2月17日(木)正方形の折り紙を配り、同じ大きさになるように2つに切り分けます。正方形を半分に折るには、長方形に折るやり方と三角形に折るやり方、さらに台形の形で切り分ける方法もあります。どれも「1/2」の大きさであることを学習しました。 今回2年生で学習しているのは、今後学習していく分数の基礎の基礎です。1/2の他は、4つに分けた1つ分の1/4しか習いません。今後、3年生では分数の簡単な加法を、4年生では帯分数や仮分数を、5年生では異分母分数の加減や約分・通分について、そして6年生では分数×分数や分数÷分数の計算などを学習していきます。 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。先々週から、金属の温まり方や水の温まり方の実験の様子をお伝えしてきました。今回は、いよいよ最後となる「空気の温まり方」についての実験です。 水と同様に、空気も透明な物質です。どのようにしたら、空気の温まり方を目で確かめることができるでしょうか。教科書では、ビーカーに線香の煙を入れ、底の方をインスタントカイロで温めるという方法が示されています。今日は、1組がまずその方法を使って実験をしてみました。(写真中) 線香の煙を充満させるところまではうまくいったのですが、カイロで温めた後の空気の動き(煙の粒の動き)は見えにくかったようでした。一つには、カイロが十分に熱くなっていないということがあり得ます。また、私がいくつかの班にやってあげたのですが、ビーカーの横からライトの光を当てると煙の動きが見やすくなります。 昨年度、練馬区の理科部員から、示温シートを使った方法を教えてもらったことがありました。今後、もう少し分かりやすい実験方法を、教科書会社側が検討する余地がありそうです。 6年生の音楽の授業で、全盲のピアニストの辻井伸行さんについて学習をしていました。辻井伸行さんについては、6年生の音楽の教科書の表紙をめくるとすぐに、2ページにわたって紹介されています。今日の授業では、辻井さんが幼少期だった頃のピアノの練習の様子や、その才能を見い出した多くの人との出会いについてのビデオを子ども達に見せていました。(写真下) 辻井さんは、2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初優勝して以来、国際的に活躍しているピアニストです。しかし、その才能が開花するまでには、多くの人の支えと出会いがありました。辻井さんは、原因不明の病で視力を失うという障害をもって生まれてきました。ショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くたびに、足をバタバタさせて喜びを表現した様子を見て、母親は音楽の才能を見い出したそうです。点字で書かれた楽譜を読みながらピアノを練習する様子も映し出されていました。いくら音楽の才能があったからとはいえ、その努力は想像を絶するものだったはずです。 7歳で、全日本盲学生音楽コンクールで1位になった時の演奏風景も、画面に映し出されていました。弾いていた曲は、グリーグの曲とシベリウスの「もみの木」でした。わずか7歳の子がシベリウスのこの曲を弾いているとは…と、びっくりしました。 「もみの木」は、シベリウスの「樹の組曲」と呼ばれるピアノの小品集の5曲目です。私がこの曲を知ったのは、10年ほど前のことでした。こんな素晴らしい曲をシベリウスが書いていたのか…と、感激しました。みなさんも、ぜひネット等で探して聴いてみてください。 辻井伸行さんは、今もこの曲がよっぽどお気に入りのようで、アンコールでよく弾く1曲となっています。 |
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