2月1日(火) その2日本の輸入品の中で、中国が占める割合を示すグラフがありました。輸入している野菜の50%は、中国からであるということが分かりました。また、衣類では、輸入品のうちの62%が中国製ということでした。子ども達が自分たちの着ているトレーナーなどのタグを調べてみると、確かに何人か「made in China」と書いてありました。そういう私もスーツの内ポケットについているタグを調べてみたら「made in China」でした。 授業観察では、たいてい教室の後ろに立って授業の様子を見ることが多いです。今日は受験のためか、空いている席が多かったので、教室の真ん中の座席に座ってみました。子どもの目線になると、黒板や担任の先生がどのように見えているのかがよく分かりました。その後、横にいる子や斜め後ろの子ども達が、ノートに文字を書いている姿をしばらく見ていて気がつきました。短い鉛筆を持って書いている子が多かったのです。 教室の前の方にも行き、全員の手元や筆箱の中を見せてもらいました。やはり、短い鉛筆を使っている子が何人かいました。短くなると持ちにくくなるので、鉛筆キャップをうまく使って書いている子も見られました。(写真上) さらに目に留まったのは、鉛筆の1本ずつにきちんと名前が書いてあったことです。ある男の子の鉛筆は、上の方をカッターで削り、そこに名前がフルネームで書いてありました。(聞いてみたら、自分で名前を書いたそうです。)低学年の頃は、家の人が鉛筆に名前を書いてくれていたはずです。6年生になっても、自分できちんとその習慣を続けているのはすばらしいことです。 持ち物の一つずつに名前を書くというのは、物を大切にしている証拠です。また、短くなった鉛筆を使っていることにも、物を大切にする気持ちが表れています。物を大切にする人は、人を大事にできる人です。とてもうれしい気持ちになりました。 先週から展覧会の会場づくりが始まっています。いよいよ展覧会があさってに迫ってきました。毎日、先生方が作品を展示する作業が、夜遅くまで体育館で続けられています。 今日は、各学年の立体作品の搬入日になっていました。時間を分けて、子ども達が自分の作品を手に体育館にやってきました。1年生の立体作品は、「おめんでへんしん」です。教室に保管していた作品と、ていねいに書いた名札を持って、2組の子が体育館に入ってきました。 一歩入った途端、いつも運動をしている体育館とは風景が変わっていたので、みんな目を丸くしてびっくりしていました。1年生の展示場所は、入り口を入ってすぐ右側です。台の上に自分の作ったお面と名札をそっと置きました。(写真中) 目の前には、平面作品として描いた「おしゃれなカラス」の絵が飾ってありました。自分の作品を見つけて、とてもうれしそうでした。遠くには、たくさんの学年の作品が展示してありましたが、「当日までのお楽しみ」ということで、静かに教室に戻っていきました。 今日の放課後、どの学年も先生達の手で立体作品を並べ替えます。よく、展覧会の感想用紙に「名前順で展示してあると探しやすいのですが…」と書かれる場合があります。本校のみならず、多分どの学校でもそのような展示の仕方はしません。子ども達の作品を様々に並び替えながら、どうしたらより作品が引き立つかを考えながら展示していきます。学校は、一人の利便性を優先するのではなく、常に全体のことを考えています。 4校時に、音楽室の授業観察に行きました。4年2組が「ソーラン節」の合奏を練習する授業を見ました。 先週、4年生が音楽の時間に全国のお祭りの映像を見て、日本の独特なリズムや和楽器の様子を学習していることをお伝えしました。その学習を基に、4年生ではクラスごとに「ソーラン節」の合奏に取り組んでいます。 締太鼓や長胴太鼓はもちろんですが、その他にも鉄琴や木琴、キーボード、大太鼓、ピアノなど、いろいろな楽器で合奏を楽しめるように工夫されていました。練習を繰り返すたびに全員の音とリズムが一つになっていき、子ども達の充実した様子が伝わってきました。(写真下) 本来ならば、リコーダーや鍵盤ハーモニカを入れたいところですが、3学期からまた控えています。 2月1日の給食イカのチリソース ツナとキャベツの中華炒め わかたまスープ 牛乳 一口メモ 2月の給食の月目標は、「給食のルールを守ろう」です。 各クラスで「黙食」はすでに身についてきました。では、水が冷たくなってきていますが、食事の前にしっかり手を洗っているでしょうか? また、ハンカチを使って手をきちんと拭いているでしょうか? その他にも、各クラスで給食時のきまりがあります。今年度の給食も残り30回ほどになりました。ルールを守り、給食を味わって食べられるように指導していきます。 2月1日(火) その1
Zoomで全校朝会を行いました。「展覧会、そしてふれあい月間に向けて」という内容で話をしました。
・・・いよいよあさって、2月3日の木曜日から、展覧会が始まります。1年生から6年生まで、全校児童が図工の時間に作った絵や工作、さらに5,6年生は家庭科の作品が展示されます。図工の作品は一人2点ずつ、高学年の家庭科の作品は1点ずつ出品されるので、合計すると体育館の中に約900点の作品が並ぶ予定です。また、その他にも、児童玄関から階段や廊下を使って、装飾作品も展示されます。 今回の展覧会のスローガンは、「みんなが主役 きらめく個性」です。展覧会は、作品を完成させて終わりではありません。自分の作品とともに、友達の作品、あるいは他のクラスや他の学年の作品を見て心で感じ取ることが重要です。どの作品にも、「どんな形にしようかな」とか、「ここをこうしてみようかな」という一人一人の思いが込められて製作されています。その思いや工夫を感じ取りながら、一つ一つの作品をじっくりと鑑賞することが大切です。 展覧会では、友達の作品はもちろんですが、自分の作品も大切にするようにしてください。「自分の作品を大切にする」というのは、作品を持ち運ぶ時に気をつけるということだけではありません。展覧会が終わって家に持ち帰ってからも、心をこめて作った作品を大切にするようにしたいものです。 校長先生が小学校3年生の時に展覧会がありました。今でもはっきりと覚えていることがあるので、紹介します。展覧会に出品した工作は、画用紙と割りばしを使って作った「ぼく・わたしの住みたい家」という作品でした。展覧会が終わり、全員が自分の作った家の作品を持ち帰った次の日のことでした。担任の先生が、少し厳しい顔になり、クラス全体に話をされました。 「昨日、みなさんはどのようにして展覧会の作品を持ち帰りましたか。大きな作品だったので、持ち帰るのが大変だったと思います。残念なことに、帰り道に作品を振り回して乱暴に扱っている子がいました。心をこめて作った作品だったはずです。今日、Nさんの日記には、このようなことが書いてありました。『私は、展覧会の作品を持ち帰って、2階のところにもう一つ窓を作りました。そうしたらもっとすばらしい家ができました。今度は色も塗って、自分の部屋に飾っておきたいと思います。』」当時、Nさんは、普段はあまり目立たないおとなしい子でした。でも、その時は、とても立派な子だなと感心したことを今でもはっきりと覚えています。 展覧会は、今週の木曜日から土曜日まで3日間開催されます。土曜日で展覧会が終わってしまっても、みなさん一人一人の作品は、いつまでも輝き続けます。たくさんの時間をかけて工夫し、苦労した分だけ、心に残るものになるはずです。 さて、今日から2月に入りました。展覧会の始まるあさって、2月3日は「節分」です。そして、翌日の4日は「立春」と言って、暦の上では春になります。昔から、季節の変わり目に悪いことが起きたり、病気や災害が起きたりしやすいと考えられていました。そこで、節分に豆まきをするようになりました。世の中の悪い出来事や病気を「鬼」と見立てて豆をまきます。鬼は、人の心の中にも住みつくと言われています。自分自身の心の中に、どんな鬼がいますか? 忘れ物が多い鬼、言葉づかいが悪い鬼、あいさつの声が小さい鬼、友達に優しくできない鬼、チャイムが鳴っているのに遊びをやめない鬼、うわばきをきちんとそろえない鬼・・・いろいろな鬼がいるのではないでしょうか。豆まきをすることも大切ですが、自分で自分を変えていこうとする気持ちが重要です。 最後に、ふれあい月間についてのお話をします。練馬区では、毎年6月と11月、そして2月をふれあい月間に位置付けています。11月のふれあい月間には、全員がいじめ防止シンボルマークを考え、校内に掲示しました。練馬区の他の学校も、そして全国の様々な小学校でも同じような取り組みをしています。しかし、それでもいじめがなくならないのはなぜでしょうか。「いじめは心の病気である。」とも言われています。まさに、心に鬼が住みついてしまったのかもしれません。しかし、周りの子ども達が「自分は絶対に一緒になっていじめはしない。」とか、「これはいけないことだから先生に伝えてやめさせよう。」という気持ちをもてば、大きないじめになる前にやめさせることができます。一人一人の正義感と勇気が大切です。みんなでいじめのない、楽しい学校生活が送れるように努力していきましょう。・・・ |
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