2月4日(金)いたずらものでありながら憎めないたぬきが、人のよいおかみさんに命を助けてもらったお礼に、糸車で糸を紡ぐというお話です。回したくてたまらなかった糸車を思う存分回して、さらにおかみさんにお礼ができて、喜々として帰って行くたぬきの姿が描かれています。この教材は、たぬきと同化して、おかみさんに対する気持ちを考えさせるのに適した物語です。また、民話の楽しさを味わわせる上での教材にもなっています。 「たぬきの糸車」は、文章表現のおもしろさも味わえる内容になっています。「キーカラカラ キークルクル」という擬音語の繰り返しや、「くるりくるり」 などの擬態語が使われています。さらに、たぬきのしぐさのかわいらしさが、とてもユニークに描かれています。登場人物の行動を中心に、様子や気持ちをとらえさせるのに適した物語教材です。 それだけに、しっかり音読ができるようにしなければなりません。教科書を持って、みんなで一斉に音読の練習をしていました。先生が一文読み、子ども達が繰り返していきます。(写真上) 教室にクラスの子ども達の声が混ざって聞こえてきますが、担任の先生はちゃんと一人一人の音読を聞き分けています。教科書をしっかり目で追っているか、口をしっかり動かしているか(マスクで口元が隠れているので、これは難しい)など、子ども達の様子をよく観察しながら音読の指導をしています。 ところで、この物語には、ためきの他に「おかみさん」が出てきます。昨日2組で、「この時のおかみさんの気持ちを考えましょう。」と先生が言った時、「おかみさんて何?」と質問した子がいました。確かに、そう聞かれると説明が難しいなと思いました。一般的には、おかみさんは漢字で「女将さん」と書き、旅館や料理屋の女主人を指す言葉です。この物語では、木こりの夫婦の妻を「おかみさん」としています。なぜ「おかみさん」という言い方を使ったのでしょう。 「おかみさん」は、主婦に対する親しみを込めた言い方でもあります。逆に、「おかみさん」以外で木こりの妻のことを何て言ったら良いかと考えたら・・・ふさわしい言葉が浮かんできません。あまり深く考える必要はなかったようです。でも、1年生の子には、「大人の女の人だよ。」と教えてあげる必要はあります。 3年生は、算数の時間に「三角形を調べよう」という学習をしています。いろいろな三角形の中から辺の長さに着目して分類し、二等辺三角形や正三角形の定義を学習しました。 今日は、コンパスと定規を使って二等辺三角形を描く学習をしました。底辺を書いてから、コンパスを使って同じ長さの2つの辺を書く方法を習いました。コンパスは、2学期に初めて使い方を学習しています。その時は、きれいな円を描くのに苦労していました。今回は、二等辺三角形の頂点を見つけるためにコンパスを使います。だいぶ扱い方に慣れてきた様子がうかがえました。(写真中) 4校時に、3年2組の授業観察がありました。社会科「練馬区のうつりかわり」から、交通の移り変わりについて学習していました。昔の谷原交差点の写真と現在の様子を比べると、道路の広さや車の数など、大きな違いが見られます。また、西武線の昔の電車と今の電車を比較すると、車両の長さに違いがあることが分かりました。前時に学習した練馬区の人口の変化と合わせて考え、昔と今では人口が急激に増えたことで、交通にも大きな変化があったことが分かってきました。(写真下) |
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