3年から1年生におすすめの本を紹介しよう(3年生)11月26日(火)、12月3日(火)、4日(水)の3日間をかけて、朝読書や朝学習の時間に1年生におすすめの本の紹介を行いました。3年生の子ども達が決めた本選びのテーマは、「わくわくする本」「想像することが楽しい本」「勉強になる本」など様々でした。 3年生としては、1年生を前に話すことにドキドキしていましたが、自分が巣立った懐かしい教室を訪れることを楽しみにしていたようでした。1年生に選んだ本の魅力を分かりやすく伝えられるように、タブレットのスライドを使って発表の資料を用意しました。タブレットの操作やローマ字入力をすることも学習の一つです。どの子も意欲的に工夫を考えていました。ノートやメモを見ないで発表することにも挑戦しました。 今後も1年生と3年生の交流が深まるとともに、さらに読書への興味が深まるようにも期待しています。 12月4日(水)しかし、子ども達のために、練馬大根の見本を届けてもらうことができました。さっそく栄養士さんに、給食室前に展示してもらいました。登校してきた子ども達が、テーブルの上に並んでいる練馬大根を興味津々で見入っていました。(写真上) 写真には、2本の練馬大根が写っています。左側は引っこ抜き大会で収穫されたもので、右側は田柄の吉田さんの畑で収穫された練馬大根です。吉田さんは有機栽培農家で、学校給食用に野菜をよく納品していただいています。9月には3年生にキャベツの授業をしていただき、10月には2年生が畑に行って芋掘りでお世話になっています。さすが、吉田さんの畑でとれた練馬大根は立派です。真っ白で細長く、1m以上もあります。 練馬大根は、長さとその形状から引き抜くのが大変であると言われています。それだけに毎年区内の畑を使って引っこ抜き大会が催されているわけです。「大根足」という言葉がありますが、もともとは「練馬大根のように白くてスラッとした足」という意味で、ほめ言葉として使われていたそうです。 今日は、さらに吉田さんから青首大根の見本もいただきました。現在は、練馬大根と比べられるように並べて展示しています。青首大根は、よくスーパーで売られている普通の大根です。練馬大根と並べてみると、太さと長さの違いが一目瞭然であることが分かります。それにしても、青首大根もとても立派です。さすが、吉田さんの畑の野菜です。 2校時に、1年2組で教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みです。教育アドバイザーとして、前校長の道山先生にお越しいただき、道徳の授業への指導・助言をいただきました。 授業は、「はしのうえのおおかみ」という資料を使った「親切・思いやり」について考えさせる内容でした。主人公のおおかみが、ウサギやキツネなどの自分より弱い立場の動物たちに意地悪をして楽しんでいるところからお話が始まります。そんなおおかみが、自分より大きなクマに親切にされたことで、心を入れ替えて他の動物たちに優しく接するようになります。親切にすることの大切さや気持ちよさに気付いていくという内容になっています。 資料提示は、先生が手作りしたペープサートで行っていました。黒板に大きな橋がかかり、その上でいろいろな動物たちの会話が始まりました。子ども達はお話にしっかり入り込み、聞き入っていました。低学年の子ども達には、とても有効な手段です。(写真中) 「人に親切にすると、とてもいい気持になる」ということは、1年生の子ども達にも日常的に経験としてあるものです。「人は、親切にしてもらうと優しくなれる」という言葉があります。まずはいろいろな人とかかわり、親切にしてもらったことにきちんと気づかせることが重要です。 今日は、会議があるために、5校時にクラブ活動を行いました。科学クラブは、いつも理科室で活動をしています。今日は、「べっこう飴づくり」の実験をしていました。用意したものは、コーヒーなどに入れるスティックシュガー(グラニュー糖)です。 おたまにスティックシュガーと水を入れ、砂糖水を作ります。それをカセットコンロの火にかけ、割りばしでかき混ぜていきます。次第に砂糖水に粘り気が出てき始め、さらに煮詰めていくとうっすらと黄色みを帯び始めます。タイミングを見て火からおろし、クッキングシートに移し替え、爪楊枝を差し入れます。しばらくして、冷えて固まったら出来上がりです。 べっこう飴は、加熱による砂糖の化学反応をうまく利用したお菓子です。砂糖に水を加えてから加熱溶解した後、さらに煮詰めていくと、温度が上昇するにつれて砂糖の状態に変化が表れてきます。165度でべっこう飴の状態になりますが、さらに温度を上げていくとカラメルソースになり、プリンなどのシロップに使われます。おたまの中で砂糖水が変化していく様子を、子ども達は不思議そうに見ていました。(写真下) 私が担任をしていた時は、毎年科学クラブの担当でした。このべっこう飴が作りたくて科学クラブに入って来る子がたくさんいました。当時はカセットコンロがなかったため、アルコールランプを使っていました。出来上がったべっこう飴は、アルミカップ(蒸しパンなどを作る時に使うもの)に流し込み、持ち帰らせていました。 べっこう飴は、家庭でも手軽に作ることができます。ただし、火を使い、さらに触るとやけどをする危険があるため、子どもだけでは絶対に作らないようにさせてください。 12月4日の給食サバの文化干し焼き 野菜の和風ごま炒め さつま汁 牛乳 一口メモ 給食がある日は、給食室からいろいろな匂いがしてきます。にんにくを炒める匂いや、出汁の匂い、揚げ物の匂い、カレーの匂い、魚を焼く匂いなど、とてもおいしそうな匂いが広がってきます。きっと子ども達は、この給食室の匂いから、「今日の給食は何だっけ?」と考えたりするのでしょう。 「匂い」は、食欲をかき立てる大切な要素です。食べ物の匂いを感じることで、食べたいという気持ちが高まります。そして体も「ご飯の時間だ!」と、お腹の準備を始めます。 給食をもっとおいしく食べるために、給食室からの匂いにも注目してもらいたいと思います。 12月3日(火)1時間ほどの演奏会ですが、プロのオーケストラを聴くのは初めてという子がほとんどでしょう。そこで6年生の音楽の授業では、鑑賞教室の事前指導が行われていました。当日は、指揮者の解説でオーケストラの楽器紹介があります。弦楽器から木管楽器、金管楽器、打楽器等、どのような楽器でオーケストラの音が成り立っているのかを、実際の楽器の音を聴きながら解説してもらえます。 今日の音楽の時間では、それに合わせて楽器紹介の解説をしている映像を見ながら学んでいました。都響オリジナルDVD「探検!発見! オーケストラのヒミツ」という映像です。この映像は、都響が行っている小中学生を対象とした音楽鑑賞教室の事前学習用に各学校へ無料で貸し出ししているものです。YouTubeでも公開されているので、いつでも見ることができます。 元テレビキャスターの朝岡 聡さんが進行役で、楽器の仕組みやオーケストラの成り立ちなどが分かりやすく解説されています。オーケストラも指揮者も当日と同じですが、この映像が製作されたのは17年も前のようです。少し(というか、だいぶ)古い感じがしました。 オーケストラのチューニングで最初に音を出すオーボエの紹介から始まり、木管楽器、金管楽器と一つ一つの楽器の説明がありました。一番重い金管楽器のチューバでは、「息を吹きながら息を吸う」というすご技の紹介もありました。(写真上) 事前配布されたプログラムを見ると、今回はソプラノ独唱の曲(モーツァルトの「夜の女王のアリア」)も入っています。今からとても楽しみになりました。 3年生は、国語の時間に「冬のくらし」という学習をしています。冬に関する言葉に関心をもって集めたり、冬を感じる身近なものについて短い文章を書いたりする活動を行い、語彙を豊かにすることを目指します。 3年生の子ども達は、「冬」と聞いて何をイメージするのでしょうか? その前に、季節感がどれだけあるのかといった分かりにくさも存在します。先週から今週にかけて、とても暖かな日が続いているため、「先生、今は冬ですか?」と質問をしていた子がいたほどです。 教科書には、生活の中で冬らしさを感じるものとしての例文が載っています。「私は、寒い季節には、湯たんぽを使っています。寝る前にお湯を入れて、布団の中で使います。冷たい足を温めてくれるので、よく眠れます。」と書いてあります。確かにホームセンターなどでは、お湯を入れるタイプの湯たんぽが売られていますが、果たして今の子ども達の中で、どれだけの子が使っているのでしょうか? 使っていても、電気で温めるタイプではないでしょうか…と言っている私は、その電気あんか派です。 教科書には、さらに暖房器具として、ストーブとこたつの絵が描いてあります。これも、いかにもという石油ストーブの絵なのですが、子ども達の平均的な家の暖房器具としては、ファンヒーターの方が主流だと思います。子ども達にとっては、「クリスマス」や「サンタさん」など、直近の行事が冬の一番のイメージととらえているようでした。教科書には、「ゆき」という詩が書いてあったり、「銀世界」「雪がっせん」「雪遊び」の言葉と絵を載せたりもしています。住んでいる地方や時代によって、冬という季節のとらえ方の違いがだいぶ異なっているようです。(写真中) 6年生は、算数の時間に「順序よく整理して調べよう」という学習をしています。順列や組み合わせについて、落ちや重なりがないように、起こり得る場合を順序よく整理して調べていく学習です。 先週までは、「順列」について学習をしていました。まず、4人でリレーをする時の走る順序について、どのような場合があるかを調べました。そして、その方法として、4人をそれぞれ記号化して表示することや、順序よく書き出していくことを学びました。さらに、記号を線で結んでいく「樹形図」についても学習してきています。 それに対して今日は、「組み合わせ」について考える授業でした。まず、A〜Dの4つのチームがバスケットボールの試合をする時に、どんな対戦があるのかを調べていきました。順列では、(AB)と(BA)は別のものになりますが、組み合わせでは同じものとして数えます。全ての対戦を考えてから重なっている同じ対戦を消していったり、対戦表に表して考えたりする方法で、どのような組み合わせがあるのかをもれなく調べていきました。(写真下) 今週でこの単元が終わると、6年生で新たに学習する算数の全単元が終了したことになります。残っている教科書のページは、今まで学習したことを使って解く問題や、6年間の算数の復習問題がほとんどです。2学期の終わりと3学期にかけて、小学校の算数の内容をしっかり復習して卒業できるようにしていきます。 12月3日の給食野菜のペペロンチーノ炒め フルーツ白玉 牛乳 一口メモ 今日の給食では、おととい(1日)の日曜日に行われた「練馬大根引っこ抜き大会」で収穫された大根を学校に届けてもらう予定でした。しかし、異常気象が原因で練馬大根の育ちが悪く、予定の量を確保できませんでした。そのため、今日は練馬大根の代わりにいつもの青首大根で「練馬スパゲティ」を作りました。 練馬大根は生産量が少なく、とても貴重な大根です。また、農家さんたちは、この異常気象で日々の野菜の生産にとても苦労をされています。今回は残念でしたが、野菜が食べられることに感謝するとともに、また来年以降に練馬大根が食べられるのを楽しみにしていたいと思います。 1階の給食室前には、練馬大根の実物を展示しています。いつも見かける青首大根との違いを見つけてみてください。 |
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