卒業式式辞

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第45回 卒業式 式辞

 ちょうど1年前、君たちは5年生、在校生代表として卒業式に参加しました。無事、卒業生を送り出した後、私は君たちに呼ばれて、校舎3階のオリパラ教室に行きました。すると、プロジェクト・オーと書かれた企画書18枚を手渡されました。そこには、自分たちが6年生、最高学年になったら、学校をより良くするために、こんなことをしてみたい、あんなことができるだろう、というアイディアが書いてありました。
 あれから1年が経ちました。君たちは大西小の顔として、委員会活動をはじめ、様々な活動において、下級生をリードし、大西小の素晴らしい歴史の1ページを刻んだと私は感じています。
 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。君たちは平成18年、もしくは19年の生まれですね。君たちが生まれた頃、第一次安倍晋三内閣が発足しました。戦後生まれの初の首相、ということで大変注目されました。戦後生まれ、戦争の後に生まれた、ということ。戦争とはどの戦争のことを言っているか、それは、太平洋戦争のことです。日本はアメリカ合衆国をはじめとする世界を相手に戦ったと言っても過言ではないでしょう。この一連の戦争は昭和6年から昭和20年まで及びます。何と15年間も戦争をしていたことになります。昭和という時代、日本は数多くの戦争を経験し、数多くの人々が亡くなりました。
 今から約30年前、その昭和の時代が終わり、平成の世の中になりました。そして、その時代の中で君たちも誕生したという訳です。
 うちたいらかにそとなる、ちたいらかにてんなる、の言葉通り、平成の30年間、日本は戦争を経験することはありませんでした。平和な世の中に住む私たちには、戦争と言われても絵空事のようで、それは映画やゲームの中でのことのようです。時にそれは刺激的で、時にそれは憧れの対象になったりもします。しかし、想像してみてください。戦争は家族や友人の命を奪い、飢えに苦しむどん底の生活を強いられるということを。そして、君たちが卒業する今、世界情勢を見てみると、それは一気に現実味を帯びます。今月15日、ニュージーランドのクライストチャーチで起こった銃乱射事件。50人もの死者を出したこの事件は、国籍、宗教、人種間の憎悪から生まれたものです。この現実から、世界はいつ戦争が起きてもおかしくない状況であることを君たちにも感じとって欲しいのです。
 君たちはオリンピック・パラリンピック教育の一環として、外国語の学習を行いました。それは外国語のスキルが高まることだけを目的とする学習ではありません。日本だとか、外国だとかではなく、地球規模で仕事をして、互いの多様性を認め合う世界を構築する社会の一員となる、その素地を培うことを目的としています。平成が終わり、日本はこれから新しい時代に入っていきますが、その時代がどのような方向に進んでいくのか、それは君たちにかかっています。
 いよいよ、来年の夏、オリンピック・パラリンピック東京大会が開催されます。世界を舞台に活躍する多くの若い選手たちの姿を目にすることと思います。たった一人で海外遠征するその自立性、相手をリスペクトするその精神性等、中学生になった君たちに是非、学んでほしいと思います。そして、将来、君たちも世界を舞台に活躍する中で、争いのない世界の担い手の一人になって欲しいと私は心から願っています。

 さて、本日はお忙しい中、練馬区教育委員会事務局こども家庭部保育計画調整課長、大窪達也様はじめ、多くのご来賓の方々にご臨席賜りました。誠にありがとうございます。ここに居ります6年生、小学校は卒業しますが、今後もご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
 保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。卒業を前に、この子たちと校長室で会食をしたのですが、事前アンケートの尊敬する人、感謝している人の項目に、父、母、家族と書いた子が数多くいました。それは保護者の皆様のお子様に対する愛情の深さを表すものと私は感じました。また、将来像については、かなり具体化している子とそうでない子がいました。これから中学校生活が始まりますが、これまでと変わらず、お子様にその方向性をご教示いただければと思います。そして、これまで、本校の教育活動に多大なるご支援とご協力をいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 それでは、卒業生の皆さんの益々の活躍を祈念して式辞といたします。

                   平成31年3月25日
                   練馬区立大泉西小学校長
                   青山直志

修了式の話

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平成31年3月22日(金)

おはようございます。
今日は平成30年度の修了式です。1学期の終わり、2学期の終わりは終業式と言いました。今日は3学期の終わりでもありますが、一年間の終わりなので、修了式と言います。これから皆さんに渡す通知表「あゆみ」には学級担任の先生と校長先生のハンコだけでなく、皆さんが一年間の学習を全て終えた証として、この四角いハンコ「職印」というものが押されています。
さて、今日は学校の教育目標についてお話をします。大泉西小学校の学校教育目標の一つ目は「読んで書く子」…教科書は勿論、図書館の本をたくさん読んで、自分の考えを書くことができる子になってほしい、という願いが込められています。二つ目は「身体をきたえる子」…体育の時間は勿論、縄跳びや持久走旬間等も積極的に運動をすることができる子になってほしい。三つ目は「あいさつをする子」…先生には勿論、友達や地域の方々にも元気に挨拶できる子になってほしい。みんなの教室にも額に入った教育目標が掲示されているはずです。私たちはこの目標に向かって、日々の学習や生活に励んで来ました。今、平成という時代が終わり、新しい時代がやって来るという話を以前しましたね。それに合わせて、大泉西小学校の教育目標も変えていきます。ですから、この教育目標は、来週月曜日の卒業式を最後に見ることができなくなります。しっかり目に焼き付けておいてください。そして、新しい教育目標については、新年度、始業式で発表し、全校朝会では皆で、その内容についてじっくり考えていきたいと思います。来週卒業する6年生は、4月から通うそれぞれの中学校に、それぞれの教育目標があります。中学校の先生や地域の方々のどのような願いが込められているか、よく考えてほしいと思います。
最後に。
先週、愛知県豊田市の6年生女子2人の飛び降り自殺をしました。卒業を間近に控えた6年生です。その小学校の卒業式もこれから行われます。どんな卒業式になるのでしょうか。悲しみに包まれた卒業式ではないかと思います。
人は生きていく中で、とても辛い時があります。しかし、それを救ってくれるのは、友達であり、家族であり、そして私たち、先生たちも、君たちを救う一人でありたいといつも思っています。これから春休みに入りますが、もし、どうしようもなく苦しい状況になったら、是非、学校に来て、どの先生でも良いです。あなたの気持ちを話してください。
昨日、プロ野球のイチロー選手が引退を表明しました。子供たちへのメッセージとして、「夢中になれることを見つけてほしい。それがあれば、どんなに辛い状況でも、それを乗り越えられる」とありました。

それではこれで、平成30年度修了式の話を終わります。

卒業までのカウントダウン5

近隣の特別養護老人施設「サンライズ大泉」の方々が卒業式の練習を見に来てくださいました。日頃、交流していることへの感謝状もいただきました。式場入口では、サンライズの皆さんの作品が花を添えます。
いよいよ来週は本番。子供たち一人一人が卒業証書授与のとき、決意の言葉を述べます。
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卒業までのカウントダウン4

呼びかけと歌の練習です。6年生の姿を真剣な眼差しで見つめる5年生が印象的です。一人一人の台詞、集団の台詞、全員合唱等、もう涙が溢れそうです。
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卒業までのカウントダウン3

4月から最高学年となる5年生が会場の設営をしました。パイプ椅子を並べ、雑巾で拭き上げ、床を磨き、紅白幕を張る。流石です。
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卒業までのカウントダウン2

卒業式の入退場の練習です。6年生の歩くスピードと5年生の演奏を合わせるのがとても難しいのです。緊張のあまり、右手右足が同時に出ることもあります。
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卒業までのカウントダウン

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6年生は卒業まであとわずか。感謝の気持ちを込めて、アイディアを募って教室表示を制作したり、普段行き届かない校舎の壁や体育館倉庫の掃除をしたりしました。
卒業式の練習も始まりました。その様子をシリーズでお届けします。

濃緑の校旗

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校歌にもある濃緑(こみどり)の校旗を「6年生を送る会」で引き継いだ5年生。これから毎朝、校旗をセンターポールに掲揚しなければなりません。が、これがなかなか上手くいかない。見かねた6年生が手伝って、やっとやっと校旗があがって行きました。

図書館開放部とコラボ

学校応援団の図書館開放部と学校の図書担当が協力して「先生の好きな本」というコーナーを図書館に設置しました。今年度も残りわずか、春休みには沢山の本を読んで欲しいなと思います。
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さよなら投てき板

校庭南側の投てき板ですが、この度、老朽化の為、撤去しました。約20年間活躍したようです。また、陸上用砂場は入り込んだ土を排除して、新しい砂を入れました。校庭の遊具等も新年度に向けて、メンテナンスが必要です。
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全校朝会の話

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平成31年3月4日(月)全校朝会

おはようございます。

 これ何だか、分かりますか。これは昔の電話機です。これを持って耳にあてて、この筒に向かって話します。これが進化して、このようなダイヤル式の電話になりました。これは大西小の郷土資料室にもあります。これは何か、分かりますか。これはポケットベルというものです。これがプルプルと鳴って、電話番号が出てきます。すると、街中にある電話ボックスに入って、このような公衆電話で電話をして、話をするというものです。
さて、これは何でしょう。これは携帯電話、持ち運びができる電話が生まれました。はじめは、こんなに大きく、肩に掛けて持ち運んだんですね。とても重かったようですよ。少し進化して、肩には掛けなくてもよくなりましたが、まだこんなに大きいですね。更に進化して、折りたたみ式の携帯電話になりました。
 そして、パソコンの機能も兼ね備えたスマートフォンが登場します。スマートとは、賢いという意味です。このスマホで何でもできると言って良いでしょう。
 これは何のマークか知っていますか。LINE、twitter、YouTube、facebook、SNSと呼ばれるものです。ソーシャル・ネットワーキング・サービス、社会的な繋がりを提供するサービスで、スマホで出来ます。もう随分長いこと会っていない友人、遠くに住んでいる家族等、今ここにいない人と繋がることができる、とても便利な機能です。校長先生が初めて担任をした子供たちはもう41歳になりますが、このSNSを使ってよく連絡が来ます。とても嬉しく思います。
 ただ、このSNS、使い方を間違えるととんでもないことになります。次のLINEのやりとりを見てみましょう。
A子「明日、ボーリング行こうよ!」 B子「いいねー!」
C子「賛成!」 A子「C子はなんで来るの?」
 A子はC子に、ボーリングには何で行くの? つまり、自転車で行くの?歩いて行くの?とボーリングに行く方法を聞いているのだけれど、C子は、どうして来るの?なぜ来るの? えっ? それはつまり、来てほしくないってこと?
 その後、A子とC子の関係はどうなったか。顔と顔を合わせて話をしていない、短い書き言葉のやりとりがいかに危険か分かると思います。ましてや、ここに友達の悪口を書いたり、嘘を書いたりすると、もっと酷いことになります。皆で寄ってたかって、一人の子をいじめていじめて、死に追いやった事件があとを絶ちません。
 SNSに書いたことは、二度と消えません。後で消せば良い、と考えていませんか。一度、発信された情報は、それを受け取った人が保存したら、そこからまた拡散していくのです。だから、二度と消えません。それは、写真や動画も同じです。これを、デジタル・タトゥーと言います。

これで全校朝会の話を終わります。

スーホの白い馬

「馬頭琴」奏者のエルデン・ダライさんが、今年も2年生のためにやって来てくださいました。国語「スーホの白い馬」、モンゴルに伝わる悲しい悲しいお話です。
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東京エクセレンス

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今年もプロバスケット「東京エクセレンス」のコーチ、選手の皆さんがやって来ました。5、6年生に体育の授業をしてもらいました。一番身長の高い選手は2メートル10センチ、とにかくデカイ!

全校朝会の話

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平成31年2月18日(月)全校朝会

おはようございます。

2月1日、生山ヒジキ先生が学校に来てくださったことを覚えていますね。朝、集会でもの凄い技を見せてくださいました。が、これからお話するのは、一人でやる短縄のことではなく、大勢でやる長縄のことです。皆さん、それぞれの学年の授業の中で、長縄のことについても、ヒジキ先生から教わりましたね。
まず一つ目、後ろの人が跳びやすいように、縄の真ん中より向こう側で跳んで、後ろの人が跳ぶスペースを大きく空けて、跳びやすいようにしてあげること、でした。せっかく連続して跳べているのに、一人が引っかかると、皆があーあ、という気持ちになる、ということはよくあることです。引っかかった人は、自分のせいで途切れてしまった、皆に悪いなあ、と反省をします。でも、その人が引っかかったのは、その前に跳んだ人が、十分なスペースを空けなかったことで、とても跳びにくかった、というのが本当のところだとヒジキ先生は教えてくれました。だから、引っかかった人を責めるのではなく、その前の人が「ゴメン」と言えると良いなと思います。二つ目は、縄の回し手、ターナーと言いますが、この人たちが引っかからないように、腕から大きく回してあげることが大切だ、ということでした。だから、引っかかった人がいたら、回し手、ターナーが「ゴメン」と言えると良いなと思います。
そして、長縄選手権スイミーリーグの本番、それぞれの学級の様子を見ていると、これは凄いなという場面をいくつか見ることができました。
この写真、どこが凄いと思いますか。この子が前の人の背中に手を当てているところ。身体と身体がぴったりとくっついているだけじゃなく、心までぴたりとくっついている感じがします。次の写真、この人。これから跳ぶ人の前の前の人なんだけど、もう跳ぶ準備が出来ています。そして、この写真、ターナーのこの子。友達が引っかからないよう、膝も使って大きく必死に縄を回しています。
学級の皆で力を合わせて新記録が出たときは、嬉しいものです。この笑顔にチームワークの良さを感じます。
では、チームワークとは何でしょう。一人が皆のことを考える、皆が一人のことを考える。そんな学級、クラスであって欲しいと校長先生は願っています。今年度も残り一ヶ月、チームワークとは何か、それぞれの学級で考えて欲しいです。そして、もう知っていると思いますが、来年度、全ての学年で学級編成をするようにしました。つまり、4月には全て新しい学級になります。中学生になる6年生は勿論、中学校の新しい学級で、次の学年に進級する1年生から5年生も、新しい学級で、チームワークとは何か、考え続けてほしいと思います。

それでは、これで全校朝会の話を終わります。

新しい元号

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新しい元号がたくさん集まりました。平和な世の中を願う、子供たちの気持ちがよく伝わってきます。
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江戸から東京へ

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6年生は小学校最後の社会科見学として、江戸東京博物館と国会議事堂に行きました。グループ単位で行動し、自分たちでデジタルカメラに映像を残し、事後学習では新聞形式にまとめていきます。

おうちで伝える性のおはなし

9日(土)は今年度最後の土曜公開でした。また、道徳授業地区公開講座も併せて開催し、2校時は「公平・公正、社会正義」をテーマに全学級の道徳授業を公開しました。そして、3校時は保護者・地域の方々との意見交換会として、NPO法人ピルコン代表の染矢明日香先生をお招きして、「おうちで伝える性のおはなし」と題し、性に関することを中心に、誰に対しても差別をしたり、偏見をもつことのない社会を築くことの大切さをお話いただきました。約60名の皆様にご参会いただき、私たち大人の貴重な学びの場になりました。
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先生たちの読み聞かせ

4日(月)から15日(金)は読書旬間です。8日(金)の朝は「先生たちによる読み聞かせ」、学年・学級を越えて、いろいろな教室で行われました。大西小の子供たちの読書量はまだまだ少ないです。こういった取組を契機に、読書の豊かさに触れてほしいと思います。
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長縄選手権スイミーリーグ

渋谷区の小さな学校から始まった「長縄選手権スイミーリーグ」、都外の学校も参加して、5分間長縄八の字跳びの記録を競います。大西小の子供たちは先日、生山ヒジキ先生から教わった技で、次々に新記録を打ち出しました。競技前の円陣、競技中の掛け声、競技後の歓声、各クラスの気持ちの高まりが素晴らしかった。
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キャリア教育Part2

6年生は「わたしたちの未来」と題した総合的な学習で、将来の職業について考える学習を行っています。5日(火)はロイヤルホスト株式会社の方々に来ていただき、飲食業について学びました。パソコン室もフル回転です。
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