2月9日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1年2組では、子ども達がどのような動物の赤ちゃんについて興味があるのかを、タブレットを使って調査していました。Google フォームを使うと、アンケート形式で一人一人が選んだ動物をすぐに集計することができます。(写真上) 担任の先生が用意した選択肢は、「ゾウ、ゴリラ、パンダ、イルカ、ハムスター、カバ、ペンギン、キリン、コアラ」の10種類でした。集計の結果、ハムスターが圧倒的に多く選ばれていました。1年生の子ども達にとって、それだけ身近な動物なのでしょうか。あるいは、飼ってみたい動物だからなのかもしれません。 この学習場面だけを見ると、「わざわざタブレットを使わなくても…」と思われるかもしれません。練馬区で、タブレットが全児童・生徒に貸与されて、もうすぐ1年が経とうとしています。(今年の1年生は、1学期の後半から貸与されました。)今年度は、タブレットの使い方を様々に試す期間とされています。どのような学習場面で、どのように利用できるのかを、試行錯誤しながらいろいろな場面で活用しています。ですから、子ども達が使い方に慣れるためであったり、教員が活用の仕方を研修していく機会として利用する場合もあります。 6年1組で、「スイッチ」という資料を使った道徳の授業が行われていました。「自由を実現させる心」が主題となった資料でした。 もうすぐ中学生になる女の子が家でだらだら過ごしていると、必ずお母さんがお説教をしてきます。いろいろ言われるたびに、「家にいるときくらい、自由にさせてほしい。」という思いを抱いていました。そんな時、学校の芸術鑑賞会でさまざまなチームのダンスパフォーマンスを見ることになりました。いろいろな年齢や性別の人、障がいのある人が、いっしょになって力いっぱい踊る姿に心を打たれ、気持ちが変わっていきます。・・・ 旭町小の6年生も、大人の支援をわずらわしく感じてしまうところなど、この主人公に共感する部分が多いことでしょう。自我が芽生えてくる頃には、だれでも経験があることです。「自由」とは、「好き勝手をしていいこと」ととらえてしまいがちです。道徳の授業では、この資料を通じて自由の意味を考え、自律的で責任のある行動を取ろうとする心を育んでいきます。 資料の後半に、「自分で自分の生き方を決めることができる自由」という言葉が出てきます。6年生の子ども達は、どこまでこの言葉を自分のものにすることができたでしょうか。(写真中) 3年1組が、音楽の時間に「メヌエット(ビゼー作曲)」の鑑賞をしていました。ハープの伴奏にフルートの美しいメロディが奏でられる印象的な曲です。旭町小の子ども達は、全員がこの曲を知っています。というのは、朝の放送で毎日流れている曲だからです。給食の時の音楽として、お昼に使用している学校もあります。 3年生の音楽の教科書では、「楽器の音色や曲の流れをとらえてきこう」というめあてで、メヌエットを鑑賞曲に取り上げています。最初のフルートの旋律を聴いて、子ども達は、「うつくしい」、「やさしい」、「ゆったりとした感じ」「おだやか」…という言葉で表現していました。しかし、曲の途中でオーケストラの様々な楽器が加わり始め、強奏が入る部分もあります。子ども達は、指先や体を揺らしながら音楽鑑賞に浸っていました。(写真下) ビゼーは、若くして生涯を閉じた天才作曲家でした。(36歳)メロディーメーカーと称されるほど、次々と美しいメロディーを作曲しています。この「メヌエット」は、「アルルの女」の第2組曲の3曲目に演奏される曲です。もともと「アルルの女」は、劇に付けた音楽として作曲されました。ちなみに、「アルルの女」のストーリーは、どろどろの嫉妬と悲劇の内容です。とてもあんな美しいメロディーとは合わない内容ですが、実はこのメヌエットだけ「美しいパースの娘」というオペラから引用されています。ビゼーの死後、友人が第2組曲をまとめ、世に広めました。 |
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