7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

2月4日(金)

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 1年生は、国語の時間に「たぬきの糸車」という物語教材の学習をしています。毎回、繰り返し音読をしっかり行い、お話の内容をきちんと把握できるように指導しています。
 いたずらものでありながら憎めないたぬきが、人のよいおかみさんに命を助けてもらったお礼に、糸車で糸を紡ぐというお話です。回したくてたまらなかった糸車を思う存分回して、さらにおかみさんにお礼ができて、喜々として帰って行くたぬきの姿が描かれています。この教材は、たぬきと同化して、おかみさんに対する気持ちを考えさせるのに適した物語です。また、民話の楽しさを味わわせる上での教材にもなっています。
 「たぬきの糸車」は、文章表現のおもしろさも味わえる内容になっています。「キーカラカラ キークルクル」という擬音語の繰り返しや、「くるりくるり」
などの擬態語が使われています。さらに、たぬきのしぐさのかわいらしさが、とてもユニークに描かれています。登場人物の行動を中心に、様子や気持ちをとらえさせるのに適した物語教材です。
 それだけに、しっかり音読ができるようにしなければなりません。教科書を持って、みんなで一斉に音読の練習をしていました。先生が一文読み、子ども達が繰り返していきます。(写真上)
 教室にクラスの子ども達の声が混ざって聞こえてきますが、担任の先生はちゃんと一人一人の音読を聞き分けています。教科書をしっかり目で追っているか、口をしっかり動かしているか(マスクで口元が隠れているので、これは難しい)など、子ども達の様子をよく観察しながら音読の指導をしています。
 ところで、この物語には、ためきの他に「おかみさん」が出てきます。昨日2組で、「この時のおかみさんの気持ちを考えましょう。」と先生が言った時、「おかみさんて何?」と質問した子がいました。確かに、そう聞かれると説明が難しいなと思いました。一般的には、おかみさんは漢字で「女将さん」と書き、旅館や料理屋の女主人を指す言葉です。この物語では、木こりの夫婦の妻を「おかみさん」としています。なぜ「おかみさん」という言い方を使ったのでしょう。
 「おかみさん」は、主婦に対する親しみを込めた言い方でもあります。逆に、「おかみさん」以外で木こりの妻のことを何て言ったら良いかと考えたら・・・ふさわしい言葉が浮かんできません。あまり深く考える必要はなかったようです。でも、1年生の子には、「大人の女の人だよ。」と教えてあげる必要はあります。
 3年生は、算数の時間に「三角形を調べよう」という学習をしています。いろいろな三角形の中から辺の長さに着目して分類し、二等辺三角形や正三角形の定義を学習しました。
 今日は、コンパスと定規を使って二等辺三角形を描く学習をしました。底辺を書いてから、コンパスを使って同じ長さの2つの辺を書く方法を習いました。コンパスは、2学期に初めて使い方を学習しています。その時は、きれいな円を描くのに苦労していました。今回は、二等辺三角形の頂点を見つけるためにコンパスを使います。だいぶ扱い方に慣れてきた様子がうかがえました。(写真中)
 4校時に、3年2組の授業観察がありました。社会科「練馬区のうつりかわり」から、交通の移り変わりについて学習していました。昔の谷原交差点の写真と現在の様子を比べると、道路の広さや車の数など、大きな違いが見られます。また、西武線の昔の電車と今の電車を比較すると、車両の長さに違いがあることが分かりました。前時に学習した練馬区の人口の変化と合わせて考え、昔と今では人口が急激に増えたことで、交通にも大きな変化があったことが分かってきました。(写真下)

2月3日(木) その2

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 4年生は、理科の時間に「もののあたたまり方」の学習をしています。ものがどのように温まっていくのか、そして金属や水、空気の温まり方の違いについて学習をしていく単元です。
 1,2校時に1組が、5,6校時に2組が、それぞれ理科室で金属の温まり方についての実験をしていました。金属板や金属棒を使い、実験用コンロの火を当ててどのように温まっていくのかを調べました。温まり方を目で見て分かるために、ろうを塗る方法を使いました。板や棒の表面にろうそくをまんべんなくこすりつけて、ろうを塗りつけます。スタンドで固定し、カセットコンロの火を当てて実験をしていました。(写真上)
 点火すると、すぐにろうがとけ始めました。そして、コンロの火が当たったところから先にとけ始め、じわじわと周りに広がっていく様子が分かりました。ろうを塗るというのは、この学習で昔から使われている実験方法です。熱伝導を視覚化するということでは、安価で分かりやすい方法であるといえます。教科書には、鍋に火をつけた場合のサーモグラフィーカメラで撮った写真が載っています。いつか未来の理科室にも、こういうハイテク機器が導入される日が来るのかもしれません。
 2年1組の教室で、展覧会の鑑賞を終えた感想をもとに、絵日記を書いていました。他学年の工作や高学年のトートバッグやナップザックなど、印象に残った作品を絵に描いて仕上げていました。(写真中)
 今日、展覧会を鑑賞した1年生から3年生の子ども達は、きっと「もう一度見に行きたいな」と思っていることでしょう。明日の放課後か土曜日の午後、家の人と一緒に展覧会に来ることができます。可能であれば、ぜひお子さんと一緒に展覧会に来て、会場を案内させてあげてください。
 今日は、2月3日の「節分」です。豆まきをする家庭が多いのではないでしょうか。
 1年2組の教室に、大きな鬼の絵が黒板に貼ってありました。「これはきっとやるな…」と思って待っていたところ、帰りの会が終わったところで豆まきタイムになりました。
 豆の代わりに投げたのは、新聞紙を丸めて作った玉です。一人1個ずつ玉を持ち、自分の心にいる鬼を思い浮かべながら投げていました。(写真下)
 1年前、コロナ禍が収まるようにと願って豆をまいたのですが…。今年もしっかり豆まきをしたいと思います。

2月3日(木) その1

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 今日から展覧会が始まりました。体育館が、すばらしい美術館に大変身して子ども達を迎えました。
 平面作品や立体作品、そして家庭科の作品と、台やパネルを並べて、体育館に全校児童の作品がところ狭しと並びました。また、各学年の装飾作品が、児童玄関から北校舎の廊下、階段と、体育館に行く途中を彩っています。さらに、体育館の上の空間も使い、装飾作品が会場を華やかに飾りました。(写真上)
 今日は、1〜3年生の鑑賞日でした。1,2年生にとっては、初めての展覧会です。担任の先生に連れられて体育館に入ると、思わず「うわぁ〜」という声が上がりました。どこを見ていいのか、迷ってしまうほどです。一通り会場内をクラスでまとまって歩いてから、自由に見学する時間になりました。友達と一緒に、じっくりと見たいところに移動して行きました。
 子ども達は、まず自分の作品を見つけに行きます。ちゃんと自分の作品があったことにホッとし、みんなと一緒に飾られていることに安心し、我ながらよくできたなとニッコリ笑顔になっていました。また、自分の兄弟の作品や、知っている子の作品を探していた子がいました。自慢げに自分の兄弟の作品をアピールしていました。
 展覧会では、鑑賞することも大切な学習です。事前指導をしっかり行い、鑑賞カードを探検ボードに挟んで体育館に行きました。カードには、心に残った作品のことなどを記録していました。(写真中)
 どの学年の子ども達も、最も関心をもって鑑賞していたのが、6年生の「小さな行灯」でした。体育館のステージ上に展示してあります。光と影を楽しむ作品なので、幕を下ろした暗い中で見てもらうようになっています。
 6年生の行灯は、電ノコで4つの面を様々な形にくり抜いて作ってあります。その中には、LEDライトが入っていて、暗闇の中できれいな色を放ちます。さらにライトの色は、しばらくすると次々と色が変わっていく仕組みです。行灯には、上に様々にデザインされた蓋が作られていて、その隙間を通った光がステージ上のカーテンに映るという演出になっています。保護者の鑑賞時間には、懐中電灯を用意していますので、作品の名札を読む時にお使いください。(写真下)

2月2日(水)

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 4年生は、総合的な学習の時間に「都道府県博士になろう」という学習をしています。自分で調べてみたい地方を決め、その地方に含まれる都道府県についてテーマを決めて調べていきます。
 1組では、タブレットを使って様々な情報を集めていました。インターネットの検索機能を使い、食べ物や特産品、名所などが次々と画面に現れてきました。
 今回の学習では、タブレットでGoogleスライドにまとめ、発表資料を作成していく予定です。Googleスライドは、プレゼン資料作成アプリとして、すでに5,6年生が様々に利用してきています。4年生にとっては今回が初挑戦ですが、使い方に慣れておくことも高学年に向けた準備になります。
 今日の午前中は、ちょうどICT支援員さんが勤務する日になっていました。1組の教室に入り、担任の先生と一緒に子ども達にアプリの使い方を指導していました。ICT支援員さんは、練馬区から全ての小中学校に配置されています。月に6日間(午前と午後、それぞれの勤務日が3日間ずつあります。)学校に来て、タブレットを使っている教室を回ったり、先生方へのICT関連の支援を行ったりしています。(写真上)
 2校時に、4年2組の授業観察がありました。算数の「小数のわり算」の授業が行われていました。4年生では、整数÷整数や小数÷整数で答えが小数になる場合を学習することになっています。
 今日は、整数÷整数(6÷4)で割り進みをする場合の筆算(商を小数点以下まで立てて割り切れるまで行う)について学習していました。「6リットルの飲み物を4人で等分する」という問題から、一人分が何リットルになるのかをグループで考えさせていきました。
 旭町小では、どのクラスにもホワイトボードが用意してあります。グループでの話し合いの際にいつも使われています。話し合いでは、まず各自の考えを発表し合い、グループの意見としてまとめていくことになります。その小さな集団の中で、必ずリーダーとなる子が生まれて話し合いが進みます。また、考え方がまとまらない子にとっては、友達の考えから理解が進む場にもなっています。(写真中)
 2年2組の教室で、「空色の自転車」という資料を使った道徳の授業が行われていました。道徳の内容項目の「生命尊重」について考える授業でした。
 交通事故にあって、意識不明の重体になっていたかんた君のところに、先生や友達が次々とお見舞いに来ます。家族の支えもあり、やっと意識が回復して松葉づえをつきながらリハビリに励むようになりました。・・・授業では、リハビリをがんばる主人公の気持ちを中心に考えさせました。家族や友達が心配してくれていることから、自分だけの命ではないことに気がついていきました。(写真下)
 道徳の授業では、年間を通じてどの学年もたくさんの内容項目を指導しています。その中で最も指導が難しいのが、「生命尊重」にかかわる内容です。2年生のこの資料では、主人公の命に対し、周りの多くの人たちが心配をするとともに、回復を喜んでくれていました。そういう中から「自他の生命を尊重する心」へと結び付けて指導しています。

2月1日(火) その2

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 1校時に、6年1組の授業観察がありました。昨日の2組の授業と同じく、社会科の「日本とつながりの深い国々」の単元で、中国について調べていく学習でした。同じ学習内容でも、指導する先生によって授業展開の仕方が違ってきます。中国との貿易について、2種類のグラフから子ども達に考えさせていきました。
 日本の輸入品の中で、中国が占める割合を示すグラフがありました。輸入している野菜の50%は、中国からであるということが分かりました。また、衣類では、輸入品のうちの62%が中国製ということでした。子ども達が自分たちの着ているトレーナーなどのタグを調べてみると、確かに何人か「made in China」と書いてありました。そういう私もスーツの内ポケットについているタグを調べてみたら「made in China」でした。
 授業観察では、たいてい教室の後ろに立って授業の様子を見ることが多いです。今日は受験のためか、空いている席が多かったので、教室の真ん中の座席に座ってみました。子どもの目線になると、黒板や担任の先生がどのように見えているのかがよく分かりました。その後、横にいる子や斜め後ろの子ども達が、ノートに文字を書いている姿をしばらく見ていて気がつきました。短い鉛筆を持って書いている子が多かったのです。
 教室の前の方にも行き、全員の手元や筆箱の中を見せてもらいました。やはり、短い鉛筆を使っている子が何人かいました。短くなると持ちにくくなるので、鉛筆キャップをうまく使って書いている子も見られました。(写真上)
 さらに目に留まったのは、鉛筆の1本ずつにきちんと名前が書いてあったことです。ある男の子の鉛筆は、上の方をカッターで削り、そこに名前がフルネームで書いてありました。(聞いてみたら、自分で名前を書いたそうです。)低学年の頃は、家の人が鉛筆に名前を書いてくれていたはずです。6年生になっても、自分できちんとその習慣を続けているのはすばらしいことです。
 持ち物の一つずつに名前を書くというのは、物を大切にしている証拠です。また、短くなった鉛筆を使っていることにも、物を大切にする気持ちが表れています。物を大切にする人は、人を大事にできる人です。とてもうれしい気持ちになりました。
 先週から展覧会の会場づくりが始まっています。いよいよ展覧会があさってに迫ってきました。毎日、先生方が作品を展示する作業が、夜遅くまで体育館で続けられています。
 今日は、各学年の立体作品の搬入日になっていました。時間を分けて、子ども達が自分の作品を手に体育館にやってきました。1年生の立体作品は、「おめんでへんしん」です。教室に保管していた作品と、ていねいに書いた名札を持って、2組の子が体育館に入ってきました。
 一歩入った途端、いつも運動をしている体育館とは風景が変わっていたので、みんな目を丸くしてびっくりしていました。1年生の展示場所は、入り口を入ってすぐ右側です。台の上に自分の作ったお面と名札をそっと置きました。(写真中)
 目の前には、平面作品として描いた「おしゃれなカラス」の絵が飾ってありました。自分の作品を見つけて、とてもうれしそうでした。遠くには、たくさんの学年の作品が展示してありましたが、「当日までのお楽しみ」ということで、静かに教室に戻っていきました。
 今日の放課後、どの学年も先生達の手で立体作品を並べ替えます。よく、展覧会の感想用紙に「名前順で展示してあると探しやすいのですが…」と書かれる場合があります。本校のみならず、多分どの学校でもそのような展示の仕方はしません。子ども達の作品を様々に並び替えながら、どうしたらより作品が引き立つかを考えながら展示していきます。学校は、一人の利便性を優先するのではなく、常に全体のことを考えています。
 4校時に、音楽室の授業観察に行きました。4年2組が「ソーラン節」の合奏を練習する授業を見ました。
 先週、4年生が音楽の時間に全国のお祭りの映像を見て、日本の独特なリズムや和楽器の様子を学習していることをお伝えしました。その学習を基に、4年生ではクラスごとに「ソーラン節」の合奏に取り組んでいます。
 締太鼓や長胴太鼓はもちろんですが、その他にも鉄琴や木琴、キーボード、大太鼓、ピアノなど、いろいろな楽器で合奏を楽しめるように工夫されていました。練習を繰り返すたびに全員の音とリズムが一つになっていき、子ども達の充実した様子が伝わってきました。(写真下)
 本来ならば、リコーダーや鍵盤ハーモニカを入れたいところですが、3学期からまた控えています。

2月1日(火) その1

 Zoomで全校朝会を行いました。「展覧会、そしてふれあい月間に向けて」という内容で話をしました。
・・・いよいよあさって、2月3日の木曜日から、展覧会が始まります。1年生から6年生まで、全校児童が図工の時間に作った絵や工作、さらに5,6年生は家庭科の作品が展示されます。図工の作品は一人2点ずつ、高学年の家庭科の作品は1点ずつ出品されるので、合計すると体育館の中に約900点の作品が並ぶ予定です。また、その他にも、児童玄関から階段や廊下を使って、装飾作品も展示されます。
 今回の展覧会のスローガンは、「みんなが主役 きらめく個性」です。展覧会は、作品を完成させて終わりではありません。自分の作品とともに、友達の作品、あるいは他のクラスや他の学年の作品を見て心で感じ取ることが重要です。どの作品にも、「どんな形にしようかな」とか、「ここをこうしてみようかな」という一人一人の思いが込められて製作されています。その思いや工夫を感じ取りながら、一つ一つの作品をじっくりと鑑賞することが大切です。
 展覧会では、友達の作品はもちろんですが、自分の作品も大切にするようにしてください。「自分の作品を大切にする」というのは、作品を持ち運ぶ時に気をつけるということだけではありません。展覧会が終わって家に持ち帰ってからも、心をこめて作った作品を大切にするようにしたいものです。
 校長先生が小学校3年生の時に展覧会がありました。今でもはっきりと覚えていることがあるので、紹介します。展覧会に出品した工作は、画用紙と割りばしを使って作った「ぼく・わたしの住みたい家」という作品でした。展覧会が終わり、全員が自分の作った家の作品を持ち帰った次の日のことでした。担任の先生が、少し厳しい顔になり、クラス全体に話をされました。
 「昨日、みなさんはどのようにして展覧会の作品を持ち帰りましたか。大きな作品だったので、持ち帰るのが大変だったと思います。残念なことに、帰り道に作品を振り回して乱暴に扱っている子がいました。心をこめて作った作品だったはずです。今日、Nさんの日記には、このようなことが書いてありました。『私は、展覧会の作品を持ち帰って、2階のところにもう一つ窓を作りました。そうしたらもっとすばらしい家ができました。今度は色も塗って、自分の部屋に飾っておきたいと思います。』」当時、Nさんは、普段はあまり目立たないおとなしい子でした。でも、その時は、とても立派な子だなと感心したことを今でもはっきりと覚えています。
 展覧会は、今週の木曜日から土曜日まで3日間開催されます。土曜日で展覧会が終わってしまっても、みなさん一人一人の作品は、いつまでも輝き続けます。たくさんの時間をかけて工夫し、苦労した分だけ、心に残るものになるはずです。
 さて、今日から2月に入りました。展覧会の始まるあさって、2月3日は「節分」です。そして、翌日の4日は「立春」と言って、暦の上では春になります。昔から、季節の変わり目に悪いことが起きたり、病気や災害が起きたりしやすいと考えられていました。そこで、節分に豆まきをするようになりました。世の中の悪い出来事や病気を「鬼」と見立てて豆をまきます。鬼は、人の心の中にも住みつくと言われています。自分自身の心の中に、どんな鬼がいますか? 忘れ物が多い鬼、言葉づかいが悪い鬼、あいさつの声が小さい鬼、友達に優しくできない鬼、チャイムが鳴っているのに遊びをやめない鬼、うわばきをきちんとそろえない鬼・・・いろいろな鬼がいるのではないでしょうか。豆まきをすることも大切ですが、自分で自分を変えていこうとする気持ちが重要です。
 最後に、ふれあい月間についてのお話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。11月のふれあい月間には、全員がいじめ防止シンボルマークを考え、校内に掲示しました。練馬区の他の学校も、そして全国の様々な小学校でも同じような取り組みをしています。しかし、それでもいじめがなくならないのはなぜでしょうか。「いじめは心の病気である。」とも言われています。まさに、心に鬼が住みついてしまったのかもしれません。しかし、周りの子ども達が「自分は絶対に一緒になっていじめはしない。」とか、「これはいけないことだから先生に伝えてやめさせよう。」という気持ちをもてば、大きないじめになる前にやめさせることができます。一人一人の正義感と勇気が大切です。みんなでいじめのない、楽しい学校生活が送れるように努力していきましょう。・・・

1月31日(月)

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 1校時に、6年2組の授業観察がありました。社会科の「日本とつながりの深い国々」の学習から、中国の貿易の特徴について考えさせる授業でした。(写真上)
 6年生の社会科は、2学期で歴史の学習が終わり、3学期は国際社会に目を向けた内容を学んでいます。教科書では、日本とつながりの深い国として、「アメリカ合衆国」と「中国」、「ブラジル」、「サウジアラビア」を取り上げています。国土の広さも違えば、人口や人種、気候、食べ物など、日本と比べるとそれぞれ大きな違いがある国々です。調べていくときりがありませんが、様々な国についての情報から、日本の文化や習慣との違いを理解することを目的とした単元構成になっています。
 6年生の子ども達にとって、中国という国をどのようにとらえているのでしょうか。ちょうど、冬季オリンピックがもうすぐ北京で開催されます。テレビ等でその様子を見ている子どもが多いのではないでしょうか。また、国土が広く、人口が多いということや、中華料理や漢字が日本に伝えられたということでもなじみのある国です。
 授業では、日本との貿易のグラフを中心に学習を進めていました。日本と中国の貿易(輸出入)のグラフを前時に学習したアメリカ合衆国と比べると、日本が中国から輸入している額が圧倒的に多いことが分かります。日本の貿易相手国の第一位は、もう10年以上も前からアメリカに代わり中国になりました。社会科の学習は、他教科と違って、年々変わってくる内容があります。教科書には、中国の経済都市の代表として、上海の高層ビル群の写真が掲載されています。
 5年2組で、「おおきに、ありがとう」という道徳の資料を使った授業が行われていました。道徳の内容項目の「伝統と文化の尊重」についての学習でした。
 京都の和菓子屋に生まれた主人公の子が店番をしていると、ベトナムから来た留学生の女性が和菓子を買いにやってきました。その留学生から、「日本の和菓子はすばらしい。」と言われたことをきっかけに、大事な気持ちに気づいていきます。・・・
 教科書には、「べべたこ」という名前の和菓子が登場しています。「うさぎの形をしていて、白あんを使い、赤い目は食紅で色をつけている。」と書かれています。電子黒板には、うさぎの形をした和菓子が映し出されていました。しかし、これは和菓子の例として見せた写真です。実際は、練馬区内の有名な和菓子屋さんの「うさぎ饅頭」です。(写真中)
 子ども達にとっては、和菓子よりも洋菓子の方が身近なお菓子と言えるのでしょうか。でも、大福やおだんご、どら焼きなど、日本ならではの伝統的なお菓子はたくさんあります。さらに授業では、和菓子のように大切にしたい日本の文化や習慣について考えていきました。
 3校時に、3年1組の体育の授業観察がありました。今月3年生は、校庭で「折り返しベースボール」を行ってきました。旭町小では、ベースボール型の運動を中学年から高学年まで、様々にルールを工夫して実施しています。3年生では、初めてのベースボール型のゲーム領域となります。
 野球は、技術面が難しいことと、ルールが複雑という難点があります。しかし、投げるボールを打つのではなく、ティーに乗せたボールを打つことや、決められたエリアにボールを持っていくとバッターアウトになるというルールで、誰でもすぐに試合が楽しめるようになっていました。
 また、バッターの子は、打った後にバットを三角コーンの中にしまってから1塁方向に走る約束になっています。(写真下…写真の右下の横倒しになっているコーンに、バットを片づけてから走る)安全面に配慮するとともに、この時間が守備をしている子ども達がボールを追いかけるためのハンディキャップにもなっています。
 ファインダー越しに子ども達の動きを追っていたら、すごいことに気がつきました。守りのチームの子ども達が、バッターが打つ時に全員腰を落として構えていたのです。さらに、打った瞬間に、全員が一斉にボールの方に走り出していました。

1月28日(金)

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 4年生は、国語の時間に「ウナギのなぞを追って」という説明文の学習をしています。内容はとてもおもしろいのですが、かなり専門的な語句が出てきたり、理科や社会の知識が必要でもあり、4年生には難しい説明文です。「うなぎは、新月の頃に合わせて、一斉にたまごを産んでいるようなのです。」というところでは、月の満ち欠けとの関係が説明されています。(理科に関する部分)また、海流に乗って稚魚が日本に到達することや、地図上の方位を使って流れてくる方向が説明されています。(社会科に関する部分)
 「ウナギのなぞを追って」を書いたのは、海洋生物学者の塚本勝巳さんです。その内容は、大人が読んでも大変興味深いものになっています。川や湖に生息しているウナギについて、その生態は長年にわたり謎とされてきました。「どうも海に行って卵を産んでいるようだ。」ということぐらいしか分かっておらず、海の中のどこで卵を産み、どのようにして川に戻って来るのかということは、なかなか研究が及んでいませんでした。
 この説明文を読んでまず驚くのが、日本中のウナギが二千キロメートルも離れたマリアナ諸島の海底で産卵をしているということです。(説明文では、この場所を突き止めるまでの苦労を、段落ごとに順を追って説明しています。)なぜわざわざそんなに遠いところまで卵を産みにいかなければならないのでしょうか? さらにびっくりするのが、広い海の中でごく小さなウナギの稚魚を探した調査の様子です。プランクトンネットを使って海水の中から数ミリメートルの稚魚を探していくのは、気の遠くなるような作業だったことでしょう。それだけに、1.6ミリメートルの卵をやっと見つけた時の喜びは、計り知れないものがあったはずです。調査を始めてから36年の年月が経っていたというので、これにも驚きます。(写真上)
 6年生は、国語の授業で「人を引きつける表現」という言葉の学習を行っています。教科書には、「月」の歌の歌詞が例に書かれています。「でたでた つきが」…「出た」が先で「月」が後になっていることで、月が「出た」ということが強調されています。また、「でた」や「まるい」を繰り返し使う効果や、「盆のような」という比喩が使われていることも引きつける表現であると説明しています。
 そこで2組では、教科書で今まで習った物語や詩などから、心が引かれる表現を見つけてノートに書き出す学習をしていました。そして、その表現の工夫が、どのような効果があり、自分はどう感じたかを発表し合っていました。(写真中)
 子ども達は、宮沢賢治の「やまなし」の物語から表現の工夫を多く見つけていました。確かに、それだけ印象に残る表現が満載の物語でした。先日、芥川賞と直木賞の選考結果が発表されました。作家は、一人一人表現の工夫の仕方が独特です。表現のおもしろさに触れるのも、文学を読む楽しさの一つに含まれているように感じます。
 4校時に、1年1組の授業観察がありました。道徳の教科書にある「ちいさなふとん」という資料を使った授業でした。・・・主人公のよしこは、産まれてきた弟を見て、そのかわいらしさから新たな家族の大切さや愛情を感じます。さらに、弟が寝ているふとんに自分が寝ていたことを知り、自分も弟と同じように小さかったことや、大きくなった今ではそのふとんに寝られなくなったことなどから、自分の成長に気づくという話です。
 担任の先生が、実際に赤ちゃんが使うふとんを持ってきて、クラスの子ども達に見せていました。(写真下)自分の家の子どもが小さかった頃のふとんを家から持ってきたそうです。(2〜3年前のものでもないのに、よく今まで保管してあったと感心しました。)
 道徳の内容項目の「生命の尊さ」にあたる授業で、「自分の成長に気づき、自分やその周りに生きている人たちを大切に思う心情を育む」ことをねらいとしています。授業の後段では、「自分が大きく成長したなと思うこと」をワークシートに書かせて発表し合いました。1年生なりに、たくさんの成長を見つけることができました。1年生の子ども達にとっては、体の成長もあれば、心の成長もあります。そしてそれらは、家族の支えや愛情によって促されてきたものです。日々成長している子ども達ですが、自分を見つめ直すとともに、家族の思いを感じ取る時間となりました。

1月27日(木)

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 2校時に、4年1組の授業観察がありました。理科「もののあたたまり方」の単元の最初の授業場面でした。
 単元全体では、金属や水、そして空気のあたたまり方について、実験を通じて調べていきます。今日は、まず教科書の中華鍋で料理をしている写真から、金属のあたたまり方に目を向けさせていました。
 また、NHKの理科教材の動画から、肉や野菜を焼いているところを子ども達に見せました。鉄板を使ってバーベキューをしている場面で、野菜と肉が焼きあがっていく様子が映し出されました。(写真上)同じ温度で焼いていれば、野菜の方が焦げてしまう気がしますが、鉄板の左側の野菜も右側の肉も、ちょうどよい焼き加減です。鉄板をどかしてみると・・・コンロの火は、肉を焼いていた鉄板の右側にだけあたっていました。では、どうして鉄板の左側で野菜を焼くことができたのでしょう。さらに、サーモカメラで写してみると、鉄板の左右で温度が違っていることが分かりました。
 子ども達からは、「コンロの火が鉄板を熱したところから熱が広がっていったのではないか」という予想が多く出ました。日常生活の経験から理由を考えた子がいました。湯飲みを手で触ると、お茶が入っているところはもちろん熱いのですが、湯飲みの上の方も温かくなっています。また、フライパンを使っていて、持ち手のところも温かくなっているということは、多くの子が経験しています。熱が移動する(伝導する)ということについて、次回から理科室で実験をしていきます。
 今日の4年生の音楽の授業では、日本のお祭りの音楽を鑑賞していました。
4年生の音楽の教科書に、「日本のお祭りをたずねて」というページがあります。2ページに渡り、日本各地の有名なお祭りの写真が紹介されています。4年生の音楽では、日本や世界の国々に伝わる音楽を聴き比べて、表現を工夫する学習を行うことになっています。
 先週までのソーラン節の学習に続いて、今日は日本の各地のお祭りの様子を動画で鑑賞しました。京都の祇園祭りに続いて、博多の祇園山笠の様子が電子黒板に映し出されました。博多どんたくとともに、博多を代表するお祭りです。(写真中)
 他にも、様々な日本各地のお祭りを鑑賞しながら、聞こえてきた音に注目させていきます。太鼓や鐘、三味線など、日本独特の音とリズムを聴くことができます。
 さて、音楽の時間になぜお祭りか・・・これは、音楽の起源に関係があります。人類の歴史にとって、音楽ははるか昔、人間が言葉を話すよりも前に音楽が存在したのではないかとも言われています。そして大切なのは、音楽は祭りや踊り、儀式、祈りの手段として世界的に発展してきたということです。(バロック時代も、教会音楽として栄えた歴史があります。)
 5校時に算数教室に行き、3年生の授業観察をしました。今日から新しい単元の「倍の計算」に入りました。基準量や数量の関係を図(テープ図)に表して、計算方法を考えせていきます。数量関係は、どの学年の算数でも扱いますが、ゆくゆくは高学年で「単位量あたりの大きさ」や「割合」につながるとても大切な学習です。
 今日の問題文は、「先生のあた(親指と中指を広げた長さ)は、15cmあります。机の横の長さは、先生のあたの4倍でした。机の横の長さは、何cmですか。」でした。計算(15×4のかけ算になる)は分かっていても、テープ図がうまく書けない子が何人かいました。次回は基準量と基になる量から何倍かを求める問題になるので、図を書くことができないと、どういう計算をしたらよいかが難しくなってきます。
 教科書の最後の方に、「ふりかえり」のページがついています。実は・・・3年生のこの学習の基になる「倍と分数」という学習は、2年生で学習済みでした。2本のテープを比べて、2つ分を「2倍」、半分を「2分の1」ということを、1年前に学習しています。算数の学習は、どの単元も6年間の系統性があって成り立っています。(写真下)

1月26日(水)

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 1校時に、5年1組の授業観察がありました。国語の「想像力のスイッチを入れよう」という説明文の学習でした。
 どの学年も、各学期に1単元ずつ説明文を扱います。今回の5年生の説明文では、「事実と意見の関係をおさえて読み、考えたことを伝え合おう」という単元目標になっていました。
 授業を見ていて難しいなと感じたのが、まず説明文から内容をしっかり理解しなければならないところです。高学年になると、扱われている説明文が長文になり、内容も複雑になってきます。繰り返し読んで、作者の意図することを理解できる力が必要です。また、説明文の要点を自分の言葉で表現する活動も、とても難易度の高い学習です。授業の後半では、グループで意見交流をしていましたが、作者の主張に基づいた自分なりの考えが言えなければなりません。
 他の教科もとても大切な学習ですが、国語の授業が全ての基本になっているということを強く感じます。様々な文章に読み慣れること…よく読書が大切であると言われますが、学年相応の文章を読んで理解する力をつけていくことが重要です。
 来年度の4月に、6年生の全国学力・学習状況調査が予定されています。毎年、国語の読み取りの問題に子ども達は苦戦します。長文を読み、自分の意見を書いたりする問題は、普段のワークテストにはない回答の仕方です。今日のような授業の積み上げも大切になってきます。
 ところで、この説明文の作者は下村健一さんです。ニュースキャスターやジャーナリストとして活躍されている方です。メディアの発信する情報について扱ったこの説明文は、下村さんならではの書き方になっていると思いました。(写真上)
 2校時は、1年2組に教育アドバイザー訪問がありました。初任者研修の一環として、各学期に1回ずつ行われています。練馬区の教育指導課からアドバイザーの先生に来ていただき、授業観察と教員への指導をしていただきました。
 1年生は、算数の時間に「おおきいかず」の学習をしています。2学期までは、40くらいまでの数を扱っていましたが、今回は120程度まで大きな数について学習します。また、昨日の2年生の算数でもお伝えした「数の線」が、今日も1年生で使われていました。数の大小や系列について、数直線を使って説明できるようにする学習です。先生の指示を聞き、どの子もしっかり学習に取り組む様子が見られました。(写真中)
 教室の後ろには、冬休みの課題となっていた「家族にこにこ大作戦」のカードが掲示してありました。生活科の学習として、休み中に自分ができるお手伝いを行うことが宿題として出されていました。大掃除や窓ふきの掃除をがんばった子が何人かいました。また、カレー作りやお雑煮、お節料理と、家の人と料理を作るお手伝いに挑戦した子もたくさんいたようです。カードの下に、「お家の人からメッセージをもらおう」という欄がありました。細かな文字で書かれた、温かなメッセージがたくさん見られました。子ども達への励ましの言葉は、とても大切な評価であり愛情です。ありがとうございました。
 2年2組では、今日から算数の新しい単元「長い長さを はかってあらわそう」に入りました。今まで2年生は、ものさしを使って30cmまでの長さの測り方について学習してきました。今度は、それよりもさらに長いものを測定する学習です。1mという単位や、1m=100cmということについて学習していきます。
 今日は、単元の導入として、昔の長さの単位である「あた」、「つか」、「ひろ」についての学習をしました。「あた」は、親指と中指を広げた長さです。「つか」は、手で握りこぶしを作った指4本分の長さです。どちらも、ものさしで測ることができます。
 一方、「ひろ」は、両手を横にいっぱい広げた指先から指先までの長さを言います。ものさしでは測り取れません。そこで、紙テープで「ひろ」にあたる長さを測り取り、ものさしを使って長さを調べました。(写真下)
 30cmでは到底足りないので、何度もテープに印をつけながら苦労して長さを調べていきます。・・・今日の学習は、もっと長いものを測る道具や単位の必要性を感じさせるために行っています。次回から、1mのものさしが登場します。

1月25日(火) その4

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 3校時に、図工室の授業観察に行きました。6年1組の授業でした。展覧会の直前ということで、作品の完成に向けてどの子もがんばっていました。
 6年生の共同作品は、「段ボールの街〜カラフルタウン」です。段ボールを自由にデザインして建物を作り、全員の作品を並べて「街」にするという共同制作です。
 一人に一つずつ、大きな段ボールが材料として与えられていました。よくこんなに段ボールを集めたな…と思い、図工専科の先生に聞いてみたところ、ずっと前から学校で出る段ボールを少しずつ集めていたそうです。そういうところから、すでに展覧会に向けた構想と準備が始まっていたわけです。
 子ども達は、段ボールカッターを使って窓や扉を作っていました。そして、アクリル絵の具を使ってはっきりとした色に仕上げていきました。(写真上)
 クラスの何人かは、立体作品の「携帯びょうぶ」がまだ未完成で、そちらを優先に取り組んでいました。1週間後には、体育館の会場に作品を運び込まなければなりません。どの学年も、子ども達よりも先生の方が展覧会に向けて焦り始めてきています。
 6校時に、5年生が展覧会の会場準備の作業を行っていました。体育館にあるマットや平均台を片づけたり、展示台として使うために卓球台や長机を運び込んだりしました。(写真下)
 学校行事では、高学年のこうした役割が重要です。5年生にとっては、初めての経験でした。これから最高学年になると、行事の準備や片づけ時に必ずみんなで働く機会があり、一人一人の取り組みが注目されます。来週、展覧会の会場に入った時、「自分たちが準備に加わり、学校を支えたんだ」という気持ちを誇らしく感じてほしいと思います。

1月25日(火) その3

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 今日から、3学期の授業観察が始まりました。校長と副校長とで、先生方の授業を1時間ずつ見て指導し、授業改善や指導力向上に結び付けていきます。
 今日はまず1校時に、5年2組の理科の授業を見に行きました。「ふりこの動き」の実験をする場面の授業でした。振り子の振幅にかかる時間を「おもりの重さ」や「振り子の糸の長さ」、「振幅の角度」の条件を変えながら調べていく学習です。
 以前、1組がおもりの重さを変えて実験しているところをホームページでお伝えしました。今日の2組の実験は、「振り子の振幅の角度を変えると往復する時間はどうなるか」という実験でした。今までの実験では、「おもりの重さを変えても振り子の往復の時間は変わらないこと」と「振り子の長さによって往復の時間が変わること」が明らかになっていました。今回は、振り子の振れ幅の角度が小さい場合と大きい場合とでどう違ってくるのかを実験することになりました。(写真上)
 子ども達の予想では、振れ幅を変えても往復にかかる時間は変わらないという考えが多かったようです。中には、振り子が移動(おもりの部分が動く)する距離が違ってくるから、往復の時間が変わるのではないかという予想もありました。
 実験の結果は、振れ幅を変えても振り子の往復の時間は変わりません。・・・結局、振り子の振幅の時間を左右するのは、「振り子の長さ」のみであるということが分かりました。
 昔は、どこの家庭にも柱時計がありました。時計の進み方が早かったり遅かったりした場合は、時計の下についている振り子のおもりを調節ねじで上下させたものです。おもりの位置を変えることで、振り子の長さを変える(振幅の速さを変える)ということを行っていたのです。
 2校時は、2年1組の授業観察に行きました。算数の「1000より大きい数をしらべよう」という単元の授業でした。この単元では、10000までの数の読み方や表し方、さらには数の大小や順序について理解させ、数を用いる能力をいっそう高めることをねらいとしています。今日の授業は、単元の最後の方の学習でした。
 まず、数の線から3800の場所を探す問題から始まりました。「数直線」という言葉は3年生で習います。低学年では、「数の線」という言い方をします。また、今日の学習では、3800をいろいろな見方で表す方法を考えさせました。「3800は、3000と800を合わせた数」とか、「3800は、100を38個集めた数」…などです。子ども達は、友だちが思いつかない意見を発表しようと、いろいろな数の表し方を進んで考えていました。(写真下)

1月25日(火) その2

 全校朝会では、引き続き感染症予防についての話もしました。
・・・先週金曜日から、東京都にまん延防止等重点措置が出されました。練馬区の小学校でも、感染症対策のために再び学校での活動が制限されることになりました。変更内容については、昨日、プリントが配られました。
 全国的に、小中学生などの子ども達にも感染が広まっています。始業式の日にもお話ししましたが、今まで以上に感染予防を徹底していかなければなりません。
 まず、マスクの着用はどうでしょうか。マスクがぶかぶかで、よくずり落ちてきている様子を見かけます。ちょうどよい大きさのマスクにしたり、きちんと直したりするようにしましょう。また、マスクをしていても鼻が出ている子がいます。正しくは、口と鼻をおおうようにマスクをします。
 もう一つは、給食の時の黙食です。マスクを外した時に一番感染リスクが高くなると言われています。マスクを外したら、一切話をしてはいけません。
 また、日頃の体調管理にも注意が必要です。朝、検温をして平熱であったとしても、頭が痛いとかだるいという、普段と違う感じがあったら、すぐに家の人に伝えて学校を休むようにしてください。
 最後に、新型コロナウイルスをきっかけとした差別や偏見がないようにするということについて話します。今までのインフルエンザのように、目に見えないウイルスで感染する病気です。そして、だれもがかかってしまう可能性のある病気です。今日も学校を休んでいる人たちがたくさんいます。家族の人が感染したので念のため休んでいるという場合もあれば、体調が悪くて休んでいる人、あるいは感染症が心配で家の人の判断でしばらく休んでいるという人もいます。学校を休んでいる人のことを勝手にうわさをしたり、差別したりすることがあってはならないことです。
 新型コロナウイルスに打ち勝つためには、周りの人への思いやりの気持ちが一番大切です。・・・

1月25日(火) その1

 今週から、全校朝会をまたZoomを使って行うことにしました。そして、Zoomがつながりやすいように、火曜日の朝に行うようにしました。
 今日は、「一粒の米」という話をしました。
・・・この黒い紙の上に何かついているのですが、見えるでしょうか? よく見ると、お米の粒が一粒あります。今日は、「一粒の米」というお話をします。
 今から300年ほど前の江戸時代に活躍した新井白石についてのお話です。新井白石は、江戸幕府の将軍を助けて、日本の政治を推し進めるほどのすばらしい学者として有名な人物です。その新井白石は、小さい時から勉強に対する才能を発揮していました。わずか3歳で、お父さんが読んでいる難しい書物をそっくり書き写すことができたと言われています。
 しかし、そんな白石も人間です。子どもの頃は、よく勉強をサボって遊んでばかりいる時がありました。何度声をかけても学問をしようとしない様子を見て、お父さんは白石を呼び、一粒の米を見せながら次のような話をしました。
 「この一粒の米を大きな米びつの中から取ったとしても、お米が減ったかどうかは分からない。しかし、毎日一粒ずつ米を取り続け、1年間か2年間したら、米が減ったことに気がつくであろう。逆に、米びつに一粒の米を加えても、お米が増えたかどうかは分からない。しかし、1年や2年の間、毎日一粒ずつ加えていると米が増えたことが分かってくる。学問や勉強も同じだ。1日だけ勉強したり練習したりしても、すぐにりこうになったり上手になったりするわけではない。でも、毎日毎日、ほんの少しずつでも努力を続けると、これが1年後、2年後には、りこうになったり上手になったりしたことがよく分かってくるものだ。」
 それからというもの、父親の言葉を聞いた白石は、一粒の米粒を机の上にお守りとしていつも置いておくようにしました。怠けようという心が起きた時には、その米粒を見て気を引き締めたそうです。
 さて、みなさんは、毎日続けて努力をしていることにどんなことがありますか? 毎日の宿題を行うこともそうですし、黒板の文字をノートに書き写すことや漢字の練習、計算ドリルの問題に取り組むことも毎日のように行っています。また、なわとびの練習も、2週間毎日「なわとび旬間」としてがんばっていましたよね。どんな勉強も、1日や2日でできるようになるものではありません。毎日の積み重ねをしっかり行っていくことでできるようになってくるのです。1年生として小学校に入学して、6年間かけて6年生の難しい学習ができるようになります。さらに中学校、高校と学習が続いていくわけですから、毎日の努力はこれからも欠かせません。
 スポーツや楽器の演奏を習っている子にとっては、練習を毎日続けることの大切がよく分かるのではないでしょうか。1日たりとも練習を無駄にするなと指導されているはずです。
 勉強やスポーツ以外にも、毎日続けることが大切なものがたくさんあります。あいさつを毎日しっかり行うことや、係や委員会の仕事に責任をもって取り組むことなどです。子どもの頃、これらを繰り返し続けていくことは、将来の自分の姿を立派なものにしていきます。いつかたくさんのお米になるために、毎日の一粒のお米を大切にしていきましょう。・・・

1月24日(月)

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 今日から、校内書き初め展が始まりました。各教室の廊下に、3学期に入ってから書いた書き初め作品が展示されています。1,2年生は硬筆で、3〜6年生は毛筆で書きました。
 何枚か清書した中から、一番よく書けた作品を選んで台紙に貼りました。硬筆は色画用紙に、そして毛筆は雲華紙(うんかし)に貼りました。台紙に貼って全員の作品が一斉に展示されると、一人一人の作品がより一層映えて見えるようになります。(写真上)
 昨年に続き練馬区の連合書写展は中止になり、各学校で開催することになりました。それぞれの学年から、代表作品を選出しました。多くの先生方で審査し、優秀作品には金色の紙が貼られています。選ばれた子ども達には、来月の全校朝会で表彰する予定です。
 今週と来週の放課後、保護者の皆様にも公開いたします。ぜひ子ども達の力作をご覧ください。(15時30分〜16時30分、2/5(土)は13時〜16時にご覧いただけます。)
 4年生の書き初めを見ながら、2組の子ども達に聞いてみました。ひらがなの「る」の字が難しかったようです。3年生以上の書き初めには、漢字とひらがなが入っていますが、確かにひらがなでは4年生の「明るい心」が一番難しそうです。
 また、書道を習っている子が何人かいることも分かりました。そのうちの一人の子が「もうすぐやめちゃうんです…」と話していました。他の習い事が忙しくなってきたためのようでした。私も子どもの頃、書道を習っていました。2年生から5年生まで通い続けました。ただ、辞めた理由は、遊びに忙しくなったからでした。
 3年生の音楽の時間に、鑑賞教材として「白鳥」(サンサーンス作曲)を聴いていました。チェロの音色を味わって聴くとともに、チェロやピアノの旋律をもとに情景を想像しながら聴くことをめあてとした学習です。(写真中)
 「白鳥」は、フランスの作曲家 サンサーンスが作った「動物の謝肉祭」という組曲の中の1曲です。チェロの優美な旋律が有名な曲です。ピアノ伴奏付きのチェロの独奏曲としても人気の曲です。
 チェロの旋律は、湖を優雅に泳ぐ白鳥の姿を感じさせます。一方のピアノの伴奏は、キラキラと輝く湖面を表しているかのように聴こえます。3年生の子ども達は、どのような感想をもって聴いていたでしょうか。と、その前に、実際の白鳥が優雅に泳ぐ様子を見たことがなければ分からないでしょうね。光が丘公園にはカモはいても白鳥はいないでしょうし、石神井公園には白鳥の形をしたボートはありますが、本物の白鳥はいません。
 私の住んでいる埼玉県川島町は、白鳥が冬にやって来ることで有名です。(有名な割には知られていませんが…)越辺川の中流に流れの緩やかな場所があり、毎年11月頃にシベリアから白鳥が渡ってきます。最近の情報では、80羽近く見られるそうです。実際に白鳥を間近に見ると、とても大きくて真っ白で、ゆったりと水面を移動する様子に魅了されます。そして、この曲が白鳥をイメージして作曲されたことに納得するでしょう。
 5校時に、6年生が来月行われる「6年生を送る会」の準備をしていました。先週、2年生が学年の出し物の動画を撮影していることをお伝えしました。その後、他の学年もビデオカメラを使い、学年の出し物を動画に収める準備を進めています。今日は、1年生と3年生がビデオ撮影をしていました。
 6年生を送る会では、卒業を祝ってもらう側の6年生も出し物があります。全校児童へのお礼の出し物です。6年生は、いくつかのグループに分かれて、1〜5年生にメッセージを伝えるための出し物を計画しています。6年生の出し物はプログラムの最後の方です。「さすが6年生!」と全校児童に思われるような内容にしなければ…というプレッシャーを感じながら、現在動画の準備中のようでした。(写真下)

1月21日(金)

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 1校時に2年生が体育館に集まり、体育発表会で取り組んだ「よっちょれ」を踊っていました。鳴子を両手に持ち、楽しそうに踊っていました。(写真上)
 来月16日(水)に、全校での今年度最後の行事となる「6年生を送る会」があります。その中に「各学年からの出し物」があり、卒業する6年生に感謝の気持ちを込めた出し物を行うことになっています。2年生は、6年生に感謝のメッセージを伝えた後、自分たちががんばる姿を見せてお祝いの気持ちを表すことにしました。
 しかし、今年もコロナ禍のために、全校児童が一堂に集まることができません。そこで、学年の出し物をビデオに収録し、送る会の当日に各教室で見てもらうことにしました。先生がギャラリーに上がり、ビデオカメラを構えて撮影していました。本来だったら、6年生の前で踊って見せたいところです。感染状況がまた厳しくなってきた最近では、こういう対応も致し方のないことです。
 5年生の国語「方言と共通語」の学習に合わせて、方言の授業がありました。出前授業の講師として、説 寿弘 先生に来ていただきました。説先生は、昨年まで区内の幼稚園の園長先生をされていました。そして、さらにその前は、開進第一小学校の校長をされていて、その時の副校長が私でした。
 鹿児島県の喜界島のご出身で、方言だけで話をされると、「何語?」と思うくらい何を話しているのかさっぱり分かりません。授業では、方言の話だけでなく、喜界島の自然や子どもの頃の話まで、次々と楽しいお話をしていただきました。
 特にすごかったのは、サトウキビの実物を持ってきて、実演して見せていただいたことです。子ども達の目の前で自らの歯を使い、バリバリと皮をむく「すご技」を披露していただきました。これは、子どもの頃からおやつ代わりにサトウキビをかじっていた島の人だからできるすご技です。決して我々は真似をすることができません。(歯がボロボロになるでしょう。)竹のように固いサトウキビの皮を歯でむき、中身の繊維質を口に含んで甘い汁を吸う姿は、野獣のようにさえ見えました。
 今回は、各クラスで手品も披露していただきました。私が副校長の時に3年間ご一緒させていただきましたが、その頃から先生の得意技でした。よく、校長室に子ども達を集めて手品を見せていました。また、夏休み中に研修会にまで出かけ、技を磨かれていました。(どこまでも研究熱心な先生です。)今日の手品の様子を見ていると、当時よりも格段に自信をつけられたように思います。(写真中)
 5校時に、1年2組で外国語活動の授業が行われていました。「たべものにしたしもう」という内容で、ALTのダニア先生から英語での食べ物の言い方を教えてもらいました。
 ホットドッグやハンバーガー、サンドイッチは、日本語での発音とアクセントなどに違いがあります。他にも、子ども達が大好きな「フライドポテト」の絵が出てきました。英語では、「Fried potato」ではなく、「French fries」になります。さらに味噌汁は、「Miso soup」で、おにぎりは「Rice ball」と教えてもらいました。(写真下)
 昨日は、2年生の外国語活動の研究授業がありました。来月は、1年2組で研究授業が予定されています。後ろのロッカーの上にビデオカメラがセットされていました。今日の授業を録画していたようです。後で分科会の先生方に見てもらい、今後の指導に生かしていくためなのでしょう。本校の先生方も研究熱心です。

1月20日(木)

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 1年1組で、展覧会の作品につける名札を作っていました。書き初めと同様に、自分の名札も大切な作品の一部であることを説明し、ていねいに書くように指導してから始めました。(写真上)
 まずは、鉛筆で下書きをしました。年末年始の書き初めで、何度も自分の名前を練習してきたこともあり、みんなとても上手に書けていました。書き終わったら、担任の先生に点検をしてもらいました。展覧会に出品する絵につける名札です。枠いっぱいに大きく書かれていなければ、自分の作品を見つけてもらえません。もう一度大きく書くように、やり直しをすることになった子もいました。
 最後は、名前ペンで清書してから作品に貼りました。先日、展覧会のプログラムが配られました。1年生の平面作品は、「おしゃれなカラス」です。2学期に何週間にも分けて、ていねいに製作してきた力作です。カラスは黒い体をしていますが、「おしゃれ」なだけに、とてもカラフルな羽がついたカラスに描かれています。当日をお楽しみに…。
 音楽室から、きれいなソプラノの歌声が聞こえてきました。「旅立ちの日に」の歌をピアノを弾きながら先生が歌っていました。子ども達は、歌集を見ながら口ずさんでいました。いよいよ卒業式に向けた歌の練習のスタートです。(写真中)
 この歌は、今から30年ほど前に、埼玉県の中学校の教員によって作られた合唱曲です。作詞は当時の校長で、作曲は音楽の先生が行いました。しばらくはその中学校だけで歌われていましたが、やがて周りの学校、全国の学校へと広がり、卒業ソングの定番として認知されるようになりました。
 この曲を聴くと、いよいよ卒業式が近づいてきたなという感じがします。呼びかけの最後に卒業生が「旅立ちの日に」を歌うと、会場内で多くの人がそっと涙を拭う姿が見られるものです。6年生の子ども達は、まだそういう気持ちからは遠いようです。しかし、しっかり歌い込んでいくうちに、じわじわと「卒業」が実感できるようになってくるでしょう。
 一つ心配なことは、卒業式当日に歌うことが可能かどうかです。感染者数が急激に増え、学校での活動にもそろそろ制限がかかりそうです。
 5校時に、2年2組で外国語活動の研究授業がありました。低学年に外国語活動の授業をしているのは、旭町小の特色ある教育の一つです。(通常の学校では、3年生から外国語活動が始まります。)
 今日の授業では、好きなスポーツのたずね方や答え方を練習し、友達同士でコミュニケーションを図る活動を行いました。体を使って会話を楽しむ姿が、低学年の外国語活動にぴったり合っているとともに、とてもかわいらしく感じられました。何よりも子ども達が、外国語活動を楽しみながら取り組んでいるということが感じ取れる授業でした。(写真下)
 感染症対応のために、今回の研究授業も教室内に入る教員の数を減らしています。他の先生方は、別の教室からライブ配信を通じて参観していました。

1月19日(水)

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 明日は「大寒」です。今週もとても寒い日が続いています。今朝は、北風は弱くなりましたが、旭町小の辺りでは氷点下になったようです。南門付近に霜柱ができ、登校してきた子ども達が足を踏み入れ、サクサクという感覚を楽しんでいました。
 1校時に、1年1組の子ども達が中庭にやってきました。生活科の「きせつとなかよし ふゆ」の単元に、「ゆきやこおりであそぼう」という学習があります。年明けの寒波の影響で、中庭の池には毎日氷が張るようになりました。1,2学期は、メダカやオタマジャクシの観察で中庭の池を利用してきましたが、冬の時期も生活科にとって欠かせない場所となっています。
 氷が張ってキラキラと光る水面を、最初のうちはのぞき込むように観察していました。「触ってみてごらん」という先生の言葉に、子ども達は恐る恐る手を伸ばしていきました。冷たい、硬い、つるつる、ごつごつ・・・手にいろいろな感覚が伝わってきます。(写真上)
 やがて一人が氷を砕いてつかみ取ると、次々と池の中から氷を持ち上げ、手に取る子が増えてきました。厚さが2〜3センチ以上もある氷に、みんなびっくりしていました。
 冬の間は中庭にほとんど日が差さないため、きっとすぐにまた氷が張ることでしょう。バケツに水を入れて、一晩外に置いておくだけでも氷を作ることができます。雪で遊ぶには天気次第となりますが、氷や霜で遊ぶのは今の時期がチャンスです。
 6年生は、理科の時間に「私たちの生活と電気」の学習をしています。電気は、生活の中のいたるところで使われていて、子ども達にとっても身近なものです。今までの理科の学習では、乾電池を使って豆電球の明かりをつけたり(3年生)、モーターを回転させたり(4年生)してきました。
 今日は、2組の教室で「つくったりためたりした電気は、乾電池の電気と同じようなはたらきをするのだろうか」というテーマで実験をしていました。「作る電気」として、手回し発電機を使います。ハンドルを回すと発電し、豆電球をつけたりモーターを回転させたりするための電気が生じます。手回し発電機は、災害用のライトやラジオに使われています。また、自転車のタイヤの回転でライトを点けるのも同じ原理です。(写真中)
 もう一つ、「作る電気」として、太陽電池(光電池)を使います。太陽光や電灯(保健室から健診用のライトを借りて教室に用意していました。)をあてると、やはり豆電球をつけたりモーターを回すことができます。
 一方、「ためる電気」の実験には、コンデンサーを使います。手回し発電機にコンデンサーをつなぎ、しばらくハンドルを回すと、充電することができることを確かめました。コンデンサーは、スマートフォンやタブレットを始め、ほとんどの電化製品に使われている電子部品です。手回し発電機とともに、小学校の理科の実験で扱うようになり、もう10年以上になります。一方、光電池は、以前は4年生で学習していました。昨年度の教科書から、6年生で扱うことになっています。
 3年生は、これから総合の学習の時間に「安全マップづくり」に取り組んでいきます。4校時に、学年全員がタブレットを持って体育館に集合し、これからの学習の進め方についての指導を受けていました。
 安全マップは、自分たちが普段使っている道路を調べ、危険個所を地図に書き込んでいく学習です。危険個所とは、交通安全にかかわる場所や、不審者に遭いやすい場所をいいます。今後、実際に外に出て、道路を歩きながら調べていくことになりますが、室内でも道路を確認する良い方法があります。Google マップの「ストリートビュー」を使う方法です。
 体育館では、最初にタブレットを開き、「ストリートビュー」の使い方を子ども達に指導していました。ストリートビューは、世界中の道路沿いの風景をパノラマ写真で提供するGoogleのインターネットサービスです。地図からクリックすると、旭町小の正門前の道路がすぐに現れました。向きを変えたり、道路を進んで場所を変えていくことができます。(写真下)
 このストリートビューを作成するために、日本中の道路という道路を撮影しているGoogleの地道な努力があります。グーグルカーと呼ばれる、車の上に天球カメラを搭載した車があちこちを走っているそうです。私は、一度だけその車に出会ったことがあります。(コンビニの駐車場で休憩してました。)

1月18日(火)

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 1年2組で道徳の時間に、「にほんの あそび」という学習をしていました。道徳の内容項目の「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」にあたる学習です。
 まず、日本の伝統的な遊びについて描かれた絵を見て、どんな遊びなのか、知っていることや自分たちの経験したことを話し合います。そこから日本に伝わる遊びのよさについて考えさせていき、日本や郷土への愛着を深め、親しみをもって生活しようとする心情を育てていきます。
 伝統的な遊びとして、お手玉やあやとり、福笑い、メンコ、竹とんぼ、ヨーヨーなどの絵が提示されていました。ちょうど生活科の昔遊びの学習でも体験しているところなので、子ども達にはなじみのあるものばかりでした。(写真上)
 授業の後半は、みんなでカルタをして遊びました。使ったのは、昔ながらの「いろはかるた」です。江戸時代後期に始まったといわれるカルタの一種です。いろは四七文字に「京」の字を加えた四八字を頭にして、様々なことわざの内容が絵になっています。「い」は、「犬も歩けば棒に当たる」、「ろ」は、「論より証拠」、「は」は、「花より団子」です。確かに、昔はカルタ遊びを通じてことわざを覚えたものでした。
 先日は、6年生の「ナップザック」作りについてお伝えしましたが、今日は5年生の家庭科作品の紹介です。5年生は、2学期から「トートバッグ」の製作に取り組んできました。1学期から家庭科の学習が始まり、裁縫道具の使い方を練習してきました。また、2学期からはミシンの使い方を覚え、それらを応用してトートバッグ作りをしています。
 今日は、まずバッグの袋の口の部分を、ミシンでぐるっと一周縫うことに挑戦していました。布を3つ折りにしてアイロンがけをしてからミシンをかけます。真っすぐにそろえてミシンをかけていくのが難しそうでした。
 さらにそれが出来上がった子から、持ち手となるテープを取り付けました。テープは、丈夫に取り付けるために、下向きにして縫ってからテープを上向きにして、さらにもう一度縫います。この部分にもミシンを使うため、子ども達には更なる集中力が必要になりました。黙々と取り組む姿が見られました。(写真中)
 展覧会が再来週に迫ってきました。それまでに何とか…と、先生達にも少しずつ緊張感が表れてきたようです。展覧会の会場では、ぜひ持ち手のテープの縫い目にも注目してご覧ください。
 3年生は、社会科の時間に昔の道具について調べています。2組では、タブレットPCを使っていろいろな昔の道具類を検索して調べていました。
 昔のテレビについて調べていた子がいました。昭和30年代頃までは、今のようなカラーではなく、白黒テレビでした。また、現在のような薄い画面ではなく、ブラウン管方式の箱型のテレビでした。そして、チャンネルはダイヤル式です。
 洗濯機を調べていた子がいました。洗濯機は、時代によって様々ですが、昭和の後半は二槽式の洗濯機が一般的でした。洗濯槽と脱水槽が別々になっているのが二槽式洗濯機です。その後、全自動洗濯機に変わっていきました。しかし、意外に現在でも二槽式は根強い人気で、査定額が高くつくそうです。
 昔のミシンを調べていた子がいました。電動になる前の「足踏みミシン」です。(写真下)私が子どもの頃、自分の家にもありました。とてつもなく大きくて重くて、現在なら置き場に困ることでしょう。足でペダルをパタパタと踏むとベルトが回り、ミシンの針が上下する仕組みです。面白そうで動かしてみたくなりますが、子どもが触ると叱られたものです。

1月17日(月)

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 1年生は、国語の時間に「たのしいな ことばあそび」という学習をしています。「まと」の上に「と」をつけて「とまと」のように、ある言葉に一文字を増やして別の言葉に変身させる言葉遊びをしています。(写真上)
 「いか」の上に「す」をつけると「すいか」になり、間に「る」を入れると「いるか」になります。さらに、下に「だ」を増やすと「いかだ」という言葉ができます。教科書には、それぞれの絵がヒントとして描かれているので、子ども達はすぐに分かったようです。さらに応用して二文字を増やしたり、濁点( ゛ )をつけたりして変身させていくと、子ども達はいろいろな言葉を見つけていきます。
 ところで、「いかだ」は1年生にはなじみのない単語なのでしょうか。「知らない」という子が何人かいました。確かに、本物のいかだに乗ったことがある子はいないでしょうし、なかなか見る機会もありません。テレビや本の中で見たことがある程度でしょうか。子ども達は、日々たくさんの語彙を獲得していきます。テレビや本、マンガなどから得る言葉も大切ですが、様々な経験や親子の会話を増やすことによって言葉を獲得させていくことも重要です。
 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。昨年改定になった教科書から新しく入った教材で、作者は池上彰さんです。教科書には、ご本人の写真も載っています。(写真中)
 池上さんについては、テレビにも多く出演されている方なので、子ども達もよく知っているでしょう。元NHK記者からスタートし、現在はフリージャーナリストとして活躍中です。NHKにいた時は、週刊子どもニュースという番組の初代お父さん役を長らく務めていたことでも有名です。
 NHKを退社後もテレビの各局からの出演依頼が多いのは、その分かりやすい解説の仕方にあるのではないでしょうか。そして、なんでも実によく知っていると感心するほどの情報量をもっている方です。その池上さんが書いた説明的な文章なので、小学生にも受け取りやすいということで教科書に採択されたのでしょう。
 6年生の国語の授業では、文章全体の構成を考えながら読み、各段落の要旨をとらえることを中心に学習を進めていきます。全体は、「始め・中・終わり」に分けられ、「中」にあたる段落では、歴史的な順序に合わせたメディアの登場について説明しています。「文字を使った伝達」から始まり、「電波」、「映像」、「インターネット」と、段落ごとに各メディアについて紹介しています。そして最後の段落では、「人間の欲求を意識してメディアとつき合うことの大切さ」を筆者の主張としてまとめています。いかにもメディアで活躍されている池上さんらしい文章だなと感じました。
 5,6校時に、体育館で4年生の「染め物出前授業」が行われました。4年生は、社会科の学習で東京都の伝統工芸について学習しています。新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、染め物の工房がたくさんあります。昔は川の水を使って染めた布を洗っていたことから、川沿いに染め物職人が集まったと言われています。
 東京に残っている染め物の一つに、「東京染小紋」があります。江戸時代から続く伝統を守り、今も伝統工芸士の手によって、一つ一つ手作業で文様が染められています。
 今日は、東京都の染色工業協同組合に所属されている金田さんから、4年生に出前授業をしていただきました。実際に、東京染小紋の反物を見せてもらいました。間近で見ると、とても細かな文様が染められていることに驚きます。さらに、その文様を絹の織物に染めるための型紙も見せてもらいました。柿渋で染めた専用の和紙が使われ、とても細かな文様が彫られていました。型紙を作る職人さんの技術も相まって東京染小紋ができていることが分かりました。
 また、腰や目に負担のかかる作業であることから、技術以外に体力的な負担のかかる伝統工芸であることも分かりました。代々伝統を守っている金田さんの技術が、今後も日本の伝統工芸として続いていってほしいと思いました。(写真下)

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学校行事
2/4 展覧会
2/5 展覧会
校内書き初め展 終
2/7 振替休業日
2/8 避難訓練

お知らせ

学校だより

保健だより

相談室だより

証明書

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程