7日10日(水)、体育館にてセーフティ教室があります。1〜4年生への指導の様子を公開いたします。ぜひご参観ください。1校時(8時30分〜9時15分)…3,4年生 2校時(9時20分〜10時5分)…1,2年生

12月23日(金) その2

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 終業式の日は、担任の先生があゆみ(通知表)を一人一人に渡します。いくつかの教室で、どのように先生があゆみを渡しているのかを見て回りました。一人ずつ教卓の前に呼んだり、教室の後ろに座席を用意して向き合って座ったり、廊下に一人ずつ呼んで渡したりと、様々でした。共通していたのは、一人ずつあゆみに記した大切な内容を、子どもに分かりやすく話して伝えるとともに、「がんばったね。」と励ましの言葉をかけていたことです。(写真上)
 自分の番がくるのをドキドキして待っていた子もいれば、もらった後もあっけらかんと友達に見せながらランドセルにしまいに行く子もいました。どうか各ご家庭でも、2学期の81日間のがんばりを認め、たっぷり褒めてあげてください。
 「褒める」と言えば、音楽発表会が終わった翌週、こんなことがありました。…登校してきた何人かの子に「家の人に褒められたでしょう。」と聞いたところ、「ぜんぜんほめられなかった。」と答えた子がたくさんいました。多分、実際に家の人から褒めてもらえなかったというわけではなかったはずです。褒めてもらえたという実感を得ることができなかったのでしょう。
 先生や他の家の人から「がんばったね。」と言われるのと、自分の親からの「がんばったね。」は、感じ方が違うのではないでしょうか。親が褒めるとしたら、相当感情を込めつつ頭をなでながら「がんばったね。」と言わなければならないし、「こりゃあ〜大したものだ。すごいぞ、○○家の誇りだ!」ぐらいに褒めてあげなければなりません。
 持ち帰ったあゆみを見て、どこをどう褒めようか、まずはしっかりと考えてからたっぷり感情を込めて褒めてあげてください。よろしくお願いします。
 終業式の日に見られる光景の「その2」として、クラス内でのお楽しみ会があります。昨日行っていたクラスもありましたが、今日は各教室や校庭などを使って、楽しそうに活動を行う様子が見られました。
 事前に学級会で内容について話し合い、準備を進めてきたクラスもありました。今朝、いろいろな小道具を持って登校してきた子がいましたが、お楽しみ会の様子を見て納得しました。
 1年2組では、ビンゴ大会をしていました。今日でお別れをする子がいて、その送別の意味も込めた会をしていたようです。ビンゴカードを手に持ち、先生が抽選する番号を聞きながら、みんな大喜びでした。1年生の算数では、まだ20までの数しか習っていませんが、大きな数字が出てきてもちゃんと理解していたようです。(写真中)
 終業式の日に見られる光景の「その3」として、大掃除があります。廊下に全ての机や椅子を出して、全員でがんばっていたクラスもありました。また、普段はあまり掃除をしないロッカーの裏まで手を伸ばしたり、床の汚れを消しゴムできれいにしたりする姿も見られました。毎日のように掃除の時間はありますが、学期に1回の大掃除は、子ども達にとって特別感があってワクワクするようです。(写真下)
 冷たい北風の吹く中、たくさんの荷物を持って下校していきました。明日からの17日間は、家族で楽しい冬休みをお過ごしください。そして、よいお年をお迎えください。

12月23日(金) その1

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 北風が冷たい中でしたが、校庭で2学期の終業式を行いました。まず、次のような話をしました。
・・・今年の世相を表す漢字は、「戦」という字になりました。サッカーワールドカップの熱い戦いを意味する「戦」であればよいのですが、この漢字は「戦争」の「戦」の字でもあります。早く世界全体が平和な世の中になってほしいものです。
 ところで、一年の終わりに近づくと、たいていどこの家でも大掃除をします。学校でも同じです。今日大掃除を計画しているクラスが多いようです。日本では昔から、年末には一年間の汚れやほこりを落とし、身の回りをきれいにすることで新年を迎える準備をしています。身の回りをきれいにすることは、自分の心をきれいにすることにつながると言われていたのです。みんなで学校の中をきれいにして、気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。また、冬休み中に、自分の家の大掃除もしっかりお手伝いをするようにしましょう。
 さて、明日から17日間にわたる冬休みに入ります。2学期の学校生活は、今日を含めて81日間ありました。この4か月間を振り返ると、全校のみんなが「がんばった!」と言えるのが、体育発表会と音楽発表会です。どちらも、学年の全員が一体となってがんばり、すばらしい発表になりました。一つのことに時間をかけて一生懸命取り組んだことは、すばらしい結果につながります。きっと、つらかったことや苦しかったこと、なかなかうまくいかなかったこともあったでしょう。そういうことを乗り越えてがんばり続けることで、すばらしい結果となり、よい思い出として残るのです。
 今日は、2学期最後の登校日ということで、あゆみ(通知表)をそれぞれの担任の先生からいただきます。あゆみを見て、2学期の自分自身のがんばりを振り返るとともに、3学期に向けてまた新たな気持ちで登校できるようにしましょう。そのためには、冬休みを楽しく充実した日々にする必要があります。お手伝いやあいさつをしっかりすることや、書き初めの練習を行うことも大切です。
 もうすぐ2022年(令和4年)が終わり、2023年(令和5年)が始まります。新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切です。1月10日に3学期の始業式をこの場で迎える時には、「よし、がんばるぞ!」という新しい気持ちでスタートできるようにしましょう。・・・
 続いて児童代表の言葉は、4年生が担当しました。2学期にがんばったこととして、音楽発表会と漢字50問テストのことを発表しました。友達ががんばる姿を見て、自分もがんばろうという気持ちになったことを話していました。(写真上)
 次に、校歌を歌いました。久し振りに全校児童で歌う校歌でした。青空のもとで、気持ちよく歌うことができました。(写真中)
 終業式に続いて、冬休みの生活についての話を生活指導主任の先生が行いました。「交通事故」、「お金」、「インフルエンザ・コロナ」、「命」の4つのキーワードを見せながら、冬休みを安全で楽しく過ごすことを指導しました。(写真下)

12月22日(木)

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 2年2組では、「もうすぐお正月」という道徳の授業が行われていました。家族の一員として、どんな気持ちでいることが大切かを考える「家庭生活の充実」に関する内容でした。これから冬休みを迎え、ちょうど各家庭でも大掃除が行われる時期です。道徳の教科書でも、季節に合った内容を取り上げることで、子ども達の実践力に結び付けていこうということなのでしょう。
 しんじくんは、冬休みになったので、近所の祖父母の家に遊びに行きました。2人ともお正月を気持ちよく迎えるために、大掃除をしていました。つまらないなと思っていたところ、同じクラスのめぐみさんの歩いている姿を見かけます。めぐみさんは、一緒に買い物に行った祖母の荷物を持ってあげていました。しんじくんは立ち上がり、祖父母の家の大掃除を手伝い始めました。・・・家族の一員としてどんなことができるだろう? と、自分ができることへと考えを広げていきます。(写真上)
 新年を迎える準備は、子どもの頃にしっかり身をもって経験させることが重要です。大掃除は、親だけが行うのではなく、子どもも一緒に行うようにさせなければなりません。また、しめ飾りを用意したり、年越しそばやおせちを用意するなど、子どもにもそれらの伝統文化を継承していくことが大切です。
 私の年末の思い出に、障子張りやかつお節削りがあります。障子張りは、毎年必ず父親が行っていて、障子をはがして桟をきれいに拭く作業を手伝いました。かつお節は、かんなを逆さまに取り付けた削り器を使って、カリカリと削っていきます。祖父母の家に行くと、おせち料理や雑煮用にかつお節をたくさん必要としたため、よくお手伝いをしました。
 6年生の理科「土地のつくりと変化」の学習では、地層のでき方について学習を進めています。地層は、長い年月をかけてできるものですが、2通りのでき方があります。1つは、流れる水のはたらきでできる地層です。川から運ばれてきた土砂が海底に堆積して地層になるという場合です。もう一つは、火山のはたらきでできる地層です。火山灰や火山弾が堆積して地層ができる場合です。
 実際に地層を見に行くことができれば良いのですが、東京ではそういうわけにもいきません。学校を建てた頃のボーリング資料(地中の土壌サンプル)を使って観察をしたり、映像資料で学習を進めることが中心になります。そして、他の単元に比べて実験が少ない学習内容でもあります。
 そこで、地層のでき方を知るための実験を行いました。ポリ容器ビンに砂や畑の土と水を入れ、よく振ってからしばらく置いておきます。砂や泥が沈殿した様子を横から見ると、地層のような縞模様が見えてきます。(写真中)
 この実験は、台風などで大雨が降った際に、川から海に大量の土砂が運び込まれた状態をモデル化したものです。そして実際は、何年もかけて繰り返し土砂が海に運ばれ、海底で長い年月をかけて押し縮められて地層ができていきます。理科室の実験でも、水が澄んでくると大きな粒が下に沈み、徐々に粒の大きさが小さくなって堆積している様子を確認することができます。
 1年1組が、図書管理員の先生に絵本の読み聞かせをしてもらいました。「ゆきだるまのさがしもの」と「かさじぞう」の読み聞かせでした。
 「ゆきだるまのさがしもの」は、色とりどりの「花」を見てみたいと思ったゆきだるまが、花を探す旅に出かけるお話です。行き交う誰もが「ゆきだるまの見る夢」を否定します。叶った夢が悲しくとけてしまいますが、最後はホッとさせられるお話です。ゆきだるまの心の動きと幸せ感が印象に残る、やさしい絵本です。
 「かさじぞう」は、日本に伝わる昔話の一つです。「かさじぞう」を基に、童話作家の岩崎京子さんが書き直した作品に「かさこじぞう」があり、以前は多くの国語の教科書(2年生)に載っていました。あらすじは・・・じいさまは、すげ笠を町に売りに行ったものの売れずに、村はずれまで戻ってきました。雪に埋もれている6つの地蔵を見つけて、持っていた5つの笠をかぶせます。足りない分は自分の手ぬぐいをかぶせました。地蔵たちはその夜、お礼に餅などを持ってきます。お陰で2人は、よい正月を迎えることが出来ました。・・・というお話です。
 優しいじいさまですが、もう一人のばあさまもすごい人です。一つも売れずに帰ってきたじいさまを叱るのではなく、「それは良いことをなされました。お地蔵様が暖かく過ごしてくだされば十分です。」と言っています。このような人と一緒に生活をしてみたいものです。終始、温かな気持ちに満たされた昔話を聞くことができました。(写真下)
 ちなみに、1年生の国語の教科書には、昔話を読もうという学習で、「わらしべちょうじゃ」が載っています。

12月21日(水)

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 低学年も、書き初めの練習が始まっています。1年2組では、前回に続いて2回目の練習を行っていました。
 1年生にとっては、小学校に入って初めての書き初めです。机の上に4Bの濃い鉛筆を用意し、先生の説明をよく聞いてから書き始めました。清書用紙では、消しゴムを使うことができません。1年生が書くのは、「お正月に、おぞうにを食べました。からだがぽかぽかしました。」という2つの文章です。漢字2文字とひらがな24文字の合計26文字で成り立っています。
 書き初めに出題されている文字は、意図があって出されているように思われます。「正月」の漢字2文字や、いろいろなひらがなに混ざって「を」が入っているのもそうでしょうか。(2年生の書き初めにも「を」が入っています。)
 きれいな字とは、バランスの取れた文字のことを言います。毛筆もそうですが、作品全体に整っていなければなりません。そのためには、中心や文字の大きさがしっかりとそろっていることが大切です。担任の先生は、まず、座る姿勢のことから指導をしていきます。冬休み中の宿題にも書き初めが出されますが、まずは机にしっかり向かって書く姿勢に気を配ってみてください。
 1年生でも、26文字(句読点を含めると29文字)を書くのには、かなりの時間を要するものです。それだけに、粘り強さと集中力が必要です。(写真上)
 6年2組が、家庭科室で調理実習を行っていました。(1組はすでに実施済みです。)「厚揚げと野菜のチャンプルー」と「青のりポテト」を作っていました。チャンプルーは、にんじんとキャベツ、もやしを炒めて、塩コショウとしょう油で味付けをします。また、青のりポテトはじゃがいもの皮をむき、一口大に切り分けてゆでていきます。先生の説明の後、グループごとに実習が始まると、家庭科室は一転して賑やかになりました。(写真中)
 炒め物なら他の材料でも…と思われるかもしれませんが、アレルギーのある子どものことを考えた組み合わせのようでした。炒め物ができると、料理の幅が広がります。チャーハンや焼きそばも、フライパンを使って炒める料理です。もうすぐ冬休みなので、お手伝いの意味も込めて一緒に台所に立たせてみてはどうでしょうか。
 私が小学校の高学年になった頃、母親が働きに出るようになりました。その頃の土曜日は、毎週午前授業がありました。家に帰ると、刻まれた食材が用意してあり、兄弟でいつもチャーハンを作って食べていました。さらに中学生になると、自分でなんでも作って1食分を用意していました。お金を渡してコンビニで…という時代ではなかった分、自炊する力が自然についていったものでした。時代が変わっても、そういう生活力はつけさせてあげたいものです。
 4年生が大根の収穫をしました。9月の初めに、校庭西側の学年園の畑に、練馬大根と青首大根の種をまきました。途中、大雨で種が流れてしまったところもありましたが、何度か間引きをしながら大切に育ててきました。葉が茂っていて、地面の中の様子が想像もつかなかったようですが、いざ力を入れて抜いてみるとよく分かりました。4年生の一人の力では抜くのが難しいほど根が伸びていました。3〜4人かがりでやっと抜けた大根もあり、なかなかの大物に、子ども達は大喜びしていました。(写真下)
 練馬大根と青首大根を比べてみると、大根の形の違いがはっきりと分かりました。練馬大根は、中央部分が少しふくらんでいて、細長い形をしています。収穫した大根は、栄養士さんにお願いして、明日の給食の食材として使ってもらうことになりました。どんな料理に変身するか、とても楽しみです。

12月20日(火)

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 4年1組の教室で、冬休みに取り組むタブレットを使った学習の説明をしていました。子ども達のタブレットには、ミライシードという学習支援アプリが入っています。その中の「ドリルパーク」は、個々の力に合った基礎・基本の学習を繰り返し学ぶために、どの学年もよく活用しています。各教科こどに、ベーシックドリルからパワーアップドリルまで、たくさんの問題が用意されています。
 今日は、その中の漢字ドリルの使い方についての指導をしていました。タブレットでの漢字ドリルでも、漢字を読んだり(読み仮名を書く)、漢字を書いたり、送り仮名を書いたりすることができるようになっています。さらに、書き順をテストする問題もあります。(写真上)
 タブレットの問題に答えるには、タッチペンか手書きで入力をします。自動採点システムにより、瞬時に正解かどうかを知ることができます。間違えた場合は、正しい答えを確認し、再度挑戦することもできます。自動採点システムは、採点基準のレベルを調整することができるようになっています。漢字の採点では、普段の漢字テストでも、とめやはね、隙間が空いた文字など、担任の先生から厳しく赤ペンが入ることがありますが、タブレットも同じです。あまりいい加減な文字を入力すると不正解と判定されます。しかし、その基準は変えることができるようになっています。タブレット内に「漢字判定設定」があり、3段階に調節ができるようになっています。厳しい先生と普通の先生、甘い先生に変えることができるということです。・・・しかしこの設定は、先生側のタブレットのみの操作とのことでした。
 その他にも、子ども達のやる気を高める工夫がされています。正解すると花丸がついたり、正解数や取り組みに応じてメダルやポイントがもらえたりします。(タブレット内でのことですが…)また、先生側からの働きかけの機能もあります。必要なプリントを選んでクラスの子ども達に送ったり、学習履歴を先生が確認してコメントを入れたりすることができます。冬休みの宿題として出し、休み中に先生がクラスの子ども達の学習状況をチェックし、励ましの言葉を入れていきます。(教員の働き方改革もあり、休むべき時にきちんと休養を取らなればなりませんが…)
 いよいよ各クラスで、書き初めの指導が始まりました。廊下に墨汁のにおいがするようになり、冬休みが近づいてきたことが実感できます。3年生以上の毛筆による書き初めは、習字道具を床に置いて正座の状態で書いていきます。5年1組では、教室以外に隣の多目的室も使い、スペースを広くとって行っていました。
 5年生の書き初めは、「新しい風」という文字を書きます。特に「風」が難しそうです。1画目の左払いと2画目の「そり」と「はね」のバランスで、文字の組み立てがずいぶん変わってきてしまいます。先週の全校朝会で、「一画ずつお手本をよく見て書くこと」の大切さについて話をしました。心を落ち着けて、ゆっくりていねいに描き進めていました。(写真中)
 23日の最終日に、学年だより冬休み号が配布されます。習字道具の点検について書かれている学年が多いです。墨汁の残量や筆については、各家庭でよく見ておいていただければと思います。墨汁は、いつもの習字の学習時よりもたくさん使います。また、筆はきちんと使える良い状態であるかを確認するようにしてください。「弘法は筆を選ばず」と言われますが、小学生は筆を選んだ方が良いです。筆を新しく買う時には、少しでも高いものを買った方が良いとも言われています。
 冬休み中は、3枚ほどしか清書用紙を持ち帰りません。新聞紙で同じ大きさの練習用紙を作るか、同じサイズの半紙を購入するなどして、何度も練習してから書き初めに取り組むことも重要です。
 寒い日が続いていますが、こういう寒い冬の時期の方が空気が澄んでいて、夜空に星が良く見えるものです。4年生の理科では、月や星の学習が年間3回のシーズンに分けて行われています。7月は、「星の明るさや色」について学習しました。夏の大三角形や星座について学び、星にはいろいろな明るさや色があることを知りました。また、星座早見盤の使い方についても学習しています。2学期には、月の動き方について調べました。月が太陽と同じように、東からのぼって南の空を通り、西に沈むことを学習してきました。
 今回は、冬の星に着目して、今までの学習内容が当てはまるのかを確かめます。ちょうど今の時期は、東から南の空にオリオン座が輝いて見える頃です。また、北の空ではカシオペヤ座が見やすいでしょうか。それぞれの星座が、時間がたつとどの方向に動いたかを調べたり、星の色が様々であることなどを観測します。・・・と言っても、夜に行う宿題で、各家庭にご協力いただかなければできません。オリオン座は東京でも見つけやすいと思うので、ぜひ夜空を一緒に眺めてみてください。(写真下)

12月19日(月) その2

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 1年生は、国語の時間に「てがみで しらせよう」という学習をしています。遠く離れた人に手紙を出すということは、1年生ではまだ経験がない子が多いはずです。この単元では、実際にハガキに伝えたい文面を書くことを中心に学習を進めていきます。
 まず、誰にどんなことを伝えようかと考えさせていきました。1年生の子ども達が真っ先に思い浮かぶのが、おじいちゃんやおばあちゃんといった親戚の方々です。次に、手紙に書く内容を考え、下書きの用紙に書いていきました。音楽発表会のことを書いている子が多かったようです。また、現在体育で取り組んているなわとびのことを書いていた子もいました。(写真上)
 下書きが完成したら、いよいよハガキへの清書です。1組では、書き終わった子のハガキを一人ずつ先生が点検をしてあげていました。宛先を書くのは、持ち帰って家の人に書いてもらいます。ちょうど、年賀状を書く時期でもあります。これを機に、年賀ハガキを書くことも教えてあげると良いと思います。
 ところで、大人でもハガキを出すという機会は昔よりずいぶん減ってきています。電話やメールで済ませてしまうことが多く、手紙で近況を伝えたりお礼を伝えたりするということは珍しくなってしまいました。年賀ハガキも、近年は「終活年賀状」というものが出始めているようです。「もう来年からは年賀状を出さないことにします。」という「年賀状じまい」を考えている人が増えてきたとか…。年賀状を書く楽しさが、いつの間にか手間や苦痛に感じてくれば仕方のないことかもしれませんが、少し寂しい気もします。
 一方、4年生は、国語の時間に「冬の楽しみ」という学習をしています。季節ごとに日本の文化や伝統的な行事、季節を表す言葉などについて学ぶ学習単元です。教科書では、「冬」として12月〜2月の3か月間を取り上げて紹介しています。「師走」、「睦月」、「如月」という月の言い方や、「冬至」、「大みそか」、「お正月」、「節分」といった季節行事、さらには「かぼちゃ」、「年越しそば」、「おせち」、「七草がゆ」などの食べ物に関する言葉も載っています。(写真中)
 面白いなと思ったのは、教科書に日本各地の雑煮が写真入りで紹介されていることです。「雑煮には、地域によって、味付けや餅の形、具が違います。」という注意書きがあり、岩手県と東京都、京都府、香川県の雑煮の写真が掲載されています。岩手県の雑煮は、別のお椀に餅を取り出して、くるみだれにつけて食べるものです。京都府は、白味噌を使った雑煮で有名です。また、香川県は、あんこの入った餅を使った雑煮です。(確かに、小さな写真ですが、半分に切った餅からあんこが見えている写真が使われています。)きっと、全国にはもっといろいろな雑煮があるのでしょうね。
 3年1組の教室では、「ふろしき」という道徳の授業が行われていました。この資料を使った学習は、身近にある我が国の文化や伝統に触れ、日本の文化や伝統を大切にしていこうとする気持ちを育てることをめざしています。
 ふろしきになじみのなかった主人公の女の子が、きれいな布を見つけ、ふろしきであることを知ります。母から話を聞いて、実際に使ってみることでその良さについて身をもって知ることになりました。そして、他の日本の古いものの良さにも思いをはせていく・・・というお話です。
 授業の始めに、風呂敷が家にあるか聞いたところ、数人の子の手が挙がりました。しかしほとんどの子は、「家にあるかどうか分からない」「見たことがない」という回答でした。確かに、私の家にも風呂敷があるのかどうか…。最近はふろしきを見なくなりました。物を運ぶ時は、手提げバッグやビニール袋を使うのが一般的な生活になってしまったからです。しかし、環境問題がクローズアップされてきている近年、伝統的なふろしきの文化がまた見直されても良いように思います。昔の人々の「エコ」感覚と、日本文化の「粋(いき)」な計らいがふろしきにあるように感じられます。(写真下)

12月19日(月) その1

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 今学期最後の全校朝会を校庭で行いました。ちょうどサッカーワールドカップの決勝戦が行われた翌日です。(翌日というか、ついさっき終わったばかりというか…)そこで今日の朝会では、「サッカーワールドカップから学ぼう」というテーマで話をしました。
・・・サッカーワールドカップ カタール大会が終わりました。夜中に決勝戦が行われ、アルゼンチンが優勝を果たしました。11月から開催されていたこの大会では、全日本代表チームが大活躍していました。きっと、日本チームの試合の様子を見たよという家庭が多かったのではないでしょうか。校長先生も、夜中や明け方にテレビをつけて試合の様子を見ていました。日本チームは、1次リーグで強豪のドイツとスペインに勝つという快挙を成し遂げました。決勝リーグでは、今回3位となったクロアチアにPK戦で敗れてしまいましたが、日本チームの戦いぶりは、世界中の人から絶賛されるほどすばらしいものでした。
 ところで、今回のサッカーワールドカップから、たくさんのことを教えられたように思います。仲間を信じて協力し合うことの大切さや、最後まであきらめないこと、あるいは気持ちを切り替えてがんばろうとする心など、選手たちからたくさん学ぶことができました。それらの中でも、校長先生が一番重要だなと思ったのは、「目標に向かってがんばることの大切さ」です。日本チームは、「今までのワールドカップで一度も到達したことがないベスト8まで勝ち進もう」という目標でこの大会に臨んできました。結果、惜しくももう一歩というところで負けてしまいましたが、ベスト16まで勝ち進むことができたのは、大きな目標をもってがんばる気持ちがあったからと言えます。
 今週金曜日に、2学期の学校生活が終わります。9月の初めに、2学期の自分のめあてを決めて学校生活がスタートしました。目標に向かって、毎日がんばってきましたか? そして、目標に対してどれだけ達成することができたでしょうか。初めのうちは、「よし、がんばろう!」と意気込んで目標を立てておきながら、1か月、2か月と経つうちに、気持ちが薄れてきた人はいませんか? 目標をもち続けてがんばるというのは、簡単そうで実は難しいことです。
 9月から10月にかけて植え替えをしたサクラ草に、少しずつ花が咲き始めています。これからますます寒い季節を迎えますが、サクラ草は元気に育っていきます。葉がたくさん茂ってきたので、きちんと鉢の底から水が出るまでたっぷりと水をあげるようにしてください。また、枯れた葉っぱや黄色くなった葉っぱは取り除くようにします。(サクラ草の鉢を見せながら今後の管理の仕方を説明する。)
 ところで、クラスごとに植え替えを指導した時に、毎日必ずサクラ草にあげるものについて話をしたのを覚えていますか? 2つありました。「水やり」と「愛情」です。植え替えをしてしばらくの間は、みんな必ず水やりと愛情を注ぐために、毎日自分の鉢のところに行っていましたよね。その後も続けていましたか? 1つのことを毎日続けるというのは、簡単そうでありながらとても大変なことです。丹精込めて植え替えたサクラ草は、いよいよこれからたくさんの花を咲かせる時期に入ります。今後も毎日、水やりと愛情を忘れずにあげていきましょう。・・・(写真上)
 続いて、表彰を2つ行いました。読書感想文コンクールに応募した子ども達への表彰(写真中)と、今年度のジュニアリーダー講習会に参加した子への修了証授与を行いました。(写真下)

12月16日(金)

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 今日は、4年生の社会科見学がありました。浅草寺周辺の見学と、ガスの科学館「がすてなーに」に行ってきました。
 午前中は、バスで浅草に向かいました。4年生は、社会科で東京都の学習を1学期から行ってきています。さらに今学期は、浅草に昔から伝わる「三社祭」についても学習しています。実際に古くから伝わる街並みを見学するために、社会科見学のコースに入れました。
 渋滞も考えて、早めにバスに乗って出発しましたが、首都高に乗るまでの川越街道が混んでいました。結局、予定よりも30分近く遅れて浅草に到着しました。浅草は、やはり東京を代表する観光地です。人、人、人…と、たくさんの人が観光に来ていました。修学旅行の中学生や高校生の団体が多く、他にも外国から来た観光客もたくさん見られました。
 2クラスが6つのグループに分かれ、それぞれにボランティアガイドさんが説明役につきました。見学時間は短くなりましたが、ところどころで立ち止まって、浅草の歴史や建物の説明をしていただきました。私も1つのグループを担当し、混雑をかき分けながら一緒に説明を聞きました。雷門では、大きな提灯(提灯の底には、龍の彫刻が彫られています)や左右にある風神雷神の説明をしてもらいました。(写真上)
 仲見世通りを浅草寺に向かって歩いて行くと、両側からいい匂いが漂ってきました。人形焼きやお団子を売っている店を気にしながら、はぐれないようにガイドさんの後をついていくのが大変でした。ところどころで修学旅行生の行列ができていて、インスタ映えするカラフルな団子が人気のようでした。
 宝蔵門には、4.5mもある大きなわらじが飾ってありました。この門は、仁王門とも言い、大わらじは仁王様の力を示しているそうです。そして振り返ると、立派な五重塔がありました。この辺りは、どの方向を見てもすばらしい建築物が見られる撮影スポットになっています。(写真中)
 この他にも、本堂から浅草神社、そして樹齢800年と言われる御神木のイチョウの木の説明もしてもらいました。まだまだ見どころたっぷりの浅草寺です。ぜひ、家族でゆっくり見学に行ってみてください。ほとんどの修学旅行生が手にしていた「いちご団子串」は、要チェックスイーツです。
 次に、バスに乗ってお台場に向かいました。レインボーブリッジでは、バスの左右の窓からすばらしい景色を見ることができました。ガスの科学館「がすてなーに」は、豊洲市場の近くにあります。
 バスを降りるとちょうど12時でした。近くの公園で、お弁当を広げました。お台場に立ち並ぶタワーマンション群の絶景を眺めながら、暖かな日差しの下でお弁当を食べました。
 ガスの科学館では、クラスごとに館内を見学しました。ガスの秘密やエネルギーについて、様々なブースで体験しながら学ぶ施設になっていました。ガスは、もともとは無色透明な物質です。ガス漏れがあった場合に分かりやすいように、後からにおいをつけているという説明がありました。また、ガスは、超低温の液化天然ガスとして輸入しています。地下資源としての天然ガスは、あと53年で人類が使い切ってしまうそうです。科学館のガイドをしていたお姉さんが、「53年後はみなさん何歳ですか? 」と聞きました。そこにいた3人の子が「63歳です。」と元気に答えましたが、私は答えられず…。
 最後に、正面玄関内でクラス写真を撮りました。写真屋さんが、「みんな疲れた顔になってるよ〜。笑顔で、ハイッ!」とシャッターを切りました。そこには気球の模型があり、ガスの火で空気を温めるところが見られます。しばらくして温まった空気がいっぱいになり、気球が上に行くところが見られました。(写真下)
 古い東京の歴史と、近代的なお台場の風景の両方に触れることができました。自分たちの住む東京をしっかり感じ取れた一日でした。

12月15日(木)

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 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球と乾電池を使い、電気を通すつなぎ方(回路)について調べていきます。また、電気を通すものや通さないものについて、実験を通じて確かめます。だいぶ前になりますが、今のように低学年に生活科の時間がなかった頃、1,2年生にも理科や社会科の学習がありました。その頃は、豆電球を使った回路の実験は、低学年で指導していました。
 3年生の子ども達にとって、乾電池は日常的によく目にしていることでしょう。おもちゃやゲーム機、リモコンの電池など、どこの家庭でも様々に使われています。また、いろいろな大きさの乾電池があることや、プラス極とマイナス極があることも知っている子が多いのではないでしょうか。しかし、豆電球は初めて目にする子が多いかもしれません。ソケット付きの豆電球と乾電池をつなぎ、明かりが点くだけで子ども達は大喜びです。この単元の初めの方で、豆電球の仕組みを知るために、ソケットなしで明かりを点けるという実験があります。豆電球には、意外に大人でも知らないような秘密が隠されています。
 ところで、今日2組が教室で行っていたのは、電気を通すものと通さないものを調べる実験でした。豆電球と乾電池をテスター代わりに使い、どんなものが電気を通すか(豆電球の明かりが点くか)調べていきました。はさみやクリップ、アルミホイル、空き缶は電気を通しました。一方、ペットボトルや輪ゴム、ノートは電気を通しませんでした。ちなみに、空き缶はスチール製とアルミ缶の2種類用意してあり、外側の塗料を削ってあるところを使いました。
 では、硬貨は電気を通すでしょうか? 10円玉を使って実験をしました。豆電球の明かりが点いて、電気を通すことが分かりました。(写真上)
 6年生の音楽の時間に、「剣の舞」の鑑賞教材を使って授業が行われていました。「曲のおもしろいところを見つけて聴こう」というめあてで鑑賞していました。剣の舞は、誰もが聞いたことがある曲でしょう。テレビの番組や運動会などでよく使われています。・・・ティンパニの力強い前奏の後、木琴の速く激しい旋律が始まり、合いの手にトロンボーンのグリッサンドが入ります。中間部にはサクソフォーンが妖しげな音楽を奏で、また初めの旋律に戻るというABAの三部形式の曲です。個々の楽器の音色や旋律、リズムが特徴的で、子ども達にとって曲の面白さを感じ取りやすい曲です。
 鑑賞は、DVDを使って行っていました。使われている楽器を知るためにも、映像で見せる音楽鑑賞は重要なことです。しかし、その映像はちょっと古いものでした。30年以上前のものです。映っていたのは、NHK交響楽団のコンサートから取られた演奏でした。指揮者のホルストシュタインが首席客演指揮者をしていた頃です。80年代の後半頃でしょうか。(写真中)
 また、ティンパニ奏者も超有名な懐かしい人が映っていました。ペーター・ゾンダーマンという、ドレスデンのオーケストラのティンパニ奏者として名高い人でした。ゾンダーマンは、ドイツの指揮者に呼ばれて、時々N響に客演して参加していました。N響の音を変えたと言われるほどすごい奏者でした。剣の舞は、出だしでいきなりティンパニの強打があるので、アップで映っていました。
 今日の5校時に、6年生の算数の研究授業がありました。「順序よく整理して調べよう」という、順列や組み合わせを調べる単元の授業でした。昨日までは順列について学習していましたが、今日の学習内容は「組み合わせ」を調べるものでした。A〜Dの4チームで試合をする場合、どのような組み合わせが考えられるのかを調べる問題でした。この場合大切なのは、「落ちや重なりがないように調べる」ということです。
 ホップ、ステップ、ジャンプの習熟度別に分かれた3つのコースで、子ども達は様々な考えを出し合って解いていきました。10月に続いて、年間講師をお願いしている教育アドバイザーの山口先生にご指導をいただきました。授業会場が3階と4階に分かれていたため、教室を行ったり来たりしながら参観していただきました。(写真下)

12月14日(水)

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 4年生は、国語の時間に「感動を言葉に」という学習をしています。この単元では、「詩を書く」という言語活動を中心に指導します。2組では、最近心を動かされたことなどを一生懸命に思い出して、詩に書きたいことを選んでいました。
 教科書には、2つの詩が載っています。1つは、まど みちお さんの「ニンジン」という詩です。これは、まど さんの有名な一行詩です。「おふろあがり」としか書いてありません。でも、なんとなく掘りたての真っ赤なニンジンが目に浮かびます。お風呂上がりの体のように、湯気が立ち上っているようなニンジンが、たった一行で表現されているのはすごいなと思います。
 「さあ、詩を作ってみましょう。」と先生が言っても、そうすぐには思いつくものではありません。子どもが詩を考えると、たいていは身近にある文房具や窓から見える景色が詩の題材になりやすいものです。しかし、「感動を言葉に」という単元名の通り、最近心を動かされたことの中から、最も伝えたい題材を選ぶ必要があります。
 日常生活の中で心を動かされるという経験自体、そうあるものではありませんが、家で詩の題材を考えさせてきたのでしょうか。画用紙に作った詩を書いている様子を見て回ったら、「母」や「けんか」、「ワールドカップ」を詩に表している子がいました。(写真上)
 1年1組の教室では、図工の時間にクリスマスリース作りをしていました。折り紙で作るクリスマスリースは、様々な折り方が紹介されています。その中でも最も簡単な、折り紙8枚で作る方法で行いました。隣り合う折り紙の色を変えて作ると、とてもきれいなリースが出来上がります。
 簡単と言っても、それは折り方のことです。同じように折った8枚を、上手にのりで貼り付けてリースにしていくのは、1年生には難しいことのようでした。折り目に合わせて角度が一緒になるようにのり付けしていかないと、8枚目でちょうど一周になりません。1年生でも、1学期にはここまではなかなかできなかったでしょう。1年生なりに試行錯誤する知恵が身についたのだなあと成長を感じました。また、クラスには優しい子がいるもので、早く出来上がって合格した子が先生代わりになり、いろいろな子に教えてあげていました。(写真中)
 6年生の各クラスに、出張美術館の授業がありました。三井記念美術館とキャノン株式会社の協力で、貴重な授業をしていただきました。
 体育館に国宝の「雪松図屏風」を展示してもらい、子ども達が鑑賞するという授業でした。もちろん、国宝の屏風を学校に運び込むことは不可能です。今回持ってきていただいたのはレプリカで、本物そっくりに伝統工芸士が作った作品です。レプリカと言っても、とてつもなく高い値段の屏風とのことでした。
 屏風についての説明の後、体育館の照明を消し、ろうそくの火と同じ程度の明かりで鑑賞をしました。昔は蛍光灯はなく、当時の人々は、昼間の明るさかろうそくの火で屏風を見ていました。
 最初は離れた位置から鑑賞し、グループで感想を伝え合いました。その時は、「描かれているのは松の木ではないか」、「雪が積もっているので冬の景色だろう」という程度でした。次に、屏風に近づいてじっくり鑑賞していきました。色の強弱や、松の葉のタッチまで鮮明に見えてきました。(写真下)
 また、「雪」を表現している白い部分が、白を塗っているのではないことにも気づいた子がいました。紙の色の「白」を生かして、何も色をつけずに雪が表現されていました。木曜日に、水彩画の査定をするテレビ番組があります。そこに出てくる特待生は、やはり画用紙の白を生かす手法をよく使っています。
 キャノンは、高解像度の撮影技術を生かして、多くの国宝級の作品を高精度複製品として制作するプロジェクトに取り組んでいるそうです。今回のように、本物に近い美術作品を学校に持ってきていただき、教材として授業に活用できるというのは、とてもありがたいことです。

12月13日(火)

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 今日は、6年生の社会科見学がありました。電車を使い、科学技術館と国会(参議院)の見学をしてきました。
 旭町小は地下鉄の駅が近いので、電車を使って移動する社会科見学も便利です。まず、有楽町線で飯田橋まで行き、歩いて科学技術館に向かいました。
 科学技術館が空いている時間帯であったため、約1時間の見学を混み合うことなく、ゆっくりと楽しむことができました。科学技術館は、5階まで科学に関する様々な体験施設が充実している場所です。展示物を自分で操作して学べるようになっていて、小学生の子ども達が一日たっぷりと楽しめる施設です。(写真上)
 この北の丸公園内にある科学技術館は、およそ60年前につくられました。私が子どもの頃、田舎から東京の親戚の家に遊びに行くたびに、よく連れていってもらった記憶があります。当時は今のようなすばらしい展示物ではありませんでしたが、その頃の小学生にとってはとても近代的で科学的で、目を見張るものばかりでした。もしかしたら、この科学技術館に遊びに行ったことがきっかけで、理科好きになったのかもしれません。ぜひ冬休みに、ご家族で出かけてみてください。
 次に、九段下から永田町まで半蔵門線で移動し、国会議事堂に行きました。普段の国会見学では、都内や関東近郊の小学校が次々とやって来て、最初の待合室が超満員になる場合があります。12時からの見学だったためか、団体は旭町小だけでした。参議院の見学コースを歩いて行き本会議場に着くと、傍聴席に全員を座らせてもらいました。(写真中)
 本会議場内の造りや会議が開かれる様子、天皇陛下が座る場所など、説明を詳しく聞いたり、質問にもていねいに答えてもらいました。また、中央広間や御休所もゆっくり見て回ることができました。見学者が多かったり国会が忙しかったりすると、これら全てが素通りになる場合が多いです。今まで何度も国会の見学に行っていますが、今回ほどゆっくりていねいに見学できたのは、初めのことでした。(写真下)
 見学コースが終わり、正面玄関に出てからクラス写真を撮りました。その頃にはみんなお腹がペコペコです。歩いて10分、日比谷公園に向かいました。公園に着いて、お弁当を広げました。小学校で最後のお弁当となりました。写真屋さんが回って行き、楽しそうにお弁当を食べている様子はしっかり写真に収まっていると思います。が、途中から雨が降り始め・・・。ほとんどの子は食べ終わっていたようですが、何人かは慌てて食べたり持ち帰ることになったかもしれません。あと5分、雨が降らずにいてくれたらと、それだけが残念でした。公園を出て桜田門の駅に向かう途中で雨が止み、日が差してきました。みんなできれいな虹を見ることができたのも、良い思い出になりました。
 バスを使わずに電車で行った分、一日よく歩きました。今日の夜は、きっとみんなぐっすり眠れるはずです。

12月12日(月) その2

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 6年生が、劇団四季の「こころの劇場」を動画配信版で視聴しました。こころの劇場は、日本全国の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクトとして、劇団四季が昔から実施してきた取り組みです。以前は、日生劇場まで子ども達を引率してミュージカルを観に行っていました。数年前から練馬文化センターで実施してもらえるようになり、練馬区の学校はとても便利になりました。それがコロナ禍になり、2年前は実施することができませんでした。昨年度は、今回と同じく動画配信で各校で視聴することになりました。ちなみに、練馬文化センターは、現在改修工事中です。来年度は、新宿文化センターを使ったこころの劇場が予定されています。
 今回、6年生が観た劇は、ミュージカル「人間になりたがった猫」です。劇団四季ファミリーミュージカルの中でも、特に人気が高い演目で、今まで何度も再演されてきています。アメリカの作家ロイド・アリグザンダーが書いた本が原作になっています。人間の言葉が話せる猫ライオネルは、人間になるのが夢でした。ある日ライオネルは、魔法使いの主人ステファヌスに口答えをしてしまいます。その「罰」として、ステファヌスはライオネルを2日間人間に変えました。それからというもの、人間の街で数々の危機に見舞われていきます。しかし、ライオネルとその仲間たちは、「仲間」の必要性や重要性に気が付いていくのでした・・・という内容です。
 ミュージカルなので、場面場面に印象的な歌やダンスが入ります。「すてきな友達」と「すてきな気持ち」の2曲が繰り返し歌われ、ミュージカル全体を盛り上げていきます。今年の6年生も、実際に劇場で生のミュージカルを観ることができませんでしたが、どんな感想をもったことでしょう。(写真上…著作権の関係で、ミュージカルの部分は写すことができません。)
 1年生は、国語の時間に「おかゆのおなべ」という学習をしています。外国の昔話に親しみ、読んで感じたことを友達と共有しながら、いろいろなお話があることに気づかせていく単元です。
 教科書に載っている「おかゆのおなべ」は、「おいしいおかゆ」という題名で出ているグリム童話の1つです。貧しい暮らしをしていた女の子とお母さんが、魔法の鍋を手にしたことでひと騒動を起こしてしまう…というお話です。昔話には、それぞれ教訓となる視点が含まれています。「おかゆのおなべ」では、「後先考えずに行動してしまうと、大変な目に遭ってしまう」ということでしょうか。
 2組では、先生の範読に続いて、各自で音読の練習をしていました。1年生も2学期の終わり頃になると、初めて出会う文章にもスラスラと読める子が増えてきます。目で文章を追いながら、自信をもって読み進めている子がたくさんいました。また、中には指で文字を追いながら読んでいた子もいます。それも大切なことです。正しく読めるように、繰り返し音読の指導をしていきます。(写真中)
 1年2組の外に、鉢花が置いてありました。ミニシクラメンについては先月お伝えしましたが、その他にシャコバサボテンとポインセチアの鉢がありました。特にポインセチアは、クリスマスが近づいてきたこの時期にぴったりの鉢物です。真っ赤な花が、サクラ草の水やりにやって来た2年生の子ども達の目にも鮮やかに映ったようでした。(写真下)
 実は、「真っ赤な花」というのは真っ赤な誤りです。赤い花びらのように見える部分は、正しくは「苞(ほう)」と呼ばれ、つぼみを包む葉っぱにあたるところです。ポインセチアの正式な花は、その苞の中心にある黄色く小さく集まった部分を指します。同じように、苞が花びらのように美しい植物として、ブーゲンビレアやハナミズキなどがあります。
 ポインセチアと言えば、昔から赤が主流でした。しかし最近は、クリーム色から斑(ふ)入りの品種まで、多種多様に改良されてきています。原産地はメキシコなどの中南米なので、日本のような寒さは苦手です。特に夜は、暖かい室内に置くようにしなければなりません。寒さや水のやり過ぎで、緑色の葉が落ちてくることがあります。春にはまた元気に育ちますが、来年の冬に同じように真っ赤な部分を作るためには、短日処理をしなければなりません。一度挑戦したことがありますが、「新しい鉢花を買い求めた方がきれいに咲く」ということに気がつきました。

12月12日(月) その1

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 久し振りに、校庭で行う全校朝会がありました。今朝は、「お手本をよく見て書こう」という話をしました。
・・・2学期の学校生活は、今週と来週の2週間を残すのみとなりました。今週から、書き初めの練習に取り組むクラスがあることでしょう。どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。また、冬休みが明けて3学期に入るとすぐに書き初めを行い、校内書き初め展が開かれます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの練習にしっかり取り組むことが大切です。
 1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上でまず一番大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、左側にお手本を置き、筆を入れる位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ゆっくりと書き進めていきます。ですから、書き初めを上手に書こうと思ったら、何度もお手本を見ながら一画ずつていねいに書いていくことが大切です。
 次に、一枚書き終わったら、自分が書いた作品とお手本をよく見比べてみましょう。中心が少しずれていたり、漢字とひらがなのバランスが取れていなかったりと、いろいろな改善点に気がつくはずです。完全にお手本通りに書ける人はいません。お手本と見比べることで、次の一枚を書く時に自分はどこに気をつけたら良いかという目標が見つかります。
 最後に、学年と名前もていねいに書くようにすることが大切です。3年生以上の毛筆では、学年と名前を書く位置も重要になってきます。これもお手本を参考にしてみてください。書き初めは、自分の学年と名前も作品の一つです。最後までていねいに取り組み、自分の納得のいく作品が書けるようにがんばりましょう。
 11月のふれあい月間では、いじめについて真剣に考え、全校児童が標語を考えました。標語を考えることも大切ですが、最も重要なのは、本当にいじめをしないということです。そして、自分も一緒にかかわっていじめをしないこと、さらにいじめを見逃さないということです。標語を考えることで終わってはいけません。自分の行動に移していきましょう。
 さて、いじめにつながるようなことでなかったとしても、友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子を時々見かけることがあります。学校の先生方は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基に指導しています。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。
 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、誰でもよいですから伝えるようにしてください。また、もし大人からの暴力で困っていたら、今週各クラスでアンケート調査を行うので、そこに記入するようにしてください。誰もが、暴力のない明るい気持ちのあふれる旭町小を望んでいるはずです。・・・
 続いて、表彰を2つ行いました。まず、練馬区の健やかカレンダーに応募し、入賞・入選した子ども達の表彰です。今年は、6年生の子がカレンダーの原画に採用されるという快挙を成し遂げました。3月のひな祭りの絵を描いて応募し、見事に入賞を果たしました。各教室に掲示される健やかカレンダーを見かけたら、ぜひ3月の絵にご注目ください。このカレンダーは、区内全ての小中学校に掲示されます。(写真)
 もう一つは、バトミントン大会で準優勝した子の表彰でした。東京都の低学年の部での準優勝です。全校で、大きな拍手を送りました。

12月10日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。また、道徳授業地区公開講座として、全学級の道徳の授業公開と講演会を行いました。
 1校時は、1年生〜3年生の道徳の授業公開がありました。1年生の教室では、「さるくんはだめ」という資料を使った「公正・公平」に関する授業をしていました。これは、現在1年生で使っている道徳の教科書にはない資料です。東京都道徳教育教材集に掲載されている資料です。道徳の授業では、担任の判断で、他の教科書や以前使っていた副読本から引用した資料を用いて授業をする場合があります。
 リスと小鳥とキツネが、木の実を集めてケーキを作る相談をしています。そこにサルがやってきて、仲間に入れてもらおうとしますが、断られてしまいます。・・・サルくんが友達から仲間外れにされてしまった時の気持ちや、周りの友達の気持ちを考えさせることを通じて、誰に対しても仲間はずれにしない心情に結び付けていく内容です。(写真上)
 資料には、「おこりんぼうの さるくんがやってきました。」と書いてあるので、いつも怒ってばかりいるから仲間に入れてもらえなかったのでしょう。見方によっては、「普段の行いを良くしておかないと、いざという時に仲間に入れてもらえない」というとらえ方もできますが、そこは1年生の道徳です。どんな子であっても、「みんな平等にしなくてはいけないね」という方向で考えていきます。
 2校時は、体育館で講演会を行いました。本校第16代校長の土屋先生より、「みんなの子供を みんなで育てる」という演題でお話をしていただきました。土屋先生は、校長職の時から道徳教育を専門とされていました。現在は東京教師養成塾の教授の職に就かれていますが、都内の様々な学校からの依頼があり、道徳の研究講師としても忙しい毎日であると聞いています。
 講演会では、道徳教育とはどのようなものか、そして学校で行われている道徳の授業はどうあるべきかについて、分かりやすく話していただきました。さらには、家庭教育や学校教育の役割について、具体的なエピソードを交えながらご講演をいただきました。(写真中)
 3校時には、4年生〜6年生の道徳の授業公開がありました。4年1組では、「より遠くへ」という教科書の資料を使い、「希望と勇気、努力と強い意志」についての学習を行っていました。資料には、パラリンピックの走り幅跳びに出場した谷 真海さんが記した文章が載っています。谷さんは、二十歳の時に、骨肉腫によって右足の膝から下を切除する手術を受けました。様々な困難の末に、スポーツ用の義足と出会い、走り幅跳びの選手として活躍するようになりました。(写真下)
 資料の最後に、ブラジルで開かれたパラリンピック大会で、大きな夢だった5mを超える記録を出せたことが書かれています。そして、「記録ももちろん大切ではありますが、わたしは、それに加えて大切なものを手にすることができたのです。」と書いてあります。授業では、「大切なもの」とは何かを考えさせることを中心に進めていきました。
 子ども達は、自分の好きなことや得意なものには喜んで取り組むことができます。しかし、困難が伴うことには言い訳をして途中であきらめてしまったり、最初から背を向けてしまったりする場合も多いでしょう。自分で目標を決めて努力を積み重ね、やり抜くことができる子へと成長してほしいと思います。

12月9日(金)

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 今日は、3年生の社会科見学がありました。3年生は、一年を通じて社会科の時間に、練馬区の学習をしています。そこで、毎年3年生の社会科見学では、区内巡りを行っています。
 まず最初に向かったのは、JAあおば石神井支店でした。農産物の直売所がある大きなJAの施設です。見学は、3つのグループに分かれて案内をしていただきました。
 見学コースの1つ目は、「キャベツの碑」です。練馬区の特産と言えば練馬大根が有名ですが、昭和30年頃から大干ばつや病害によって栽培が衰退していきました。そこで、代わって生産量が増えたのがキャベツでした。現在は、キャベツの生産量が区内で最も多く、都内でナンバー1の生産量を誇っています。JAあおばの敷地内に、平成10年にキャベツの碑が建立されました。
 見学コースの2つ目は、「バックホー」の見学でした。バックホーは、農業機械の一つで、ユンボやショベルカーとも呼ばれています。土を掘り起こしたり、移動させたりすることができます。また、ブルドーザーのような排土板もついているので、土を平らにしたりする場合にも活躍します。
 見学コースの3つ目は、直売所内の見学でした。区内の農家から届いた産地直送の新鮮な野菜がたくさん売られていました。特にこの時期は、大根やブロッコリーなどがたくさん並べられていました。練馬大根も売られていて、「さすがJA!」と思いました。また、店の外には、花の苗もたくさん置いてありました。花卉農家も区内に多数あるそうです。(写真上)
 続いて、JAあおばのすぐ近くにある「石神井ふるさと文化館」に行きました。ここは、練馬区の郷土資料館として、昔から3年生の見学コースに必ず入っている場所です。各クラスに学芸員の方々が入り、ていねいに案内と説明をしていただきました。
 ふるさと文化館の2階の展示室では、練馬大根の歴史について詳しく説明を聞くことができました。練馬大根は、古くから漬物用として作られてきました。その漬物を作る大きな樽では、5千本もの大根を漬けたそうです。また、3学期に学習する昔の道具の展示についても説明をしていただきました。昔のアイロンや洗濯板など、今の子ども達にとっては初めて見るものばかりでした。
 展示室の一番奥には、昭和30年代の街を再現したコーナーがあります。三輪自動車やちゃぶ台のある部屋の様子、赤電話のあるたばこ屋さんなどが再現されています。中華屋さんの入口にある食品サンプルを見ると、「チャーハン 70円」「ギョーザ 30円」と書いてありました。100円あれば食事ができることに、みんなびっくりしていました。
 このふるさと文化館で有名な展示物の一つに、外にある「旧内田家住宅」があります。区内に残っていた明治20年頃からあった建物を、解体してそっくりそのまま移設した住居です。かやぶきの屋根や井戸水、土間にはかまどがあり、板の間には囲炉裏・・・どれも昔懐かしい農家の住居そのままが展示され、中を自由に見学することができます。私の母の実家が新潟で、小学生の頃まではこのような住居が残っていたので、とても懐かしく感じました。(写真中)
 昼食後、最後の見学先の練馬区役所に向かいました。エレベーターで一気に20階の展望室に行きました。「晴れの日でよかった!」と思った瞬間です。東西南北、どちらを見ても東京都のみならず、関東平野を見渡せるほどよく見えました。旭町小を一生懸命探している子に、光が丘団地にそびえる清掃工場の煙突を指さし、あの向こうだよと教えてあげました。自分たちの住んでいる地域を上から見ると、いかに建物が多いかがよく分かります。(写真下)
 3年生の子ども達にとって、学びの多い社会科見学になりました。

12月8日(木)

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 今日は、図書管理員さんが勤務される日でした。午前中は、1年生の2クラスが図書室を利用していました。部屋の中に入ると、先月までの秋の飾りから一変して、冬の掲示物になっていました。さらに、窓側に並べられたおすすめの本には、「雪」や「やきいも」、「クリスマス」など、この時期に関する本がたくさん紹介されていました。
 その中の一冊に、「いち・にの・さんかんび」の絵本がありました。作者は、くすのき しげのり さんです。作者を見て「おぉぉ〜」と思いました。私の大好きな「おこだでませんように」の絵本を書いた方だからです。思わず手に取り、立ち読みをしてしまいました。くすのき しげのり さんは、学校で起こる日常的な場面をよく絵本にする作家です。どのページにも、「そうそう」、「わかるな〜」という学校あるあるが表現されていました。(写真上)
 「参観日は、『いつも通りでいいからね』と言う先生の方こそいつもと違い、張り切っている。服装が違うし言葉遣いも丁寧で表情もにこやか。」…こういうところも、昔から学校でよくある光景です。また、「ぼく」が参観日を好きな理由が、「せんせいが、いつもよりも もっとニコニコしながらおしえてくれるから」と書いてありました。これは先生側からすると、痛いところを突かれている部分です。(私も経験があります)
 さて、この本に出てくる「ぼく」は、お母さんと妹の前でいいところを見せたくて、ひき算の答えをまだ考えている途中だったのに、みんなにつられて手を挙げてしまいます。他の子が当たるだろうと思っていたのに、最初に当てられてしまいます。「ぼく」は、答えられずにうつむいてしまいます。・・・私も小学校1年生の時に同じ経験があるので、この場面は本当によく分かります。めったに手を挙げない自分が周りにつられて手を挙げてしまい、ゆっくり立ち上がって「わすれました。」と答えました。クラスの子ども達は何とも思わなかったのですが、後ろの保護者から笑い声が響きました。家に帰ってから、どのように怒られたかは覚えていません。嫌な思い出は、何十年と経ってもしっかりと心に残っているものです。
 しかし、安心してください。この絵本では、ちゃんと先生やお母さんが、「ぼく」の失敗をフォローしてくれています。もう一度内容を読み返そうと、昼休みに図書室に行ってみたら、本がありませんでした。きっと1年生の子が借りていったのでしょう。家に帰って、くすくす笑いながら読んでいるのだと思います。
 2年生が算数の時間に学習してきた「かけ算九九」が、いよいよ終わりに近づいてきました。1組では、昨日九の段と一の段が終わり、今日は九九表を見ながらきまりを見つける学習をしていました。(写真中)
 九九表を見ると、「かける数が1増えると、答えはかけられる数だけ増える」ということや、「かける数とかけられる数を入れかえても、答えは同じ」ということに気がつきます。ですから、「7×4」が分からない場合は、「4×7」と四の段を使えば良いわけです。(ただし、4×7も間違えて覚えていたらこの方法は使えません。)また、「7×3」に7をたし算しても答えを見つけることができます。(ただし、7×3も間違えて覚えていたらこの方法は使えません。)結局、九九は全て正しく覚えさせるようにしましょう。
 6年生の保健の授業で、「病気の予防」について学んでいることを昨日お伝えしました。今日は、2組でその続きとして、「生活習慣病」についての学習をしていました。
 最初に、AとBのどちらのメニューが好きですか? という質問がありました。「A牛丼 Bマグロ丼」、「Aハンバーグ B鮭の塩焼き」、「Aフライドポテト Bポテトサラダ」などの選択肢でした。子ども達はAの方を選ぶ子が多いでしょう。私はBですが…。必ずしもAの料理がいけないのではなく、それに合わせる副菜として野菜を摂るなど、バランスのとれた食生活が大切です。
 教科書を開くと、生活習慣病にはどんな病気があるのかが載っています。心臓や血管の病気や、糖尿病、高血圧、脳卒中、がんなど、様々な病気が生活習慣病に入ります。そして、その予防には、今現在の生活が重要であることを学んでいきます。具体的には、日常的に運動を行うことや、偏った食事をしないということです。(写真下)
 今日の給食に、「花野菜サラダ」が出されました。給食後、栄養士さんが各クラスから下膳されてきた食缶の中を一つ一つ調べていました。残菜がどの程度あるのかを、いつもチェックしています。今日の花野菜サラダは、残念ながら残菜が多く出ました。
 各家庭で、ブロッコリーやカリフラワーを子ども達に食べさせているでしょうか? 5年生と行った下田移動教室では、昼の弁当も含めて、3食全てにブロッコリーが入っていました。ブロッコリーに限らず、野菜にほとんど手をつけない子が何人かいて気になりました。偏食は、学校だけでは解消することはできません。

12月7日(水)

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 6年生は、保健の授業で「病気の予防」についての学習をしています。各クラスに養護教諭が入り、より専門的な立場から子ども達に授業をしています。
 病気の予防について理解していくためには、まず病気がどのようにして起こるのかを知る必要があります。2組の教室での今日の授業では、「病気は病原体や体の抵抗力、生活行動や環境が関わり合って起こる」ということを学習していました。現在、最も身近な感染症となっている「新型コロナウイルス」や「インフルエンザ」の発症を例に、その予防について考えていきました。
 ワークシートには、なつこさんが遊園地に遊びに行き、その翌日に発熱した事例が書いてありました。その文章から、何が原因で発熱につながったのかをまず考えさせました。遊園地に行くのが楽しみで、前日の夜に早く寝ていなかったことや、窓の閉まった満員電車に乗ったこと、手を洗わずにハンバーガーを食べたこと…様々な原因が挙げられていきました。
 病気にならないためには、「病原体の発生源をなくすこと」「うつる道筋を断ち切ること」「抵抗力を高めること」が必要です。そこで、なつこさんが病気になった原因の一つ一つが、病気にならないためのどのことに最も関係が深いか、班ごとに意見交流を行いました。(写真上)
 練馬区のホームページを見ると分かりますが、今週に入ってからも区内の小中学校での感染者数が多数報告されています。マスク着用や手洗いの励行、こまめな換気については引き続き指導していきますが、抵抗力を高めておくことも忘れないようにしたいものです。
 5年生は、算数の時間に「比べ方を考えよう(2)」という学習をしています。「割合」についての学習内容で、もとにする大きさが異なる時は、割合を使って比べられることを学んでいきます。「割合=比べられる量÷もとにする量」という言葉の式を活用して問題を解きます。また、割合を百分率(%)で表したり、歩合(割、分、厘)で表すことも学習します。
 今週は、さらに続けて、百分率を使った問題について学習をしています。昨日は比べられる量を求める問題で、今日はもとにする量が分からない場合の問題でした。先月、速さの学習をしていた時に、5年生の算数の山場ということをお伝えしましたが、ここにも大きな山場がありました。この割合の問題を解くには、数量関係がしっかり理解できていないとかなり難しいでしょう。
 「ペットボトルに入ったお茶が、増量して売られています。増量後のお茶の量は600mlです。600mlは、増量前の量の120%にあたります。増量前のお茶の量は何mlですか。」・・・式はどうなりますか? また、その計算を説明することができますか?
 1組で学習していたコースの子からは、様々な考え方が出されていました。数直線を使って考えた方法や「割合=…」の公式を利用した方法など、どれも子どもなりによく考えたものでした。なるほどと思ったのは、「600÷1.2=5」で、1%にあたるお茶の量を求め(5ml)、それを100倍(100%にする)して500mlという答えを求めた方法です。(写真中)
 割合の学習で難しいのは、問題文の中のどれがもとになる量であり、どれが比べられる量なのかという判断です。「100%と見る量は、もとになる量である」と教えても、なかなか子どもには難しいようです。
 4年生は、総合の学習の時間に練馬大根について調べたり、実際に種まきをして育てたりしてきました。学年の畑に種まきをしたのは9月上旬のことでしたから、そろそろ収穫の時期のはずです。
 1組の教室では、練馬大根の実物を先生から見せてもらっていました。畑では、地上部分しか見えていないため、どんな大根かが分かりません。ちょうど昨日の給食で、学校に練馬大根が大量に届き、練馬スパゲティとして味わったばかりでした。栄養士さんが、練馬大根の見本にと、1本を残しておいてくれました。本物に触れる絶好のチャンスになりました。
 練馬区の伝統野菜である練馬大根は、スーパーでもなかなか見かけません。収穫された練馬大根の多くは、漬物に加工されて販売されています。それほど希少価値のあるものになっています。色白で細長く、真ん中部分が少し太いのが特徴です。さあ、4年生が育ててきた練馬大根は、このくらい大きくなっているでしょうか。(写真下)

12月6日(火)

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 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。振り子の1往復する時間に着目させ、「振れ幅」や「糸の長さ」、「振り子の重さ」のうちのどの条件で振幅にかかる時間が変わるのかを調べていく単元です。
 実験の方法は、調べる条件だけを変え、他の条件は同じにして行います。これは、5年生の理科の学習で重要な「条件制御」の考え方にあたります。1学期にも、インゲン豆の発芽の実験で条件制御を行いました。発芽するための条件として、日光が必要であるかどうかを調べるとします。そのための実験は、一方を「日光あり」、もう一方を「日光なし」とし、他の条件(水や土、温度など)は全て一緒にして調べるという考え方です。
 今日、2組では、「ふりこの重さが変わると往復する時間はどうなるか?」というテーマで実験をしていました。振り子の実験器具として、おもりに「鉄球・アルミニウムの球・ゴム製の球」の3種類を使っていました。この実験の場合は、他の条件(振れ幅と糸の長さ)を同じくして行わなければなりません。実験の様子を見ていたら、使っているタコ糸の長さをものさしで測りながら、できる限り正確に実験しようと試みているグループが見られました。ストップウォッチの計測の仕方も含めて、正確さ・厳密さが問われる実験内容です。また、得られたデータの扱い方も重要です。何回かデータをとって平均して比較しますが、実験の誤差が生じます。それをどう考えさせるかというところも、今までの理科の内容にない学習と言えます。(写真上)
 では、実際に実験をして、結果はどうなったと思いますか? 糸の長さと振れ幅は一緒で、おもりの重さだけを変えます。振り子の振幅にかかる時間は、おもりの重さが軽い方が速いでしょうか? それとも重い方が速いでしょうか?
 実生活の中で考えたとしたら、こういう感じになります・・・「同じブランコで、6年生が乗った時と1年生が乗った時とで、往復の時間はどうなるでしょう。」ということです。「体重の軽い1年生が乗った時の方が速い」でしょうか。それとも、「体重の重い6年生が乗った時の方が速い」でしょうか。・・・正解は、往復にかかる時間は「同じ」です。つまり、振り子の振幅は、重さには関係しないということになります。これは、「同じ大きさの鉄球とゴム製の球を同時に落とした場合、地面に着くまでの時間は同じである(ただし、球の大きさは同じものとする)」ということにも通じます。(ガリレオのピサの斜塔での実験)大人でも「ホント???」と思ってしまいますが…。
 12月に入り、どの学年もそろそろ2学期のまとめの学習に入り始めました。1年生は、算数の時間に「どんなけいさんになるのかな?」という学習をしています。2学期に、繰り上がりのあるたし算と、繰り下がりのあるひき算の学習を習ってきました。それぞれ数を分解して、さくらんぼ計算で答えを求める方法を何度も練習してきています。
 この単元では、たし算やひき算の計算を用いて、文章問題に挑戦していきます。文章問題と言っても、教科書にはたくさんの動物の絵が載っています。これから学年が上がっていくにつれて、このように動物の数が全て描かれている絵が見られるわけではありません。問題文をよく読んで、たし算なのかひき算なのかを考えられなくてはなりません。
 「ハトが14羽います。6羽飛んでいくと、残りは何羽になりますか。」というひき算もあれば、「親のシマウマ(12頭)と子どものシマウマ(3頭)では、どちらが何頭多いでしょうか。」というひき算もあります。昔から、算数が苦手という子の一番の理由に「文章問題」が挙げられます。教科書にかわいい動物の絵があるうちに、しっかり問題の意図を理解していけるようにしておく必要があります。(写真中)
 先週まで5年生は、家庭科の時間にご飯を炊く調理実習を行ってきました。今週からは、「みそ汁」作りに取りかかります。5年1組が、3,4校時に調理実習を行いました。
 味噌汁のおいしさの決め手は、「だし」をしっかりとることです。煮干しを使い、頭とはらわたを取り除いてから鍋の水に入れ、下準備をしました。煮干しだけでなく、昆布やかつお節からもだしをとることができます。(家庭科の教科書には、写真入りでいろいろなだしについてり説明があります。)
 子ども達に聞いてみると、煮干しを使っている家庭は少ないようでした。だしの素という便利なものがあり、あるいは味噌自体に「だし入り」と書かれた優れものがあるのですから…。しかし、煮干しを入れた鍋の中が沸騰してきた時、家庭科室全体にいい香りが漂いました。煮干しをいれた、確かな「だし」の風味を感じ取ることができました。
 使った具材は、大根と長ねぎでした。大根は、皮をむいていちょう切りに、ねぎは薄い小口切りにしました。大根が煮えたら、量り取った味噌を溶いて入れ、さらにねぎを入れてひと煮立ちしたら出来上がりです。(写真下)
 「校長先生もどうぞ!」と誘われ、みんなと一緒にいただきました。大根がしっかりと煮えていていながら、ねぎはシャキッとした食感がありました。作り立ての味噌汁のおいしさが堪能できました。そして何と言っても、煮干しのだしがしっかり味わえる、おいしい味噌汁になっていました。「やっぱり、本物の煮干しからだしをとるとおいしいな」と実感しました。

12月3日(土)

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 今日は、高学年の音楽発表会の日でした。師走らしく冷え込んだ朝を迎えましたが、体育館の中では、4〜6年生の熱い演奏が続きました。
 4年生は、最初に「エーデルワイス」のリコーダー奏を発表しました。1学期から、音楽の授業でよくこの曲を練習していたことを覚えています。なかなか合格しなくて苦労した子や、夏休み中に家で特訓した子もいたことでしょう。リコーダーは、3年生の頃から手にしています。しかし、昨年度は感染症対応で、練習がほとんどできませんでした。4年生にとっては、今年度から本格的にリコーダーを始めたことになります。
 1つのバイオリンの音がたくさん重なると、音に深みと広がりが出ます。それと同じく、リコーダー奏にも独特の響きの心地よさが感じられました。とてもきれいな響きでした。(写真上)
 5年生の合唱と合奏は、学年の持ち味を生かした選曲でした。昨日の低学年の発表曲も含めて、他の学年もそれぞれにふさわしい曲が選ばれていましたが、5年生の演奏を聴いていて一番それを感じました。
 5年生の合唱の1曲目の「マイバラード」は、学大付属大泉中学校の教員でもあった松井 孝夫さんが作った曲です。作曲家としてのデビュー曲で、今でもよく合唱コンクールで歌われています。子ども達の多感で繊細な心情が込められた曲です。2曲目は、「君をのせて」…天空の城ラピュタのテーマ曲として有名です。井上 あずみさんが歌って映画とともにこの曲が一躍大ヒットになりました…もう36年も前のことです。その後、合唱曲としてはもちろんのこと、様々な歌手がカヴァーしてきました。サラ・オレインがコンサートでも歌っていました。(写真中)
 6年生は、今回の音楽発表会が卒業前の最後の学校行事となりました。体育発表会でのマーチングの時もそうでしたが、合奏の練習にとても意欲的で、休み時間も熱心に取り組む姿を目にしてきました。合奏「彼こそが海賊」は、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲です。この映画のシリーズは、始まってからもう20年近く経つようです。勇壮な曲想に、6年生の子ども達はノリノリで演奏していました。小学校での思い出の1曲として、6年生全員の心に残ったことでしょう。(写真下)
 高学年の音楽発表会では、合唱・合奏ともに、指揮は音楽専科が担当していました。体育館の横から見ていて気がついたことがあります。マスクをしての指揮は、とても大変であるということです。指揮者は、表情を使って指示を出します。合唱を指揮する時は、声は出しませんが、口を開け閉めしながら子ども達に向かって様々な指示を出しています。それがマスクで隠れたままなのですから、目だけで指揮をしなければなりません。客席側の保護者の皆様には見えなかったと思いますが、すごい目力で子ども達に指示を出していました。

12月2日(金) その2

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 体育館で音楽発表会が行われていた頃、その1階にある家庭科室では、6年1組が調理実習をしていました。先週、調理の計画を立てていた「厚揚げと野菜のチャンプルー」と「青のりポテト」の実習でした。
 にんじんとキャベツを切り、もやしとともにフライパンで炒めます。さいの目に切った厚揚げを追加してから、最後にしょう油と塩・コショウで味付けをして出来上がりです。炒める料理はスピードが肝心です。強めの火加減でサッと炒めることで、シャキッとした食感の炒め物になります。(写真上)
 一方の青のりポテトは、じゃがいもをゆででからお湯を切り、青のりと塩をまぶします。青のりのかかった「こふきいも」です。ゆで具合を確かめるために、何度も竹串で確認をしていました。
 5年生でご飯とみそ汁を、そして6年生でおかずを作るのが小学校の家庭科です。これで一通り1食分の調理ができるようになりました。ただし、おかずは毎日同じものというわけにはいきません。家でも続けてお手伝いをして、自分の料理のレパートリーを増やしていくようにしましょう。
 5年1組の教室では、下田移動教室の発表会が行われていました。11月に下田に行ってから、もうすぐ1か月が経ちます。2泊3日の思い出は、5年生の子ども達の心に深く残っています。帰ってきてから各自で調べたことを基に、Googleのスライドを使ってまとめました。一人ずつ自分で作ったスライドを使い、発表をしていました。
 1組の全員の発表を見たわけではありませんが、とても上手にまとめてあると感じました。インターネット上にある写真を流用すれば、簡単に資料を作ることができます。しかし、肝心なのは、まとめの文章を自分の言葉で書き添えるということです。
 移動教室で行った中で一番印象に残った場所として、爪木崎を取り上げていた子がいました。水族館や釣り体験、シャボテン公園を選ぶ子が多いと思いますが、あの短時間の散策が気に入ってもらえたのはうれしいなと思います。私も爪木崎がお気に入りの場所なので…。(写真中)
 12月20日から1月末まで、爪木崎では水仙まつりが開かれます。移動教室で行った時は人がいなくてガランとしていましたが、水仙まつりの期間中は、たくさんの人で賑わいます。名物の池之段煮味噌鍋(いけんだにみそなべ)を目当てにやって来る人もいます。地元の漁師料理の一つで、魚介類をたっぷり入れた具沢山の汁物です。また下田に行きたくなりました。
 5校時に、1,2年生の教室では絵日記を書いている姿が見られました。今日行った音楽発表会の絵日記です。印象的な出来事があった時、すぐに絵と文で記録を残しておくというのは、とても大切なことです。
 1年1組では、自分たちの合奏の場面を思い出しながら、一つ一つの楽器をていねいに描いている子がたくさんいました。今回の音楽発表会で、いろいろな楽器を見て、その音色を知ることができました。1年生にとっては、それだけでも大行事だったのだと思います。絵日記を見ると、1年生なりに緊張していた様子が伝わってきました。(写真下)

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学校行事
12/23 2学期 終業式
給食終
12/25 2学期終
12/26 冬季休業日始
12/28 閉庁日
12/29 機械警備

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