2月16日(水)6年生を送る会は、どこの学校でも3学期の全校行事としてとても大切にしている催しです。最高学年の6年生に対する感謝の気持ちを高めるとともに、それぞれの学年の成長を認め合う場にもなる行事です。さらに、一年間の最後を飾る全校行事でもあります。それでありながら、体育館に参集せずに終わってしまうのは、とても残念でなりませんでした。 昨日、6年生が劇団四季のミュージカルを動画で視聴しましたが、実際に劇場で見て聴く観劇とは別物でした。6年生を送る会も同様に思います。体育館に全校児童が集まり、ステージ前のひな壇に座る6年生に対して出し物を生で見せていく・・・今まで当たり前に行っていたことができないもどかしさを感じてしまいました。 1年生は、生活科の学習で昔遊びを行っています。今日は、1組でこま回しとあやとりに挑戦していました。こま回しは、3学期に入ってから何度か練習してきたので、だいぶ上手になってきました。こま回しでは、まず紐のかけ方が最初の難関でしたが、今では一人ですいすいと巻き付けることができる子がほとんどです。 一方のあやとりは、毛糸を使って行っていました。あやとりも昔遊びの一つとして扱われています。クラスの子ども達に聞いてみると、学校の生活科で行ったのが初めてで、今までやったことがなかったという子がずいぶんいました。私が小学生の頃は、クラスであやとりが流行っていました。女の子だけでなく、男の子も夢中になってやったものです。「さかずき」や「豆電球」の作り方は、手に毛糸をかければ今でもできます。東京タワーやはしごを作ったりと、難しい技ができる子がクラスで一目置かれる存在になったものでした。また、ひもを長くして、二人で取り合う「二人あやとり」も楽しいものです。(写真上) 折り紙もそうですが、手先を使う遊びは、日本の伝承遊びとしていつまでも残していきたいものです。あやとりの技を覚えるために、タブレットで繰り返し動画を見ながら練習していた子がいました。あやとりにもICTが役立つようになりました。 6年1組で、卒業文集の清書が行われていました。2学期に何度も下書きをして作文を完成させ、冬休みに一度持ち帰って家の人にも内容を確認してもらいました。いよいよその原稿を見ながら、ペンで清書用紙に書き写していきました。(写真中) 2学期は、パソコンにデータを打ち込んで作文の下書きをしていましたが、清書は手書きで行います。やはり、一生の記念になる文集は、12歳の頃の自分の文字を残しておくべきものです。各自家から持ってきたペンを使い、一文字一文字慎重に書き進めていました。試験会場のように、とても静かな教室内でした。 5年生は、社会科の時間に「くらしと産業を変える情報通信技術」の学習をしています。今まで5年生は、社会科の時間を通じて、日本の様々な産業について学んできました。3学期は、それらの産業を発展させるために、情報通信技術がどのように関わっているのかを詳しく学習しています。 1組では、「コンビニの商品が、なぜ品切れにならないのか」ということについて考えさせていました。そして、NHKの動画資料を基に、コンビニでの商品管理の様子を調べました。(写真下) コンビニだけでなく、スーパーマーケットやドラッグストアなど、多くの店舗では、POSシステムが採用されています。「いつ・どの商品が・どんな価格で・どこでいくつ売れたか」という動向を管理できるのがPOSシステムです。お店ごとにポイントカードが大抵あります。ポイント還元があるために、誰もがよく利用しています。しかし、このポイントカードが優れているのは、客側にとってのポイント還元以上に、店側にとっての利点が大きいところにあります。カードを使うたびに、顧客の情報や商品管理が全てリアルタイムでデータ化され、結局は店の売り上げアップにつながっているのです。恐るべし、情報化社会です。 |
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