個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

1月25日(水)

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 昨日の夕方から季節風が強くなりました。そして、予報通りに厳しい冷え込みの朝を迎えました。
 先週から行われていた5年生のあいさつ運動は、今日が5日目の最終日となりました。北風にも負けず、次々と登校してくる子ども達に元気よくあいさつの声かけをしていました。
 昨日まで元気だったサクラ草が、今朝はへなへなとしおれたようになっていました。登校してきた子がジョーロに水を入れようとしたら、水道管が凍っていて出てきません。(外の水道の多くは、お昼過ぎまで凍っていて使えませんでした。)サクラ草は、水が足りなくなったのではなく、氷点下の寒さでしおれているだけです。暖かくなれば元に戻ることを教えてあげました。サクラ草は、なんと丈夫なことか…。
 1校時に、図工の授業観察に行きました。6年2組の「小さな行灯(あんどん)」の授業でした。行灯は、江戸時代に普及した照明器具です。4面の板にデザインを考え、電ノコでくり抜き、内側から白い紙を貼り付けます。組み立てて中に明かりを入れると、すてきな行灯が出来上がります。6年生にとって、小学校最後の図工作品として、今学期の初めから製作に取り組んでいます。
 図工の授業では、開始早々に製作の続きを取り組ませるわけではありません。授業の始めには、本時のめあてをしっかり提示するとともに、キリや電ノコを使う際の安全指導や作品完成までの時数を示すなど、事前指導をしてから行います。
 電子黒板には、昨年度の6年生が展覧会に出品した「小さな行灯」の写真が映し出されていました。ステージ上に展示されていた昨年の6年生の作品を見て、「自分たちもこんな作品を作ってみたい」とあこがれをもったのは、一年前のことです。今年は展覧会はありませんが、卒業前に6年生の作品を、ぜひ全校児童に見てもらいたいものです。
 図工室には、様々な掲示物があります。各学年の見本作品や図工展のポスター、のこぎりなどの道具の使い方が掲示してあります。さらに、世界の名画のポスターもところどころに貼ってあり、図工室の雰囲気を高めています。電子黒板の後ろの壁には、フランスの画家クロード・モネが描いた「印象・日の出」が貼ってあります。(写真上)
 昔から、このモネの作品には思い出があります。全体的にもやもやとした灰色の空と海に、オレンジ色の太陽がとても印象的に映ります。中学生の時に、美術の教科書に載っていたのを初めて見た記憶があります。(その時は、夕日を描いたのかと思っていました。)その後、レコードのジャケットにこの絵が使われていることに気がつきました。クラシックのレコードジャケットは、よく名画が使われていることがありました。「印象・日の出」は、チャイコフスキーの交響曲第1番(ティルソン・トーマス指揮)のジャケットになっていました。この曲の副題の「冬の日の幻想」によくマッチした絵だなと思い、レコードを買った覚えがあります。
 昨日のような強風は収まりましたが、今日も一日中冷たい風が吹き続けていました。その風の恩恵を一番受けることができたのは、1年生でした。
 生活科の時間に製作してきた凧を手に、2校時に校庭に出て飛ばしてみました。普段なら、校庭を勢いよく走らなければなかなか凧を飛ばすことができません。今日は、風が吹いてくる方向を背にして立ち、糸を緩めていくだけで凧がスイスイと揚がっていきました。
 風が時折強く吹くたびに、凧が勢いよく揚がったり回転しだしたりして、子ども達の歓声が校庭中に響き渡りました。先週、たこ糸を結ぶのに苦労した思いはどこへやら…寒さも忘れて凧揚げを楽しんでいました。(写真中)
 4校時に、4年1組の授業観察がありました。「ブラッドレーの請求書」という資料を使い、家族愛について考える道徳の授業でした。
 ブラッドレーは、お母さんに対して、自分がしているお手伝いのお駄賃としてお小遣いを請求します。お母さんは、その請求書を見て悲しく感じながらも、ブラッドレーの要求通りにお小遣いを渡しました。お金と同時に、ブラッドレーは、お母さんからの請求書を受け取りました。その紙片には、「病気の看病代0円」「食事代と部屋代0円」などと書かれていました。それを見てブラッドレーは自分のしたことを反省し、すぐにお金を返し、謝りました。
 4年生にとって、家庭でよくある光景ではないでしょうか。自分がやってあげたことに対しては見返りを要求し、家族が自分のためにやってくれていることは当たり前ととらえ、気づいていない場合が多いものです。また、逆に親が子どもに対して、「これができたらお小遣いをあげるよ」などと、何でもお金で釣るようなこともいけません。(写真下)

図工 彫り進み版画(5年生)

 5年生の図工では、現在「彫り進み版画」を制作中です。
 彫刻刀で線や図形の模様を彫り、たとえば最初に黄色で刷ります。次に、この作業を色を変えながら、3回繰り返して制作していきます。そうすると、不思議な模様と美しい色彩の重なりが表現されます。
 どんな作品になるか、完成が楽しみです。
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1月25日の給食

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献立名           ターメリックライス
              キーマカレー
              キャロットドレッシングサラダ
              キャロットケーキ
              牛乳


一口メモ

 今日は、練馬区産のにんじんを使った献立の日です。学校に、練馬区産のにんじん25kgを無償で届けてもらったので、おいしいにんじんをたっぷり使った献立を考えました。
 ドライカレーにはもちろん、サラダには具材だけでなく、ドレッシングにもすりおろしのにんじんを使っています。さらに、ケーキにも、すりおろしにんじんを使っています。
 「地産地消」とは、地元で採れたものをその土地で消費しようという取り組みを言います。地産地消のメリットは、食べ物を作った土地で食べるので、新鮮であることが挙げられます。また、輸送中に出る排出ガスが少なくなり、輸送の費用が少なくて済みます。そのため、価格が安くなることにつながります。
 スーパーに行くと、地産地消コーナーがあったり、農家の方々が直接野菜を販売したりしているところがあるので、ぜひ利用してみてください。

1月24日(火)

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 3学期の授業観察が始まりました。毎学期、各学級及び専科の授業を校長と副校長とで参観し、教員の授業改善に結び付けていくための取り組みです。
 今日は、2校時に3年2組の体育の授業を見に行きました。当初は校庭での体育(折り返しベースボール)の予定でしたが、直前になって雨が降り始めたため、体育館での授業に変更になりました。体育館では、「忍者になろう」という表現運動の授業を参観しました。
 3年2組は、体育館にすばやく集合すると、準備運動をきびきびと行っていました。準備運動では、その授業で取り組む運動で特に負担がかかるような体の部位を入念にほぐしておく必要があります。伸脚や腕の運動、さらには「ウォーミングアップタイム」として忍者の動きを行いました。瞬発力を意識させた動きで、しゃがんたりジャンプしたり、左右に体をかわしたりと、楽しみながら体を動かしていました。
 十分に体が温まったところで、忍者になり切って表現を考える時間になりました。4人グループになり、「いざ! 敵の城へ」、「大変だ!!」、「敵か?」、「城に到着」、「任務 遂行」の流れに合わせて、動き方を考えていきました。そして、授業の後半は「発表タイム」です。グループごとに体育館の中央に行き、創作した忍者の動きを順番に発表し合いました。バックミュージックもかかり、みんな忍者になり切った動きを楽しみました。(写真上)
 2年生は、生活科の時間に「あしたへつなぐ、自分たんけん」という学習をしています。自分の成長には、家族をはじめとして多くの人がかかわっていることや、いろいろな人にお世話になってきたことに気付かせるという学習です。さらに、自身の成長に自信をもち、これからの生活に意欲をもたせることもねらいとしています。
 2年生は、小学校に入ってからの2年間がもうすぐ終わろうとしています。1年生の頃の自分と比べて、できるようになったことは数多く見つけられるはずです。一方で、幼稚園や保育園に入る前のことについては、覚えていないことだらけです。そこで2年生では、家の人に協力してもらい、小さかった頃の自分の様子についてインタビューをしてくる宿題が出されていました。さらに、学年だよりを通じて小さかった頃の写真を用意することもお願いしてあったので、それらを使って学習のまとめに取り組んでいます。
 家の人から聞いて調べてきたことを、教室内で友達同士で交流してみると、改めて自身の成長に気がつくものです。ミルクをたくさん飲んで元気よく成長してきた様子や、家族みんなで自分の誕生を喜んでくれたことなど、どの子も大切に育てられてきたことを実感しました。名前がつけられた謂れも、家の人から聞いてまとめてありました。名前は、家族からの一生のプレゼントです。自分の名前はもちろん、友達の名前も大切にしなければなりません。(写真中)
 3年1組が、音楽の時間に「ユモレスク」の鑑賞をしていました。ユモレスクは、チェコの作曲家、ドヴォルザークが作ったバイオリン(ピアノ伴奏つき)の小品です。バイオリンの音色と旋律の変化を楽しむ鑑賞教材として、3年生の教科書に取り上げられています。(写真下)
 ユモレスクは、英語の「ユーモア」と同じ語源のフランス語のようです。「気軽な小品」という意味で、作曲者がつけた題名です。誰もが一度聞けば「ああ、あの曲…」と、どこか馴染みのある曲で、思わずスキップしたくなるような軽快さがあります。
 ドヴォルザークは、晩年アメリカに渡って作曲をしました。とても生真面目な性格だったようで、毎日決まった小節分の作曲メモを残していたそうです。ある夏の休暇、故郷に戻った時に、そのメモをもとに作曲した1つがこの曲であるとされています。ドヴォルザークは、メロディメーカーな作曲家で、心に残る旋律をたくさん生み出しました。交響曲では、8番や9番が有名ですが、6番や7番も魅力のある曲です。

1月24日の給食

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献立名           かしわめし
              脂ぞうめん
              かねんしゅい
              いちご
              牛乳


一口メモ

 「かしわめし」は、鶏肉が入った混ぜご飯で、福岡県の郷土料理の一つです。九州では、鶏肉のことを「かしわ」と呼びます。鶏肉とごぼう、しいたけなどの具材を調味料で煮込んで、炊き上がったご飯に混ぜて作ります。
 一方、「油ぞうめん」は、奄美大島の郷土料理です。ゆでたそうめんと豚肉、野菜を炒めて作ります。見た目は沖縄のソーメンチャンプルーと似ていますが、違いは炒めた後にだし汁を加えて軽く煮るところです。
 そして「かねんしゅい」は、宮崎県の郷土料理です。「かね」は、さつまいも、「しゅい」は汁の意味だそうです。本来は、さつまいものでんぷんから作られた透明な団子が入っているそうですが、今日はさつまいもをつぶして作った団子を入れています。

1月23日(月) その2

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 6年生を送る会は、2月28日(火)に予定しています。各学年に当日までの準備の役割分担が決められています。1年生は、6年生にペンダントをプレゼントすることになっています。
 1組では、生活科の時間に、6年生へのペンダント作りに取り掛かりました。紙粘土を使い、絵の具で色をつけながら作っていました。紙粘土をよくこねてから、絵の具を直接紙粘土に混ぜ込み、よく練っていきます。青い絵の具を少し入れると、きれいな水色の粘土になります。また、赤い絵の具を入れることで、鮮やかなピンク色の粘土ができます。様々な色の粘土を少しずつ作りながら、思い思いのペンダントを形作っていきました。(写真上)
 1人2個ずつ作り、粘土が乾く前に、ペンダントの上の方にクリップを埋め込みました。クリップは、紐を通す金具になります。心を込めて作った手作りのペンダントを、きっと6年生は喜んで首にかけてくれることでしょう。
 2校時に、2年1組の教育アドバイザー訪問の授業がありました。年間を通じて、若手の先生方への研修の一環として行われています。今回も、前校長の道山先生に教育アドバイザーとして来ていただきました。
 授業は、算数「1000より大きい数をしらべよう」の学習でした。3学期に入り、1万までの数について学習してきた、いよいよ単元のまとめの授業でした。今まで、大きな数の読み方や位取り、さらに数直線での表し方について学習してきました。今日は、3800という数について、今まで習った様々な見方で言い表す方法を考えさせていきました。
 3800は、「3000と800を合わせた数」、「4000より200小さい数」、「100を38個集めた数」というように、数の仕組みを使っていろいろな言い表し方があります。授業では、友達と意見交流をしながら、お互いの考えを広め合う様子が見られました。(写真中)
 全校朝会で使ったイチローの写真を2階の掲示板に貼ったところ、休み時間に子ども達が立ち止まって見ていました。2年生の子ども達に聞いたところ、イチローについてはテレビで見たことがあると言っていました。CMにも出ているので…(写真下)
 イチローは、現在はもう大リーグの選手からは引退していますが、シーズン中はマリナーズの選手育成のためにチームに同行しています。そして、オフシーズンには来日し、高校野球の指導をしたり、草野球チームに所属したりしているようです。
 私は、数多い野球選手の中でも、イチローが大好きです。以前、高学年の道徳の副読本(当時は道徳が教科ではなかったので、「副読本」と呼ばれていました。)に、「メジャーリーガー・イチロー」という資料が載っていました。道徳の内容項目の「不撓不屈・希望」に関する資料でした。平成18・19年度に、旭町小は区の研究指定校として、道徳と体育の発表を行いました。その時に、このイチローの資料で研究授業をしました。背番号「51」のイチローTシャツを手に入れ、導入に使ったことをよく覚えています。
 スポーツ選手が道徳の資料になることは、よくあります。野球選手で言うと、松井秀喜も昔の副読本に載っていました。(5打席連続敬遠を題材にした資料でした。)現役の選手では、大谷翔平が5年生の現在の教科書に載っています。4月の最初の教材として、「希望と勇気」の学習として扱われています。

1月23日の給食

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献立名           ご飯
              鮭の塩焼き
              大根のきんぴら
              むらくも汁
              牛乳


一口メモ

 明日の24日から30日は、「全国学校給食週間」です。学校給食の意義や役割についてたくさんの人に知ってもらうとともに、給食について考えてもらうことを目的としています。
 その期間中は、旭町小では昔の給食や九州地方の郷土料理、練馬区の食材を使った献立を予定しています。楽しみにしていてください。
 学校給食は、今から約130年前、山形県のある小学校での取り組みがきっかけで始まりました。当時、お金がなくて弁当を持ってこられない子ども達のために、協力者を募っておにぎりを作ってあげたそうです。それを機に、全国に給食が広まっていきました。今では当たり前のように食べられる給食ですが、様々な歴史があって提供されるようになりました。そして、たくさんの人の力によって毎日の給食があります。
 この「全国学校給食週間」の取り組みを通じて、昔の給食を知ることから、感謝の気持ちがもてるように指導していきます。

1月23日(月)その1

 全校朝会は、曇り空の寒い中ではありましたが、校庭で行いました。「継続は力なり」というテーマで話をしました。
・・・先週の金曜日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」の日でした。「大寒」は、「大きく寒い」という漢字を書き、その字の通り、最も寒い時期という意味です。一年の最低気温も、この時期に記録されることが多いようです。2023年の大寒は、1月20日から2月3日までの間です。そして、2月4日は「立春」となり、暦の上では春になります。ですから、冬の厳しい寒さも、今週と来週の2週間の辛抱と思い、がんばりましょう。
 ところで、ついこの間、新しい年になったと思ったら、もう1月の終わりが見えてきました。2週間前に3学期の学校生活が始まり、新たな気持ちで目標を立てました。その目標を立てた2週間前と変わらずに、今も同じ気持ちで毎日をがんばっているでしょうか?
 一つのことを続けていくというのは、とても難しいことです。「がんばりたい!」、「よし、やろう!」と思ったことは、誰でも最初は張り切って取り組むものの、次第に気持ちが薄れてきてしまいがちです。
 そこで今日は、「継続は力なり」という言葉についてお話をします。(「継続は力なり」と書かれた拡大コピーを見せる)「継続」というのは、「続ける」ということです。「小さなことでも、毎日毎日少しずつ続けていけば、やがて大きな成功につながる。」という意味や、「物事を成し遂げるまであきらめずに取り組み続けることは、それ自体がすばらしい力である。」という意味でも使われます。
 この「継続は力なり」という言葉を、自分の人生で身をもって示してくれた日本人がいます。日本のプロ野球で活躍し、アメリカの大リーグに移って活躍したイチロー選手です。野球が好きな子は、よく知っているのではないでしょうか。イチロー選手は、打撃も守備も、そして走ることにも優れた野球選手で、数々の記録をつくり上げました。そのイチロー選手が、あるインタビューでこう答えたことがあります。「僕には野球の才能はありません。でも、続けることが出来ることを才能と呼ぶのなら、僕にはその才能があります。」・・・イチロー選手は、小さい頃からプロ野球選手にあこがれ、毎日毎日バットを振ったりキャッチボールをしたりと、コツコツと練習を続けてきました。生まれながらにして特別な力をもっていたからプロ野球選手になれたのではなく、何年も練習を欠かさずに行ってきた、その結果プロ野球選手になることができたというのです。
 なわとび旬間が2週間ありました。なわとびカードのどの技まで合格したいとか、この跳び方ができるようになりたいという目標をもって取り組み始めたはずです。最初の頃は休み時間に進んで取り組んでいたのに、先週あたりからなわとびへの熱が冷めてしまった子はいませんか。なわとび旬間は終わっても、体育の時間にも続けて練習していきます。「継続は力なり」です。なわとびの練習を続けることが、きっとすばらしい力につながっていくはずです。
 どのクラスでも、毎日のように宿題が出されています。家に帰ってからきちんと宿題を行っていますか。「継続は力なり」です。毎日宿題を続けていくことが、学習だけでなく、心を強くしていくことにもつながっていくはずです。他にも、すばらしいあいさつを毎日続けていくことも、サクラ草に毎日欠かさずに水やりと愛情をあげることも、「継続は力なり」です。がんばりましょう。・・・

方言の授業(5年生)

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 5年生の国語の教科書に、「方言と共通語」という小単元があります。
 今日は、以前練馬区で校長先生をされていた、説 寿弘先生に「方言と共通語の違い」についての授業をしていただきました。

 「ワノー、ダ、スチンドー」は、「わたしはあなたが好きです」という意味で、説先生の故郷、喜界島の方言です。子ども達は一番にこの方言を教えてもらい、友達同士で言い合いました。その他にも、喜界島の写真とともに方言を使っている地域について学んだり、他の方言で書かれた詩を音読したりしました。初めて知る方言ばかりで、音読するのも大変でしたが、説先生の話に興味津々でした。

 説先生から、おまけに手品を見せていただきました。「おもしろい先生だった!」と子ども達も嬉しそうでした。

1月20日(金)

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 1年1組では、生活科で製作中の凧が最終段階に入っていました。たこ糸を結びつける作業です。
 凧に絵を描き、2本の足を取り付けるところまでは順調に進んできました。毎年、このたこ糸を結びつけるところが指導の山場です。凧の本体に張ってある糸の先は、丸い輪っかになっています。そこに、巻いてあるたこ糸の端を通し、何度か固結びにして留めます。2本の紐を固結びやチョウ結びにするということの経験があっても、一方が輪になっているというのは初めてだったようです。先生が拡大投影機で画面に手先を映したり、子ども達のところで見本をやって見せたりしながら教えていました。(写真上)
 いろいろな学年で様々な教材を購入して授業に使っていますが、こういう難所があるのはありがたいことです。もし、たこ糸が全てつながれていて、絵を描くだけの教材として売られていたとしたらどうでしょう。子どもも先生も楽かもしれません。しかし、何の苦労もないまま凧揚げをするのでは、喜びが違ってくるはずです。子ども達にとっても、糸を工夫して結ぶという良い経験ができました。凧揚げは来週になるでしょうか…楽しみです。
 2,3校時に、5年生の各クラスへの出前授業として、「方言の授業」がありました。講師は、昨年に続いて説 寿弘先生にお越しいただきました。説先生は、区内の小学校で長年にわたり校長をされていました。私が副校長の時に校長をされていた先生で、3年間同じ学校で勤務しました。その時からの関わりなので、私が校長になってからも、行く先々の学校で、毎年講師として来ていただいています。
 説先生は、鹿児島県の喜界島のご出身です。方言だけで話されると、全く何を言っているのか分かりません。実際、授業の始めに突然方言で子ども達に話しかけると、みんなぽかんとして、「何語?」とか「中国語かな…」とつぶやいていたほどです。同じ日本でありながら、お互いに通じない言葉があるというのは、とても不思議なことです。また、喜界島の言葉だけでなく、日本中に同じようにたくさんの方言が存在しています。そういう意味では、日本は狭いようで広く感じます。
 5年生の国語の教科書に、「方言と共通語」という学習があります。その学習に位置付けた出前授業でした。プリントを使って全国の様々な方言で書かれた詩を学習したり、喜界島の方言で書かれた詩をみんなで読んだりしました。また、喜界島の様々な風景や建物を撮った写真を見せてもらったりもしました。以前は、必ず2年に1回、夏休みを使って島に帰られていました。しかし、コロナ禍でこの3年間はまだ帰っていないそうです。自然がたくさんある島の写真を手に、目を細めて子ども達に語る先生の姿が印象的でした。
 毎回、島から送られてきたサトウキビを見せてもらっています。今回も、竹のように硬いサトウキビを手にして、技を披露していただきました。サトウキビを味わうところの実演です。まず、犬歯で表面の皮をかじってむきます。次に、中の繊維質をむしゃむしゃとかみ砕き、甘い汁を吸ってかすを捨てます。(これは、私たちは真似することができません。歯が欠けてしまいます。)サトウキビは、黒砂糖の原料になります。ちなみに、喜界島では、白ごまも名産品になっています。
 他にも説先生は、多彩な特技をもち合わせています。その一つが「手品」です。今日の授業でも、ポケットから得意気に赤い紐を出して手品が始まりました。いつも時間がない中で手品が始まるので、私はヒヤヒヤしながら見守ることになります。しかし、ポケットに紐を忍ばせていたこと自体、最初からやる気でいらっしゃるのです。校長時代に、手品の講習会に参加して腕を磨いたこともあり、今日も切れ味の良い手品で子ども達をびっくりさせていました。(写真中)
 さらに説先生は、こま回しの達人でもあります。朝、学校に着いて、1年生が凧の糸を結んでいる話をしたら、「こまの回し方を教えてあげようか」ということになりました。後から考えるととても不思議なことなのですが、説先生のリュックには、ちゃんと自分専用のこまが用意されていたのです。
 5年生の授業が終わった4校時、自身のこまを手に、1年生の両クラスを訪れました。1年生は、3学期になってから、生活科で昔遊びに取り組んでいるところです。こまを回すには、まず紐をしっかり巻きつけていくところが重要です。様々なコツを伝授してもらいました。
 こまを回す技は、まさに達人級です。空中でこまを手に乗せたり、回っているこまを手ですくい取ったり、紐を使って綱渡りさせたりと、これでもかとウルトラCを披露していきました。短時間でしたが、1年生の子ども達のこまに対する意欲は間違いなく高まりました。来年は、1年生への出前授業もお願いしようかと考えています。きっと、もっと手品をやりたいでしょうから…。(写真下)

1月20日の給食

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献立名           シーチキンライス
              ココット焼き
              オニオンスープ
              みかん
              牛乳


一口メモ

 今日のデザートは「みかん」です。みかんは、ビタミンCが豊富なので、風邪をひきやすい時期にはピッタリのデザートです。
 みかんの収穫は、10月〜2月ぐらいなので、そろそろ旬が終わる頃です。この時期におすすめしたいのが、「冷凍みかん」です。みかんは、冷凍にするとさらに甘味が増すことを知っていますか? 果物に含まれる「果糖」は、冷やすと甘味が強くなる性質があります。そのため、甘味が少ないみかんを冷凍みかんにすると、一層おいしく食べることができるのです。
 みかんを洗う→水気を軽く拭き、ラップに包む→保存袋に入れて、冷凍庫に入れる。2か月ぐらいは保存しておくことができます。甘味が強くなり、そのまま食べるよりもおいしくいただけます。

音楽朝会!

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 体育館に全校児童を集めて歌を歌うという音楽朝会を前回実施したのはいつのことだったでしょうか。すぐには思い出せないくらい、長いことできないままきてしまいました。今の3年生にとっては、音楽朝会はZoomかMeetが当たり前になってしまっていたのです。
 そこで今回、新たな試みとして体育館に3学年の児童を集めて、2回に分けての音楽朝会を実施してみました。昨年の12月に実施した音楽発表会でも、3学年の児童が体育館に集まってお互いの演奏を聴きあいましたが、その時でさえ、その場で一緒に歌を歌うということはしませんでした。そういう意味では、体育館で他学年の友達と一緒に声を合わせて歌うとどんな感じになるのか、子供たちにとっては大変貴重な経験となりました。
 曲は「カントリーロード」です。最初は1・2・3年生の児童による音楽朝会です。朝なのでまだぼーっと眠そうにしている子もいましたが、一度声を出してみると一気に目が覚め、どの子も必死になって歌い始めました。子供たちはこの曲が大好きです。
 初めて聴く子でも、あっという間に口ずさみ始め、何度歌っても飽きません。ものすごい楽曲の魅力です。一つの学年の声が響き始めると、他の学年も気持ちよくなってどんどん頑張り始めます。それでも高い声が必要な部分はきれいな声を出そうと気を付けていて、本当に感心してしまいます。低学年らしい、まっすぐな気持ちがストレートに伝わってくる元気な歌声が響き渡っていました。
 その後に入れ替わりで集まったのが4・5・6年生です。低学年の声があまりにも楽しそうだったので、高学年はどうかしらと不安に思っていたのですが、曲の最初から大人っぽい厚みのあるしっかりとした美しい声が聴こえてきて本当に感動しました。これこそが高学年の歌声です。低学年に比べると慎重な子が多くて、最初のうちは様子見で遠慮していた子もいましたが、気持ちよく歌っている子に引っ張られながらどんどん歌い始めました。
 体育館での音楽朝会は、他学年の友達と一緒に歌う楽しさだけでなく、他の学年の歌声を聴いて大きな刺激を受けることができる大切な場でもあります。よく響く素晴らしい声を聴くと、それを真似して他の子もどんどん上手になります。私自身も、こんな音楽朝会を実施できたことが嬉してたまりませんでした。世の中が落ち着いて、体育館に全校児童が集まって歌を歌える日が早く来てほしいと願うばかりです。

しょう油もの知り博士 出前授業(3年生)

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 1月19日(木)に、日本醤油協会「出前授業」担当の方々を講師にお呼びして、しょう油もの知り博士の出前授業を行いました。
 家庭科室に入ると、しょう油の香りが漂い、子供たちは、どんなことを学べるのか、これまでの学習とどのように関係するのかとワクワクした様子でした。この学習は、毎年(コロナ禍により一時中止になった年もありましたが)3年生が、国語「すがたを変える大豆」、総合的な学習の時間「大豆大作戦」と関連付けて、さらに視野を広める意図で行ってきました。今年度も、普段何気なく味付け等で使用しているしょう油について、「しょう油博士」から体験もまじえて多くのことを学びました。
 しょう油の歴史や、原料が大豆・小麦・食塩だけでなく麹菌という菌も必要であること、商品になるまでの過程等、子供たちは博士のお話を真剣に聞いていました。また、しょう油カスが牛の飼料や名刺になることを知り、リサイクルについても考えることができました。
 最後に、「もろみ」「生しょう油」「製品しょう油」の味比べを行いました。子供たちからは、「家で、今日教えてもらったことを話します。」「味の違いに驚いた」などと感想が聞かれました。改めて、大豆が別のものに変わる様子を実感できた貴重な学習でした。

1月19日(木)

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 今朝の音楽朝会は、体育館で行いました。10分ずつに分け、1〜3年生の部と4〜6年生の部の入れ替え制で実施しました。体育館での音楽朝会は、いつ以来になるでしょうか。コロナ禍になってから実施してこなかったので、3年振りのことかと思われます。
 やはり、体育館で行う音楽朝会はいいなと思いました。音楽専科がピアノを弾き、子ども達に声をかけながら歌っていくと、体育館中に声が響き渡り、どんどん歌が盛り上がっていきます。きっと子ども達も、他のクラスや他学年と歌えた満足感を味わえたことでしょう。
 今日の音楽朝会で歌った曲は、「カントリーロード」でした。ジョン・デンバーの代表曲の一つですが、その後多くの歌手によって歌われてきました。日本では、映画「耳をすませば」の挿入歌並びにエンディング主題歌として、本名陽子さんが歌って広まりました。
 1年生は、国語の時間に「かたかなの かたち」という学習をしています。ひらがなと形の似ているカタカナや、似た形のカタカナを区別して書けるようにしていきます。ひらがなに似ているカタカナには、「せ」と「セ」、「も」と「モ」など、いくつかあります。では、ひらがなとカタカナが全く同じ形をしているものは何でしょう? ひらがなの「り」は、カタカナの「リ」とほとんど一緒ですが、パソコンで入力すると微妙に違いが出ます。もう一つ思いつくのは、「へ」です。これは、カタカナに変換しても「ヘ」となり、同じ形をしています。これ以外にあと2つありますが、分かりますか?(答えは後ほど…)
 2組の教室では、カタカナ同士が似ているものを見つけていました。代表的なのは、「ソ」と「ン」、「シ」と「ツ」です。意外に大人でも、それぞれの違いが書き分けられない人がいるものです。「シ」と「ツ」は、まず2つの点の並ぶ向きに違いがあります。縦に並ぶのが「シ」で、横に並ぶのが「ツ」です。さらに、払う方向が違います。(それぞれ、ひらがなの「し」と「つ」を重ねて書くと覚えやすい)
 一方の「ソ」と「ン」は、払う方向だけの違いと思いやすいのですが、始筆をそろえる位置にも違いがあります。筆の入りを横にそろえるのが「ソ」で、縦方向でそろえるのが「ン」です。言葉では説明が難しいですが、1年生の今、しっかり違いを理解して書けるようにしておくことが大切です。(写真上)
※先ほどの答えは・・・「ぺ」と「べ」の2つです。
 4年生は、総合の学習の時間に「10歳の自分・未来の自分」という学習をしています。よく4年生では、「二分の一成人式」の学習を行うところがあります。二十歳の半分の十歳になるのが4年生ということで、「二分の一成人式」です。最近、成人年齢が引き下げられましたが、大人になるまでの半分になったので、将来を考えてみようという趣旨での学習です。
 1組では、タブレットで「13歳のハローワーク」というサイトを使って学習をしていました。自分が就いてみたい仕事を見つけたり、どのような仕事でどうしたらなれるかなどを調べることができます。子ども達が調べている様子を回ってみたら、パン屋さんや介護士、保育士、画家、医者、薬屋さんなど、様々な職業へのあこがれがあることが分かりました。中には、「法医学医」を調べていた子がいました。ドラマの影響のようです。
 いましたいました、「小学校教諭」を調べていた子がいました。担任の先生のような小学校の先生になりたいそうです。ぜひお待ちしています。(写真中)
 3,4校時に、3年生への出前授業「しょう油もの知り博士」が行われました。(家庭科室にて、各クラス1時間ずつ体験)日本しょう油協会から2名の方に来ていただき、しょう油の作り方やしょう油の種類、秘密など、様々な話を聞きました。(写真下)
 しょう油の原材料は、大豆と小麦、塩です。そこに麹菌を合わせて、発酵させてしょう油が出来上がります。しょう油を作る工程で最初にできるもろみは、どろどろとした味噌のようなものです。それを布で絞ったのが「生しょう油」です。きれいな赤橙色をしています。それを火入れ(発酵を止める)したものが一般に売られているしょう油です。授業の終わりには、「もろみのしょう油」と「生しょう油」、「普通のしょう油」の味比べを全員にさせてもらいました。
 私の住んでいる埼玉県川島町に、「しょう油パーク」があります。昔ながらの醤油屋さんが、観光用に開いているお店です。しょう油ソフトクリームや、しょう油バームクーヘンなど、しょう油を使ったお菓子も販売しています。予約すれば、工場の見学もできます。土日は他県ナンバーの車がたくさん来るほどになりました。土日に犬を連れて散歩をするコースにあるのですが、3年ほど前から観光スポットになったのでびっくりです。

1月19日の給食

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献立名           ビビンバ
              ザーサイスープ
              ぶどうゼリー
              牛乳


一口メモ

 子ども達は、食事で苦手な食べ物が出たらどうしているでしょうか? 全く手をつけずに残している子がいるかもしれませんが、一口でもいいので食べさせるようにしましょう。
 味覚とは、味を感じる感覚のことを言います。様々な食材や料理の味に対する経験を積むことで、味覚が育っていきます。初めは苦手でも、食べ慣れてくることで段々とおいしく感じるようになってきます。また、成長とともに苦手だったものでも、食べてみたらおいしかったということもあります。
 好き嫌いがないということは、食事がさらに楽しくなったり、健康のためにも大切なことです。まずは、一口からチャレンジさせていきましょう。

たてわり班遊び

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 中休みに、たてわり班遊びを実施しました。
 2学期までは、6年生が遊びの計画を考えて準備や指示をしてきましたが、今回からはその仕事を5年生に引き継いでいます。5年生にとっては、初めての経験です。今まで見てきた6年生の姿を参考にしながら、手探りで進めていくことになります。いざとなれば、頼りになる6年生が見守ってくれているので何とかはなるのですが、かなりの緊張感の中で頑張っていました。
 各班の様子を見ていると、最初から堂々と指示を出して上手に遊びをリードしている子供もいれば、同じ5年生に任せっぱなしで一歩引いて見ている子供もいました。それでも他の学年の児童にとっては、たてわり班で遊ぶ時間がとても楽しいようで、あちらこちらから元気な声が聞こえてきました。
 3学期になって、5年生はたてわり班清掃でもリーダーとして班をまとめています。これからの3か月間は、最上級生になるための準備の時間でもあります。実際に自分が経験してみて、初めて分かる大変さや喜びがあります。5年生の成長がますます楽しみです。

1月18日(水)

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 先週は、代表委員会によるあいさつ運動が3日間(水〜金曜日)ありました。代表委員会のがんばりで、3学期に入ってからのあいさが、さらにすばらしくなったように感じます。
 それを受けて、昨日からは、5年生の子ども達によるあいさつ運動が始まりました。学年の子ども達を5日間に分け、南門と正門に分かれて、1人1回ずつ担当します。(毎日、各クラス4〜5人ずつになります。)
 今までは、年間を通じて各学期とも代表委員会の役割だったため、今回初めてあいさつを投げかける側に5年生が立ちました。8時を過ぎた頃、登校班ごとに子ども達が門を入ってきました。担当の先生と一緒に「おはようございます!」と、元気よく声をかけ始めました。自分の登校班の仲間にはちょっと照れくさそうにしていましたが、最後までしっかりとあいさつを行い、その責任を果たしました。(写真上)
 全ての登校班が通った後、正門側にいた4人の子に感想を聞いてみました。「たいへんだった」…登校してくる全員にあいさつを何度もするのは大変だったことでしょう。しかし、校長は毎日それをやっています。「あいさつを返してくれる子がいてうれしかった。逆に、こちらを見てあいさつをしない子がいるのは、とても残念だった。」…あいさつの大切さが分かったのですね。そのためにあいさつ運動を学年に割り振ったのです。
 今月は5年生、2月は4年生、3月は6年生があいさつ運動を担当します。高学年の子ども達が、一人一人あいさつの大切さを感じ取り、今後もきちんとあいさつをしていこうという気持ちを育てていきます。
 1年1組が図工の学習をしていました。「着てみたいな こんなセーター」という作品に取り組んでいました。画用紙にセーターの形が印刷されていて、自分で着てみたいと思うセーターを自由にデザインし、クレヨンで描いていきます。たくさんの色を使いながら、自分の好きな絵を描いたり、模様をデザインしたり・・・世界に一つしかないセーターをめざして色を塗っていました。(写真中)
 今週は、クレヨンでおおよその色をつけたところで終了です。来週は、絵の具を使って仕上げをする予定です。クレヨンが絵の具をはじく感じは、独特の効果を生みます。どんなセーターができ上がるのか、楽しみにしていたいと思います。
 3年生は、国語の時間に「ありの行列」という説明文の学習をしています。3年生で習う教材の中でも、かなり以前から教科書に採用されてきた説明文です。昭和49年度版の教科書から登場していたようです。(今から半世紀近く前!)それだけ子ども達の興味を引くとともに、説明文として分かりやすく書かれているということでしょうか。
 「なぜ、ありの行列ができるのでしょうか。」・・・この場合の「なぜ」は、巣から離れたところの餌までそろってたどり着き、また巣まで並んで戻って来ることができるという「なぜ」です。子どもの頃、誰もが不思議に思ったはずです。あんな小さな生き物のありが、ちゃんと自分の巣に戻っていくということを…。地図も方位磁針も手にしていないのに、なんで巣に帰ることができるのだろう。あるいは、中には迷子になって、その辺で泣いているありがいそうなものだとさえ思ったものでした。
 また、一列に並んで歩くありの行列に、いたずらをしようと考えたことがある人も多いはずです。行列に通せんぼをしたらどうなるかなと考えて、石や板で遮ってみようと誰もが考えつくものです。または、大人になってありが来るから、殺虫剤をかけたこともあるでしょう。
 どんなことをしても、しばらくするとたいていは、またありの行列ができてきます。その仕組みが書かれている説明文です。3年生の保護者の方は、ぜひ一度読んでみてください。(写真下)

1月18日の給食

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献立名           昆布ご飯
              シシャモのあしたば揚げ
              小松菜のおひたし
              じゃがいもの味噌汁
              牛乳


一口メモ

 「あしたば」という野菜を知っていますか? あしたばは、東京都にある島の一つ、八丈島の特産品になっています。漢字では「明日葉」と書き、今日収穫しても明日にはまたすぐに葉を出すことから、この名前がついたそうです。生命力の強い野菜で、10月に植えても、寒さの中でも元気いっぱいに成長し、春から収穫が始まります。
 野菜というよりも薬草に近く、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、とても栄養があります。
 今日は、このあしたばを粉末にした「あしたばパウダー」を小麦粉と混ぜて、シシャモにまぶして揚げました。少し緑色がついていて、きれいな色に仕上がっています。

1月17日(火)

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 4年生の道徳の教科書に、「花さき山」が載っています。斎藤隆介(作)、滝平二郎(切り絵)の名作絵本として有名な物語が、そのまま4年生の道徳の資料に使われています。
 10歳の少女あやは、山菜を取りに行った山で、白髪の山んばと出会います。山んばは、山に咲き乱れる一面の花を指差しながら、優しいことをすると美しい花が咲くのだと語り始めました。「あやの足元に咲いている赤い花は、あやが母親や妹のことを思って着物を買ってもらうのを辛抱した時に咲いた花。」そして「今まさに咲こうとしている小さな青い花は、双子の赤ん坊の上の子が、弟を思っておっぱいを我慢することで咲かせている花。」…あやは、山から帰って父母に話をしても信じてもらえず、もう一度山に行っても山んばには会えませんでした。しかし、あやは、その後時々、「あっ!今花さき山で、おらの花がさいている」と思うことがありました。・・・
 道徳の授業として、「美しい心について考え、美しさを感じ取る心を大切にしようとする心情を育てる」ことをねらいとした資料になっています。道徳の内容項目の「感動、畏敬の念」にあたります。「畏敬の念」というのは、心から敬うことを言います。先生方にとって、これほど難しい道徳の授業はないのでは…と思えるような内容項目です。また、道徳の授業は、国語の読み取りとは違います。きちんと焦点化して授業を進めていかなければなりません。美しい心とは、人のことを考えて行動することであり、思いやりの心でもあることに結び付けていきます。(写真上)
 6年生は、国語の時間に「メディアと人間社会」という説明文の学習をしています。作者は、池上彰さんです。報道記者や番組キャスターを務めるなど、まさにご本人がメディアで活躍している方です。池上さんの著書は数多くあるようですが、この説明文は、教科書のために書きおろした作品です。1組では、段落ごとの構成から、説明文としてどの型(頭括型・尾括型・双括型)にあたるのかを考えさせていきました。(写真中)
 池上さんがNHKを退社した後も、多くのテレビ局から出演依頼が多いのは、そのていねいで分かりやすい解説の仕方にあります。昔、NHKの「週刊こどもニュース」に出演していた頃から、分かりやすい話し方として注目されていました。聞く相手に合わせたレベルで話すことや、身近な例に置き換えて話すことなど、随所に聞き手に対する配慮があると言われています。また、「いい質問ですね〜」という言葉が口癖になっていて、質問者への称賛とともに、注目を集める工夫が感じられます。私は、池上さんの話し方を学ぶために番組を見ていることが多いです。
 2年1組では、「おせちのひみつ」という道徳の授業が行われていました。「伝統と文化の尊重」に関する内容です。さまざまなおせち料理に込められた意味を知ることを通して、昔から伝わるものや料理には、どんな願いが込められているのかを考えさせていきます。そこから日本の伝統や文化に親しみ、愛着をもとうとする心情を育てていきます。
 教科書には、様々なお節料理の写真とその解説(お節料理に入っている理由)が書かれています。小魚を味付けして煮詰めたものを「田づくり」と呼んでいます。これは、小魚を肥料として田んぼにまいたところ、豊作だったことから縁起物として扱われるようになったそうです。「紅白かまぼこ」は、日の出の形に似ています。「こぶ巻き」は、「よろこぶ」という言葉を合わせています。「エビ」は、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いを込めています。さらに、お節料理を重箱に入れるのは、おめでたいことが「重なりますように」という理由からだそうです。(写真下)
 3学期は、これから節分やひな祭りがあります。それぞれの伝統行事に込められたいわれや願いをきちんと知り、日本の文化を大切にしていこうという気持ちを高めていくことが大切です。

1月17日の給食

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献立名           チーズパン
              メンチカツ
              ボイルキャベツ
              ミネストローネ
              牛乳


一口メモ

 メンチカツは、豚肉や牛肉のひき肉に玉ねぎのみじん切りを加え、塩やコショウで味付けしてからパン粉をつけて、油で揚げて作ります。ハンバーグに衣をつけて揚げたような料理なので、作る工程が多く、とても手間がかかります。今日も調理員さんたちががんばって作ってくれました。キャベツと一緒に、パンにはさんで食べるとおいしくなります。
 関東では、メンチカツが一般的ですが、大阪などの関西では、「ミンチカツ」と呼ぶことが多いそうです。同じ料理でも、地域によって呼び方が変わることがあります。

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