12月10日(水)
教科書には、雪国で遊ぶ子ども達の様子や、根菜類(大根、れんこん、にんじん、かぶ)のイラストが載っています。また、寒い冬を温かく過ごすための工夫として、ストーブとこたつのイラストが描いてあります。最近は床暖房が普及して、こたつを使わない家庭が増えてきました。また、ファンヒーターという言葉が一般的で、「ストーブ」という言い方を聞かなくなってきました。そこであえてストーブを載せているのには理由がありそうです。さらに、そのイラストは、昔の教室や体育館で使っていたような石油ストーブになっています。子ども達は、こういうタイプのストーブを見たことがあるでしょうか。 今日は、生活の中で冬らしさを感じさせるものを見つけて、短い文章で表現するという学習をしていました。教科書には、お湯を入れて布団の中で使う「湯たんぽ」について書かれた例文が載っています。何人かの子は、湯たんぽという言葉を始めて聞いたようでした。電気式の「あんか」は知っていたようですが、お湯を入れて使うものは知らなかったようです。(ホームセンターではよく見かけますが…) また、川崎 洋さんの「ゆき」という詩も載っています。「はつゆき ふった こなゆき だった くつの下で きゅっきゅっとないた」と書かれています。この「きゅっきゅっ」という意味は、雪国で育った人にしか分からないかもしれません。都会に降る湿った雪では経験できないことです。その後も、詩の中に「どかゆき」「ねゆき」「べたゆき」「ぼたゆき」「ざらめゆき」という言葉が出てきます。根雪は、春まで溶けない雪のことです。ザラメ雪は、溶けた雪などが水を含んで、粒が大きくなってざらざらとした氷の状態の雪を言います。2月になり、日差しが強くなってくると雪の表面が溶けてきます。夜中の冷却でまた凍り、氷の粒となったものがザラメ雪です。だから詩の最後に、「もうすぐ 春だ」と表現しているわけです。(写真上) 2年1組で、「もうすぐお正月」という道徳の授業が行われていました。家族の一員として、どんな気持ちでいることが大切かを考える「家族愛、家庭生活の充実」に関する内容でした。 しんじくんは、冬休みになったので、近所の祖父母の家に遊びに行きました。2人ともお正月を気持ちよく迎えるために、大掃除をしていました。つまらないなと思っていたところ、同じクラスのめぐみさんの歩いている姿を見かけます。めぐみさんは、一緒に買い物に行った祖母の荷物を持ってあげていました。しんじくんは立ち上がり、祖父母の家の大掃除を手伝い始めました。・・・家族の一員としてどんなことができるかな? と、自分だったら家族のためにどんなことができるのかを考えさせていきます。(写真中) 新年を迎える準備は、日本独自の伝統的な習わしがあります。大掃除にしろおせち料理の準備にしろ、子どもの頃にしっかり身をもって経験させていくことが大切です。そして、大掃除は親だけが行うのではなく、子どもも一緒に行うようにさせることが欠かせません。家族の絆を深め、温かな家庭を築くうえでも重要なことです。 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習をしています。栄養価を考え、実際に1食分の献立を立てて自分たちで調理を行う学習です。今日は、3,4校時に2組が調理実習を行っていました。 グループごとに献立を考えたので、家庭科室はバラエティー豊かな料理でいっぱいになりました。インターネットでレシピを調べたのでしょうか…変わった料理や簡単に作れる料理に挑戦していたグループがありました。「フライパンで作れる簡単大学芋」を作っていたグループは、油で素揚げをしない方法で作っていました。切ったサツマイモを電子レンジで温め、フライパンで砂糖を絡めて作ることができます。また、キュウリとちくわのごま和えや、キュウリと焼きのりの香り和えなど、副菜となる一品までよく考えて作っていたグループもありました。(写真下) 6年生は、この2年間で家庭科の授業を通じて、様々な料理の仕方を学んできました。ゆでたり炒めたりする料理や、ご飯を炊く、みそ汁を作るなど、基本となる調理について身につけてきました。ぜひ家庭でも大いにお手伝いをさせて、自分でできることを増やしていってください。将来、「じゃあ、あんたが作ってみろよ」と言われないためにも・・・。 12月10日の給食
きのこのキッシュ風 豆と野菜のトマトスープ 牛乳 一口メモ 卵は、ビタミンCと食物繊維を除いて、主要な栄養素をたくさん含んでいます。そのため、とても栄養価の高い食品と言えます。 キッシュは、きのこと野菜が彩りよく入っています。また、チーズと生クリームも入り、コクがあっておいしく仕上がりました。キッシュは、普通はパイシートなどの土台の上に卵を流して焼いて作ります。給食では、その「中身の部分」だけで提供しています。そのため、「キッシュ風」という名前にしています。 12月9日(火)
今日は、電気の有効利用について調べる実験を行っていました。豆電球と発光ダイオードでは、使う電気の量に違いがあるのかを調べる実験でした。手回し発電機とコンデンサーをつなぎ、ハンドルを回して電気を蓄えます。そして、コンデンサーを豆電球や発光ダイオードにつなぎ、明かりがついている時間を計測して比較します。(手回し発電機の回し方と回数は統一する)結果は、発光ダイオードの方が圧倒的に長い時間明かりがついているということが分かりました。(写真上) 豆電球と発光ダイオードでは、同じ「光を出す」というはたらきでありながら、使われる電気の量に違いがあります。光っている時に手で触れてみると、発光ダイオードは冷たいままなのに対して、豆電球は温かさを感じます。電気の一部が熱に変わっているため、豆電球の方が使われる電気量が大きくなるというわけです。 ここ数年間で、身の周りに発光ダイオード(LED)を利用した製品が一気に増えてきました。代表的なものとして、信号機や自動車のライト、電光掲示板などがあります。また、液晶ディスプレイのバックライトや、一般的な照明器具でもLED化が急激に進んでいます。LEDの特徴は、エネルギー効率の高さと、寿命が長いことです。 6年生の理科の授業では、電気の有効利用についての発展的な学習として、さらにプログラミングについて学んでいきます。「人が近づいたら明かりがつき、しばらくすると消える」というように、プログラミング的思考を使った電気の活用方法について考えていきます。 6年生は、算数の時間に「順序よく整理して調べよう」という学習をしています。順列や組み合わせについて、落ちや重なりがないように、起こり得る場合を順序よく整理して調べていく学習です。6年生の教科書では、「順列」という言葉を使わずに「並べ方」としています。 順列と組み合わせの違いを簡単に説明するならば、選んだものの並び順を考えるかどうかに違いがあると言えます。つまり、順列は並び順を考慮しますが、組み合わせは並び順を考慮しません。今日の問題は、「1,2,3,4の4枚のカードのうちの2枚を選んで、2けたの整数をつくります。どんな整数ができますか。」という問題でした。これは、順列についての問題です。落ちや重なりがないように調べるということから、全てを書き出したり樹形図を書いたりする方法で解いていきます。とにかく、「もれのないように書き出して調べる」ということが大切です。順序よく書き出したり、図や表で書き表せるようにしていきます。普段の算数では、効率よく考えろと言われていますが、この場合は計算で求めようとして面倒くさがるタイプに間違いが生まれます。(写真中) 1年生は、11月から算数の時間に、「ひきざん」の学習をしています。11〜18の数から1位数をひくという「繰り下がりのあるひき算」の学習です。以前、「13−9」の計算方法について、「減加法」で指導していることをお伝えしました。つまり…13を10と3に分け、10−9=1、その1と分けた3をたして「答え4」と計算する方法です。ひいてからたすので、減加法です。 「13−9」は、もう一つ別な計算の仕方があります。13個のブロックから9個をひく場合、まず3個をひいてから残りの6個を10個から引くという方法です。式で表すと…「9−3=6,10−6=4」となります。13−9の問題では、この考え方はあまり一般的ではないかもしれません。しかし、「16−7」だったら、普段はどのように暗算をしているでしょうか? 「7−6=1,10−1=9」と頭の中で計算している人の方が多いのではないでしょうか。ひき算を2回行うので、「減減法」と呼ばれる考え方です。 授業では両方の考え方を指導しますが、最終的には自分のやりやすい方法で計算ができればよいことになっています。1組では、習熟用のプリントを行っていました。1年生の算数の山場は、繰り上がりのたし算と繰り下がりのひき算にあると言われています。それだけに、多くの子が苦戦していたようでした。(写真下) 12月9日の給食
野菜のペペロンチーノ炒め フルーツ白玉 牛乳 一口メモ 今日は、練馬区産の「練馬大根」を使った一斉給食の日です。日曜日に、「練馬大根引っこ抜き大会」が行われました。そこで収穫された練馬大根が、区内の全校に納品されました。届いた75kgの練馬大根をたっぷりと使って、ツナと合わせて煮込みました。 届いた練馬大根の1本を、給食室前に展示しました。明日の昼まで展示しておきます。真っ白で細長い特徴のある大根です。(写真下) 12月6日(土)
1校時に、2組が理科室で実験をしていました。「金属はどのようにあたたまるのだろうか?」というテーマで実験をしました。金属の棒や金属の板を使い、コンロの火で温めて熱がどのように伝わっていくのかを調べました。 金属を熱すると熱くなるということは、どの子も経験上から知っているはずです。フライパンを熱すると熱くなるとか、バーベキューをしていた時に金属製のトングが熱くなった…などの経験があるでしょう。しかし、それらの熱が、時間とともにどのように伝わっていったかということは、きちんと調べてみなければ分かりません。 金属の熱の伝わり方は、見た目ではっきりととらえることはできません。そこで、熱の伝わり方を可視化するために、示温インクが塗ってある金属棒を使って実験をしました。示温インクが塗ってある部分は紫色をしていますが、温まって40度を超えるとピンク色に変化します。コンロの火を当てる部分を棒の先端にしたり、棒の中心からにして、それぞれどのように熱が伝わっていくのかを調べました。その結果、「金属は、熱せられたところから順に温まっていく」ということが分かりました。(写真上) 示温インクが塗ってある金属棒や板(銅製)は、最近になって購入できるようになりました。以前は、金属棒や板に塗ったロウが溶けていく様子から熱の伝わり方を調べたものでした。理科室にある実験器具は、教科書会社と教材屋さんの努力の結晶とも言えるものがたくさんあります。 展覧会の最終日になりました。昨日まで2日間に渡り、今回の展覧会での初めての試みについてお伝えしてきました。今日も、旭町小の展覧会における初挑戦の取り組みがありました。高学年の児童による「子どもガイド」です。 5,6年生のクラスを1時間ずつ割り振り、体育館を訪れた方々に作品説明をするのが「子どもガイド」の役割です。クラス内で1〜6年生の担当を決めて準備をしてきました。自身の担当学年の作品について、説明や見どころをきちんと話せるように、今日まで練習をしてきました。 実際に始まると、初めのうちは知らない保護者の方を前にして、なかなか話しかけるタイミングがつかめなかったようでした。しかし、勇気を出してガイドをしたのがきっかけで、次々と自分から進んで声をかけられるようになっていきました。また、たくさんある作品から自分のお薦めの絵や工作を紹介していた子もいました。子ども目線で、出品作品をしっかりと見る力も身についたようです。多くの保護者の方々に喜んでもらえ、ガイドを終えた子ども達はとても満足げな表情でした。(写真中) 午後は、たくさんの家族連れで体育館がにぎわいました。得意気に家の人の手を引っ張り、自分の作品に案内する子どもの姿があちこちで見られました。子どもは誰よりも、自分の親に一番に作品を見てもらいたいと願っています。そして、たくさん褒めてもらいたいのです。 私も会場係を時々行いながら、改めて一つ一つの作品をじっくりと鑑賞してみました。一つとして同じ作品はなく、子どものしっかりとした主張が絵や工作に込められていることがよく伝わってきました。みんな違ってみんないい・・・まさに子どもの個性が作品として表れているなと思いました。(写真下) 展覧会に向けて、家庭からの材料の準備等にご協力をいただき、どうもありがとうございました。また、多くの方々に鑑賞いただけましたことにも感謝申し上げます。 6年生「子どもガイド」
ガイドを務めた子ども達は、事前にグループごとに説明内容を話し合い、言葉の選び方や伝え方を工夫して準備を進めてきました。当日は、緊張しながらも自分の言葉でしっかりと語り、質問にも積極的に答えるなど、最高学年らしい頼もしさを感じさせてくれました。また、自分のお気に入りの作品を紹介する場面では、作品に込めた思いや制作過程での気付きを生き生きと語り、聞く人に作品の魅力をより深く伝えることができました。 今回の経験を通して、6年生は「伝える力」や「人と関わる力」をさらに伸ばすことができました。ご来校した皆様からいただいた温かい言葉は、子ども達にとって大きな励みとなりました。今後も、この経験を未来へつなげていってほしいと思います。 展覧会 子どもガイド(5年生)
1つの学年を担当し、大変だったことや楽しかったこと、作品への思いなどをインタビューして準備してきました。取材をもとに、作品の工程や自分のお気に入りの作品の紹介も加えながらガイドしました。 はじめは緊張している様子でしたが、お客さんの温かい言葉や見守りもあり、子どもたちは、楽しく活動できました。「説明をするのが楽しかった。」「保護者の方が話をよく聞いてくれてうれしかった。」「おすすめの作品に共感してくれた。」「ありがとう、と笑顔で言われて自分もうれしかった。」「子どもガイド、またやりたい。」と活動を振り返りました。 子どもたちにとって、よい経験になりました。ご協力、ありがとうございました。 展覧会(5年生)
休み時間にも「ここはもっとこうしたい!」と楽しく意欲的に制作に取り組んできた5年生。今日は「子どもガイド」として、2年生の展覧会ガイドをしました。作品のみどころを紹介したり、感想を伝え合ったりして、作品の魅力によりせまることができました。お兄さん、お姉さんとして、鑑賞のマナーも優しく教えていました。 【5年生の作品紹介】 「カッターワールド」(平面) 4つ折りにした画用紙をカッターで切り抜いて開いたものを、絵の具で色を付けた画用紙に貼り付けました。色の組み合わせや、さまざまな模様をお楽しみください。 「芸術家の心にふれて」(平面) 有名な芸術家の作品に自分のアイデアを加えることで、芸術家とのコラボ作品が生まれました。「あの絵画からこんな発想が...!」と思うような斬新なアイデアが光る作品が並んでいます。 「旭町たのシーサー」(立体) 学習したさまざまな技法を生かして粘土を切ったり、伸ばしたり、くっつけたりして、表情豊かなシーサーができました。一体一体に、児童の願いが込められています。 「思いをカタチに」(立体) アルミ線を曲げたり切ったりして、タイトル通り、思い描いたものを自由に形にしました。今にも動き出しそうな生き生きとした作品を、作品カードに綴られたショートストーリーとともにお楽しみください。 ※シーサーと組み合わせた作品もあります! 「カレイドスコープ・コレクション」(共同) ミラーシートを組み合わせてできた万華鏡を覗くと、キラキラした幻想的な世界が広がっています。水やライトを組み合わせたり、顕微鏡の形にしてみたり、外から見ても覗いてみても楽しい作品が並んでいます。ぜひお手に取って覗いてみてください。 「ランランランチョンマット・ルンルンマスコット」(家庭科) 家庭科が5年生から始まり、初めて手縫いやミシンに取り組みました。ランチョンマット制作では、まっすぐ縫うことやアイロンで飾り付けすることを頑張っていました。マスコットは、綿が飛び出てこないように、ひと針ひと針集中して作りました。 子ども達が長い時間をかけて、心を込めて作った個性豊かな作品をぜひお楽しみください。 展覧会最終日は、保護者・地域の方々により一層楽しんでいただけるよう、5・6年生による展覧会ガイドを行います。児童との交流も楽しんでいただければと思います。 展覧会 4年生
平面作品 「はってはがしてえがいたよ」 色をまぜて自分だけのお城を描いたところが見所です。お城の周りの景色にも想像をふくらませて描きました。 「わりばしペンですてきなけしき」 わりばしをペンのように削って、絵を描きました。ペンも自分らしく飾り付けをして、絵といっしょに飾っています。工夫したところを見つけてもらえると嬉しいです。 ※2種類のうちどちらかを選んで展示しています。 立体作品 「ゆめのたびふね」 木に釘をうったり、欲しい形にきったりするところが難しかったです。船に乗って旅に出ることを想像しながら、自分の好きな船を作りました。 「ほねぐみキャンプ」 わりばしをつなぎ合わせてテントを作りました。テントの中でどんなことをしようか、考えることが楽しかったです。 ※どちらの作品も頭の中でお話を考えながら、その一場面を作成しました。2種類のどちらか一つを選んで展示しています。 共同作品 「すわってどうぞ」 みなさんが座れるように丈夫ないすを作りました。二人で座れたり、足置きがあったり、さまざまな工夫を考えました。座って作品鑑賞をお楽しみください。 想像すること、作ること、それぞれの楽しさが感じられる作品がそろっています。ぜひ、ごゆっくりご覧ください。 展覧会(2年生)
はじめにクラスごとに並んで体育館をぐるりと周り、平面作品の鑑賞をしました。その後、たてわり班の5年生と一緒にさまざまな作品を見て回りました。いろいろな作品を見て、さわって、5年生との交流を楽しんでいました。 教室に戻ってからは、鑑賞カードを書きました。それぞれ感じたことをたくさん書いていて、思い思いの「すてき」を見つけられたようです。 2年生の作品は・・・ 「えのぐのつみ木マンション」さまざまなものが住んでいる、縦に長い絵の作品です。 「とくべつな花」色の使い方を工夫して描いた、自分だけの特別な花の絵です。 「なんでもパフェ」お気に入りのものがたくさんつまったカラフルなパフェです。 「ぎゅっとしたいわたしのお友だち」紙をくしゃくしゃにして作った、かわいらしいぬいぐるみです。 「○△□アート」○と△と□だけで作られた共同作品です。天井に飾られています。ぜひご覧ください。 ユニバーサルデザイン体験(4年生)
妊婦体験では妊婦ジャケットを着用し、立ったり座ったり、歩行を体験したりする活動を通して、大変さを実感することができました。 抱っこ体験では、赤ちゃんを優しく抱くことの難しさを実感していました。 ブラインド・ガイドヘルパー体験では一人はアイマスクをし、白状を使って廊下を歩きました。もう一人は声を掛けながら歩行をサポートしました。子ども達からは学校の廊下でも歩くのが不安だったから駅や歩道などを歩くときはもっと大変だと思うと感想が上がりました。 今回の体験授業で、相手の立場になって考えることの大切さに気付きました。日常でも、思いやりをもって生活しようとする気持ちを常にもたせていきたいと思います。 12月5日(金)
いたずら好きでありながら憎めないたぬきが、人のよいおかみさんに命を助けてもらったお礼に、糸車で糸を紡ぐというお話です。回したくてたまらなかった糸車を思う存分回して、さらにおかみさんにお礼ができて、喜々として帰って行くたぬきの姿が描かれています。たぬきとおかみさんの交流を描いた、心温まる内容になっています。絵本がいろいろな会社から出ているようで、挿絵が異なるとだいぶ印象が違って感じられるから不思議です。 ところで、「糸車」は1年生の子ども達には馴染みのない道具です。糸を紡ぐための道具で、日本だけでなく、世界のいろいろな国でも昔から使われてきました。教科書には、欄外にイラストが描かれているだけでなく、QRコードで動画が見られるようになっています。いかにも農家の人という服装の女性が、縁側で糸車を使って綿を紡いで糸にしている動画(解説の音声もあり)を見ることができます。 4年生は、2学期の総合の時間に、「ユニバーサルデザイン」について学習しています。ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、国籍、障害の有無などに関わらず、誰もが使いやすいようにデザインされた製品やサービスなどのことを言います。ユニバーサルデザインについて考えるためには、様々な立場の人がいるということを理解するとともに、どのような不便さや困難さがあるのかを知っておくことが大切です。 そこで今日は、各教室で様々な立場の人の疑似体験を行っていました。体験するものを3つ用意し、グループごとにローテーションして体験していきました。 アイマスクと白杖を使った、目が見えない人の疑似体験では、周りの人の声掛けが必要であることが分かりました。また、お腹や腰に重りをつける妊婦さんの体験では、かがんだり立ったりという動作が大変なことが分かりました。また、赤ちゃんを抱っこしている人の体験では、いかに赤ちゃんが重く、両手を添えてしっかり抱っこしなければならないかが分かりました。 この赤ちゃんを抱っこする体験では、本物の赤ちゃんと同じ重さでできた人形が使われていました。生まれてしばらくは、まだ首が座っていないので、腕を回してしっかり支えてあげなければなりません。弟や妹がいる子は、何度か実際に抱っこをしたことがあったようで、とても上手でした。(写真中) 展覧会2日目は、2年生から5年生が鑑賞を行いました。(2年生は、5年生とペアになって鑑賞しました。)今回の展覧会では、「触って楽しむ作品」を新たな試みとして取り組んでいます。3〜5年生の共同作品には、「さわれます」の表示がつけてあり、自由に触って楽しむことができます。 3年生は、「どんな音が出るのかな」という作品です。グループで協力して、わくわくする音の出る楽器を作りました。たたいたりはじいたり振ったりすることで、すてきな音が出る楽器がたくさん出来上がりました。鑑賞時間には、どの学年の子も大変気に入ったようで、いろいろな音を会場に響かせていました。(写真下) 4年生は、「すわってどうぞ」という作品です。段ボールを工夫した形に変えて、ユニークな椅子を作りました。会場のあちこちに置いてあり、ちょっと休憩する時にも使えます。大人が座っても大丈夫なのは、段ボールの中に仕組みがあります。段ボール片と新聞紙をきちんと詰めて入れてあり、作品によって微妙にクッションが違うのもおもしろいところです。 5年生は、「カレイドスコープ・コレクション」を作りました。どうしたらすてきな万華鏡の世界を表現できるか…グループで協力して試行錯誤して作り上げた作品です。ぜひ手に取ってのぞいてみてください。台の上にあるライトの光を使ってのぞく万華鏡もあります。また、体育館前の下手側のモニターには、制作の様子やカメラで撮った万華鏡の世界を映し出しています。 今日も午後から、たくさんの子ども達が家の人を案内しながら会場に来ていました。「わたし、毎日来るから!」と元気よく教えてくれた子もいます。 稲刈り(5年生)
夏休みにも当番を決めて水やりをしたり、成長過程を写真に記録したりして、今日までみんなで大切に育ててきました。また、農家さんにいただいた苗から育てた水田の稲穂も収穫しました。 農家の方の努力や稲作の歴史についても、総合の学習で調べてきました。実際に一人一つバケツを使って育てる中で、普段口にしているお米についての理解が深まりました。 収穫したたくさんの稲穂の束は、教室の前に干して乾燥させているところです。次の作業となる脱穀を楽しみにしている子ども達です。 ※この記事は、10月29日に一度掲載したものです。 12月5日の給食
(食パン・ジャム) ジャーマンポテト 豆乳クラムチャウダー 牛乳 一口メモ 昨日から展覧会が始まっています。それにちなんで、給食では食パンというキャンバスにジャムでお絵描きができるように考えました。 ジャムの袋の角を小さく切れば細く、大きく切れば太い線を描くことができます。展覧会のように、子ども達に楽しんでお絵描きをしてもらいたいと思います。さあ、子ども達はどんな絵を描いたでしょうか。 6年生「展覧会」
今日は6年生が1年生の展覧会ガイドをしました。6年生は、作品の見どころや工夫した点を、1年生に分かりやすく説明しながら会場を案内しました。1年生は、優しく声をかけてもらいながら作品を見ることで、展覧会の楽しさをより感じることができたようです。上級生と下級生が関わる温かい時間となり、学校全体で学び合う姿が見られました。 ≪6年生展覧会作品の紹介≫ 1 平面作品「レイヤーアート」 紙を重ねて作ることで、絵が飛び出して見えるレイヤーアートです。見る角度を変えると、違う見え方をするところがおもしろいです。細かい部分までこだわって作ったので、立体的に見える不思議さを楽しんでください。 2 平面作品「墨の達人」 墨の濃さやにじみを生かして作った作品です。筆の速さや力の入れ方で、いろいろな表情が生まれます。細い線や太い線を使い分けながら、自分だけの世界を表しました。墨ならではの深い色合いも見どころです。 3 立体作品「ねん土の板から生み出す形」 粘土の板を形づくり、好きなモチーフをもとに焼き物を作りました。形を作る難しさもありましたが、焼き上がったときの色や形にみんながびっくりしました。世界に一つだけの作品をぜひご覧ください。 4 立体作品「世界に一つの博物館」 自分が思い描いた世界を、小さな博物館として形にしました。建物の作りや中の展示物まで、一つ一つ丁寧に作っています。見れば見るほど発見がある、工夫いっぱいの作品です。お気に入りの世界を見つけてください。 5 学年共同作品「コマコマアニメーション」 写真を少しずつ動かしながら撮ってつなげることで、アニメーションを作りました。普通はできない動きも、コマどりなら表現できます。みんなでアイデアを出し合いながら作った楽しい映像作品です。 6 家庭科作品「This is my bag」 6年生になって、まちのあるバッグ作りに挑戦しました。ミシンの使い方にも慣れてきて、使いやすさを考えながらデザインしました。色や形にもそれぞれの工夫があり、毎日使いたくなるバッグができあがりました。 たてわり全校制作
この題材は「アートのわをひろげよう」という題材です。一つの輪は小さくても、みんなの輪が集まればダイナミックな形になります。みんなで一緒につくる楽しさを味わうことができました。 作品の展示作業は、6年生の児童が行いました。作品が大きいので展示は大変でしたが、協力して、工夫して展示しました。体育館までの通路が明るく楽しい雰囲気になりましたので、ぜひ、注目してご覧ください。 展覧会(1年生)
1年生は9月から作品をつくり始め、どの作品も一生懸命、丁寧に丁寧に取り組みました。完成すると、とても嬉しそうにお友達に見せる姿が見られました。 今日は3時間目が鑑賞の時間でした。たてわり班の6年生と一緒に回りました。 体育館に入ると嬉しそうな笑顔や真剣に作品を見る顔、友達と音や映像を楽しむ子ども達の姿が見られました。6年生から自分の作品を褒めてもらった子は、恥ずかしそうにしながらもとても喜んでいました。 3日間ありますので、ぜひ子ども達の作品を見に来てください。 12月4日(木)
三社祭は、とても歴史のあるお祭りで、浅草神社の祭礼であり、江戸の三大祭りの一つにも数えられています。浅草神社は浅草寺本堂の東隣にある神社です。4年生は2月に社会科見学があり、浅草寺周辺に行く予定です。ボランティアガイドさんの案内で、きっとこの三社祭の説明があることでしょう。 三社祭は、毎年5月の第三土曜日を基点とした金・土・日曜日に行われ、江戸風情の残る下町浅草が一年で最も活気づくイベントになっています。「わたしたちの東京都」には、この3日間の主なスケジュールが載っています。1日目は、「大行列」と「びんざさら舞奉納」があります。「びんざさら舞」は、作物がたくさん獲れるようにと願いを込めた獅子舞の踊りがあります。伝統芸能のひとつとして、無形文化財にも登録されています。2日目の大きなイベントは、「町内みこし連合渡御(とぎょ)」です。浅草神社の周辺の44の町から100基のおみこしが出され、神社から町へと繰り出していきます。そして3日目は、「本社みこし各町渡御」が行われ、サイズの大きなみこしが町を練り歩き、熱気は最高潮に達します。2組では、700年も続いているこの伝統ある三社祭を支えている人たちの願いについて学んでいました。(写真上) 私の地元では、10月に行われている「川越祭り」が有名です。子ども達の生活圏では、11月の「広場の祭典」があり、50年近い歴史があります。今年は残念ながら雨で中止になってしまいましたが、たくさんの地域の人たちの願いで続けられているお祭りです。 隣の4年1組では、道徳の時間に「生き物と機械」という学習をしていました。道徳の内容項目の「生命の尊さ」について考えさせる授業でした。この資料は、生きている犬とロボットの犬とを比べながら、生き物と機械の違いを様々な角度から述べています。 国語の説明文のような資料ですが、生き物と機械を比較しながら考えさせていきます。生き物には治癒力や痛みを感じ、想像する力があるものの、最後には死んでしまうということが書かれています。一方、機械には治癒力がなく、痛みや共感力がない反面、壊れても同じものを作ることができると書かれています。生き物と機械の違いを考えることから、命ある生き物の大切さや不思議さについて考えさせ、命について考えを深めていきます。(写真中) いよいよ今日から展覧会が始まりました。昨日の夕方、先生たちが体育館に集まって、展覧会の最終確認を行いました。万全を期して初日を迎えました。 2校時に、「たてわり全校制作」を行いました。たてわり班の教室に集まり、6年生が中心になって共同制作に取り組みました。細長い紙をつなぎ合わせて輪をたくさん作り、さらにそれらをつなぎ合わせて広げていきました。「アートの輪を広げていこう」という作品です。出来上がった作品は、展覧会の会場に向かう廊下に6年生が飾り付けました。児童玄関を入って北校舎に入ったところから2階の体育館入口まで、たくさんの「輪」がお客さんを迎えてくれます。一人一人の力が合わさり、すばらしい芸術作品になりました。 さらに今回の展覧会での新たな取り組みの一つとして、「職員作品」の展示があります。体育館前の渡り廊下に、教職員が作った作品の展示コーナーを設けました。「Team Teachers!」というタイトルで作品紹介の表示がついています。 夏休み中に、図工室に集まって焼き物作品に挑戦しました。最初のうちは、「何を作ろうかな〜」と考えながら粘土をこねていました。次第に形になり始めると、みんな黙々と作品づくりに集中し始め、個性あふれる様々な焼き物が出来上がりました。ご覧いただけたら幸いです。(写真下) すてきな美術館に様変わりした体育館に、ぜひご家族そろってお越しください。 12月4日の給食
シシャモの味噌マヨ焼き 五目きんぴら みぞれ汁 牛乳 一口メモ 今日の汁物の名前は、「みぞれ汁」です。みぞれというのは、雪と雨が混ざったような、シャーベット状の冷たい雨のことです。大根おろしが、空から降ってくるみぞれのように見えることから名づけられています。 実は、10月にもこの料理を給食で出しましたが、30パーセントも残って給食室に返されました。それから改良し、もう一度食べてもらいたいと思って今日の献立にしました。おいしく食べやすくなった「新みぞれ汁」です。子ども達の感想はどうだったでしょうか。 3年生 社会科見学(警察署、消防署)
消防署では、指令が入ってから消防士さんが装備を付け、消防車に乗り込むまでの一連の動きを実演していただきました。素早く正確に行動する姿に、子どもたちからは大きな驚きの声が上がりました。また、消防車に積まれている機材の説明や消防署での1日の流れについても教えていただきました。さらに、食堂や仮眠室など、消防士さんが生活する場所も見学し、24時間体制で地域を守る仕事の大変さと責任を感じることができました。 警察署では、交番の警察官だけでなく、鑑識や似顔絵捜査官、白バイ隊員などさまざまな役割の警察官が働いていることを、ビデオを通して分かりやすく教えていただきました。その後の質問コーナーでは、子どもたちが疑問に思ったことに丁寧に答えていただき、理解がさらに深まりました。また、実際に手錠や警棒に触らせてもらったほか、パトカーの運転席や白バイも見せていただき、子どもたちは目を輝かせて見学していました。 今回の見学を通して、地域の安全を支えるために多くの方が働いていることを知り、私たちの生活がたくさんの人に支えられていることを実感する貴重な時間となりました。学んだことを、今後の生活や学習にも生かしていきたいと思います。 |
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