科学クラブ出前実験授業
最初に、家庭で使うステンレス製のボールを木の棒でたたいたり、音叉をたたいたりして手で音の出ている金属に触れる経験をしました。「びりびりしている。」「震えてるのがわかった。」と子ども達は気が付いたことをつぶやいていました。1班ずつに先生が担当して活動を支援してくださっていたので、すかさず「よく気が付いたね。」「音が鳴っているものは震えているんだね。」と声をかけていただけました。 続いて、プラスチックシートの上に塩を少量まいて、音叉を近づけて反応を観察しました。音叉がプラスチックシートに近づくと、塩が踊るように飛び跳ねました。空気によって音の振動がプラスチックシートに伝わったことがよく分かりました。 さらに、音の正体に迫ります。今度は、オシロスコープによって、音を形にして見ることができると学びました。他にも、瓶の中に音の鳴る装置を閉じ込めると聞こえ方がどう変化するか、体験することもできました。班のメンバーで耳をよくすまして、実験の変化を感じとりました。 最後は、紙コップを使って、糸電話を作成しました。糸をぴんと伸ばすと話したことが相手に伝わることや、糸を指でつまむと聞こえなくなることから、音の伝わり方について子ども達はよく考えをめぐらせていました。糸を上手に交差させてつなげ、6人糸電話にもチャレンジしました!6人のうちの一人が話した言葉を、あとの5人できちんと聞き取ることができました。 様々な活動を通して、「音の正体」に迫ることができる貴重な体験になりました。 12月17日(水)
教科書で片仮名を取り上げているページは、9月の「かたかなを みつけよう」という2ページと11月の「かたかなを かこう」という2ページの計4ページだけです。指導時数も2時間ずつなので、4時間で片仮名を指導しましょうということになります。しかし、たった4時間で全ての片仮名を習得させるのには無理があります。ワークブックは、教科書の教材ごとに出てくる片仮名が順次練習できるようになっています。そのため、新しい教材に入るたびに漢字練習を行う一方で、片仮名の練習にも取り組んできました。(1年生も大変だけど、担任も大変です…) 突然ですが問題です。「を」は、片仮名でどのように書くでしょうか? 1組では、いよいよ片仮名のワークブックの最後のページに差しかかっていました。このワークブックでは、最後に「を」の片仮名が出てきます。正解は、「ヲ」です。日常的に片仮名を書いたり目にしたりするのは、たいていが外来語であり、物の名前が多いものです。あるいは漫画を見ていて「オォォ〜」とか「ギャー」などのセリフで片仮名を見かけるでしょうか。しかし、「ヲ」はなかなか使わないし見かけません。もしかしたら、多くの大人は片仮名の「ヲ」を忘れてしまっているのではないでしょうか。(写真上) また、国語の教科書は縦書きなので、片仮名の練習も縦書きで行ってきています。ワークブックの最後には、横書きの片仮名の練習も載っています。伸ばす音の「―」は、縦書きと横書きで向きが違ってきます。このように学習教材は、実によく考えられて作られているものです。 5年生は、理科の時間に「物のとけ方」という学習をしています。水の量や温度などの条件を制御しながら、物の溶け方の規則性を調べていく実験が次々とある単元です。また、しばらく理科室での学習が続くので、実験器具を正しく扱う技能を身に付けることも学習の大切なねらいとなっています。 今まで、食塩やミョウバンを使って、水に溶ける量や温度による溶け方の違いを調べてきました。今日は、1組が理科室で実験をしていました。水溶液として溶かしたものの取り出し方についての実験でした。一度水に溶かした物質は、どのようにしたら取り出すことができるでしょうか? 方法は2つあります。1つは、水溶液を冷やして、溶解度を下げることによって結晶が取り出せます。しかしこの方法は、温度による溶解度が小さい食塩の場合には結晶が出てきません。そこで、2つ目の方法として、蒸発皿に水溶液を入れて熱することで結晶を取り出すようにします。 実験の前段階として、ビーカーの底に溶け残った食塩と水溶液とを分離させる工程を行っていました。漏斗と漏斗台を用意し、ろ紙でこすという方法です。ろ紙は、水にぬらして漏斗に固定するようにします。また、ガラス棒を伝わらせて水溶液を慎重に注いでいくようにします。漏斗の下からろ過された水溶液がビーカーに入っていきます。この時、水溶液がはねないように、漏斗の先端をビーカーの壁につけておくということも重要です。(写真中) 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。平行四辺形の面積の後、三角形の面積を学習したことは、先日お伝えしました。続いて昨日と今日は、台形の面積の求め方についての学習を行いました。子ども達は、今まで習った様々な図形に置き換えて考えてきました。台形の学習も同様にしていきます。 台形を対角線で区切って2つの三角形の面積の和と考えたり、三角形と平行四辺形ととらえることもできます。また、細かく区切って長方形の面積に変えることも可能です。また、同じ大きさの台形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「平行四辺形の面積÷2」という考え方も子ども達の中から出てきました。 様々な図形に変形して台形の面積が求まったところで、次に大切なのは公式づくりです。台形の「上底」と「下底」という言葉を教え、自身が計算で求めた数字に「高さ」も含めて当てはめていきます。様々な式ができますが、どれも分かりやすく整理すると、「(上底+下底)×高さ÷2」という公式にまとめることができます。三角形の時もそうでしたが、こういうところに算数の楽しさが感じられるようであってほしいものです。(写真下) 12月17日の給食
マーボー大根 ばんさんすう 牛乳 一口メモ 今日は、練馬区産大根の一斉給食の日です。練馬区で収穫された大根をたっぷり使って、マーボー大根を作りました。 今日の大根は、練馬大根ではなく、青首大根です。総重量20kgの大根を納品してもらいました。青首大根はみずみずしくて柔らかく、生でも加熱してもおいしいのが特徴です。 根の上から下までが同じ太さなので、収穫する時に引き抜きやすい大根です。さらに病気にも強いことから、全国で育てられるようになったと言われています。 大根が成長してくると、土から上に出ている部分が伸びてきます。そこに陽が当たることで青くなります。青い部分は辛味が少ないので、サラダなどにして生で食べるのもお薦めです。 12月16日(火)
また、その隣には、シクラメンの鉢を置きました。このシクラメンは、昨年まで旭町小に勤務していた先生が一年前に購入してきてくれたものです。花弁の上部が鮮やかな濃いピンク色で、白とピンクのバイカラー咲きのシクラメンです。最近は、なかなかこのような贈答用の大鉢のシクラメンは見かけなくなりました。コンパクトサイズの「ガーデンシクラメン」が主流になり、玄関先の寄せ植えなどに使われる花として、シクラメン自体の役割が変わってきています。 ガーデンシクラメンは、小さくても寒さにはとても強い品種です。しかし、春に花が終わると片付けられてしまい、一年草扱いのようになります。シクラメンは球根植物です。春に花が終わっても、日陰でうまく育てると夏を越し、また秋から葉を茂らせて花芽をつけます。・・・ということで、この大鉢のシクラメンは、春から中庭の日陰で大切に管理してきました。11月から日当たりのよい室内に取り込み、花が咲くまでになりました。シクラメンは、「葉組み」と呼ばれる作業を何度もしながら、花茎を中心に集めたり葉の付け根に光が当たるように管理する必要があります。そこまで手間暇をかけることができませんでしたが、2年目もまたきれいな花を見ることができて幸せです。そして、この花を買ってきてくれた先生のことを改めて思い返すことができました。(写真上) 2年生は、算数の時間に「九九を つくろう」という学習をしています。10月から始まった一連のかけ算の学習も、ようやく終わりに近づいてきました。この単元の最後にあるのは、九九を総合的に活用して解く問題です。 「今日のふかい学び」というページになっていて、問題解決型の授業展開ができる課題が提示されています。箱の中のチョコレートの数を、いろいろな求め方で考えさせる問題です。チョコレートの箱は、縦5列で横6列に区切られていますが、全部にチョコレートが入っているわけではありません。右上の2×3列にはチョコレートが入っていない図になっています。いろいろな考え方ができる問題です。さあ、子ども達はどのように答えを求めようとしたでしょうか。(写真中) 一つ言えるのは、「1,2,3,4…」と1つずつ数えていくのではなく、計算で求めようとすることが大切であるということです。かけ算九九を習ったのですから、例えばビルのガラス窓の数を1枚ずつ数えるようではいけないのです。縦と横の数が分かれば、九九を使ってすぐに答えが求まります。算数は、日常生活の中で使えることが本来の学習の目的であると考えなければなりません。 2校時に、3年1組で教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みで、教育アドバイザーとして前校長の道山先生にお越しいただきました。体育の「高跳び」の授業を体育館で行い、指導・助言をしていただきました。 高跳びの場つくりでは、バーの代わりにゴム紐を使い、3年生でも抵抗なく飛べるように工夫していました。また、5歩や3歩の短い助走で踏み切ることや、リズミカルな助走を心がけて練習させていました。(写真下) うれしいことに、校内からたくさんの先生方が授業を見に来てくれていました。若い先生方をみんなで育てていこうという、旭町小の温かな雰囲気は、管理職としてこのうえない喜びです。 たてわり班給食
さらに今回は、4月からのたてわり班活動を振り返る活動も行いました。遊びや清掃、全校遠足などをリードしてくれてきた6年生に感謝の気持ちを伝え、3学期から5年生に引き継ぐ準備をするための会でもありました。6年生は、小さい子の面倒を見ながら本当によく頑張ってくれました。5年生もその姿を見てきているので、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、高学年として頼りになる存在に成長していくことと思います。 旭町小のたてわり班はこのようにして引き継がれてきています。 体育朝会(マラソン)
始まる前は、走るのを心待ちにしている様子が見られました。今日は説明もあったため2分しか走りませんでしたが、明日からは3分30秒走り続けます。子ども達からは、「もっと走りたい!」「まだ走り足りない!」という声も聞こえてきました。みんなが真剣に前を見て走る姿はとても立派でした。 明日からのマラソン週間では、ビンゴカードも活用しながら中休みにマラソンに取り組みます。どこまでレベルアップするのか、とても楽しみです。 12月16日の給食
しらたきチャプチェ 牛乳 一口メモ ビビンバは、隣りの国である韓国の料理の一つです。「ビビン」は「混ぜる」、「バ」は「ご飯」という意味です。 具材には決まりはなく、野菜や肉をご飯とよく混ぜながら食べます。今日は、混ぜご飯の上に野菜をのせて盛り付けるようにしました。 今日は、2学期のたてわり班給食の日です。みんなで楽しく会食ができるようにしていきます。 12月15日(月) その2
1問目は、オスとメスのライオンがいる絵の問題で、「おすと めすをあわせると、らいおんは みんなでなんとうに なりますか。」と書いてあります。「みんなで」という言葉に着目し、「これはたし算だ!」と気がつくことが大切です。さらに、たてがみがあるのがオスのライオンで、たてがみがないのがメスのライオンであることや、絵からきちんと数えることも問題を解く力として必要です。そしてもちろん、繰り上がりのあるたし算がきちんとできなければなりません。 2問目は、「いけから3わでると、いけにいる あひるは なんわに なりますか。」という問題です。池の中に8羽のアヒルがいて、陸に3羽上がっている絵が描いてあります。「11−3=8(羽)」という立式と答えを求めています。しかし、子ども達の中には「8+3=11」や「8−3=5」など、様々な間違いが見られるものです。 問題文から、たし算なのかひき算の問題なのかを判断するのは、子どもにとってはとても難しい思考です。計算カードはすぐに答えが出るという子も、こういう文章題ができて算数の理解が本当に深まったということになります。どの学年でも、算数の文章題は一番の難関です。そして、先生にとって指導の仕方が難しいのも文章題です。(写真上) 今朝の全校朝会で書き初めについての話をしたところ、ちょうど5年1組と3年2組が今日から練習を始めていました。5年生は「新しい風」、3年生は「友だち」の文字に挑戦します。(4年生は「明るい心」、6年生は「将来の夢」です) 今日は、書き初めに書く文字の練習を、いつもの習字半紙を使って行いました。3年生の教室では、「友」と「だち」に分け、それぞれの練習用の紙が用意されていました。何度か練習用の紙になぞり書きをした後、半紙に試し書きをしながら練習をしました。 3年生は、今年度から毛筆を始めたばかりです。そして、今まで学校で毛筆の書写を行ったのは、1か月に1回程度でした。それでありながら、もう書き初めに取り組むことになります。まずは、冬休みに入る前までに、各クラスでしっかり練習に向かわせていくようにします。(写真中) 6年生は、音楽の時間に「演奏による表現の違いを聴き取ろう」という鑑賞教材の学習をしています。6年生は、2週間前に連合音楽鑑賞教室に行ったばかりです。オーケストラの生の響きについては、身をもって体験してきました。また、指揮者の振るタクトや表情、息づかいで音楽が生き生きとつくり出されていく様を見てきました。 今日は、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第一楽章冒頭部分の聞き比べを通して、指揮者によってどのように表現が違うのかを感じ取っていきました。比べていたのは、カラヤン/ベルリン・フィルとバーンスタイン/ウィーン・フィルの演奏でした。どちらも世界のトップクラスのオーケストラであり、20世紀を代表する名指揮者です。豪華で流麗な演奏のカラヤンを好む人もいれば、音楽の神髄に全霊を込めた足取りのバーンスタインの演奏を好むという人もいるでしょう。6年生なりに演奏の違いにしっかり聞き入っていたようです。(写真下) ところで・・・私が大学生の頃、この2人の指揮者の演奏会に行くことができました。カラヤンは1989年に亡くなり、バーンスタインはその翌年に亡くなっています。2人の最晩年の演奏を生で聴くことができたのは、今でも自身の自慢の一つです。 運命の冒頭の聴き比べなら、もっといろいろな演奏があります。YouTubeには、世界の様々な演奏を集めた聴き比べ動画があるのでお勧めです。カラヤンやバーンスタインのような演奏は、現在ではあまり行われていません。20世紀の終わりに、いわゆる「ベーレンライタ版」の楽譜が刊行されました。その後、ほとんどの指揮者がそれに基づいた演奏を行うようになりました。アクセントのつけ方やテンポ設定など、当時の楽器の演奏法(ピリオド奏法)を考えた演奏解釈が主流になってきました。サイモン・ラトルやパーヴォ・ヤルヴィ、ジャナンドア・ノセダの演奏を聴いたら、先の2大巨匠の演奏がどれだけ前時代的なものかが分かるでしょう。 12月15日の給食
マカロニグラタン キャベツとレンズ豆のスープ 牛乳 一口メモ レンズ豆は、とても小さな豆です。オレンジ色で、平らな形をしています。 今日は、スープに入れました。片側がぷっくりと膨らんでいて、まるでメガネなどのレンズのようです。 レンズ豆は、食物繊維が多く、お腹の調子を整える働きがあります。他にも、ビタミンや鉄分など、様々な栄養を含む食品です。 12月15日(月) その1
・・・2学期の学校生活も、今週の5日間と来週の4日間、合わせて9日間で終了になります。どの学年も、2学期に学習した内容の復習問題に取り組んだり、学期末のテストに取り組んだりする様子が見られるようになってきました。 一方でこの時期は、学習のまとめと同時に、大切な練習が始まる頃でもあります。書き初めの練習です。1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めを行います。書き初めは、昔から日本のお正月の伝統行事として行われてきました。また、書き初めは、文字がきれいに書けるようになることを願って行われていたという説があります。そして、一年の目標や意気込みなどを、仕事始めとなる1月2日に書くことで、その年の仕事や学業が上手くいくとも言われてきました。 学校では、まず冬休みに入る前に、各クラスでしっかりと練習を行います。文字の中心をそろえたり、漢字とひらがなの大きさのバランスに気をつけたりと、学年ごとに注意するポイントがあります。まずは、どんなところに気をつけて書いたらよいかという先生からの説明をよく聞いて、気持ちを落ち着けて練習をするところから始めるようにしましょう。さらに冬休み中も、家で繰り返し練習をするようにしてください。書き初めは、冬休みの宿題として毎年出されています。新聞紙に書いたり、書き初め用の半紙を買ってきて書いたりするなど、十分に練習してから清書をするようにしましょう。 冬休みが明けて3学期に入ると、また全校ですぐに書き初めを行います。そして、そこで書いた作品を校内書き初め展として展示します。また、各学級から代表児童を選び、練馬区全体の書き初め展にも出品することになります。書き初めは、何度も練習をするうちにきっと上手に書けるようになってきます。 次に、書き初めが上達するためのコツについて、2つのことをお話しします。1つ目のコツは、「お手本をしっかり見る」ということです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う時には必ず左側にお手本を置き、筆を置く位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。一つの漢字を書くとしたら、その一文字を書くために、漢字の画数分お手本を見ることが必要になります。つまり、漢字の一画目を書くためにお手本を見て確認する…一画目が書けたら二画目を書くためにお手本を確認する…というように繰り返しお手本を見てから書いていくのです。書き初めを上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ていねいにゆっくりと書き進めていきます。 書き初めが上達するためのコツの2つ目は、1枚書き終わったら、自分が書いた書き初めとお手本とをよく比べてみるということです。そうすることによって、「ここをもう少し長くした方がいいな」とか、「この文字をもっと大きく書いた方がいいな」ということに気がつきます。次にどこに気をつけて書けばよいかという目標が見えてくるというわけです。これらの2つのコツを参考にして、自分の納得のいく文字がしっかり書けるようにがんばりましょう。・・・(写真上・中) 続いて、健やかカレンダーに応募し、入選した子ども達への表彰を行いました。健やかカレンダーは、毎年練馬区が全小中学校に原画を募集しています。本校からもたくさんの子ども達が応募していました。(写真下) しょう油博士の出前授業(3年生)
授業ではまず、しょう油を温めたときに広がる香りを体験しました。子どもたちは、しょう油の甘い香りの中にバニラの香りが含まれていることを知り、「えっ、そうだったの?」と驚いた表情を見せていました。 続いて、しょう油づくりに欠かせない、小麦・大豆・塩・麹菌の4つの材料が、どのような工程を経てしょう油へと変わっていくのかを分かりやすく教えていただきました。実際に色や香りを確かめたり、味の違いを感じたりしながら、五感を使って学ぶ体験に、子どもたちは興味津々でした。 また、出来立てのしょう油の美しい赤色を見せていただいたり、3種類のしょう油を味わって比べたりする活動もあり、「だんだん色が濃くなってる!」「この味が好き!」」など、気付きを楽しむ声がたくさん聞こえました。 今回の出前授業を通して、子どもたちは大豆の新たな一面や、しょう油づくりに込められた工夫と技術に触れることができました。今後の総合的な学習でも、今回の学びを生かしてさらに大豆についての理解を深めていきます。 6年生「調理実習」
これまで学んできた栄養バランスや調理の手順、安全な包丁の使い方などを踏まえて、 自分たちでメニューを考えるところからスタートしました。「食べごたえのあるものにしたい」「彩りも大切にしたい」など、班ごとに意見を出し合い、相談しながら献立を決めていく姿が見られました。 実習当日は、材料を切る係、火加減を見る係、味付けを調整する係など、自然と役割分担が生まれ、声をかけ合いながら調理を進めることができました。最初は少し緊張していた子ども達も、協力しながら調理が進むにつれて表情が和らぎ、「いい香りがしてきた!」「こっち手伝うよ!」と、班全体で一つの料理を作り上げる楽しさを味わっていました。 完成した料理は、どの班も彩りよく、おいしそうに仕上がりました。食べるときには「家でも作ってみたい」「次は別の味付けに挑戦したい」といった感想も聞かれ、学びが次につながる実習となりました。また、調理後の片付けでは、 道具の洗浄や後片付けまで責任をもって取り組む姿が見られました。 最後まで丁寧に作業を行い、学習で身に付けた「協力」と「責任」を実践するよい機会となりました。 歯の絵本の読み聞かせ
数人ずつのグループに分かれて、それぞれが担当するクラスに行きました。委員会の時間に絵本を選び、役割分担をして読む練習をしました。当日は緊張した様子でしたが、1・2年生がよく聞いてくれて、とてもうれしそうでした。 12月12日(金)
教科書には、世界の昔話として「おかゆのおなべ」という話が載っています。グリム童話にある昔話の一つです。食べ物に困っていた女の子が、森の中で不思議なお鍋をもらいます。「おなべよ 煮えろ」と言うと、おかゆが出てきます。そして、「おなべよ 止まれ」と言うまでおかゆが出続けます。ある日、お母さんが「おなべよ 煮えろ」と言っておかゆを出したものの、それを止める呪文を知らず、おなべからおかゆが町中にあふれ出していく・・・という話です。使い方を知らない物を勝手に使い、とんでもない事に発展するというストーリーは、ディズニーの「ファンタジア」に出てくる「魔法使いの弟子」に似ています。 1組では、このお話を読んで、おもしろいなと思ったところを友達と紹介し合っていました。また、教科書には外国の昔話として、「長ぐつをはいたねこ」やイソップ童話の「北風と太陽」、「ライオンとネズミ」、イギリスの童話である「ジャックと豆の木」の本などが紹介されています。(写真上) 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。図形を分解したり合成したりする具体的な操作を通して、平行四辺形や三角形、台形、ひし形の面積の求め方を考えていきます。さらにそれらの公式をつくるとともに、その公式を使って面積を求めることができるようにすることをねらいとしています。単元の初めには、平行四辺形の面積の求め方について学習しました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えるなどして、「底辺×高さ」の公式を導き出しました。 さらに今日は、三角形の面積の求め方について考えていました。算数の学習で基本となるのは、「既習事項を使って新しい学習を解決する」ということです。ここまで、正方形や長方形、平行四辺形の面積の公式を学習してきました。ということは、三角形の面積をこのいずれかの図形に変形できれば、公式を生み出すことができるということになります。 合同な三角形を2つ合わせると、長方形や平行四辺形になります。逆に、長方形や平行四辺形の半分が三角形の面積であるとも言えます。そこから「底辺×高さ÷2」という公式を導き出していきます。・・・こういうところに算数のおもしろさが感じられるようになったらしめたものです。(写真中) 3年生に、しょう油博士の出前教室がありました。家庭科室で、各クラス1時間ずつ指導を受けました。日本醤油協会から、しょう油もの知り博士に来ていただき、子ども達に分かりやすく授業をしてもらいました。(元某大手しょう油メーカーに勤務されていた方のようでした。) 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文の学習をしたばかりです。また、総合の学習の時間では、大豆についての調べ学習にも取り組んでいます。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強する機会として、毎年この出前授業をお願いしています。 授業では、しょう油の「香り」と「作り方」、そして「色」について詳しく教えてもらいました。まず、しょう油の香りを子ども達に嗅がせてもらいました。アルミホイルを敷いたホットプレートにしょう油をたらして熱すると、しょう油のとてもいい香りが漂ってきました。お団子屋さんや焼きおにぎりのおいしい香りそのものです。驚くべきことに、しょう油には香りの成分が300種類も含まれているそうです。バニラの香りやバラのにおいなど、様々な香り成分が混ざっていることが分かりました。 しょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そこに麹菌を混ぜて発酵させて作ります。大豆に含まれているたんぱく質がしょう油の「味」になり、小麦のでんぷんが「香り」になるそうです。次に、原料を混ぜたばかりのもろみと、数週間経ったもの、さらに半年以上発酵させたものを比較しながら、香りをかがせてもらいました。熟成させたもろみは、まさにしょう油の香りがしました。 最後に、「出来上がったもろみ」と「もろみを絞ったもの(生しょう油)」、「売られているしょう油」の3つの味比べをさせてもらいました。売られているしょう油は、火入れをして発酵を止めたものです。さらに雑味がないので、キリッとした感じがしました。(よくある普通のしょう油ですが)逆にまだもろみの状態のものは、ほんのちょっと味わっただけですが、とてもおいしく感じられました。 しょう油と言えば・・・私の家の近くに、昔からの醤油蔵があります。5年ほど前に「金笛醤油パーク」としてリニューアルオープンしています。ちょくちょくとテレビに取り上げられていることもあり、今ではちょっとした観光名所になりました。このような田舎(埼玉県川島町)によくこんなに車が来るなと思うくらい、土日はたくさんの人が来ています。しょう油の旨味を生かしたソフトクリームやバウムクーヘンが人気です。 12月12日の給食
もやしの中華スープ りんご 牛乳 一口メモ りんごは、冬に旬を迎える果物です。外国のことわざで、「1日1個のりんごは医者いらず」と言われるほど、りんごを食べると体に良い効果がたくさんあります。お腹の調子を良くする食物繊維や、疲れを回復させる働きのあるリンゴ酸やクエン酸など、たくさん体に良い栄養素が詰まっています。 人類が食べた果物で、最も古いのはりんごであると言われています。また、日本でりんごの栽培が始まったりは、およそ150年前の明治時代だそうです。 12月11日(木)
5年生の社会科には、「情報を伝える人々とわたしたち」という単元があります。ちょうどこれから学習する内容で、放送局や新聞社などの産業が、国民生活に大きな影響を及ぼしていることを学んでいきます。その事前学習となる社会科見学として、充実した見学・体験ができました。 本校の5年生は2クラスあるので、いろいろな体験を30分ずつ入れ替えながらプログラムが組まれていました。まず、最初の1時間は、制作体験と映像学習ゾーンを体験しました。制作体験は、タブレットを使って映像をコマ撮りし、それを連続再生することで動画を制作しました。先日開催した展覧会では、「コマコマアニメーション」という6年生の共同制作がありました。原理は全く同じです。班ごとにタブレットの他に恐竜やアヒルの人形が渡され、自由にアニメーションを作っていきました。アニメーションしやすいように、前に撮った写真の残像が残るアプリが使われていて、子ども達は夢中になって取り組んでいました。 映像学習ゾーンでは、ドライブシーンを実写合成する体験や、移動カメラを使う体験、アニメ動画にアフレコを入れる体験などがありました。どれも自由に取り組んで楽しめる体験ばかりで、子ども達に人気のコーナーでした。(写真上) 次の1時間は、隣りの建物にある「くらしプラザ」に行きました。「くらっしーシアター」では、映像を見たりクイズに参加したりして、暮らしの身近なライフスタイルについて考えました。一方、「くらっしースクール」という参加体験ゾーンは、金銭教育や悪質商法被害防止について楽しく参加しながら学べる場所になっています。ここも子ども達に大人気の場所でした。 「ピンポーン!きみならどうする?」は、訪問販売員による悪質商法を体験できるブースです。玄関にやって来る販売員が、あの手この手で勧誘してくる手口を体験することができます。無料で学力テストをさせるところから始まり、高額な学習教材を売りつけてくる販売員は、とても優しそうな女性です。(等身大の映像で出てくる)ズルズル対応しているうちに、次第に険しい表情で迫ってくるようになり、最後は3年分の教材費を強引に請求してくるところで終わります。ぜひ、一度体験してみてください。屋根の修繕と、水道の浄化装置の販売パターンもあります。 次の1時間は、映像編集体験と空飛ぶじゅうたん、企画展の見学を順に行いました。映像編集体験では、パソコンを使って動画を組み合わせ、簡単な番組を制作する内容になっていました。動画素材の順番や組み合わせを変えるだけで、同じペンギンの動画でも、様々な思いを込められるということが分かりました。(写真中) 空飛ぶじゅうたんでは、本物の映像のようなリアルな合成映像体験が楽しめました。緑色の背景を使ったクロマキー合成の技術を体験するコーナーで、恐竜に襲われながら空を飛ぶシーンを撮影することができました。 昼食の後、映像図書館での公開ライブラリーの視聴と、スタジオ収録体験を行いました。スタジオ収録体験は、このスキップシティにおけるもっとも価値のある体験です。テレビ局のような本格的なスタジオを使い、たくさんのスタッフの指導の下で、ニュース番組の収録体験ができます。アナウンサーやカメラマン、ディレクターなど、様々な役割をあらかじめ決めておき、短いニュース番組を自分たちの手で制作しました。リハーサルの後の本番では、キャスター役の子たちが緊張しながらも、ちゃんとカメラ目線でニュースを伝えていました。(写真下) この日の空飛ぶじゅうたんやスタジオ収録体験のニュース映像は、DVDにしてもらい、持ち帰ってきました。もちろん、明日以降、各クラスでその出来栄えを鑑賞するはずです。さらに、3学期の保護者会の時には、皆様にご覧いただけるのではないかと思います。 社会科見学 SKIPシティ 5年生
「くらしプラザ」では、消費生活をテーマにしたゲームやすごろくなどの体験学習をしました。お金の使い方や、詐欺被害への対策を楽しく学ぶことができました(写真1枚目)。 「映像ミュージアム」では、映像制作のひみつが分かる様々なコーナーを回りました。 「空飛ぶジュウタン」では、グリーンバックを使ったクロマキー合成の面白さを味わうことができました。ジュウタンに乗って恐竜の世界を旅する映像づくりを楽しみました(写真2枚目)。 「スタジオ収録体験」では、ニュース番組の収録体験をしました。キャスター、カメラマン、ディレクター、音響など、どれも重要な役割ばかり。一発勝負の本番の緊張感を味わいながらも、それぞれがしっかり役割を果たして、短いニュース番組が完成しました(写真3)。 身近なニュース番組の裏側では、多くの人が協力して番組制作に携わっていることが実感できました。今回の社会科見学ならではの学びを生かして、情報の学習を進めていきたいと思います。 12月11日の給食
ぶりのてりやき ごはん ちゅうかふうスープ 牛乳 一口メモ ひきいなりは、福島県の郷土料理です。「ひきな」とは福島県の方言で「細かく切った野菜」の意味で、特に大根を指す言葉なのだそうです。それを炒め煮にした料理が「ひきいなり」です。砂糖としょうゆで甘じょっぱい親しみやすい味です。 今日のひきいなりに使った、およそ30キログラムの大根は、4年生が学校の校庭で昨日収穫したものです。お世話をしてくれた4年生や先生・主事さん方に感謝して、味わって食べましょう! 大根の収穫(4年生)
先日の出前授業で学習した大根の引き抜き方を思い出して取り組みました。膝を曲げ、脚の力を使って真っ直ぐ引っこ抜くことを意識しました。 しかし、成長した大根は力一杯引っ張ってもなかなか抜けませんでした。友達と協力してやっとの思いで全員が引っこ抜くことができました。大きく成長した大根の姿を見たとき、子ども達は満面の笑みを浮かべていました。 収穫した大根は、明日の給食の食材になります。今から楽しみです。 たてわり班遊び
先日の展覧会では、たてわり班で作品を作る活動も行っているので、子供同士のつながりもますます深まってきています。今回校庭で遊んだ班は10班でしたが、天気もよく暖かい日差しの中で、あちらこちらから楽しそうな歓声が聞こえてきました。 遊びの内容としては、「ドッジボール」「どんチケタ」「たんぼのた」「バナナ鬼ごっこ」「巨大○×ゲーム」「ドロケイ」などで、逃げる子も追いかける子も必死になって走り回っていました。また、体育館では、「ドッジボール」で盛り上がっていて、高学年の児童が小さい子に気を遣いながらボールを投げる姿も見られ、微笑ましい場面がたくさんありました。 |
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