2月15日(火) その2しかし、コロナ禍になったため、生の舞台を小学生に見せることができなくなり、今年度は動画配信版で各校で視聴するという形をとることになりました。今回の演目は、劇団四季のファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話〜こそあどの森の物語〜」でした。練馬区の全校での上映期間が今週中と決められているのと、視聴するのは6年生のみ、教員の人数も決められていました。 時々、6年生の廊下を通りましたが、教室内を暗くして、みんな静かに見入っていました。できれば生の舞台を見せてあげたかったのですが、今年度は劇団四季のご厚意で、オンラインで見ることができたのがせめてもの救いでした。 1年生は、図工の時間に「1年間を振り返ろう」という絵に取り組んでいます。1年生としての1年間を振り返り、学習や行事で心に残った場面を絵に表現します。描き始める前に、4月に入学してからどのような学校生活であったかを、まず全員で振り返ってみました。 1学期にアサガオを育てたり、2学期に全校遠足に行ったりもしましたが、1年生の子ども達にとっては遥か昔の出来事のようです。どちらかというと、昔遊びを楽しんだり、なわとびをがんばったという最近の出来事を選んで絵にしていた子が多く見られました。今回はまずクレヨンで描き、次回に背景を絵の具で仕上げる計画のようです。(写真上) 2年1組で、「ありがとうの絵」という資料を使った道徳の授業が行われていました。「感謝する心」について考える道徳の授業です。 資料では、友達から給食で嫌いなピーマンを残したことを注意され、もやもやした気持ちを抱えた主人公のだいごの姿がまず描かれています。家に帰ってお父さんにそのことを話したところ、「ありがとうって思う時の絵を描いてごらん。」と言われます。友達が傘の中に入れてくれた時のことを描いただいごに対して、お父さんはおじいちゃんに怒られた時の絵を描きました。叱られたことを「ありがとう」と思っているお父さんに驚き、その意味を考えていきます。・・・ 感謝の気持ちを育むというのは、とても難しいものです。とかく「〜をしてくれた」や「〜をもらった」ということばかりに感謝の気持ちが行きやすいものです。資料を通じて感謝の気持ちの視点を変え、家族など日頃お世話になっている人々の善意に気付かせ、感謝しようとする心情を育てていきます。(写真中) 3年生は、理科の時間に「ものの重さ」の学習をしています。今日、1組が実験をしていたのは、「同じ体積でも、物の種類が違うと、重さは違うのだろうか」というテーマでした。理科室には、同じ体積で材質の違う球が用意してあります。それぞれ、木やゴム、プラスチック、鉄、アルミニウムでできています。見た目で予想を立てたり、実際に両手に持って重さを比べたりしてみます。そして最後に、電子てんびんで重さを量ってみます。(写真下) 3年生の子ども達は、物に重さがあるということは分かっていても、体積との関係についてはまだあいまいな理解の段階です。例えば、「鉄1kgと綿1kgでは、どちらが重いでしょう。」という問いに、多くの子は「鉄の方が重い」と答えるものです。重さを手で体感させながら、物の重さを実感させていきます。 理科と算数は、学習に重なる部分が出てきます。しかし、今回3年生の理科で「体積」という言葉が出てきているにもかかわらず、算数の時間に体積を扱うのは5年生からです。それまでは「かさ」という言い方を使っています。昔から解決しない疑問です。 |
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