7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

10月26日(火) その2

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 5年生は、国語の時間に「秋の夕暮れ」という学習をしています。季節の言葉の単元として、それぞれの季節に合わせて年間4回、「春の空」「夏の夜」「秋の夕暮れ」「冬の朝」という題名で位置付けられています。この単元では、「親しみやすい古文を音読するなどして、言葉の響きやリズムに親しむこと」を目的として学習することになっています。そして、その「親しみやすい古文」として教科書に掲載されているのが、清少納言が書いた「枕草子」です。
 4月に学習した「春の空」では、有名な「春はあれぼの。やうやう白くなりゆく山ぎわ…」が出てきました。そして、「夏の夜」では、「夏は夜。月のころはさらなり、…」でした。
 今回の「秋の夕暮れ」では、「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端(は)いと近(ちこ)うなりたるに、…」で始まる文が載っています。今までの春や夏の単元よりも、枕草子からの引用が長く、古文の表現に慣れ親しむための学習要素が強くなってきています。さらに、夏のページで習った「いと〜をかし」という表現がまた出てきています。教科書には、現代語訳も書かれていて、「たいへん味わい深いものだ」という表現で訳されています。
 今回の秋の夕暮れでは、「あはれなり」という古文でよく使われる表現が新しく入ってきました。「しみじみとする」と現代語に訳されていますが、子ども達はどれだけ実感できたでしょうか。清少納言が秋で「あわれなり」としたのは、「夕日が差して、山にとても近くなったところに、カラスがねぐらに行こうとして、3羽4羽、2羽3羽などと、急いで飛んでいく様子」(これはもちろん現代語訳で、枕草子の原文が主に載っています。)で、秋にしみじみとしたものを感じるものの一つに挙げています。
 旭町小の近くでは、夕方鳥たちがねぐらに向かって飛んでいく光景を見ることができるでしょうか。私はいつも、土日の夕方に土手の上を散歩していると、田んぼから帰ってくる白いサギの群れをよく見かけます。確かに「あわれなり」という気持ちになるものです。
 古文は、まず自分で音読しながら慣れ親しむことが重要です。進んで手を挙げて音読に挑戦した子がいました。(写真上)音読を毎日しているうちに、枕草子を暗記してしまうでしょう。
 2年生は、国語の時間に「お手紙」という物語文を学習してきました。1組では、学習のまとめとして、グループごとに音読劇の発表会を行っていました。
 「お手紙」は、アーノルド・ローベル作の有名な絵本に出てくるお話です。仲良しのがまくんとかえるくんを主人公にした、ユーモラスでほのぼのとした友情物語です。2人は、対照的な性格でありながら、「親友」として描かれています。そして、1通の手紙を通して友情がさらに深まっていく様子が、とても魅力的に表現されています。そのこともあって、長らく国語の教科書に採用されているのでしょう。
 子ども達は、頭に手作りのお面をつけて、それぞれの役割分担を決めて練習をしてきたようでした。がまくんやかえるくんのセリフを言いながら、それぞれの気持ちの優しさが子ども達の心の中にも入り込んでいってほしいなと思いました。(写真中)
 4年生は、社会科「東京都に残る文化財・年中行事」の学習として、「三社祭」について調べています。三社祭は、毎年5月に台東区浅草の浅草神社で行われるお祭りです。毎年多くの人でにぎわい、江戸風情の残る下町浅草が一年で最も活気付く祭りです。また、東京の初夏を代表する風物詩の一つでもあります。子ども達の教科書には、たくさんの人が詰めかけたお祭りの様子が写真に写っています。(写真下)しかし、今年はコロナ禍の緊急事態宣言中だったため、軽トラックに神輿を積んで行ったというニュースが5月にありました。
 旭町小では、夏の盆踊りや10月の「広場の祭典」が地域のお祭りとして伝統になっています。しかし、この2年間は実施されていません。私の住んでいる近くの川越も、お祭りが年に何回かあります。特に10月の中旬には、市内一斉に交通規制が敷かれ、たくさんの山車が出てにぎわう「川越祭り」が有名です。来年は、それらのお祭りが盛大にできるような状況であってほしいものです。

10月26日(火) その1

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 全校朝会をZoomで行いました。今日は、「3つの幸せ」というお話をしました。
・・・今日のお話は、「3つの幸せ」という内容です。人が生きていく上で、3つの幸せがあると言われています。1つめの幸せは、「してもらう幸せ」です。みんながまだ赤ちゃんだった頃のことを考えてみてください。おむつを替えてもらったり、抱っこをしてもらったり、ご飯を食べさせてもらったり、多くの人にお世話をしてもらって大きくなることができました。小学校に入学してからも、勉強を分かるまで教えてもらったり、運動ができるように教えてもらったりしています。あるいは、友達に助けてもらったり、相談にのってもらったりということもあります。そんな時に感じるのが、「してもらう幸せ」です。誰かに何かをしてもらうと、自分が大切にされているという実感がわいてくるものです。
 2つめの幸せは、「できるようになる幸せ」です。私達は、この「できるようになる幸せ」を積み重ねて成長してきています。自転車に乗れるようになった時、鉄棒ができるようになった時、漢字が書けるようになった時、かけ算九九が覚えられた時・・・というように、今までできなかったことができるようになった時に感じるのが、「できるようになる幸せ」です。できるようになると、満足感や達成感といううれしさを感じることができます。
 最後の3つめの幸せは何だと思いますか? ヒントは、学校の中のいたるところでこの幸せを見かけることができます。・・・答えは、「してあげる幸せ」です。全校遠足の時に、たてわり班で活動をしました。上級生が、自分よりも年下の学年の子と、一緒に全校遠足に行き、様々なゲームやチャレンジに協力して取り組みました。また、登校班で学校に来る途中、後ろを振り返って歩くスピードを考えてあげたり、荷物がたくさんあって大変な子の手提げを持ってあげたりする子がいます。自分以外の誰かに何かをしてあげることで、人に喜んでもらえるということは、とてもうれしい気持ちになれます。どうでしょう。「してあげる幸せ」を経験しているでしょうか?
 今日は、3つの幸せについてお話ししました。最後に話した「してあげる幸せ」は、3つの幸せの中で一番大切な幸せであると思います。それは、してあげる人もしてもらった人も、両方が幸せになり、2倍の幸せが広がるからです。学校では、たてわり班活動や登校班、クラブ活動、委員会活動など、違う学年の仲間と一緒に活動する機会がたくさんあります。上の学年の子は、下の学年の子ども達がうれしそうにしている姿を見てやりがいを感じ、「してあげる幸せ」が感じられるようでなければなりません。旭町小に、たくさんの「してあげる幸せ」が広がっていくとよいと思います。・・・
 Zoomでの全校朝会は、北校舎2階の会議室から配信しています。Zoomの朝会では、具体物や資料を見せながら話をすることができます。私の話の後は、いつも副校長先生が生活目標の話をしています。毎週、画面に週目標に関する資料や写真を映しながら話をしています。(写真上)
 1学期(4月下旬)から、長らくZoomでの全校朝会を行ってきました。来月からは、通常の全校朝会に戻す予定です。月曜日の朝、校庭に全校児童が集合して朝会をするように計画しています。
 2階の掲示板に、全校朝会で使った「3つの幸せ」の資料と、体育発表会の写真掲示物を貼りました。休み時間にたくさんの子が見に来ていました。(写真下)

10月23日(土)

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 晴天に恵まれ、体育発表会の当日を迎えました。昨日は、予想以上に雨が降り続きました。夕方になっても、校庭が一面水たまりの状態だったため、昨日は帰ってからもずっとそのことだけが心配でした。
 朝早くからたくさんの先生達が校庭を整備したおかげで、その心配はなくなりました。しかし、昨日できなかった校庭の準備がたくさんあり、子ども達が登校する前に職員総出で行うことになりました。
 体育発表会は、1年生から順に保護者の皆様に公開しました。学年ごとに入れ替わり制で公開したので、校庭を広く使って参観していただくことができました。しかし一方で、他学年の演技種目を見ていただけなかったことが残念でした。全ての学年を続けて参観できたら、学年の発達段階や、それぞれの学年の先生方の思いを感じ取っていただけたはずです。
 どの学年も、徒競走を最初に行いました。徒競走は、今まで学年で何度か練習をしてきています。走る側の子ども達にとっては、練習は練習であり、本番はまた違う力が出るようです。スタートラインでの緊張感や、歯を食いしばって最後まで走りきる姿など、なかなか普段の学校生活では見られない表情がありました。
 2年生以上は、ピストルの合図でスタートしました。練習の時の笛の合図とは違い、より一層緊張感が高まったようでした。どの学年も、先生方がフライングを厳しくとっていました。体育発表会は、体育の授業の成果を発表する場です。「短距離走」として、正しいスタートの仕方についても指導してきています。(写真上…3年生のスタートの様子)
 一方の表現種目は、各学年の先生方が夏休み前から構想を練ってきました。隊形移動や当日の衣装に至るまで、どの学年も自分が教えている子ども達にとって、一番ベストな方法を考えてきています。
 表現種目は、本番が2回ありました。木曜日の児童鑑賞日が1回目で、1日おいて今日が2回目の本番でした。どの学年も、おとといの演技よりもさらに気合いが入っていたようです。2回の本番があると、1回目からどう気持ちをさらに高めていくかが難しいものです。校庭に出てくる前に、学年ごとに体育館で準備運動の時間を取っています。きっと、その直前の指導があってこその本番の姿だったのでしょう。
 最後に、6年生の演技について触れます。ホームページの6年生の記事にもあるように、先生の指導だけでなく、子ども同士で作り上げた部分が際立っていました。また、地面に頭をつけたり、背中をつけたりする技がたくさんありました。(写真中)体操着も顔も体も、砂まみれになることに動じず、最後まで演じきった姿だけでも6年生らしさ、最高学年らしさを感じました。
 今日の6年生は、1回目の本番にないエンディングを用意していました。(昨日、体育館で子ども達に仕込んでいました。)退場した後にアンコールがかかり、本部前に集合してシャッターチャンスをつくるという演出です。(写真下)
 普段はマスク姿なので、6年生の子ども達のこんなにも素敵な笑顔を間近で見るのは、初めてのことでした。続けて卒業アルバム用の集合写真の撮影も行いました。思い出の1ページを飾る写真が撮れました。
 どの学年もたくさんの保護者の皆様に参観いただき、どうもありがとうございました。

10月22日(金)

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 1年生は、国語の時間に「しらせたいな、見せたいな」という学習をしています。「書くこと」を目的とした単元で、「学校にいるいきものや,学校で見つけたものをよく見て、いえの人にしらせる文しょうを書こう」という学習課題をもって取り組み始めました。
 まず、知らせたいものを決めて、絵や見つけたことをカードに記録するところから始めます。教科書では、学校で見つけた動植物を例に書かれています。始めに、子ども達が「知らせたいな」と思うような素材を用意しなければなりません。
 今日は、1年生の先生が、いろいろな切り花を用意してきました。教室のあちこちにそれらの花を置き、子ども達によく観察させて記録を書くようにしていました。ガーベラやケイトウ、ポンポン咲きの菊など、1年生の子ども達の注目を集めそうな切り花を選んで用意してきたようでした。1組では、バラの花に人気が集まっていました。白い花びらの縁が濃いピンク色になっている覆輪咲きのバラでした。バラの美しさは、子ども達をも引き付ける力がありました。(写真上)
 バラの花は、春にだけ咲く一季咲きの品種と、秋にも花が楽しめる四季咲きの品種があります。しかし、お花屋さんで売られている切り花は、温室で管理されているため、時期を選ばずに手に入れることができます。私の家にあるバラの中で、覆輪咲きの品種が1つあります。「ニコール」という中輪のバラで、四季咲きです。とても良い香りがあり、開花するとまず鼻を近づけます。
 4年生は、図工の時間に、彫刻刀を使った版画の作品に取りかかり始めています。彫刻刀を使うのは、4年生からとなっています。まず、彫刻刀の安全な使い方と、木版画の仕組みについて学習しました。
 彫刻刀でけがをするのは、彫刻刀を持つもう一方の手を刃の先に置いてしまうことから発生します。まず、彫刻刀の持ち方・支え方・手の置き方が重要です。(けがの防止のために、軍手をつけさせていました。)
 今日は1組で、木版画の「線彫り」と「面彫り」の違いを理解するための試し彫りをしていました。木版画は、彫った部分が白くなり、彫り残したところに色がつく仕組みです。目と口を線彫りにして彫った場合と、面彫りにして目と口以外の部分を彫った場合とで、小さな板2枚に試し彫りをしました。彫った後にそれぞれを印刷することで、彫り方による印象の違いを確かめることができました。(写真中)
 5年生は、社会科の時間に「自動車をつくる工業」についての学習をしています。今日は1組で、「自動車づくりで人がかかわるよさは何だろう」ということについて学習していました。(写真下)
 自動車工場について様々な資料をもとに調べていくと、多くのロボットが製造ラインで動いていることが分かります。ロボットは、プレスや塗装、溶接などの人が行うには危険な作業で活躍しています。実際に自動車工場で見学をすると、たくさんのロボットのアームが正確に動き、たくさんの火花を散らして溶接する様子にびっくりします。しかし一方で、人の手で行う作業も欠かせません。細かい作業や考えることが必要な作業、そして最終の検査では、必ず人の手と目で確認が行われています。
 コロナ禍になり、昨年度からどの学年も社会科見学に行くことが難しくなっています。特に5年生の工場見学は、今後受け入れ側の工場が出てくるようであれば、ぜひ計画をしてみたいものです。オンラインでの工場見学も手段としてあるようですが、やはり実際に工場に行き、広さや音、匂い、熱をじかに感じてくるのが一番の学習になります。

10月21日(木) その2

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 4年生は、「輝く4色の風たち」という題名で表現をしました。とてもリズム感のあるダンスを一人一人がしっかりと踊っていました。途中で何度も隊形移動がありましたが、全員がしっかり自分の位置にすばやく動き、きびきびとした動きを見せていました。また、笑顔で楽しそうに踊っていて、どの子もダンスが好きなんだなと感じ取れる姿が印象的でした。(写真上)
 5年生は、「旭町ソーラン 2021」を踊りました。昔から旭町小学校で伝統となってきているソーランを、とてもかっこよく踊りきっていました。最初の「構え!」からしっかりと腰を落とし、気合が入っている様子が伝わってきました。今年はかけ声(「どっこいしょ、どっこいしょ」や「ソーラン、ソーラン」など)を入れることができず、声なしバージョンでしたが、5年生の熱い思いが伝わるすばらしいソーランでした。これでまた、旭町小の伝統をつなぐことができました。(写真中)
 最後は、6年生の「YELL〜僕らのアカリ〜」でした。組体操とダンスを組み合わせたすばらしい表現活動になっていました。48名+2名(先生)で作り上げた、集団としての美しさが存分に表れていました。組体操の部分は一人技ですが、全員の手足の先がピンと伸び、一つ一つがきまるたびに、低学年の席から「うわ〜」という声と拍手が沸き上がりました。さすがは最高学年です。見ていた全ての学年の子ども達が、砂まみれになってもがんばる6年生の姿に感動していました。(写真下)
 どの学年も、教室に戻ってからしっかりと振り返りを行い、あさっての保護者鑑賞日に向けて気持ちを切り替えていました。明日は雨の予報になりましたが、土曜日は天気が良さそうです。どの学年も、さらに今日以上にがんばることでしょう。ご期待ください。

10月21日(木) その1

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 今日は、1,2校時に体育発表会の児童鑑賞会がありました。全校児童が椅子を持って校庭に出て、体育発表会で練習してきた表現種目を発表し合いました。
 1年生は、「ハッピー★ダイナマイト」を踊りました。色とりどりのポンポンを両手に持ち、とてもかわいらしく踊っていました。途中で丸くなったり、まっすぐの列になったりする隊形移動がありましたが、しっかりと自分の位置を覚えて移動することができました。曲の最後にピタッと止まる動作があり、全員そろってきまっていたのもすばらしかったです。(写真上)
 2年生は、「よっちょれ 2021」を踊りました。鳴子を両手に持ち、踊るたびにパチパチといい音が校庭に響き渡りました。構えや一つ一つの動きがぴたっときまり、とても生き生きとして見えました。5年生のソーランと兄弟関係のような共通する部分のある踊りです。2年生らしく、元気いっぱいの演技になりました。(写真中)
 3年生は、「旭町エイサー 53人の島人たち」を踊りました。エイサーは、沖縄県の伝統芸能の踊りです。太鼓とばちを手に、沖縄ならではの音楽とリズムに合わせて、一人一人しっかりと踊ることができました。エイサーは、独特な太鼓とばちの動かし方があります。エイサーのすばらしさを、自分なりに体全体を使ってきちんと表現している子がいて、すごいなと思いました。(写真下)

10月20日(水)

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 今日は、久し振りのクラブ活動がありました・・・とお伝えしたかったところですが、残念ながら一日中出張で出かけていたため、全く子ども達と顔を合わせることができませんでした。朝早く学校を出て、暗くなってから学校に戻ってきました。
 お気づきのことと思いますが、旭町小学校のホームページに載せている写真は、長期休業中以外は全て子どもの姿が入っています。今日は、残念ながら撮れませんでした。・・・ということで、月の写真とお得意の花の写真を載せます。
 今日は、きれいな満月が出ています。「ハンターズムーン」という名前が付けられています。狩りのシーズンからつけられた名前のようです。何枚か写真を撮りましたが、ちょうどうすい雲が月の周りに来たところでベストショットが撮れました。(写真上)
 4年生は、理科で月と星の学習をしているところです。家から観測することができたでしょうか。時間とともに月や星の位置が変わることを学習しているので、時間を変えて(同じ場所から)観測するようにしてみてください。
 職員玄関を入ったところに、オンシジュームの鉢が置いてあります。黄色いチョウチョが飛んでいるような色鮮やかな蘭です。オンシジュームは、蘭の中でも栽培がとても簡単です。ある程度日光に当てても大丈夫ですし、寒さにも比較的強い蘭です。切り花でもよく利用されています。(写真中)
 最後は、校長室にあるセントポーリアを紹介します。セントポーリアは、室内花の女王として、昭和の時代に大ブームになりました。30年以上前にセントポーリアと出会い、次々といろいろな品種を集めてきました。何年も思うように咲かない日々が続き、ようやく開花させるコツをつかみました。
 暑さに弱く、寒さに弱い、室内で育てて、直射日光はダメと、大変わがままな女王様ですが、手入れ次第できれいな花が見られます。白花に薄い紫色が入るのは、「ラグナ」という品種です。(写真下)他にもいろいろな品種のセントポーリアが咲いています。ぜひ見に来てください。

10月19日(火) その2

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 2年生は、算数の時間に「新しい計算を考えよう」という単元に入りました。1年生の頃から、算数ではたし算やひき算を学習してきました。「新しい計算」とは、かけ算のことです。かけ算は、どのように教えていくと思いますか?
 まず、身の回りから、「1つ分の数」をたくさん見つけさせることから始めます。教科書には、遊園地でたくさんの子ども達が遊んでいる絵があります。自転車は、2人乗り用になっています。飛行機の乗り物には3人ずつ乗っています。コーヒーカップには3人ずつ、観覧車には4人ずつと、様々な「1つ分の数」(この場合は人数)があることを意識させます。(写真上)
 次に、それらの1つ分のまとまりがいくつあるかをとらえさせます。2人ずつ乗った自転車が6台、3人ずつ乗った飛行機が4つ、3人ずつ乗ったコーヒーカップが4つ、4人ずつ乗った観覧車が5つというように、「〜人の〜つ分」という見方をさせていきます。
 さらに、それぞれの乗り物に乗っている全体の人数を調べさせます。1つずつ数えたり、たし算をしたりして求めます。たし算では、上記の自転車の場合は「2+2+2+2+2+2」という式になります。そこで、「1つ分の数×いくつ分=ぜんぶの数」として、「2×6=12」という新しい計算の「かけ算」を指導します。
 かけ算の意味を十分に理解させたところで、2年生はいよいよ「かけ算九九」へと入っていきます。がんばりましょう。
 5年生は、家庭科の時間にミシンの使い方の学習をしています。今日は、1組が家庭科室に行き、ミシンの扱い方や準備の仕方、そして練習布を使った縫い方の実習をしました。(写真中)
 5年生のこの時期にミシンの使い方をしっかり学習しておくと、6年生になってからの製作にも役立ちます。何人かの子に聞いてみると、家にミシンがあるという子は比較的多く見られました。しかし、あまり使っていないという子が多かったようです。最近は、家庭用のミシンの値段も大きさもコンパクトになってきています。マスクを手作りするために購入したという家庭もあるのではないでしょうか。
 正直な話、私は高学年の担任をしていて、ミシンの指導だけは苦手でした。同じ学年の先生に指導してもらい、その代わりにそのクラスの理科の授業をしたことがあります。また、保護者の方々に手伝いに来てもらったこともありました。調理の指導は得意だったのですが…。
 3,4校時に、1年生がどんぐり拾いに行きました。この時期、光が丘公園には、どんぐりがどっさり落ちています。旭町小が光が丘公園に近いため、2時間あれば十分に拾って戻ってくることができます。心配だったのは天気でした。朝から雨が降ったりやんだりと気をもみましたが、無事に雨にあわずに済みました。
 広い光が丘公園の中でも、どんぐりが大量に落ちている場所を先生方はよく知っています。そこに着くと、落ちているどんぐりを踏まないように歩くのが難しいぐらいに地面がどんぐりだらけでした。子ども達が手にしていた袋は、すぐにいっぱいになりました。収穫したどんぐりは、生活科の学習でいろいろなおもちゃ作りに使う予定です。(写真下)
 ところで、大切に拾ってきたどんぐりから、数日後に中から虫が出てきたという経験はないでしょうか。どんぐりには、ゾウムシの仲間がよく産卵します。(結構多くのどんぐりが産卵されています。)1年生の先生に聞いたら、子ども達が拾ったどんぐりは、理科室の冷蔵後で冷凍させるそうです。一度中までカチカチに凍れば、虫はもう出てきません。(安心してください。)
 他にも、ゆでたり塩水につけたりという方法もあるようですが、冷凍させるのが簡単のようです。

10月19日(火) その1

 今朝は、Zoomによる全校朝会がありました。「体育発表会に向けて」というテーマで話をしました。
・・・今週土曜日に行われる体育発表会の日が近づいてきました。どの学年も練習に一生懸命取り組んできています。いよいよ本番に向けた仕上げの段階です。本来の年であれば、全校児童が校庭に集まり、赤組と白組に分かれて競い合う運動会が行われています。運動会では、応援団やリレーの選手が活躍したり、玉入れや綱引きなどの団体競技で盛り上がったりします。今年は、感染症対応として密を避け、運動会に替わって「体育発表会」という名前で実施します。学年ごとに、徒競走と表現種目を発表します。
 さて、どの学年も9月から、表現種目に練習時間を一番多く使ってきました。それだけ表現種目は、体育発表会にとって見ごたえのある大切な種目であると言えます。表現種目で行われるダンスは、全員でそろえる美しさとともに、一人一人の踊りのすばらしさが発揮できる演技です。笛の合図や音楽に合わせて全員が隊形移動し、真っすぐの列になったり、丸く並んだりすることが上手にできると、見ている人達はすごいなと感じます。また、一人一人の踊り方にも注目が集まります。自分はここをこのように意識して踊りたいという気持ちをもって一生懸命踊る姿は、これも見ている人がすごいなと感じるところです。ですから、踊りは一人一人の思いや個性を発揮し、自分らしさを出して一生懸命踊る、そして隊形移動は全員の心を一つにそろえる・・・そういう完成形を目指してがんばってください。
 一方、徒競走では、ゴールをめざしてどれだけ全力で走ることができるかが大切です。全神経を集中させてスタートダッシュを決めましょう。そして、腕をしっかり振って、ゴールの先の先をめざして走り切りましょう。本番当日は、多くの人達が最後まで走りぬく姿に注目して見てくれることでしょう。
 体育発表会は、土曜日に保護者の方々に見ていただきます。その2日前の21日(木)には、全校児童でお互いの表現種目を見合います。ということは、表現種目は2回本番があるということになります。練習で全力を尽くしてがんばることができる子は、本番でさらにそれ以上の力を発揮することができます。みんなのがんばりで、すばらしい体育発表会になるようにしましょう。・・・
 追加して、生活指導の話を1つしました。急に寒くなり、ポケットに手を入れて登校してくる子が増えてきました。今日も何名か注意しました。なぜ、手をポケットに入れて登校してはいけないか・・・たいていは、安全面のことを考えるのではないでしょうか。確かに、転んだ時に手が出ずに、歯を欠くなどのけがをすることがあります。
 しかし、私はそれよりも、別の理由をいつも伝えています。ポケットに手を入れたままあいさつをするのは、相手に対して失礼なことです。人は見た目が大切です。礼儀正しさのためにも、ポケットから手を出すように指導しています。

10月18日(月)

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 全国的に急に気温が下がり、秋の深まりが進みそうな気配になりました。旭町小では、今週末に行われる体育発表会に向けて、どの学年もいよいよ仕上げの段階に入っています。
 1年生は、2校時に校庭で、表現ダンス「ハッピー★ダイナマイト」の練習を行いました。1年生は、両手にカラフルなポンポンを持って踊ります。赤や緑、青、黄色のポンポンが、1年生のかわいらしさを一層引き立てていました。また、両手をあげたりジャンプをしたりする動きが、とても大きく映えて見えます。(写真上)
 衣装や手に持つ道具など、それぞれの学年の先生方が、踊りの内容と子ども達の実態に合わせて、ずっと以前から考えて準備をしてきました。6校時に、6年生が校庭で練習をしていました。6年生は、全員が黒いTシャツを着て演技をします。先週は、そのTシャツの背中に、各自が決めた漢字一文字を白い塗料で書いていました。今日は、初めて黒Tシャツを身につけて練習をしていました。さらに、6年生は裸足で踊ります。(組体操の一人技もあるので…)残りの練習時間は、どの学年もあとわずかです。子ども達の気持ちを、本番当日に向けてどう高めていくかが重要になってきました。
 本日、各学年から体育発表会に向けた学年だより臨時号が配布されています。短距離走の走順一覧や、ダンスのおおよその隊形と踊る位置が示されています。当日に向けて、カメラやビデオを用意されているご家庭も多いことでしょう。参考にしてください。
 3校時に、1年1組のサクラ草の植え替え指導をしました。6年生から順に、一人一鉢のサクラ草の植え替え作業を進めてきました。先週、3年生が植え替えを終え、今週の1,2年生を残すのみとなりました。
 1組の子ども達が、アサガオの栽培で使った青い鉢とチューリップの球根を手に、中庭に集まってきました。先週から、どのように指導しようかとずっと考えていました。3〜6年生は、植え替えの図をもとに一度やって見せてから、各自の作業に移りました。しかし、低学年ではあまりあれこれと話をしても、全て覚えてその通りにはできません。何段階かに分けて、説明と作業を繰り返すことにしました。
 1年生が他の学年の植え替えと違うのは、チューリップの球根を一緒に植え付けることです。培養土や肥料を入れてから、サクラ草の苗とチューリップの球根を隣同士に植え付けます。サクラ草は年末から1月にかけて咲き始め、3月の中旬〜下旬にかけてチューリップが開花します。両方の花を一鉢で楽しめるようにしました。また、チューリップだけだと、ずっと芽や葉の出ていない鉢に水やりを続けることになります。サクラ草の苗が植え付けてあることで、毎日の水やりが楽しくなるという効果もあります。
 低学年の子ども達が苦戦するのは、苗を逆さまにしてビニールポットから抜く時です。3年生以上は一人でやらせましたが、1年生は2人組で行うように指導しました。一人が苗を逆さまにして、もう一人がビニールポットを外します。白い根っこがびっしりと回っているのを見て、びっくりしていました。(写真中)
 6年生は、先週に続いて保健の授業で、養護の先生に授業をしてもらいました。前回は「タバコの害」でしたが、今回は「飲酒の害」の学習です。「飲酒って害なの?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。保健の教科書には、しっかり「飲酒の害」と書いてあります。
 まず、未成年が飲酒をすると体に大きな影響が出ます。法律で禁止されていることでもあります。また、「酒に含まれているアルコールは、脳の働きをまひさせます。そのため、酒を飲むと注意力や判断力がにぶくなり、体も思うように動かなくなります。その結果、交通事故や転落、けんかなどを起こすことがあります。特に、一度に多量の酒を飲むのは危険で、意識がなくなり、呼吸が止まって、死ぬこともあります。」と教科書に記載されています。
 さらに次のページには、アルコールには依存性があることや、アルコール中毒で委縮した脳のレントゲン写真、肝臓・大腸・食道がんにつながることなども書いてあります。あくまでも、大人の各自の許容量を超えて飲酒を続けた場合のことではありますが、6年生の子ども達には大変危険なものとして書かれ、指導しています。
 先週のタバコの授業同様に、たいていの子は「将来、絶対にお酒は飲まないようにしたいと思います。」と感想を書きます。

10月15日(金) その2

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 3校時に、6年2組の外国語の授業観察に行きました。地球に暮らす生き物の生息や食べる物について、尋ねたり答えたりする学習内容でした。外国語の授業では、45分間の中でいかに子ども達がたくさんの英語を発音し、会話を楽しむことができるかがポイントになります。そういう視点で見ると、今日の授業ではたくさんの活動があり、子ども達の口が休む間もないほどでした。
 外国語の授業では、多くの単語を習います。今日の授業では、海の動物や陸上の動物、昆虫や鳥まででてきました。また、食べ物や場所などの単語もあり、ALTの先生がカードで示しながら発音をみんなで繰り返しました。
 スピーキングのアクティビティでは、クラス内の友達や先生と会話を楽しみます。次々とペアを替えながら、自分から積極的に活動することが大切です。2組の子ども達は、会話をとても楽しみにしているようで、英語に対する苦手意識がないのがすばらしいなと思いました。(写真上)
 5校時は図工室に行き、4年2組の図工の授業観察を行いました。4年生は、1学期の終わりから「ツリーハウス」の製作に取りかかってきましたが、いよいよ今日で仕上げの時間となりました。
 図工室に入ると、いつも目にカラフルな印象を受けます。まず、子ども達の作品に個性があり、いろいろな色が使われているのでカラフルです。また、指導している先生の服装がいつも芸術家らしくカラフルです。(写真下)
 「こんなツリーハウスがあったらいいな」という思いで、子ども達の夢はとめどもなく広がっていきます。毎時間毎時間、家からいろいろな材料を持ってきて、細かなところまで凝って作っている子がたくさんいたようでした。このまま2学期の終わりまで、延々と製作をしていても終わりが来ないような気がするほどです。
 子ども達の作品のすばらしさは、全員の作品が一堂に会するとさらに輝きます。それが展覧会のすばらしさです。2月の展覧会をぜひご期待ください。
 ところで、図工室のすぐ近くに「こぶしルーム」があります。毎週金曜日に、光が丘四季の香小から巡回指導の先生方が指導に来ます。今日も校内で何名かの子ども達が指導を受けました。5校時は、小集団指導がありました。3名の子ども達と、こぶしルームの4名の先生達との授業でした。
 図工室とこぶしルームを行き来しながら、指導の様子を見ました。前半は、様々な場面でどのような言葉を友達にかけたらよいかを考えていました。「かけっこでころんでしまい、びりになった友達に」「重い荷物を持っている友達に」「初めて二重跳びができた友達に」…言葉とともに、どんな言い方をしたらよいかも考えさせていました。

10月15日(金) その1

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 今日は、4クラスの授業観察がありました。
 1校時は、5年2組に行き、国語「たずねびと」の物語教材の授業を見ました。この教材は、昨年度から新しく5年生の教科書に採用されています。作者の朽木 祥(くつき しょう)さんの名前は、今回初めて知りました。広島出身の児童文学作品を書かれている方で、戦争に関する物語を多く手がけているようです。「たずねびと」も、広島の原爆を扱った内容になっています。
 ひとりの少女が、「さがしています。」と書かれた原爆供養塔納骨名簿のポスターの中に、自分と同じ名前を見つけます。それをきっかけに、自分と名前も年齢も同じ少女を探しに、兄と広島まで出かけていくことになりました。様々な物や人と出会うことで、75年前に実際にあった原爆について理解していくという物語です。
 今日は、最後の場面での登場人物の心情を考えさせる学習をしていました。少女と兄が、夕日に輝く川を橋の上から見つめている場面です。(写真上)2人は、原爆資料館での展示資料や供養塔でのおばあさんとの出会いから、戦争について深く考えるに至りました。教科書のところどころに、その心情が表れている言葉や表現を見つけることができます。
 ところで、2年前までの教科書では、「わらぐつの中の神様」という物語教材が長年掲載されていました。新潟県上越市出身の杉 みき子 さんが著した児童文学作品です。杉 みき子 さんは、私の故郷の方でもあり、書かれている雪国の情景や使われている方言がとても懐かしく感じられたものでした。担任としてこの物語を指導していた頃、夏休みを利用して上越市に帰り、雪下駄を作っている場所を取材に行ってきました。物語の最初に、赤いつま皮の雪下駄が出てきます。作者、杉みき子 さんがたまたまその雪下駄を見て、「わらぐつの中の神様」の物語を思いついたそうです。自分がその下駄屋さんに行った時も、売り物にせずに、まだきれいに飾ってありました。
 2校時は、3年2組の道徳の授業観察に行きました。「わたしらしさをのばすために」という個性伸長の内容項目を扱った授業でした。自分の好きなことや得意なこと、苦手なこと、がんばりたいことを考えさせる中から、自分らしさをさらに伸ばしていこうとする気持ちを高める内容でした。
 教科書には、元レスリング選手でオリンピックで活躍した吉田沙保里 さんと、宇宙飛行士の若田光一 さんの言葉が載っています。小さい頃から自分の得意なことをずっとがんばり続けてきたことや、困難なことにも乗り越えて成功することができた体験が書かれています。
 授業の導入部分で、先生が「自分はどんな人ですか?」と質問して、すぐに長所や短所を発表していた子が何人かいました。3年なりに自分自身のことをよく分かっているものだと感心しました。(写真下)

10月14日(木)

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 1年生は、今週月曜日に朝顔のつるを支柱から外し、リース作りをしました。朝顔のつるが支柱にしっかり絡みついていたため、どの子も大変な思いをしながら外していました。さらに、その長いつるを丸い輪にまとめていくのにも苦戦しました。おまけに、月曜日は30度近くまで気温が上がった暑い日でした。一人一人に対応していた先生方も、汗びっしょりになり、やっと全員のリースが出来上がりました。
 今日、1組では、その朝顔のリースに飾りを取り付けていました。リボンやモール、造花など、子ども達は家から様々な材料を用意してきました。ボンドで接着したりリースに結び付けたりと、1年生なりに飾り方を考えながら作っていました。(写真上)
 今後は、どんぐりや松ぼっくり、ナンテンの実などの自然の素材が加わると、さらに華やかになっていきます。つい先日まで、毎日水やりをしていた朝顔のつるが、とっても素敵なリースに変身し、子ども達はとてもうれしそうでした。来週からは、今まで使っていた朝顔の鉢を、もう次の栽培活動に使っていきます。1年生は、サクラ草の苗とチューリップの球根を一緒に植え付ける予定です。
 3年生は、社会科の時間に「商店の仕事」についての学習をしています。1組では、スーパーマーケットの工夫について、実際の売り場の写真を見ながら考えさせていました。(写真中)
 成増駅の周辺には、たくさんのスーパーマーケットがあります。子ども達のほとんどが、家の人と一緒に買い物に行き、よく食品売り場に足を運んでいるようです。果物や野菜の売り場では、お店ごとに様々な工夫で商品が陳列されています。
 以前、3年生がスーパーマーケットの見学に出かける機会があり、引率したことがありました。副店長や売り場のチーフが各クラスにつき、子ども達に説明をしながら店内を回っていきました。以下、その時のスーパー(都内を中心に数多く展開している某ストア)で聞いた工夫です。
 店の入口に果物を置くのは、季節感を感じさせるためです。また、そこでは、サラダや総菜などを作っているところが見えるように、ガラス張りにしていました。手作り感や作りたてを強調したことで、売り上げアップにつながったそうです。また、バックヤードの肉の調理場では、トレイを使わずに袋詰めをしていることの説明を受け、「なるほど…」と思いました。
 5年生は、保健の時間に「けがの手当」の学習をしています。先日の6年生同様に、養護の先生に授業をしてもらっています。
 今日は1組で、けがが起こった時に自分でできる対処法について、実技を含めた授業が行われました。すり傷や切り傷、鼻血、やけど、ねんざや打撲・突き指など、日頃よく起きるけがの手当てについて、班ごとに実践して確かめました。
 「転んですり傷を負い、どろだらけである」という想定で、手当てをしていた班がありました。まず、きれいな水でどろをよく洗い流すことから始め、ばんそうこうを傷口に貼って治療しました。(写真下)切り傷では、ガーゼなどで押さえて止血することが大切です。また、やけどやねんざ、打撲、突き指は、すぐに冷やすことが第一です。
 では、鼻血が出た時はどうしたらよいでしょうか。昔は、上を向いたり首の後ろをたたいたりしたものですが、これはNGです。少し下を向かせ、鼻を押さえながら、鼻の付け根を冷やすのが正解です。

10月13日(水)

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 1校時に、4年2組の授業観察がありました。「漢字の広場」の学習でした。3年生までに習った漢字を使い、教科書の絵から想像して文に表す言葉の学習単元です。
 小学校の6年間で習う漢字は、全部で1026字あります。1年生で80字、2年生で160字、3年生で200字と、すでに440字の漢字を学習してきました。4年生では、1年間に202字習うので、もうすでに小学校で習う漢字の半数以上は学習してきていることになります。
 どの学年にも、国語の教科書に「漢字の広場」があり、既習漢字を復習する時間を設定しています。漢字は、使わなければ忘れてしまうものです。これは、大人も同様です。私も、学校関係や教育関係の漢字はよく使いますが、全く普段使わない分野の漢字を書く時には、少し戸惑う時があります。しかし、今は便利なことに、パソコンやスマホですぐに調べることができます。
 よく、教室の電子黒板に数字が表示され、1秒ずつカウントダウンしていく様子が見られます。0になると、「キンコ〜ン♪」とチャイムが鳴ります。タイマー機能があり、漢字テストを5分で行わせるときや、話し合い活動の時間を3分とる時など、各教室でよく使われています。(私が担任の時は、砂時計やキッチンタイマーを使っていました。)残りの時間を子ども達に知らせるという意味では便利ですが、何でも時間で区切って進めていくのはマイナス要素もあり、要注意ではあります。(写真上)
 3年生は、国語の物語教材として、「ちいちゃんのかげおくり」の学習をしてきました。2組では、単元のまとめとして、学習後の感想を発表し合っていました。(写真中)
 「ちいちゃんのかげおくり」は、あまんきみこ さんが著した童話作品です。3年生の国語の教科書に掲載されるようになったのは、もう30年以上も前からでしょうか。第2次世界大戦の悲惨さが描かれた物語で、戦時中の様子などの状況を子ども達にしっかり知らせながら、ちいちゃんの思いを読み取る必要があります。
 空襲に遭って焼け出されたちいちゃんは、家族とはぐれてひとりぼっちになります。防空壕の中で、干し飯(ほしいい…炊いたお米を乾燥させた保存食)を食べながら飢えをしのぎます。やがて、はかなく消えていく小さな女の子の姿が、美しくも静かに描かれています。
 「かげおくり」というのは、よく晴れた日に地面にある自分の影をじっと見つめ、しばらくしてから空を見上げると、空に影の残像が映るという現象です。国語の時間では、第一場面と第四場面でのかげおくりの違いを考えさせる授業展開をよく行います。第一場面のかげおくりは、家族4人で手をつないだ楽しいものでした。しかし、第四場面では、ちいちゃんが一人で行っています。防空壕の中でかげおくりができるかな? と考えた子が気づきます。実際にかげおくりをしたのではなく、ちいちゃんの命が天国にいくところかな…と。永久に教科書に掲載し続けてほしい名作です。
 4校時に、4年1組の授業観察がありました。社会科「水害から暮らしを守る」という単元の学習をしていました。自然災害から地域の安全を守るために様々な活動があり、また関連機関の人々の努力で支えられていることを学んでいきます。
 練馬区に住んでいると、水害の被害についてはなかなか実感がないかもしれません。特に旭町小の周辺は高台になっているのでなおさらです。台風19号が東日本に甚大な被害をもたらしたのは、ちょうど2年前のことでした。(2019年10月12日)私の家の近くの川も氾濫し、人生で初めて避難したことは、以前このホームページでお伝えしました。あの時、千曲川が氾濫する様子や、東北地方での被害の様子も報道されました。
 授業では、練馬区の防災の取り組みについて、資料をもとに調べました。地域防災計画が決められていて、水害が発生した場合は対策本部が中心となって区民の安全を守ります。町内会に呼びかけたり避難所を開設したり、自衛隊や消防、警察と連携したりすることを学びました。(写真下)
 今から6年前の9月に、「関東・東北豪雨」と名付けられた水害被害がありました。茨城県を流れている鬼怒川の堤防が決壊し、多大な被害が出ました。5か月後の1月に、地区校長会の研修旅行(私事旅行)でその場所を訪れてみました。堤防には土のうが積まれていて、応急工事がされていましたが、まだところどころに泥が堆積し、傾いたままの家屋が残ったままになっていたのも驚きでした。毎年各地で大雨の被害が発生していますが、水の力はとてつもなく大きいもので、人間はどうすることもできません。全国的にハザードマップが作られるようになりましたが、他人事と思わずに備えることが大切であると感じています。

10月12日(火) その2

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 1校時に、1年1組の授業観察がありました。算数の「たしざん」の授業でした。先週土曜日の公開日に、この単元の最初のところを保護者の方々にも見ていただきました。1位数同士のたし算で、繰り上がりがある場合の計算をしています。9+5の計算では、たされる数の9は、あと1で10になります。そこで、たす数の5を1と4に分けることで「10のまとまりと4」になり、14という答えにたどりつきます。
 算数ブロックを操作しながら、たされる数が9の場合のたし算を昨日も練習しています。また、ノートに式を書き、たす数の5の下に枝分かれした1と4を書き添えるように指導しています。(その形から、通称「さくらんぼ計算」と呼んでいます。)
 今日は、たされる数が9〜6になった場合も同じように計算ができることを学習していました。繰り上がりのあるたし算では、数の合成・分解がすばやくできることが大切です。1学期の初めの頃に繰り返し行ってきた学習が、こういうところで重要になってきます。授業の始めに、先生が数字のカードを見せて、あといくつで10になるかを復習していました。(写真上)
 4校時は、6年1組の社会科の授業観察がありました。「幕府の政治と人々の暮らし」の単元で、歴史の学習も江戸時代に入っています。今日は、江戸幕府が参勤交代を行ったことを取り上げ、その目的について資料から考えさせる授業内容でした。
 外様大名を江戸から遠く離れたところに配置し、参勤交代で経費をたくさん使わせるとともに、江戸を攻め込ませない工夫も行っていました。そのために、親族を江戸に住まわせるということまでしていました。江戸幕府が長期にわたって安泰していた理由がうかがえます。
 授業では、子ども同士の話し合い活動を多く取り入れていました。いかにも「歴史の勉強が大好き」という子が何人か見られました。(写真中)
 6校時に、6年生の中学校授業体験がありました。隣の豊渓中学校に行き、中学校の先生による授業を1時間ずつ体験させていただきました。小中の連携事業の一つとして、毎年行ってきています。今年は、数学と体育の授業体験をしていただき、子ども達の希望でちょうど半々に分かれて授業を受けることができました。
 数学では、最初に、切り取られた図形を組み合わせて正方形にするパズルが出題されました。単純そうでとても難しいパズルでした。子ども達は夢中で考え、いくつかのグループは解くことができたようでした。(写真下)私も1セットもらって挑戦したのですが、全く歯が立たず、そっと教室を出て体育の授業を見に行きました。
 体育館では、バスケットボールのドリブルの仕方を練習していました。腕や体の使い方について、指導が一つ入るだけで子ども達の技能が向上していきます。技能が向上すれば、子ども達の学習意欲も格段にアップします。その後、再び数学の教室に行ってみると、「三平方の定理」について学習していました。黒板に書かれた数式をプリントに書き写す姿に、やはり子ども達の意欲を感じました。
 今後4年間で、小学校(高学年)にも教科担任制を導入するという国の方針が出されています。小学校の教員は、昔からオールマイティーでどの教科も指導すべきとされていました。しかし、そうはいっても、教員にも得意・不得意はあるものです。今後、体育や英語、理科、算数の教科を中心に、小学校も教科担任制で指導できるようになっていくはずです。
 ところで、6年生にとっては、そろそろ中学校進学に向けた心の準備が必要な時です。校舎内の様子や、教科担任制で授業が行われている様子など、1時間の授業体験ではありましたが、中学校に向けてがんばろうという意識をもつきっかけがもてました。

10月12日(火) その1

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 今日の全校朝会(Zoomで実施)では、「自然に『ありがとう』と言える子に」というテーマで話をしました。
・・・普段使っている言葉の中で、「最も美しい日本語」は何かわかりますか? ある調査で、美しい日本語ベスト10ランキングが発表され、第一位は「ありがとう」でした。この夏に行われた東京オリンピックの閉会式では、最後にオーロラビジョンに映し出されたのは、「ARIGATO」の文字でした。(写真資料を見せながら)この東京オリンピック閉会式での「ARIGATO」の文字は、全世界に向けた感謝のメッセージとして広がりました。ところでみなさんは、この美しい日本語「ありがとう」を一日の生活の中で何度口にしているでしょうか。
 9月の終わりから、全校でサクラ草の栽培に取りかかっています。6年生からスタートして、昨日までに5年生、4年生と植え替え作業が終わりました。どのクラスの子も説明をよく聞いて、上手に植え替えをしていました。植え替えが終わったら、水やりをする前に、一人ずつ校長先生の点検を受けることになっています。培養土が足りなかったり、苗が浮き上がったりしていた鉢は、一つずつ直してあげて合格になります。
 高学年の子ども達は、校長先生が点検して鉢を渡してあげると、「ありがとうございます」と自然にお礼のあいつをしていた子がたくさんいました。植え替え作業をする前と終わりの「よろしくお願いします」と「ありがうございました」のあいさつは、全員で言うのですから当然のことです。それに対して、一人一人何かをしてもらった時に言う「ありがとうございます」は、もっと心のこもった、相手に感謝の気持ちが伝わるあいさつであると受け取れます。
 授業の様子を見に行くと、学習中でも教室の中で「ありがとうございます」の声が聞かれる場面を見かけます。先生がプリントを列ごとに配っていきました。前の子から1枚ずつ取って、後ろの子にプリントを回していった時のことです。「ありがとう」と言ってプリントを自然に受け取っていた子がいました。どうですか? みなさんは、普段当たり前のように友達からプリントを受け取っていませんか? そのクラスでは、配り係の子がノートを友達に渡す時も、給食当番の子からお皿を受け取る時も、必ず「ありがとう」と言う言葉を口にしています。
 普段から「ありがとう」という言葉を使っている子は、自然にいつでも「ありがとうございます」というあいさつを言うことができます。身近な生活の中で、「ありがとう」という言葉を言う機会はたくさんあります。意識して「ありがとう」を使うようにしてみましょう。「ありがとうございます」という言葉は、感謝の気持ちを伝えるとともに、礼儀正しさにもつながります。・・・
 校長の話の後、ジュニアバレーの表彰を行いました。6年生の代表2名が会議室にやって来て、賞状を渡すとともに、全校へのメッセージ(バレーへのお誘い)を伝えてもらいました。(写真上)
 また、全校朝会の話で使ったオリンピック閉会式の写真を2階の掲示板に貼りました。休み時間にたくさんの子ども達が見に来ていました。(写真下)隣には、全校遠足の写真資料も作って掲示してあります。来校された際は、ぜひご覧ください。(南校舎の階段を2階に上がってすぐの掲示板です。)

10月11日(月)

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 今日も朝から日差しが強く、晴天に恵まれました。そして、予報通り30度近くまで気温が上がった一日となりました。
 そのような中、3年生の自転車安全教室が2,3校時に校庭で行われました。あらかじめ、家から自転車の持ち込みを呼び掛けていました。登校時に、自分の自転車を引きながら学校に来た子がたくさんいました。校庭の西側には、いろいろなタイプの自転車が並びました。子ども用とはいえ、様々な機能がついた自転車や素敵な色の車体があることが分かりました。
 私も子どもの頃は、自転車に乗るのが大好きでした。(自転車に乗って友達と出かけること自体が遊びとなるほど、田舎で育ちました。)しかし、一度も新しい自転車を買ってもらった覚えはありません。兄弟や親せきからもらった自転車(いわゆる「お古」)を使っていました。それでもうれしかったものです。
 学校では、出張などで出かける時によく自転車を使います。坂が多いところなので、学校にある電動自転車はとても重宝しています。自転車に乗っていて気になるのが、大人でも「自転車は左側通行」ということを知らない人が多いということです。車なら免許センターで習いますが、自転車は誰でも乗れてしまいます。それだけに、子どものうちに自転車安全教室でルールが学べるのは、とても貴重な機会です。
 2校時に、2年2組の算数の授業観察に行きました。2年生では、「さんかくやしかくの形をしらべよう」という図形の授業を行っています。今日は、長方形の意味や性質を理解する学習内容のところでした。
 今まで「さんかく」や「しかく」という言い方をしていた図形を、「三角形」や「四角形」という言い方で習うのが2年生です。さらに、四角形の仲間として、長方形と正方形の定義を学習します。子ども達は、折り紙を折って作った長方形を使って、角の大きさや辺の長さの特徴を調べていきました。(写真上)
 長方形は、「4つの角が全て直角になっている四角形」をいいます。「向かい合った辺の長さが等しい」という特徴もありますが、ひし形や平行四辺形との区別から、直角の定義をしっかり理解させなければなりません。ちなみに、2年生では直角を確かめるために、三角定規の直角の部分をあてがって調べさせています。
 2年生は、図工の時間に「ペタンペタンハウス」という作品づくりにとりかかり始めています。消しゴムサイズほどの四角いスポンジを使い、絵の具をしみこませてスタンプのように画用紙に押し付けて絵を完成させていく学習です。今日は、スタンプの練習で、絵の具のつけ方や水の量でどのように模様がつくのかを確かめさせていました。(写真中)
 来週からは、この技法を使って自分の住みたい家を描いていくようです。スポンジで押した四角い模様をどのように重ねて絵にしていくかがポイントになりそうです。
 ところで…「消しゴムはんこ」の作品を査定するテレビ番組があります。消しゴムを彫刻刀やカッターで削り、カラフルな色インクをつけて版画のように押して、絵を完成させていきます。先日は、消しゴムはんこを使ったパラパラ漫画の査定も行っていました。身近な材料で、すばらしい芸術作品が生まれるということにびっくりしました。
 6年生は、保健の授業で「喫煙の害」についての学習をしました。養護教諭の先生に教室に入ってもらい、専門の立場から子ども達に授業が行われました。
 6年生の保健の学習では、「病気の予防」について学んでいます。今日はその中の「喫煙の害」についての学習でした。授業では、たばこを吸うとどのような体の変化が起きるか…ということを最初に学びます。長期にわたってたばこを吸い続けることで、がんや心臓病になりやすいことや、肺が汚れることなどを資料を基に学習しました。(写真下)
 また、低年齢からの喫煙による影響や、受動喫煙の害についても教科書に載っています。たばこの先から立ち上る煙を「副流煙」と言いますが、フィルターを通していないだけ、かなり有害な物質が含まれています。それを近くにいる人たちが吸い込んでしまうのが受動喫煙です。たいてい授業の最後に感想を書かせると、「絶対にたばこは吸いたくないと思いました。」と書く子が多いものです。ぜひ、その気持ちをずっともち続けてほしいものです。今後も、6年生の保健の授業では、飲酒の害と薬物乱用の害についても学習していきます。

10月9日(土)

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 今日は、学校公開日でした。今年度初めての公開日でしたが、さかのぼって調べてみると、ちょうど1年振りの学校公開であったことが分かりました。昨年度もほとんど公開ができず、10月の第二土曜日のみ授業公開をしています。
 今年は、分散という形での授業公開になりました。きっと保護者の皆様としては、別の教科の授業を見てみたかったのに…という思いがあったことでしょう。早くいつも通りの学校公開ができるようになることを願うばかりです。しかし、それより前に、来月以降も第二土曜の公開ができる状況であってほしいと思います。
 今回は、保護者の皆様のみの公開としました。通常の学校公開は、地域の方々に対しても授業公開をすることが基本です。先日、来年度入学予定の保護者の方から問い合わせがありました。今回は事情を説明してお断りしましたが、幼稚園や保育園の保護者の方々が小学校の様子を見に来るための学校公開でもあるのです。
 1年生の保護者の皆様にとっては、学校での子ども達の様子をご覧になるのは、入学式以来のことでした。算数や体育、音楽の授業を公開しました。体育では、育成教員の先生が忍者になりきって授業をしていました。低学年の子ども達は、「ごっこ遊び」が大好きです。先生が率先して忍者になりきることで、子ども達の意欲が倍増します。黒ずくめになって、先生は暑いだろうな…と思われたことでしょう。体育館の冷房はほぼ工事が終わっていますが、使用できるのは来週後半からです。
 1年生の算数の時間は、「たしざん」の学習をしていました。「9+4」のような、1位数同士の繰り上がりのあるたし算の最初の授業でした。ブロックを操作して、数の分解・合成を意識させながら答えを求めていきました。(写真上)
 6年生の教室では、外国語や社会科、理科、国語の授業がありました。ところどころでタブレットを使って学習をしている様子を見ることができました。社会科は、「幕府の政治と人々の暮らし」の単元を学習中です。2組では、先生が用意した資料をタブレットを使って子ども達に送り、授業を進めていました。(写真中)
 他にも、4年生の教室で、各自の考えをクラス全体で共有するためにタブレットを使っていました。学年の実態に合わせて、また指導内容に適した効果的な使い方となるように、今後もICTの活用を図っていきます。
 3校時に、5年生で算数の授業がありました。旭町小では、3年生以上の算数は、少人数グループに分けたコース別の指導をしています。習熟度を基に分けた習熟度別のグループになっています。ですから、同じ「分数のたし算」の内容でも、教室によって問題へのアプローチの仕方が違っています。異分母同士のたし算の学習でしたが、分母を共通なものにすることに重点を置いたグループもあれば、数直線を使って同じ大きさの分数の復習から始めたグループもありました。(写真下)
 ところで、教室の後ろから授業を見ていると、いろいろなことに気付かれたのではないでしょうか。授業中の子どもの後ろ姿を見るだけで、話をしっかり聞いてるかどうかが分かるものです。また、返事や手の挙げ方、姿勢などにも子どもの意欲が反映するものです。他にも、先生の指示で道具を用意したり、教科書をすぐに開いたりする様子からも、普段の学校生活が想像できます。
 学校公開では、学年が上がるほど保護者の参観が少なくなる傾向にあります。あるいは、教室に入らずに廊下から参観して途中で帰られてしまうことが多いのが高学年です。子どもは、口では「学校に見に来なくていいよ」と言いながらも、どこかで自分の姿を見て褒めてもらいたいと思っています。学校公開のチャンスを逃さずに、しっかりお子さんの姿を見てあげてください。
 もう一つ、あえて言わせていただきます。授業中に、教室や廊下で保護者同士で話をするのはやめましょう。子ども達は、大人のマナーをしっかり見ています。

10月8日(金)

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 2校時に、2年1組の授業観察がありました。国語の「なかまのことばとかん字」の授業でした。様々な語句が書かれたたくさんのカードを、いろいろなまとまりに仲間分けをする学習でした。
 「家の人の仲間」には、「父」「母」「弟」「妹」「兄」「姉」…が入ります。また、「時間を表す仲間」として、「朝」「昼」「夜」「午前」「午後」のカードが選ばれました。「カードにない言葉で、他に時間を表す言葉はありませんか?」という先生の発問に、「深夜」や「夜明け」という言葉を発表した子がいました。また、「おやつ」と答えた子もいました。『おやつの時間』と言うから「おやつ」と回答したようです。子どもらしい考えでした。
 ところで、先生の机の上には、赤とピンクのミニシクラメンの鉢が置いてありました。9月には、カランコエの鉢花が飾ってありました。先月は個人面談に合わせて用意したのでしょうか。今回は、明日の学校公開に向けての準備かもしれません。教室に花があるだけで、子ども達の気持ちも和らぐものです。そして、教師自身も心にゆとりができます。(写真上)
 今年は、9月の中旬からホームセンターの園芸売り場でミニシクラメンを見かけました。昔は、シクラメンというと「高価な鉢物」や「贈答用の鉢花」、「クリスマスの頃の花」というイメージがありました。しかし、ガーデニングブームが起こってからは、寄せ植えでも使える安価なミニシクラメンが主流になりつつあります。寒さにも強く、長く楽しめるのが特徴です。また、最近は、黄色や紫色のシクラメンが品種改良で生まれてきています。
 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらきと土地の変化」についての学習をしています。校庭の砂場に実験モデルをつくり、1校時に2組、3校時に1組が流水実験をしていました。(写真中)
 砂山の山頂から川となる溝をS字状に掘り、同じものを2つ用意します。一方には、ジョーロで水を流し続け、川の様子を観察していきます。もう一方は、流す水量を増やすために、ジョーロを2つ使って水を流しました。実験から、流れる水のはたらきによって砂が削られて運ばれていくことや、下流にその砂がたまること(浸食・運搬・堆積)が分かりました。また、水量が増えることでそれらのはたらきが大きくなり、川の流れが変わってしまう(氾濫する)ことも分かりました。
 東京では、なかなか本物の川の様子を見ることができません。この辺りだと、白子川が近いでしょうか。しかし、都会の川は全てコンクリートでおおわれています。できることなら実際の川に行き、上流・中流・下流の様子を見て確かめてくるのが一番の勉強になります。
 1年生の教室から、久し振りに旭町小学校の校歌が聞こえてきました。今週から、マスク越しではありますが、音楽の時間に「歌うこと」ができるようになりました。さらに、鍵盤ハーモニカを練習する音も聞こえてきました。今まで1年生は、鍵盤ハーモニカの代わりにミニキーボードを使っていました。鍵盤を指で押さえて音を出すのは同じですが、鍵盤ハーモニカは息を吹いて音を出さなければなりません。指使いの他に、タンギングを使った息の吹き方の練習も必要です。
 今日、2組で練習していたのは、「よろこびのうた」でした。ベートーヴェン作曲の交響曲第9番「合唱付き」の有名な主題です。楽譜には、音符とともにどの指を使うのか、指番号が書かれています。ようやく自分の鍵盤ハーモニカに息を吹き込んで、自由に音を出すことができるようになりました。音楽の楽しさが増してきたように感じます。(写真下)

10月7日(木)

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 6年生は、国語の時間に「言葉の変化」という学習をしています。語句の由来などに関心をもつとともに、時間の経過による言葉の変化や世代による言葉の違いに気づくことを目標とした小単元です。(写真上)
 まず、時代による言葉の違いについて、「めでたし」という言葉を取り上げた例が教科書に載っていました。千年ほど前には、「すばらしい」と何かをほめたくなる気持ちを「めでたし」という言葉で表していました。その後、次第に喜ばしい思いを表す意味が強くなり、「めでたい」という言葉として使われるようになりました。
 同様に、「あわれ」は、かわいそうという意味で現在では使われています。昔は、しみじみと感動するさまを「あは(わ)れなり」と言っていました。狂言を芸風に取り入れた漫才師をよくテレビで見かけます。時代による言葉の違いを子ども達も感じているのではないでしょうか。
 次に、世代による言葉の違いについてです。担任の先生が「えもんかけって、何のことか知ってる?」と子ども達に聞きました。子ども達は「???」です。すかさず先生が、「私のおばあちゃんが、ハンガーのことをえもんかけって言ってたよ。」とクラスの子ども達に教えてあげました。きっと子ども達だけでなく、若い先生達も「えもんかけ」を知らないのではないでしょうか。
 教科書では、「同じものを指す時に、みなさんと、ひいおじいさんやひいおばあさん位の世代の人達とが使う言葉に、違いがあることはありませんか。」と書かれています。ノートを「帳面」と言ったり、マフラーを「えりまき」と言ったり、和語や漢語だったものが、現代では外来語に変わってきています。
 この辺りから、私自身、この授業の場に居づらくなってくる内容が続きました。教科書に設問があり、「世代によってどんな言われ方をしていたか調べてみましょう」と書いてあります。スプーン、シーツ、コート・・・それぞれ「さじ」「敷布」「オーバー」が上世代の言葉にあたるでしょうか。
 その他にも、いまだに昔の遠足のしおりをそのまま流用しようとすると、持ち物に「ちり紙」と書かれている場合があります。「先生、ちり紙って何ですか?」と子ども達に聞かれることになります。今はもう「ティッシュ」という言葉以外に考えられません。スチュワーデスは「キャビンアテンダント」、魔法瓶は「ポット」、床屋は「ヘアサロン」・・・世代についていきたいものです。
 2年生は、生活科の時間に「めざせ 生きものはかせ」という学習をしています。タブレットPCを使い、様々な生き物についての調べ学習を進めています。タブレットは便利です。自分の調べたい虫の生態が、次々と画面に現れてきます。
 しかし、やはり実際の生き物に触れながら学習することが大切です。1組では、飼育ケースに入れて、カマキリを持ってきた子がいたようでした。教室の電子黒板に大きく映すと、肉食の昆虫の中でも最も強そうな雰囲気が十分に感じ取れました。カマを持ち上げ、じっとしている姿がまた不気味です。(写真中)
 今週火曜日に全校遠足で行った光が丘公園には、昆虫がたくさん潜んでいそうな草むらがたくさんあります。出かけていけば、きっといろいろな虫を見つけることができるでしょう。私の住んでいる近くでは、すでに稲刈りが終わっていますが、散歩中にイナゴの大群に出会う時があります。人の気配にイナゴがびっくりして一斉に飛び立つのですが、いつもこちらの方がびっくりしています。
 5年1組で、毛筆の授業がありました。「飛行」の二文字を書いていました。バランス良く書くためには、いくつかのポイントがあります。
 まず、文字の大きさに気をつけることが重要です。一般に、画数の多い漢字を大きめに書くと、全体のバランスが良くなります。「行」よりも、「飛」を大きめに書くようにします。
 次に、書き順を正しく書くことがポイントとなります。漢字の書き順は、文字をバランスよく書くために決まっています。「飛」の書き順をご存知でしょうか? 4年生で習う漢字ですが、小学校で出てくる1026字の中でも、最も書き順の間違いが多い漢字です。
 全体は9画ですが、最初の3画目までは上の部分です。では、4画目は・・・中央の縦画を書きます。続いて5画目が左側の払い、6画目がその下の縦画の払い…と続きます。(写真下)
 1年生も、2学期から漢字を習い始めています。今日は、新出漢字として「学」と「校」を練習していました。1年生も徐々に画数の多い漢字を習っています。書き順にも気をつけて指導していきます。

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学校行事
2/14 校内図工展(〜25日)
2/16 6年生を送る会
2/17 新1年生保護者会

お知らせ

学校だより

保健だより

相談室だより

証明書

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程