が始まりました。6年間の給食のスタートということで、準備や片づけの仕方等、たくさんのルールをしっかり指導する必要があります。学年の先生方は、4校時から給食の時間までたっぷり使い、ていねいに子ども達に指導していました。
 手をきれいに洗ってから、当番になった子ども達が給食着を身につけました。ぶかぶかの白衣が1年生らしさを感じさせます。今日のメニューは、パンと野菜サラダとシチュー、牛乳でした。サラダとシチューをよそるのは、しばらくは先生が中心に行います。また、今年も両方の教室に1名ずつ、給食指導の支援に地域の方に入っていただいています。
 じっくりと時間をかけて準備が整い、「いただきます」をしました。マスクを外して、パクパクと食べ始めました。牛乳パックにストローをさして飲むのも初めて、という子が多かったようです。ペロリと食べてお代わりをしていた子もいれば、野菜が進まない子もいたようでした。給食では様々な食材が使われ、工夫した献立になっています。大切な食育として、きちんと指導していきます。
 しかし、幼稚園や保育園でもそうだったと思いますが、給食の時間は「黙食」です。おいしくても「おいしい!」と言えない子ども達…目が合うと、ニコッと笑っておいしいを表現するしかない状況です。こういう給食になり、3年目を迎えました。(写真下)

4月14日(木)

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 1年生は、算数の時間に「おなじ かずの なかまを さがそう」という学習をしています。1〜5個のものの数を数えるとともに、数字の書き方について学んでいきます。
 1校時に2組では、教科書の絵の中から「1つだけあるもの」を探しました。そして、数字の「1」の書き方を練習しました。鉛筆を持って、縦棒の「1」を書くのですが、なかなか真っすぐに書くのはまだ難しいようでした。(写真上)
 ところで、子どもの頭の中で、数はどのように理解できているのでしょうか。よく、お風呂で「10まで数えたら出ていいよ」と数を唱えさせることがあります。では、「1、2、3・・・10」と、10まで数が言えたら、子どもは10まで分かったと言えるでしょうか。小学校に入る前の子どもは、並んでいるものを指さしながら数えて、右から数えた時と左から数えた時とが違っていても、不思議に思ったりしません。それが6歳くらいになると、ものの数と数字が一致して考えられるようになってくると言われています。大人が当たり前に思っていることであっても、子どもの数の概念はまだ未発達の部分が多いものです。実際の生活の中で、ものの数を数えさせたり、比較して多い少ないを考えさせたりするという経験を積ませることが大切です。
 3年1組の理科の時間に、タンポポについて学習していました。(写真中)教科書に「タンポポを見分けよう」というコラムがあります。そこには、タンポポは大きく分けると2種類に分けられるということが書いてあります。もともと日本にあったタンポポと、外国からやって来たセイヨウタンポポです。日本由来のタンポポには、カントウタンポポやカンサイタンポポ、シロバナタンポポと呼ばれるものがあります。セイヨウタンポポとの違いは、花の裏側の総苞片と呼ばれる部分で簡単に見分けることができます。(外側に反り返っているのがセイヨウタンポポです。)
 動物も植物も、外来種が日本に入ってきて広がり、日本古来の種が減ってしまうという被害がよく話題に上がります。タンポポは、その代表例と言えます。セイヨウタンポポが日本に入ってきたことで、カントウタンポポのような日本種が激減しました。セイヨウタンポポは、自家受粉で簡単に増えたり一年中花をつけたりと、かなり強い品種です。虫などの媒介が必要で春にしか花を咲かせないカントウタンポポは、みるみる姿を見せなくなってしまいました。
 ところがみなさん! 光が丘公園に、カントウタンポポの自生地があるのをご存知でしょうか? 公園を最初につくった頃、カントウタンポポがあったため、大切に残していこうと管理をしてきて今に至っています。東京でカントウタンポポが見られるのは、光が丘公園くらいではないでしょうか。タンポポ愛好家の「聖地」とも呼べる場所が、光が丘公園にあります。
 3年生の社会科では、1年間かけて練馬区の学習をしてきました。4年生では、東京都についての学習をしていきます。4年1組では、関東地方の都道府県名と、東京都との位置関係についての学習をしていました。教科書や地図帳を見ると、東京都は4つの県と接していることが分かります。(写真下)
 そこで、教科書には次のような問題がありました。「東京都は、○○県の北にあります。」(「北」以外に、「南」、「東」、「西」の問題もあり)・・・地図で上の方角が北、下の方角が南などについては理解しているのですが、東京都がどの県から見ると北(南・東・西)になるかという見方は、4年生の子ども達にとって、とてもとてもとっても難しい考え方です。先生も説明に苦労していました。

4月13日(水)

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 1年生は、いよいよ国語の「書くこと」の指導に入りました。まずは、正しい姿勢と鉛筆の持ち方から教えていきます。
 鉛筆は、親指と人差し指、中指の3本の指で軽く持ちます。そして、鉛筆は人差し指に沿わせるように持つようにします。鉛筆は、小学校の入学前から手にしていた子がほとんどです。その時に正しい持ち方であればよいのですが、なかなか小さい子に指導するのは難しいものです。1年生の今のうちに、正しい鉛筆の持ち方で字が書けるように見てあげることが重要です。
 1年生の各教室では、プリントに印刷された線をなぞったりして、縦横自由に鉛筆で線が引けるように練習をしていました。(写真上)
 ところで、鉛筆を正しく持つことのメリットは何でしょうか? まず、力まずに字が書けるので、疲れにくくなります。そして、「とめ」「はね」「はらい」がきれいにでき、文字を美しく書くことができます。さらに、姿勢が良くなるとともに、視力にもプラスに影響します。
 大人で変わったペンの持ち方をしている人をよく見かけます。人差し指に親指がかぶっていたり、4本指でペンを握る持ち方、さらには、逆方向にペンを寝かせる持ち方など、よくこんな持ち方で字が書けるなと不思議に思う時があります。
 鉛筆の持ち方は、箸の正しい持ち方にも共通するところがあります。また、東大生の8割は正しい鉛筆の持ち方をしているとか…。学力と鉛筆の持ち方には、相関する部分がありそうです。
 5年生は、理科の時間に「天気と情報(1)天気の変化」の学習をしています。天気の変化の仕方について、雲の量や動き方等に関連付けて調べていく学習単元です。雨雲の衛星写真や雲の動きの画像など、テレビの天気予報に注目すると学習に役立ちます。
 「快晴」と「晴れ」、「くもり」の違いは何でしょうか。…空全体に対する雲の分布の割合で決められています。空全体を10とした時に、雲の割合が0または1の時は快晴、雲の割合が2〜8の時は晴れ、雲の割合が9または10の時がくもりとなります。意外に思われるかもしれませんが、空全体の80パーセントが雲でおおわれていても「晴れ」です。天気は、結局人の目による観測で決めることになります。理科では、実験や観察がつきものとよく言われますが、地学の天文や気象などの分野では、「観測」が重要になってきます。
 5年1組の子ども達が、北校舎の屋上にやってきました。まず、今日の空全体を見渡しました。薄い雲が広がっているものの、ところどころに青空が見えていたので「晴れ」です。何人かの子が、自分のタブレットで雲の写真を撮っていました。毎日雲の写真を撮って記録を残しておくと、いろいろな雲や天気があるということが実感できます。(写真中)明日は、久し振りに雨の予報が出されています。雨の日の雲の様子にも着目させたいものです。
 一方、5年2組では、家庭科の授業が行われていました。記念すべき、高学年になって初めての家庭科の学習でした。今日は、「家庭科の時間にどんなことができるようになりたいか」ということを考えさせていました。そのためには、家庭科の授業でどのようなことを学んでいくかを知らなければなりません。見開きや分野別に2年間の家庭科の内容が書かれている教科書のページを開きながら、これからの学習の見通しをもちました。
 家庭科で学ぶ学習は、「衣・食・住」に分けられ、それぞれの内容は多岐にわたります。調理や裁縫の実習がすぐに思いつきますが、買い物の仕方や身の回りの整理の仕方、部屋の明るさに関することなど、どれも生活に直接役立つ内容ばかりです。子ども達は、これから学んでいく家庭科の学習に、大いに関心をもつことができました。(写真下)

4月12日(火)

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 2年生以上の学年では、すでにタブレットを使った学習がいろいろなクラスで見られます。練馬区では、子ども達全員にタブレットが貸与されて1年が経ちました。その利用価値を高めるために、他校での活用状況も参考にしながら、今年度も学習の様々な場面で使えるようにしていきます。
 ある学級では、先生から子ども達に、タブレットを使ってアンケート調査が配信されていました。学級だよりのタイトルをクラスのみんなから募集するという内容でした。果たしてどんな言葉が集まり、学級だよりのタイトルに決まるのでしょうか。(写真上)
 「学年だより」は、月に1回、学年の先生が作成したものが配布されています。タイトルは、4月の初めに2人の担任で話し合って決めています。タイトルには、それぞれの学年の思いが込められているものです。
 一方の「学級だより」は、担任の個性を生かした自由な内容です。また、学級たよりは担任の自由意思で発行するものであり、管理職が内容の点検はしますが、強制で作成しているものではありません。私も、長い担任時代によく学級だよりを発行していました。現在は、「校長通信」として、先生方に週1回発行しています。私の担任時代の学級だよりのタイトルは、いつも「あしたば」でした。教職スタートの下田学園での経験から、明日葉のようにたくましく成長してほしいという願いでつけたタイトルでした。
 中休みは、今日もたくさんの子ども達が汗びっしょりになって遊んでいました。校庭の周りにいろいろな遊具がありますが、鉄棒やうんていも人気の遊具です。特に低学年の子ども達がよく使っています。昨日、休み時間の後に2年生の子がやってきて、「うんていの端までできたよ」と教えてくれました。真っ赤になった手のひらを見せながら…。とっても嬉しかったのですね。
 うんていをがんばる子ども達にカメラを向けながら、「よし、もう少しだ!」「すごい、すごい、ガンバレ!」と声をかけました。子どものがんばりはすごいものです。大人が声をかけると、さらにその上を行く力が発揮されるのです。1年生の子も、上級生に負けずにがんばっていました。(写真中)
 3校時に、1年生は生活科の学習として、「校庭探検」をしていました。先生に連れられて、校庭をぐるっと一周しながらいろいろなものを発見していました。みんなで学校のプールを見ていた時に、「水が凍っているのかな?」とつぶやいた子がいました。プールの方を見て分かりました。桜の花びらがたくさん水面に浮いていたのです。子どもなりに、いろいろな考え方をするものだなと思いました。
 フジ棚の下に子ども達がやってきました。フジ独特の何とも言えない香りが漂ってきました。ここ数日の暖かさにより、一気にフジの花芽が伸びてきていました。きっとこの分だと、来週初め頃にはきれいな藤色の花房でいっぱいになることでしょう。
 学年の先生がフジの花の説明をしていましたが、ほとんどの子は飛び回っている虫の方が気になっていたようです。(写真下)

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