7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

6月8日(火) その2

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 1年1組が、図書室を利用して授業を行っていました。来週から春の読書旬間が始まります。担任の先生が、クラスの子ども達に本を借りるように指導していました。(写真上)
 旭町小の図書室は、北校舎の1階にあります。毎年図書の予算で新しい本を購入するとともに、図書管理員さんに週2日間勤務していただき、本の管理をお願いしています。おかげで、本の分類がきちんとされていて、とても使いやすい図書環境になっています。低学年では、毎週1回ずつ図書の時間を設定することができるので、定期的に本を借りる習慣を身につけさせることができます。
 来週の全校朝会では、Zoomを使って本の紹介や読み聞かせをしようと思っています。図書管理員さんに協力していただき、本を探してもらいました。図書室の本は、全てバーコードがつけられていて、パソコンによって蔵書管理が行われています。教員用の貸し出しカードを使い、5冊借りてきました。来週の朝会までに、紹介の仕方や読み聞かせの練習をしておきます。
 中休みに、4年生の子ども達が先生と一緒に中庭の池に集まっていました。教室で飼育する生き物の計画を立てていたようです。中庭の池は、春までたくさんいたオタマジャクシがカエルになって卒業し、今はすっかりメダカの学校状態です。たくさんの子メダカが誕生したばかりで、藻の陰で子メダカがツンツンと泳ぎ回っていました。
 現在中庭は、ステキなユリ園になっています。子ども達の背丈よりもはるかに高い見事なユリが色とりどりに咲き始めました。学校にあるのは、黄色や白、赤色をしたスカシユリの園芸品種のようです。ユリにはいろいろな品種がありますが、横向きや下向きに花をつけるものが多いです。それに対してスカシユリは、上向きに花を開く特徴があります。(写真中)
 ユリは、秋植えの球根植物なので、一度植え付けると毎年花が見られます。ただし、生育環境の良い場所でないと毎年続けて花が咲き続きません。中庭は、半日蔭になる場所なので、ユリの生育には適しているのでしょう。主事さんに聞いてみても、毎年特に手入れをせずに咲いているそうです。切り花に利用したくなりますが、翌年の球根を育てるためには、なるべく葉を残しておく必要があります。咲いている間に、毎日目で楽しませてもらうことにします。
 6年2組の教室に入ると、シ〜ンと静まり返っていました。手首を押さえたり、首の脇に手を当てたりして、全員が動かずにじっとしていました。黒板を見て分かりました。理科の「体のつくりとはたらき」の学習として、酸素が血液によって運ばれる様子を調べる実験をしているところでした。(写真下)
 この単元では、心臓の動きを「拍動」といい、それによって起こる血管の動きを「脈拍」ということを習います。そこで、自分の脈拍が1分間にどのくらいあるのかを調べていました。1分間の脈拍数は、成人で70〜80回と言われています。子どもはそれよりも多く、年齢とともに少なくなります。ちなみに、高齢になるほど少なくなるのは、基礎代謝が減るためとのことです。

6月8日(火) その1

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 今週も、Zoomを使った全校朝会を火曜日に行うことにしました。今日は、「はきものをそろえると 心もそろう」という話をしました。
・・・『今日は、まずこのような詩を紹介します。(資料を見せながら)長野県のお寺の住職であった、藤本 幸邦(ふじもと こうほう)さんの有名な言葉です。全文を読んでみます。
「はきものをそろえる」
はきものをそろえると心もそろう 心がそろうとはきものもそろう ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう
 みなさんは、学校に来て昇降口でうわばきにはき替える時に、くつをそろえてしまうようにしていますか? 旭町小では、くつのつま先を奥に、かかと側を手前にして、全校児童のくつの入れ方をそろえています。1年生も入学してすぐに、くつのしまい方の約束として、担任の先生から指導されていました。
 自分のくつ箱にしまうのであったら、つま先が手前側であっても、左右のくつが重なり合っていても構わないと思いませんか? ところが、「全校児童がくつの向きをそろえておく」というところに大きな意味があるのです。「はきものをそろえると心もそろう 心がそろうとはきものもそろう」と書かれています。休み時間が終わって教室に戻る時に、くつをはきかえて外ぐつをしまいます。左右のくつをそろえてくつ箱にしまうのは、ほんの一瞬の動作です。あわてて片方のくつがひっくり返ったままにしてしまった子は、多分教室で受ける次の時間の授業でも落ち着かないのだと思います。つまり、休み時間から授業へと気持ちを切り替え、心を落ち着かせる時間が、くつをそろえて入れるその瞬間なのです。
 次に、「ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない」と書いてあります。生活科や理科の学習の時間、あるいは体育の時間に校庭に出る時に、外ばきのくつにはき替えます。外に出て学習が始まってから、落ち着いて授業に集中して取り組める子は、きっとくつ箱にぬいだくつがそろっていた子です。次にくつをはく時のためにも、くつ箱にしっかりそろえて入れておくことが大切なのです。
 最後に、「だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう」と書いてあります。5,6年生は、移動教室の宿舎で、トイレのサンダルを常にそろえるように指導されます。自分が使ったサンダルだけをそろえることしかしないと、次第にトイレのサンダル全体が乱れてきます。しかし、他の子が使ったサンダルをそろえてあげる子が出てくるようになると、いつもサンダルの向きがしっかりそろうようになってきます。これは、くつやサンダルのことだけではなく、教室の掃除用具入れや給食着をしまうロッカー、図書室や学級文庫の本棚でも言えることです。「だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう」というやさしい心が広がっていくとよいですね。』・・・
 Zoomの画面では、昨日撮っておいた子ども達の靴箱の写真も見せました。旭町小の靴箱は、比較的靴がよくそろって入れてあります。(いつも校内が落ち着いているわけです。)
 中休みが終わって、校庭から戻ってくる様子を昇降口で見ていました。どの子も意識して靴を入れていたようでした。(写真上)ぜひご家庭でも、玄関で靴をそろえるようにさせてください。
 2階の掲示板には、今日紹介した詩やホームページに載せている写真から選んだ掲示物(正門脇の掲示板にも同じものがあります。)を貼りました。(写真下)

6月7日(月) その2

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 4年生は、国語の時間に「一つの花」という読み物教材の学習をしています。(写真上)「一つの花」は、児童文学作家の今西 祐行さんが著した有名な文学作品です。戦争の悲惨さを伝える内容であり、文部科学省により選定されて、多くの国語の教科書に採用されています。
 幼いゆみ子が最初に覚えた言葉は、「一つだけ、一つだけちょうだい」でした。戦時中で食べ物が乏しい中、お母さんはいつも「一つだけよ」と言って、ゆみ子に自分の食事を分けていたので、真っ先にその言葉を覚えてしまいました。戦況が厳しくなった頃、ついにゆみ子のお父さんにも赤紙が届きます。お父さんが戦争に行くというのに、何もわからず、ぐずって泣き出してしまうゆみ子。お父さんは、そんなゆみ子に、一輪のコスモスの花を握らせて汽車に乗り込みます。・・・教師が範読するのも辛くなるような悲しい物語です。しかし、戦争を知らない4年生の子ども達に、いかに当時の状況を説明するかがまず重要です。当時の様子をきちんと理解させることで、この物語の読み取りが変わってきます。
 最後の場面は、戦争が終わった後のゆみ子が描かれています。今日、4年1組では、戦争中と戦争後の場面をいくつかの観点で比較し、それぞれの違いを読み取りながら授業を進めていました。
 この物語の題名は、なぜ「一つの花」なのでしょうか。そして、ゆみ子との別れの場面で、なぜお父さんはたくさんあるコスモスの花から1本だけをゆみ子に渡したのでしょうか。さらに、「一つだけのお花、大事にするんだよ…。」というお父さんの言葉は、何を意味しているのでしょうか。・・・「花=命」と考えると、全てがつながって見えてきます。
 今日、1年生にタブレットパソコンを配布しました。しばらくは教室に保管しておきますが、準備が整い次第、各家庭に持ち帰らせます。
 今日は、まず連絡帳の裏表紙に、各自のID番号と初期パスワードが印刷された用紙を貼らせました。次に、北校舎にあるパソコン室から各自のタブレットPCを運んできて、ドングルのつなぎ方を練習しました。(写真下)
 2年生以上もすでに配布していますが、今年度よりインターネット環境に接続するドングルを、短いUSBケーブルでつなぐ設定に変更しています。昨年度末に練馬区で導入したタブレットPCでしたが、一番破損が多かったのがドングルの接続部分でした。その対応策として、USBケーブルをつけることになりました。
 1年生のタブレットPCは、昨年度の6年生が使用していたものを使っています。(足りない台数は、他校から届いたものです。)今日配布したタブレットPCには、一人ずつ名前が書かれたタグがつけられています。学年が上がっても、卒業するまでの6年間、同じ機器を使用していきます。今後、少しずつ使い方を練習し、学習のための道具として利活用していきます。

6月7日(月) その1

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 6月は、「ふれあい月間」です。旭町小学校では、毎年ふれあい月間に合わせて、代表委員会の児童によるあいさつ運動を行っています。5,6年生の代表委員が早めに登校し、正門側と南門側に分かれて立ち、登校してくる子ども達に声をかけていました。(写真上)
 4月当初から、あいさつの指導を続けています。様々な方から子ども達のあいさつの仕方がとても良くなったという声を聞きます。しかし、まだまだ指導の余地があります。毎朝登校時に、子ども達とあいさつを交わしていますが、自分から進んであいさつをする子はまだ少数です。「言われてあいさつをする」というタイプの子が多いことが課題です。いわゆる「受け身のあいさつ」です。そんな中、門を入ってすぐに(私よりも先に)あいさつをする子がいます。元気な声であいさつを返してくれる子よりも、さらに何倍もすてきなあいさつとして心に響いてきます。
 明日は、豊渓中から60名以上の生徒がやって来て、あいさつ運動に参加する予定です。たくさんの生徒か、旭町小の子ども達に気持ちの良いあいさつの見本を見せてくれることを期待しています。
 朝早くから先生たちが出勤し、校庭にラインを引いていました。先週、新体力テストのために引いたソフトボール投げのラインが、金曜日の雨のために消えてしまいました。今週実施するクラスがあるため、きれいにラインを引き直していました。また、50m走のタイムを計るための直線ラインも引いていました。
 1校時に、6年2組が50m走のタイム計測をしていました。(写真下)全国平均では、男子は8秒台後半、女子は9秒台前半ぐらいです。昨年度は実施していませんが、コロナ禍の影響が最も出やすいのが50m走かもしれません。外遊びの機会が減るとともに、全力で走る場面も昨年度以前に比べてずいぶん減ってきています。全ての結果を分析したわけではありませんが、コロナ禍により子ども達の体力に影響が出てきているとしたら、とても残念なことです。
 先週土曜日に、春の運動会(「体育発表会」として実施した学校がほとんどです。)を行った学校が多かったようです。旭町小の10月の運動会の頃は、感染症拡大が収まり、子ども達の全力疾走が見られるようになっていることを願っています。
※どの学年も、体育時にはマスクをずらして良いことを指導しています。

6月4日(金)

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 1年生は、算数の時間に「あわせていくつ ふえるといくつ」という学習をしています。この2か月間、1から10までの数を数えたり、数の分解・合成を中心に学習をしてきました。いよいよたし算の学習内容に入ることになります。
 たし算には、大きく分けて2種類の場合があります。「合併」(2つのものの集まりを1つにまとめた時の全体の要素数)と「増加」(すでにあるものの集まりに新たな要素を追加したときの全体の要素数)の場合にたし算を使います。「合併」の場合が「あわせていくつ」で、「増加」の場合が「ふえるといくつ」に相当します。
 ですから、式で表すと「2+3」であっても、算数ブロックの動かし方に違いが出てきます。「あわせていくつ」の問題であれば、2個のブロックと3個のブロックを両手で左右からくっつけて「答え…5個」となります。「ふえるといくつ」の問題であれば、2個のブロックに3個のブロックを移動させてくっつけて「答え…5個」となります。(写真上)
 これからいろいろなたし算の問題場面が出てきますが、様々な文章表現からたし算を使う場面であると理解しなければなりません。「あわせて」、「ぜんぶで」、「みんなで」、「ふえると」など、同じたし算でも、問題文の中でいろいろな表現が使われます。算数の学習でありながら、言葉の理解が重要になってきます。
 3年生は、算数の時間に「長いものの長さのはかり方」の学習をしています。2年生では、ものさしを使ってcmやmmの単位について学習をしてきました。また、2年生の3学期には、1mの単位を学習済みです。3年生では、巻き尺を使うことによって、1mよりもさらに長いものの長さを測る学習をしていきます。今日は、巻き尺の目盛りの読み方を練習してから、実際に教室の外に出ていろいろな場所の長さを測ってみました。
 先月は、体力テストで50m走のタイムを計っています。教室の前の廊下を端から端まで巻き尺で測ってみると、50mよりも短いことが分かりました。(写真中)また、昨日のソフトボール投げで自身が投げた距離を巻き尺で伸ばしてみると、何mがどのくらいの長さであるかがつかめるようになります。
 今後は、さらにkmの単位について習ったり、距離と道のりの関係についても学習していきます。100mや1kmといった距離の感覚が身につくようにさせていきます。
 1年生は、生活科の学習でいろいろな花の種をまいて育てていきます。紙コップに、これから育てていく花の種を少しずつ入れて、みんなで観察をしていました。
 今日、2組で観察をしていたのは、ヒマワリとマリーゴールド、ホウセンカの3種類の種でした。自分たちが5月にまいたアサガオの種と比べながら、形や大きさを調べていきました。マリーゴールドの種は、細長い形をしています。(写真下)
 この他にも、オシロイバナやコスモス、マツバボタン、ヒャクニチソウの種をまいて育てる予定です。どれも夏に元気よく育つ植物です。(しかし・・・コスモス以外は早めに種まきをした方が良さそうです。)

6月3日(木) その2

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 2年1組の教室で、「ぞうさんのおはな」という資料を使った道徳の授業がありました。「自分の良さを見つけよう」という、個性の伸長をテーマとした授業でした。
 「ぞうさんのおはな」は、子ども達に馴染みのある動物たちのやり取りを描いた資料です。・・・ある日、子どものぞうは、仲良しのワニやかばが大きくてかっこいい口を持っていることをうらやましく思います。そして、自分の特徴の一つである鼻も、長くてかっこわるいものだと感じてしまいました。その姿を見て母親のぞうが、子どものぞうの鼻は母親である自分と同じもので、高いところの木の実を取ったり、シャワーで水をふきあげたりすることができるとてもいいものであるということを伝えます。それを聞いたぞうは、自分の鼻について改めて考え、あまりいいものでないと思っていた鼻が、特別で自慢できる鼻にかわり、自分の鼻を誇らしく思うようになるのでした。・・・
 そういえば、童謡「ぞうさん」の作詞は、本校の校歌を作った まど みちお さんです。シンプルな歌詞の中にも、「自分に自信をもて!」という応援の意味を込めた歌になっています。2年生の子ども達は、このお話を通じて、どんな自分の良さを発見できたでしょうか。(写真上)
 6年生は、国語の時間に「たのしみは」という言葉を選んで短歌を作る学習をしています。今日は1組で、自分の作った短歌から秀作を選び、画用紙の短冊に筆で清書して仕上げていました。(写真下)
 江戸時代の歌人であった橘 曙覧(たちばな あけみ)は、日常の暮らしの中に楽しみや喜びを見いだして、「たのしみは」で始まり、「時」で結ぶ短歌を書き著しました。その形を真似て自分で短歌を詠む学習です。五・七・五・七・七の31音で作ります。
 子ども達の作品に、次のような短歌がありました。「たのしみは じゅく休みの日 校庭で 友達集め サッカーする時」…6年生にもなると、自分の時間が貴重なものになってきます。元気よく遊んでいる姿が浮かんできます。「たのしみは 家に帰りて テレビつけ クーラーつけて ゲームする時」…子どもならではの贅沢な時間の過ごし方ですね。さらに、ジュースとお菓子も身近にありそうです。「たのしみは 家に帰ると ネコがきて 背中に乗ったり ゴロゴロする時」…飼い猫がいるのですね。きっと猫自身も「たのしみは…」と思っていることでしょう。
 さて、黒板には、担任の先生の作品が貼ってありました。「たのしみは 駅で見つけた お土産を 家族想って 選ぶその時」…改札を出てすぐに、甘い香りに引き付けられます。家族のためと言いながらも、自分へのご褒美スイーツかもしれません。もう一句、「たのしみは 未来見つめる 二十四の 若者たちと 過ごすこの時」…学級の児童数は24名です。現代版「二十四の瞳」のようですね。(12人の生徒と女教師の物語でしたが…)きっと、「たのしみは」が「くるしみは」の時もあるはずです。しかし、いつも子ども達に笑顔でいるのが我々の務めです。子ども達のお手本の句、そして教師のお手本の一句となりました。

6月3日(木) その1

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 1年1組では、図工の時間に粘土を使った造形遊びをしていました。(写真上)粘土遊びは、子どもが創造する力や工夫する力を培っていく上で、欠かすことのできない遊びです。粘土を伸ばしたり丸めたりする活動を通して、創造力や発想力を広げることにもつながります。また、手や指の感覚を高め、発達を促すためにも、幼少期の粘土遊びが大切であると言われています。
 子ども達は、最初に「何を作ろうかな?」と考えながら、大きな粘土のかたまりを一生懸命にこね始めていました。次第に動物や家、乗り物と、作り出すものが子ども自身の中ではっきりとしてきます。一人一人に、粘土で表現したものについて話を聞いてみると、得意になって次々と説明をしてくれます。また、友達の作品からイメージをふくらませたり、お互いの作品をもとに会話がはずんだりと、子ども同士のコミュニケーションが生まれる良さもあります。
 今日から、全学年が新体力テストを行っています。昨年は実施しませんでしたが、2年振りに行うことになりました。(ただし、シャトルランと上体起こしは感染症対応で実施しないことにしています。)体育館では反復横跳びと立ち幅跳び、そして校庭ではソフトボール投げの測定を行いました。新体力テストは、この他にも様々な種目があります。長座体前屈や握力、50m走は、各クラスや学年の体育の時間にすでに実施済みです。
 今日一日を通して、いろいろな学年の新体力テストの様子を見ました。ソフトボール投げは、瞬発力や運動のタイミングをとる調整能力を調べる目的のテストです。(写真下)測定には、ソフトボール(1号)を直径2mの円内で投げた距離を記録します。全国の小学生男子児童のソフトボール投げ能力は、1年生で平均8.86mで、6年生では平均26.64mとなっています。(女子は、1年生で5.86m、6年生で16.64mです。)
 練馬区では、結果を集計して全国平均と比較してみると、毎回多くの学校でソフトボール投げの記録が低くなりがちです。また、全国的にも他の運動能力に比べてソフトボール投げの能力低下が著しいと言われています。やはり、「投げる」という運動機会が減っていることが第一の要因でしょうか。どこの公園でも硬いボールのキャッチボールは禁止され、草野球をする子が少なくなりました。また、川遊びに行っても、石を投げて水切りを楽しむことさえ危ないからと禁止されているのではないでしょうか。
 子ども達の投げるフォームを見ただけで、経験のある・なしがはっきりと表れてくるものです。先週から体育の時間を使い、投げる運動を重点的に指導していたクラスがいくつかありました。しかし、体育の時間のほんの数時間で身につくものではなく、普段から投げる運動に親しんでいなければ獲得できない運動能力です。

6月2日(水)

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 4年生の各クラスに、下水道局による出前授業が行われました。様々な実験を取り入れながら学ぶ学習のため、2時間ずつ理科室を使って実施しました。4年生は、社会科で「わたしたちのくらしと水」の単元に入り、昨日は校内の蛇口の数を調べる活動をしていました。水道水は浄水場で作られますが、一方の下水道は水再生センターで浄化されています。4年生では、環境教育として総合の学習の時間に位置付けて取り組んでいます。
 下水道の仕組みについては、大人でも知らないことが多いものです。昔は川や海に直接下水が流されていました。環境問題への関心が高まり、現在では集めた下水をきれいな水に再生してから流す仕組みになっています。
 授業では、まず「沈殿実験」を行いました。ビーカー内で泥水を作り、しばらく置いておくと下に泥が沈殿します。そっと上澄み液だけ別のビーカーに取り分けます。全くきれいになったわけではありませんが、多くの泥を取り除くことができました。水再生センターでは、最初に集まってきた汚水から、まずは沈殿物を取り除いています。
 次に、微生物の働きで水を浄化していることを教えてもらいました。目に見えないたくさんの微生物が水中の汚れを分解し、きれいになった水を川や海に戻しています。薬品を混ぜて水をきれいにしていると考えがちですが、下水処理の場合はほとんどが微生物を利用しています。
 また、ティッシュペーパーとトイレットペーパーの水の中での変化についても実験で確かめました。トイレットペーパーを水に入れてかき混ぜると、バラバラに分解することが分かりました。ティッシュペーパーを流してはいけないと分かりました。(写真上)
 授業の後半では、下水道が町を水害から守っているということを学びました。道路のあちこちに、「雨水(うすい)ます」が設置されていて、雨水を集める仕組みになっています。都内のあちこちに巨大な下水管があり、降り続いた雨をしばらくためておき、水害から町を守っています。
 お台場に、虹の下水道館という施設があります。子ども達が楽しく下水道の仕組みを学ぶことができる体験型の施設です。8月の下旬、夏休みの自由研究に困った時に頼りになる場所です。
 2年生は、算数の時間に「長さのたんい」の学習をしています。長さを表す単位として、cmやmmがあることを知り、ものさしを使っていろいろなものの長さを測ったりしました。さらに、1cm=10mmであることから、単位の変換についての学習もしました。
 2年生では、毎年30cmものさしを全員が用意し、算数の学習で使っています。なぜ、定規ではなく「ものさし」を使うのでしょうか? 定規は線を引くためのもので、0の目盛りの少し前に余白があります。一方のものさしは、物の長さを測るための道具です。余白はなく、端からすぐに目盛りがふられています。測りたいものにぴったりくっつけて長さを調べます。
 定規との違いは、目盛りのつけ方にもあります。ものさしには赤や黒の点や線で目盛りがついていて、定規のように数字が書かれていません。数字がないので、自分で数えて目盛りを読む・・・そうすることで、目盛りの読み方を身につけさせていきます。不便に思うかもしれませんが、子どもの思考を高めるために大切な「ものさし」であると言えます。
 2組の教室で、ものさしを使って決められた長さの直線を引く学習をしていました。ある点から10cmの直線を引く場合、ものさしを当てて10cm離れたところにもう一つ点を打ちます。そして、2点を結ぶ直線を引く時は・・・ものさしの反対側(目盛りがついていない方)を使って線を書きます。(写真中)
 「そんなの初耳!」という方が多いのではないでしょうか。知っていた方は、ご自身の2年生の時の学習をきちんと覚えていらしたのですね。(昔からこのように指導していたはずです。)ものさしは長さを測る道具であり、目盛り側を傷つけたり汚したりしないという理由のようです。
 6年生は、算数の時間に「分数のわり算」の学習をしています。(写真下)分数のたし算、ひき算、かけ算、わり算の中で、最後に学習するのが「分数÷分数」の計算です。1年生の整数のたし算から始まり、分数や小数の計算を様々な学年で学習してきた6年生にとって、最後の四則計算です。
 「分数÷分数」は、割る方の分数の逆数をかければよい…と教えてしまえば計算練習で終わりです。しかし、小学校ではそうしません。「分数÷整数」は既習事項なので、なんとかそうなるように式を変えられないかを考えさせたり、図を使って考えさせたりします。「割る数の逆数をかける」ということを苦労して導き出させなければ、理解が深まりません。
 教科書には、「3/4dlのペンキで板を2/5平方メートル塗ることができました。このペンキ1dlでは、何平方メートル塗れますか。」という問題が書かれています。小学校の算数では、あくまでも文章題で提示するようにしていますが、ここまでくると無理があるなと思います。日常生活で「分数÷分数」の場面はあまり考えられないものです。

6月1日(火) その2

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 4年生は、算数の時間に「角の大きさ」の学習をしています。今日は、分度器を使って、いろいろな角度の大きさを測る問題に取り組んでいました。2年生でものさしを、3年生でコンパスを、4年生で分度器をというように、算数の学習においても、道具の正しい使い方を各学年でしっかり指導しています。
 分度器は、使い慣れるまでに時間がかかる道具です。そして、大人は理解していても、子どもの発達段階を十分に理解して指導することが重要になります。それは、まず「角度」というものの見方から始まります。1本の直線の端から出たもう1本の直線との間を「角」といい、その大きさを「角度」としています。しかし子どもは、三角定規のとがったところを触って角があることは理解できますが、2本の直線が交わった図を見て角度があるとは、最初はなかなか受け取れないものです。(そこで、この単元の最初に、2つの円に切り込みを入れて組み合わせ、回転させることでいろいろな大きさの角度ができることを学習しています。)
 さて、分度器の難しさは、その目盛りの合わせ方と読み方にあります。角の頂点を分度器の中心に合わせるとともに、角度の一方の直線を0度に重なるように合わせる必要があります。それがいつも同じ向きに角度があるわけではなく、様々な方向に分度器を動かして使えるようにしなければなりません。(写真上)
 次に、目盛りの読み方です。90度よりも小さい方の目盛りを読むのか、大きい方の目盛りを読むのかは、角を見て直角よりも大きいか小さいかが分かっていないと混乱します。ということで、最初のうちは先生が一人一人をしっかり見て回る必要があります。他にも、子ども達の分度器が一人ずつ大きさや目盛りの付き方に違いがあることから、子どものつまずきが様々に生じます。
 6年生は、社会科の時間にいよいよ歴史の学習が始まりました。6年生にもなると、「歴史を勉強するのが楽しみ」という子が多いのではないでしょうか。縄文時代や弥生時代の想像図や、遺跡から出土した道具の写真を見ながら学習がスタートしました。(写真中)
 社会科の学習は、様々な資料を基に授業を行う場面がたくさんあります。教科書だけでなく、資料集を使って学習を進めていきます。多くの情報を読み込んだり、整理したりする力が必要になってきます。きっと今後は、各自のタブレットPCの活用も有効な手立てになるはずです。
 3年生は、理科の時間に「こん虫を育てよう」という学習をしています。学校の畑に植えられているキャベツの葉から青虫を見つけ、飼育しながら観察を続けています。今日観察していたモンシロチョウの幼虫は、すでに2センチほどの大きさに成長していました。フンの大きさも以前より大きくなっていたようです。昨日お伝えしたように、3年生は総合の学習でカイコの飼育もしていきます。どちらも、幼虫からさなぎ、成虫への過程を楽しみに観察が続いていきます。(写真下)

6月1日(火) その1

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 全校朝会をZoomを使って行いました。今日は火曜日だったので、途中で途切れるクラスがなく、うまくZoomがつながったようです。今日は、「元気よく外で遊ぼう」という話と、「ふれあい月間」についての話をしました。
・・・『今日から6月になりました。もうすぐ関東地方も蒸し暑い梅雨の時期に入ります。旭町小では、外遊びがとても盛んに行われています。中休みも昼休みも、進んで外に出て遊んでいる子がたくさん見られます。旭町小は、校庭が広いことに加えて、ブランコやジャングルジム、三角すべり台、うんていなど、様々な遊具で遊ぶことができるので、とても恵まれています。
 子どものうちに外遊びが大切であると言われるのには、いくつかの理由があります。まず、何よりも健康な体をつくるためです。今、健康であるから良いというのではなく、将来大人になっても健康な暮らしが続けられるようにするために、子どもの頃の外遊びが大切です。そして、丈夫な体の骨や筋肉を身につけるだけでなく、大けがをしないように身をかわしたり、手をついたりという素早い動きを外遊びの経験から獲得することができるのです。
 もう一つ外遊びが大切な理由として、学習に集中して取り組むことができるということがあります。一週間の生活の中で、土曜・日曜の休みの日があるように、勉強の合間に休み時間があって、気持ちを切り替えることが必要です。授業中は、45分間席に座っていたり、同じ教室の中で過ごしたりすることがほとんどです。そこで、休み時間に教室から出て外の空気や景色に触れるとともに、体を動かし血液の流れを盛んにすることで頭がすっきりとすることにつながります。ですから、勉強ができる子は、外遊びも上手にできる子なのですね。
 さて、今日もう一つ伝えたい話は、「ふれあい月間」についてです。練馬区では、6月を「ふれあい月間」と位置づけ、いじめを絶対に許さないという姿勢で、小中学校全校で取り組むことになっています。いじめは、どこの学校でもどこのクラスでも起こりうることです。人をからかったり、仲間外れにしたり、悪口を言ったりということから大きないじめに発展します。いつも相手の立場にたって、相手の気持ちを考えて行動できる人は、いじめを絶対にしないはずです。「人に言われて嫌なことは言わないこと」「人にされて嫌なことはしないこと」旭町小学校の全員が、この場でしっかり約束をしてください。そして、いじめのない学校にしていきましょう。心配なことや困っていることがあったら、必ず学校の先生や相談室の先生、あるいは家の人に話をするようにしてください。
 学校での大切な勉強として、国語や算数といった各教科の学習があります。しかし、学校ではそれ以外にも大事なことを学んでいます。それは、いろいろな友達と仲良くするということです。大人の社会は、人と人とのつながりで成り立っています。ですから、子どものうちに様々な人と接することができる力をつけておくことも大切な勉強なのです。旭町小学校では、クラスの仲間とだけでなく、学年全体で取り組む学習がたくさんあります。また、登校班では近所の仲間と、そしてたてわり班では違う学年の子と一緒に活動していきます。一人一人の顔や体の大きさが違うように、考え方や性格が全て違います。いろいろな人のことを受け止め、理解し、一人でも多くの仲間と楽しく生活する力をつけていくことはとても大切なことです。
 旭町小では、ふれあい月間の取り組みとして、来週月曜日からの3日間、あいさつ運動を行います。みんなで明るいあいさつを交わしていけるようにしましょう。』・・・
 続いて、代表委員会からあいさつ運動についての話がありました。(写真上)中休みにも代表委員が集まって来週のあいさつ運動に向けた話し合いをしていたようです。
 各階の掲示板に、ふれあい月間の表示を貼りました。あるテレビ局のお天気マスコット(ねこ団長)を入れて作ったのですが…知っている子は少なかったようです。(写真下)

5月31日(月)

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 今日は月曜日ですが、全校朝会は明日行うことにしました。毎週月曜日の朝は、他校も一斉にZoomを使って朝会を行うため、接続が途切れてしまいがちです。そのため、今週は曜日をずらして試してみることにしました。
 2校時に、教育アドバイザー訪問がありました。教育アドバイザーは、初任〜3年次の先生方の授業を見て指導・助言をするために、区内の各学校を回られている先生です。今日は、1年2組の国語の授業を参観していただきました。
 授業は、「かきとかぎ」という教材を使い、濁点の付く言葉の音と表記について理解させる内容でした。教科書には、「さるのだいじな かぎのたば。げんかん うらぐち まど とだな。どれがどれだか わからない。」という唱え歌が載っています。国語の時間では、まず音読が重要です。特に低学年では、何度も何度も音読を重ねていくことが大切です。先生の範読に合わせて指で文字を追わせたり、全員で声に出して読んだり、列ごとに役割を決めて読ませたりしていました。子どもは自然に暗唱できるようになっていきますが、きちんと教科書を手に持ち、文字を目で追いながら音読していくことが大切です。(写真上)
 ところで、濁点がつく文字を探す場面で、子どもの中から「あ」や「う」の濁点について声が上がりました。子どもは鋭いですね…漫画などで「あ゛」や「ゔ」を見たことがあるのでしょうか。なんとなく、普通の「あ」や「う」の発音と違い、強烈な叫び声から発せられる響きのように感じられます。しかし、これらは正式な日本語にはない表記の仕方です。ただし、「ゔ」はカタカナで書く場合はよく使われます。「ベートーヴェン」とか「ヴェルディ」のように、外国の人物の名前などの表記には必要です。
 3年生が、カイコの卵の観察をしていました。これから3年生は、総合の学習の時間にカイコを育てていきます。直径が1mmほどの小さな卵を紙コップに分けて、虫メガネで観察をしました。透明な膜の中に、黒い幼虫がいることに気が付いた子がいました。本当に小さな小さな生命が、まさにこれから誕生する直前の様子を観察することができました。(写真中)
 昨年までは、練馬区の理科部でカイコの卵をまとめて購入し、各学校に配布していました。長い理科部の歴史にも予算削減の波が訪れ、今年からは学校ごとに購入することになりました。専門業者を通じて注文すると、ふ化する予定日の前に届くように送ってもらえます。さあ、3年生はこれからこの小さな命をどのように育てていくでしょうか。そして、小さなカイコの命から、たくさんのことを学び取ってほしいと思います。
 4年1組の教室に、アゲハチョウが入った飼育ケースが置いてありました。クラスの子が家から持ってきたようで、他にもさなぎが2匹入っているのが確認できました。成虫になったアゲハは、今朝学校に持ってくる時に羽化したばかりとのことでした。じっと羽を休めていました。(写真下)
 アゲハチョウは、柑橘系の木の葉に卵を産み付けます。旭町小の敷地内にも、ミカンやキンカンなどの木があるので、葉裏を調べてみたいと思います。ちなみに、キアゲハはニンジンの葉に卵を産み付けます。幼虫は、緑と黒のしましま模様です。子どもの頃に、畑のニンジンの葉にいた幼虫を育てたことがあります。夏休みの早朝に羽化する様子を観察した思い出は、ずっと心に残っています。

5月28日(金)

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 毛筆を使った学習は、3年生から始まります。書道セットがそろい、今月初めには横画の練習として「二」を書きました。今回1組では、縦画の筆の使い方の練習をしていました。筆を手にしている腕を上に持ち上げていくことで、線が少しずつ細くなっていくことを感じ取らせていました。(写真上)
 3年生は、毛筆の授業のスタート時期でもあるので、道具の準備や片づけまで、一つ一つをていねいに指導しています。また、毛筆を行う時の姿勢や筆の持ち方についての指導も大切です。筆は半紙に対して垂直にし、手首から肘にかけては常に机に対して水平になるように構えるのが基本です。毛筆の授業が毎週あるわけではないので、これらの基本をしっかり身につけさせていけるように、繰り返し指導していきます。
 今後は「はね」や「折れ」、「はらい」を練習しながら、様々な文字に取り組んでいきます。また、2学期の終わりには、3年生も毛筆で書き初めに挑戦することになります。
 6年生の2クラスに、「租税教室」がありました。2名の税理士の方にお越しいただき、各クラスに1時間ずつ授業をしてもらいました。租税教室は、日本の将来を担う子ども達に、税の仕組みや社会に果たす役割についての認識を広める活動として行われています。昨年度から、6年生の社会科は、1学期の始めに政治の学習単元が行われるようになっています。税金の仕組みも、大まかではありましたが学習しています。そのためか、今日の授業に強い関心をもって臨んでいた子が多く見られました。(写真中)
 子ども達にとって身近な税金は、「消費税」です。実際に子ども達も、物を買う時に支払っています。しかし、他にも税金の種類は、50種類もあるそうです。「なぜ、いろいろな種類の税金があるのか」ということを学ばせるために、子ども達にゲーム感覚の課題を出していました。
 『A・B・Cの3人が、それぞれ700万円、250万円、50万円を持っています。300万円を集めるためには、3人からいくらずつもらえばよいですか。』という問題でした。「Aが300万円払い、BとCは0円」という考え方もあれば、「全員から100万円ずつもらう(Cは借金をする)」という考えもあります。中には算数で習った比を使って計算し、「210万円、75万円、15万円」と細かく求めた子もいました。
 実は、どれも税金の集め方として使われている方法です。同率で税を納めるのは、法人税などがあります。また、特定の人からのみ徴収するのは、酒税やたばこ税などです。そして、全員が同等に支払っているのが消費税です。ということで、国民一人一人の立場や意見を調整するためにたくさんの税金の種類があり、税金の徴収の仕方を変えているということが分かりました。(なるほど…)
 昨日、世界的な人気絵本作家のエリック・カールさんが亡くなられたというニュースがありました。「はらぺこあおむし」など、多数の素敵な絵本で知られている作家です。
 5校時に、2年2組の子ども達が図書室で授業をしていました。本棚から改めて「はらぺこあおむし」の本を取り出し、ページをめくってみました。きっとどの子も幼稚園や保育園で読み聞かせをしてもらった覚えがあるでしょう。(写真下)
 小さな青虫が、いろいろな食べ物を食べていく経過は、仕掛け絵本としての面白さもあります。また、食べ物の名前や曜日を覚えることにもつながります。そして、大きく成長した青虫がさなぎになって蝶に変身するところは、ページをめくって「あっ」と驚く瞬間でもあります。

5月27日(木)

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 3年生は、図工の時間に「布のへんしん」という作品に取り組んでいます。家庭から古着などのいらない布を用意させ、切ったり裂いたり丸めたりして、生き物や乗り物などのぬいぐるみを作ります。さらにそれを使って物語を作り、ボール紙に貼って表現するという学習です。
 子ども達は、小さくなって着られなくなったTシャツなど、様々な古着を用意してきました。布は、身近な材料でもあり、材質の違いでいろいろな表現ができる素材です。また、プリント地の柄や色合いなど、布の見た目の印象が作品に結びつくことも考えられます。(写真上)
 布を裂くためには、最初にハサミで切れ込みを入れなければなりません。ところが、これが3年生の子ども達には難しかったようです。今までは、おもに紙を切るためにハサミを使ってきました。布を切るためには、まず布がぴんと張られていることと、ハサミと布地が垂直になるようにして切る必要があります。さらに、ハサミの上下の刃がぴったりとこすれ合うようにして、持ち手の指先に力を入れることが重要です。
 2年2組では、生活科の学習として「まちが大すき たんけんたい」という学習をしていました。自分たちの住んでいる地域に関心をもち、進んで様々な人とかかわりをもとうとすることを目的とした学習です。
 今日は、学区域地図を提示して、家の周りでよく行く所やお気に入りの場所、おすすめの場所などについて話し合う活動をしました。パン屋さんや中華屋さん、スーパーマーケット、コンビニなどのお店屋さんについて知っている子が多かったようです。
 そこで先生が、昨年度までの2年生が町探検で行った場所の写真を提示しました。幼稚園や駐在所など、すぐにどこにある施設か分かった子がいました。さらに、ねじを専門に扱っているお店があるようで、これは私も初めて知りました。小さなねじからとても大きなねじまで販売しているお店のようです。見学をしている子ども達の写真を見て、どの子も興味をもって先生の説明を聞いていました。(写真中)
 緊急事態宣言が解除になれば、2年生の町探検の学習を進めることができそうですが…どうも延長になる気配が濃厚のようです。
 今日は、6年生の全国学力学習状況調査の日でした。旭町小では、3校時に国語、4校時に算数、そして意識調査を6校時に実施しました。以前は、知識を問う問題(A問題)と、知識活用力を問う問題(B問題)を実施していました。2年前からそれらが統合され、国語と算数の調査を1時間ずつ実施することになっています。(写真下)
 給食の準備時間に、6年生の両クラスに行ってみました。テストが終わってホッとした子やぐったり気味の子ども達に、学力調査の感想を聞いてみました。ほとんどの子が口にしていたのは、国語のテストの時間が足りなかったということでした。国語では、書く内容や文字制限の条件が提示してあり、自分の考えを作文する問題がいくつか出題されました。どの子もこういう問題で時間がかかっていたようです。(大人がやったとしてもそうなるでしょう。)一方、算数はかなり早めに終わった子が多かったようです。自信あり気に「全部できました!」と宣言した子がいました。
 6校時は、児童質問紙調査を行いました。学習に対する関心や生活状況等について回答する調査です。朝食を毎日食べているか、同じくらいの時刻に寝たり起きたりしているか、携帯電話の使い方やゲームの時間について、家庭学習の時間、読書の時間や家庭にある本の数について・・・全国の小学6年生に調査をし、学力とどのような関係があるのかを分析するようです。また、昨年度の休校期間に関する質問もありました。コロナ禍の影響も調査しているようです。

5月26日(水) その2

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 4年1組の子ども達が、理科の時間に中庭に出て、動植物の観察をしていました。4年生では、身近な動植物の様子を季節を追って観察していく学習が理科の時間にあります。
 中庭の池の様子も、4月に見た時とはずいぶん変わっていました。たくさんいたはずのオタマジャクシがかなり減っていました。カエルになって、池から巣立っていったのでしょう。池には、今度はメダカがたくさん発生していました。また、水生植物も増えてきました。池全体がビオトープとなり、生態系が守られている環境下にあります。
 昨日、ホームページで白いアジサイの話題をお伝えしました。子ども達のいる池の手前に写っているアジサイです。(写真上)
 5年生は、総合の学習の時間に「バケツ稲作り」に挑戦しています。今月に入ってから種もみを観察し、教室で発芽の様子を観察してきました。芽と根が伸びてきたところで、いよいよバケツに植え替えです。畑の土をバケツに入れ、水と混ぜてドロドロの状態にします。発芽した苗をそっと植え付けていきました。
 図書室の外には、毎年5年生で使う田んぼがあります。それほど広い田んぼではありませんが、苗を購入して田植えを済ませています。余った苗は、バケツ稲としても育てていきます。腕や足、中には顔にまで泥をつけながら、2組の子ども達が楽しそうに植え付けをしていました。(写真中)
 6年生は、理科の時間に「植物の成長と日光の関わり」の学習をしています。植物が良く成長するためには日光が必要であるということは、5年生の時に学習済みです。6年生では、日光が当たることによって、植物にどのような変化をもたらすかということを実験していきます。
 今日は、2組が中庭に植えてあるじゃがいもの葉を使って実験をしていました。日光に当てた葉と日光に当てていない葉のそれぞれに、でんぷんがあるかどうかを調べる実験でした。
 ビーカーに水を入れ、実験用コンロを使って温めていきます。葉がやわらかくなるまで2〜3分煮た後、水で洗ってからヨウ素液に浸します。青紫色に染まれば、でんぷんが作られたことになります。(写真下)
 1校時は、前日にアルミホイルをかぶせておいた葉について実験し、でんぷんがない状態であることを確認しました。そして4校時は、午前中アルミホイルを外して日光を当てた葉と、アルミホイルをつけたままの葉を同様に実験してみました。結果は、日光を当てた葉の方に青紫色のでんぷん反応が見られました。植物の葉に日光が当たることで、でんぷん(養分)が作られるということが分かりました。
 この実験では、葉の緑色(葉緑素)が残るため、ヨウ素反応が分かりにくいという問題があります。昔は、湯煎して温めたアルコール(エタノール)を使い、葉の緑色を抜いて実験をしていました。アルコールを温めるということで、危険性を考えて教科書には掲載しなくなったようです。他社の教科書も、でんぷん反応が分かりやすい実験を毎年模索して変更を重ねてきているようです。

5月26日(水) その1

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 中庭で、サクラ草を種から育てています。連休明けの10日に種まきをして、2週間後の今週月曜日に、小さな芽が見られるようになってきました。(写真上)
 サクラ草は、とても細かい種を無数にまいて、育ってきた苗を少しずつ植え替えながら大きくしていきます。夏の暑さが苦手なので、いかに夏を乗り切るかが栽培のポイントになります。予定では、7〜8月に1回目の植え替えをして、小さなビニールポットに鉢上げします。そして、9〜10月に6号鉢に苗を植え付け、少しずつ大きくしていきます。…うまく育てると、12月頃から花が見られ、4月の初めまで楽しむことができます。
 サクラ草は、以前から着任した学校で毎年育ててきました。種は、昨年度育てていたサクラ草から採取したものと、購入したものの両方を使うようにしています。購入した種からは、とても鮮やかな色が出ます。(しかし、ほんの少ししか種が入っていません。)サクラ草と呼んでいますが、正式には「プリムラマラコイデス」という西洋サクラ草です。花色は、赤やピンク、白があります。
 秋には、全校児童が一人一鉢ずつ植え替え作業を行い、みんなで大切に育てていこうと考えています。どんな植物もそうですが、花が見られるまで、そう簡単に育つわけではありません。昨日の朝、ネコが入り込み、おみやげを置いていった形跡がありました。自分のために用意してくれたトイレと思ったのでしょう。ネコ除けの錠剤をまいておきました。今後は、夏の暑さとともに、ヨトウムシという蛾の幼虫の対策も必要になります。さらに、中庭は蚊が多いところなので、その対策も考えなくてはなりません。しかし、毎年そういう苦労があるおかげで、花が一層美しく感じられます。
 3校時に、3年2組で「よごれた絵」という資料を使った道徳の授業が行われていました。「過ちは素直に改め、正直に明るい心で生活をする」という「正直・誠実」にかかわる学習内容でした。(写真下)
・・・『ぼくは、図工室の掃除当番の時に、ぞうきんのキャッチボールで遊んでいました。その時、投げたぞうきんが壁に貼ってあった絵に当たって汚してしまいました。その絵は、あきらさんが描いた金賞をもらった絵でした。帰ってからも、金賞をもらってうれしそうにしていたあきらさんの顔が思い浮かびました。次の図工の時間、ぼくはあきらさんに謝りました。ぼくは怒鳴られると思ったけど、勇気を振りしぼって心から謝りました。あきらさんはぼくの方を向いて「いいよ」と言ってくれました。ぼくはもう一度、「ごめんなさい」と謝りました。』・・・子ども達の日常によくありそうな場面です。
 誰もが、正直に謝ることは大切なことと考えますが、実際はなかなかすぐに謝ることができないのが実情です。自分だったら…と、主人公を自身に置き換えて考えさせていくと、様々な葛藤が考えられます。道徳的な実践力は、すぐに身につくわけではなく、このような資料から学んだ経験が積み重なって心が耕されていきます。

5月25日(火)

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 6年生が書写の学習に取り組んでいました。1,2校時は1組が、3,4校時は2組が行い、今日の天気にふさわしい「快晴」という文字を書きました。今回は、「筆順と点画のつながりを意識して、字形を整えて書くこと」をねらいとした学習でした。
 「快」の「りっしんべん」の正しい書き順をご存知でしょうか? 正解は、「左→右→真ん中の棒」です。真ん中の棒(縦画)を1画目に書いていた方はいませんか・・・と言っている自分がそうでした。「小」や「水」など、普通は中心の縦画を書いてから左右に書き順が続きます。りっしんべんと同じように「左→右」から始まる漢字として思いつくのは、「火」くらいしかありません。
 ところで、教室の電子黒板にお手本の文字が映っています。(写真上)担任の先生が書いたのではなく、書写の指導書についてくる動画ソフトが映し出されています。再生させると、真上から書くお手本の動画を見ることができます。筆の入り方や「とめ・はね・はらい」の筆づかいなど、繰り返し見せながら指導することができます。昔は、担任が水黒板を使ってお手本を書いていたものですが、便利な時代になりました。
 1年生は、図工の時間に「あじさい きれいだね」という作品に取り組んでいます。小さな折り紙を使い、アジサイの花びらを作っていきます。今日は、2組でその折り方の指導をしていました。先生の折り方を見て「簡単」と思っていた子も、いざ自分で折ってみると難しかったようです。最初の何枚かは、試行錯誤の末に出来上がり、いろいろな折り目が入るアジサイになっていました。
 子どもの頃に折り紙に慣れ親しむということは、とても大切な経験になります。図形の理解が進むと同時に、次の段階に行くためにどう折ればよいかと、思考力や想像力が身につきます。また、平面から立体作品が出来上がっていくことから、空間認知能力を伸ばすことにもなります。そして、さらには手先の器用さを高めるとともに、忍耐力・集中力にもつながります。
 5月はまだ一週間ありますが、すでに街のあちこちでアジサイが咲き始めました。学校にも、中庭にアジサイの株があります。アジサイは、土の酸度によって赤系になったり青系になったりします。中庭の池の近くに、白いアジサイが咲いています。白いアジサイは、赤や青の色素がもともと無い品種で、あまり見かけません。最近は、「アナベル」という白系(グリーン系)の西洋のアジサイが人気ですが、それとも違う真っ白なアジサイが旭町小にあります。
 先ほど、アジサイの花びらを折り紙で作っていたことをお伝えしました。しかし、正式には花びらに見える部分は「がくへん」です。アジサイの花は、中心にある小さな粒々のところを言います。
 3校時に1年生、4校時に2年生が50m走のタイムを計測していました。しっかり準備運動を行ってから、校庭に真っすぐ引かれたコースに2人ずつ立ちました。先生の合図とともに、手をしっかり振って全速力で駆けていきました。(写真下・・・2年生)
 毎年この時期に「新体力テスト」を実施しています。50m走もその種目の一つです。これから6月の上旬にかけて、全学年が様々な種目を実施していく予定です。

5月24日(月) その2

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 1年生は、算数の時間に「なんばんめ」という学習をしています。今まで0から10までの数について勉強してきましたが、この単元では、数には順序を表す際にも用いられる場合があることを学習します。
 前から何番目や後ろから何番目という言い方では、基準となる先頭(あるいは一番後ろ)から「1,2,3・・・」と数えていきます。「な〜んだ。簡単だ。」と思っている子も、実は意外な落とし穴が潜んでいます。
 「前から3つめに色を塗りましょう。」という問題と、「前から3つに色を塗りましょう。」では、表す数が違ってきます。数は実際の使い方によって、ものの集まりの大きさを表す集合数と、ある物の順番を表す順序数の2つがあります。先ほどの問題で言うならば、「前から3つめ」は順序数で、「前から3つ」は集合数を意味しています。同じ「3」という数字でも、「目(め)」がつくかつかないかで、意味するものが違ってきます。
 また、今日1組で学習していたのは、教室の座席を様々な方向から言い表すやり方についてでした。(写真上)「前から3番目、後ろから2番目」では、1つの座席を言い表すことができません。「前から3番目、右から4番目」のように、前後の順序数と左右の順序数とを組み合わせなければなりません。座標の表し方に通じる部分ですが、1年生の子どもにとっては難しい思考と言えます。
 4年生が理科の時間に牛乳パックを使って種まきをしたのは、ちょうど2週間前のことでした。牛乳パックを2つずつ用意し、ヘチマとツルレイシの種をまきました。4年生の廊下に置いてありましたが、先週から発芽した芽が牛乳パックの外にまでぐんぐん伸びてきました。
 今日は、2組の子ども達が自分の苗を机に持ってきて、じっくり観察していました。(写真中)3階の廊下は、直射日光が当たる場所ではありません。これから丈夫に成長させていくには、外の日当たりの良い場所に移す必要があります。4年生のために、ヘチマやツルレイシ用の棚が用意されている畑が、校庭のうんてい脇(道路寄り)にあります。ここは比較的日当たりが良いので、よく育つのではないかと思います。
 3校時に、1年2組の子ども達が学校探検をしていました。今日は、1階から2階を探検に来ていたようでした。みんなとても静かに歩いていたので、最初は学校探検に来たことに気づかないほどでした。職員室や校長室のドアから、中をきょろきょろと見回していました。(写真下)
 せっかくなので、子ども達にどんなものが見えたか聞いてみました。「お花がたくさんあった。」(確かにたくさんあります。)「パソコンがあった。」(校長室では、ほとんどパソコンに向かっての仕事です。)「ぬいぐるみがあった。」(ドラえもんやリラックマが置いてあります。)「大きな椅子があった。」…やっといい回答がありました。「その通りです。いろいろなお客様が見えて、お話をしたりします。」と説明しました。
 担任の先生が、「アリさんの声でお礼を言いましょう。」と伝えました。子ども達は、とっても小さな声で「ありがとうございました。」とあいさつをして教室に戻っていきました。今日の午後は、1年生の内科検診がありました。きっと、どの子もみんな静かに保健室で検診を受けたことでしょう。

5月24日(月) その1

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 今日の全校朝会は、Zoomを使って行いました。「話す力を身につけよう」という内容で話をしました。
・・・『今年度の学校生活が始まって、もうすぐ2か月が過ぎようとしています。1学期の学校生活のちょうど中間地点に差しかかりました。普段の生活の中で、みなさんは、授業中や友達との会話を通じて、しっかりと自分の思いを伝えることができているでしょうか。5月に入ってから、校長先生と副校長先生とで、各教室の授業の様子を見に行きました。教室の後ろから座っている姿勢を見るだけで、話の聞き方がよく分かるものです。また、進んで手を挙げて発表している子がたくさん見られて、立派だなと思いました。学校では、授業中に発表をしたり、グループで話し合いをしたり、あるいは先生に質問をしたりと、いろいろな相手に話をする場面があります。人に話をするということは、勉強においても、そして人とのかかわりの上でも、とても大切な力と言えます。
 話をする時は、まず声の大きさが重要です。今はマスクを常にしている状態なので、少し難しいところもありますが、いつも自分の声が話をする相手に届いているのかどうかを考える必要があります。授業中、発表をする時には、クラス全体に伝わる声の大きさで話をします。また、授業の中でグループごとに話し合いをする場合もあります。同じグループの子に届く声で話すようにします。教室のあちこちで、他のグループも話し合いをしているのですから、この場合も声の大きさを考えて、きちんと届く声で話をするようにしなければなりません。声の大きさについては、あいさつも同じですよね。相手に届く声であいさつをしなければ、気持ちが伝わりません。
 また、話をする時には、「最後までしっかり話をする」ということも重要です。発表する時の言葉は、「〜です。」あるいは「〜だと思います。」のように、文章で最後まではっきりと話すようにします。よく、「先生、消しゴム」とか、「先生、トイレ」と話す子がいます。「消しゴムを忘れました。」や「トイレに行ってきていいですか。」というように、話し言葉を最後まできちんと伝えるようにしなければなりません。
 最後に、周りの人に伝えたいことを、自分からきちんと話をしているでしょうか。けがをして保健室に行った時に、自分の言葉で、どこでどのようにけがをしたのか、その状況をきちんと話す必要があります。友達に対しても同じです。相手に話をすることで、お互いの気持ちが理解できるからです。一緒に遊びたいのか、遊びたくないのか、鬼ごっこをしたいのか、すべり台で遊びたいのか…思っているだけでは相手に伝わりません。自分がこうしたいと思うことや、相手にこうしてもらいたいと思うことは、はっきりと自分の口を使って話をしなければなりません。
 今日は、相手に話をすることの大切なポイントをいくつか伝えました。いつでも、どこでも、そして誰にでも、きちんと自分の言いたいことを伝えることができるように、話す力をしっかりと身につけていきましょう。』・・・
 他校も同様とのことですが、月曜日の朝は特にZoomがつながりにくいようです。今まで音楽室からZoomをつないでいましたが、今回は会議室にパソコンを持ち込んで行ってみました。全クラスがつながったかと思うと、やはり途中で途切れてしまったクラスも出てきたようです。ワイヤレスマイクも使い、校内放送を流しながら話をしました。

5月21日(金)

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 1年生の算数の教科書に「0というかず」のページがあります。1年生は今まで、1から10までの数字の数え方や大きさ比べ、それぞれの数の構成について学習をしてきました。そこで、「0」も数字の一つであることを学びます。(写真上)
 「0」は、「ゼロ」と「零(れい)」の2通りの読み方ががありますが、小学校の算数では、「れい」と読ませています。では、「ゼロ」と「零」は、何が違うのでしょうか?
 元々、何もない状態を「0」と考えたのは、インドで生まれた概念でした。それがヨーロッパに伝わり、英語の「ZERO」となって日本に伝わったのが「ゼロ」という言い方です。一方、インドから中国に伝わって日本に入ってきたのが「零」です。では、英語と漢字の違いだけかというと、それだけではないようです。
 ゼロは、全く無いという意味をもっています。「交通事故ゼロ」、「ごみゼロ運動」などの場合は、「ゼロ」を使います。零は、全く無いの他に、「ほんの少し」という意味も含めます。「降水確率0(れい)パーセント」というのは、全く雨が降らないというわけではなく、ごくわずかに雨が降る場合を含んでいます。また、「れい」は、そのものが存在する場合にも使われます。「0時」、「0度」、「0点」は、何もないわけではなく、存在する時間や温度、点数を表しています。
 6年生の国語の授業では、説明文「時計の時間と心の時間」を学習してきました。この単元では、筆者の主張に対する自分の考えをまとめ、発表することで学習を振り返らせていきます。2組では、グループごとに集まって、各自の考えを発表し合っていました。(写真中)
 各教室の授業を見回っていると、隣同士での意見交流やグループでの話し合い活動の場面をよく見かけます。昨年度から実施されている新学習指導要領では、「主体的、対話的で深い学び」というキーワードが盛んに言われてきました。(最初の頃は、「アクティブラーニング」と言っていました。)小学校では、昔から子ども同士の意見交流を積極的に授業で実施してきました。しかし、さらにそれを強調して取り上げたということは、より能動的な会話を通じて学びを深めていくことを重視しているというわけです。
 この他にも、いろいろな教室で子ども達の話し方について指導している場面を見かけました。2年生の教室では、せっかく手を挙げて発表した子の声が聞こえず、何回か先生が聞き返していました。また、4年生の教室では、きちんと文章で(文末をはっきりさせて)発表するように指導していました。来週の全校朝会は、「正しく話すこと」についての内容で話をしようと思います。
 4校時に、4年1組の授業観察を行いました。「カンジー博士の都道府県の旅」という都道府県の漢字を習熟する内容の授業でした。4年生の新出漢字に都道府県名の漢字が追加されたことについては、先日のホームページでお伝えした通りです。都道府県名を使った短文作りのため、地図帳を開きながら名産品等を調べていた子もいました。
 授業の後半では、ローマ字についても学習しました。ローマ字は、3年生の国語の時間に指導することになっています。指導時数がほんの4時間ほどのため、4年生でも時々扱いながら覚えていきます。今日の授業では、都道府県名のローマ字表記の仕方について学習をしていました。(写真下)
 ところで、ローマ字には、訓令式とヘボン式があります。「でんしゃ」をローマ字で書くと「densya」、「ちゃわん」は「tyawan」となります。(これが訓令式です。)私が子どもの頃は、「densha」や「chawan」と表記していました。(ヘボン式です。)現在の国語の教科書では、訓令式で指導することになっています。しかし、日常よく目にする標識や駅名などは、全てヘボン式で表記されています。

5月20日(木)

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 今日は、1校時から3校時にかけて授業観察を行いました。
 1校時は、3年1組で社会科の授業がありました。4月から3年生は、練馬区についての学習をしてきています。練馬区の土地の様子(土地の高いところや低いところの分布)や、交通の様子(道路や鉄道)についての学習をしてきました。
 今日は、練馬区になぜたくさんの人が住んでいるのかを、いくつかの資料をもとにして考えました。練馬区は、世田谷区に次いで都内で2番目に人口の多い区です。私が教員になりたての頃は、練馬区の人口を「約60万人」と教えていましたが、現在は「約74万人」と指導しています。住宅地の分布図や、商店街の分布について調べながら、人がたくさん暮らしている理由を考えました。(写真上)
 3年生の子ども達は、練馬区にたくさんの人が住んでいるということ自体をどのようにとらえているのでしょうか。近くに大きな公園がたくさんあるので、それほど人の多さを実感していない子がほとんどなのではないでしょうか。そういう子ども達を、一度私の住んでいる家の近所に連れていきたいものです。(埼玉県川島町)一面の田んぼや畑が広がり、家と家との間隔がどれだけ練馬区と違うのか…ほんの数秒で感じ取ることができるでしょう。また、夜の違いもたっぷり感じさせてあげられます。旭町小の周りは、夜になってもとても静かです。私の家の周辺は、今の時期は静けさにプラスして、カエルの鳴き声がします。田んぼに水か入り始める5月から、カエルの合唱が始まります。気にすれば気にするほど大きく聞こえてくるから不思議です。
 2校時は、2年2組の国語の授業観察に行きました。説明文「たんぽぽのちえ」のまとめの学習をしていました。本文に4つ書かれていたたんぽぽの知恵の中から「賢いと思うもの」を1つ選び、その理由を書くという学習内容でした。
 この説明文に書かれている4つのたんぽぽの知恵については、先日のホームページ内でお伝えした通りです。一度咲いたたんぽぽの花が、種に栄養を送るために地面にぐったりと倒れるというのは、大人でもびっくりするくらいの知恵と言えます。また、種を遠くに飛ばすために、倒れていたじくが起き上がり、背伸びをするようにぐんぐん伸びていくというのもすごいことです。雑草が生い茂った草むらの中で、そのような生存競争のための仕組みがあるというのは、驚くべきことです。
 授業中、担任の先生は、よく子ども達の席を回っていきます。「机間指導」と呼ばれていますが、何のために行っていると思いますか? いろいろな目的があって行われている指導です。「わからない子の支援に行く」…これはよくあることです。鉛筆が進まない子や、子どもの表情を察して先生が近寄っていきます。(写真中)「子どもの考えを掌握するため」…子ども達の様々な考えを把握しておき、全体指導に生かしていきます。他にも、「学習意欲を高めるため」という目的もあります。今後、授業公開が行われた際は、机間指導の教員の動きにも注目していただければと思います。
 3校時は、3年2組の国語の授業を見に行きました。2年生までに習った漢字を使って文章を書く「漢字の広場」の学習内容でした。最初に、電子黒板に1年生で習う漢字一覧が映し出されました。80字習いました。次に、2年生の一年間で習った漢字が提示されました。160字習っています。ということは、1,2年生までに240字もの漢字を覚えてきたことになります。
 漢字は、普段使わないと忘れてしまうものです。国語の教科書には、どの学年にもこのような漢字の習熟を図るためのミニ単元が用意されています。今回は、宝物を探しに冒険に行く絵を見ながら、既習漢字を入れて文章を書く内容になっていました。(写真下)

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学校行事
2/14 校内図工展(〜25日)
2/16 6年生を送る会
2/17 新1年生保護者会

お知らせ

学校だより

保健だより

相談室だより

証明書

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程